JP2002295813A - バーナ及びそれを用いたコンロ - Google Patents

バーナ及びそれを用いたコンロ

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JP2002295813A
JP2002295813A JP2001095724A JP2001095724A JP2002295813A JP 2002295813 A JP2002295813 A JP 2002295813A JP 2001095724 A JP2001095724 A JP 2001095724A JP 2001095724 A JP2001095724 A JP 2001095724A JP 2002295813 A JP2002295813 A JP 2002295813A
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Ryoji Shimada
良治 島田
Katsumi Sasada
勝視 佐々田
Kenzo Usui
研造 碓井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱むらを抑えて均一な加熱分布と高い加熱
効率を確保すると同時に、良好な燃焼状態を維持できる
バーナを提供すること。 【解決手段】 炎口成型体1の外周部に主火炎7を形成
する主炎口部8と小火炎26を形成する点火炎口部12
と、点火炎口部12の近傍に主火炎7の一部が接近する
ように開口させた変則配列炎口部14とを備えている。
これにより、良好な燃焼状態を確保し、点火炎口部12
での加熱分布の低下を抑えて均一な加熱分布を実現し、
同時に鍋への伝熱むらを抑えて高い熱効率を確保するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等を燃料とす
るバーナ及びそれを加熱源とするコンロに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバーナは、特開平8−11
4308号公報に記載されているようなものがあった。
これは図6の炎口成型体の炎口配設面を拡大した図に示
されているように、バーナ本体の上部に環状の炎口成型
体を載置したバーナにおいて、炎口成型体60のバーナ
本体への載置面の一部を三方の仕切り壁61で凹状に仕
切って凹状の外周側を開放して、点火プラグと熱電対を
収納する点火空間62を形成し、凹状の仕切り壁の中心
方向の仕切り壁に点火炎口63を設け、凹状の仕切り壁
のうちの対向する仕切り壁に混合気が噴出するスリット
炎口64を構成し、点火炎口63で形成される小火炎6
5により熱電対を加熱して燃焼を検知するとともに、ス
リット炎口64で形成される火炎66によって炎口成型
体60全体への火移りを確実にし、さらに点火空間62
での小火炎65による火炎の密度低下を補って、コンロ
バーナとしての加熱むらを抑えるというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のバ
ーナでは、点火炎口63から噴出する混合ガスの噴出方
向と、スリット炎口64から噴出する混合ガスの噴出方
向がほぼ直交しているため、点火炎口63で形成される
火炎が小火炎65であっても、スリット炎口64で形成
される火炎66との干渉は防ぎ切れず、点火空間62が
高温となって通気抵抗が増大し、炎口成型体内60およ
びバーナ本体内の一次空気量が低下し、その結果燃焼時
間の経過とともに黄炎が発生するという課題があった。
また、点火空間62内が高温化することによって、一旦
火炎だけが消火して混合気だけが噴出するといったこと
がおきた場合、熱電対の起電力の低下速度が遅くなり、
比較的長時間混合気が噴出し続けるといった課題もあっ
た。さらに、点火炎口63とスリット炎口64から噴出
する混合ガス量によっては、両者の間で渦流などが発生
し、熱電対近傍での安定した火炎形成が阻害され、熱電
対の起電力レベルが不安定となり、結果として良好な燃
焼検知が行えずに早切れ等の課題もあった。
【0004】上記のような課題を緩和するためには、ス
リット炎口の開口面積を低下させる方法があるが、この
ような処置を施した場合には、スリット炎口での火炎の
保炎性が低下してリフトしやすくなるといった事態も生
じ、安定的な燃焼検知が困難であった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、炎口成型体の主炎口部で形成される主火炎と、点火
炎口部で形成される小火炎との間で生じる火炎の大きさ
の差を、主火炎の一部を点火炎口部の小火炎に接近させ
ることによって加熱むらを抑えて均一な加熱分布と高い
加熱効率を確保すると同時に、主火炎と小火炎の間の干
渉を防止して良好な燃焼状態を維持することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のバーナは、略環状の炎口成型体の外周部
に主火炎を形成する主炎口部と小火炎を形成する点火炎
口部を備え、主炎口部のうち点火炎口部近傍には、点火
炎口部に主火炎の一部が接近するように開口させた変則
配列炎口部を備えた構成とした。
【0007】上記の発明によれば、点火炎口部で形成さ
れる火炎が小火炎であっても、点火炎口部近傍の主炎口
部を変則配列炎口部で構成し、主火炎の一部が点火炎口
部で形成される小火炎に接近するような開口方向に設定
しているため、鍋などを加熱する際に、点火炎口部での
加熱分布の低下を抑えてほぼ均一な加熱分布を実現し、
同時に鍋への伝熱むらを抑えることにより高い加熱効率
を確保することができる。
【0008】さらに、変則配列炎口部は、主火炎の一部
を点火炎口部の小火炎に接近させる開口方向であり、主
火炎の一部と小火炎の間の干渉を防止する方向に設定し
ているため、長時間燃焼後でも点火炎口部が高温化する
ことがなく、黄炎の発生を防止でき、良好な燃焼状態を
実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、略環状の
炎口成型体の外周部に主火炎を形成する主炎口部と小火
炎を形成する点火炎口部を備え、主炎口部のうち点火炎
口部近傍には、点火炎口部に主火炎の一部が接近するよ
うに開口させた変則配列炎口部を備えたことにより、鍋
などを加熱する際に、点火炎口部での加熱分布の低下を
抑えてほぼ均一な加熱分布を実現し、同時に鍋への伝熱
むらを抑えることにより高い加熱効率を確保することが
できる。さらに、変則配列炎口部の開口方向は、主火炎
の一部を点火炎口部の小火炎に接近させ、主火炎の一部
と小火炎の間の干渉を防止する方向に設定しているた
め、長時間燃焼後でも点火炎口部が高温化することがな
く、一次空気不足による黄炎の発生を防止でき、良好な
燃焼状態を実現することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載のバーナの主炎口部で、炎口成型体の環状部の中
心を基点として周方向に開口する放射配列炎口部と、点
火炎口部から環状部の中心を通過する延長線上に開口方
向の基点を設けて、周方向に開口させた変則配列炎口を
備えたことにより、同様に点火炎口部の近傍に開口する
変則配列炎口では主火炎が点火炎口部の小火炎に接近
し、点火炎口部での加熱分布の低下を抑える一方、主火
炎と小火炎の間の干渉を防止することができるため、長
時間燃焼後でも点火炎口部が高温化することがなく、一
次空気不足による黄炎の発生を防止でき、良好な燃焼状
態を実現することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、特に、請求項2
に記載のバーナの変則配列炎口部で、点火炎口部に近接
した位置に開口する変則配列炎口ほど、点火炎口部から
環状部の中心を通過する延長線上、かつ環状部の中心か
ら遠方の位置を開口方向の基点を設けて、周方向に開口
させたことにより、同様に良好な燃焼状態を実現するだ
けでなく、放射配列炎口部の近傍にある変則配列炎口か
ら点火炎口部の近傍にある変則配列炎口まで、緩やかに
火炎方向を変えて点火炎口部の小火炎に主火炎を接近さ
せることができるため、全体としてほぼ均一な加熱分布
を実現することができる。さらに、点火炎口部に近接し
た位置に開口する変則配列炎口の開口方向の基点が、点
火炎口部から環状部の中心を通過する延長線上の無限遠
の位置である場合、上記の変則配列炎口の開口方向は、
点火用炎口の開口方向と略平行の構成となり、この場合
においても点火炎口部の小火炎とは干渉を防止できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、特に、請求項1
〜3のいずれか1項に記載のバーナの炎口成型体で、外
周部を外方に下降傾斜させた外周傾斜面で構成し、外周
傾斜面に主炎口を開口させたことにより、傾斜面に沿っ
て火炎が上向きになりやすいため、高い加熱効率を確保
することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、特に、請求項1
〜4のいずれか1項に記載のバーナの炎口成型体の上面
に、環状部の中央に向かって下降傾斜させた内周傾斜面
を構成したことにより、環状部の中央から流入する空気
は内周傾斜面に沿って、上昇気流となって火炎中に拡散
し、燃焼を促進して高い熱効率を確保できる。
【0014】請求項6に記載の発明は、特に、請求項1
〜5のいずれか1項に記載のバーナの炎口成型体で、炎
口成型体の上方に空隙を介して煮汁遮蔽体を設けたこと
により、環状部の中央から流入した空気は煮汁遮蔽体に
衝突することによって均一に火炎中に拡散し、燃焼を促
進して火炎長を短縮して高い加熱効率を確保すると同時
に、炎口への煮汁の落下を防止することができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、天板の開口部に
設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のバーナと、
載置部の先端を点火炎口部に対応させた五徳とを備えた
ことにより、載置部の先端が点火炎口部の小火炎と対応
するため、COの立ち上がりを抑制でき、同時に均一な
加熱分布と高い加熱効率を実現して省エネルギー性を確
保することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜5を参
照して説明する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おけるバーナの炎口成型体の下面図、図2は、同炎口成
型体の点火炎口部からの外観を示す側面図、図3は、同
バーナ全体の断面図である。
【0018】図において、1は黄銅の鍛造加工、アルミ
ニウム地金の鋳造加工、またはセラミックス成型などに
よって略円錐台形状に成型した略環状の炎口成型体で、
環状部2の中央には開口筒3があって上下に貫通する空
気通路4を構成している。また、炎口成型体1の外周の
矩面は上部から下部にかけて外周方向に下降傾斜させた
外周傾斜面5を構成する一方、炎口成型体1の上面には
環状部2の中央に向かって下降傾斜させた内周傾斜面6
を構成している。
【0019】また、炎口成型体1の外周傾斜面5および
下面部には、周方向に開口する溝状の炎口が多数設けら
れ、これらは、開口面積が大きな炎口の集合体であっ
て、主火炎7を形成する主炎口部8と、主炎口部8に隣
接、隔設された開口面積が小さい火移り炎口部9と、小
火炎を形成する点火用炎口10を保炎用炎口11の間に
設けた点火炎口部12で構成されている。主炎口部8
は、炎口成型体1の環状部2の中心Oを開口の基点とし
て放射状かつ斜め上向きに開口する放射配列炎口部13
と、点火炎口部12の両側に隣接し、かつ環状部2の中
心Oを開口方向の基点としない変則配列炎口部14で構
成されている。
【0020】さらに変則配列炎口部14は、点火炎口部
12に最も近い変則配列炎口15ほど、点火炎口部12
から環状部2の中心Oを通過する延長線上、かつ環状部
2の中心Oから遠方の位置Xを開口方向の基点として周
方向に開口させている。すなわち変則配列炎口部14
は、点火炎口部12に最も遠い変則配列炎口16から最
も近い変則配列炎口15に至り、点火炎口部12から環
状部2の中心Oを通過する延長線上に、Y〜Xへ開口方
向の基点を移動して設けた構成である。
【0021】さらに、炎口成型体1には、下部から主炎
口部8の基底部近傍に至り、主炎口部8の上方傾斜角よ
りも大きな上方傾斜角をもった逆円錐台形状の整流部1
7を設けている。
【0022】また、炎口成型体1の上面には、炎口成型
体1の外径と同等か1〜2mm程度大きい外径を有する煮
汁遮蔽体18が、空気通路4と連通する空隙19を介し
て一体で設けられている。
【0023】一方、ステンレスなどの耐熱性金属からな
るバーナ本体20は、燃料予混合ガスの混合管21と、
上下に貫通する内周壁22と外周壁23で形成した略環
状の拡散室24を一体で構成しており、炎口成型体1の
開口筒3とバーナ本体20の内周壁22、および炎口成
型体1の外周部の下面側は、拡散室24の外周壁23の
上部に位置するフランジ部分にほぼ密接しいる。
【0024】このように、バーナ本体20上に、煮汁遮
蔽体18と一体となった炎口成型体1を勘合することに
よって、バーナ25を構成している。
【0025】次に動作、作用について説明すると、予混
合ガスは、混合管21内に噴出する燃料ガスと、同時に
吸引される予混合空気(一次空気)とが混合することに
よって形成され、そののち拡散室24内に均一に拡散
し、主炎口部8、火移り炎口部9、点火炎口部12の開
口面積に応じて分散するが、整流部17の上方傾斜角に
沿って上向きの拡散整流作用を受けるため、主炎口部8
から噴出する際には主炎口部8の上方傾斜角よりも上向
きの流出傾向を持って噴出する。しかるのち、何らかの
点火手段(図示せず)によって点火用炎口10で小火炎
26が形成され、両側の保炎用炎口11の補助炎27を
介して主炎口部8に火移りして、上向きの主火炎7が形
成される。
【0026】この時点火炎口部12では、主火炎7に比
べて全体として小さな火炎となるが、主炎口部8のう
ち、点火炎口部12の両側に近接するものは、主火炎7
の一部が小火炎26に接近するように、その開口方向を
設定された変則配列炎口部14となっているため、主火
炎7と小火炎26との干渉を防止して、COや黄炎の発
生が少ない良好な燃焼状態を確保すると同時に、鍋など
を加熱する際に、点火炎口部12での加熱分布の低下を
抑えることができる。
【0027】特に、点火炎口部12に最も遠い変則配列
炎口16から最も近い変則配列炎口15に至り、点火炎
口部12から環状部2の中心Oを通過する延長線上に、
Y〜Xへ開口方向の基点を移動して設けたことにより、
緩やかに主火炎7の方向を変えて、小火炎26に主火炎
7を接近させることができるため、全体としてほぼ均一
な加熱分布を実現することができる。
【0028】一方、空気通路4から上昇気流として流入
する第一の二次空気流28は、炎口成型体1の内周傾斜
面6に沿って、煮汁遮蔽体18と炎口成型体1の上面と
の間の空隙19を通過し、上昇気流となって主炎口部8
の直上に至って主火炎7中に効果的に拡散する。同時
に、第二の二次空気流29が炎口成型体1の外周壁23
の周囲から主火炎7中に拡散する。したがって、主火炎
7は第一の二次空気流28と第二の二次空気流29によ
って挟まれて、燃焼が促進され短炎化される。
【0029】さらに、炎口成型体1には、火移り炎口部
9が隔設されているので、この領域での火炎は火移りを
確保するための小規模火炎となり、隣接する主火炎7同
士の干渉を抑制し、一層短炎化した主火炎7を実現でき
る。
【0030】また、整流部17の上方傾斜角を主炎口部
8の上方傾斜角よりも大きくすことによって、予混合ガ
スの噴出角度を上向きにすることができるため、炎口傾
斜を浅くすることができ、炎口溝を構成する際の加工性
を容易にすることができる。
【0031】(実施例2)図4は、本発明の実施例2に
おけるコンロの断面図、図5は、同コンロの五徳の載置
部とバーナの位置関係を示す図である。
【0032】図において、コンロ本体41は、カウンタ
ー42の開口内に落とし込まれ、かつカウンター42の
開口の周縁部に載置されている。天板43は、コンロ本
体41を蔽うようにコンロ本体41上に載置され、天板
43の周縁部はカウンター42に接触している。天板4
3には、略円形の段押し部44を設けたフランジ45状
の開口部46があり、フランジ45上には中央にバーナ
開口部47を有し、かつ周囲の側面部に多数の長穴状の
空気口48を穿設した汁受皿49が載置され、バーナ開
口部47には、実施例1におけるバーナ25が臨んでい
る。なお、空気口48は天板43の段押し部44の側面
部に設けてもよい。
【0033】一方、五徳50は、内周を下方に傾斜させ
た枠体51に複数の載置部52を中央に先端が向くよう
に配置した構成で、特に載置部52の先端が点火炎口部
12及び火移り炎口部9に対応するように配設され、枠
体51は段押し部44および、汁受皿49の空気口48
を上から遮蔽するように載置されている。
【0034】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0035】次に動作、作用について説明すると、バー
ナ25に供給された予混合ガスは何らかの点火手段(図
示せず)によって着火され、上向きの主火炎53を形成
する。この時、空気通路4から上昇気流として流入する
第一の二次空気流28が煮汁遮蔽体18と炎口成型体1
の間の空隙19を通過して、上昇気流の傾向を持ちなが
ら主火炎53中に効果的に拡散する。同時に、空気口4
8を通じて流入する空気は、天板43の下面部を冷却し
ながら、五徳50の枠体51の内周の下降傾斜によって
方向を整流され、汁受皿49の底面をなめるように流れ
て汁受皿49の温度上昇を抑えながら、第二の二次空気
流54としてして主火炎53中に拡散する。したがっ
て、主火炎53は第一の二次空気流36と第二の二次空
気流54によって挟まれ、燃焼が促進され短炎化した直
上向きの火炎として形成される。
【0036】したがって、均一な加熱分布と高い熱効率
を実現して省エネルギー性をも確保し、煮汁のバーナ2
5内への侵入防止と安定した燃焼空気の供給が行え、全
体として段差の少ない構成を確保したコンロを提供する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、点火炎
口部で形成される火炎が小火炎であっても、点火炎口部
での加熱分布の低下を抑えてほぼ均一な加熱分布を実現
し、同時に鍋への伝熱むらを抑えることにより高い加熱
効率を確保することができる。
【0038】さらに、長時間燃焼後でも点火炎口部が高
温化することがなく、黄炎の発生を防止でき、良好な燃
焼状態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるバーナの炎口成型体
の下面図
【図2】同バーナの炎口成型体の外観を示す側面図
【図3】同バーナの測断面図
【図4】本発明の実施例2におけるコンロの側断面図
【図5】同コンロの五徳の載置部の位置関係を示す図
【図6】従来のバーナにおける炎口成型体の炎口配設面
を示す部分断面図
【符号の説明】
1 炎口成型体 2 環状部 5 外周傾斜面 6 内周傾斜面 7 主火炎 8 主炎口部 10 点火炎口 12 点火炎口部 13 放射配列炎口部 14 変則配列炎口部 15 点火炎口部に最も近い変則配列炎口 18 煮汁遮蔽体 19 空隙 25 バーナ 43 天板 46 開口部 50 五徳 52 載置部
フロントページの続き (72)発明者 碓井 研造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 AA02 AB02 AC02 AD01 AD14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略環状の炎口成型体の外周部に主火炎を
    形成する主炎口部と点火用炎口を設けた点火炎口部とを
    備え、前記点火炎口部近傍の前記主炎口部は、点火炎口
    部に主火炎の一部が接近するように開口させた変則配列
    炎口部であるバーナ。
  2. 【請求項2】 主炎口部は、炎口成型体の環状部の中心
    を基点として周方向に開口する放射配列炎口部と、点火
    炎口部から環状部の中心を通過する延長線上に開口方向
    の基点を設けて、周方向に開口させた変則配列炎口部と
    を備えた請求項1に記載のバーナ。
  3. 【請求項3】 変則配列炎口部は、点火炎口部に近接し
    た位置に開口する変則配列炎口ほど、点火炎口部から環
    状部の中心を通過する延長線上に設け、かつ環状部の中
    心から遠方の位置を開口方向の基点を設けて、周方向に
    開口させた請求項2に記載のバーナ。
  4. 【請求項4】 炎口成型体は、外周部を外方に下降傾斜
    させた外周傾斜面で構成し、外周傾斜面に主炎口部を開
    口させた請求項1〜3のいずれか1項に記載のバーナ。
  5. 【請求項5】 炎口成型体の上面は、環状部の中央に向
    かって下降傾斜させて内周傾斜面を構成した請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のバーナ。
  6. 【請求項6】 炎口成型体の上方に空隙を介して煮汁遮
    蔽体を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のバー
    ナ。
  7. 【請求項7】 天板の開口部に設けた請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載のバーナと、載置部の先端を点火炎口
    部に対応させた五徳とを備えたコンロ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002365A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Rinnai Corp コンロ用バーナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002365A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Rinnai Corp コンロ用バーナ

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