JPH09126074A - 分岐型チューブレゾネータ - Google Patents

分岐型チューブレゾネータ

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Publication number
JPH09126074A
JPH09126074A JP7308113A JP30811395A JPH09126074A JP H09126074 A JPH09126074 A JP H09126074A JP 7308113 A JP7308113 A JP 7308113A JP 30811395 A JP30811395 A JP 30811395A JP H09126074 A JPH09126074 A JP H09126074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
path length
resonator
branch
tube resonator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7308113A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahashi
浩之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TENETSUKUSU KK
Original Assignee
TENETSUKUSU KK
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Publication date
Application filed by TENETSUKUSU KK filed Critical TENETSUKUSU KK
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の燃焼用空気吸入管等の空気ダクト
に取付けられるチューブレソネータを、本管と、本管か
ら分岐する分岐管とで構成することにより、消音周波数
域に二つのピークを持たせたり、周波数域の幅を広げた
りして、チューブレゾネータの適応可能範囲を広げる。 【解決手段】 内燃機関の吸気管(空気ダクト)10に
チューブレゾネータ本管2と、それから分岐する分岐管
3を設ける。本管2は経路長L1、分岐管3は経路長L2
(空気ダクト10からの長さ)である。このチューブレ
ゾネータ11は、経路長L1又は経路長L2の単一管のも
のよりそれぞれ30%程度低い周波数において二つの減
衰ピークを持つ特性を有する。このように消音特性を複
合化し、又は経路長L1, L2を接近値として消音周波数
の幅を広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば内燃機関の
吸気管等、騒音源に接続される空気ダクトに取付けるチ
ューブレゾネータに関する。
【0002】
【従来の技術】共鳴型消音器の一種として先端閉塞のチ
ューブをなすチューブレゾネータが知られている。例え
ば特開昭61−190158号公報に開示された吸気系
消音装置がそれである。チューブレゾネータは、その形
状の単純さから比較的安価に製造でき、しかも非常に深
い(減衰度の大きい)減衰効果が得られるので、ピーク
的な騒音の対策として用いられることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のチューブ
レゾネータは深い減衰は得られるものの、減衰域が狭い
という欠点がある。また、図6に示すように吸気ダクト
1に取付けたチューブレゾネータ2は、その経路長Lと
経路断面積Sとによって共鳴周波数が決定されるが、経
路長Lの方が支配的な因子であって、経路長Lを短かく
するほど共鳴周波数は高くなるものである。従って比較
的低い周波数に対しては非常に経路長を長くしなければ
ならず、また比較的広い周波数域あるいは複数のピーク
周波数域には1個では対応し難いという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の分岐型チュー
ブレゾネータは、内燃機関の吸気管等の空気ダクトに取
付けるチューブレゾネータ本管に、途中から分岐させて
先端閉鎖の分岐管を設けるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施の形態を示
す。内燃機関(図示しない騒音源)の吸気管(空気ダク
ト)10に取付けられるこの発明の分岐型レゾネータ1
1は、レゾネータ本管12(経路長L1 )とその途中か
ら分岐させた先端閉鎖の分岐管13(経路長L2、吸気
管10からの長さ)とでなる。なほ図中のS1、S2は本
管12、分岐管13の経路断面積である。
【0006】このような分岐管13を設けた場合は、本
管12と分岐管13が互に影響しあって、それぞれの経
路長の単一管(従来の図6の符号2)に比べて約30%
共鳴周波数が低下することが知られており、同一経路長
で低い共鳴周波数が得られる。図2にその特性を図示す
る。図示の曲線Cは図1に示す分岐型チューブレゾネー
タ11を設けた場合の周波数特性であり、L1>L2であ
って、低い方のピーク周波数域mは本管12(経路長L
1)にもとづくもの、高い方のピーク周波数域nは分岐
管13(経路長L2)にもとづくものである。これに対
し図6に示すような従来の単一管型チューブレゾネータ
2で経路長L1の場合は曲線A,経路長L2の場合は曲線
Bとなる。従って従来と同一の共鳴周波数域を得たい場
合は、従来のものより経路長が短かくてよく、小型のも
のとなる。
【0007】図3に示す例は、図1においてL1=L2
場合である。この場合の特性曲線Dは、、従来の単一管
型チューブレゾネータにおいて経路長L1のもの(曲線
A)に対し共鳴周波数域の移動はないが、周波数域の幅
が広くなる。また経路長L1≒L2として経路長を近似さ
せると、図4の曲線Eのように近接したピークを持つ幅
広い共鳴周波数域を得ることができる。拡大された共鳴
室を二つ設けた複合型レゾネータでは、このような接近
した共鳴周波数を設定することが困難であったが、分岐
型チューブレゾネータでL1≒L2とすれば、容易にこの
ことが達成される。
【0008】図5に示す分岐管14、15、16(経路
長L2,L3,L4)のように複数本の分岐管を設けるこ
とにより、さらに種々の特性を持ち、広い周波数に対応
するレソネータが得られる。また、この分岐型チューブ
レゾネータは内燃機関の吸気管のみならず、他の空気管
にも適用できる。
【0009】
【発明の効果】この発明はチューブレゾネータに分岐管
を設けることにより、共鳴周波数のピークを二つ以上と
し、また共鳴周波数域を広くできるのでチューブレゾネ
ータの簡単な形状を活かしながらその特性を拡大し、利
用範囲を広げることができる。また同一周波数に対して
は従来のものより経路長を短くすることができ、共鳴周
波数は経路長で決まることから共鳴室を設けた複合型レ
ゾネータよりも所期特性を設定する設計が容易である。
さらに、この構造は合成樹脂のブロー成形により一体成
形できるので製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例を示す図。
【図2】図1のものの特性を示す図。(L1>L2の場
合)
【図3】図1のものの特性を示す図。(L1=L2の場
合)
【図4】図1のものの特性を示す図。(L1≒L2の場
合)
【図5】この発明の他の実施形態を示す図。
【図6】従来のチューブレゾネータの例を示す図。
【符号の説明】
10 空気ダクト(吸入管) 12 チューブレゾネータ主管 13、14、15、16 分岐管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源と接続される空気ダクトに取付け
    るチューブレゾネータにおいて、チューブレゾネータの
    本管の途中から分岐する先端閉鎖の分岐管を設けたこと
    を特徴とする分岐型チューブレゾネータ。
JP7308113A 1995-10-31 1995-10-31 分岐型チューブレゾネータ Pending JPH09126074A (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100848195B1 (ko) * 2007-08-06 2008-07-24 대기포레시아(주) 배기파이프의 소음저감 구조
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