JP4465759B2 - ヒューズ抵抗器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器の電子回路において、過電流による発熱等から回路を保護するために用いられるヒューズ抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒューズ抵抗器およびその製造方法としては、特開平2−43701号公報に記載された、基板の上面に抵抗体と上面電極とを備え、前記抵抗体にトリミングによって負荷集中部を形成し、この負荷集中部を溶融材により被覆したものが知られている。
【0003】
以下、従来のヒューズ抵抗器およびその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図11(a)は従来のヒューズ抵抗器の上面を透視した図、図11(b)は同A−A断面図である。
【0005】
図11において、1はアルミナ等からなる絶縁性の基板である。2は基板1の上面に設けられたパラジウム等からなる活性化層である。3は活性化層2の上面に無電解めっきにより設けられたニッケル−ボロン、ニッケル−リン等からなる抵抗体である。4は抵抗体3の端部に抵抗体3と電気的に接続するように設けられた銀等からなる一対の上面電極である。5は抵抗体3をダブルリバースカットにトリミングして形成された一対の第1のトリミング溝であり、この一対の第1のトリミング溝5間を負荷集中部6とするものである。7は抵抗値を調整するために抵抗体3をレーザトリミングにより切削して設けられた第2のトリミング溝である。8は少なくとも負荷集中部6を覆うように基板1の上面に設けられたガラスを含む塗料、あるいは炭化しない樹脂等よりなる溶融材である。9は少なくとも負荷集中部6、第2のトリミング溝7を覆うように基板1の上面に設けられた保護膜である。10は基板1の側面に上面電極4に電気的に接続するように設けられた銀等からなる端面電極である。11は端面電極10を覆うように設けられたはんだめっき層である。
【0006】
以上のように構成された従来のヒューズ抵抗器について、以下にその製造方法を説明する。
【0007】
図12、図13は、従来のヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0008】
なお、図12及び図13(a)(b)は上面図、図13(c)(d)は斜視図となっている。
【0009】
まず、図12(a)に示すように、縦横に分割溝21を形成したシート状の基板22の上面に、パラジウムを主成分とした活性化ペーストを印刷し、500℃〜620℃で焼成して活性化層2を形成する。なお、活性化層2は分割溝21の横溝を跨がり、縦溝を跨がらないようにする。
【0010】
また、分割溝21に囲まれた領域が1つのヒューズ抵抗器となる。
【0011】
次に、図12(b)に示すように、活性化層2の上面に、ニッケル−リン等の無電解めっきを施して、抵抗体3を形成する。
【0012】
次に、図12(c)に示すように、分割溝21上の抵抗体3の上面に、銀−樹脂ペーストを印刷・乾燥して上面電極4を形成する。このとき、上面電極4は分割溝21の横溝を跨がり、且つ1つのヒューズ抵抗器となる領域において抵抗体3の上面の両端部に位置し、且つ連続しないように設ける。
【0013】
次に、図12(d)に示すように、抵抗体3をレーザトリミングでダブルリバースカットし、第1のトリミング溝5を形成して、抵抗体3において第1のトリミング溝5間に電流の負荷集中部6を形成する。さらに、所望の抵抗値を得るため、レーザトリミングで第2のトリミング溝7を形成し、抵抗値を調整する。
【0014】
次に、図13(a)に示すように、少なくとも負荷集中部6を覆うように抵抗体3の上面にガラス粉末を含む塗料を印刷・乾燥し、溶融材8を形成する。
【0015】
次に、図13(b)に示すように、少なくとも溶融材8と第2のトリミング溝7とを覆うように抵抗体3の上面に耐熱エポキシ樹脂を塗布し、150〜200℃で乾燥して保護膜9を形成する。
【0016】
次に、図13(c)に示すように、前工程で得られたシート状の基板22を分割溝21の横溝で分割し、短冊状基板23を得る。この後、分割した短冊状基板23の端面に、上面電極4と電気的に接続するように、銀−樹脂ペーストを塗布・乾燥して端面電極10を形成する。
【0017】
最後に、図13(d)に示すように、短冊状基板23を分割溝21の縦溝で分割して個片状のヒューズ抵抗器24にし、少なくとも端面電極10を覆うように個片状のヒューズ抵抗器24の端面にニッケルめっき層およびはんだめっき層からなるめっき層11を形成して従来のヒューズ抵抗器を製造していた。
【0018】
以上のように構成、製造された従来のヒューズ抵抗器について、以下にその動作を説明する。
【0019】
ヒューズ抵抗器を、各種電子部品が実装されるプリント基板に各種電子部品と直結するように実装して電流を流す。ヒューズ抵抗器に過電流が印加された場合、この過電流等の影響を受けて抵抗体3に形成された負荷集中部6が、過負荷により発熱する。このとき、負荷集中部6における抵抗体3および負荷集中部6を覆う溶融材8が加熱され、それぞれの融点以上の温度になると負荷集中部6における抵抗体3が溶断するとともに、負荷集中部6における抵抗体3の溶断箇所に溶融した溶融材8が流入することによって、溶断した負荷集中部6における抵抗体3が再度電気的に接続することがなくなり、ヒューズ抵抗器に電流が流れなくなる。この結果、ヒューズ抵抗器に直結された各種電子部品および回路を過電流による発熱等から保護していた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のヒューズ抵抗器は、負荷集中部6が寸法や形成位置のばらつきやすいトリミング溝によって形成されているため、負荷集中部6の寸法はばらつきやすく、これにより、負荷集中部6での発熱にばらつきが生じる。従って、過電流印加時に溶断するまでの時間、つまり溶断特性のばらつきが大きくなってしまうという課題を有していた。
【0021】
すなわち、溶断特性のばらつきが大きくなると、所定の時間でヒューズ抵抗器が溶断せず、これにより、過電流による発熱等から各種電子部品および回路を保護できなくなったり、過電流でない電流でヒューズ抵抗器が溶断して各種電子部品および回路に電流が流れなくなるという不具合が発生する。
【0022】
本発明は、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器を提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、基板上に設けられた抵抗体と、前記抵抗体の両端部に隣接して前記抵抗体と電気的に接続するように設けられた上面電極と、前記抵抗体の側辺に始端を有する抵抗値修正用の2つのトリミング溝と、前記抵抗体の対向する側辺にそれぞれ設けられた2つの欠除部と、前記抵抗体における前記2つの欠除部間において前記抵抗体の略中央部に形成された負荷集中部とを備え、前記負荷集中部における前記2つの欠除部間の寸法を、前記2つのトリミング溝の始端を有していない前記抵抗体の他の側辺からみて前記他の側辺と前記2つのトリミング溝との最短寸法より小さくし、かつ前記欠除部と2つのトリミング溝との最短寸法、及び前記欠除部と上面電極間の寸法より小さくするとともに、前記2つのトリミング溝を前記負荷集中部を挟むように形成し、前記2つのトリミング溝の始端をそれぞれ対向する抵抗体の側辺に設け、前記抵抗体を前記負荷集中部に対して略点対称に形成したもので、この構成によれば、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、基板上に設けられた抵抗体と、前記抵抗体の両端部に隣接して前記抵抗体と電気的に接続するように設けられた上面電極と、前記抵抗体の側辺に始端を有する抵抗値修正用の2つのトリミング溝と、前記抵抗体の対向する側辺にそれぞれ設けられた2つの欠除部と、前記抵抗体における前記2つの欠除部間において前記抵抗体の略中央部に形成された負荷集中部とを備え、前記負荷集中部における前記2つの欠除部間の寸法を、前記2つのトリミング溝の始端を有していない前記抵抗体の他の側辺からみて前記他の側辺と前記2つのトリミング溝との最短寸法より小さくし、かつ前記欠除部と2つのトリミング溝との最短寸法、及び前記欠除部と上面電極間の寸法より小さくするとともに、前記2つのトリミング溝を前記負荷集中部を挟むように形成し、前記2つのトリミング溝の始端をそれぞれ対向する抵抗体の側辺に設け、前記抵抗体を前記負荷集中部に対して略点対称に形成したもので、この構成によれば、トリミング溝とトリミング溝の始端を有していない抵抗体の他の側辺間、欠除部とトリミング溝間や欠除部と上面電極間に電流が集中して発熱することを防止でき、また抵抗体における熱分布を略均等にできるため、負荷集中部に集中する電流が一定になり、これにより、負荷集中部における発熱を一定にできるため、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られるという作用を有するものである。
【0025】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1(a)は本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器の上面を透視した図、図1(b)は同ヒューズ抵抗器のB−B断面図である。
【0027】
図1において、31はガラスアルミナ、アルミナ、ガラス、窒化アルミナ等のいずれかからなる絶縁性の基板である。32は基板31の上面に設けられたパラジウム等からなる矩形状の活性化層である。なお、活性化層32は抵抗体33をめっきによって設ける場合、めっきの下地として必要であり、抵抗体33をめっき以外の方法で設ける場合は必要ない。33は基板31上の活性化層32を覆うように設けられたニッケル−リン、ニッケル−ボロン、ニッケル−リン−ボロン、ニッケル−リン−タングステン、ニッケル−リン−鉄、ニッケル−クロム、ニッケル−銅、ニッケル−銅−リン等の金属からなる抵抗体である。このとき、抵抗体33の形状は、活性化層32の形状と略同一である。34a,34bは抵抗体33の略中央部の側辺に、対向する辺をずらして設けられた相対向する略長方形の2つの欠除部である。34は2つの相対向する略長方形の欠除部34a,34bの間に設けられた抵抗体33における負荷集中部である。
【0028】
このように、負荷集中部34が抵抗体33の略中央部に設けられているため、抵抗体33における熱分布を略均等にでき、これにより、負荷集中部34における発熱を略一定にできるため、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られる。
【0029】
35a,35bは抵抗体33の抵抗値を調整するために負荷集中部34を挟むようにレーザ等で設けられた2つのトリミング溝である。さらに、このトリミング溝35a,35bの始端はそれぞれ抵抗体33の対向する側辺に設けられる。
【0030】
このように、2つのトリミング溝35a,35bを負荷集中部34を挟むように設けたため、トリミング溝35a,35bを負荷集中部34に対して片側に設けるより、抵抗体33における熱分布を均等にできるため、負荷集中部34における発熱をほぼ一定にでき、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られる。さらに、負荷集中部34を抵抗体33の略中央部に設け且つ2つのトリミング溝35a,35bを負荷集中部34を挟むように設ければ、抵抗体33を負荷集中部34に対して略線対称に形成できるため、抵抗体33における熱分布をさらに均等にでき、この結果、負荷集中部34における発熱をさらに一定にできるため、溶断特性のばらつきがより小さいヒューズ抵抗器が得られる。
【0031】
また、トリミング溝35a,35bの始端をそれぞれ抵抗体33の対向する側辺に設けたため、抵抗体33を負荷集中部34に対して略点対称に形成でき、これにより、抵抗体33における熱分布をさらに均等にできるため、負荷集中部34における発熱をさらに一定にでき、この結果、溶断特性のばらつきが非常に小さいヒューズ抵抗器が得られる。
【0032】
なお、図1ではトリミング溝35a,35bが直線状になっているが、図2に示すようなL字状、または、J字状、U字状としてもよい。これにより、トリミング溝35a,35bの曲部付近35cやトリミング溝先端付近35dに電流が集中して発熱することを防止できるため、負荷集中部34に集中する電流を一定にでき、これにより、負荷集中部34における発熱を一定にできるため、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られる。36は抵抗体33の両端部に隣接して抵抗体33と電気的に接続するように設けられた銅、ニッケル等の金属からなる一対の上面電極である。この上面電極36は、欠除部34a,34bを除いた略矩形状の抵抗体33の4辺のうち、トリミング溝35a,35bの始端が設けられている側辺とは別の2辺と接続している。
【0033】
また、負荷集中部34における欠除部34a,34b間の寸法Cとしては、トリミング溝35a,35bの始端を有していない抵抗体33の他の側辺からみてこの他の側辺とトリミング溝35a,35bとの最短寸法Dより小さいこと、欠除部34a,34bとトリミング溝35a,35bとの最短寸法Eより小さいこと、欠除部34a,34bと上面電極36間の寸法Fより小さいことが許容できる範囲である。
【0034】
すなわち、図3に示すように寸法D、寸法Eが寸法Cよりも小さい場合、電流は幅が狭い部分を流れる程、発熱が大きくなるため、トリミング溝35a,35bの始端を有していない抵抗体33の他の側辺からみた、この他の側辺とトリミング溝35a,35b間(d部)や、欠除部34a,34bとトリミング溝35a,35b間に電流が集中して発熱し、これにより、負荷集中部34における発熱を一定にできないため、溶断特性がばらついてしまう。
【0035】
もちろん、寸法Fが寸法Cよりも小さい場合も同様に、欠除部34a,34bと上面電極36間に電流が集中して発熱するため、溶断特性がばらついてしまう。
【0036】
なお、図3には図1、図2と同じ符号を付けた。
【0037】
37は少なくとも負荷集中部34を覆うように設けられた鉛ガラスペーストまたは炭化しない樹脂等からなる低融点物質層である。38は少なくとも抵抗体33と低融点物質層37とを覆うように設けられたエポキシ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂等の樹脂からなる保護膜である。39は基板31の端面に少なくとも上面電極36と電気的に接続するように設けられた端面電極である。40は端面電極39と上面電極36の一部とを覆うように設けられたニッケルめっき層である。41はニッケルめっき層40を覆うように設けられたはんだめっき層である。
【0038】
以上のように構成された本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器について、以下にその製造方法について説明する。
【0039】
図4〜図6は本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図である。なお、図4、図5(a)(b)は上面図、図5(c)(d)、図6は斜視図になっている。
【0040】
まず、図4(a)に示すように、ガラスアルミナ、アルミナ、ガラス、窒化アルミナ等のいずれかからなるシート状の基板51の上面に、個片に分割するための縦横の分割溝52を金型等により形成する。さらに、分割溝52を形成したシート状の基板51の上面に、パラジウム等からなる有機物バインダ、ガラスバインダ等のペーストを印刷後、約500℃で焼成して活性化層32を形成する。なお、活性化層32は、対向する辺をずらして設けられた相対向する略長方形の2つの欠除部34a,34b間に形成される負荷集中部34を有するようにパターン形成され、且つ分割溝52の横溝を跨がり、縦溝を跨がらないようになっている。また、分割溝52に囲まれた領域が1つのヒューズ抵抗器となる。さらに、負荷集中部34は活性化層32の略中央部に位置するようにする。
【0041】
次に、図4(b)に示すように、シート状の基板51に形成された活性化層32を覆うように、無電解めっきによって抵抗体33を形成する。この無電解めっきには、ニッケル−リン、ニッケル−ボロン、ニッケル−リン−ボロン、ニッケル−リン−タングステン、ニッケル−リン−鉄、ニッケル−クロム、ニッケル−銅、ニッケル−銅−リン等のいずれかを含む金属を用いる。
【0042】
このとき、活性化層32をめっきの下地として抵抗体33を設ける。従って、抵抗体33の形状は、活性化層32の形状と略同一になる。また、負荷集中部34は抵抗体33の欠除部34a,34bの間に設けられた部分なので、当然めっきで形成されることになる。
【0043】
次に、図4(c)に示すように、抵抗体33の上面の両端部に隣接して抵抗体33と電気的に接続するように、銅、ニッケル等からなる金属皮膜をスパッタまたは真空蒸着して上面電極36を形成する。このとき、上面電極36は分割溝52の横溝を跨がり、且つ1つのヒューズ抵抗器となる領域において抵抗体33の上面の両端部に位置し、且つ連続しないように設ける。
【0044】
次に、図4(d)に示すように、シート状の基板51の上面の抵抗体33に、抵抗値を調整するためのトリミング溝35a,35bを、レーザ等を用いて形成する。このとき、トリミング溝35a,35bの始端は抵抗体33の対向する側辺に設け、トリミング溝35a,35bは負荷集中部34を挟むように形成する。
【0045】
次に、図5(a)に示すように、シート状の基板51に形成された少なくとも負荷集中部34(本図では図示せず)を覆うように鉛ガラスペーストや炭化しない難燃性の塗料等を印刷後、乾燥させて低融点物質層37を形成する。
【0046】
次に、図5(b)に示すように、少なくとも低融点物質層37と抵抗体33(本図では図示せず)とを覆うようにエポキシ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂等の絶縁難燃性の塗料を印刷・乾燥後、約150〜200℃で硬化して、保護膜38を形成する。
【0047】
次に、図5(c)に示すように、前工程で得られたシート状の基板51を短冊状になるように横溝で分割し、短冊状基板53を形成する。
【0048】
次に、図5(d)に示すように、短冊状基板53の端面に上面電極36と電気的に接続するように、ニッケル−クロム、ニッケル−クロム−アルミナ等からなる金属皮膜をスパッタまたは真空蒸着して端面電極39を形成する。
【0049】
次に、図6(a)に示すように、前工程で得られた短冊状基板53を縦溝で分割し、個片状のヒューズ抵抗器54にする。
【0050】
次に、図6(b)に示すように、個片状のヒューズ抵抗器54の端面に端面電極39を覆うようにニッケルめっき層40を形成する。
【0051】
最後に、図6(c)に示すように、ニッケルめっき層40を覆うようにはんだめっき層41を形成してヒューズ抵抗器を製造するものである。
【0052】
以上のように構成、製造された本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器について以下にその動作を説明する。
【0053】
本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器を、各種電子部品が実装されるプリント基板に各種電子部品と直結するように実装して電流を流す。ヒューズ抵抗器に過電流が印加された場合、この過電流等の影響を受けて抵抗体33に形成された負荷集中部34が、過負荷により発熱する。このとき、負荷集中部34における抵抗体33および負荷集中部34を覆う低融点物質層37が加熱され、それぞれの融点以上の温度になると負荷集中部34における抵抗体33が溶断するとともに、負荷集中部34における抵抗体33の溶断箇所に溶融した低融点物質層37が流入することによって、溶断した負荷集中部34における抵抗体33が再度電気的に接続することがなくなり、ヒューズ抵抗器に電流が流れなくなる。この結果、ヒューズ抵抗器に直結された各種電子部品および回路を過電流による発熱等から保護していた。
【0054】
なお、本発明の実施の形態1では、活性化層32をパターン状に形成して抵抗体33の欠除部34a,34bを形成するように説明したが、抵抗体33を略長方形状に形成した後、エッチングやレーザトリミングによって抵抗体を除去することによって欠除部を形成しても同様の効果が見られる。
【0055】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0056】
図7(a)は本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器の上面を透視した図、図7(b)は同ヒューズ抵抗器のG−G断面図である。
【0057】
図7において、61はガラスアルミナ、アルミナ、ガラス、窒化アルミナ等のいずれかからなる絶縁性の基板である。62は基板61の上面略中央部に設けられた平滑面である。63は基板61の上面に設けられたパラジウム等からなる活性化層である。64は基板61上の活性化層63を覆うように設けられたニッケル−リン、ニッケル−ボロン、ニッケル−リン−ボロン、ニッケル−リン−タングステン、ニッケル−リン−鉄、ニッケル−クロム、ニッケル−銅、ニッケル−銅−リン等の金属からなる抵抗体である。このとき、抵抗体64の形状は、活性化層63の形状と略同一である。65a,65bは抵抗体64の略中央部の側辺に、対向する辺をずらして設けられた相対向する2つの略長方形の欠除部である。65は2つの相対向する略長方形の欠除部65a,65bの間に設けられた抵抗体64における負荷集中部である。つまり、基板61の上面略中央部に設けられた負荷集中部65は、その下面に平滑面62を有している。従って、負荷集中部65を上面に有する基板表面が、他の部分を上面に有する基板表面より平滑になっている。
【0058】
66a,66bは抵抗体64の抵抗値を調整するために負荷集中部65を挟むようにレーザ等で設けられた2つのトリミング溝である。トリミング溝66a,66bの始端はそれぞれ抵抗体64の対向する側辺に設けられる。67は抵抗体64の両端部に隣接して抵抗体64と電気的に接続するように設けられた銅、ニッケル等の金属からなる一対の上面電極である。この上面電極67は、欠除部65a,65bを除いた略矩形状の抵抗体64の4辺のうち、トリミング溝66a,66bの始端が設けられている側辺とは別の2辺と接続している。68は少なくとも抵抗体64と負荷集中部65を覆うように設けられた鉛ガラスペーストまたは炭化しない樹脂等からなる低融点物質層である。69は少なくともトリミング溝66a,66bと低融点物質層68とを覆うように設けられたエポキシ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂等の樹脂からなる保護膜である。70は基板61の端面に少なくとも上面電極67と電気的に接続するように設けられた端面電極である。71は端面電極70と上面電極67の一部とを覆うように設けられたニッケルめっき層である。72はニッケルめっき層71を覆うように設けられたはんだめっき層である。
【0059】
以上のように構成された本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器について、以下にその製造方法について説明する。
【0060】
図8〜図10は本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図である。なお、図8、図9は上面図、図10は斜視図になっている。
【0061】
まず、図8(a)に示すように、ガラスアルミナ、アルミナ、ガラス、窒化アルミナ等のいずれかからなるシート状の基板81の上面に、個片に分割するための縦横の分割溝82を金型等により形成する。なお、分割溝82に囲まれた領域が1つのヒューズ抵抗器となる。
【0062】
さらに、シート状の基板81の上面に、縦横の分割溝82によって形成される1つのヒューズ抵抗器となる各領域の負荷集中部65となる略中央部にエッチングレジスト層83を形成する。
【0063】
次に、図8(b)に示すように、基板81表面をふっ酸、ふっ化水素アンモニウム、発煙硝酸等によって各領域の負荷集中部65となる略中央部以外のシート状の基板81表面をエッチングして粗面化する。さらに、エッチングレジスト層を希アルカリ溶液等によって剥離して各領域の略中央部に平滑面62を形成する。このとき、1つのヒューズ抵抗器となる各領域において、略中央部に形成される負荷集中部65を上面に有する基板表面が、他の部分を上面に有する基板表面より平滑になっている。
【0064】
次に、図8(c)に示すように、パラジウム等からなる有機物バインダ、ガラスバインダ等のペーストを印刷後、約500℃で焼成して活性化層63を形成する。このとき、活性化層63は対向する辺をずらして設けられた相対向する略長方形の2つの欠除部65a,65b間に負荷集中部65を有するように、且つ分割溝82の横溝を跨がり、縦溝を跨がらないように形成する。
【0065】
次に、図8(d)に示すように、シート状の基板81に形成された活性化層63を覆うように、無電解めっきによって抵抗体64を形成する。この無電解めっきには、ニッケル−リン、ニッケル−ボロン、ニッケル−リン−ボロン、ニッケル−リン−タングステン、ニッケル−リン−鉄、ニッケル−クロム、ニッケル−銅、ニッケル−銅−リン等のいずれかを含む金属を用いる。
【0066】
このとき、活性化層63をめっきの下地として抵抗体64を設ける。従って、抵抗体64の形状は、活性化層63の形状と略同一になる。また、負荷集中部65は抵抗体64の欠除部65a,65bの間に設けられた部分なので、当然めっきで形成されることになる。
【0067】
次に、図9(a)に示すように、抵抗体64の上面の両端部に隣接して抵抗体64と電気的に接続するように、銅、ニッケル等からなる金属皮膜をスパッタまたは真空蒸着して上面電極67を形成する。このとき、上面電極67は分割溝82の横溝を跨がり、且つ1つのヒューズ抵抗器となる領域において抵抗体64の上面の両端部に位置し、且つ連続しないように設ける。
【0068】
次に、図9(b)に示すように、シート状の基板81の上面に設けられた抵抗体64に、抵抗値を調整するためのトリミング溝66a,66bを、レーザ等を用いて形成する。このとき、トリミング溝66a,66bの始端は抵抗体64の対向する側辺に設け、トリミング溝66a,66bは負荷集中部65を挟むように形成する。
【0069】
次に、図9(c)に示すように、シート状の基板81に形成された少なくとも負荷集中部65(本図では図示せず)を覆うように鉛ガラスペーストや炭化しない難燃性の塗料等を印刷後、乾燥させて低融点物質層68を形成する。
【0070】
次に、図9(d)に示すように、少なくとも低融点物質層68と抵抗体64(本図では図示せず)とを覆うようにエポキシ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂等の絶縁難燃性の塗料を印刷・乾燥後、約150〜200℃で硬化して、保護膜69を形成する。
【0071】
次に、図10(a)に示すように、前工程で得られたシート状の基板81を短冊状になるように横溝で分割し、短冊状基板84を形成する。
【0072】
次に、図10(b)に示すように、短冊状基板84の端面に上面電極67と接続されるようにニッケル−クロム、ニッケル−クロム−アルミナ等からなる金属皮膜をスパッタまたは真空蒸着して端面電極70を形成する。
【0073】
次に、図10(c)に示すように、前工程で得られた短冊状基板84を縦溝で分割し、個片状のヒューズ抵抗器85にする。
【0074】
次に、図10(d)に示すように、個片状のヒューズ抵抗器85の端面に端面電極70を覆うようにニッケルめっき層71を形成する。
【0075】
最後に、図10(e)に示すように、ニッケルめっき層71を覆うようにはんだめっき層72を形成してヒューズ抵抗器を製造するものである。
【0076】
以上のように構成、製造された本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器の動作は発明の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0077】
一般にめっき皮膜(本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器では抵抗体64をめっきで形成している)の密着強度を確保するために基板をエッチングして粗面化することが行われている。しかし、基板を粗面化することによって、活性化層を形成するときのペースト印刷時にペーストがにじんだり、めっき時にめっきが活性化層以外にまで形成されやすくなるため、めっき皮膜の寸法精度が悪くなる。
【0078】
これに対して、本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器は、負荷集中部65を上面に有する基板61表面が他の部分を上面に有する基板61表面よりも平滑にしたため、抵抗体64の下面に形成されている活性化層63がにじんだり、めっきによって設けられた抵抗体64が活性化層63以外にまで形成されることを防止でき、これにより、抵抗体64のめっき時の負荷集中部65におけるパターンにじみを低減できるため、負荷集中部65の寸法ばらつきを小さくでき、この結果、負荷集中部65に集中する電流を一定にできるため、負荷集中部65における発熱を一定にでき、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られる。
【0079】
なお、負荷集中部65以外では基板61の表面を粗面化しているため、抵抗体64の基板61に対する密着強度は問題ない。
【0080】
また、上記した本発明の実施の形態1および2におけるヒューズ抵抗器において負荷集中部を、対向する辺をずらして設けられた相対向する2つの略長方形の欠除部間に形成した理由は、負荷集中部の寸法ばらつきを小さくして、負荷集中部に集中する電流を一定にすることによって、負荷集中部における発熱を一定にして、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器を得るためである。
【0081】
すなわち、略長方形の欠除部の角部は、印刷あるいはめっき時に、最もダレやにじみが発生しやすいため、略長方形の欠除部の対向する辺をずらして負荷集中部を形成すると、負荷集中部における略長方形の欠除部の角部を2つに減らすことができるからである。もちろん、欠除部の角部にRを設けたり、欠除部の対向する辺の形状を略半円形状にすれば、対向する辺に角部が形成されないため、上記した効果が得られる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように本発明のヒューズ抵抗器は、基板上に設けられた抵抗体と、前記抵抗体の両端部に隣接して前記抵抗体と電気的に接続するように設けられた上面電極と、前記抵抗体の側辺に始端を有する抵抗値修正用の2つのトリミング溝と、前記抵抗体の対向する側辺にそれぞれ設けられた2つの欠除部と、前記抵抗体における前記2つの欠除部間において前記抵抗体の略中央部に形成された負荷集中部とを備え、前記負荷集中部における前記2つの欠除部間の寸法を、前記2つのトリミング溝の始端を有していない前記抵抗体の他の側辺からみて前記他の側辺と前記2つのトリミング溝との最短寸法より小さくし、かつ前記欠除部と2つのトリミング溝との最短寸法、及び前記欠除部と上面電極間の寸法より小さくするとともに、前記2つのトリミング溝を前記負荷集中部を挟むように形成し、前記2つのトリミング溝の始端をそれぞれ対向する抵抗体の側辺に設け、前記抵抗体を前記負荷集中部に対して略点対称に形成したもので、この構成によれば、トリミング溝とトリミング溝の始端を有していない抵抗体の他の側辺間、欠除部とトリミング溝間や欠除部と上面電極間に電流が集中して発熱することを防止でき、また抵抗体における熱分布を略均等にできるため、負荷集中部に集中する電流が一定になり、これにより、負荷集中部における発熱を一定にできるため、溶断特性のばらつきが小さいヒューズ抵抗器が得られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器の上面を透視した図
(b)同ヒューズ抵抗器のB−B断面図
【図2】 本発明の実施の形態1における他の例のヒューズ抵抗器の上面を透視した図
【図3】 溶断特性のばらつきが大きくなるヒューズ抵抗器の上面を透視した図
【図4】 本発明の実施の形態1におけるヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図5】 同ヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図6】 同ヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図7】 (a)本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器の上面を透視した図
(b)同ヒューズ抵抗器のG−G断面図
【図8】 本発明の実施の形態2におけるヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図9】 同ヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図10】 同ヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図11】 (a)従来のヒューズ抵抗器の上面を透視した図
(b)同ヒューズ抵抗器のA−A断面図
【図12】 従来のヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【図13】 同ヒューズ抵抗器の製造方法を示す工程図
【符号の説明】
31,61 基板
32,63 活性化層
33,64 抵抗体
34,65 負荷集中部
34a,34b,65a,65b 欠除部
35a,35b,66a,66b トリミング溝
36,67 上面電極
Claims (1)
- 基板上に設けられた抵抗体と、前記抵抗体の両端部に隣接して前記抵抗体と電気的に接続するように設けられた上面電極と、前記抵抗体の側辺に始端を有する抵抗値修正用の2つのトリミング溝と、前記抵抗体の対向する側辺にそれぞれ設けられた2つの欠除部と、前記抵抗体における前記2つの欠除部間において前記抵抗体の略中央部に形成された負荷集中部とを備え、前記負荷集中部における前記2つの欠除部間の寸法を、前記2つのトリミング溝の始端を有していない前記抵抗体の他の側辺からみて前記他の側辺と前記2つのトリミング溝との最短寸法より小さくし、かつ前記欠除部と2つのトリミング溝との最短寸法、及び前記欠除部と上面電極間の寸法より小さくするとともに、前記2つのトリミング溝を前記負荷集中部を挟むように形成し、前記2つのトリミング溝の始端をそれぞれ対向する抵抗体の側辺に設け、前記抵抗体を前記負荷集中部に対して略点対称に形成したヒューズ抵抗器。
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