JPH09127578A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH09127578A
JPH09127578A JP7286091A JP28609195A JPH09127578A JP H09127578 A JPH09127578 A JP H09127578A JP 7286091 A JP7286091 A JP 7286091A JP 28609195 A JP28609195 A JP 28609195A JP H09127578 A JPH09127578 A JP H09127578A
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JP
Japan
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light emission
voltage
flashing
full
circuit
Prior art date
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Withdrawn
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JP7286091A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
浩 山田
Akira Inoue
晃 井上
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/30Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
    • H05B41/34Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp to provide a sequence of flashes

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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フル発光時でもメインコンデンサの電荷を使い
切らず、所定量だけ残す事でストロボ回路の省電力化を
図る。 【解決手段】所定の撮影条件によって設定される発光部
1の発光時間に基づいて、当該発光部1をフル発光及び
フラット発光することが可能なストロボ装置であって、
ストロボ回路2に含まれるメインコンデンサの電圧を通
常のフル発光時に残る電圧よりも高く上記フル発光後の
充電が効率よくなるように制御する発光制御部3及びコ
ントロール部8を有した構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカメラ等の
撮像装置に用いられ撮影時に被写体を閃光発光するため
のストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の撮像装置では、暗い所
でも良好な撮影を行うために、被写体に光を投射するス
トロボ装置が採用されている。例えば、特公平5−40
551号公報では、昇圧トランスの巻数比を順次切換え
て充電することで省電力ストロボを実現する技術が開示
されている。
【0003】さらに、特開平58−186198号公報
では、複数のメインコンデンサを順次切換えて充電する
ことで、充電電流の平均化を行い、充電効率を上げる技
術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5−40551号公報により開示された技術では、
トランスの構造が複雑化し、また巻数比を切換える為の
切換制御回路が必要になるといった問題が生じる。
【0005】さらに、上記特開平58−186198号
公報により開示された技術では、複数のメインコンデン
サが必要となり、またメインコンデンサを切換える為の
切換制御回路が必要になるといった問題が生じる。
【0006】このように、上記各切換制御回路は、大電
流及び高電圧を扱っている為、その回路スペースのアッ
プやコストアップを生じてしまう。本発明は、上記問題
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、フ
ル発光時でもメインコンデンサの電荷を使い切らず、所
定量だけ残す事でストロボ回路の省電力化を図ることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるストロボ装置は、所定の
撮影条件によって設定される発光時間に基づいてフル発
光可能なストロボ装置において、発光後のメインコンデ
ンサの残電圧が、通常のフル発光時に残る電圧よりも高
く、該フル発光後の充電が効率よくなるように制御する
電圧制御手段を具備したことを特徴とする。
【0008】そして、第2の態様によるストロボ装置
は、上記電圧制御手段は、発光時間によって電圧を制御
することを特徴とする。さらに、第3の態様によるスト
ロボ装置は、所定の撮影条件によって設定される発光時
間に基づいてフル発光可能なストロボ装置において、通
常のフル発光を行う通常モードか該フル発光の時よりも
発光量の少ない省エネ発光モードかを選択する選択手段
と、上記省エネ発光モードが選択された際に、発光後の
メインコンデンサの残電圧が通常のフル発光時に残る電
圧よりも高く、該フル発光後の充電が効率よくなるよう
に該発光制御時間だけ発光させる発光制御手段とを具備
したことを特徴とする。
【0009】即ち、本発明の第1の態様によるストロボ
装置では、電圧制御手段により、発光後のメインコンデ
ンサの残電圧が、通常のフル発光時に残る電圧よりも高
く、該フル発光後の充電が効率よくなるように制御され
る。
【0010】そして、第2の態様によるストロボ装置で
は、上記電圧制御手段により、発光時間によって電圧が
制御される。さらに、第3の態様によるストロボ装置で
は、選択手段により、通常のフル発光を行う通常モード
か該フル発光の時よりも発光量の少ない省エネ発光モー
ドかが選択され、発光制御手段により、上記省エネ発光
モードが選択された際に、発光後のメインコンデンサの
残電圧が通常のフル発光時に残る電圧よりも高く、該フ
ル発光後の充電が効率よくなるように該発光制御時間だ
け発光される。
【0011】
【実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施の
形態について説明する。図1には本発明のストロボ装置
を用いたカメラの構成を示し説明する。同図に示される
ように、コントロール部8の出力は発光制御部3及びス
トロボ回路2を介して発光部1の入力に接続され、フィ
ルム制御部5を介してフィルム12に接続され、絞り制
御部4を介して絞り10に接続され、シャッタ制御部6
を介してシャッタ11に接続され、更に測距部7にも接
続されている。
【0012】このような構成において、上記コントロー
ル部8の制御に基づいて、発光制御部3によりストロボ
回路2が制御され、当該ストロボ回路2により発光部1
の発光が制御される。さらに、コントロール部8の制御
に基づいて、フィルム制御部5によってフィルム12の
給送が制御され、絞り制御部4により絞り10が制御さ
れ、シャッタ制御部6によりシャッタ11の開閉が制御
される。更に、測距部7により測距がなされる。
【0013】次に図2には実施の形態に係るストロボ装
置の構成を示し説明する。同図に於いて、符号21はC
PUであり、このCPU21には、電源電池E1、メイ
ンコンデンサC5 の他、電源フィルタ回路22、ストロ
ボの昇圧電源回路23、メインコンデンサC5 の充電電
圧を検出する電圧検出回路24、トリガ回路25、閃光
放電管(Xe管)26及びダイオードD5 、ゲート制御
型スイッチング素子としてのIGBT27の直列回路が
並列に接続されている。
【0014】上記電源フィルタ回路22は、電源電池E
1 と並列に接続されたコンデンサC1 と、このコンデン
サC1 のプラス極側と電源電池E1 のプラス側との間に
接続されたダイオードD1 とで構成される。
【0015】上記ストロボ昇圧電源回路23は、抵抗R
1 及びR2 の直列回路と、電源電池E1 と並列に接続さ
れたトランジスタQ1 ,Q2 及び抵抗R4 と、並列接続
されたダイオードD2 、コンデンサC2 、及びトランス
T1 と、このトランスT1 の一次側に接続されたトラン
ジスタQ3 と、このトランジスタQ3 と抵抗R4 間に接
続された抵抗R3 と、上記トランスT1 の二次側に接続
された抵抗R5 及びダイオードD3 とにより、図示のよ
うに構成されている。
【0016】上記電圧検出回路24は、抵抗R6 及びR
7 の直列回路と、この直列回路と並列に接続されたコン
デンサC4 と、このコンデンサC4 とメインコンデンサ
C5との間に接続されたダイオードD4 とで構成され
る。更に、トリガ回路25は、抵抗R8 ,R9 及びR1
0、サイリスタSCR1 と、コンデンサC6 及びC7 、
抵抗R11、トリガトランスT2 が図示の如く結線されて
いる。このトリガトランスT2 は、閃光放電管26にト
リガを引加するものである。
【0017】そして、IGBT27は、閃光放電管26
及びダイオードD5 と直列に接続されている。このIG
BT27は、この閃光放電管26の発光電流をスイッチ
ングして発光量の制御を行うもので、CPU21からの
信号SCONTの状態に応じて動作する。また、CPU
21には、パワースイッチSW1、レリーズスイッチS
W2が接続されている。
【0018】このCPU21からは、IGBT27に供
給される信号SCONTの他、昇圧電源回路23には信
号CHGが、電圧検出回路24には信号VSTが、トリ
ガ回路25には信号STRGが、それぞれ供給されるよ
うになっている。更に、このCPU21は、ストロボ回
路を制御するものであり、CPU21の電源VDDは電源
電池E1 より電源フィルタ回路22を介して供給され
る。
【0019】ここで、回路の動作の説明に先立ち上記I
GBT27について説明する。図3はIGBT27の一
般的な断面構造図である。同図に示されるように、コレ
クタ電極31の上側にP層32、N層33が順に形成さ
れている。そして、上記N層33の表面には、P層32
より不純物濃度の低いP層34、及びN層33より不純
物濃度の高いN層35が形成される。上記N層33とN
層35とに挟まれたP層34の表面がチャネル領域とな
る。このチャネルの領域上には、ゲート酸化膜36を介
してゲート電極37が形成される。また、このゲート電
極37の上には、絶縁膜38を介してエミッタ電極39
が形成される。
【0020】このように構成されたIGBT27に於い
て、ゲート電極37に、エミッタに対して正の電圧を与
えると、上述のチャネルが形成され、コレクタ−エミッ
タ間に電流が流れる。このゲート電圧は、通常10V〜
40V程度の電圧が必要であるが、ゲート酸化膜36の
薄膜化や微細化設計ルールを採用することで、ゲート電
圧が4Vでも十分なコレクタ−エミッタ間の電流を流す
ことができるIGBT27を製作することが可能であ
る。本実施の形態は、この低電圧ゲートドライブIGB
Tを用いたストロボ装置について述べたものである。
【0021】次に図4のタイミングチャートを参照し
て、このストロボ装置の基本的な動作を説明する。信号
CHGをローレベルにすると(図4(a)参照)、スト
ロボ昇圧電源回路23が作動し、昇圧された電圧がメイ
ンコンデンサC5 に充電される(図4(b)参照)。こ
の充電電圧は電圧検出回路24によってモニタされ、所
定充電電圧に達したら(図4(c)参照)、信号CHG
をハイレベルにして昇圧動作を止める。
【0022】次いで、発光であるが、発光開始信号に先
立ち、IGBT27をオンにしておくために、信号SC
ONTをハイレベルにする(図4(d)参照)。その
後、発光開始信号に応答して、信号STRGがハイレベ
ルになって(図4(e)参照)、サイリスタSCR1 が
オンし、トリガ回路25によって閃光放電管26は励起
され発光を開始する(図4(f)参照)。その後、発光
中に信号SCONTをローレベルにすると、IGBT2
7はオフして発光は停止する。
【0023】図5には上記CPU21内部の端子CON
Tの出力部の回路の構成を示し説明する。この出力部
は、NAND回路40、NOR回路41、インバータ4
2、Pチャンネル(P−ch)トランジスタ43及びn
チャンネル(N−ch)トランジスタ44で構成されて
おり、これら構成様子が図示の如く接続されている。そ
して、トランジスタ43のオン、トランジスタ44のオ
フで、端子CONTにはVDDの電圧が出力される。
【0024】また、トランジスタ43がオフ、トランジ
スタ44がオンの場合には、グランドレベルの電圧が出
力される。ここで、VDDは電源E1 を6Vの電池とした
場合には、ダイオードD1 のVF 分だけ下って約5.5
Vとなる。また、その時、端子CONTに出力されるハ
イレベルの電圧は、トランジスタ43の電圧降下がある
ので約5.3Vである。上記IGBT27は、上述した
低電圧ドライブIGBTを使用しているため、この5.
3Vの電圧でも十分にIGBT27をONにすることが
できる。
【0025】なお、上述した発光開始信号前のIGBT
27のオン、即ち信号SCONTのハイレベルのタイミ
ングは、信号STRGが入る前であればいつでもよく、
カメラのパワーオン時でもよいし、低輝度時等ストロボ
が必要だと判断された時でもよい。更にはレリーズが押
された時、SLRに於いてはミラーアップ時等であって
もよい。
【0026】図6には上記ストロボ装置の別の構成例を
示し説明する。尚、図2と同一の構成要素には同一符号
を付して説明を省略する。図2と異なるのは、IGBT
27のゲートへの電圧印加をバッファU1を介して行っ
ている点である。この構成では、このようにバッファU
1を介しているためにIGBT27へのゲートドライブ
電流が増え、IGBT27を高速でオン/オフ制御でき
るようになる。
【0027】以下、図7(a)乃至(g)のタイミング
チャートを参照して、動作の説明を行う。尚、図7
(g)は、図7(d)の信号SCONTの時間t2 で表
されている部分を拡大して示したものである。
【0028】信号CHGをローレベルにすると、ストロ
ボ昇圧電源回路23が作動し、昇圧された電圧がメイン
コンデンサC5 に充電される。この充電電圧は電圧検出
回路24によりモニタされ、所定充電電圧に達したら信
号CHGをハイレベルにし昇圧動作を止める。次に発光
であるが、発光開始信号に応答して、信号STRGとS
CONTをハイレベルにすると、IGBT27がオンと
同時に、閃光放電管26がトリガ回路25により励起さ
れて発光を開始する。
【0029】そして、信号SCONTは、非常に速い周
期でハイ/ローレベルのパルス列を出力する。IGBT
27は、これに同期してオン/オフを繰返す。閃光放電
管26は、一旦励起状態にあれば、トリガ回路25より
再度トリガをかけなくてもIGBT27のオン/オフで
小発光を繰返すことができ、略フラットな発光を実現す
ることができる。このフラットな発光を使用してフォー
カルプレンシャッタを用いたカメラでは、スリット露光
時にもストロボが使用可能となり、高速ストロボ同調を
実現することができる。なお、上記図2、図6のストロ
ボ回路においては、赤目軽減用のプリ発光を行う事もで
きる。
【0030】以下、図8のタイミングチャートを参照し
て、この赤目軽減用のプリ発光の動作を説明する。信号
CHGをローレベルにすると昇圧回路3が作動し(図8
(a)参照)、昇圧された電圧がメインコンデンサC5
に充電される(図8(b)参照)。この充電電圧は電圧
検出回路4によってモニタされ、所定充電電圧に達した
ら信号CHGをハイレベルにして昇圧動作を止める(図
8(a)参照)。
【0031】次に、発光であるが、発光開始信号に応答
して信号STRGとSCONTをハイレベルにすると
(図8(d),(e)参照)、閃光放電管6がトリガ回
路5により励起され発光を開始する(図8(f)参
照)。そして、tw 後に信号SCONTをローレベルに
すると発光が止まる(図8(d)〜(f)参照)。この
tWに対応した小発光を数10μm間隔で約1秒繰り返
した後、撮影用の本発光を行う(図8(f)参照)。
【0032】以上、通常の閃光発光、及びフラット発
光、赤目軽減用プリ発光の基本的動作について説明し
た。続いて、本発明の目的である省エネ発光について閃
光発光を例にして詳細に説明する。なお、回路の構成は
図2、図6と同じであるので、ここでは説明を省略す
る。
【0033】以下、図9のフローチャトを参照して、実
際の省エネ発光の動作について説明する。CPU21は
ストロボのメインコンデンサの充電を開始し(ステップ
S1)、次にメインコンデンサ電圧が設定電圧に達した
か判定し(ステップS2)、設定電圧に達したら充電を
停止する(ステップS3)。続いて、CPU21は不図
示のレリーズスイッチが押下されたかどうかを判定し
(ステップS4)、レリーズスイッチが押下されたら次
のステップへ進む。
【0034】次に、CPU21はストロボの発光時間t
1 を算出する(ステップS5)。この発光時間t1 は、
カメラの絞り値及び被写体までの距離によって決まるG
Noにより決定し、関数算出又はテーブル参照により発
光時間t1 を決定する。次に、CPU21は省エネ発光
に設定されているかノーマル発光に設定されいるかの判
別を行う(ステップS6)。この省エネ発光の設定は、
省エネ発光モードとして設定されるようにしても良い
し、カメラの各撮影モードに対応して省エネ発光も自動
的に設定されるようにしても良い。上記ステップS6で
省エネ発光と判別されたら、次いでCPU21は、先に
ステップS5で算出した発光時間t1 と発光リミット時
間tL とを比較する(ステップS7)。
【0035】ここで、次のステップの説明に先立ち、図
10、図11のタイムチャートを参照して、この発光リ
ミット時間tL について説明する。図10はノーマル発
光の場合を示しており、信号STRGのハイレベルから
信号SCONTのローレベルまでの時間tW がフル発光
時間で、この時、メインコンデンサ電圧が初期300V
であった場合には約50Vまで落ちる。この時の発光波
形は図10(d)に示されるようになる。
【0036】これに対して、図11は省エネ発光の場合
を示しており、発光時間tL はtWFより短く設定されて
いる。つまり、発光時間はtL を最大とする事でtL で
発光させた時のメインコンデンサ電圧VMCは100Vま
でしか下がらず、メインコンデンサ電圧を100Vだけ
残すことになり、次の充電は100Vから始めればよい
事になる。通常、ストロボの昇圧回路は、100V以下
での昇圧効率は非常に悪いとされているが、本実施の形
態では、この昇圧効率の悪い100V以下での充電を行
わなくても良い為、昇圧動作の効率アップが図れる。例
えば、300μm程度の容量のメインコンデンサを30
0V程度まで昇圧するストロボにおいては、省エネ発光
した場合は、そうでない時に比べて10%〜20%の効
率アップが達成でき、その分だけカメラの電池寿命も長
くなる。
【0037】また、省エネ発光を行ったとき、100V
の残電圧を残す事でのフル発光光量の減少が懸念される
が、メインコンデンサに蓄えられているエネルギーは電
圧の2乗に比例する為、100V以下の電圧の利用の有
無でのエネルギー差は非常に小さく、例えばGNo15
程度の光量のストロボにおいてのフル光量の低下は−
0.06BVと非常に小さく、一般の写真撮影において
は全く問題無い。
【0038】図9の説明に戻る。こうして、図9のステ
ップS7でt1 がtL を超えている時はt1 をtL に制
限した後(ステップS8)、発光を開始する(ステップ
S9)。次いで、t1 経過するのを待ち(ステップS1
0)、t1 経過したら発光を停止する(ステップS1
1)。
【0039】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは
勿論である。例えば、上記実施の形態では、残電圧を1
00Vに設定したが、当然、これに限らず、より高い電
圧に設定すれば、より省電力化が図れる。また、制限す
る発光時間tL は実施の形態中では一定であったが、発
光前のメインコンデンサ電圧に応じて変更するようにす
る事が好ましい。
【0040】なお、本発明の上記実施態様によれば、以
下のごとき構成が得られる。 (1)所定の撮影条件によって設定される発光時間に基
づいてフル発光可能なストロボ装置において、通常のフ
ル発光を行う通常モードか該フル発光の時よりも発光量
の少ない省エネ発光モードかを選択する選択手段と、上
記省エネ発光モードが選択された際に、上記設定された
発光時間が該省エネ発光モードとして予め定められた発
光制御時間内にあるか否かを判定を判定する判定手段
と、予め定められた発光制御時間内にない時に、メイン
コンデンサの電圧が通常のフル発光時に残る電圧よりも
高くて、該フル発光後の充電が効率よくなるように該発
光制御時間だけ発光させる発光制御手段と、を具備した
ことを特徴とするストロボ装置。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、フル発光時でもメイン
コンデンサの電荷を使い切らず、所定量だけ残す事で省
電力化を図ったストロボ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ装置を採用したカメラの概念
図である。
【図2】実施の形態に係るストロボ装置の構成を示す図
である。
【図3】一般的なIGBTの断面構造図である。
【図4】ストロボ装置の基本的な動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】CPU21内部のCONT端子の出力部の回路
の構成を示す図である。
【図6】ストロボ装置の別の構成例を示す図である。
【図7】図6の構成のストロボ装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】赤目軽減用のプリ発光の動作を示すタイミング
チャートである。
【図9】実際の省エネ発光の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】ノーマル発光の場合の発光リミット時間tL
を示したタイミングチャートである。
【図11】省エネ発光の場合の発光リミット時間tL を
示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…発光部、2…ストロボ回路、3…発光制御部、4…
絞り制御部、5…フィルム制御部、6…コントロール
部、7…測距部、8…コントロール部、9…レンズ、1
0…絞り、11…シャッタ、12…フィルム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の撮影条件によって設定される発光
    時間に基づいてフル発光可能なストロボ装置において、 発光後のメインコンデンサの残電圧が、通常のフル発光
    時に残る電圧よりも高く、該フル発光後の充電が効率よ
    くなるように制御する電圧制御手段を具備したことを特
    徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧制御手段は、発光時間によって
    電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載のスト
    ロボ装置。
  3. 【請求項3】 所定の撮影条件によって設定される発光
    時間に基づいてフル発光可能なストロボ装置において、 通常のフル発光を行う通常モードか該フル発光の時より
    も発光量の少ない省エネ発光モードかを選択する選択手
    段と、 上記省エネ発光モードが選択された際に、発光後のメイ
    ンコンデンサの残電圧を通常のフル発光時に残る電圧よ
    りも高くして、該フル発光後の充電が効率よくなるよう
    に該発光制御時間だけ発光させる発光制御手段と、を具
    備したことを特徴とするストロボ装置。
JP7286091A 1995-11-02 1995-11-02 ストロボ装置 Withdrawn JPH09127578A (ja)

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