JPH09126086A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置

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JPH09126086A
JPH09126086A JP28585395A JP28585395A JPH09126086A JP H09126086 A JPH09126086 A JP H09126086A JP 28585395 A JP28585395 A JP 28585395A JP 28585395 A JP28585395 A JP 28585395A JP H09126086 A JPH09126086 A JP H09126086A
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JP
Japan
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valve
solenoid
fuel
fuel injection
electromagnetic force
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Application number
JP28585395A
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English (en)
Inventor
Sachihiro Tsuzuki
祥博 都筑
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブのリフトを大きくしても、バルブが確
実な作動を行う二方弁式油圧制御弁を用いた蓄圧式燃料
噴射装置を提供する。 【解決手段】 2方弁式油圧制御弁600のバルブ16
に永久磁石23をソレノイド22に対向して組付け、ソ
レノイド22の通電時に発生した電磁力により永久磁石
23が反発することによりバルブ16がリフトするよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に適用され
る蓄圧式燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射装置としては、例えば特
開平5−332220号公報に開示されているようなソ
レノイドの吸引力を利用し、油圧制御弁を駆動してニー
ドル弁を開閉し、コモンレールに蓄えられた高圧燃料を
噴射するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1に従来の蓄圧式燃
料噴射装置に用いられているソレノイド吸引力を利用し
た二方弁式油圧制御弁の断面構成を示す。(A)はバル
ブ3の閉弁時の構成、(B)は開弁時の構成を各々示
す。図1(A)に示すように、バルブボディ2に上下に
摺動自在にバルブ3が収容されており、バルブスプリン
グ4により下方へ付勢されて、バルブシート8にて着座
している。バルブ3の中にはロッド7が収容されてお
り、制御ポート6からの高圧燃料による油圧作用力が小
さくなるように、バルブシート8の径とほぼ同径にロッ
ド7の径は設定してある。この図1(A)に示す状態で
は、バルブ3は閉弁している。この状態から開弁するた
めには、ソレノイド1によりバルブ3を吸引しなければ
ならない。
【0004】この時に必要な電磁力(吸引力)は、 Pf ×(dR 2 −ds 2 )π/4 + F Pf :噴射圧 dR :ロッド7の径 dS :バ
ルブシート8の径 F:バルブスプリングの力 となる。
【0005】しかしながら、ソレノイド電磁力は、ソレ
ノイドとターゲットとなる部材との距離(これをエアギ
ャップという)により、エアギャップとソレノイド電磁
力との関係を示す図2に示すようにエアギャップが大き
くなるほどソレノイド電磁力は小さくなる。しかしなが
ら、バルブの流路面積を確保するため、バルブのリフト
を大きくすると、従来の構成では必然的にエアギャップ
が大となり、電磁力が低下し、作動不良をひき起こした
り、あるいは全く作動しなくなるといった問題が生じ
る。
【0006】本発明はバルブのリフトを大きくしても、
バルブが確実な作動を行う二方弁式油圧制御弁を用いた
蓄圧式燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明は
前記目的を達成するために、請求項1に示すように、2
方弁式油圧制御弁のバルブに永久磁石をソレノイドに対
向して組付け、ソレノイドの通電時に発生した電磁力に
より永久磁石が反発することによりバルブがリフトする
ようにする;という技術的手段を採用するものである。
【0008】このため、開弁する時のエアギャップを極
小とすることができ、従って開弁する時にソレノイドの
最大の電磁力を使用することが可能となる。また、バル
ブリフトが大きくなっても、開弁する時のエアギャップ
は影響を受けないためバルブの流路面積を大きくするこ
とも非常に容易となる。更に、開弁する時に大きな電磁
力を用いることができるため、開弁応答を向上出来、逆
に閉弁する時には比較的大きなエアギャップとなってい
るため、残留磁気の影響を受けにくくなり、閉弁応答も
向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図3は二方弁式油圧制御弁を本発
明の実施例としての内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置に適
用した場合の構成を示す断面図である。燃料圧送ポンプ
200により燃料タンク100から圧送された高圧燃料
は、リザーバ300に蓄圧され、更にエンジンに装着さ
れた燃料噴射装置400に供給されるようになってい
る。二方弁式油圧制御弁600のハウジング700に
は、ドレンをなす燃料タンク100に連通するドレンポ
ート9および背圧室10に連通する制御ポート11が設
けられている。燃料圧送ポンプ2からリザーバ3に蓄圧
された高圧燃料はインレット5より導入され、ニードル
弁12の周辺にある油溜まり13へ導入蓄圧されると同
時に、絞り14を介して背圧室10及び制御ポート11
へと導入されている。背圧室10には高圧が作用してい
るため、ニードル弁12は下降して、通常は燃料噴射孔
15を閉鎖している。前記二方弁式油圧制御弁600の
ハウジング700内には、バルブ16が上下方向に摺動
自在に移動することができるように嵌挿され、上部に設
けたバルブスプリング17により下方に押し付けられ
て、下部のバルブシート部18で着座している。前記バ
ルブ16内には、ロッド19が上下方向に摺動自在に移
動することができるように嵌挿されている。そして、制
御ポート11に導入された高圧燃料は、バルブ16に形
成された連通路20を介してロッド19の下部室21ま
で導入されている。従って、ロッド19は、通常は高い
燃料圧によって上部に押し上げられている。バルブ16
の下部にソレノイド22が収容されており、ソレノイド
22に対向するバルブ16の部分には永久磁石23が組
みつけられている。ちなみに、図3は噴射停止状態を示
している。
【0010】図4は本発明の実施例としての蓄圧式燃料
噴射装置に用いた二方弁式油圧制御弁の断面構成図であ
り、(A)はバルブ16の閉弁時の構成、(B)は開弁
時の構成を各々示す。以上の様な本発明の構成における
作動を図3、図4に基づいて説明する。バルブ16の閉
弁時である図4(A)は、この状態においては図3に示
すようにニードル弁12は着座しており、噴射は停止し
ている。この状態からソレノイド22に通電すると、発
生した電磁力とバルブ16に組付られた永久磁石23と
の間に反発力が生じ、バルブ16が上方へリフトし、図
4(B)に示すような状態となり、バルブシート部18
は離座し、制御ポート11とドレンポート9が連通し
て、図3の背圧室10の圧力は降下する。このため、蓄
圧された油溜まり13の燃料圧によりニードル弁12は
押し上げられ、噴孔15は開放される。その結果、油溜
まり13と噴孔15の近傍の高圧燃料は噴孔15から噴
出し、噴射を開始する。
【0011】噴射を停止しようとする時には、ソレノイ
ド22への通電を解除すると、ソレノイド22からの電
磁力が消滅し、バルブ16に組付ラレタ永久磁石23と
の間の反発力もなくなるため、バルブ16はバルブスプ
リング17の付勢力により下方へ押下げられる。その結
果、バルブシート部18は着座して図4(A)の状態に
なり、制御ポート11とドレンポート9は遮断される。
すると絞り14を介して、リザーバ300からの高圧燃
料が背圧室10へ導入されるので、背圧室10の圧力は
上昇し、ニードル弁12を押下げ、噴孔15を閉じて噴
射が終了する。
【0012】本発明の構成とすることによる効果として
は、図4に示す様に 閉弁時のエアギャップL2 <開弁
時のエアギャップL3 とできるところである。従来の
構成では図1に示すように 閉弁時のエアギャップL0 >開弁時のエアギャップL1 であり、バルブリフトはL0 −L1 となるため、バルブ
リフトを大きくしようとすると、L0 をどんどん大きく
しなければならないため、同じ磁極面積のソレノイドを
用いれば、電磁力は図2に示した如く低下し、作動不良
を引き起こす。これを回避しようとすれば、より大きな
磁極面積がとれるような大型のソレノイドを用いなくて
はならない。
【0013】しかしながら、図4に示した本発明の構成
では、バルブリフトはL3 −L2 となるため、バルブの
構成により、バルブリフトを大きくしても、L3 を大き
くすればよいため、L2 は常に極小の値に設定可能であ
る。すなわち、開弁させようとするときに、最大の電磁
力を効果的に利用できる。その結果、開弁する時に大き
な電磁力を用いることができるため、開弁応答を向上出
来、逆に閉弁する時には比較的大きなエアギャップとな
るため、従来ソレノイドの応答悪化の原因となっていた
残留磁気の影響を受けにくくなるため、閉弁応答も向上
できる。
【0014】本発明を用いることで、バルブリフトが大
きくなっても、確実に作動できる噴射装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の蓄圧式燃料噴射装置に用いられているソ
レノイド吸引力を利用した二方弁式油圧制御弁の断面構
成図であり、(A)はバルブ3の閉弁時の構成、(B)
は開弁時の構成を各々示す。
【図2】エアギャップとソレノイド電磁力との関係を示
す特性図である。
【図3】二方弁式油圧制御弁を本発明の実施例としての
内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置に適用した場合の構成を
示す断面図である。
【図4】本発明の実施例としての蓄圧式燃料噴射装置に
用いた二方弁式油圧制御弁の断面構成図であり、(A)
はバルブ16の閉弁時の構成、(B)は開弁時の構成を
各々示す。
【符号の説明】
9 ドレンポート 10 背圧室 12 ニードル弁 13 油溜まり 15 燃料噴射孔 16 バルブ 22 ソレノイド 23 永久磁石 400 蓄圧式燃料噴射装置 600 2方弁式油圧制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射孔を開閉するニードル弁と、該
    ニードル弁の開弁時に前記燃料噴射孔から噴射する高圧
    燃料を蓄圧する油溜まりと、該油溜まりに高圧燃料を導
    入する導入通路と、前記ニードル弁の上方に形成された
    背圧室と、ソレノイドと、該ソレノイドによって駆動さ
    れて前記背圧室とドレンポートを連通、遮断する、前記
    ソレノイドを含んで成る2方弁式油圧制御弁とを具備し
    ている蓄圧式燃料噴射装置において、前記2方弁式油圧
    制御弁のバルブに永久磁石を前記ソレノイドに対向して
    組付け、前記ソレノイドの通電時に発生した電磁力によ
    り前記永久磁石が反発することにより前記バルブがリフ
    トするようにしたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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