JPH09125333A - 燃焼式融雪装置 - Google Patents

燃焼式融雪装置

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JPH09125333A
JPH09125333A JP30042595A JP30042595A JPH09125333A JP H09125333 A JPH09125333 A JP H09125333A JP 30042595 A JP30042595 A JP 30042595A JP 30042595 A JP30042595 A JP 30042595A JP H09125333 A JPH09125333 A JP H09125333A
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JP
Japan
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snow
hopper
hot air
flame
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP30042595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Araida
隆 新井田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH09125333A publication Critical patent/JPH09125333A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雪の突き崩し等の作業無しに連続的融雪作業
を可能にし、且つ、熱の利用効率を高め、作業の安全性
が確保された燃焼式融雪装置を提供する。 【解決手段】 上部が開口した有底のハウジング3内
に、下方において横断面積が小さくなるような傾斜壁面
を有する雪投入ホッパ11を取付け、該ホッパの下部に
設けられた格子状の開口25を介してバーナ31から火
炎及び熱風を吹き付けて直火融雪を行う。熱風はさらに
熱風炉27内を流れ、ホッパを介してホッパ内の雪を溶
かす。ハウジングの底板8d上の雪の堆積量が少なくな
ったときには、火炎及び熱風は、格子状の開口に対向し
て形成された吹く抜け孔を通って再度熱風炉内に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナを用いて融雪す
る燃焼式融雪装置に関し、さらに詳細に言えば、その中
に融かそうとする雪が投入されるホッパを備え、ホッパ
の下部に於いてバーナから噴射された火炎を直接雪に吹
き付けて、直火融雪を行うようにした融雪装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の融雪装置の一つのタイプとして、
融雪槽内に、バーナにより内部へ熱風が吹き込まれる熱
風炉を設け、この熱風炉の外壁に雪を直接接触させて融
雪するものがある。
【0003】このタイプの融雪装置では、この熱風炉が
核になってその周囲に雪が積まれるので、熱風炉に直接
接触した部分が融けた場合にその部分が空洞化するだけ
で、その上の部分は屋根のようにして残り、そのままで
は融雪効率が悪くなり、このために、上から雪を付き崩
したりする必要があり、手間が掛かる。
【0004】この問題を解決しようとする提案として、
特開平2−289709号に開示された融雪装置があ
る。この装置では、円筒有底形状のホッパのそのホッパ
内に嵌合された、傾斜面を備えた融雪板と、該融雪板の
融雪口に接続する排水筒を設け、これらの部材により囲
まれて形成される熱風炉内にバーナから熱風を吹き込む
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの融雪
装置においては、バーナによる熱風がダクトを解して熱
風炉内に吹き込まれ、その熱風の一部が融雪板に形成さ
れた排気孔を通り、他はその熱を融雪板を解して雪に作
用させるもので、熱効率の点で十分なものとは言えな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、熱風がその中を循環出
来る熱風炉を形成する一方、バーナの火炎を直接雪に作
用させて直火融雪を行うことにより熱効率を高めるよう
にしたものである。
【0007】すなわち本発明に係る燃焼式融雪装置にお
いては、上部が開口した有底のハウジング内に、下方に
おいて横断面積が小さくなるような傾斜壁面を有する雪
投入ホッパを取付けて、これらの間に熱風が流れること
の出来る熱風炉を形成するとともに、ホッパ下方におい
てハウジングの底板上に堆積した雪にホッパ下部に形成
された格子状の開口を介してバーナからの火炎を直接噴
射して直火融雪を行う。さらに、ホッパには格子状の開
口に対向する位置に、格子状の開口を通過した火炎及び
熱風が通過可能な吹き抜け口が形成している。
【0008】
【実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の具体的な
実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明
される実施の形態に限定されるのではない。
【0009】図1は、本発明の好適な実施の形態にかか
る燃焼式融雪装置の縦断面図であり、図2の1−1線に
沿って取られている。又、図2及び3は、図1の2−2
線及び3−3線に沿って取られた断面図である。
【0010】図において全体を符号1で示された融雪装
置は、上部が開口した有底のハウジング3を備えてい
る。そのハウジング3は、本実施の態様では、横断面略
長方形に形成され、仕切り板5により、融雪室7とバー
ナ室9とに仕切られている。
【0011】融雪室7内には、その中に雪が投入され
る、熱伝導性の良好な材料で作られたホッパ11が取り
付けられている。ホッパ11は、それぞれ仕切り板5、
融雪室7の側板8a、8b、8c、に対向する傾斜板1
3、15、17、19から構成され、下方に行くにした
がってその横断面が小さくなっている。ホッパ11はそ
の上端部において融雪室7即ちハウジング3に図示の如
く取り付けられ、仕切り板5、融雪室の側板8a、8
b、8c、底板8dと共に、後述する熱風炉27を形成
するようになっている。そして、傾斜板13、15、1
7、19には、多数の通気孔21が形成されている。通
気孔21の数、配列等は、特に限定されるものではな
く、必要に応じて変更可能である。
【0012】本実施の形態においては、ホッパ11の傾
斜板の下縁部は融雪室7の底板8dには達しておらず、
底板8dとの間には間隔が明いている。そして傾斜板の
中、ハウジング3の仕切り板5に対向する傾斜板13の
みは他の傾斜板より丈が小さくなっており、その下端縁
には、融雪室7の底板8dまで下方へ延びる、格子状の
開口25を備えたグリッド23が取り付けられている。
このグリッド23もホッパ11の一部を形成していると
考えてよい。グリッド23に設けられる開口25は、本
実施の形態では図示の如く、逆台形内を4分し、さらに
円輪で区分した形状になっているが、これに限定される
ものではない。但し、ホッパー11に投入された雪が、
グリッド23を通って熱風炉27内へ浸入するのを防止
できる形状とすることが望ましい。グリッド23と傾斜
板15、17、19とにより、ホッパ11の下部に開口
29が形成される。
【0013】傾斜板17は、グリッド23に対向する下
側の部分において、図3に示されるように、略半円状に
切り欠かれ、その機能については後述する吹き抜け孔2
0を形成している。本実施形態では、傾斜板17は底板
8dにまで延びてはおらず、略半円状の切り欠きで吹き
抜け孔20を形成しているが、傾斜板17をもっと下方
まで延ばし、円形或いは角形の開口を形成してもよい。
本明細書においては、図3に示されるような切り欠きを
も含めて「吹き抜け孔」と定義する。
【0014】ハウジング3のバーナ室9には仕切り板5
に取り付けられた状態でバーナ31が配置されている。
バーナ31の形式は問わない。火炎を放射するその火炎
筒33は、仕切り板5を通って熱風炉27内へと延びて
おり、バーナ31から噴射される火炎及び熱風は、グリ
ッド23の開口25を勢い良く通過でき、グリッド23
の前の雪が少なくなり、底板8d上の堆積高さが低くな
った時には、さらに吹き抜け孔20を通って再度熱風炉
27内へ入り込むように、バーナ31の能力あるいは火
炎筒33の位置が定められる。符号35は、融雪室7側
で仕切り板5に取り付けられた、バーナ31の火炎筒3
3を保護するための保護筒である。また、符号37は、
融雪室7内の水を排出するために融雪室7の側板8bの
下方部分に設けられた排水口である。
【0015】次のこの融雪装置による融雪作業について
説明すると、先ず、雪がホッパ11内に投入される。最
初に投入された雪はホッパ11の下方の開口25を通っ
て融雪室7の底板8dの上に堆積し、順次ホッパ11内
で積み上げられる。この場合、投入された雪がホッパ1
1の上端から盛り上がる位まで投入してもかまわない。
先に説明したように、グリッド23の開口25は、雪の
浸入を阻止できる様な形状になっているので、投入され
た雪がグリッド23を通って熱風炉27内へ浸入し、バ
ーナ31の火炎筒33を塞いでしまうような事はない。
この状態で熱風炉27内には、融雪室7の底板8dの上
に堆積した雪を取り囲むように、循環路28が形成され
る。
【0016】ここでバーナ31に着火する。火炎筒33
から噴射される火炎は、グリッド23の開口を通って底
板8d上に堆積した雪に直接吹き付けられ、グリッド2
3の前に存在する雪を溶かす。この時、火炎の噴射に伴
って熱風も吹き出されるが、この熱風は、グリッド23
の開口25を通ってグリッド23の前にある雪に吹き付
けられるとともに、左右上下にも分流し、循環路28内
を流れ、ホッパ11の傾斜板13、15、17、19を
温めるとともに、通気孔21を通ってホッパ11内に存
在する雪に直接触れてこれを溶かす。
【0017】ホッパ11の下方の開口25の下、即ちグ
リッド23の前に存在する雪、及び傾斜板13、15、
17、19に直接触れている部分の雪が融けるに従い、
上に積み上げられた雪が順次落下し、融雪される。融雪
水は、排水口37から排水される。この間、雪が順次ホ
ッパ11内に投入されて構わない。
【0018】融雪作業の最後に当たって雪が少なくなっ
た場合、傾斜板17に形成した吹き抜け孔20が重要な
働きをする。即ち、この吹き抜け孔20が設けて無い
と、雪が残り少なくなったときに、火炎筒33から噴射
される火炎及び熱風は、傾斜板17に当たってホッパ1
1内で上方へと向きを変えられて、ホッパ11の上端か
ら吹き出し、危険である。しかしながら、吹き抜け孔2
0が形成されているので、グリッド23を通過した火炎
及び熱風は、この吹き抜け孔20を通って再び熱風炉2
7内へ入り、略循環路28に沿って流れ、直接ホッパ1
1の上端から噴射されることがない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本願発明
においては、バーナから噴射される火炎がグリッドの開
口を通って直接に雪に作用して直火融雪を行い、さらに
火炎噴射に伴って生じる熱風が有する熱も、ホッパの傾
斜板を介して雪に作用して融雪するので、バーナの燃焼
による熱の利用効率がきわめて高いものとなる。また、
積み上げられた雪が順次自然落下し、人手で雪の突き崩
し等を行わなくとも、連続的融雪が行える。さらには、
吹き抜け孔が形成されているので、ホッパ内の雪が残り
少なくなっても、火炎あるいは熱風がホッパの上端から
吹き出されることもなく、安全に作業を行うことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる装置の構成を示
す、図2の1−1線による縦断面図である。
【図2】図1の2−2線による断面図である。
【図3】図1の3−3線による断面図である。
【符号の説明】
1 燃焼式融雪装置 3 ハウジング 7 融雪室 8a、8b、8c 側板 8d 底板 11 ホッパ 13、15、17、19 傾斜板 20 吹き抜け孔 21 通気孔 23 グリッド 25 開口 27 熱風炉 28 循環路 31 バーナ 33 火炎筒 37 排水口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口した有底のハウジングと、該
    ハウジング内に取り付けられ、下方において横断面積が
    小さくなるような傾斜壁面を有する雪投入ホッパと、前
    記ハウジングに取り付けられたバーナとを備えた燃焼式
    融雪装置において、前記バーナは、その火炎を噴射する
    火炎筒が、前記ホッパと前記ハウジングの側壁及び底壁
    との間に形成される熱風炉内に位置するように取り付け
    られ、前記ホッパは、前記火炎筒の端部に対向する部分
    に、前記火炎筒から噴射された火炎が通過可能な格子状
    の開口が設けられ、前記ホッパーの前記格子状の開口に
    対向する位置に、前記格子状の開口を通過した火炎及び
    熱風が通過可能な吹き抜け口が形成されていることを特
    徴とする、燃焼式融雪装置。
JP30042595A 1995-10-26 1995-10-26 燃焼式融雪装置 Pending JPH09125333A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2585066C1 (ru) * 2015-01-20 2016-05-27 Владимир Тимофеевич Исайчев Установка для принудительного таяния снега
RU2585064C1 (ru) * 2015-01-20 2016-05-27 Владимир Тимофеевич Исайчев Снегоплавильная машина
CN109468993A (zh) * 2017-09-08 2019-03-15 河南森源重工有限公司 一种除冰除雪装置及使用该装置的除冰除雪车

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