JPH09127159A - 電流検出器 - Google Patents
電流検出器Info
- Publication number
- JPH09127159A JPH09127159A JP7309789A JP30978995A JPH09127159A JP H09127159 A JPH09127159 A JP H09127159A JP 7309789 A JP7309789 A JP 7309789A JP 30978995 A JP30978995 A JP 30978995A JP H09127159 A JPH09127159 A JP H09127159A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- magnetic
- gap
- current detector
- current
- Prior art date
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- Pending
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】小型軽量で、且つ製造工程を簡略化するととも
に、コストを大幅に削減することのできる電流検出器を
提供すること。 【解決手段】周回形状を有する磁路の一部にギャップ４
を設けた磁気コア１と、上記ギャップ４内に配設され該
ギャップ内を通過する磁束密度を検出する感磁素子２と
を有し、プリント基板３には被測定電流線５を通す貫通
孔８を形成し、該貫通孔８の周縁近傍には上記感磁素子
２を配設するとともに、アースラインに接続された接地
用パターン９を形成し、該接地用パターン９上には上記
磁気コア１を導電性接着剤１２で固定した。
に、コストを大幅に削減することのできる電流検出器を
提供すること。 【解決手段】周回形状を有する磁路の一部にギャップ４
を設けた磁気コア１と、上記ギャップ４内に配設され該
ギャップ内を通過する磁束密度を検出する感磁素子２と
を有し、プリント基板３には被測定電流線５を通す貫通
孔８を形成し、該貫通孔８の周縁近傍には上記感磁素子
２を配設するとともに、アースラインに接続された接地
用パターン９を形成し、該接地用パターン９上には上記
磁気コア１を導電性接着剤１２で固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気コアのギャッ
プに感磁素子を配置して、磁気コアの中央を貫通して配
置された被測定電流線に流れる電流を検出する電流検出
器に関する。
プに感磁素子を配置して、磁気コアの中央を貫通して配
置された被測定電流線に流れる電流を検出する電流検出
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、磁気コアと感磁素子との組み合わ
せにより電流を検出する電流検出器は図５（ａ）に示す
ように、ケース２０に磁気コア２１と、ホール素子から
なる感磁素子２２を実装したプリント基板２３とを収納
し、図５（ｂ）に示すように振動などの機械的な要因で
断線等の障害が発生しないようにケース２０内に樹脂２
４を注入してモールドしたものが知られている。上記磁
気コア２１の中央を貫通して配置された被測定電流線２
５に流れた電流によって発生した磁束を上記磁気コア２
１で収束しギャップ２６の間に配置したホール素子２２
でギャップ２６間を通過する磁束密度を検出し、検出し
た磁束密度を電圧に変換して被測定電流線２５を流れる
電流を計測しているが、電流を遮断した時にも磁気コア
にはヒステリシスにより残留磁気が発生し、この残留磁
気によりホール素子２２が磁気を検出する問題があり、
この残留磁気をキャンセルするために磁気コア２１の一
部にリード線２７の一端をスポット溶接し、他端をプリ
ント基板２３上のアースラインに接続している。
せにより電流を検出する電流検出器は図５（ａ）に示す
ように、ケース２０に磁気コア２１と、ホール素子から
なる感磁素子２２を実装したプリント基板２３とを収納
し、図５（ｂ）に示すように振動などの機械的な要因で
断線等の障害が発生しないようにケース２０内に樹脂２
４を注入してモールドしたものが知られている。上記磁
気コア２１の中央を貫通して配置された被測定電流線２
５に流れた電流によって発生した磁束を上記磁気コア２
１で収束しギャップ２６の間に配置したホール素子２２
でギャップ２６間を通過する磁束密度を検出し、検出し
た磁束密度を電圧に変換して被測定電流線２５を流れる
電流を計測しているが、電流を遮断した時にも磁気コア
にはヒステリシスにより残留磁気が発生し、この残留磁
気によりホール素子２２が磁気を検出する問題があり、
この残留磁気をキャンセルするために磁気コア２１の一
部にリード線２７の一端をスポット溶接し、他端をプリ
ント基板２３上のアースラインに接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に磁気コア２１は珪素鋼板で構成されているため、この
磁気コア２１にリード線２６をスポット溶接する作業は
特殊作業になり費用及び手間がかかる上、磁気コア２１
と、プリント基板２３とをケース２０に収納して樹脂で
モールドしなければならないため、サイズを小さくする
ことが難しく、且つ製造工程が増えるとともに、部品の
点数も増え、コストの低減を図ることが困難であった。
に磁気コア２１は珪素鋼板で構成されているため、この
磁気コア２１にリード線２６をスポット溶接する作業は
特殊作業になり費用及び手間がかかる上、磁気コア２１
と、プリント基板２３とをケース２０に収納して樹脂で
モールドしなければならないため、サイズを小さくする
ことが難しく、且つ製造工程が増えるとともに、部品の
点数も増え、コストの低減を図ることが困難であった。
【０００４】本発明は上記問題点を解消し、小型軽量
で、且つ製造工程を簡略化するとともに、製造コストを
大幅に削減することのできる電流検出器を提供すること
をその課題とする。
で、且つ製造工程を簡略化するとともに、製造コストを
大幅に削減することのできる電流検出器を提供すること
をその課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る電流検出器は、周回形状を有する磁路
の一部にギャップを設けた磁気コアと、上記ギャップ内
に配設され、該ギャップ内を通過する磁束密度を検出す
る感磁素子とを有し、上記磁気コアの略中央を貫通して
配置された被測定電流線の発生する磁界を検出して上記
被測定電流線に流れる電流を検出する電流検出器であっ
て、プリント基板には上記被測定電流線を通す貫通孔を
形成し、該貫通孔の周縁近傍には上記感磁素子を配設す
るとともに、アースラインに接続された接地用パターン
を形成し、該接地用パターン上には上記磁気コアを導電
性接着剤で固定したことを特徴とする。
め、本発明に係る電流検出器は、周回形状を有する磁路
の一部にギャップを設けた磁気コアと、上記ギャップ内
に配設され、該ギャップ内を通過する磁束密度を検出す
る感磁素子とを有し、上記磁気コアの略中央を貫通して
配置された被測定電流線の発生する磁界を検出して上記
被測定電流線に流れる電流を検出する電流検出器であっ
て、プリント基板には上記被測定電流線を通す貫通孔を
形成し、該貫通孔の周縁近傍には上記感磁素子を配設す
るとともに、アースラインに接続された接地用パターン
を形成し、該接地用パターン上には上記磁気コアを導電
性接着剤で固定したことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【０００７】図１において符号Ａは電流検出器を示し、
この電流検出器Ａは磁気コア１と、感磁素子２と、増
幅、補正等の信号処理機能を有する信号処理回路６が実
装されたプリント基板３とから構成されている。
この電流検出器Ａは磁気コア１と、感磁素子２と、増
幅、補正等の信号処理機能を有する信号処理回路６が実
装されたプリント基板３とから構成されている。
【０００８】磁気コア１は珪素鋼板を重合しリング状に
形成し、周回形状を有する磁路の一部にギャップ４を設
けたもので、磁気コア１の略中央を貫通して配置された
被測定電流線５に流した電流に比例して発生する磁束を
収束するように設けられている。
形成し、周回形状を有する磁路の一部にギャップ４を設
けたもので、磁気コア１の略中央を貫通して配置された
被測定電流線５に流した電流に比例して発生する磁束を
収束するように設けられている。
【０００９】感磁素子２はホール素子で構成され、上記
磁気コア１のギャップ４に位置するようにプリント基板
３上に垂直に実装され、ギャップ４内を通過する磁束密
度に比例した電気信号（電圧）を出力するように設けら
れている。この電気信号は信号処理回路６で処理され後
述のコネクタピン７ｂを介して装置（図示せず）に出力
するように設けられている。
磁気コア１のギャップ４に位置するようにプリント基板
３上に垂直に実装され、ギャップ４内を通過する磁束密
度に比例した電気信号（電圧）を出力するように設けら
れている。この電気信号は信号処理回路６で処理され後
述のコネクタピン７ｂを介して装置（図示せず）に出力
するように設けられている。
【００１０】プリント基板３には被測定電流線５が貫通
する貫通孔８が形成され、該貫通孔８の周縁近傍には感
磁素子２が配置されるとともに、貫通孔８と同心円上に
円弧状の接地用パターン９が形成され、この接地用パタ
ーン９はアースライン１０に接続されている。このアー
スライン１０は後述のコネクタピン７ａに接続され、装
置側のグランドに接続されるように設けられている。
する貫通孔８が形成され、該貫通孔８の周縁近傍には感
磁素子２が配置されるとともに、貫通孔８と同心円上に
円弧状の接地用パターン９が形成され、この接地用パタ
ーン９はアースライン１０に接続されている。このアー
スライン１０は後述のコネクタピン７ａに接続され、装
置側のグランドに接続されるように設けられている。
【００１１】なお、上記接地用パターン９の表面は絶縁
用のコーティング処理をせず、銅箔等の導電材が露出し
た状態で形成されている。
用のコーティング処理をせず、銅箔等の導電材が露出し
た状態で形成されている。
【００１２】また、プリント基板３の裏面には感磁素子
２の出力する電気信号を増幅、補正等の信号処理を行う
信号処理回路６と、該信号処理回路６で処理された検出
信号を装置に出力するためのコネクタピン７ｂ、アース
ライン１０を装置側のグランドに接続するためのアース
ピン７ａ及び電源供給用（＋１５Ｖ、ー１５Ｖ）のコネ
クタピン７ｃ、７ｄが実装されるとともに、基板の隅に
は装置の基板Ｂに固定するための固定ピン１１、１１、
・が実装されている（図２参照）。
２の出力する電気信号を増幅、補正等の信号処理を行う
信号処理回路６と、該信号処理回路６で処理された検出
信号を装置に出力するためのコネクタピン７ｂ、アース
ライン１０を装置側のグランドに接続するためのアース
ピン７ａ及び電源供給用（＋１５Ｖ、ー１５Ｖ）のコネ
クタピン７ｃ、７ｄが実装されるとともに、基板の隅に
は装置の基板Ｂに固定するための固定ピン１１、１１、
・が実装されている（図２参照）。
【００１３】上述のように電流検出器Ａは構成されてい
るので、その組み立てに当たっては、導電性接着剤１２
（例えば、（株）スリーボンド社製の二液性常温硬化型
接着剤、スリーボンド３３８１（商標名）を使用すれば
よい）を接地用パターン９上に塗布し、磁気コア１のギ
ャップ４にホール素子２が納まるようにして磁気コア１
の底面を接地用パターン９上に重合するように貼着する
（図３（ａ）、（ｂ）参照）。
るので、その組み立てに当たっては、導電性接着剤１２
（例えば、（株）スリーボンド社製の二液性常温硬化型
接着剤、スリーボンド３３８１（商標名）を使用すれば
よい）を接地用パターン９上に塗布し、磁気コア１のギ
ャップ４にホール素子２が納まるようにして磁気コア１
の底面を接地用パターン９上に重合するように貼着する
（図３（ａ）、（ｂ）参照）。
【００１４】貼着後、所定の時間（２５。Ｃで３時間、
又は６０。Ｃで１５分）で乾燥させることにより、磁気
コア１をプリント基板３に確実に固定するとともに、磁
気コア１自体をアースラインに電気的に接続することが
できる。
又は６０。Ｃで１５分）で乾燥させることにより、磁気
コア１をプリント基板３に確実に固定するとともに、磁
気コア１自体をアースラインに電気的に接続することが
できる。
【００１５】上述の電流検出器によれば、磁気コア１が
導電性接着剤１２を介してアースライン１０に接続され
ているので、アースラインに接続されたリード線を磁気
コアにスポット溶接することなく磁気コア１の残留磁気
をキャンセルすることができる。
導電性接着剤１２を介してアースライン１０に接続され
ているので、アースラインに接続されたリード線を磁気
コアにスポット溶接することなく磁気コア１の残留磁気
をキャンセルすることができる。
【００１６】また、プリント基板３に磁気コア１を実装
したので磁気コア１を収容するケースや、磁気コア１に
リード線をスポット溶接する必要もなく、更に磁気コア
や基板をケース内に樹脂でモールドする必要もなくなる
ので、製造工程を簡略化することができるとともに、余
分な部品を必要としないので製造コストを大幅に削減す
ることができる。
したので磁気コア１を収容するケースや、磁気コア１に
リード線をスポット溶接する必要もなく、更に磁気コア
や基板をケース内に樹脂でモールドする必要もなくなる
ので、製造工程を簡略化することができるとともに、余
分な部品を必要としないので製造コストを大幅に削減す
ることができる。
【００１７】さらに、ケース等の部品やモールド用の樹
脂を使用しないため軽量、小型化が図れ電流検出器を使
用する装置の基板Ｂのプリント配線１３と、プリント配
線１４とにコネクタピン７ａ〜７ｄと、固定ピン１１と
を直接ハンダ付けで接続及び固定することができ、装置
側のコスト削減にも貢献することができる（図２参
照）。
脂を使用しないため軽量、小型化が図れ電流検出器を使
用する装置の基板Ｂのプリント配線１３と、プリント配
線１４とにコネクタピン７ａ〜７ｄと、固定ピン１１と
を直接ハンダ付けで接続及び固定することができ、装置
側のコスト削減にも貢献することができる（図２参
照）。
【００１８】なお、本実施例は電流検出器を装置側の基
板に直接ハンダ付けできるように固定ピンとコネクタピ
ンとをプリント基板に実装したが、装置の構造上電流検
出器を装置側の基板に実装できない場合は、図４に示す
ようにプリント基板１５に螺子止孔１６を形成するとと
もに、コネクタ１７を取りつけて装置側の基板から離れ
た位置に螺子１８で固定し、ケーブル（図示せず）で接
続するようにしてもかまわない。なお、図４において図
１と同符号は同部位を示す。
板に直接ハンダ付けできるように固定ピンとコネクタピ
ンとをプリント基板に実装したが、装置の構造上電流検
出器を装置側の基板に実装できない場合は、図４に示す
ようにプリント基板１５に螺子止孔１６を形成するとと
もに、コネクタ１７を取りつけて装置側の基板から離れ
た位置に螺子１８で固定し、ケーブル（図示せず）で接
続するようにしてもかまわない。なお、図４において図
１と同符号は同部位を示す。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る電流検出器によれば、磁気
コアをプリント基板上に形成された接地用パターンに導
電性接着剤で接着し、磁気コア自体をアースラインに接
続したので、アースラインに接続するためのリード線を
磁気コアにスポット溶接することなく残留磁気をキャン
セルできるとともに、ケースなどを必要としないため小
型軽量化が図れ、且つ製造工程を簡略化することができ
る上、製造コストを大幅に削減することができる。
コアをプリント基板上に形成された接地用パターンに導
電性接着剤で接着し、磁気コア自体をアースラインに接
続したので、アースラインに接続するためのリード線を
磁気コアにスポット溶接することなく残留磁気をキャン
セルできるとともに、ケースなどを必要としないため小
型軽量化が図れ、且つ製造工程を簡略化することができ
る上、製造コストを大幅に削減することができる。
【図１】本発明に係る、電流検出器の構成を示す分解斜
視図
視図
【図２】上記電流検出器の構成を示す要部断面図
【図３】（ａ）（ｂ）は電流検出器の平面図、及びＸー
Ｘ線断面図
Ｘ線断面図
【図４】電流検出器の他の例を示す斜視図
【図５】（ａ）（ｂ）は従来の電流検出器の構成を示す
斜視図
斜視図
１ 磁気コア ２ 感磁素子 ３ プリント基板 ４ ギャップ ５ 被電流測定線 ７ コネクタ ８ 貫通孔 ９ 接地用パターン １０ アースライン １２ 導電性接着剤
Claims (1)
- 【請求項１】 周回形状を有する磁路の一部にギャップ
を設けた磁気コアと、上記ギャップ内に配設され、該ギ
ャップ内を通過する磁束密度を検出する感磁素子とを有
し、上記磁気コアの略中央を貫通して配置された被測定
電流線の発生する磁界を検出して上記被測定電流線に流
れる電流を検出する電流検出器であって、プリント基板
には上記被測定電流線を通す貫通孔を形成し、該貫通孔
の周縁近傍には上記感磁素子を配設するとともに、アー
スラインに接続された接地用パターンを形成し、該接地
用パターン上には上記磁気コアを導電性接着剤で固定し
たことを特徴とする電流検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7309789A JPH09127159A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 電流検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7309789A JPH09127159A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 電流検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09127159A true JPH09127159A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17997268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7309789A Pending JPH09127159A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 電流検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09127159A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-11-02 JP JP7309789A patent/JPH09127159A/ja active Pending
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