JP2001343106A - バーナ及びそのバーナを用いたコンロ - Google Patents

バーナ及びそのバーナを用いたコンロ

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JP2001343106A
JP2001343106A JP2000164277A JP2000164277A JP2001343106A JP 2001343106 A JP2001343106 A JP 2001343106A JP 2000164277 A JP2000164277 A JP 2000164277A JP 2000164277 A JP2000164277 A JP 2000164277A JP 2001343106 A JP2001343106 A JP 2001343106A
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flame
burner
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outer peripheral
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Ryoji Shimada
良治 島田
Katsumi Sasada
勝視 佐々田
Masamitsu Kondo
正満 近藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンロなどの調理器に用いるバーナ
に関するもので、使用者による煮汁遮蔽体の装着忘れを
防止し、同時に効果的に燃焼空気を供給して良好な燃焼
状態を実現して、高い熱効率と段差の少ない構成を確保
し、さらに煮零れによる炎口の目詰まりを防止できるバ
ーナを提供することを課題とする。 【解決手段】 煮汁遮蔽体14を、空気通路8と連通す
る空隙15を介して炎口成型体6と同一部材にて一体に
構成したことで、空気通路8からの第一の二次空気19
と、炎口成型体6の周囲からの第二の二次空気20によ
って火炎18が短炎化され、調理物をバーナに接近させ
ても未燃成分の排出を少なくし、熱効率を向上させるこ
とができる。さらに、煮汁の空気通路8内への侵入を防
止するとともに、電気的腐食をなくしてバーナを長寿命
化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス等を燃料とす
るバーナ及びそれを加熱源とするコンロに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバーナは、特開平1−14
2307号公報に記載されているようなものがあった。
これは図8に示されているように、中央に空気通路10
1を設けた黄銅などからなる炎口成型体102の上部
を、スペーサ103を介して上面をホーロー処理した傘
部材104で着脱自在に覆うことにより、炎口105な
どへの煮零れを回避して目詰まりを防止するとともに、
空気通路101から流入する二次空気を傘部材104の
下面に沿わせて炎口105の近傍に供給し、火炎のリフ
トを抑制して燃焼の良化を図るというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記する
従来のバーナでは、使用者がバーナの周囲を清掃したり
する際に傘部材104を離脱したままとし、清掃後バー
ナに装着し忘れたり、また正しく装着できなかった場合
が起こり得るため、そのような場合はバーナの燃焼が不
安定であったり、煮零れが空気通路101内に侵入した
りして、炎口105の目詰まりを起こすという課題があ
った。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、傘部材をバーナに装着忘れをする事をなくし、同時
に効果的に燃焼空気を供給して良好な燃焼を確保し、さ
らに煮零れによる炎口の目詰まりを防止できるバーナを
実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、中央には空気通路を、外周部には複数の
炎口配設面を配設した炎口部を設けた炎口成型体の上方
に、前記空気通路と連通する空隙を介して、炎口成型体
と一体に構成した煮汁遮蔽体を設けたものである。
【0006】上記発明によれば、炎口成型体の略中央部
の空気通路から流入する二次空気は煮汁遮蔽体と炎口成
型体との間の空隙を通過して、炎口配設面の直上に至っ
て火炎中に効果的に拡散するので、燃焼が促進され短炎
化した火炎が現出するため、鍋等の調理物をバーナに接
近させても一酸化炭素の立ち上がりを抑制でき、結果と
して熱効率を向上することができる。
【0007】また、煮零れが生じた場合でも、煮汁遮蔽
体の上部に落下してその外周部から下に落ちるため、空
気通路内に侵入したり炎口を詰まらせることがない。
【0008】また、炎口成型体と煮汁遮蔽体を一体に構
成したため、使用者が煮汁遮蔽体をバーナにの装着忘す
る事が防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、中央には
空気通路を、外周部には複数の炎口を配設した炎口配設
面を設けた炎口成型体の上方に、前記空気通路と連通す
る空隙を介し、炎口成型体と一体に構成した煮汁遮蔽体
を設けたものである。
【0010】そして、炎口成型体の略中央部の空気通路
から流入する二次空気は煮汁遮蔽体と炎口成型体との間
の空隙を通過して、炎口配設面の直上に至って火炎中に
効果的に拡散するので、燃焼が促進され短炎化した火炎
を形成するため、鍋等の調理物をバーナに接近させても
一酸化炭素の立ち上がりを抑制でき、結果として熱効率
を向上することができる。
【0011】さらに、煮零れが生じた場合でも、煮汁遮
蔽体の上部に落下してその外周部から下に落ちるため、
空気通路内に侵入したり炎口を詰まらせることがなく、
炎口成型体を構成する金属部分に煮汁が振れないので電
気的腐食のない長寿命のバーナが得られる。
【0012】また請求項2記載の発明は、炎口成型体の
中央に設けた空気通路の上端部を炎口成型体の上面の外
周部より高くしたものである。
【0013】そして、万一煮零れが煮汁遮蔽体の下面部
を伝って炎口成型体の上面部に落下しても、炎口成型体
の空気通路の上端部を炎口成型体の上面の外周部より高
くしたことにより、堤防としての効果を発揮でき、空気
通路内への煮汁の侵入を防止することができる。
【0014】また請求項3記載の発明は、炎口成型体の
上面を外周方向に向けて下降傾斜させたものである。
【0015】そして、煮零れが炎口成型体の上面部に落
下しても、炎口成型体の上面の傾斜によって、炎口成型
体の外周部に煮汁が誘導され、空気通路内への煮汁の侵
入を防止することができる。
【0016】また請求項4記載の発明は、炎口成型体の
上面を内周方向に向けて下降傾斜させたものである。
【0017】そして、空気通路から流入する二次空気は
炎口成型体上面の傾斜に沿って上昇気流となるため、火
炎の上向きの傾向を促進しながら短炎化するので熱効率
を向上でき、また煮汁遮蔽体によって空気通路内への煮
汁の侵入を防止することができる。
【0018】また請求項5記載の発明は、炎口成型体の
上面であって、炎口配設面における炎口配設密度の低い
領域に、外周方向に向けて下降開口する凹部を設けたも
のである。
【0019】そして、煮零れが炎口成型体の上面部に落
下しても、煮汁は炎口成型体の上面の凹部に誘導される
ため、空気通路内への煮汁の侵入を防止すると同時に、
炎口配設密度の低い領域から煮汁が落下し、炎口の目詰
まりも最小限に止めることができる。
【0020】また請求項6記載の発明は、煮汁遮蔽体の
上面であって、炎口成型体の炎口配設面における炎口配
設密度の低い領域の上部に相当する部位に、外周方向に
向けて下降開口する凹部を設けたものである。
【0021】そして、煮汁遮蔽体の上面に落下した煮汁
は、煮汁遮蔽体の上面の凹部に誘導され、炎口配設密度
の低い領域の近傍に落下するため、空気通路内および炎
口内への侵入を防止することができる。
【0022】また請求項7記載の発明は、炎口成型体と
煮汁遮蔽体を同一部材で構成したものである。
【0023】そして、炎口成型体と煮汁遮蔽体を同一部
材で構成したことにより、炎口成型体と煮汁遮蔽体を別
部材、例えば異種金属で構成した場合に発生しやすい電
気的腐食をなくすことができる。
【0024】また請求項8記載の発明は、炎口成型体の
炎口配設面を、上部から下部にかけて外周方向に下降傾
斜させたものである。
【0025】そして、炎口配設面を、上部から下部にか
けて外周方向に下降傾斜させたことにより、火炎の傾き
が上向きとなり、熱の集中を促進でき、高い熱効率を確
保することができる。
【0026】また請求項9記載の発明は、コンロ本体に
向かって段押し部を設けバーナ開口部を有する天板と、
段押し部を覆い遮蔽しかつ内周を下方に傾斜させた枠体
に複数の爪体を設けた五徳と、前記バーナ開口部内に臨
ませた請求項1ないし8のいずれか1項に記載のバーナ
と、前記天板のバーナ開口部に設けられた汁受皿とを備
え、天板の段押し部、あるいは汁受皿の側面部に空気口
を設けたものである。
【0027】そして、炎口成型体の空気通路から流入す
る第一の二次空気は煮汁遮蔽体と炎口成型体との間の空
隙を通過して、炎口配設面の直上に至って火炎中に効果
的に拡散し、同時に空気口から流入する第二の二次空気
は、五徳の枠体の傾斜によって整流され、天板などを冷
却しながら炎口部へ到達するので、燃焼が促進されて短
炎化した火炎を実現できる。
【0028】したがって、鍋等の調理物をバーナに接近
させても一酸化炭素の立ち上がりを抑制でき、五徳と天
板上面との段差を低くして全体として段差の少ない構成
を確保し、同時に高い熱効率を実現して省エネルギー性
を確保することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0030】(実施例1)本発明の実施例1を図1を参
照して説明する。図1(a)は、本実施例のバーナの正
面図、図1(b)は同バーナの要部断面図を表す。
【0031】図において、1はステンレスなどの耐熱性
金属からなる混合管本体で、燃料予混合ガスの混合管2
と、上下に貫通する内周壁3と外周壁4で形成した略環
状の混合室5を一体で構成している。
【0032】また、6は黄銅の鍛造加工、アルミニウム
地金の鋳造加工、またはセラミックス成型などによって
略円錐台形状に成型した炎口成型体で、中央には内周壁
3に嵌合する開口筒7があって上下に貫通する空気通路
8を構成している。炎口成型体6の外周部の下面側は、
混合室5の外周壁にほぼ密接し、炎口成型体6の炎口配
設面は上部から下部にかけて外周方向に傾斜させた傾斜
面9を構成している。
【0033】さらに、炎口成型体6の外周部の下面部に
は、中心から放射状かつ上向きに多数の溝状の炎口10
が設けられ、炎口10が傾斜面9へ開口する部分を炎口
配設面11としている。また炎口配設面11には、炎口
10よりも開口面積の小さい補助炎口12が配設された
炎口配設密度の低い領域13が、一定の間隔を空けて設
けられている。
【0034】一方、炎口成型体6の上面には、炎口成型
体6の炎口配設面11の外径と同等か1〜2mm程度大
きい外径を有する煮汁遮蔽体14が、空気通路8と連通
する空隙15を介して一体で設けられている。また煮汁
遮蔽体14は、炎口成型体6と同一部材で構成され、空
気通路8の内周上部から立ち上がる複数の支柱16によ
って、炎口成型体6と連結している。
【0035】このように、混合管本体1上に、煮汁遮蔽
体14と一体構成した炎口成型体6を嵌合することによ
って、バーナ17を構成している。
【0036】次に動作、作用について説明すると、燃料
予混合ガスは混合管2を通じて吸引され、混合室5内に
均一に拡散し、炎口10および補助炎口12の開口面積
に応じて分散し、何らかの点火手段(図示せず)によっ
て着火され、炎口配設面11で上向きの火炎18を形成
する。
【0037】この時、空気通路8から上昇気流として流
入する第一の二次空気19は煮汁遮蔽体14と炎口成型
体6の上面との間の空隙15を通過して、炎口配設面1
1の直上に至って火炎18中に効果的に拡散する。同時
に、第二の二次空気20が炎口成型体6の下部、および
周囲から火炎18中に拡散する。したがって、火炎18
は第一の二次空気19と第二の二次空気20によって挟
まれることにより、燃焼が促進され短炎化される。
【0038】さらに、炎口配設面11には、数箇所の炎
口配設密度の低い領域13が設けられているので、この
領域での火炎は主に火移りを確保するための小規模火炎
となり、隣接する火炎18同士の干渉を抑制するため、
一層短炎化した火炎18を実現できる。
【0039】したがって鍋等の調理物をバーナに接近さ
せても一酸化炭素の立ち上がりを抑制でき、結果として
高い熱効率を確保することができるだけでなく、煮零れ
が生じた場合でも、煮汁遮蔽体14の上部に落下してそ
の外周部から下に落ちるため、空気通路8内に侵入した
り炎口10を詰まらせることがない。
【0040】また、炎口成型体6と煮汁遮蔽体14を同
一部材にて一体に構成したため、使用者が煮汁遮蔽体1
4のバーナ17への装着忘れを起こすことがなく、電気
的腐食を抑えて長寿命化が図れる。
【0041】さらに、炎口成型体6と煮汁遮蔽体14を
同一部材にて一体に構成したことは、部材の一定の成型
を経たのち、煮汁遮蔽体14と炎口成型体6の間の空隙
15を形成することを容易に可能とし、全体としてバー
ナ17の製造コストを低下させることができる。
【0042】(実施例2)本発明の実施例2について図
2を参照して説明する。図2は、本実施例2のバーナの
要部断面図である。
【0043】本実施例が実施例1と異なるのは、炎口成
型体31の空気通路32の上端部33を、炎口成型体3
1の上面の外周部より高くした点である。
【0044】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0045】次に動作、作用について説明すると、煮零
れが煮汁遮蔽体14の下面部を伝って炎口成型体31の
上面部に落下しても、炎口成型体31の空気通路32の
上端部33を炎口成形体31の上面の外周部より高くし
たことにより、上端部33が堤防としての役割を果た
し、空気通路内32への煮汁の侵入を防止することがで
きる。
【0046】(実施例3)本発明の実施例3について図
3を参照して説明する。図3は、本実施例3のバーナの
要部断面図である。
【0047】本実施例が実施例1と異なるのは、炎口成
型体41の上面を外周方向に向かって下降傾斜させた点
である。
【0048】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0049】次に動作、作用について説明すると、煮零
れが煮汁遮蔽体14の下面部を伝って炎口成型体41の
上面部に落下しても、炎口成型体41の上面の傾斜によ
って、炎口成型体41の外周部へ煮汁が誘導され、空気
通路42内への煮汁の侵入を防止することができる。
【0050】(実施例4)本発明の実施例4について図
4を参照して説明する。図4は、本実施例4のバーナの
要部断面図である。
【0051】本実施例が実施例1と異なるのは、炎口成
型体51の上面を内周方向に向かって下降傾斜させた点
である。
【0052】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0053】次に動作、作用について説明すると、空気
通路52から流入する第一の二次空気53は炎口成型体
51の上面の傾斜に沿って上昇気流となるため、火炎の
上向きの傾向を促進しながら火炎54中に拡散して短炎
化させるので、さらに熱効率を向上でき、また煮汁遮蔽
体14によって空気通路52内への煮汁の侵入を防止す
ることができる。
【0054】(実施例5)本発明の実施例5について図
5を参照して説明する。図5(a)は、本実施例のバー
ナの正面図、図5(b)は同バーナの要部断面図であ
る。
【0055】本実施例が実施例1と異なるのは、炎口成
型体61の上面であって、炎口配設面部11における炎
口配設密度の低い領域13の上部に相当する部位に、外
周方向に開口する凹部62を設けた点である。
【0056】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0057】次に動作、作用について説明すると、煮零
れが煮汁遮蔽体14の下面部を伝って炎口成型体61の
上面部に落下しても、煮汁は外周方向に開口した凹部6
2に誘導されるため、空気通路8内への煮汁の侵入を防
止すると同時に、炎口配設密度の低い領域13から煮汁
が落下し、炎口17の目詰まりも最小限に止めることが
できる。
【0058】(実施例6)本発明の実施例6について図
6を参照して説明する。図6(a)は、本実施例のバー
ナの正面図、図6(b)は、同バーナの要部断面図であ
る。
【0059】本実施例が実施例1と異なるのは、煮汁遮
蔽体71の上面であって、炎口配設面11における炎口
配設密度の低い領域13の上方に相当する部位に、外周
方向に開口する凹部72を設けた点である。
【0060】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0061】次に動作、作用について説明すると、煮汁
遮蔽体71の上面に落下した煮汁は、煮汁遮蔽体71の
上面の凹部72に誘導され、炎口配設密度の低い領域1
3の近傍に落下するため、空気通路8内および炎口17
内への侵入を防止することができる。
【0062】(実施例7)本発明の実施例7について図
7を参照して説明する。図7は、本実施例のコンロの要
部断面図である。
【0063】なお、実施例1と同一符号の部分は同一構
造を有し、説明は省略する。
【0064】図において、コンロ本体81は、カウンタ
ー82の開口内に落とし込まれ、かつカウンター82の
開口の周縁部に載置されている。天板83は、コンロ本
体81を覆うようにコンロ本体81上に載置され、天板
83の周縁部はカウンター82に接触している。天板8
3には、周囲に多数の長穴状の空気口84を穿設した略
円形の段押し部85を設けたフランジ状部86状のバー
ナ開口部87があり、フランジ状部86上には中央に開
口部88を有する汁受皿89が載置され、従ってバーナ
開口部よりに汁受皿89が設けられ、炎口成型体6と煮
汁遮蔽体14が同一部材にて一体に構成されたバーナ1
7が、開口部88からバーナ開口部87内に突出してい
る。なお、空気口84は汁受皿89の側面部に設けても
よい。
【0065】一方五徳90は、内周を下方に傾斜させた
枠体91に複数の爪体92を中央に先端が向くように配
置した構成であり、枠体91は段押し部85を上から覆
うように載置されている。
【0066】次に動作、作用について説明すると、バー
ナ17に供給された燃料予混合ガスは炎口10から噴出
し、何らかの点火手段(図示せず)によって着火され、
炎口配設面11で上向きの火炎93を形成する。この
時、空気通路8から上昇気流として流入する第一の二次
空気19が煮汁遮蔽体14と炎口成型体6の上面の間の
空隙15を通過して、炎口配設面11の直上に至って火
炎93中に効果的に拡散する。同時に、空気口84を通
じて流入する空気は、天板83を冷却しながら五徳90
の枠体91の内周の傾斜によって方向を整流され、汁受
皿89の上面をなめるように流れて汁受皿89の温度上
昇を抑えながら、炎口配設面11の周囲から第二の二次
空気94として火炎93中に拡散する。したがって、火
炎93は第一の二次空気19と第二の二次空気94によ
って挟まれることにより、燃焼が促進され短炎化され
る。
【0067】一方、煮汁遮蔽体14と炎口成型体6を一
体に構成したため、使用者が調理を行う際には、必ず煮
汁遮蔽体14が確実に装着される。
【0068】以上のように、調理中には必ず煮汁遮蔽体
14が装着された状態となるため、煮汁の炎口11内へ
の侵入防止と安定した燃焼空気の供給が行え、全体とし
て段差の少ない構成を確保し、同時に高い熱効率を実現
して省エネルギー性をも確保するコンロを提供すること
ができる。
【0069】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
の発明によれば、炎口成型体の略中央部の空気通路から
流入する二次空気は煮汁遮蔽体と炎口成型体との間の空
隙を通過して、炎口配設面の直上に至って火炎中に効果
的に拡散するので、燃焼が促進されて短炎化した火炎と
なるため、鍋等の調理物をバーナに接近させても一酸化
炭素の立ち上がりを抑制でき、結果として熱効率を向上
することができる。
【0070】さらに、煮零れが生じた場合でも、煮汁遮
蔽体の上部に落下してその外周部から下に落ちるため、
空気通路内に侵入したり炎口を詰まらせることがなく、
電気的腐食がなくて長寿命化が図れる。
【0071】また請求項2の発明によれば、煮零れが煮
汁遮蔽体の下面部を伝って炎口成型体の上面部に落下し
ても、炎口成型体の空気通路の上端部が堤防としての効
果を発揮でき、空気通路内への煮汁の侵入を防止するこ
とができる。
【0072】また請求項3の発明によれば、煮零れが炎
口成型体の上面部に落下しても、炎口成型体の上面の下
降傾斜によって、炎口成型体の外周部に煮汁が誘導さ
れ、空気通路内への煮汁の侵入を防止することができ
る。
【0073】また請求項4の発明によれば、空気通路か
ら流入する二次空気によって、火炎の上向きの傾向を促
進しながら短炎化させて熱効率を向上でき、また煮汁遮
蔽体によって空気通路内への煮汁の侵入を防止すること
ができる。
【0074】また請求項5の発明によれば、煮零れが炎
口成型体の上面部に落下しても、煮汁は炎口成型体の上
面の凹部に誘導されるため、空気通路内への煮汁の侵入
を防止すると同時に、炎口配設密度の低い領域から煮汁
が落下し、炎口の目詰まりも最小限に止めることができ
る。
【0075】また請求項6の発明によれば、煮汁遮蔽体
の上面に落下した煮汁は、煮汁遮蔽体の上面の凹部に誘
導され、炎口配設密度の低い領域の近傍に落下するた
め、空気通路内および炎口内への侵入を防止することが
できる。
【0076】また請求項7の発明によれば、炎口成型体
と煮汁遮蔽体を異種金属で構成した場合に発生しやすか
った電気的腐食をなくすことができる。
【0077】また請求項8の発明によれば、火炎の傾き
が上向きとなり、熱の集中を促進でき、高い熱効率を確
保することができる。
【0078】また請求項9の発明によれば、調理中には
必ず煮汁遮蔽体が装着された状態となるため、煮汁の侵
入防止と安定した燃焼空気の供給が行え、全体として段
差の少ない構成を確保し、同時に高い熱効率を実現して
省エネルギー性をも確保するコンロを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1のバーナの正面図 (b)同バーナの要部断面図
【図2】本発明の実施例2のバーナの要部断面図
【図3】本発明の実施例3のバーナの要部断面図
【図4】本発明の実施例4のバーナの要部断面図
【図5】(a)本発明の実施例5のバーナの正面図 (b)同バーナの要部断面図
【図6】(a)本発明の実施例6のバーナの正面図 (b)同バーナの要部断面図
【図7】本発明の実施例7のコンロの要部断面図
【図8】従来のバーナの要部断面図
【符号の説明】
6、31、41、51、61、71 炎口成型体 8、32、42、52 空気通路 9 傾斜面 10 炎口 11 炎口配設面 13 炎口配設密度の低い領域 14、71 煮汁遮蔽体 15 空隙 16 支柱 17 バーナ 33 上端部 62、72 凹部 81 コンロ本体 83 天板 84 空気口 85 段押し部 87 バーナ開口部 89 汁受皿 90 五徳 91 枠体 92 爪体 93 火炎 94 第二の二次空気
フロントページの続き (72)発明者 近藤 正満 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 AA01 AA02 AB04 AB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央には空気通路を、外周部には複数の
    炎口を配設した炎口配設面を設けた炎口成型体の上方
    に、前記空気通路と連通する空隙を介して炎口成型体と
    一体に構成した煮汁遮蔽体を設けたバーナ。
  2. 【請求項2】 炎口成型体の中央に設けた空気通路の上
    端部を、前記炎口成形体の上面の外周部より高くした請
    求項1に記載のバーナ。
  3. 【請求項3】 炎口成型体の上面を外周方向に向けて下
    降傾斜させた請求項1に記載のバーナ。
  4. 【請求項4】 炎口成型体の上面を内周方向に向けて下
    降傾斜させた請求項1に記載のバーナ。
  5. 【請求項5】 炎口成型体の上面であって、炎口部にお
    ける炎口配設密度の低い領域に、外周方向に向けて開口
    する凹部を設けた請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載のバーナ。
  6. 【請求項6】 煮汁遮蔽体の上面であって、炎口成型体
    の炎口配設面における炎口配設密度の低い領域の上部に
    相当する部位に、外周方向に向けて開口する凹部を設け
    た請求項1ないし5のいずれか1項に記載のバーナ。
  7. 【請求項7】 炎口成型体と煮汁遮蔽体を同一部材で構
    成した請求項1ないし6に記載のバーナ。
  8. 【請求項8】 炎口成型体の炎口配設面を、上部から下
    部にかけて外周方向に下降傾斜させた請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載のバーナ。
  9. 【請求項9】 コンロ本体に向かって段押し部を設けた
    バーナ開口部を有する天板と、前記段押し部を覆いかつ
    内周を下方に傾斜させた枠体に複数の爪体を設けた五徳
    と、前記バーナ開口部内に臨ませた請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載のバーナと、前記天板のバーナ開口
    部に設けられた汁受皿とを備え、前記天板の段押し部、
    あるいは汁受皿の側面部に空気口を設けたコンロ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650882B2 (en) * 2005-04-22 2010-01-26 General Electric Company Pot supports and burner systems including same
JP2017219225A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 リンナイ株式会社 ガスコンロ
CN111306541A (zh) * 2018-12-11 2020-06-19 林内株式会社 炉具用燃烧器及燃气炉具

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