JPH09125790A - 引戸のガードアーム装置 - Google Patents
引戸のガードアーム装置Info
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- JPH09125790A JPH09125790A JP30653295A JP30653295A JPH09125790A JP H09125790 A JPH09125790 A JP H09125790A JP 30653295 A JP30653295 A JP 30653295A JP 30653295 A JP30653295 A JP 30653295A JP H09125790 A JPH09125790 A JP H09125790A
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Abstract
引戸のガードアーム装置を提供する。 【解決手段】 引戸の戸先に対向する戸枠に装着され、
引戸の戸先から振り出されるガードアーム4の自由端が
挿入されるスリット5bを開口させた固定ケース5内
に、引戸に垂直な水平方向に移動可能に案内された操作
杆12を設け、この操作杆12の前端に、スリット5b
を通って固定ケース5内に挿入されるガードアーム4の
自由端との相互作用により、自動的に係合孔に投入され
るラッチ体13を装着し、操作杆を右方に付勢すると共
に、通電時操作杆を左方に移動する方向に駆動する電磁
アクチュエータ9を設ける。
Description
ーム装置に係り、特に、在室者が病気で倒れる、等の緊
急時、室外から解除できるようにした引戸のガードアー
ム装置に関する。
訪者の確認や郵便の受け渡し等を安全に行うため、通
常、ドアチェーン装置や、連結杆すなわち錠止片をスラ
イドさせて掛け止める内締り錠等が使用される。
プの装置によれば、室内側からのみ掛け外しが行われる
ので、在室者が急病で倒れた場合等の非常時には室外側
から引戸を開放できない、という問題がある。
受け金具に対するチェーン先端のプラグの掛け外しがか
なり面倒である、等の問題がある。
のプラグを室外側から外す装置として、例えば特開昭6
3−151778号公報に記載されている発明のよう
に、チェーンの先端部を係着させる係止杆をソレノイド
で摺動させて外す着脱装置も開発されているが、これに
よればチェーンの係着の際にも一々スイッチを入れて通
電しなければ作動できず、操作が面倒である。
先端縁に装着されたガードアームの先端を装置本体のス
リットに差込むだけで簡単にガードアーム装置を作動さ
せることができ、しかも、非常時には室外側からもその
ガードアーム装置を解除できるようにすることを目的と
して提案されたものである。
め、この発明は、引戸の戸先部に装着された縦長の移動
ケース内に上下方向に移動可能に収納された基端部を有
し、係合孔を開口させた自由端が、基端を中心にして、
引戸に平行な平面内で回動できるように案内されたガー
ドアームと、引戸の戸先に対向する戸枠に装着され、上
記ガードアームの自由端が挿入されるスリットを開口さ
せた固定ケースを有し、この固定ケース内に、引戸に垂
直な水平方向に移動可能に案内され、前端に、スリット
を通って固定ケース内に挿入されるガードアームの自由
端との相互作用により、自動的に係合孔に投入されるラ
ッチ体を装着した操作杆を設け、この操作杆を後方に付
勢すると共に、通電時操作杆を前方に移動する方向に駆
動する電磁アクチュエータを設けた掛け金機構とを有す
ることを特徴とする。
基づいて、この発明について説明する。図1において符
号1は引戸を、符号2は引戸の戸枠を、符号3は引戸1
の戸先端縁に埋設された移動ケースを、符号4はガード
アームを、符号5は引戸1の戸先に対向する戸枠に埋設
された固定ケースをそれぞれ示している。
うに、上記移動ケース3は引戸1の戸先端縁に埋設され
た一面が開口した細長い箱状体であり、その開口部を覆
うようにこれに一体に結合された移動面板3aの中央部
には、ガードアーム4が振り出される細長いスリット3
bが開口している。
状がへ字状をしたガードアーム4が収納されている。
は、1対のローラー6、6が転動自在に枢着されてお
り、これらのローラー6、6は移動ケース3内を上下方
向に移動可能である。
ローラー6、6に対し回動可能であるから、図3に鎖線
で示すように、ガードアーム4の自由端は、上下方向の
移動と基端の回りの回動の2つの自由度を持っている。
る掛け金機構のラッチ体が投入される円形の係合孔が開
口している。
ム4の収納状態において、ガードアームの自由端が外側
に振り出されないように、移動ケース3内に例えば永久
磁石による係着部材8を設け、一方ガードアーム4を磁
性体で構成して、磁力によりガードアームを保持するよ
うにすると良い。
構成し(図示せず)、これらの板ばね材によりガードア
ーム4を挟持するようにしてもよい。
と対向する戸枠2の部位には、図1に示すように、次に
述べる掛け金機構を収納した固定ケース5が埋設されて
いる。
ように、戸枠に埋設され、一面が開口した箱状体であ
り、その開口を覆うように、移動面板5aが一体に結合
されている。
aを戸枠にねじ止めすることにより、引戸1の戸先に対
向する戸枠2に装着されている。
由端に対向する移動面板5aの部位には、縦長のスリッ
ト5bが開口しており、図5に示すように、このスリッ
ト5bを通って移動ケース5内にガードアーム4の自由
端が挿入される。
ねじ止めされており(図8参照)、掛け金機構11は、
このソレノイド9を土台として固定ケース5内に装着さ
れている。
ド9は、コイル部を前後方向に貫通する、掛け金機構の
操作杆となるプランジャ12を備えており、このプラン
ジャ12のスリット5bに近い方の前端部(図4及び図
5で左端部)には、小径段部付の筒状のラッチ体13が
前後方向に摺動可能に嵌合している。
に沿って、細長いガイド孔13aが開口しており、プラ
ンジャの前端部に植設されたガイドピン14がこのガイ
ド孔13aに摺動可能に係合している。
係合は、ラッチ体13のプランジャ軸線回りの回り止
と、ラッチ体13の前後方向の移動量の規制の両方の機
能を担持している。
すように、圧縮コイルばねとしてのラッチばね15が弾
装されており、このラッチばね15の弾力により、ラッ
チ体13はプランジャ12に対し前方に付勢されてい
る。
面板のスリット5bに対向する側には、傾斜面16が形
成されている。
の後端には矩形(図6参照)のばね受け板17がかしめ
付けられており、このばね受け板とソレノイドのコイル
部との間のプランジャ12には、圧縮コイルばねとして
のリリースばね18が巻装されている。
ね18の弾力により後方に付勢されると共に、ばね受け
板17の直線状の端縁が固定面板5aの裏面に摺接可能
に接合していることから(図6参照)、プランジャ12
の回り止が施されることになる。
実施例による引戸のガードアーム装置は、使用時、ソレ
ノイド9は通電され、プランジャ12は前方、すなわち
ラッチ体13が固定面板のスリット5bに近接する位置
に駆動される。
縁から突出したガードアーム4の自由端が固定面板のス
リット5bから固定ケース5内に挿入される(図5参
照)。
体13の傾斜面16に当接し、更にガードアーム4が挿
入されると、ガードアームと傾斜面との間に生じる楔作
用により、ラッチ体13はラッチばね15の弾力に抗し
て後方に移動する。
の係合孔7とラッチ体13とがほぼ整合すると、図7に
示すように、プランジャ12に対しラッチ体13が相対
的に前方に移動し係合孔7に自動的に投入される。
に、係合孔7の開口端縁はラッチ体13の小径段部の円
筒部に係合するから、図8でガードアーム4が右方に移
動できず、したがってガードアーム4の自由端はラッチ
体13に係止されることになる。
4は、その係合孔7をラッチ体に係合させた状態で、移
動ケース3から振り出されると共に移動ケース3内を上
昇し(図3の鎖線参照)、引戸1の開放量を制限する。
置を解除する場合は室内側から、一方、急病で倒れる、
等の非常時には例えば管理室側から、このガードアーム
装置のソレノイドへの通電を断つ。
18の弾力により、掛け金機構の操作杆としてのプラン
ジャ12は後方、すなわち右方に移動し、その結果ラッ
チ体13とガードアーム4との係合が解かれるので、ガ
ードアーム装置は解除され、引戸を開放することが可能
となる。
自由端が引戸の戸先から常時突出しており、引戸を閉鎖
すると自動的にガードアーム装置が作動するように構成
されているが、出入り毎にガードアーム装置を解除する
のが煩雑である場合には、ソレノイド9への通電を断っ
ておけばガードアーム装置は作動しない。
して折り畳み可能にしておけば(図示せず)、そもそも
ガードアームは引戸外に突出しないからガードアーム装
置が自動的に作動することもない。
例を示しており、図中符号13は大体の形状が包丁のよ
うな形をしたレバー体としてのラッチ体を示す。
してのプランジャ12の前端部に形成されたスリワリ1
9内に収納されており、中央部をピン21により水平面
内で自由に回動できるように軸支されている。
してのラッチばね15の弾力により、ラッチ体13はそ
の回動軸であるピン21より前方(図10で左方)の部
分が固定面板のスリット5bに近接する方向に、すなわ
ち図10では反時計方向に付勢されている。
部分がプランジャの外側面に当接し、ラッチ体13の回
動軸より前方の係合部がスリット5bに近接しない方向
に回り止が施されている。
ッチばね15を収納するスペースを確保するためのカラ
ーを示す。
同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
実施例による引戸のガードアーム装置は、図12に示す
ように、引戸閉鎖の直前に、ガードアーム4の自由端が
ラッチ体13を倒し、更にガードアーム4が奥に挿入さ
れると、ラッチばね15の弾力によりラッチ体13のピ
ン21より前方の係合部がガードアームの係合孔に自動
的に投入される(図示せず)。
ると、図10に示すように、ラッチ体13の回り止の機
能により、ガードアーム4とラッチ体13との係合は解
けなくなる。
つと、ラッチ体13はガードアーム4の係合から抜け出
て後方に移動するので(図9参照)、この発明の第2の
実施例による引戸のガードアーム装置は解除される。
電磁アクチュエータはソレノイドであるとしたが、例え
ば操作杆にラックを刻設し、ロータリーソレノイドの出
力軸に装着したピニオンとラックを噛み合わせれば、ロ
ータリーソレノイドを用いて操作杆を直線方向に駆動す
ることができる。
明は、ガードアームの自由端を単に固定面板のスリット
に挿入するだけでガードアーム装置を作動させることが
でき、また、非常時には室外側から容易にガードアーム
装置を解除することを可能にする。
ことによってガードアーム装置を解除するようにしたの
で、地震や火災等停電しやすい緊急時にも安全が確保で
きる、等種々の効果を奏する。
を示す線図。
蔵した固定ケースの正面図。
部断面平面図で、引戸のガードアーム装置が作動してい
ない状態を示す。
図。
引戸のガードアーム装置が作動している状態を示す。
ーム装置の一部断面側面図で、ガードアーム装置が作動
している状態を示す。
引戸のガードアーム装置が解除された状態を示す。
一部断面平面図で、引戸のガードアーム装置が作動して
いない状態を示す。
面図。
で、引戸のガードアーム装置がセットされる状態を示
す。
Claims (3)
- 【請求項1】 引戸の戸先部に装着された縦長の移動ケ
ース内に上下方向に移動可能に収納された基端部を有
し、係合孔を開口させた自由端が、基端を中心にして、
引戸に平行な平面内で回動できるように案内されたガー
ドアームと、引戸の戸先に対向する戸枠に装着され、上
記ガードアームの自由端が挿入されるスリットを開口さ
せた固定ケースを有し、この固定ケース内に、引戸に垂
直な水平方向に移動可能に案内され、前端に、スリット
を通って固定ケース内に挿入されるガードアームの自由
端との相互作用により、自動的に係合孔に投入されるラ
ッチ体を装着した操作杆を設け、この操作杆を後方に付
勢すると共に、通電時操作杆を前方に移動する方向に駆
動する電磁アクチュエータを設けた掛け金機構とを有す
ることを特徴とする引戸のガードアーム装置。 - 【請求項2】 上記ラッチ体が、操作杆の前端において
その軸線方向に摺動可能に案内され、スリットに対向す
る側に傾斜面を形成すると共に、前方に付勢された柱状
体である請求項1に記載の引戸のガードアーム装置。 - 【請求項3】 上記ラッチ体が、操作杆の前端に回動可
能に軸支され、その回動軸より前方の係合部がスリット
に近接しない方向に回り止が施されると共に、係合部が
スリットに近接する方向に付勢されたレバー体である請
求項1に記載の引戸のガードアーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30653295A JP3639934B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 引戸のガードアーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30653295A JP3639934B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 引戸のガードアーム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125790A true JPH09125790A (ja) | 1997-05-13 |
JP3639934B2 JP3639934B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=17958170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30653295A Expired - Fee Related JP3639934B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 引戸のガードアーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3639934B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102517942B1 (ko) * | 2021-08-12 | 2023-04-05 | 주식회사 오토닉스 | 도어락 장치 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30653295A patent/JP3639934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3639934B2 (ja) | 2005-04-20 |
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