JP2003207106A - ガスコンロ用バーナ - Google Patents

ガスコンロ用バーナ

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JP2003207106A
JP2003207106A JP2002006132A JP2002006132A JP2003207106A JP 2003207106 A JP2003207106 A JP 2003207106A JP 2002006132 A JP2002006132 A JP 2002006132A JP 2002006132 A JP2002006132 A JP 2002006132A JP 2003207106 A JP2003207106 A JP 2003207106A
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敬仁 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスコンロ用バーナにおいて、加熱効率の向
上を図りながら、バーナキャップの上部に落下する煮汁
の処理を適切に行えるようにする。 【解決手段】 バーナ本体Bmと、それに載置させた載
置状態に組み付けられるバーナキャップBcとが設けら
れ、バーナキャップBcに、炎口形成溝5aが周方向に
並ぶ状態で形成されて、バーナ本体Bmとバーナキャッ
プBcとの間に、外方に向けて炎を形成する炎口Hが周
方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナであって、
バーナキャップBcの上部が、中央側ほど低くなるよう
に凹んだ凹状に形成され、バーナキャップBcの上部
に、煮汁を径方向外方に案内して排出する煮汁排出溝5
eが、炎口Hよりも径方向外方に突出するように形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナ本体と、そ
れに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャッ
プとが設けられ、前記バーナキャップに、炎口形成溝が
周方向に並ぶ状態で形成されて、前記バーナ本体と前記
バーナキャップとの間に、外方に向けて炎を形成する炎
口が周方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナに関
する。
【0002】
【従来の技術】かかるガスコンロ用バーナは、バーナキ
ャップの上方に加熱調理用容器を配置して、加熱調理を
行うものであるが、加熱調理用容器をバーナキャップに
近づけて配置し、並びに、炎を上方に向かうように形成
して燃焼させて、加熱効率を向上することが望まれる。
そこで、従来は、図20に示すように、バーナ本体Bm
の上部に載置状態に組み付けられるバーナキャップBc
の上部を、中央側ほど低くなるように凹んだ凹状(以
下、すり鉢状と略記する場合がある)に形成し、そし
て、バーナキャップBcに、斜め上向きの炎口形成溝2
8を周方向に並ぶ状態で形成するものがあった(例え
ば、特開2001−248809号公報参照)。そし
て、この従来のガスコンロ用バーナでは、周方向に並ぶ
斜め上向きの炎口形成溝28にて周方向に沿って形成さ
れる炎口Hにより、炎Fを斜め上向きに形成できるよう
にして、加熱効率を向上するようにしていた。尚、上述
した従来のガスコンロ用バーナでは、図20に示すよう
に、バーナキャップBcの中央部に、炎口Hにて形成さ
れる炎Fに燃焼用の二次空気を供給する二次空気孔29
を設けているが、バーナキャップBcの上面は、単に、
径方向において二次空気孔29側ほど下方に位置するよ
うに傾斜する傾斜面に形成し、二次空気孔29内に煮汁
が落下するのを防ぐために二次空気孔29の上方を覆う
ように設けられる傘状体等は、設けない構造となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガスコンロ用バーナにおいては、加熱調理用容器か
ら煮汁が吹き零れたりして、煮汁がバーナキャップのす
り鉢状の上部に落下すると、落下した煮汁が傾斜面を流
下して二次空気孔内に流れ込んでしまって、煮汁の処理
を適切に行えないという問題があった。ちなみに、バー
ナキャップの上部をすり鉢状に形成して、斜め上向きの
炎口形成溝を周方向に並ぶ状態で形成するが、図20に
示す如き二次空気孔29を設けないようにすることが考
えられる。しかしながら、このようにバーナキャップに
二次空気孔を設けないものでは、バーナキャップのすり
鉢状の上部に落下した煮汁がそのすり鉢状の上部に溜ま
ってしまって、煮汁が焦げ付いたりする等の不具合が発
生し、このものでも、煮汁の処理を適切に行えない。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ガスコンロ用バーナにおいて、
加熱効率の向上を図りながら、バーナキャップの上部に
落下する煮汁の処理を適切に行えるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記バーナキャップの上
部が、中央側ほど低くなるように凹んだ凹状に形成さ
れ、前記バーナキャップの上部に、煮汁を径方向外方に
案内して排出する煮汁排出溝が、前記炎口よりも径方向
外方に突出するように形成されていることにある。請求
項1に記載の特徴構成によれば、バーナキャップの上部
がすり鉢状に形成されているので、バーナキャップに、
斜め上向きの炎口形成溝を周方向に並ぶ状態で形成する
ことが可能となって、その周方向に並ぶ斜め上向きの炎
口形成溝にて周方向に沿って形成される炎口により、炎
を斜め上向きに形成することができる。煮汁がバーナキ
ャップのすり鉢状の上部に落下すると、落下した煮汁
は、煮汁排出溝を径方向外方に向かって流れて、煮汁排
出溝の端から落下する。煮汁が煮汁排出溝の端から落下
する際は、煮汁排出溝が炎口よりも径方向外方に突出す
るように形成されていることから、煮汁が落下中に炎口
に入り込むのを抑制することができる。つまり、バーナ
キャップの上部をすり鉢状に形成することにより、炎を
斜め上向きに形成できるようにして、加熱効率を向上し
ながらも、バーナキャップのすり鉢状の上部に落下した
煮汁を、煮汁排出溝により、炎口に入り込むのを抑制す
る状態で、バーナキャップから落下させて、煮汁がバー
ナキャップのすり鉢状の上部に溜まるの抑制して煮汁を
適切に処理することが可能となる。要するに、ガスコン
ロ用バーナにおいて、加熱効率の向上を図りながら、バ
ーナキャップの上部に落下する煮汁の処理を適切に行え
るようにすることができるようになった。
【0006】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記バーナキャップの上部が、中央側ほど
低くなるように凹んだ凹状に形成され、前記バーナキャ
ップの上部に、煮汁を径方向外方に案内して排出する煮
汁排出溝が形成され、前記バーナキャップの中央部に、
燃焼用の二次空気を供給する二次空気孔が設けられ、前
記バーナキャップの上部における前記二次空気孔の孔縁
部に、煮汁が前記二次空気孔内に落下するのを防止する
筒状起立壁が設けられていることにある。請求項2に記
載の特徴構成によれば、バーナキャップの上部がすり鉢
状に形成されているので、バーナキャップに、斜め上向
きの炎口形成溝を周方向に並ぶ状態で形成することが可
能となって、その周方向に並ぶ斜め上向きの炎口形成溝
にて周方向に沿って形成される炎口により、炎を斜め上
向きにして形成することができ、しかも、そのように形
成される炎に対して、二次空気孔を通じて二次空気が供
給されるので、燃焼の安定性を向上することが可能とな
る。煮汁がバーナキャップのすり鉢状の上部に落下する
と、落下した煮汁は、筒状起立壁により二次空気孔内に
流れ込むのが抑制されながら、煮汁排出溝を径方向外方
に向かって流れて、煮汁排出溝の端から落下する。つま
り、バーナキャップの上部をすり鉢状に形成すると共
に、バーナキャップの中央部に二次空気孔を設けること
により、二次空気孔からの二次空気供給により安定燃焼
させる状態で、炎を斜め上向きに形成できるようにし
て、燃焼の安定性を向上し且つ加熱効率を向上しながら
も、バーナキャップのすり鉢状の上部に落下した煮汁
を、二次空気孔内に流れ込むのを筒状起立壁により抑制
する状態で、煮汁排出溝にてバーナキャップから落下さ
せて、適切に処理することが可能となる。要するに、ガ
スコンロ用バーナにおいて、バーナキャップの中央部に
二次空気孔を設けることにより燃焼の安定性を向上さ
せ、且つ、加熱効率の向上を図りながら、バーナキャッ
プの上部に落下する煮汁の処理を適切に行えるようにす
ることができるようになった。
【0007】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記筒状起立壁が、前記バーナキャップの
上部周縁部よりも低く設けられ、前記筒状起立壁の上方
側に、二次空気の通流を許容するように前記筒状起立壁
と間隔を隔てた状態で、前記二次空気孔を覆う傘状体が
設けられていることにある。請求項3に記載の特徴構成
によれば、筒状起立壁の上方側に、二次空気の通流を許
容するように筒状起立壁と間隔を隔てた状態で、二次空
気孔を覆う傘状体を設けることにより、二次空気孔を通
じての二次空気供給を可能としながら、加熱調理用容器
から落下する煮汁が二次空気孔内に落下するのを傘状体
にて抑制することができる。又、筒状起立壁が、バーナ
キャップの上部周縁部よりも低く設けられているので、
二次空気孔を通じての二次空気供給を可能とすべく筒状
起立壁の上方側に筒状起立壁と間隔を隔てた状態で設け
る傘状体の高さを、低くすることが可能となり、加熱調
理用容器をバーナキャップに近づけて配置することが可
能なようにしながらも、加熱調理用容器から落下する煮
汁が直接二次空気孔内に落下するのを傘状体にて抑制す
ることができる。つまり、バーナキャップの中央部の二
次空気孔を通じて二次空気を供給して、燃焼の安定性を
向上し、且つ、加熱調理用容器をバーナキャップに近づ
けて配置することができるようにしながらも、バーナキ
ャップのすり鉢状の上部に落下した煮汁が二次空気孔内
に流れ込むのを抑制することができるばかりでなく、加
熱調理用容器から落下する煮汁が直接二次空気孔内に落
下するのをも抑制することができる。要するに、加熱調
理用容器から落下する煮汁が直接二次空気孔内に落下す
るのをも抑制することが可能となるので、ガスコンロ用
バーナにおいて、バーナキャップの中央部に二次空気孔
を設けることにより燃焼の安定性を向上させ、且つ、加
熱効率の向上を図りながら、バーナキャップの上部に落
下する煮汁の処理を一段と適切に行えるようにすること
ができるようになった。
【0008】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、傘状体が、前記二次空気孔よりも小径であ
ることにある。請求項4に記載の特徴構成によれば、傘
状体が二次空気孔よりも小径であるので、傘状体、二次
空気孔及び炎口形成溝を備えたバーナキャップを、型成
形により製作することが可能となる。従って、バーナキ
ャップをローコストな型成形にて製作することが可能と
なるので、加熱効率に優れながらも、バーナキャップの
上部に落下する煮汁の処理を一段と適切に行えるガスコ
ンロ用バーナを低価格にて提供することができる。
【0009】〔請求項5記載の発明〕請求項5に記載の
特徴構成は、前記煮汁排出溝が、前記炎口よりも径方向
外方に突出するように形成されていることにある。請求
項5に記載の特徴構成によれば、煮汁排出溝が炎口より
も径方向外方に突出するように形成されているので、煮
汁が煮汁排出溝の端から落下する際に、煮汁が炎口に入
り込むのを抑制することができる。つまり、バーナキャ
ップのすり鉢状の上部に落下した煮汁を、炎口に入り込
むのを抑制する状態で、バーナキャップから落下させ
て、煮汁がバーナキャップのすり鉢状の上部に溜まるの
抑制して煮汁を適切に処理することが可能となる。従っ
て、請求項2〜4に記載の特徴構成により得られる効果
に加えて、更に、煮汁が炎口に入り込むのを抑制する状
態で、煮汁の排出処理を行うことが可能となり、バーナ
キャップの上部に落下する煮汁の処理を一段と適切に行
えるようにすることができるようになった。
【0010】〔請求項6記載の発明〕請求項6に記載の
特徴構成は、前記炎口のうち、上下方向視にて前記煮汁
排出溝と重複する部分が補助炎口部分として構成され、
その補助炎口部分が、前記炎口における主炎口部分より
も低く形成され、前記煮汁排出溝が、前記補助炎口部分
の上方側に接近して位置するように構成されていること
にある。請求項6に記載の特徴構成によれば、主炎口部
分の炎口にて大きな炎が形成されるので、その大きな炎
にて加熱調理用容器が効率良く加熱され、又、上下方向
視にて煮汁排出溝と重複する補助炎口部分の炎口では、
主炎口部分に比べて小さな炎が形成されるので、煮汁排
出溝の端部に多量の炎が当たらず、上下方向視にて煮汁
排出溝と重複する補助炎口部分での燃焼が安定して、火
移りが良好となる。そして、補助炎口部分が主炎口部分
よりも低く形成される、換言すれば、主炎口部分を補助
炎口部分よりも高く形成することから、主炎口部分を形
成する炎口形成溝は、効果的に斜め上向きに形成するこ
とができて、その斜め上向きの炎口形成溝にて形成され
る炎口により、炎を斜め上向きに形成することができ
る。つまり、上下方向視にて煮汁排出溝と重複する部分
にも炎口を設けることにより、煮汁排出溝にて煮汁を排
出できるようにしながら、全周にわたって燃焼させるこ
とができて、効率良く加熱することが可能になる。そし
て、そのような場合に、上下方向視にて煮汁排出溝と重
複する炎口部分を、主炎口部分よりも小さい炎を形成す
る補助炎口部分とすることにより、その補助炎口部分を
主炎口部分よりも低く形成することが可能となり、煮汁
排出溝の端部に多量の炎が当たらないようにしながら、
煮汁排出溝の傾斜を、煮汁をスムーズに流動させて排出
させるのに適切な傾斜とすることが可能となるのであ
る。ちなみに、上下方向視にて煮汁排出溝と重複する炎
口部分を、大きい炎を形成する主炎口部分として形成す
ると、煮汁排出溝の端部に多量の炎が当たり易くなり、
一方、多量の炎が当たらないようにするには、炎口と煮
汁排出溝の端部との上下方向の間隔を広くする必要があ
り、そのためには、煮汁排出溝の傾斜を緩くしたり、バ
ーナキャップの厚さを厚くする必要があり、好ましくな
い。要するに、煮汁排出溝の下方に位置する補助炎口部
分にて安定して燃焼させることができて火移りが良好に
行われるようにし、且つ、主炎口部分にて炎を斜め上向
きに形成できるようにして、加熱効率を向上しながら、
煮汁排出溝の傾斜を適切な傾斜とすることができて、バ
ーナキャップのすり鉢状の上部に落下した煮汁を、煮汁
排出溝にてスムーズにバーナキャップから落下させる。
従って、周方向に形成される炎口の全体にわたって燃焼
の安定性を向上させ、且つ、加熱効率の向上を図りなが
ら、バーナキャップの上部に落下する煮汁の処理を適切
に行えるようにすることができるようになった。又、請
求項3又は4に記載の発明のように傘状体を設けたガス
コンロ用バーナにおいて、請求項6に記載の特徴構成を
採用すると、煮汁排出溝が低くなることにより、バーナ
キャップの凹状の上部の底を低くして、傘状体の高さを
一層低くすることが可能となって、加熱調理用容器を一
層バーナキャップに近づけて配置することが可能とな
り、加熱効率を一段と向上することができる。
【0011】〔請求項7記載の発明〕請求項7に記載の
特徴構成は、前記煮汁排出溝における前記炎口よりも径
方向外方に突出する突出部分の下面が、上方に向かって
凹んだ状態に形成されていることにある。請求項7に記
載の特徴構成によれば、煮汁排出溝における炎口よりも
径方向外方に突出する突出部分の下面が、上方に向かっ
て凹んだ状態に形成されているので、煮汁排出溝の下方
に位置する炎口にて形成される炎が、煮汁排出溝におけ
る炎口からの突出部分により冷却されるのが抑制され、
煮汁排出溝の下方に位置する炎口においても、安定して
燃焼させることができる。従って、周方向に形成される
炎口の全体にわたって、燃焼の安定性を向上させること
ができる。
【0012】〔請求項8記載の発明〕請求項8に記載の
特徴構成は、前記バーナ本体における前記バーナキャッ
プとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記炎口
よりも外方に張り出す張り出し部を備えるように構成さ
れ、前記張り出し部のうちで前記煮汁排出溝に対応する
部分に、前記周方向に沿い且つその周方向端部が開口し
た凹溝が設けられていることにある。請求項8に記載に
特徴構成によれば、炎口形成部が、炎口よりも外方に張
り出す張り出し部を備えるように構成されているので、
燃焼量を小さくした直後に、バーナ本体の外周部に沿っ
て上方に流れる二次空気が燃焼量の大きい状態に対応し
て多量に流れている状態で炎が小さくなっても、その張
り出し部によって、小さい炎が二次空気により煽られる
のが抑制され、煮汁排出溝から張り出し部に落下した煮
汁を凹溝を伝わせて、その周方向端部の開口から落下さ
せることができる。つまり、煮汁排出溝を炎口よりも径
方向外方に突出するように形成する状態で、二次空気に
より炎が煽られるのを抑制すべく張り出し部を設ける
と、煮汁排出溝における炎口からの突出部分と、その下
方に位置する張り出し部により、燃焼排ガスの流動が妨
げられ易くなる。そこで、張り出し部に凹溝を形成する
ことで、煮汁排出溝から張り出し部に落下した煮汁を凹
溝によりスムーズに張り出し部から落下させるようにす
ると、張り出し部に落下した煮汁が炎口に流れ込むのを
抑制することができるようになる。このことにより、張
り出し部に落下した煮汁が炎口に流れ込むのを抑制でき
ながらも、煮汁排出溝が炎口よりも径方向外方に突出す
る突出量を少なくすることが可能となり、もって、燃焼
排ガスの排出を良好に行わせて、煮汁排出溝の下方の炎
口においても、安定して燃焼させることができる。従っ
て、炎が二次空気により煽られるのを抑制し、周方向に
形成される炎口の全体にわたって燃焼の安定性を向上さ
せ、且つ、加熱効率の向上を図りながら、バーナキャッ
プの上部に落下する煮汁の処理を一段と適切に行えるよ
うにすることができるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明のガスコンロ用
バーナ(以下、単にバーナと称する場合がある)を設け
たビルトインタイプのガスコンロを示し、このガスコン
ロは、3台のバ−ナBとグリルGを備える本体部Mと、
その本体部Mの上面を覆うトッププレ−ト21と、この
トッププレ−ト21に載置される五徳22とを備えて構
成してある。本体部Mの奥側には、グリルGにおける燃
焼排ガスを排気する排気口(図示省略)を設け、本体部
Mの前面部には、バ−ナBやグリルGの点火及び消火操
作や火力調節を行う複数種の操作具Rや、グリルGの開
閉扉Dを設けてある。
【0014】3台のバーナBとして、燃焼量が最も大き
い高火力バーナB1と、その高火力バーナB1よりも燃
焼量が少なく、鍋底の温度を検出する温度センサTを備
えた標準バーナB2と、燃焼量が最も小さい小バーナB
3とを設けてあり、以下の説明において、3台のバーナ
Bを区別して説明する必要がある場合は、高火力バーナ
B1、標準バーナB2、小バーナB3とそれぞれ称して
説明する。
【0015】図2及び図3に示すように、トッププレ−
ト21には、各バーナBの設置位置に対応させて、円形
の二次空気流路用凹部21aを形成すると共に、その凹
部21aの略中央部に位置させて、バーナBの上部を挿
通させる円形のバ−ナ用貫通孔21bを形成し、その凹
部21aの外周部に、周方向に間隔を開けて複数の二次
空気流入口21cを形成し、並びに、グリルGの前記排
気口を挿通させる排気用貫通孔21e(図1参照)を開
口してある。トッププレート21には、各二次空気流路
用凹部21aに対応させて、リング状の汁受け皿23
を、その内周部をトッププレ−ト21と間隔を開けて二
次空気吐出口24を形成する状態で、外周部をトッププ
レート21上に載置支持させて設けて、トッププレート
21と汁受け皿23との間に、外周側の複数の二次空気
流入口21cから流入させた二次空気を内周側の二次空
気吐出口24から吐出させてバーナBに供給するように
通流させる概ねドーナツ状の二次空気流路25を形成し
てある。尚、図3において、二次空気の流れを破線矢印
にて示す。五徳22は、鍋等を載置する6本の爪22a
を備え、6本の爪22aとバーナBとの周方向における
相対位置関係が所定の設定位置関係になるように位置決
めされた状態で、汁受け皿23を介してトッププレート
21に載置するように構成してある。
【0016】本実施形態においては、本発明に係る煮汁
排出溝5eを、3台のバーナBのうちの高火力バーナB
1及び標準バーナB2に設けた場合について例示するの
で、以下、高火力バーナB1及び標準バーナB2につい
て、図3ないし図12に基づいて詳細に説明し、小バー
ナB3の説明は省略する。
【0017】図3、図4、図9ないし図12に示すよう
に、高火力バーナB1及び標準バーナB2は、バーナ本
体Bmと、それに載置させた載置状態に組み付けられる
バーナキャップBcとを備えて構成してある。そして、
バーナ本体Bmに備えさせた本体側嵌合部用円筒状体1
2とバーナキャップBcに備えさせたキャップ側嵌合部
用円筒状体6とを、バーナ本体Bmに対してバーナキャ
ップBcを上下軸芯周りの特定位相に位相調整して載置
状態に向けて接近移動させることにより嵌合して、バー
ナ本体Bmに対するバーナキャップBcの上下軸芯周り
での位置決めを行うように構成してある。説明を加える
と、キャップ側嵌合部用円筒状体6の先端は、その略半
周部分を上下軸心方向に沿って後退させるように形成し
てある。一方、本体側嵌合部用円筒状体12の内周面に
は、キャップ側嵌合部用円筒状体6を特定位相に位相調
整して本体側嵌合部用円筒状体12に内嵌したときに、
キャップ側嵌合部用円筒状体6の先端の後退部分に入り
込むように、内方側に向かって突出する突条部12aを
略半周にわたって設けてある。
【0018】図4、図8ないし図12に示すように、バ
ーナキャップBcには、炎口形成溝を構成する主炎口用
縦溝5a及び補助炎口用縦溝5hを周方向に間隔を隔て
て並ぶ状態で形成してあり、バーナキャップBcをバー
ナ本体Bmに対して載置状態に組み付けた状態で、バー
ナ本体BmとバーナキャップBcとの間に、混合ガス分
配室1が区画形成され、並びに、その混合ガス分配室1
に連通して、外方に向けて炎を形成する炎口Hが周方向
に沿って形成されるように構成してある。
【0019】図2及び図8に明示するように、周方向に
おける五徳22の爪22aに対応する6箇所のうち、後
述する点火炎口20に対応する1箇所を除いた5箇所
は、補助炎口部分Hsとし、周方向における五徳22の
爪22aに対応する6箇所を除いた部分は主炎口部分H
mとして、補助炎口部分Hsは主炎口部分Hmよりも小
さい炎を形成するように構成して、五徳22の爪22a
が過熱されるのを抑制するようにしてある。つまり、炎
口Hは、主炎口部分Hmと、その主炎口部分Hmよりも
小さい炎を形成する補助炎口部分Hsにて構成してあ
る。
【0020】図3、図6、図7、図9ないし図12に示
すように、バーナキャップBcの上部を、中央側ほど低
くなるように凹んだ凹状、即ちすり鉢状に形成し、バー
ナキャップBcの上部に、煮汁を径方向外方に案内して
排出する煮汁排出溝5eを、炎口Hよりも径方向外方に
突出するように形成し、バーナキャップBcの中央部
に、燃焼用の二次空気を供給する二次空気孔5Bを設
け、バーナキャップBcの上部における二次空気孔5B
の孔縁部に、煮汁が二次空気孔内に落下するのを防止す
る筒状起立壁5fを設けてある。煮汁排出溝5eは、上
下方向視において、5箇所の補助炎口部分Hsのうちの
2箇所の補助炎口部分Hsと重複するように形成してあ
る。
【0021】バーナキャップBcには、主炎口部分Hm
に対応する部分に、側方に開く状態で周方向に間隔を隔
てて複数の主炎口2を設け、上下方向視において煮汁排
出溝5eと重複しない補助炎口部分Hsに対応する部分
に、補助炎口4を設け、更に、それら複数の主炎口2及
び複数の補助炎口4の下部に連通し且つバーナキャップ
Bcの側方に開く状態で、バーナ本体Bmとバーナキャ
ップBcとの間の外周部に略全周にわたる隙間状の保炎
口19を設けてある。炎口Hは、上述したように、主炎
口部分Hmと補助炎口部分Hsとから構成してあるが、
主炎口部分Hmは、主炎口2及び保炎口19にて構成
し、上下方向視において煮汁排出溝5eと重複する2箇
所の補助炎口部分Hs(以下、煮汁排出用の補助炎口部
分Hsと称する場合がある)は、主炎口2及び補助炎口
4を設けずに保炎口19のみにて構成し、煮汁排出用以
外の補助炎口部分Hsは、補助炎口4及び保炎口19に
て構成してある。つまり、周方向に沿って形成された炎
口Hのうち、上下方向視にて煮汁排出溝5eと重複する
部分を煮汁排出用の補助炎口部分Hsとして構成し、そ
の煮汁排出用の補助炎口部分Hsを、炎口Hにおける主
炎口部分Hm及び煮汁排出用以外の補助炎口部分Hより
も低く形成し、煮汁排出溝5eを、煮汁排出用の補助炎
口部分Hsの上方側に接近して位置するように構成して
ある。
【0022】先ず、バーナキャップBcについて説明を
加える。図4、図6、図8ないし図10に基づいて、標
準バーナB2のバーナキャップBcについて説明する。
標準バーナB2のバーナキャップBcは、軸心が上下方
向を向く円環状のキャップ本体5と、その円環状のキャ
ップ本体5の孔に連通する状態で軸心が上下方向を向い
てキャップ本体5の下方に連なる上述のキャップ側嵌合
部用円筒状体6とを一体的に備えるように、アルミニウ
ムを材料としてダイカストにて型成形して製作してあ
る。そして、円環状のキャップ本体5の孔とキャップ側
嵌合部用円筒状体6の筒孔とを連通させて、二次空気孔
5Bを構成してある。
【0023】キャップ本体5の上部5Cは、中央側ほど
低くなるように凹んだ凹状、即ちすり鉢状に形成し、キ
ャップ本体5の外周側には、下方に突出する状態の円環
状の厚肉部5Aを設け、その厚肉部5Aの下面は、外側
ほど上方に位置する傾斜面に形成してある。そして、キ
ャップ本体5の厚肉部5Aの下面において、主炎口部分
Hmに対応する部分に、主炎口形成用の多数の主炎口用
縦溝5aを周方向に間隔を隔てて斜め上方を向くように
形成すると共に、主炎口用縦溝5a同士の間には保炎流
路用凹部5bを形成し、更に、煮汁排出用以外の補助炎
口部分Hsに対応する部分に、補助炎口用縦溝5hを形
成してある。ちなみに、図3に示すように、キャップ本
体5の厚肉部5Aの下面において、点火プラグ14の設
置箇所側方に対応する箇所には、点火炎口20を形成す
るための点火炎口用溝5dを形成してある。
【0024】主炎口用縦溝5aは、厚肉部5Aの外周側
及び内周側の両方で開口するように斜め上向きに形成
し、補助炎口用縦溝5hは、厚肉部5Aの外周側及び内
周側の両方で開口し、且つ、主炎口用縦溝5aよりも浅
くなるように斜め上向きに形成し、保炎流路用凹部5b
は、厚肉部5Aの外周側で閉じ、内周側で開くと共にそ
の内周側の開口部を保炎流路用凹部5bの内部空間より
も狭くして絞り入口5cに形成してある。
【0025】キャップ本体5のすり鉢状上部5Cには、
煮汁を、煮汁排出用の2箇所の補助炎口部分Hsに対応
する外周部に案内して排出するように、煮汁排出溝5e
を形成し、二次空気孔5Bの孔縁部は、円筒状に起立さ
せて、二次空気孔5Bの孔縁部に円筒状起立壁5fを設
けてある。その円筒状起立壁5fは、キャップ本体5の
すり鉢状上部5Cの外周縁部と略同高さに形成してあ
る。
【0026】煮汁排出溝5eについて説明を加えると、
煮汁排出溝5eは、2箇所の煮汁排出用の補助炎口部分
Hsのそれぞれに対応する外周部に向かって径方向に延
びるように、2本形成してある。煮汁排出溝5eは、キ
ャップ本体5のすり鉢状上部5Cを、外周側ほど下方に
位置するように傾斜状に窪ませて形成し、更に、キャッ
プ本体5の厚肉部5Aの端面部には、煮汁排出溝5eを
形成する凹部の径方向先端の底部から径方向外周に突出
するように庇部5g(突出部分に相当する)を設けてあ
り、もって、煮汁排出溝5eは、バーナ本体Bmとバー
ナキャップBcとの間に形成される炎口Hよりも、径方
向外方に突出するように形成してある。又、庇部5gの
下面は、上方に向かって凹んだ状態に形成してある。具
体的には、庇部5gの下面は、周方向視にて概ね逆V字
状に窪ませてある。
【0027】図4、図7、図8、図11及び図12に基
づいて、高火力バーナB1のバーナキャップBcについ
て説明を加える。高火力バーナB1のバーナキャップB
cは、標準バーナB2のバーナキャップBcと同様に、
キャップ本体5及びキャップ側嵌合部用円筒状体6を備
えるが、更に、傘状体7を、キャップ本体5の筒状起立
壁5fの上方側に、3本の脚部30にて、二次空気の通
流を許容するように間隔を隔てた状態で二次空気孔5B
を覆うように支持してある。そして、その傘状体7は、
二次空気孔5Bよりも小径に形成してある。それによっ
て、バーナキャップBcを、アルミニウムを材料として
ダイカストにて型成形加工が可能なように構成してあ
る。キャップ側嵌合部用円筒状体6は、標準バーナB2
のバーナキャップBcと同様であるので説明を省略す
る。
【0028】標準バーナB2と同様に、キャップ本体5
の上部5Cは、外周側ほど高くなるすり鉢状に形成し、
キャップ本体5の外周側には、下方に突出する状態の円
環状の厚肉部5Aを設け、その厚肉部5Aの下面は、外
側ほど上方に位置する傾斜面に形成してある。キャップ
本体5の厚肉部5Aの下面には、標準バーナB2と同様
に、主炎口用縦溝5a、補助炎口用縦溝5h、保炎流路
用凹部5b、点火炎口用溝5dを形成してある。
【0029】標準バーナB2と同様に、キャップ本体5
のすり鉢状上部5Cには、煮汁を、2箇所の煮汁排出用
の補助炎口部分Hsに対応する外周部から排出するよう
に、煮汁排出溝5eを形成し、二次空気孔5Bの孔縁部
は、円筒状に起立させて、二次空気孔5Bの孔縁部に円
筒状起立壁5fを設けてある。但し、円筒状起立壁5f
は、キャップ本体5のすり鉢状上部5Cの上部周縁部よ
りも低くなるように設けてある。
【0030】煮汁排出溝5eについて説明を加えると、
煮汁排出溝5eは、円筒状起立壁5fの外周を囲む環状
の部分と、一端がその環状の部分に連通し且つ他端が2
箇所の煮汁排出用の補助炎口部分Hsのそれぞれに対応
する外周部に向かって径方向に延びる2本の直線状の部
分を備えて構成してある。直線状の煮汁排出溝5eは、
キャップ本体5のすり鉢状上部5Cを、外周側ほど下方
に位置するように傾斜状に窪ませて形成し、更に、キャ
ップ本体5の厚肉部5Aの端面部には、直線状の煮汁排
出溝5eを形成する凹部の径方向先端の底部から径方向
外周に突出するように庇部5gを設けてあり、もって、
高火力バーナB1においても、標準バーナB2と同様
に、煮汁排出溝5eは、バーナ本体Bmとバーナキャッ
プBcとの間に形成される炎口Hよりも、径方向外方に
突出するように形成してある。又、庇部5gの下面は、
標準バーナB2と同様に、周方向視にて概ね逆V字状に
窪ませてある。
【0031】標準バーナB2及び高火力バーナB1につ
いては、上述の説明から明らかであるが、それらにおい
て共通する事項について念のために説明すると、キャッ
プ本体5における煮汁排出溝5eの下方に位置する部分
には、保炎流路用凹部5bを形成するが、主炎口用縦溝
5a及び補助炎口用縦溝5hは形成しないようにして、
炎口Hのうち、上下方向視にて煮汁排出溝5eと重複す
る部分は、主炎口2及び補助炎口4を設けずに保炎口1
9のみを設けて、煮汁排出用の補助炎口部分Hsとして
構成し、上下方向視にて煮汁排出溝5eと重複しない部
分は、主炎口2と保炎口19とを設けて煮汁排出用の補
助炎口部分Hsよりも大きい炎を形成する主炎口部分H
mと、補助炎口4と保炎口19とを設けて煮汁排出用の
補助炎口部分Hsよりも大きい炎を形成する煮汁排出用
以外の補助炎口部分Hsとして構成してある。
【0032】次に、バーナ本体Bmについて説明を加え
るが、高火力バーナB1及び標準バーナB2のバーナ本
体Bmは同様の構成であるので、標準バーナB2を対象
にして、図3ないし図5、図9及び図10に基づいて説
明する。
【0033】標準バーナB2のバーナ本体Bmは、混合
管10と、その混合管10に接続されるバーナベース1
1とを一体的に備えるように、アルミニウムを材料とし
てダイカストにて型成形して製作してある。混合管10
は、ガスノズル(図示省略)からガス燃料が噴出供給さ
れると共に、そのガス燃料の噴出供給に伴って一次空気
が吸引される供給口10iを備えて、その供給口10i
から供給されるガス燃料と一次空気とを混合させるよう
に構成してある。
【0034】バーナベース11は、軸心が上下方向を向
く上述の本体側嵌合部用円筒状体12をバーナベース1
1の内周壁を形成する状態で備えさせて、上方が開口し
た概ね円環状の空間を有する概ね円環状に形成し、円環
状の空間にて混合ガス分配室1を形成するようにし、そ
の混合ガス分配室1に、混合管10から混合ガスが供給
されるように構成してある。そして、本体側嵌合部用円
筒状体12は、上述のバーナキャップBcのキャップ側
嵌合部用円筒状体6を内嵌させることが可能なように形
成すると共に、本体側嵌合部用円筒状体12の内周面に
上述したように突条部12aを設けてある。
【0035】バーナベース11の上部を、外周側ほど高
くなるすり鉢状に形成し、そのバーナベース11のすり
鉢状の上部を、バーナ本体Bmにおけるバーナキャップ
Bcとの間に炎口Hを形成する炎口形成部13として機
能させるように構成してある。
【0036】そして、バーナベース11の炎口形成部1
3を、バーナキャップBcよりも外方に張り出し且つ炎
口Hよりも下方側に位置する張り出し部26を備えるよ
うに構成し、更に、煮汁排出用の補助炎口部分Hsに対
応する張り出し部26sが、主炎口部分Hm及び煮汁排
出用以外の補助炎口部分Hsに対応する張り出し部26
bよりも外方側に突出するように構成してある。
【0037】バーナベース11について説明を加える
と、バーナベース11の炎口形成部13の外周部側に
は、略全周にわたる状態で凹溝13aを形成し、その凹
溝13aの外側を囲む突条部13bの高さを、凹溝13
aの内側を囲む側壁部分13cの高さと略同高さにして
ある。凹溝13aの外側を囲む突条部13bは、バーナ
本体BmにバーナキャップBcを載置状態に組み付けた
状態で、キャップ本体5の外周縁部の直下に位置するよ
うに形成してある。更に、バーナベース11の炎口形成
部13の突条部13bの外周部において、煮汁排出用の
2箇所を除いた補助炎口部分Hs及び主炎口部分Hmに
対応する部分は、突条部13bよりも高さが低く且つ突
条部13bよりも外方側に突出する下がり状段部に形成
して、その下がり状段部を張り出し部26bとして機能
させ、又、バーナベース11の炎口形成部13の突条部
13bの外周部において、2箇所の煮汁排出用の補助炎
口部分Hsに対応する部分は、主炎口部分Hm及び煮汁
排出用以外の補助炎口部分Hsに対応する張り出し部2
6bよりも高さが低く且つ外方側に突出する下がり状段
部に形成して、その下がり状段部を煮汁排出用の補助炎
口部分Hsに対応する張り出し部26sとして機能させ
るように構成してある。又、補助炎口部分Hsに対応す
る張り出し部26sには、周方向に沿い且つその周方向
両端が開口した凹溝27を設けてある。
【0038】更に、図3に示すように、バーナベース1
1の混合ガス分配室1の外側には、点火プラグ14を縦
向きに挿通するプラグ挿通孔15を形成すると共に、そ
のプラグ挿通孔15の上部開口の上方を覆うようにプラ
グカバー16を設け、そのプラグカバー16には、点火
プラグ14の放電電極14aに対向するターゲット電極
16aを設けてある。
【0039】上述のように、バーナキャップBc及びバ
ーナ本体Bmを構成して、本体側嵌合部用円筒状体12
にキャップ側嵌合部用円筒状体6を内嵌させた状態で、
バーナ本体Bmに対してバーナキャップBcを上下軸芯
周りの特定位相に位相調整して載置状態に向けて接近移
動させると、キャップ側嵌合部用円筒状体6の先端の後
退部分に本体側嵌合部用円筒状体12の突条部12aが
入り込んで、バーナキャップBcが、上下軸芯周りにて
位置決めされた状態でバーナ本体Bmに載置状態で組み
付けられる。
【0040】そして、上述のようにバーナキャップBc
がバーナ本体Bmに対して組み付けられると、バーナキ
ャップBcのキャップ本体5の主炎口用縦溝5a、補助
炎口用縦溝5h、保炎流路用凹部5b及び点火炎口用溝
5dと、バーナ本体Bmのバーナベース11の炎口形成
部13とにより、混合ガス分配室1に連通する主炎口
2、補助炎口4、保炎流路3及び点火炎口20が形成さ
れる。
【0041】又、バーナベース11の炎口形成部13の
突条部13bは、キャップ本体5の厚肉部5Aの外周縁
の下方に沿うように位置させて、ベース面13の凹溝1
3aをキャップ本体5の厚肉部5Aの外周縁よりも内方
側に位置させることにより、凹溝13aを、主炎口2、
補助炎口4及び保炎流路3に連通させてある。更に、突
条部13bの高さを凹溝13aの内側を囲む側壁部分1
3cの高さと略同高さとすることにより、バーナベース
11の炎口形成部13とキャップ本体5の厚肉部5Aの
下面との間に、略全周にわたり、且つ、主炎口2、補助
炎口4及び保炎流路3に連通する状態で隙間を形成し
て、その隙間を保炎口19として機能させるように構成
してある。
【0042】次に、高火力バーナB及び標準バーナB2
における燃焼形態について説明するが、高火力バーナB
1及び標準バーナB2は、燃焼形態は同様であるので、
図13ないし図16に基づいて、高火力バーナB1及び
標準バーナB2の燃焼形態を一括して説明する。尚、高
火力バーナB1及び標準バーナB2においては、図9な
いし図12、及び、図13ないし図16おいて破線矢印
にて示すように、二次空気は、トッププレート21と汁
受け皿23との間に形成される二次空気流路25の二次
空気吐出口24から、バーナ本体Bmの外周部に沿って
上方に向かって供給され、並びに、バーナキャップBc
の二次空気孔5Bを通じて供給される。
【0043】混合ガス分配室1に混合ガスが供給される
と、混合ガスが主炎口2、補助炎口4及び点火炎口20
から噴出すると共に、絞り入口5cから保炎流路3に流
入して、保炎流路3において減圧された状態で、保炎口
19から吐出し、点火プラグ14にて点火動作を行う
と、点火炎口20から噴出する混合ガスが燃焼して点火
炎が形成され、その点火炎により、主炎口2、補助炎口
4及び保炎口19から噴出する混合ガスに火移りして、
主炎口2により主炎F1が形成され、補助炎口4にて主
炎F1よりも小さい補助炎(図示省略)が形成され、保
炎口19により保炎F2が形成されて、全体に燃焼す
る。各主炎口2により、主炎F1が斜め上向きに形成さ
れ、各補助炎口4により、補助炎が斜め上向きに形成さ
れる。この場合、保炎流路3を流れる混合ガスの一部
が、主炎口2間、主炎口2と補助炎口4間の保炎口19
から吐出して、主炎口2間、及び、主炎口2と補助炎口
4間に保炎F2が形成され、並びに、主炎口2及び補助
炎口4を流れる混合ガスのエジェクター作用により、保
炎流路3を流れる混合ガスの一部が凹溝13aを通じ
て、主炎口2及び補助炎口4の下方の保炎口19にも流
れてそこから吐出して、主炎口2及び補助炎口4の下方
にも保炎F2が形成されるので、保炎F2が略全周にわ
たって形成される。従って、主炎口2及び補助炎口4の
下方に保炎F2が形成されて、主炎口2及び補助炎口4
から噴出する混合ガスが保炎F2にて保炎される状態で
燃焼するので、リフトが抑制されて安定燃焼する。又、
主炎口2の下方にも保炎F2が形成されることで、主炎
口2間に形成される保炎F2を小さくできるので、主炎
F1にスムーズに二次空気を供給することができて、燃
焼の安定性を更に向上することが可能となる。又、保炎
流路3には、絞り入口5cを通じて混合ガスが供給され
ることで、保炎流路3においては混合ガスが減圧される
ので、保炎流路3から混合ガスが、より均一化された圧
力で凹溝13a及び保炎口19に供給されることとな
り、保炎口19からの混合ガスの吐出が安定するので、
保炎F2が安定して形成され、このことからも燃焼の安
定性を更に向上することが可能となる。
【0044】又、主炎口2、補助炎口4及び保炎口19
よりも下方に位置する張り出し部26を設けてあるの
で、燃焼量を小さくした直後に、二次空気がバーナ本体
Bmの外周部に沿って燃焼量の大きい状態に対応して多
量に流れている状態で主炎F1、補助炎及び保炎F2が
小さくなっても、主炎F1、補助炎及び保炎F2が二次
空気により煽られるのを抑制することができ、又、張り
出し部26が主炎口2、補助炎口4及び保炎口19より
も下方側に位置しているので、燃焼量を大きくして主炎
F1、補助炎が長くなった場合でも、主炎F1及び補助
炎は、二次空気が不足することなく適切に供給されると
共に、張り出し部26にへばりつくのが抑制されて上向
きに形成される。しかも、煮汁排出用の補助炎口部分H
sに対応する張り出し部26sを主炎口部分Hmに対応
する張り出し部26bよりも外方側に突出するように構
成してあるので、煮汁排出用の補助炎口部分Hsにて形
成される保炎F2は、その補助炎口部分Hsに対応する
張り出し部26sの張り出し量が大きいことから、バー
ナ本体Bmの外周部に沿って上方に流れる二次空気によ
り煽られるのが一層効果的に抑制され、主炎口部分Hm
にて形成される主炎F1は、その主炎口部分Hmに対応
する張り出し部26bの張り出し量が小さいことから、
主炎F1は、二次空気が不足することなく適切に供給さ
れると共に、張り出し部26bにへばりつくのが一層効
果的に抑制されて、主炎F1が横向きになるのが一段と
抑制され、一段と上向きに形成され易くなる。
【0045】標準バーナB2では、傘状体7を形成せず
に、バーナキャップBcの上部をすり鉢状に形成してあ
るので、炎口Hにて炎を斜め上向きに形成することがで
きるると共に、加熱調理用容器をバーナキャップBcに
近づけて配置することができるので、加熱効率を向上す
ることが可能となる。又、高火力バーナB1では、バー
ナキャップBcの上部をすり鉢状に形成し、筒状起立壁
5fをバーナキャップBcの上部周縁部よりも低く設け
ることから、傘状体7の高さを、二次空気孔5Bを通じ
ての二次空気供給を可能としながら、極力低くすること
ができるので、加熱調理用容器をバーナキャップに近づ
けて配置することができ、又、炎口Hにて炎を斜め上向
きに形成することができるので、加熱効率を向上するこ
とが可能となる。
【0046】高火力バーナB1及び標準バーナB2にお
いて、加熱調理用容器から煮汁がバーナキャップBcの
すり鉢状上部5Cに吹きこぼれても、煮汁は、円筒状起
立壁5fにより二次空気孔5B内に落下するのが抑制さ
れながら、煮汁排出溝5eを通じてバーナキャップBc
の外周部から落下して排出される。その際、煮汁排出溝
5eは、庇部5gにて炎口Hよりも径方向外方に突出す
るように形成してあるので、落下中の煮汁が炎口Hに入
り込むのを抑制することができる。
【0047】しかも、炎口Hのうち、上下方向視にて煮
汁排出溝5eと重複する煮汁排出用の補助炎口部分Hs
を、主炎口部分Hm及び煮汁排出用以外の補助炎口部分
Hsよりも小さい炎を形成するように構成することによ
り、その煮汁排出用の補助炎口部分Hsを主炎口部分H
m及び煮汁排出用以外の補助炎口部分Hsよりも低く形
成することが可能となり、煮汁排出溝5eの端部に多量
の炎が当たらないようにしながら、煮汁排出溝5eの傾
斜を、煮汁をスムーズに流動させて排出させるのに適切
な傾斜とすることが可能となる。要するに、煮汁排出溝
5eの下方に位置する煮汁排出用の補助炎口部分Hsに
て安定して燃焼させることができて火移りが良好に行わ
れるようにし、且つ、主炎口部分Hm及び煮汁排出用以
外の補助炎口部分Hsにて炎を斜め上向きに形成できる
ようにして、加熱効率を向上しながら、煮汁排出溝5e
の傾斜を適切な傾斜とすることができて、バーナキャッ
プBcのすり鉢状の上部に落下した煮汁を、煮汁排出溝
5eにてスムーズにバーナキャップから落下させること
ができる。
【0048】そして、煮汁排出溝5eから煮汁が補助炎
口部分Hsに対応する張り出し部26s上に落下して
も、張り出し部26sが炎口Hよりも低く形成されてお
り、しかも、張り出し部26sには凹溝7が形成されて
いて煮汁が凹溝7を通じて落下することから、煮汁が炎
口Hに入り込むのが抑制されて、炎口Hが詰まるのが抑
制される。又、仮に、煮汁が主炎口部分Hmに対応する
張り出し部26b上に落下しても、張り出し部26bが
炎口Hよりも低く形成されていることから、炎口Hに入
り込むのが抑制されて、炎口Hが詰まるのが抑制され
る。
【0049】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の実施形態においては、バーナキャップB
cの中央部に、燃焼用の二次空気を供給する二次空気孔
5Bを設ける場合について例示したが、図17及び図1
8に示すように、二次空気孔5Bを省略して、バーナキ
ャップBcの上部を、中央側ほど低くなるように凹んだ
凹状に形成し、バーナキャップBcの上部に、煮汁を径
方向外方に案内して排出する煮汁排出溝5eを、炎口H
よりも径方向外方に突出するように形成しても良い。
【0050】(ロ) 図19に示すように、上記の実施
形態において設けた庇5gを省略して、煮汁排出溝5e
を、炎口Hから径方向外方に突出しないように形成して
も良い。
【0051】(ハ) 上記の実施形態においては、5箇
所の補助炎口部分Hsのうちの2箇所の補助炎口部分H
sに対応して煮汁排出溝5eを設ける場合について例示
したが、煮汁排出溝5eは、5箇所の補助炎口部分Hs
のうちの1箇所の補助炎口部分Hsに対応して設けた
り、3箇所以上の補助炎口部分Hsに対応して設けても
良い。そして、煮汁排出溝5eを設けた補助炎口部分H
sに対応する張り出し部26を、上記の実施形態と同様
に主炎口部分Hmに対応する張り出し部26よりも外方
側に突出するように構成しても良い。又、バーナキャッ
プBcの上部における煮汁排出溝5eの設置場所は、上
記の実施形態において例示した場所(炎口Hにおける補
助炎口部分Hsの上方)に限定されるものではなく、炎
口Hにおいて主炎口部分Hmの上方でも良い。
【0052】(ニ) 本発明は、上記の実施形態におい
て例示した如き3台のバ−ナBを備えた所謂三口のガス
コンロ以外に、2台のバ−ナBを備えた所謂二口のガス
コンロや、1台のバ−ナBを備えた所謂一口のガスコン
ロ等、種々のガスコンロのガスコンロ用バーナに適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るガスコンロ用バーナを設けたガ
スコンロの斜視図
【図2】実施形態に係るガスコンロ用バーナを設けたガ
スコンロの要部の平面図
【図3】実施形態に係るガスコンロ用バーナを設けたガ
スコンロの要部の縦断面図
【図4】実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の分
解斜視図
【図5】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナ本
体を示す平面図
【図6】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキ
ャップの平面図
【図7】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキ
ャップの平面図
【図8】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキ
ャップの底面図
【図9】図8におけるX−O−Y矢視図
【図10】図8におけるV−O−W矢視図
【図11】図8におけるX−O−Y矢視図
【図12】図8におけるV−O−W矢視図
【図13】実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の
縦断面図
【図14】実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の
縦断面図
【図15】実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の
縦断面図
【図16】実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の
斜視図
【図17】別実施形態に係るガスコンロ用バーナのバー
ナキャップの平面図
【図18】別実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部
の縦断面図
【図19】別実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部
の縦断面図
【図20】従来のガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【符号の説明】
5a,5h 炎口形成溝 5e 煮汁排出溝 5f 筒状起立壁 5g 突出部分 5B 二次空気孔 7 傘状体 13 炎口形成部 26 張り出し部 27 凹溝 Bc バーナキャップ Bm バーナ本体 H 炎口 Hm 主炎口部分 Hs 補助炎口部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 敬仁 大阪府大阪市此花区春日出南三丁目2番10 号 株式会社ハーマンプロ内 (72)発明者 墨川 貴雅 大阪府大阪市此花区春日出南三丁目2番10 号 株式会社ハーマンプロ内 Fターム(参考) 3K017 AA09 AB04 AB05 AB07 AD01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ本体と、それに載置させた載置状
    態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、 前記バーナキャップに、炎口形成溝が周方向に並ぶ状態
    で形成されて、前記バーナ本体と前記バーナキャップと
    の間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿っ
    て形成されたガスコンロ用バーナであって、 前記バーナキャップの上部が、中央側ほど低くなるよう
    に凹んだ凹状に形成され、 前記バーナキャップの上部に、煮汁を径方向外方に案内
    して排出する煮汁排出溝が、前記炎口よりも径方向外方
    に突出するように形成されているガスコンロ用バーナ。
  2. 【請求項2】 バーナ本体と、それに載置させた載置状
    態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、 前記バーナキャップに、炎口形成溝が周方向に並ぶ状態
    で形成されて、前記バーナ本体と前記バーナキャップと
    の間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿っ
    て形成されたガスコンロ用バーナであって、 前記バーナキャップの上部が、中央側ほど低くなるよう
    に凹んだ凹状に形成され、 前記バーナキャップの上部に、煮汁を径方向外方に案内
    して排出する煮汁排出溝が形成され、 前記バーナキャップの中央部に、燃焼用の二次空気を供
    給する二次空気孔が設けられ、 前記バーナキャップの上部における前記二次空気孔の孔
    縁部に、煮汁が前記二次空気孔内に落下するのを防止す
    る筒状起立壁が設けられているガスコンロ用バーナ。
  3. 【請求項3】 前記筒状起立壁が、前記バーナキャップ
    の上部周縁部よりも低く設けられ、 前記筒状起立壁の上方側に、二次空気の通流を許容する
    ように前記筒状起立壁と間隔を隔てた状態で、前記二次
    空気孔を覆う傘状体が設けられている請求項2記載のス
    コンロ用バーナ。
  4. 【請求項4】 前記傘状体が、前記二次空気孔よりも小
    径である請求項3記載のガスコンロ用バーナ。
  5. 【請求項5】 前記煮汁排出溝が、前記炎口よりも径方
    向外方に突出するように形成されている請求項2〜4の
    いずれか1項に記載のガスコンロ用バーナ。
  6. 【請求項6】 前記炎口のうち、上下方向視にて前記煮
    汁排出溝と重複する部分が補助炎口部分として構成さ
    れ、 その補助炎口部分が、前記炎口における主炎口部分より
    も低く形成され、 前記煮汁排出溝が、前記補助炎口部分の上方側に接近し
    て位置するように構成されている請求項1又は5記載の
    ガスコンロ用バーナ。
  7. 【請求項7】 前記煮汁排出溝における前記炎口よりも
    径方向外方に突出する突出部分の下面が、上方に向かっ
    て凹んだ状態に形成されている請求項1、5又は6記載
    のガスコンロ用バーナ。
  8. 【請求項8】 前記バーナ本体における前記バーナキャ
    ップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記炎
    口よりも外方に張り出す張り出し部を備えるように構成
    され、 前記張り出し部のうちで前記煮汁排出溝に対応する部分
    に、前記周方向に沿い且つその周方向端部が開口した凹
    溝が設けられている請求項1、5、6又は7記載のガス
    コンロ用バーナ。
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