JPH09127542A - 液晶表示装置及びその検査方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその検査方法

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JPH09127542A
JPH09127542A JP7303638A JP30363895A JPH09127542A JP H09127542 A JPH09127542 A JP H09127542A JP 7303638 A JP7303638 A JP 7303638A JP 30363895 A JP30363895 A JP 30363895A JP H09127542 A JPH09127542 A JP H09127542A
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tcp
liquid crystal
input
slit
inspection
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JP7303638A
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Shinji Terasaka
信治 寺坂
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    • H01L24/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示素子の表示不具合発生時に不具合箇所
の特定を容易化する。 【解決手段】入出力の電極部がベースフィルムに覆われ
ているTCPにおいて、入力電極部7bと駆動用IC8
との間に検査用スリット5を設けておき、TCPが液晶
パネル9及びプリント基板11とに接続された状態で入
力側の配線がスリット5部で表面に露出するような構成
とし、実装後の表示不良解析をする場合、この露出して
いる配線部にオシロスコープのプローブをあてること
で、その点での信号波形を調査することにより、信号波
形を追っていくことで、どこで異常が発生しているか容
易に分かり不具合箇所を特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置及び
その検査方法に関し、特に液晶表示装置のTCP(テー
プキャリアパッケージ;Tape Carrier Package)接続部
分の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リードを形成したテープ状の絶縁フィル
ムで例えば半導体ベアチップを搭載しリードと接続した
パッケージであるTCPとして、図9に示すように、ベ
ースフィルム1上に銅箔で配線を行い、インナーリード
6上に駆動用IC(不図示)をギャングボンディングで
実装した構造がある(例えば特開平5−326643号
公報の従来技術の説明を参照)。
【0003】液晶駆動用のTCPの配線ピッチは、液晶
パネルと接続する出力側電極部7aが70μm〜200
μm程度、プリント基板等との接続を行う入力側電極部
7bが0.5mm〜1mm程度が一般的であった。
【0004】その接続方法は、出力側電極部7aが異方
性導電フィルムを介し、熱と圧力でパネル端子と接続す
るのに対して、入力側電極部7bは、ベースフィルム1
上にアウターリードホール4をあけてリードを露出さ
せ、半田付けにより不図示のプリント基板のパッドと接
続を行っていた。
【0005】図9に示す従来例では、折り曲げ用のスリ
ット穴5が設けられており、Bを中心として折り曲げる
構造となっている。この折り曲げ用のスリット穴5は、
リードが露出しており、折り曲げ時のストレスを緩和す
るために、ポリイミド等の樹脂が塗布されている。
【0006】最近のTCPでは、入力側のリード線が増
加し、ピッチが0.3mm以下になるものがでてきた。
このような配線ピッチのTCPでは、接続を出力側と同
じく異方性導電フィルムを介して行う方式が一般的とな
ってきている。
【0007】このときのTCP形状を図10に示す。こ
のTCPの構成は、入力側及び出力側の電極部7a,7
bがともにベースフィルム1で覆われている。
【0008】図11は、図10のTCPの出力側電極部
7aを液晶パネル9と接続し、入力側電極部7bをプリ
ント基板11と接続した状態を説明するための図であ
る。
【0009】ここで、画面を表示させるための信号の経
路について説明する。画面を表示させるために発信され
た電気信号は、まずプリント基板11に入力され、つぎ
に異方性導電フィルム10を介してそれぞれTCPの入
力側電極部7bに送られる。
【0010】このときの入力信号波形は電極によって異
なり、データ信号やクロック信号などが電圧の形で印加
されている。
【0011】入力側電極部7bに入った信号は、入力側
の配線を通り駆動用IC8に送られる。駆動用IC8で
は、入力側からきたデータ信号などを処理し、それに応
じた電圧を出力側のパッドへ出力する。
【0012】こうして駆動用IC8から出力側のパッド
に出力された電圧信号は、出力側電極部7aを通り、異
方性導電フィルム10を介して、液晶パネル9へ印加さ
れる。
【0013】TCPの出力側電極7aは120〜240
本程度あり、入力側から入来したデータ信号によりそれ
ぞれ別々の電圧を出力することができる。
【0014】液晶表示装置のTCP接続部分の不良解析
を行う場合には、まず表示状態を確認し、それが駆動用
IC8に対して、入力側の不良か、あるいは出力側の不
良かを見分ける。
【0015】入力側の不良において、たとえばデータ信
号が入力されない場合には、出力側の波形はすべて異常
となり、表示が全く出ないか、もしくは特定のTCPの
出力が異常になり、画面上で特定の範囲内がすべて異常
表示となる。
【0016】また、出力側が不良の場合、200本程度
ある出力端子のうちの1ないし2本が異常である場合が
多く、画面上では1ラインあるいは2ライン分の表示の
みが異常となる。
【0017】こうして入力側と出力側の不良を見分けた
後、さらにそれが異方性導電フィルム10による入出力
側電極部7a,7bの接続不良であるのか、駆動用IC
8の不良であるかを見分けるには、信号の経路に従って
波形を調査し、どの部分で異常波形となっているかを確
認する必要がある。
【0018】この波形調査は、信号を入力した状態でオ
シロスコープのプローブを信号経路にあたる配線部に直
接接触させることで確認できる。
【0019】しかしながら、図11に示すように、従来
のTCPを実装した構造においては、配線面がすべてベ
ースフィルム1で覆われており、プローブを配線部に直
接接触させることができない。
【0020】このため、不具合箇所を特定する必要があ
るときには、ベースフィルム1をカッター等の鋭利な刃
でけずり配線パターンを露出させる作業を行わなければ
ならない。
【0021】しかしながら、配線パターンを露出させる
作業は、非常に工数がかかる上に、配線部まで削ってし
まい断線し、その結果解析不能となることが多かった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術の第1の問題点は、図9に示すような半田付け
による接続方式の場合、接続部の配線ピッチが狭くなっ
てくると、接続不具合(オープン及びショートモード)
が多発することである。
【0023】その理由は、入力側電極部7bが露出して
おり、リード部だけでストレスを受けるため、断線しや
すく、また狭ピッチ化すると半田ブリッジによるリード
間ショートの発生率も急激に上昇することによる。
【0024】第2の問題点は、図10に示すように、入
力側を異方性導電フィルムで接続する方式においては、
接続不具合(接続不良)発生時に不良箇所の特定が困難
であることである。
【0025】その理由は、TCPをプリント基板に接続
した後の実装状態を示す図11においては、配線パター
ン面がTCPのベースフィルム1とプリント基板11と
の間にかくれてしまい、配線部の信号波形の確認ができ
ないからである。
【0026】従って、本発明では、液晶表示素子におい
てTCPやプリント基板を実装した状態で接続不具合が
生じたときに、不具合箇所の特定を確実化し且つ解析作
業を容易化する液晶表示装置及びその検査方法を提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、入出力の電極部がベースフィルムに覆わ
れているテープキャリアパッケージ(「TCP」とい
う)の前記入力電極部と駆動用ICとの間に検査用のス
リットが設けられ、前記入力電極部がプリント基板と接
続されており、前記出力電極部が液晶パネルと接続され
てなる液晶パネルモジュールを前記TCPの前記検査用
スリット部にプローブを接触させて特性検査を行うこと
を特徴とする液晶表示装置の検査方法を提供する。
【0028】また、本発明は、入出力の電極部がベース
フィルムに覆われてなるフラット型TCPにおいて、入
力電極部と搭載されるICとの間、及び/又は出力電極
部と前記ICとの間に検査用スリットが設けられてなる
ことを特徴とするTCPを提供する。
【0029】さらに、本発明は、前記TCPが液晶パネ
ル及びプリント基板に接続された状態で、入力側及び/
又は出力側の配線が前記スリット部で表面に露出するよ
うに構成されたことを特徴とする液晶表示装置を提供す
る。
【0030】本発明は、図2に示すように、入出力側電
極部(7a,7b)がベースフィルム(1)に覆われて
いるTCPの入力側電極部(7b)と駆動用IC(8)
との間に検査用のスリット(5)が設けられているTC
Pの入力側電極部(7b)がプリント基板(11)と接
続され、出力側電極部(7a)が液晶パネル(9)と接
続されている液晶パネルモジュールを前記TCPのスリ
ット部にプローブを接触させて特性検査を行うことを特
徴としている。また、図5に示す構成においては、入出
力電極(7a,7b)がベースフィルム(1)に覆われ
ているTCPの出力側電極部(7a)と駆動用IC
(8)との間に検査用スリット(5)が設けられている
TCPが図2と同様に接続され、さらにバックライト
(12)が取りつけられた液晶パネルモジュールを前記
と同様な方法で特性検査を行っている。そして、図6に
示す構成においては、入出力側電極部(7a,7b)が
ベースフィルム(1)に覆われているTCPの出力側電
極部(7a)と駆動用IC(8)との間と、入力側電極
部(7b)と駆動用IC(8)との間にそれぞれ検査用
スリット(5)が設けられているTCPが図5と同様に
接続され、バックライト(12)が取りつけられた液晶
パネルモジュールを前記と同様な方法で特性検査を行っ
ている。
【0031】本発明によれば、実装後の状態の一例を示
す図2において、駆動用IC(8)と入力側電極部(7
b)との間にスリット(5)を設けているため、TCP
の裏面から見たときにリードが露出した状態となってお
り、不良解析などにより、信号波形や抵抗などを検査す
るときは、この部分に直接プローブを当てれば分かる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
【0033】図1は、本発明の第1の実施形態を示す平
面図である。図1を参照して、本実施形態は、入力側電
極部7bと駆動用IC8との間にスリット5が設けられ
ている。図2は、このTCPを液晶パネルに実装し、さ
らにプリント基板を接続したモジュールの実装状態を模
式的に示す図である。
【0034】図2と、従来のTCP(図10参照)を実
装した状態を示す図11とを比較すると、図11に示す
従来例においては、TCPの配線がベースフィルム1に
覆われているのに対して、図2に示す本実施形態におい
ては、TCPの配線がスリット5の部分で露出している
ことが分かる。
【0035】ここで、TCP実装後の表示検査工程でオ
ープンモードの不具合が発生したとする。このとき、ス
リット5がない図11に示すような従来例の場合、配線
が全く見えない(従ってプローブで当たることができな
い)ので、それが入力側電極部7bの接続に関するもの
か、それとも配線が断線しているのかの判断が難しい。
【0036】もし、不具合箇所を特定する場合には、前
記従来例で説明したように、配線パターンを露出させる
作業を行なわなければならない。
【0037】そこで、図2に示すように、本実施形態に
おいては、ベースフィルム1に予めスリット5を設けて
おく構成とし、オシロスコープのプローブをスリット5
を介して配線部に直接あてることができるので、所望す
る検査対象点における信号波形を容易に観察することが
できる。
【0038】信号波形による不具合箇所の特定方法につ
いて以下に説明する。
【0039】まず、プリント基板11に入力された信号
波形の正常又は異常が検査されるが、この検査方法は本
発明の主題には直接関与しないためその説明は省略す
る。すなわち、本発明は、TCP接続の検査及び不具合
箇所の特定に関するものであり、プリント基板11より
出力される信号波形については、正常であると仮定して
説明を行なうものとする。
【0040】従来例で説明した方法で入力側の不良であ
ることが判明した液晶パネルモジュールにおいて、プリ
ント基板11から出力される正常な波形を図7(A)に
示す。
【0041】つぎに、スリット5で露出した配線部にオ
シロスコープのプローブを接触させて観察した信号波形
の例を図7(B)、図7(C)に示す。
【0042】プリント基板11から出力された信号は、
異方性導電フィルム10を介して入力側電極部7bへと
伝達されるので、この部分の接続が正常であれば、プリ
ント基板11からの出力波形と同じ図7(B)のような
波形となる。この場合、TCPのスリット5以降の部
分、すなわち駆動用IC8の不良であることが分かる。
【0043】また、図7(C)に示すように、プリント
基板11から出力される信号波形と異なる波形(例えば
振幅レベルが小)が観察された場合には、プリント基板
11とスリット5の間、すなわち入力側電極部7bの接
続不良であることが分かる。
【0044】よって、前者はTCPそのものの不良であ
り、後者はTCPとプリント基板との接続に関するプロ
セス的な不良であることが容易に判別できることにな
る。
【0045】本発明の第2の実施形態を図面を参照して
説明する。
【0046】図3に、本発明の第2の実施形態のTCP
の平面図を示す。また、このTCPを液晶パネル9に実
装し、さらにプリント基板及びバックライトを取り付け
た状態を図5に示す。
【0047】図3及び図5を参照して、本実施形態は、
出力側電極部7aと駆動用IC8との間にスリット5が
設けられている。この状態で信号波形の観察をする場合
には、前記第1の実施形態と同様にして、配線が露出し
ているスリット5の部分にプローブを接触させればよ
い。
【0048】ここで、表示で出力異常と判別された液晶
パネルモジュールがあるとする。このままでは、それが
駆動用IC8の不良であるのか、出力側電極部7aと液
晶パネル9との接続に関する不良であるか分からない。
【0049】そこで、前記第1の実施形態と同じよう
に、オシロスコープでの波形調査を行い、不良箇所を特
定する。
【0050】液晶パネル9に入力される信号波形は、液
晶パネル9の端子部にプローブを接触させることで観察
できる。ここで、画面異常を示した部分の端子部の出力
波形として、図8(A)に示すような波形が観察された
とする。
【0051】もし、駆動用IC8からの出力そのものが
異常であった場合には、スリット5では、図8(C)に
示すような異常波形が観察されるはずである。
【0052】逆にスリット5において、図8(B)に示
すような正常な出力波形が観察された場合には、それ以
降の部分、すなわちTCPと液晶パネル9との接続に起
因する不良であることが分かる。
【0053】以上説明した解析を、従来のTCP(図1
0参照)のように、スリット穴がない場合に行おうとす
ると、前記の通り、ベースフィルム1を削って穴をあけ
るか、もしくはバックライト12を取り外し液晶パネル
9とプリント基板11の間にわずかに露出しているTC
Pの配線部にプローブを当てるようにしなければならな
い。
【0054】いずれも非常に工数がかかる上に、解体に
失敗して、解析不良になる場合も多くある。本発明の第
2の実施形態においては、駆動用IC8と出力側電極部
7aとの間にスリット5を設けることで、出力に起因す
る不具合箇所の特定を容易化している。
【0055】次に、本発明の第3の実施形態を以下に説
明する。図4は、本発明の第3の実施形態の構成を示す
平面図を示し、図6は、このTCPの実装後の状態を模
式的に示した図である。
【0056】図4及び図6を参照して、本実施形態は、
入力側電極部7bと駆動用IC8との間にスリット5が
設けられてなる前記第1の実施形態(図1参照)と、出
力側電極部7aと駆動用IC8との間にスリット5が設
けられてなる第2の実施形態(図3参照)と、の両方の
特徴を併せ持つ。
【0057】前記第1及び第2の実施形態では、TCP
の入力側か出力側のいずれか一方しか観察できないが、
本実施形態では、両方が観察可能である。
【0058】信号波形の調査を行う場合には、入力側及
び出力側のスリット5で露出している配線にプローブを
接触させて観察する。
【0059】不具合調査を行う場合も同様にすれば、そ
れが入力側の接続に関するものであるか、出力側の接続
に関するものであるか、あるいは駆動用IC8に起因す
るものであるかが容易に判別できる。
【0060】次に、本実施形態におけるスリットの形成
方法及びスリット幅の適正値について説明する。
【0061】スリットの形成方法としては、例えば従来
のTCP(図9)で用いられている折り曲げ用スリット
と同一方法で形成される。すなわち、金型で予めスリッ
ト穴を形成しておいたベースフィルム上に、あとからパ
ターン配線を行なう。金型はデバイスホールを形成する
際に必ず用いられるので、その時、同時にスリット穴を
あけるような金型を形成しておれば、工数及び費用はか
からない。
【0062】また、スリット幅の適正値について、プロ
ーブを当てる作業性が良好とされ、好ましくは、外形も
あまり大きくならないようにする。このため、スリット
幅は例えば0.5mm〜1.0mmくらいの範囲とする
のが好ましい。
【0063】以上説明した上記実施形態の作用効果とし
て、不良解析に要する工数が従来の1/5程度に低減で
き、また解析ミスが従来例では10%程度発生したのに
対し、ほぼ0%に抑えることができた。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
TCPにスリットを設けた構成としたことにより、配線
部にプローブを直接接触させることが可能とされてお
り、その接触部分の信号波形を観察できるため、不良発
生時の不具合箇所の特定を容易化するという効果を有す
る。
【0065】また、本発明によれば、不良箇所が製造プ
ロセスにあるのか、あるいは部材に起因したものである
かを特定することが可能とされ、問題点のフィードバッ
クが的確に行えることから、安定した品質の製品を製造
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るTCPを示す平
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のTCPを液晶パネル
に実装した断面を模式的に示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るTCPを示す平
面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るTCPを示す平
面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のTCPを液晶パネル
に実装した断面を模式的に示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のTCPを液晶パネル
に実装した断面を模式的に示す図である。
【図7】TCP入力部の信号波形の一例を示す図であ
る。
【図8】TCP出力部の信号波形の一例を示す図であ
る。
【図9】従来のTCPを示す平面図である。
【図10】第2の従来例に係るTCPを示す平面図であ
る。
【図11】従来のTCPを液晶パネルに実装した断面を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ベースフィルム 2 スプロケットホール 3 デバイスホール 4 アウターリードホール 5 スリット 6 インナーリード 7a 出力側電極部 7b 入力側電極部 8 駆動用IC 9 液晶パネル 10 異方性導電フィルム 11 プリント基板 12 バックライト 13 正常な入力信号 14 異常な入力信号 15 異常な出力信号 16 正常な出力信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力の電極部がベースフィルムに覆われ
    ているテープキャリアパッケージ(「TCP」という)
    の前記入力電極部と駆動用ICとの間に検査用のスリッ
    トが設けられ、 前記入力電極部がプリント基板と接続されており、前記
    出力電極部が液晶パネルと接続されてなる液晶パネルモ
    ジュールを前記TCPの前記検査用スリット部にプロー
    ブを接触させて特性検査を行うことを特徴とする液晶表
    示装置の検査方法。
  2. 【請求項2】入出力の電極部がベースフィルムに覆われ
    ているTCPの出力電極部と駆動用ICとの間に検査用
    のスリットが設けられ、 TCPの前記入力電極部がプリント基板と接続されてお
    り、前記出力電極部が液晶パネルと接続されている液晶
    パネルモジュールを前記TCPの前記検査用スリット部
    にプローブを接触させて特性検査を行うことを特徴とす
    る液晶表示装置の検査方法。
  3. 【請求項3】入出力の電極部がベースフィルムに覆われ
    ているTCPの、前記入力電極部と駆動用ICとの間、
    及び前記出力電極部と前記駆動用ICとの間にそれぞれ
    の検査用のスリットが設けられ、 前記入力電極部がプリント基板と接続されており、前記
    出力電極部が液晶パネルと接続されている液晶パネルモ
    ジュールを前記TCPの前記検査用スリット部にプロー
    ブを接触させて特性検査を行うことを特徴とする液晶表
    示装置の検査方法。
  4. 【請求項4】入出力の電極部がベースフィルムに覆われ
    てなるフラット型TCPにおいて、 入力電極部と搭載されるICとの間、及び/又は出力電
    極部と前記ICとの間に検査用スリットが設けられてな
    ることを特徴とするTCP。
  5. 【請求項5】請求項4記載の前記TCPが液晶パネル及
    びプリント基板に接続された状態で、入力側及び/又は
    出力側の配線が前記スリット部で表面に露出するように
    構成されたことを特徴とする液晶表示装置。
JP7303638A 1995-10-27 1995-10-27 液晶表示装置及びその検査方法 Pending JPH09127542A (ja)

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Cited By (6)

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