JPH09125764A - 非常口用電気ストライク - Google Patents

非常口用電気ストライク

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JPH09125764A
JPH09125764A JP30213695A JP30213695A JPH09125764A JP H09125764 A JPH09125764 A JP H09125764A JP 30213695 A JP30213695 A JP 30213695A JP 30213695 A JP30213695 A JP 30213695A JP H09125764 A JPH09125764 A JP H09125764A
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spring
lock
dead bolt
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Shigeyoshi Aoki
青木栄祥
Takeshi Yamazaki
山崎剛
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常時にデッドボルトを錠ケース内へと自動
的に後退(解錠)させることができること。 【解決手段】 受け金具9内に設けられ、かつ、磁性体
52を有するソレノイド50と、一方、開き戸1に装着
された錠ケース2に設けられた施解錠用各部材とから成
る非常口用電気ストライクであり、前記各部材は、錠ケ
ース2にバネ57により一方向に付勢された状態で軸支
され、かつ、前記磁性体に対向すると反発する被磁性体
61を有する回転係合体55と、錠ケース2に回転可能
に設けられ、かつ、回転係合体55に当接する連動用レ
バー部22を有すると共にバネ23で先端部21aが係
合方向に付勢されたロックバー21と、錠ケース2に水
平方向に案内されるように設けられ、かつ、磁性体の極
性に対応して反発回転する前記回転係合体55に連動し
て回転するロックバー21との係合が解消されると、バ
ネ25のバネ力により錠ケース2内へと自動的に後退す
るデッドボルト3と、このデッドボルトを受け金具9側
へ前進させることができるように錠ケース2に回動可能
に設けられた操作部材27とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非常口用電気ストラ
イクに関する。本発明は、例えば特別養護老人ホームや
病院などの非常口用開き戸に適する。
【0002】
【従来の技術】従来、特別養護老人ホームや病院などの
非常口用開き戸は、火災、緊急時等の非常時以外の時は
施錠状態になっている場合が多い。しかして、非常口用
開き戸は、開き戸を閉めた際に管理上の観点からデッド
ボルトを確実に施錠すべきである反面、火災など非常事
態の場合には、例えば遠隔制御装置の制御により、自動
的にデッドボルトの施錠を解き、キーがなくとも、直ち
に開き戸をあけることができることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
特別養護老人ホームや病院などの非常口用開き戸に於い
ては、まず開き戸を閉じ、次に操作部材によりデッドボ
ルトを受け金具に進入させた時に、該デッドボルトをロ
ック手段により自動的に施錠することができる反面、非
常事態の場合に自動的にデッドボルトを解錠状態にする
ことができる非常口用電気ストライクが存在しない。
【0004】そこで、請求項1または請求項5記載の発
明は、操作部材によりデッドボルトを受け金具に進入さ
せた時に、該デッドボルトをロック手段により自動的に
施錠することができ、一方、火災など非常事態の場合に
遠隔制御装置の制御により、自動的にデッドボルトを解
錠状態にすることができる非常口用電気ストライクを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の非常口用電気ス
トライクは、戸枠8に装着された受け金具9内に設けら
れ、かつ、作動杆51の先端部に磁性体52を有するソ
レノイド50と、一方、開き戸1に装着された錠ケース
2に設けられた施解錠用各部材とから成る非常口用電気
ストライクであり、前記施解錠用各部材は、錠ケース2
にバネ57により一方向に付勢された状態で軸支され、
かつ、前記磁性体に対向すると反発する被磁性体61を
有する回転係合体55と、錠ケース2に直接又は間接的
に回転可能に設けられ、かつ、回転係合体55に当接す
る連動用レバー部22を有すると共にバネ23で先端部
21aが係合方向に付勢されたロックバー21と、錠ケ
ース2に水平方向に案内されるように設けられ、かつ、
磁性体の極性に対応して反発回転する前記回転係合体5
5に連動して回転するロックバー21との係合が解消さ
れると、バネ25のバネ力により錠ケース2内へと自動
的に後退するデッドボルト3と、このデッドボルトを受
け金具9側へ前進させることができるように錠ケース2
に回動可能に設けられた操作部材27とから成ることを
特徴とする。
【0006】上記構成に於いては、磁性体を備えたソレ
ノイドに代え、電磁石を受け金具内に設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、非常口に於ける開き戸に取り付けたデッドボル
ト等を有する錠ケースと、前記デッドボルト等に対する
戸枠側に取り付けたソレノイドあるいは電磁石との関係
で説明する。
【0008】図1ないし図6に基づき本発明の使用状態
の一例について説明する。1は、例えば非常口の開き戸
である。2は開き戸1の開口する側部内に固定的に装着
された錠ケースで、この錠ケース2内にはデッドボルト
3等が取り付けられている。デッドボルト3は操作(駆
動)部材27の駆動力により、錠ケース2に適宜に案内
されながら錠ケース2のフロント7から水平方向へ出没
する。操作部材27としては、本実施例では、キーやサ
ムターンで回動するダルマが用いられており、敢えて該
ダルマと組み合わせ、他の操作部材であるレバーハンド
ル装着用のハンドルカムを設ける必要はない。要はデッ
ドボルト3を錠ケース2から出す操作(駆動)部材が1
つあれば十分である。
【0009】まずこのデッドボルト3について説明す
る。図4で示すように、6はデッドボルト3の先端部で
ある。この先端部6は、施錠時、錠ケース2のフロント
7の開口から突出し、かつ、戸枠8側に設けられたボッ
クス状受け金具9の開口へ進入し、前記受け金具9の内
壁面に固定的に設けられたマイクロスイッチ10と当接
する。
【0010】11はデッドボルト3の中央部で、この中
央部11は前記先端部6よりも幅広に形成され、施錠
時、先端部6と交差するその上下の垂直面11a、11
bの一方、本実施例では下の垂直面11bはフロント7
の内面と当接する。前記上の垂直面11aは、ロックバ
ー21の係合を考慮し、下の垂直面11bよりも多少後
方側にオフセットした位置に設けられ、かつ、アールに
形成されている。
【0011】12は先端部6と中央部11の堺である前
記上の垂直面11aの下に相当する部位に形成された切
欠部あるいは凹所で、この凹所12にはロックバー21
の先端部21aが係脱する。
【0012】13は中央部11の上部寄りの部位に形成
された案内長孔で、この案内長孔13はデッドボルト3
の長さ方向に沿って形成されている。14は中央部11
の上部に形成されたラックである。
【0013】15はデッドボルト3の後端部で、この後
端部15は先端部6よりも幅狭に形成され、デッドボル
ト3の長さ方向に沿って延びている。16は中央部11
と後端部15の両方にかけてデッドボルト3の長さ方向
に形成されたバネ収納部である。
【0014】次に上記デッドボルト3と関わり合う各部
材について説明する。20はデッドボルト3の案内長孔
13に挿通されたガイドピンで、このガイドピン20は
錠ケース2に横設軸架されている。
【0015】21はこのガイドピン20に揺動可能に設
けられたロックバーで、このロックバー21の先端部2
1aは前述した凹所12と係脱し、一方、その後端部2
1bはガイドピン20に軸支されている。そして、ロッ
クバー21の先端部21a寄りの部位には交差方向に上
方に延びる連動用レバー部22が形成されている。した
がって、ロックバー21の形状は、全体として逆「T」
の字状に見える。
【0016】ところで、このロックバー21とガイドピ
ン20との関係について言えば、両方の部材は一体又は
別体のいずれでも良い。またロックバー21とデッドボ
ルト3の凹所12と係脱関係でいえば、先端部21aの
形状はロックバー21の装着位置との関係で適宜に形成
し得る。したがって、ロックバー21をデッドボルト3
にどのように設けるかと言う構成は、本発明では重要な
事項ではない。なお、ロックバー21は、ガイドピン2
0に中央部が巻装されたロックバー用バネ23により、
図2又は図3を基準にすると、反時計(デッドボルト3
と係合する)方向に適宜付勢されている。
【0017】25はデッドボルト3のバネ収納部16に
収納されたデッドボルト用バネで、このバネ25の先端
部は錠ケース2の内壁面に固定されたバネ支持片26に
取付けられ、デッドボルト3を錠ケース2の内部(解
錠)方向へ付勢する。
【0018】27はデッドボルト3の中央部11の上方
に位置するように錠ケース2に回動自在に設けられた操
作部材である。この操作部材27は、デッドボルト3を
受け金具9側(施錠方向)に前進させる駆動機能を有
し、本実施例ではキー又はサムターンで回転するダルマ
が用いられている。
【0019】しかして、操作部材27は、ダルマ部28
と、このダルマ部28から一方向に延びた幅広の係合板
部29とから成り、前記ダルマ部28にはデッドボルト
3のラック14と噛合するピニオン30が設けられ、一
方、前記係合板部29の端部は弧状ないし円弧状に形成
されていると共に、その周端面29aは後述する回転係
合体55の係合アーム60の回転ローラ63と摺接ない
し係脱可能である。
【0020】次に施錠あるいはロック機構を構成する各
部材について説明する。このロック機構は、手動操作に
より操作部材27が回転し、その結果、受け金具9に進
入したデッドボルト3に対し、ソレノイドに通電するこ
とにより、該デッドボルト3を自動的に施錠する。この
ロック機構を構成する各部材は、他方ではソレノイドが
非通電状態になると、デッドボルト3の施錠状態を解除
する機能を有する。
【0021】しかして、50は受け金具9内に縦方向に
配設されたソレノイドで、このソレノイド50は図示し
ない遠隔制御装置と電気的に接続している。51はソレ
ノイド50の作動杆で、上下方向に伸縮動する突出下端
部には磁性体52が設けられている。そして、この磁性
体52は、図3で示すようにソレノイド50が非通電状
態の場合に於いて、作動杆51がバネ部材53のバネ力
により下方方向に伸長すると、受け金具9に形成した窓
部54に臨むことができる。
【0022】一方、55はソレノイド50と対向するよ
うに錠ケース2内の操作部材27よりも上方に配設され
た回転係合体である。この回転係合体55は、本実施例
では錠ケース2に横軸56を介して枢支され、かつ、図
3を基準にすると回転板用バネ57で時計方向に付勢さ
れた回転板58と、この回転板58に下方方向に延設す
るように設けられた前方のアーム59と、この前方のア
ーム59に「ハ」の字状に対向するように回転板58に
設けられた後方の係合アーム60と、前記前方のアーム
59の下端部に固定的に設けられ、かつ、ソレノイド側
の磁性体52の極性に対応して反発する被磁性体61
と、後方の係合アーム60の下端部に軸支された回転ロ
ーラ63とから成る。
【0023】そして、前記前方のアーム59は、本実施
例では前述したロックバー21の連動用レバー部22と
当接し、例えばソレノイド50の非通電時に、回転係合
体55の回転を介し、バネ23で係合方向に付勢されて
いるロックバー21をデッドボルト3の凹所12からそ
の係合を解除させるために設けられている。
【0024】一方、前記後方の係合アーム60は、図2
で示すように、通電時回転ローラ63が操作部材27の
係合板部29の周端面29aと係合ないし当接する。こ
の係合アーム60と操作部材27の係合板部29との係
合構成は、例えば操作部材27を図示しないキーによっ
て操作し、デッドボルト3を自動的に解錠させたい場合
を考慮している。
【0025】すなわち、図2で示す通電時に、キーで操
作部材27を反時計方向に回転しようとすると、操作部
材27の係合板部29の周端面29aが回転係合体55
の回転ローラ63に当接しているため、図6で示すよう
に回転係合体55の係合アーム60は反時計方向へ回転
する係合板部29で一旦上方に押し上げられた格好にな
る。そのため回転係合体55はバネ57のバネ力に抗し
て反時計方向に回転し、一方、これに連動するロックバ
ー21はバネ23のバネ力に抗して時計方向へ回転する
と共に、デッドボルト3との係合が解除される。したが
って、この場合もデッドボルト3はバネ25のバネ力に
より自動的に錠ケース2内に戻る。
【0026】なお、錠ケース2のフロント7にも受け金
具9の窓部54に対応する窓部62が形成されている。
【0027】上記構成に於て、図2が手動操作通電時施
錠の状態を示す。一方、図3が非通電時自動解錠の状態
を示す。そこで、まず図3の解錠状態から図2の施錠状
態と成る場合について説明する。例えば図3で示す解錠
時に、操作部材27をキー又はサムターンで時計方向に
回すと、ピニオン30とラック14との関係により、デ
ッドボルト3はそのバネ25のバネ力に抗して受け金具
9へと前進し、やがてマイクロスイッチ10に当接す
る。デッドボルト3の先端部6がマイクロスイッチ10
に接触すると、図示しない遠隔制御装置により、ソレノ
イド50が直ちに通電状態と成る。ソレノイド50が通
電状態と成ると、作動杆51がそのバネ部材53のバネ
力に抗して図2で示すように収縮し、磁性体52は被磁
性体61から離れる。そうすると、バネ57で時計方向
に付勢されている回転係合体55は時計方向へ回転す
る。したがって、被磁性体61はフロント7の窓部62
に接近する。その結果、バネ23で反時計(係合)方向
へ付勢されていたロックバー21の先端部21aがデッ
ドボルト3の凹所12に係合し、これによりデッドボル
ト3は施錠される。
【0028】次に図2の施錠状態から自動的に図3の解
錠状態になる場合について説明する。ところで、一般的
に図3で示すようなデッドボルト3の解錠は、例えば火
災など非常時の場合に遠隔制御装置の制御によりなされ
る。この第1実施例に於いては、ソレノイド50は非通
電状態になる。そうすると、その作動杆51がバネ部材
53のバネ力により下方に伸張する。その結果、作動杆
51の磁性体52が回転係合体55の被磁性体61と対
向するので、回転係合体55は回転板用バネ57のバネ
力に抗して反時計方向へと回転する。回転係合体55が
反時計方向へ回転すると、これに連動するロックバー2
1がそのバネ23のバネ力に抗して時計方向へ回転し、
その結果、ロックバー21の先端部21aとデッドボル
ト3の凹所12との係合状態が解消される。そうする
と、デッドボルト3はそのバネ25のバネ力により錠ケ
ース2内へと後退し、これによりデッドボルト3は解錠
される。この時操作部材27はピニオン30とラック1
4との関係により、反時計方向へと回転している。。し
たがって、キーがなくとも開き戸1を自由に開けること
ができる。
【0029】
【実施例】以下、非通電又は通電状態により自動的にデ
ッドボルトを解錠することができる非常口用電気ストラ
イクの実施例を列挙する。なお、実施例の説明に於いて
は、図面に発明の実施の形態で説明した符号をそのまま
付し、あるいは同様の符号を付し、重複する説明を省略
する。
【0030】まず図2ないし図6に基づき、本発明の実
施の形態で説明した第1実施例を説明する。この第1実
施例の非常口用電気ストライクは、非通電状態により自
動的にデッドボルトを解錠することができる。
【0031】しかして、この非常口用電気ストライク
は、戸枠8に装着された受け金具9内に設けられ、か
つ、作動杆51の先端部に磁性体52を有するソレノイ
ド50と、一方、開き戸1に装着された錠ケース2に設
けられた施解錠用各部材とから成る非通電時自動解錠の
非常口用電気ストライクであり、前記施解錠用各部材
は、錠ケース2にバネ57により一方向に付勢された状
態で軸支され、かつ、前記磁性体に対向すると反発する
被磁性体61を有する回転係合体55と、錠ケース2に
直接又は間接的に回転可能に設けられ、かつ、回転係合
体55に当接する連動用レバー部22を有すると共にバ
ネ23で先端部21aが係合方向に付勢されたロックバ
ー21と、錠ケース2に水平方向に案内されるように設
けられ、かつ、磁性体の極性に対応して反発回転する前
記回転係合体55に連動して回転するロックバー21と
の係合が解消されると、バネ25のバネ力により錠ケー
ス2内へと自動的に後退するデッドボルト3と、このデ
ッドボルトを該デッドボルト3に形成されたラック14
と噛合するピニオン30を介して受け金具9側へ前進さ
せることができるように錠ケース2に回動可能に設けら
れた操作部材27とから成る。しかして、具体的な細部
の構成は、発明の実施の形態で詳細に説明したので省略
する。
【0032】次に図7及び図8は第2実施例の非常口用
電気ストライクである。この非常口用電気ストライク
は、通電状態により自動的にデッドボルトを解錠するこ
とができる。
【0033】しかして、この非常口用電気ストライク
は、戸枠8Aに装着された受け金具9A内に設けられた
電磁石52Aと、一方、開き戸1Aに装着された錠ケー
ス2Aに設けられた施解錠用各部材とから成る非通電時
自動解錠の非常口用電気ストライクであり、前記施解錠
用各部材は、錠ケース2Aにバネ57Aにより一方向に
付勢された状態で軸支され、かつ、前記電磁石が通電状
態になると反発する被磁性体61Aを有する回転係合体
55Aと、錠ケース2Aに直接又は間接的に回転可能に
設けられ、かつ、回転係合体55Aに当接する連動用レ
バー部22Aを有すると共にバネ23Aで先端部21a
が係合方向に付勢されたロックバー21Aと、錠ケース
2Aに水平方向に案内されるように設けられ、かつ、電
磁石52Aの磁性に対して反発回転する前記回転係合体
55Aに連動して回転するロックバー21Aとの係合が
解消されると、バネ25Aのバネ力により錠ケース2A
内へと自動的に後退するデッドボルト3Aと、このデッ
ドボルトを該デッドボルト3Aに形成されたラック14
Aと噛合するピニオン30Aを介して受け金具9A側へ
前進させることができるように錠ケース2Aに回動可能
に設けられた操作部材27Aとから成る。
【0034】したがって、この第2実施例は、作動杆の
突出先端部に磁性体を有するソレノイドに代えて電磁石
52Aにした点が第1実施例と異なる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)デッドボルト3、3Aが突出した時に、戸枠側に
取り付けたソレノイドが通電状態になると、又は電磁石
が非通電状態になると、回転係合体55、55Aがバネ
57、57Aのバネ力により時計方向へと回転する。し
たがって、この回転係合体55、55Aに当接する連動
用レバー部22を有すると共にバネ23で先端部21a
が係合方向に付勢されたロックバー21、21Aは、直
ちにデッドボルト3、3Aに係合する。それ故に、デッ
ドボルト3、3Aは、ロックバー21、回転係合体55
等で構成されるロック手段により、確実に施錠状態と成
る。 (2)一方、、ソレノイド50が非通電常態になると、
又は電磁石が通電状態になると、錠ケース側の被磁性体
61、61Aは受け金具9、9A側の磁性体52(又は
電磁石52A)に対し、その極性(磁性)に対応して回
転係合体55、55Aが反時計方向へと回転するので、
この回転係合体55、55Aに当接する連動用レバー部
22を有するロックバー21、21Aは、そのバネ2
3、23Aのバネ力に抗してデッドボルト3、3Aから
係合解除の方向へと離れる。したがって、デッドボルト
3、3Aは、そのバネ25、25Aのバネ力により、自
動的に錠ケース内に後退し、解錠状態と成る。そして、
非常時には、キーがなくても、直ちに開き戸1、1Aを
開くことができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は本発明の実施の形態を説明するための
各説明図。特に図2ないし図6は本発明の第1実施例の
各説明図。図7及び図8は本発明の第2実施例を示す各
説明図。
【図1】第1実施例を用いた実施の形態を説明するため
の説明図(通電状態の場合)。
【図2】図1に於ける第1実施例の概略説明図(通電状
態の場合)。
【図3】図1に於ける第1実施例の概略説明図(非通電
状態の場合)。
【図4】要部(デッドボルト)の斜視図。
【図5】回転係合体、ロックバー、デッドボルトとの関
係を示す説明図。
【図6】操作部材、回転係合体、ロックバーとの関係を
示す説明図。
【図7】第2実施例の概略説明図(手動操作非通電時施
錠の状態)。
【図8】第2実施例の概略説明図(通電時自動解錠の状
態)。
【符号の説明】
1…開き戸、2…錠ケース、3…デッドボルト、6…先
端部、7…フロント、8…戸枠、9…受け金具、10…
マイクロスイッチ、11…中央部、12…凹所、14…
ラック、15…後端部、16…バネ収納部、20…ガイ
ドピン、21…ロックバー、22…連動用レバー部、2
3、25、57…バネ、27…操作部材、28…ダルマ
部、29…係合板部、30…ピニオン、50…ソレノイ
ド、51…作動杆、52…磁性体、54、62…窓部、
55…回転係合体、59…前方のアーム、60…後方の
係合アーム、61…被磁性体、63…回転ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸枠8に装着された受け金具9内に設け
    られ、かつ、作動杆51の先端部に磁性体52を有する
    ソレノイド50と、一方、開き戸1に装着された錠ケー
    ス2に設けられた施解錠用各部材とから成る非常口用電
    気ストライクであり、前記施解錠用各部材は、錠ケース
    2にバネ57により一方向に付勢された状態で軸支さ
    れ、かつ、前記磁性体に対向すると反発する被磁性体6
    1を有する回転係合体55と、錠ケース2に直接又は間
    接的に回転可能に設けられ、かつ、回転係合体55に当
    接する連動用レバー部22を有すると共にバネ23で先
    端部21aが係合方向に付勢されたロックバー21と、
    錠ケース2に水平方向に案内されるように設けられ、か
    つ、磁性体の極性に対応して反発回転する前記回転係合
    体55に連動して回転するロックバー21との係合が解
    消されると、バネ25のバネ力により錠ケース2内へと
    自動的に後退するデッドボルト3と、このデッドボルト
    を受け金具9側へ前進させることができるように錠ケー
    ス2に回動可能に設けられた操作部材27とから成るこ
    とを特徴とする非常口用電気ストライク。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、回転係合体55は、
    回転板用バネ57で時計方向に付勢された回転板58
    と、この回転板58に下方方向に延設するように設けら
    れた前方のアーム59と、この前方のアーム59に対向
    するように回転板58に設けられた後方の係合アーム6
    0と、前記前方のアーム59の下端部に固定的に設けら
    れ、かつ、ソレノイド側の磁性体52の極性に対応して
    反発する被磁性体61とから成ることを特徴とする非常
    口用電気ストライク。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、操作部材27は、ダ
    ルマ部28と、このダルマ部28から一方向に延びた係
    合板部29とから成り、前記ダルマ部28にはデッドボ
    ルト3のラック14と噛合するピニオン30が設けら
    れ、一方、前記係合板部29の端部は弧状に形成されて
    いると共に、回転係合体55の係合アーム60の端部と
    摺接することを特徴とする非常口用電気ストライク。
  4. 【請求項4】 請求項3に於いて、回転係合体55の係
    合アーム60の端部には、操作部材27の係合板部29
    の周端面29aと摺接する回転ローラ63が設けられて
    いることを特徴とする非常口用電気ストライク。
  5. 【請求項5】 戸枠8Aに装着された受け金具9A内に
    設けられた電磁石52Aと、一方、開き戸1Aに装着さ
    れた錠ケース2Aに設けられた施解錠用各部材とから成
    る非常口用電気ストライクであり、前記施解錠用各部材
    は、錠ケース2Aにバネ57Aにより一方向に付勢され
    た状態で軸支され、かつ、前記電磁石が通電状態になる
    と反発する被磁性体61Aを有する回転係合体55A
    と、錠ケース2Aに直接又は間接的に回転可能に設けら
    れ、かつ、回転係合体55Aに当接する連動用レバー部
    22Aを有すると共にバネ23Aで先端部21aが係合
    方向に付勢されたロックバー21Aと、錠ケース2Aに
    水平方向に案内されるように設けられ、かつ、電磁石5
    2Aの磁性に対して反発回転する前記回転係合体55A
    に連動して回転するロックバー21Aとの係合が解消さ
    れると、バネ25Aのバネ力により錠ケース2A内へと
    自動的に後退するデッドボルト3Aと、このデッドボル
    トを受け金具9A側へ前進させることができるように錠
    ケース2Aに回動可能に設けられた操作部材27Aとか
    ら成ることを特徴とする非常口用電気ストライク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999043914A1 (de) * 1998-02-27 1999-09-02 Rittal-Werk Rudolf Loh Gmbh & Co. Kg Verschluss für eine schaltschranktür, maschinenverkleidung oder dgl.
KR100479978B1 (ko) * 2002-12-04 2005-04-07 (주)에이텍엔지니어링 건축사사무소 도어록 백세트
CN104395613A (zh) * 2012-10-19 2015-03-04 株式会社小松制作所 液压驱动系统

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