JP2002242148A - 加熱型融雪槽 - Google Patents

加熱型融雪槽

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JP2002242148A
JP2002242148A JP2001091378A JP2001091378A JP2002242148A JP 2002242148 A JP2002242148 A JP 2002242148A JP 2001091378 A JP2001091378 A JP 2001091378A JP 2001091378 A JP2001091378 A JP 2001091378A JP 2002242148 A JP2002242148 A JP 2002242148A
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JP
Japan
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snow melting
melting tank
snow
heating
section
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JP2001091378A
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English (en)
Inventor
Yuichi Abe
裕一 阿部
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DOHOKU KENSO KK
Original Assignee
DOHOKU KENSO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】融雪槽の熱量アップとこれまで成し得なかった
融雪機の問題を解決できる全く新規な過熱型の融雪槽を
提供するものである。 【解決手段】地中に埋設された有底の融雪槽の上部に、
蓋体によって開閉可能な雪投入口と落下防止安全ネット
を一側に配置し、該融雪槽の上部に噴出し口を下向きに
した加熱機と、この加熱機を取り囲む加熱室を他側に画
成し、加熱室底から融雪槽底部に向かって加熱機と対置
された炉体を鉛直状に備え、加熱室上部に開閉可能な上
蓋と上蓋の一部又は加熱室側壁部に外気を取り込む吸気
部を備え、該融雪槽側壁部又は雪投入口側壁部又は蓋体
の一部より外部に排気できる排気部を備え、該融雪槽底
部に貯水部分を設け貯水面が炉体底部に着水しないよう
常に一定になるよう管理する排水設備と散水設備と散水
孔を備え、排水散水ポンプ室前面にゴミ除去部と温度管
理できる設備と操作部を備えたことを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豪雪地域の融雪手
段として埋設型融雪槽に新規な構成を有する加熱型融雪
槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】融雪装置には大きく分けて埋設型融雪槽
タイプと埋設型融雪機タイプと移動型融雪機タイプに分
かれ、埋設型融雪槽タイプでは実案第3010076号
や実案第3032661号などが開示され、融雪槽自体
熱源を持っていないが融雪槽内部体積が大きく蓋を閉め
て融雪するのが一般に知られている。埋設型融雪機タイ
プでは特開平06−220819号公報や特開平11−
286913号公報などが開示され、融雪機の融雪室内
部体積は炉体があり一回に入る雪の量は非常に少ないが
熱量の大きいのが特徴で蓋を開け、雪を入れながら融雪
するのが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.融雪槽タイプでは、一回にたくさんの雪を溜め込む
ことが出来るが熱量が低い為、一定の時間待たなければ
処理できなかった。 2.融雪機タイプでは、融雪室自体浅く小さい為雪の入
る量が少なく融かしている間中自分が傍について雪を入
れたり崩したりして処理が終わるまで傍に付いている必
要があった。又融雪中は融雪室上部開口部の上蓋を開け
て処理するのが特徴であった。 3.融雪機タイプでは、加熱機と炉体が対置しているが
水平面状の構成で融雪室自体浅い為たまたま炉体の溶接
部分のひび割れが発生した場合、その部位より融雪水が
流入し炉体部より連通する加熱室に融雪水が流入し加熱
部の電気回路に着水し漏電、機器の損傷等が付き物であ
った。 4.融雪機タイプでは、また排水口を排気ガスが流出し
ないように排水口前に排気ガス流出遮蔽板を設けて遮蔽
板下部先端が水面以下に設置しているのが殆どで凍結し
やすい地方では貯水面が常に凍結して排水されず凍結し
た貯水面の上に凍結していない貯水面以下の貯水をポン
プで汲み上げ融雪室内に飛散するため氷結した貯水面上
に貯留する貯水と融雪水が炉体の排気口より流入し炉体
部より連通する加熱室に流入し加熱部の電気回路に着水
し漏電、機器の損傷等が付き物であった。 5.融雪機タイプでは、融雪室の上蓋を開けたまま融雪
するので熱量の半分以上が空中上部発散型で非常に熱量
を無駄にしていた。 6.融雪機タイプでは、融雪室の上蓋を開けたまま融雪
するので早朝や夜間など加熱機の燃焼音が近所迷惑であ
った。
【0004】本発明は、上述した従来の技術の欠点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、融雪
槽の熱量アップとこれまでに成し得なかった融雪機の問
題を解決できる加熱型の融雪槽を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段は、願請求項1に記載の
地中に埋設された有底の融雪槽の上部に、蓋体によって
開閉可能な雪投入口と落下防止安全ネットを一側に配置
し、該融雪槽の上部に噴出し口を下向きにした加熱機
と、この加熱機を取り囲む加熱室を他側に画成し、加熱
室底から融雪槽底部に向かって加熱機と対置された炉体
を鉛直状に備え、加熱室上部に開閉可能な上蓋と上蓋の
一部又は加熱室側壁部に外気を取り込む吸気部を備え、
該融雪槽側壁部又は雪投入口側壁部又は蓋体の一部より
外部に排気できる排気部を備え、該融雪槽底部に貯水部
分を設け貯水面が炉体底部に着水しないよう常に一定に
なるよう管理する排水設備と散水設備と散水孔を備え、
排水散水ポンプ室前面にゴミ除去部と温度管理できる設
備と操作部を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例について図面を参照して説明する。第一図は本発明の
過熱型融雪槽全体の斜視図で、融雪槽本体(ア)と雪投
入口(イ)と開閉可能な雪投入口上蓋(ウ)と該蓋体
(ウ)の下方に設けた落下防止安全ネット(ウa)を一
側に配置し、該融雪槽の上部に噴出し口を下向きにした
加熱機(ク)と、この加熱機を取り囲む加熱室(キ)を
他側に画成し、加熱室底から融雪槽底部に向かって加熱
機と対置された炉体(カ)を鉛直状に備え、加熱室上部
に開閉可能な上蓋(ケ)と上蓋の一部操作部兼吸気部
(コ)の吸気部(サa)または加熱室側壁部の吸気部
(サb)または(サc)により外気を取り込む吸気部を
備え、雪投入口上蓋体(ウ)の一部の排気部(エa)ま
たは該融雪槽側壁部又は雪投入口側壁部(イa)の排気
部(エb)または(エc)より外部に排気できる排気部
を備え、該融雪槽底部に貯水部分(ノ)を設け貯水面
(ハ)が炉体底部(カa)に着水しないよう常に一定に
なるよう管理する排水設備(ネ)(ニ)(チ)(ツ)と
散水設備(ネ)(ナ)(テ)と散水孔(ト)を備え、排
水散水ポンプ室(ネ)の前面にゴミ除去部(ヌ)と温度
管理できる設備(ソ)(タ)と操作部(ヒ)を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】1.雪投入口上蓋(ウ)を開けると融雪槽本
体(ア)の体積が非常に大きいので一回に沢山の雪を投
入することが出来る。この時雪投入口上蓋(ウ)の排気
部(エa)も同時に開いた状態になる。2.雪投入後上
蓋(ウ)を閉めるが排気部(エa)は開いたままの状態
になる。また排気部(エa)を設けない場合、排気部
(エb)または(エc)でも同様の機能が得れる。3.
操作部兼吸気部(コ)を開け操作部(ヒ)を操作し運転
開始する。この場合操作部兼吸気部(コ)の吸気部(サ
a)より吸気させる。また操作部兼吸気部(コ)の操作
部分を外部に設ける場合、吸気部(サb)または(サ
c)でも同様の機能が得られる。4.融雪中傍に付いて
いる必要がない。5.散水設備(ネ)(ナ)(テ)と排
水設備(ネ)(ニ)(チ)(ツ)と加熱機の送風モータ
ーが動作し始める。加熱機の送風モーターは一定時間
(60秒程度)事前送風することで融雪槽内部を新鮮な
空気にした後点火し燃焼し始める。6.点火後炉体
(カ)の温度が上昇しその熱と排気穴から出る熱風によ
って貯留した雪魁が融けだす。また炉体(カ)に向かっ
て散水孔(ト)から飛散した貯水が加温され貯水に落ち
る。この繰り返しにより暖められた貯水が同時に貯留し
た雪魁に向かって飛散するように散水孔(ト)が配置さ
れ、貯留した雪魁が融けだす。7.雪投入口上蓋(ウ)
を閉めて融かすので外部の寒気を遮断するので非常に効
果的に融雪できると共に外部に燃焼音が漏れずらく非常
に静かな融雪が出来る。8.融雪槽内部の排水散水設備
の散水孔(ト)から飛散するシャワーは、融雪促進機能
と排気浄化の役目も兼ねているつまり排気をシャワーに
曝すことでシャワーを通過した排気は、浄化され煤煙や
NOxが除去される。9.温度管理設備によりある一定
温度に達すると加熱機(ク)の燃焼が自動的に停止され
その後も一定時間散水設備(ネ)(ナ)(テ)と排水設
備(ネ)(ニ)(チ)(ツ)と散水孔(ト)と加熱機の
送風モーターが動作を続け停止する。この間に炉体の余
熱を奪い貯水面に漂う雪魁を融かしさらに融雪槽内部の
空気を新鮮なものにしておくことが出来る。また排水ポ
ンプ(ニ)は貯水面以下に配置し排水導水管(ツ)を通
して排水接続口(チ)より融雪槽外に誘導しているため
排水管に排気が混入することがない。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.融雪槽内に一回にたくさんの雪を溜め込むことがで
き、加熱機と炉体と排水設備と散水設備と散水孔と温度
管理できる設備を配置したことで融雪時間の大幅な短縮
が可能となった。 2.融雪槽内の貯水部分を常に一定に保つよう排水設備
を配置したことで、炉体が水没することも無く加熱機の
電気回路に着水し漏電、機器の損傷等の心配も無くなっ
た。 3.本発明では蓋を閉めて融雪するので静かな融雪が可
能になった。 4.排気を散水孔から飛散するシャワーに曝すことでシ
ャワーを通過した排気は、浄化され煤煙やNOxが除去
される。 5.融雪槽内部の排気が排水管に混入しないよう排水ポ
ンプを貯水面以下に配置し排水導水管を通して融雪槽外
に誘導しているため排水管に排気が混入することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる加熱型融雪槽を示
す斜視図である。
【図2】図1コ矢示部拡大平面図
【図3】図1コ矢示部拡大立面図
【図4】図1コ矢示部拡大立起図
【図5】図1コ矢示部拡大立起正面図
【図6】図1カ矢示部拡大立面図
【図7】図1ク矢示部拡大立面図
【符号の説明】
ア 融雪槽本体 イ 雪投入口 イa 雪投入口側壁部 ウ 雪投入口上蓋 ウa 安全ネット(図示なし) エa 排気部 エb 排気部 エc 排気部 オ 排気穴 カ 炉体 カa 炉体底部 キ 加熱室 ク 加熱機(図示なし) ケ 加熱室上蓋 コ 操作部兼吸気部 サa 吸気部 サb 吸気部 サc 吸気部 シ 電源配線取入れ口 ス 油配管取入れ口 セ 操作部配線外部取り出し口 ソ 温度計測取り出し口 タ 温度計測部保護管 チ 排水管接続口 ツ 排水導水管 テ 散水導水管 ト 散水孔 ナ 散水ポンプ(図示なし) ニ 排水ポンプ(図示なし) ヌ ゴミ除去部 ネ 排水散水ポンプ室 ノ 貯水部 ハ 貯水面 ヒ 操作部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月16日(2001.5.1
6)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設された有底の融雪槽の上部に、
    蓋体によって開閉可能な雪投入口と落下防止安全ネット
    を一側に配置し、該融雪槽の上部に噴出し口を下向きに
    した加熱機と、この加熱機を取り囲む加熱室を他側に画
    成し、加熱室底から融雪槽底部に向かって加熱機と対置
    された炉体を鉛直状に備え、加熱室上部に開閉可能な上
    蓋と上蓋の一部又は加熱室側壁部に外気を取り込む吸気
    部を備え、該融雪槽側壁部又は雪投入口側壁部又は蓋体
    の一部より外部に排気できる排気部を備え、該融雪槽底
    部に貯水部分を設け貯水面が炉体底部に着水しないよう
    常に一定になるよう管理する排水設備と散水設備と散水
    孔を備え、排水散水ポンプ室前面にゴミ除去部と温度管
    理できる設備と操作部を備えた加熱型融雪槽。
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