JPH10338917A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JPH10338917A
JPH10338917A JP15070697A JP15070697A JPH10338917A JP H10338917 A JPH10338917 A JP H10338917A JP 15070697 A JP15070697 A JP 15070697A JP 15070697 A JP15070697 A JP 15070697A JP H10338917 A JPH10338917 A JP H10338917A
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JP
Japan
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snow
furnace body
water
burner
snow melting
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Pending
Application number
JP15070697A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kamo
芳秋 加茂
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融雪装置のバーナーで燃焼したときに出る不
完全燃焼した煤や油等が融雪水と共に排出され、環境を
悪化させる可能性があった。 【解決手段】 融雪室A内にバーナー14の吐出口14
aを挿入して、該吐出口14aを炉体15で覆い、該炉
体15を更に熱風孔16aを開口した融雪プレート16
にて覆うとともに、前記炉体15の一側を前記吐出口1
4aに連通し、他側に開口22と煙突21を設け、該炉
体15を融雪水水面Lよりも高い位置に設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積雪地帯で使用され
る融雪装置において、バーナーで燃焼したときに出る不
完全燃焼した煤や油等が融雪水と共に排出されないよう
にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から家屋周辺に積もった雪を除雪し
て、その雪を埋設型の融雪装置に投入して、処理する技
術は公知となっている。該埋設型の融雪装置は図4に示
すように、融雪室A内に炉体1を突出し、該炉体1内に
はバーナー3の吐出口を挿入し、該炉体1は融雪プレー
ト2によって覆い、その上方より除雪した雪を投入して
雪を解かすようにしていた。また、融雪室Aの下部はポ
ンプ室Cと連通され、該ポンプ室Cより排水溝や川やマ
ンホール等に溶かした後の融雪水を放出する構成として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような融雪装置
に除雪した雪を投入して融雪するのであるが、バーナー
3は主に灯油を燃焼させて熱を得る構成としていたので
あるが、灯油にはタール分が含まれており、融雪室に雪
を投入して、隙間なく雪を詰め込んだり、炉体が常時融
雪水で冷やされて温度上昇が低い場合やバーナーの空気
取り入れの調整が不完全であったりすると、不完全燃焼
物4が発生する。この場合、不完全燃焼物として一酸化
炭素の他に油分や煤等があり、油分や煤等は融雪水上に
落下し、この融雪水はポンプによってシャワー吐水され
たり、排水口より排水溝や川やマンホール等へ排出され
たりしていた。シャワー吐水されると、シャワー孔を詰
まらせる原因となり、また、油分を含んだ融雪水を排水
溝や川等へ流すと水質悪化を招き、環境問題となる場合
がある。本発明はこのような点に鑑み、多少の油分も排
出しないように完全燃焼させる融雪装置を提供しようと
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、融雪室A内にバーナー14の吐
出口14aを挿入して、該吐出口14aを炉体15で覆
い、該炉体15を更に熱風孔16aを開口した融雪プレ
ート16にて覆うとともに、前記炉体15の一側を前記
吐出口14aに連通し、他側に開口22と煙突21を設
け、該炉体15を融雪水水面Lよりも高い位置に設置し
たものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明を埋設型融雪装置とし
た実施例について説明する。図1は本発明の炉体を用い
た融雪装置の正面断面図、図2は図1に於けるX−X矢
視断面図、図3は本発明の炉体の斜視図である。
【0006】図1において、全体構成から説明する。埋
設型融雪装置は鋼板等で枠体10が箱状に構成され、該
枠体10は上方を開放して図示しない蓋体で覆われ、該
蓋体は一辺が枢支されて、開閉できるようにしている。
該枠体10内は仕切り板11・12・13によってバー
ナー室B、融雪室A、シャワー室D、ポンプ室Cに分け
られている。バーナー室B内にバーナー14や燃料タン
クや制御ボックス等を配置し、該制御ボックスでは電源
のON・OFF、バーナーの点火や消火、ポンプの作動
等を制御している。バーナー14の吐出口14aは仕切
り板11を貫通して融雪室A内に挿入している。
【0007】前記融雪室A内には後述する本発明の炉体
15と融雪プレート16と冷却水室Fが設けられ、該炉
体15が融雪プレート16によって覆われ、該融雪プレ
ート16は図2に示すように、側面視で略三角形、厳密
には五角形に構成されている。該融雪プレート16の前
面及び後面には熱風孔16a・16a・・・が多数開口
され、前後中央頂部の稜線部分16bには上下方向に貫
通する開口部が設けられ、除雪した雪を融雪プレート1
6上方に隙間なく詰め込んでも、稜線部分16bより熱
風が上方に吐出されて、雪の塊を前後に分割して融雪プ
レート16の斜面に沿って落下して溶かすようにし、雪
の塊によって空洞ができて融雪効率が低下することを防
止している。
【0008】また、融雪プレート16の側面の一方はバ
ーナー14の吐出口14aを挿入支持するための開口1
6cが設けられ、他方の側面には上方を開放した冷却水
室Fが付設され、バーナー14からの火炎が融雪プレー
ト16の側面に当たっても、冷却水によってその温度上
昇は抑えられて、側板に変形や穿孔等が発生することを
防止している。そして、融雪室Aの底板はポンプ室Cに
向かって下がるように傾斜され融雪水がポンプ室C側へ
流れるようにし、該融雪室Aとポンプ室Cの間には連通
孔が開口されて、その連通孔にはフィルターや網等が配
置されて、ゴミ等が流れ込むことを防止している。前記
連通孔は融雪室Aの底板の最下端よりも高くして、一定
高さの融雪水が溜まるようにし、その融雪水水位をLと
している。
【0009】前記シャワー室Dとポンプ室Cは仕切り板
13によって上下に分割され、ポンプ室Cは融雪室Aよ
りも一段下げて構成して、融雪水が流れ込み易くし、側
面には排出口18が設けられて、排水溝やマンホール2
0等と連通して排出するようにしている。このポンプ室
C内に自動水中ポンプ17を配置している。該ポンプ1
7はポンプ室C内に設定量溜まると作動し、ポンプ室C
内の水が排出されて水位が設定高さまで下がると自動的
に停止するように制御されている。そして、該ポンプ1
7は下部より吸い込み、上部より吐出する構成とし、そ
の吐出口にシャワーパイプ19が連通されて、該シャワ
ーパイプ19の他端はシャワー室D上部の周囲に延設し
て、シャワー室D内に投入された雪を溶かすようにして
いる。
【0010】次に本発明の炉体15の構成について詳述
する。図1〜図3に示すように、炉体15は円筒形で内
部が空洞に構成されて、軸心が左右方向を向き、炉体1
5の下端は融雪室A内の底部に融雪水が溜まる水位Lよ
り高くなるように設置される。つまり、炉体15下面に
支持脚等を取り付けて融雪室A内の底板より浮かせて設
置している。但し、炉体15は円筒形に限定するもので
はなく四角筒等に構成することもできる。
【0011】該炉体15の左側面(バーナー14側)は
側板15aによって閉じられて、該側板15aの上部に
はバーナー取付口15bが開口されて、吐出口14aを
挿入して固定できるようにしている。炉体15の右側面
(冷却水室F側)は側板15cにて閉じられて、該側板
15cの下部には連通孔15dが開口され、該連通孔1
5dに煙突21が連通して接続され、該煙突21は正面
視L字状に構成され、前記冷却水室F内に挿入され、該
煙突21の上端は冷却水室Fの上端よりも上方に突出で
きるように構成されている。但し、この煙突21の口径
は比較的小さく不完全燃焼が生じない程度で、大部分の
熱風が後述する開口部15eより排出されるようにして
いる。
【0012】そして、該冷却水室F内の水はパイプ等を
介して家屋への出入口の路面やアプローチ等の地面に埋
め込んだヒーティング用パイプと連結されて、路面やア
プローチ上の雪を溶かせるようにしており、この溶かす
ための湯の温度は前記煙突21を冷却水室F内を通すこ
とによって温めて上げることができる。
【0013】また、前記炉体15の右側上には開口部1
5eが設けられ、該開口部15eは上半分が開放され
て、この開口部15eの上方及び左側方は間隔を開け
て、炉体15と同心で半円状のカバー部15fによって
覆われ、右側面は側板15cによって閉じられ、前部及
び後部もカバー部15fが炉体15前後面に固定されて
閉じられ、除雪した雪が炉体15内に入らないように
し、カバー部15fと炉体15上面の間の左側に開口2
2が設けられている。
【0014】このような構成において、融雪室A及びシ
ャワー室D内に除雪した雪を投入して、バーナー14を
点火して火炎を発すると、炉体15を加熱すると共に、
熱風の一部は煙突21より排出されて冷却水室F内の水
を温め、その他大部分の熱風は開口部15eより開口2
2から炉体15の外周面に沿って左方へ吐出され、更
に、融雪プレート16の熱風孔16a、及び、稜線部分
16bより熱風が吐出されて雪を溶かすのである。
【0015】そして、除雪した雪が融雪室Aの上部に隙
間なく詰め込んでも、煙突21から排熱されるので、不
完全燃焼となってバーナーが消えることがない。そし
て、燃焼に伴う煤や油分が発生しても炉体15に付着し
て炉体15より外側に排出されることがなく、融雪水と
ともに排水されることがない。炉体15に付着した煤や
油分は炉体15がバーナー14で加熱されることによっ
て燃焼され、水や二酸化炭素等となって排出され、環境
に悪影響を与える物質が排出されないようにしている。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、融雪室内にバーナ
ーの吐出口を挿入して、該吐出口を炉体で覆い、該炉体
を更に熱風孔を開口した融雪プレートにて覆ったので、
炉体からの火炎が直接熱風孔より出ることがなく、安全
性が向上し、煤や油分が熱風孔より直接出ることもなく
なったのである。
【0017】また、前記炉体の一側に開口を設けたの
で、この開口より熱風が吹き出され、煤や油分が発生し
ても炉体に付着するようになり、該炉体は融雪水水面よ
りも高い位置に設置したので、炉体は融雪水によって冷
やされることがなく、バーナーの熱がそのまま伝わり、
高温となって炉体に付着した煤や油分を完全燃焼でき、
煤や油分を融雪水と共に排出されることがなくなって環
境を悪くすることがなく、また、ポンプによって吸い上
げたり、シャワーによって吐出するときに、煤や油分が
吸い込み部や吐出孔に詰まることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炉体を用いた融雪装置の正面断面図で
ある。
【図2】図1に於けるX−X矢視断面図である。
【図3】本発明の炉体の斜視図である。
【図4】従来の融雪装置の正面断面図である。
【符号の説明】
A 融雪室 L 融雪水水面 14 バーナー 14a 吐出口 15 炉体 16 融雪プレート 16a 熱風孔 21 煙突 22 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融雪室内にバーナーの吐出口を挿入し
    て、該吐出口を炉体で覆い、該炉体を更に熱風孔を開口
    した融雪プレートにて覆うとともに、前記炉体の一側を
    前記吐出口に連通し、他側に開口を設け、該炉体を融雪
    水水面よりも高い位置に設置したことを特徴とする融雪
    装置。
JP15070697A 1997-06-09 1997-06-09 融雪装置 Pending JPH10338917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15070697A JPH10338917A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 融雪装置

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JP15070697A JPH10338917A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 融雪装置

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JPH10338917A true JPH10338917A (ja) 1998-12-22

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ID=15502643

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JP15070697A Pending JPH10338917A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 融雪装置

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