JPH05215027A - 広帯域レゾネータ装置 - Google Patents

広帯域レゾネータ装置

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Publication number
JPH05215027A
JPH05215027A JP4221492A JP4221492A JPH05215027A JP H05215027 A JPH05215027 A JP H05215027A JP 4221492 A JP4221492 A JP 4221492A JP 4221492 A JP4221492 A JP 4221492A JP H05215027 A JPH05215027 A JP H05215027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
connecting pipe
main body
wide band
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP4221492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Yamada
昭彦 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH05215027A publication Critical patent/JPH05215027A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの吸気音レベルを広域に渡って低減
させる。 【構成】 エアサクションホース3に断面形状を緩やか
に変化させた接続管8を介してレゾネータ本体5を連通
させた。このため、設定された共鳴周波数に対し接続管
8の周壁が変形していることにより、共鳴する周波数の
周辺の周波数にも共鳴を及ぼすことができることにな
る。また、本来の共鳴周波数に対する効果はその分だけ
緩慢になる。したがって、広帯域で消音効果があり、特
性上、ピークも起きないので、室内でのこもり音等の騒
音低減に大きな効果がある。また、レゾネータ本体5の
製造上、共鳴周波数が変わって製品に多少のばらつきが
あっても許容範囲が広いのでこれをカバーすることがで
きることになり、歩留まりと作業性を向上させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン音を消音させ
るための広帯域レゾネータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン音(吸気音、排気音等)
を消音させるために、レゾネータ装置が使用されてい
る。エンジン吸気系では、図7、図8に示すように、エ
ンジン1の上部に設置したエアクリーナ2から吸入口ま
でをつなぐエアサクションホース3に、レゾネータ装置
4が設けられ、レゾネータ装置4はレゾネータ本体5に
ストレートのパイプ6を接続したものでエアサクション
ホース3の胴部に連通されている。マイクロホン7を吸
入口に近付けて吸気音を測定した結果は、レゾネータ装
置4を設置したときに、ある周波数で大きな消音効果が
得られた(図6のb参照)。このことは室内騒音(特に
こもり音など)の低減を図ることができるものである。
また、実開昭58-180369 号公報には共鳴室に連通する2
つの口を選択的に開閉することが開示され、特開昭59-1
05959 号公報には通路を絞り断面積を小さくする構造の
ものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レゾネータ装置4では共鳴が強く帯域幅が狭いので、レ
ゾネータ本体5の寸法が生産時にばらついたとき、効果
を出したい共鳴周波数からずれてしまい、期待した効果
が得られないことがある。また、吸入音とレゾネータ本
体5で発生する音とが同位相となって共鳴周波数から低
いほうの周波数にピークをだすことがあり、満足な消音
効果が得られない。また、共鳴が強い場合にはレゾネー
タ本体5が共振して振動騒音を起こす虞がある。
【0004】本発明は、一様に消音効果の得られる広帯
域レゾネータ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エンジンの吸気系と連接する吸気管とレゾ
ネータ本体とを、断面形状を緩やかに変化させた接続管
によって連通させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成するものであるの
で、レゾネータ本体の設定された共鳴周波数に対し接続
管の周壁が変形しているため、共鳴する周波数の周辺の
周波数にも共鳴が及ぼすことになり、また、本来の共鳴
周波数に対する効果はその分だけ緩慢になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1、図2に示すように、エンジン1の吸気
系にはエアクリーナ2が設けられ、エアサクションホー
ス(吸気管)3を接続している。レゾネータ本体5に接
続管8を連結したレゾネータ装置9はエアサクションホ
ース3に連設されている。
【0008】レゾネータ本体5は四角の箱形状にされ、
上部に接続用孔10を形成し共鳴周波数を所定の値になる
ように成形されている。接続管8は中間部を細くし両端
に向かって徐々に広くなる形状にされている。
【0009】吸気音はレゾネータ本体5の共鳴周波数に
よって減衰されるが、接続管8の曲面によって共鳴周波
数の周辺の周波数にも共鳴の効果が出てくる。また、レ
ゾネータ本体5の容量が変わらないので全体の消音量に
はあまり変化がなく、全体として広帯域に共鳴されるこ
とになる。
【0010】これによって、図6に示すように、実施例
で得られた吸入音レベルの曲線aは従来の消音効果を示
す曲線bに比べ、共鳴周波数が広帯域であり、ピークも
発生せず好適なものである。曲線cはレゾネータ装置
4、9を使用しない場合の吸入音レベルである。接続管
8は図2に示すものを使用したが、図3に示すように細
径部が中央位置からずれているものを使用しても同様の
効果が得られ、見かけ上の共鳴周波数を低い方か高い方
にすることができる。また、図4、図5に示すように、
ラッパ形のものを使用しても良い。なお、レゾネータ本
体5が成形されて製品になったとき、多少の共鳴周波数
の誤差を有していてもレゾネータ装置9が広帯域になる
ので、組み付け時に修正をしなくても簡単に作業が行え
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、設定された共鳴周波数に対し接続管の周壁が
変形していることにより、共鳴する周波数の周辺の周波
数にも共鳴を及ぼすことができることになる。また、本
来の共鳴周波数に対する効果はその分だけ緩慢になる。
したがって、広帯域で消音効果があり、特性上、ピーク
も起きないので、室内でのこもり音等の騒音低減に大き
な効果がある。また、レゾネータ本体5の製造上、共鳴
周波数が変わって製品に多少のばらつきがあっても許容
範囲が広いのでこれをカバーすることができることにな
り、歩留まりと作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の広帯域レゾネータ装置を
備えたエンジン吸気系の斜視図である。
【図2】実施例の広帯域レゾネータ装置の断面図であ
る。
【図3】他の実施例の広帯域レゾネータ装置の断面図で
ある。
【図4】他の実施例の広帯域レゾネータ装置の断面図で
ある。
【図5】他の実施例の広帯域レゾネータ装置の断面図で
ある。
【図6】実施例の広帯域レゾネータ装置の特性を示すグ
ラフである。
【図7】従来のレゾネータ装置を備えたエンジン吸気系
の斜視図である。
【図8】従来のレゾネータ装置の断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 吸気管 5 レゾネータ本体 8 接続管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気系と連接する吸気管とレ
    ゾネータ本体とを、断面形状を緩やかに変化させた接続
    管によって連通させたことを特徴とする広帯域レゾネー
    タ装置。
JP4221492A 1992-01-31 1992-01-31 広帯域レゾネータ装置 Pending JPH05215027A (ja)

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JP4221492A JPH05215027A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 広帯域レゾネータ装置

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JPH05215027A true JPH05215027A (ja) 1993-08-24

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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