JP2009085452A - ダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉及び煙突上部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉とするため、全体構成を直立型としガス流れ方向を上向きに統一し、燃料燃焼部下部からの輻射熱による焼却、固体バイオマス燃料のみの燃焼でも燃焼空気予熱によって燃焼ガス温度800℃以上での安定運転が可能、2秒以上の燃焼ガス滞留時間の確保、空気による誘引噴出による炉内圧の負圧化、炉運転中でもガス化ボックスの炉外引出しができるので焼却物の連続バッチ処理が可能、燃料投入作業及び焼却物焼却状態確認作業が安全で容易、風雨の強い時でも炉の運転を可能とした。
【選択図】図2
Description
図21に従来の焼却炉の一例を示す。図21に於いて燃焼用空気ファン(103)から送り出された空気は燃焼用空気として一次燃焼室の火格子(36)の下側の一次空気導入口(109)及び二次空気導入口(110)に供給される。燃料・焼却物投入扉(106)から一次燃焼室(101)に投入された焼却対象物は別途設けられた着火手段によって火格子(36)の上で別途供給される薪等の燃料と混焼し、更にそれらの未燃ガス成分は二次空気導入口(110)からの空気並びに隔壁(108)に仕切られた二次燃焼室(102)の助燃バーナー(104)により燃焼する。二次燃焼室(102)を出た高温燃焼ガス(7)は、ファン(39)からの空気を誘引ノズル(112)に導くことにより誘引され、これにより、一次燃焼室(101)の負圧化が計られ、煙突(43)から大気へ放出される。一次燃焼室(101)で発生した灰及び未燃残渣は火格子(36)の下に落下し、灰掻出し扉(107)から外部に取り出される。
融点の低い廃プラスチック焼却物(以下、焼却物という)を投入すると、薪等と混焼するため焼却物がガス化する前に溶融した溶融液が火格子の下に流れ落ち、火格子の下に落下した薪等の灰の中に溶融液が混入して、溶融液のガス化並びに燃焼が著しく阻害される。
また、一次燃焼室と二次燃焼室とが隔壁(108)によって仕切られて水平方向に並んでいるため、構造が複雑であり、ガス流れが隔壁(108)を一旦ジャンプしてUターンしているため流路抵抗が大きい。このため、大きい誘引通風力が必要になりファン(39)は大きい容量のものが必要となり不経済である。
また、燃焼用空気は大気より直接供給しているので、燃焼室での燃料の燃焼による発生熱量が当該空気の加熱のために消費され、燃焼ガス温度の上昇がその分だけ損なわれている。本例では助燃バーナー(104)で温度上昇の不足分が補われているため、別途、燃料油等を消費している。
また、焼却対象物を炉内へ投入する投入口が燃料投入口と兼用で一つになっているため、一次燃焼室(101)の火格子(36)上に焼却物を燃料・焼却物投入扉(106)から投入すると、その位置での焼却物のガス化が一時的に激しく進むため、供給される燃焼用空気の量が一時的に著しく不足することにより燃焼不良を起こして激しい黒煙を煙突から排出することとなって著しく有害である。特に医療廃棄物の場合、医療廃棄物を取扱い上安全に収納しているセーフティボックスのボックス単位で投入する必要があり、焼却物である医療廃棄物を個々に少量ずつの投入ができないため、更に当該燃焼不良を生じやすい。
また、1つの燃料投入扉は薪等の燃料の燃焼開始初期における燃料の着火作業を容易にするため間口寸法が通常200mm(高さ)×250mm(幅)程度以上必要であり、燃料の着火以後に間歇的に行う燃料の補充作業をする際に前記投入口扉を開放せざるを得ないため、当該開放の都度、所要の燃焼に必要な空気量に比し多量の大気が炉内に一時的に吸引され、それに伴いそれまでに維持出来ている燃焼ガス温度が更に周期的に低下してダイオキシン生成抑制上不都合である。
また、焼却物の焼却終末時期では焼却物ガス化に伴う生成ガス(以下、生成ガスという)の発生が減退するのに伴い燃焼火力が徐々に減退していくと共に隅々への空気の供給が十分でないので、一次燃焼室底部に残留した焼却物溶融液の燃え尽きが十分に行われず、燃え残りの焼却物溶融液が焼却炉の消火シャットダウン後に短時間に残存固化する。残存固化したプラスチックは固くて被付着部からの剥離除去等の清掃が困難となるばかりでなく、焼却残渣に未燃分が多く残り、燃料灰とも一緒に混在して灰処分上問題がある。
また、煙突防雨構造は陣笠型天蓋(105)であるため、排ガスの放出及び上昇拡散が阻害され、排ガスの誘引抵抗を増加させるばかりでなく、排ガス及びその含有有害成分が焼却炉付近周辺の狭い範囲に高い濃度で散布されることになり有害である。また、横風が強い時は煙突から排出される排ガスの流通を阻害するため燃焼用空気の供給が乱れて不足し炉内の燃焼が不安定になる。更に、雨天が伴うと雨の侵入を防止できないため、特に医療廃棄物等の焼却運転中であれば焼却作業が中断されて、再焼却開始作業までの取扱い作業中の焼却作業者が健康上及び安全上極めて不都合な状態にさらされることとなる。
この基本構造によって、廃プラスチックを焼却する場合、廃プラスチックのガス化速度の調節が輻射熱の受熱及び遮熱の調整によって可能となる。このことは、ダイオキシン生成の抑制を必要とし、且つ,少量づつの分散投入ができずセーフティボックス毎のブロック単位での処理が求められる医療廃棄物のような焼却物の場合であっても、焼却物が一気呵成に燃焼して炉内が異常に高温になったり、一方、その燃焼量に比し相対的に酸素(=供給空気)不足となって煙突から激しい黒煙が発生するのを防止できる。
また、炉本体内をガス流れが煙突に向かって上方流れで方向変化が無い構造になっているため、流れ抵抗が小さいので自然通風が可能である。
また、燃焼室兼燃焼ガス滞留室を火格子上面から0.7m以上の高さを有する構成にしたことにより、例えば図17に示す例から明らかなように、燃焼ガス流れを800℃以上の温度域で滞留時間を2秒間以上確保することが可能となり、これによりダイオキシンの生成を確実に抑制することができる。
しかも、燃焼室兼燃焼ガス滞留室出口における燃焼ガス温度800℃以上を達成するためには、例えば図14に示す例のように、薪等の低カロリー燃料のみを燃料として使用する場合において、燃焼用空気として常温の大気をそのまま使用する場合の燃焼ガスの到達可能温度はせいぜい600〜670℃程度であるが、本発明による燃焼空気予熱装置を用いれば200℃以上に燃焼用空気の温度を上昇することが出来るので、安定して800℃以上の燃焼ガス温度での連続運転が容易に可能となる。
また、煙突内に流入する排ガス温度は、800℃以上と高温となっているが、その外面を流通空気で強制冷却することになるので、煙突のメタル温度を下げ、煙突の寿命を長くする効果がある。
従来の陣笠型天蓋は排出ガスの上向き流れが阻害され、排ガス及びその含有有害成分が焼却炉付近周辺の狭い範囲に高い濃度で散布されることになり不都合が生じるが、本発明によれば、特に、煙突上部に煙突内径の1.5倍以上の内径を有する円筒型外覆いと内角が150度以下となるV字翼型天蓋を設けたことにより、例えば図18、図19に示す例から明らかなように、排ガスの上向きの流れが阻害されないので、排ガスの上空への拡散が良好に行われる。
燃焼用空気を煙突の排熱を利用して予熱することにより、高温の燃焼ガス温度が達成できると共に燃料消費量の低減を実現する。
炉運転中、炉内圧は大気圧以下の負圧となっており燃料投入時の燃料投入扉等の開閉作業及び焼却物ガス化ボックスの引き出し作業が安全に実施できる。
引出し可能な焼却物ガス化ボックスは焼却物の連続バッチ処理を可能とする。
可燃の焼却物残渣を殆ど残さない。
風雨の天候でも炉の運転を安定状態で実施または継続できる。
上方が開いた直方体のボックスケーシング(71)があって、前面は容器壁面と前面鏡板(72)とにより2重構造になっており、その間に断熱材(33)が充填されている。容器内部には下部から順に、左右方向に複数並設された吸気チャンネル(78)、受熱調整遮熱板(76)及び上部側の受熱調整受皿(75)がある。前面下部には吸気短管(82)が複数個配置され、各吸気短管(82)の吸気口側は吸気ヘダー(80)でカバーされている。吸気ヘダー(80)には他方を大気に通じた吸気量調節弁(81)が接続されており吸気量を調節できるようになっている。ここで、吸気量調節弁(81)の形式としては図示する螺子式ガス流量調節弁のほか、バタフライ式ダンパ若しくはボール弁等流量調節機能を有するものであればよい。
図10は薪等の燃料を使用する場合、当該燃料の形及び大きさによっても若干の差異はあるものの、概ね火格子周辺部は当該燃料の散布状態が疎らとなることは止むを得ない。そして、その疎らとなっている火格子周辺部においては、生成ガス(14)及び燃焼用空気(3)の流れは燃料の高温燃焼ゾーン(25)を離れて素通りするため、この部分のダイオキシン生成抑制の効果が薄い。
従って、この問題を解消するために図11に示すバッフルプレート(54)の設置は有効である。バッフルプレート(54)は火格子(36)の上面又は下面(図では下面)の当該周辺部を塞ぐ箇所に設けられている。
更に、V字翼型天蓋(85)は煙突(43)から排出される排ガスの排出抵抗を少なくして上空方向のガス流れを確保することによって煙突本来の上空拡散機能を保持している。また、上空から来る雨粒は円形状に投影されるV字翼型天蓋(85)に遮られると共に、雨水(26)は直線状の溝に沿って煙突(43)の外側に流れ落ちるので、煙突内への雨水侵入を完全に防止できる。
まず炉全体について図1により、焼却時の運転手順にしたがって説明する。
まず、焼却物(11)を入れた焼却物ガス化ボックス(38)をガス化ボックス収納室(35)に挿入し収納する。火格子(36)の上に薪等の燃料(10)を燃料投入扉(49)から入れ、焚き付けとしての少量の紙等と共に着火しやすいように積み重ね点火する。着火が確認されたら、燃料投入扉(49)を閉めると炉内の温度が徐々に上昇するのに伴い炉内が大気圧以下の負圧にされるので、燃焼用空気として大気(1)が燃焼用空気吸込口(41)を経て火格子(36)の下部周囲から吸い込まれ、火格子を通って燃焼に寄与したあと燃焼ガスとなって燃焼室兼燃焼ガス滞留室(37)から煙突(43)へと流れる。この燃焼用空気(3)の流れによって、火格子(36)上に積み重ねられたまたは補充される薪等の燃料(10)の燃焼が促進され、炉本体が暖まるに従って燃焼室兼燃焼ガス滞留室(37)内の滞留ガスの温度も次第に上昇する。以後、燃料を主に補助燃料投入口(50)より投入し、燃焼ガス温度を燃焼室出口温度計(60)にて確認しながら昇温する。目標の温度(800℃以上)になったらその温度を持続させるため燃料の補充を続ける(図14参照)。
継続して焼却する場合は、別の焼却物ガス化ボックス(38)に入れ替え、上記の焼却工程を繰り返す。
実施例1より燃焼用空気を増加させたい場合は、煙突(43)に設けられた誘引噴出口(42)から噴出される空気噴流によって炉内圧は大気圧以下の更に強い負圧を起こさせることが出来る。
着火が確認されたら、燃料投入扉(49)を閉め、ファン(39)を起動する。これにより、誘引噴出口(42)から常温の空気が噴き出し炉内が大気圧以下の負圧にされるのに伴い、燃焼用空気として大気が空気予熱スペース(18)に吸引され、予熱空気ハウジング(46)及び予熱空気管(47)を経て予熱空気分配ヘダー(48)に至り、火格子(36)の下部周囲から吹出し、火格子を通って燃焼に寄与したあと燃焼ガスとなって燃焼室兼燃焼ガス滞留室(37)から煙突(43)へと流れる。この予熱空気(2)の流れによって、火格子(36)上に積み重ねられたまたは補充される薪等の燃料(10)の燃焼が促進され、炉本体が暖まるに従って燃焼室兼燃焼ガス滞留室(37)内の滞留ガスの温度も次第に上昇する。以後、燃料を主に補助燃料投入口(50)より投入し、燃焼ガス温度を燃焼室出口温度計(60)にて確認しながら昇温する。目標の温度(800℃以上)になったらその温度を持続させるため燃料の補充を続ける。予熱空気流路を設けることにより燃焼室兼燃焼ガス滞留室(37)内のガス温度を容易に800℃以上にすることが可能となると同時に燃料の節約にも寄与する(図14参照)。
なお、溶融液溜(95)に回収された焼却物溶融液(12)は溶融前の焼却物(11)に比し充分に体積が減少し以後の処分が容易となる。
また、電力消費量が少ないのでソーラー発電装置との併用によって電力インフラの整っていない地域での利用にも有効である。
2 予熱空気
3 燃焼用空気
4 燃料燃焼ガス
5 焼却物燃焼ガス
6 混合燃焼ガス
7 高温燃焼ガス
8 低温燃焼ガス
9 排ガス
10 燃料
11 焼却物
12 焼却物溶融液
13 焼却物溶融液溜り部
14 生成ガス
15 高温火炎
16 輻射熱
17 予熱空気雨傘
18 空気予熱スペース
19 予熱空気チャンバー
20 燃焼部
21 燃焼ガス滞留部
22 煙道部
23 燃焼空気予熱部
25 高温燃焼ゾーン
26 雨水
31 炉本体
32 ケーシング
33 断熱材
34 ベースプレート
35 ガス化ボックス収納室
36 火格子
37 燃焼室兼焼ガス滞留室
38 焼却物ガス化ボックス
39 ファン
40 スライド式遮熱板
41 燃焼用空気吸込口
42 誘引噴出口
43 煙突
44 煙突外筒
45 空気予熱導入口
46 予熱空気ハウジング
47 予熱空気管
48 予熱空気ヘダー
49 燃料投入扉
50 補助燃料投入口
52 セーフティボックス
53 医療廃棄物
54 バッフルプレート
55 煙突フード
56 誘引空気管
57 誘引空気導入口
59 排ガスサンプリング座
60 燃焼室出口温度計
71 ボックスケーシング
72 前面鏡板
73 引出し用取手
74 覗き窓
75 受熱調整受皿
76 受熱調整遮熱板
77 ストッパー
78 吸気チャンネル
79 吸気分配管
80 吸気ヘダー
81 吸気量調節弁
82 吸気短管
84 円筒型外覆い
85 V字翼型天蓋
86 固定用リブ
87 遮熱板開口部
88 スペーサ
89 短軸線
91 鋼板
92 多孔
93 縁
94 多孔
95 溶融液溜
96 溶融液導管
97 継手
98 孔
101 一次燃焼室
102 二次燃焼室
103 燃焼用空気ファン
104 助燃バーナー
105 陣笠型天蓋
106 燃料・焼却物投入扉
107 灰掻出し扉
108 隔壁
109 一次空気導入口
110 二次空気導入口
112 誘引ノズル
Claims (12)
- 廃プラスチックの輻射熱による溶融ガス化と、有害ガスの炉外への漏洩防止のために自然通風でも燃焼室兼燃焼ガス滞留室とガス化ボックス収納室を負圧にすべく、炉全体構造を下方から上方に向かって、燃焼室兼燃焼ガス滞留室下部から放射される輻射熱によって廃プラスチック等の焼却物を溶融ガス化するガス化ボックス収納室、固体バイオマスを燃焼させる火格子を下部に備え火格子上面から0.7m以上の高さを有する燃焼室兼燃焼ガス滞留室、燃焼室兼燃焼ガス滞留室の上部に当該燃焼ガスを大気へ放出するための煙突を配置して、当該焼却物ガス化に伴う生成ガス、焼却物燃焼ガス及び燃料燃焼ガスのガス流れ方向を上向きにして、燃焼用空気を燃焼室兼燃焼ガス滞留室下部の火格子下部周囲から供給されるような構造を有することを特徴とするダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 燃焼室兼燃焼ガス滞留室内のガス温度が800℃以上を容易に確保できるようにすると同時に燃料節約のため、煙突外周面から排ガスの余熱を直接回収して生成ガス及び燃料の燃焼用空気の温度を昇温するための燃焼空気加熱導入路を空気が煙突外周を下降する方向に配設し、そこで加熱された予熱空気を燃焼室兼燃焼ガス滞留室下部の火格子下部周囲から予熱空気分配ヘダーを経由して供給されるような流路を有する請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 煙突内に空気を煙突出口方向に向け噴出する誘引噴出口を煙突上部側に設けた請求項1又は請求項2記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 焼却物ガス化ボックスを炉外に引出し可能な構造とした請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 焼却物ガス化ボックスの上部に多孔状の受熱調整受皿を設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 焼却物溶融液のガス化速度を調節するため、焼却物ガス化ボックスの底部に焼却物溶融液の落下を可能にするための開口を有する受熱調整遮熱板を設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 焼却物ガス化ボックスの底部にボックス内の可燃残渣の燃焼を促進させるため、炉外の大気を空気導入調節弁と当該調節弁を通じて吸気して焼却物溶融液溜り部上部に供給する装置を設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 生成ガス及び燃焼用空気が火格子上の中央部にある高温の燃料の燃焼火炎と無関係に火格子周辺部を自由に通過することによって生成ガスの不完全焼却及び燃焼用空気の無用な消費を防ぐため、火格子の上面または下面に当該周辺部を塞ぐバッフルプレートを設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 燃料着火後に間歇的に実施される補充の燃料投入を本来の燃料投入扉の開口以外からも行えるよう、開口の相当直径が150mm以下の補助燃料投入口を燃料投入扉以外または燃料投入扉自体に設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 降雨及び横風による煙突から炉内への雨水浸入防止及び煙突の排ガス上昇拡散性阻害を防止すると共に、煙突出口で横風の風圧を受け炉内圧の変動が生じ燃焼が不安定になるのを防止するため、煙突上部に煙突内径の1.5倍以上の内径を有する円筒型外覆いと内角が150度以下となるV字翼型天蓋を設けた請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 廃プラスチック等の焼却物の溶融液を回収する装置を有する請求項1記載のダイオキシン生成を抑制する固体バイオマス焚廃プラスチック小型焼却炉。
- 降雨及び横風による煙突から炉内への雨水浸入防止及び煙突の排ガス上昇拡散性阻害を防止すると共に、煙突出口で横風の風圧を受け炉内圧の変動が生じ燃焼が不安定になるのを防止するため、煙突上部に煙突内径の1.5倍以上の内径を有する円筒型外覆いと内角が150度以下となるV字翼型天蓋を設けたことを特徴とする小型焼却炉の煙突上部構造。
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