JPH09124805A - 不均質イオン交換体およびその製造方法 - Google Patents
不均質イオン交換体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH09124805A JPH09124805A JP28614895A JP28614895A JPH09124805A JP H09124805 A JPH09124805 A JP H09124805A JP 28614895 A JP28614895 A JP 28614895A JP 28614895 A JP28614895 A JP 28614895A JP H09124805 A JPH09124805 A JP H09124805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion exchanger
- copolymer
- binder polymer
- exchange resin
- olefin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/20—Manufacture of shaped structures of ion-exchange resins
- C08J5/22—Films, membranes or diaphragms
- C08J5/2206—Films, membranes or diaphragms based on organic and/or inorganic macromolecular compounds
- C08J5/2275—Heterogeneous membranes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2323/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
- C08J2323/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
- C08J2323/18—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電気抵抗が低く、機械的強度の高い不均質イオ
ン交換体を得る。 【解決手段】イオン交換樹脂の粒子とバインダーポリマ
ーから構成される不均質イオン交換体であって、バイン
ダーポリマーが、降伏強度が1〜8.5MPa、破断伸
度が700%以上、引っ張り弾性率が20MPa以上、
メルトインデックスが15〜50g/10分である。
ン交換体を得る。 【解決手段】イオン交換樹脂の粒子とバインダーポリマ
ーから構成される不均質イオン交換体であって、バイン
ダーポリマーが、降伏強度が1〜8.5MPa、破断伸
度が700%以上、引っ張り弾性率が20MPa以上、
メルトインデックスが15〜50g/10分である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不均質イオン交換
体、特に、溶液からイオンを吸着または透過分離するた
めイオン交換体、およびその製造方法に関する。
体、特に、溶液からイオンを吸着または透過分離するた
めイオン交換体、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン交換体として、数多くの文献、特
許が報告されているが、もっとも実用的で有益なものと
して、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体系のイオン
交換体がある。これらはその耐薬品性、耐熱性に加え、
架橋剤であるジビニルベンゼンの含有量を変えることに
より、イオン交換特性や選択透過性を制御できることか
ら、あらゆる用途に対し多種の品種を合成し発展してき
た。特に製塩に関わる電気透析海水濃縮分野において
は、低抵抗で輸率が高く、1価イオンを選択的に透過す
る高度な機能を有する膜が開発されてきた。
許が報告されているが、もっとも実用的で有益なものと
して、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体系のイオン
交換体がある。これらはその耐薬品性、耐熱性に加え、
架橋剤であるジビニルベンゼンの含有量を変えることに
より、イオン交換特性や選択透過性を制御できることか
ら、あらゆる用途に対し多種の品種を合成し発展してき
た。特に製塩に関わる電気透析海水濃縮分野において
は、低抵抗で輸率が高く、1価イオンを選択的に透過す
る高度な機能を有する膜が開発されてきた。
【0003】しかしながら、このスチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体系のイオン交換体は、重合およびスルホ
ン化反応またはアミノ化反応という煩雑で敏感な工程を
伴うためコストがかかり、さらにその際に発生する発熱
や寸法変化などのコントロールが難しく歩留まりが低下
し高価なものとなるという欠点を有していた。
ンゼン共重合体系のイオン交換体は、重合およびスルホ
ン化反応またはアミノ化反応という煩雑で敏感な工程を
伴うためコストがかかり、さらにその際に発生する発熱
や寸法変化などのコントロールが難しく歩留まりが低下
し高価なものとなるという欠点を有していた。
【0004】一方、イオン交換樹脂を粉砕したものとバ
インダーポリマーを混合し加熱押し出しや、溶媒を用い
てキャスト製膜する不均質系イオン交換体は、重合や反
応という工程がなく比較的簡便な工程によりイオン交換
体が安価に得られるため、1950年頃から数多くの研
究がなされてきた。
インダーポリマーを混合し加熱押し出しや、溶媒を用い
てキャスト製膜する不均質系イオン交換体は、重合や反
応という工程がなく比較的簡便な工程によりイオン交換
体が安価に得られるため、1950年頃から数多くの研
究がなされてきた。
【0005】例えば、バインダーポリマーとしてポリプ
ロピレンを用いた例が特公昭51−12313号公報
に、ポリエチレン、ポリイソブチレン、天然ゴム、ブチ
ルゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、スチレン
−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、塩化ビニル−脂肪酸
ビニルエステル共重合体を用いた例が米国特許第268
1319号明細書および米国特許第2681320号明
細書に、線状低密度ポリエチレン、超高分子量高密度ポ
リエチレンを用いた例がPCT国際公開WO94/06
850号に記載されている。
ロピレンを用いた例が特公昭51−12313号公報
に、ポリエチレン、ポリイソブチレン、天然ゴム、ブチ
ルゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、スチレン
−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、塩化ビニル−脂肪酸
ビニルエステル共重合体を用いた例が米国特許第268
1319号明細書および米国特許第2681320号明
細書に、線状低密度ポリエチレン、超高分子量高密度ポ
リエチレンを用いた例がPCT国際公開WO94/06
850号に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のバインダーを用いた不均質イオン交換体は電気抵抗を
低下させるためイオン交換樹脂の含有量を増大させよう
とすると、ポリエチレンやポリプロピレンのような熱可
塑性樹脂の場合には強度が低下したり膜が脆くなったり
し、また天然ゴムやブチルゴムのようなゴムの場合には
得られるイオン交換体が柔らかいため取り扱い性が悪
く、あるいは表面が非常に粗く、膜形状に成形した場合
にはピンホールの多いものになるという欠点があった。
本発明は、電気抵抗が低く、かつ、機械的強度の高い不
均質イオン交換体を得ることを目的とする。
のバインダーを用いた不均質イオン交換体は電気抵抗を
低下させるためイオン交換樹脂の含有量を増大させよう
とすると、ポリエチレンやポリプロピレンのような熱可
塑性樹脂の場合には強度が低下したり膜が脆くなったり
し、また天然ゴムやブチルゴムのようなゴムの場合には
得られるイオン交換体が柔らかいため取り扱い性が悪
く、あるいは表面が非常に粗く、膜形状に成形した場合
にはピンホールの多いものになるという欠点があった。
本発明は、電気抵抗が低く、かつ、機械的強度の高い不
均質イオン交換体を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン交換樹
脂の粒子とバインダーポリマーから構成される不均質イ
オン交換体であって、バインダーポリマーが、降伏強度
が1〜8.5MPa、破断伸度が700%以上、引っ張
り弾性率が20MPa以上、メルトインデックスが15
〜50g/10分の物性を有するポリマーである不均質
イオン交換体を提供するものである。
脂の粒子とバインダーポリマーから構成される不均質イ
オン交換体であって、バインダーポリマーが、降伏強度
が1〜8.5MPa、破断伸度が700%以上、引っ張
り弾性率が20MPa以上、メルトインデックスが15
〜50g/10分の物性を有するポリマーである不均質
イオン交換体を提供するものである。
【0008】本発明では、不均質イオン交換体のバイン
ダーポリマーとして、ある特定の物性値を有するポリマ
ーを用いることにより、電気抵抗が低く、かつ、機械的
強度にも優れた不均質イオン交換体が得られる。バイン
ダーポリマーの物性は次のように規定される。
ダーポリマーとして、ある特定の物性値を有するポリマ
ーを用いることにより、電気抵抗が低く、かつ、機械的
強度にも優れた不均質イオン交換体が得られる。バイン
ダーポリマーの物性は次のように規定される。
【0009】降伏強度は1〜8.5MPaである。降伏
強度が1MPa未満の場合には、得られる不均質イオン
交換体が柔らかいため取り扱い性が悪く、さらに表面が
非常に粗くなるので不適当である。降伏強度が8.5M
Paより大きい場合には、得られる不均質イオン交換体
が固いためイオン交換樹脂の含有量を増大させる際に脆
くなり不適当である。
強度が1MPa未満の場合には、得られる不均質イオン
交換体が柔らかいため取り扱い性が悪く、さらに表面が
非常に粗くなるので不適当である。降伏強度が8.5M
Paより大きい場合には、得られる不均質イオン交換体
が固いためイオン交換樹脂の含有量を増大させる際に脆
くなり不適当である。
【0010】破断伸度は700%以上である。破断伸度
が700%未満であると、乾燥、湿潤変化や液組成変化
などの環境変化によるイオン交換樹脂の寸法変化にバイ
ンダーポリマーが十分に追随できず、クラックが発生す
るなどの不都合が生ずる。
が700%未満であると、乾燥、湿潤変化や液組成変化
などの環境変化によるイオン交換樹脂の寸法変化にバイ
ンダーポリマーが十分に追随できず、クラックが発生す
るなどの不都合が生ずる。
【0011】引っ張り弾性率は20MPa以上である。
引っ張り弾性率が20MPa以下であると強度が著しく
低下する。
引っ張り弾性率が20MPa以下であると強度が著しく
低下する。
【0012】メルトインデックスは15〜50g/10
分である。15g/10分より小さいと溶融成形時の成
形性が低下しイオン交換樹脂粒子の間隙にバインダーポ
リマーが十分入り込まず、イオン交換体が脆くなるので
不適当である。また50g/10分より大きいと成形性
は良好であるが強度や耐久性が低下するので不適当であ
る。
分である。15g/10分より小さいと溶融成形時の成
形性が低下しイオン交換樹脂粒子の間隙にバインダーポ
リマーが十分入り込まず、イオン交換体が脆くなるので
不適当である。また50g/10分より大きいと成形性
は良好であるが強度や耐久性が低下するので不適当であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】バインダーポリマーとして、具体
的にはエチレンとα−オレフィンの共重合体を含有する
ポリマーが好ましい。この場合、エチレンとα−オレフ
ィンの共重合体を単独または2種以上混合して、あるい
はこれらの共重合体と他のポリマーと混合して使用する
ことができるが、バインダーポリマーには、エチレンと
α−オレフィンとの共重合体を30重量%以上含有する
のが好ましい。この共重合体の含有率が30重量%より
少ない場合は、不均質イオン交換体の電気抵抗や機械的
強度などの特性が発現しにくいので好ましくない。バイ
ンダーポリマーにおけるエチレンとα−オレフィンの共
重合体の含有量が60重量%以上である場合はさらに好
ましい。
的にはエチレンとα−オレフィンの共重合体を含有する
ポリマーが好ましい。この場合、エチレンとα−オレフ
ィンの共重合体を単独または2種以上混合して、あるい
はこれらの共重合体と他のポリマーと混合して使用する
ことができるが、バインダーポリマーには、エチレンと
α−オレフィンとの共重合体を30重量%以上含有する
のが好ましい。この共重合体の含有率が30重量%より
少ない場合は、不均質イオン交換体の電気抵抗や機械的
強度などの特性が発現しにくいので好ましくない。バイ
ンダーポリマーにおけるエチレンとα−オレフィンの共
重合体の含有量が60重量%以上である場合はさらに好
ましい。
【0014】エチレンとα−オレフィンとの共重合体に
おけるα−オレフィンとは、分子鎖の末端に2重結合を
有する炭化水素である。一般式CH2 =CH−R(Rは
炭素数1〜12のアルキル基)で表されるものが好まし
い。具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−
1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1などが好ま
しい。
おけるα−オレフィンとは、分子鎖の末端に2重結合を
有する炭化水素である。一般式CH2 =CH−R(Rは
炭素数1〜12のアルキル基)で表されるものが好まし
い。具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−
1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1などが好ま
しい。
【0015】エチレンとα−オレフィンとの共重合体に
おけるα−オレフィンの含有量は、共重合体の重量に対
して、5〜40重量%が好ましい。α−オレフィンの含
有量が5重量%に満たない場合は、降伏強度が8.5M
Paより大きくなり、また、製造時の寸法安定性が損な
われるおそれがあるのであるので好ましくない。α−オ
レフィンの含有量が40重量%を超える場合は、降伏強
度が1MPaより小さくなり、また、引っ張り弾性率も
20MPaより小さくなるおそれがあるので好ましくな
い。
おけるα−オレフィンの含有量は、共重合体の重量に対
して、5〜40重量%が好ましい。α−オレフィンの含
有量が5重量%に満たない場合は、降伏強度が8.5M
Paより大きくなり、また、製造時の寸法安定性が損な
われるおそれがあるのであるので好ましくない。α−オ
レフィンの含有量が40重量%を超える場合は、降伏強
度が1MPaより小さくなり、また、引っ張り弾性率も
20MPaより小さくなるおそれがあるので好ましくな
い。
【0016】エチレンとα−オレフィンとの共重合体の
結晶化度は45%以下であることが好ましい。結晶化度
が45%を超える場合は、加熱溶融成形後に冷却する
際、結晶化が起こり均一に収縮しないため製造時の寸法
安定性が損なわれるので好ましくない。結晶化度は、密
度の測定から次式により求める。
結晶化度は45%以下であることが好ましい。結晶化度
が45%を超える場合は、加熱溶融成形後に冷却する
際、結晶化が起こり均一に収縮しないため製造時の寸法
安定性が損なわれるので好ましくない。結晶化度は、密
度の測定から次式により求める。
【0017】
【数1】
【0018】数1において、dは測定した密度(g/c
m3 )、dc は結晶部分の密度(g/cm3 )、da は
非晶部分の密度(g/cm3 )であり、dc =1.00
0g/cm3 、da =0.856g/cm3 として計算
する。
m3 )、dc は結晶部分の密度(g/cm3 )、da は
非晶部分の密度(g/cm3 )であり、dc =1.00
0g/cm3 、da =0.856g/cm3 として計算
する。
【0019】バインダーポリマーとして、エチレンとα
−オレフィンとの共重合体と他のポリマーとを混合して
用いる場合、この共重合体に混合するポリマーとして
は、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブ
チレンなどのポリオレフィンの他、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデンなどのポリハ
ロゲン化オレフィン、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン
ゴムなどの合成ゴムおよび天然ゴムを用いることができ
る。さらには、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−エチレンブチレン−スチレンブロ
ック共重合体などのスチレン系熱可塑性エラストマー、
ポリエチレンやポリプロピレンにエチレン−プロピレン
ゴムまたはエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
をブレンドしたオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いることもできる。
−オレフィンとの共重合体と他のポリマーとを混合して
用いる場合、この共重合体に混合するポリマーとして
は、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブ
チレンなどのポリオレフィンの他、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデンなどのポリハ
ロゲン化オレフィン、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン
ゴムなどの合成ゴムおよび天然ゴムを用いることができ
る。さらには、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−エチレンブチレン−スチレンブロ
ック共重合体などのスチレン系熱可塑性エラストマー、
ポリエチレンやポリプロピレンにエチレン−プロピレン
ゴムまたはエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
をブレンドしたオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いることもできる。
【0020】本発明で使用するイオン交換樹脂は、カチ
オン交換樹脂やアニオン交換樹脂、両性イオン交換樹脂
など何等制限なく使用でき、単独で使用してもよいしそ
れらを混合して使用してもよい。またイオン交換樹脂の
粒子とバインダーポリマーを混合する割合は、イオン交
換樹脂とバインダーポリマーの合計量に対して、イオン
交換樹脂が40〜75重量%であることが好ましい。イ
オン交換樹脂が40重量%未満の場合は、不均質イオン
交換体の電気抵抗が著しく上昇するので好ましくない。
イオン交換樹脂が75重量%を超える場合は、機械的強
度が著しく低下し成形できなくなるので好ましくない。
オン交換樹脂やアニオン交換樹脂、両性イオン交換樹脂
など何等制限なく使用でき、単独で使用してもよいしそ
れらを混合して使用してもよい。またイオン交換樹脂の
粒子とバインダーポリマーを混合する割合は、イオン交
換樹脂とバインダーポリマーの合計量に対して、イオン
交換樹脂が40〜75重量%であることが好ましい。イ
オン交換樹脂が40重量%未満の場合は、不均質イオン
交換体の電気抵抗が著しく上昇するので好ましくない。
イオン交換樹脂が75重量%を超える場合は、機械的強
度が著しく低下し成形できなくなるので好ましくない。
【0021】イオン交換樹脂の粒径は、最大粒径が75
μm以下であることが好ましい。最大粒径が75μm以
上であると溶融成形する際の粘度が上昇し成形性が低下
するとともに、得られるイオン交換体表面の凹凸が激し
くなるのでので好ましくない。最大粒径が45μm以下
の場合はさらに好ましい。
μm以下であることが好ましい。最大粒径が75μm以
上であると溶融成形する際の粘度が上昇し成形性が低下
するとともに、得られるイオン交換体表面の凹凸が激し
くなるのでので好ましくない。最大粒径が45μm以下
の場合はさらに好ましい。
【0022】本発明の不均質イオン交換体は、イオン交
換樹脂を乾燥、粉砕、分級して得られた粒子を上記バイ
ンダーポリマーと混練し、押し出し成形や加熱プレス成
形などの熱溶融成形により作製することが好ましい。そ
の形状は特に限定されず、平膜状、中空糸状、円筒状、
メッシュ状、多孔体、布状など種々の形状に成形可能で
ある。
換樹脂を乾燥、粉砕、分級して得られた粒子を上記バイ
ンダーポリマーと混練し、押し出し成形や加熱プレス成
形などの熱溶融成形により作製することが好ましい。そ
の形状は特に限定されず、平膜状、中空糸状、円筒状、
メッシュ状、多孔体、布状など種々の形状に成形可能で
ある。
【0023】本発明のイオン交換体は、海水濃縮、かん
水の脱塩、酸濃縮回収、有価金属回収などの電気透析、
酸回収などの拡散透析、2次電池等のセパレーターに有
用なイオン交換体として使用することができる。特に、
かん水の電気透析脱塩による工業用水および飲料水の製
造、イオン交換樹脂とイオン交換膜を組み合せて純水を
製造する自己再生型電気透析純水製造に有用である。
水の脱塩、酸濃縮回収、有価金属回収などの電気透析、
酸回収などの拡散透析、2次電池等のセパレーターに有
用なイオン交換体として使用することができる。特に、
かん水の電気透析脱塩による工業用水および飲料水の製
造、イオン交換樹脂とイオン交換膜を組み合せて純水を
製造する自己再生型電気透析純水製造に有用である。
【0024】
例1 α−オレフィンとして4−メチルペンテン−1を用いエ
チレンと共重合して、4−メチルペンテン−1含有量が
20重量%の共重合体を得た。X線回折により結晶化度
を評価したところ、結晶化度は15%であった。この共
重合体を平板プレスにより160℃で加熱溶融プレス
し、厚さ500μmのフィルムを得た。1号のダンベル
を用いてサンプルを調製し、引っ張り試験器で引っ張り
強度測定を行ったところ、降伏強度は7MPa、破断伸
度は800%、引っ張り弾性率は80MPaであった。
また、メルトインデクサーにてメルトインデックスを測
定したところ30g/10分であった。
チレンと共重合して、4−メチルペンテン−1含有量が
20重量%の共重合体を得た。X線回折により結晶化度
を評価したところ、結晶化度は15%であった。この共
重合体を平板プレスにより160℃で加熱溶融プレス
し、厚さ500μmのフィルムを得た。1号のダンベル
を用いてサンプルを調製し、引っ張り試験器で引っ張り
強度測定を行ったところ、降伏強度は7MPa、破断伸
度は800%、引っ張り弾性率は80MPaであった。
また、メルトインデクサーにてメルトインデックスを測
定したところ30g/10分であった。
【0025】一方、イオン交換樹脂として、カチオン交
換樹脂(三菱化学株式会社製、商品名ダイヤイオンSK
−1B)を用い、60℃で24時間温風乾燥後、ロータ
ーミルにて粉砕を行った。粉砕した粒子はステンレスメ
ッシュでふるい、粒径45μm以上の粒子を除いた。得
られた粒径45μm以下のイオン交換樹脂粉末粒子と上
記エチレン/4−メチルペンテン−1共重合体を混合比
70/30(重量比)で混合し、ラボプラストミルで1
30℃、20分混練した。得られた混練物を平板プレス
により160℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの
不均質イオン交換体からなるカチオン交換膜を得た。得
られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、
膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで
測定したところ、比抵抗は110Ω・cmであった。ま
たこの膜の破断強度は2MPa、破断伸度は200%、
破裂強度は0.12MPaであった。
換樹脂(三菱化学株式会社製、商品名ダイヤイオンSK
−1B)を用い、60℃で24時間温風乾燥後、ロータ
ーミルにて粉砕を行った。粉砕した粒子はステンレスメ
ッシュでふるい、粒径45μm以上の粒子を除いた。得
られた粒径45μm以下のイオン交換樹脂粉末粒子と上
記エチレン/4−メチルペンテン−1共重合体を混合比
70/30(重量比)で混合し、ラボプラストミルで1
30℃、20分混練した。得られた混練物を平板プレス
により160℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの
不均質イオン交換体からなるカチオン交換膜を得た。得
られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、
膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで
測定したところ、比抵抗は110Ω・cmであった。ま
たこの膜の破断強度は2MPa、破断伸度は200%、
破裂強度は0.12MPaであった。
【0026】例2 例1において、イオン交換樹脂としてカチオン交換樹脂
を用いた代わりに、アニオン交換樹脂(三菱化学株式会
社製、商品名ダイヤイオンSA−10A)を用い、イオ
ン交換樹脂/バインダーポリマー混合比を60/40
(重量比)にした他は同様にして厚さ500μmの不均
質イオン交換体からなるアニオン交換膜を作製した。得
られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、
膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで
測定したところ、比抵抗は150Ω・cmであった。ま
たこの膜の破断強度は1.6MPa、破断伸度は100
%、破裂強度は0.12MPaであった。
を用いた代わりに、アニオン交換樹脂(三菱化学株式会
社製、商品名ダイヤイオンSA−10A)を用い、イオ
ン交換樹脂/バインダーポリマー混合比を60/40
(重量比)にした他は同様にして厚さ500μmの不均
質イオン交換体からなるアニオン交換膜を作製した。得
られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、
膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで
測定したところ、比抵抗は150Ω・cmであった。ま
たこの膜の破断強度は1.6MPa、破断伸度は100
%、破裂強度は0.12MPaであった。
【0027】例3 例1で得られたエチレン/4−メチルペンテン−1共重
合体とエチレン/プロピレン=40/60(重量比)共
重合体を重量比で60/40の割合で混合し、バインダ
ーポリマーとして使用した他は実施例1と同様にして厚
さ500μmの不均質イオン交換体からなるカチオン交
換膜を作製した。得られた膜を50℃、2日間イオン交
換水に浸漬した後、膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で
交流1000Hzで測定したところ、比抵抗は130Ω
・cmであった。またこの膜の破断強度は1.5MP
a、破断伸度は250%、破裂強度は0.10MPaで
あった。
合体とエチレン/プロピレン=40/60(重量比)共
重合体を重量比で60/40の割合で混合し、バインダ
ーポリマーとして使用した他は実施例1と同様にして厚
さ500μmの不均質イオン交換体からなるカチオン交
換膜を作製した。得られた膜を50℃、2日間イオン交
換水に浸漬した後、膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で
交流1000Hzで測定したところ、比抵抗は130Ω
・cmであった。またこの膜の破断強度は1.5MP
a、破断伸度は250%、破裂強度は0.10MPaで
あった。
【0028】例4 α−オレフィンとしてオクテン−1を用い、エチレンと
共重合して、オクテン−1含有量が15重量%の共重合
体を得た。X線回折により結晶化度を評価したところ、
結晶化度は10%であった。上記ポリマーを平板プレス
により160℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの
フィルムを得た。1号のダンベルを用いてサンプルを調
製し、引っ張り試験器で引っ張り強度測定を行ったとこ
ろ、降伏強度は4MPa、破断伸度は950%、引っ張
り弾性率は50MPaであった。また、メルトインデク
サーにてメルトインデックスを測定したところ25g/
10分であった。
共重合して、オクテン−1含有量が15重量%の共重合
体を得た。X線回折により結晶化度を評価したところ、
結晶化度は10%であった。上記ポリマーを平板プレス
により160℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの
フィルムを得た。1号のダンベルを用いてサンプルを調
製し、引っ張り試験器で引っ張り強度測定を行ったとこ
ろ、降伏強度は4MPa、破断伸度は950%、引っ張
り弾性率は50MPaであった。また、メルトインデク
サーにてメルトインデックスを測定したところ25g/
10分であった。
【0029】一方、イオン交換樹脂として、カチオン交
換樹脂(三菱化学株式会社製、商品名ダイヤイオンSK
−1B)を用い、60℃で24時間温風乾燥後、ロータ
ーミルにて粉砕を行った。粉砕した粒子はステンレスメ
ッシュでふるい、粒径45μm以上の粒子を除いた。得
られた粒径45μm以下のイオン交換樹脂粉末粒子と上
記エチレン/オクテン−1共重合体を混合比70/30
(重量比)で混合し、ラボプラストミルで130℃、2
0分混練した。得られた混練物を平板プレスにより16
0℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの不均質イオ
ン交換体からなるカチオン交換膜を得た。得られた膜を
50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、膜の電気抵
抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで測定したと
ころ、比抵抗は120Ω・cmであった。またこの膜の
破断強度は1.8MPa、破断伸度は250%、破裂強
度は0.11MPaであった。
換樹脂(三菱化学株式会社製、商品名ダイヤイオンSK
−1B)を用い、60℃で24時間温風乾燥後、ロータ
ーミルにて粉砕を行った。粉砕した粒子はステンレスメ
ッシュでふるい、粒径45μm以上の粒子を除いた。得
られた粒径45μm以下のイオン交換樹脂粉末粒子と上
記エチレン/オクテン−1共重合体を混合比70/30
(重量比)で混合し、ラボプラストミルで130℃、2
0分混練した。得られた混練物を平板プレスにより16
0℃で加熱溶融プレスし、厚さ500μmの不均質イオ
ン交換体からなるカチオン交換膜を得た。得られた膜を
50℃、2日間イオン交換水に浸漬した後、膜の電気抵
抗を0.5N食塩水中で交流1000Hzで測定したと
ころ、比抵抗は120Ω・cmであった。またこの膜の
破断強度は1.8MPa、破断伸度は250%、破裂強
度は0.11MPaであった。
【0030】例5(比較例) 例1において、バインダーポリマーとして結晶化度が6
0%、降伏強度が20MPa、破断伸度が500%、引
っ張り弾性率が800MPa、メルトインデックスが2
g/10分の物性を有する低密度ポリエチレンを用いた
他は同様にしてカチオン交換膜を作製することを試みた
が、イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比70/
30(重量比)のものは脆く製膜できなかった。そこで
イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比60/40
(重量比)のものについて厚さ500μmの膜を調製し
た。得られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬し
た後、膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000
Hzで測定したところ、比抵抗は600Ω・cmと高い
値であった。
0%、降伏強度が20MPa、破断伸度が500%、引
っ張り弾性率が800MPa、メルトインデックスが2
g/10分の物性を有する低密度ポリエチレンを用いた
他は同様にしてカチオン交換膜を作製することを試みた
が、イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比70/
30(重量比)のものは脆く製膜できなかった。そこで
イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比60/40
(重量比)のものについて厚さ500μmの膜を調製し
た。得られた膜を50℃、2日間イオン交換水に浸漬し
た後、膜の電気抵抗を0.5N食塩水中で交流1000
Hzで測定したところ、比抵抗は600Ω・cmと高い
値であった。
【0031】例6(比較例) 例1において、バインダーポリマーとして結晶化度が0
%、破断伸度が1500%、引っ張り弾性率が10MP
aの物性を有するエチレン/プロピレンゴムを用いた他
は同様にしてカチオン交換膜を作製することを試みた
が、イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比70/
30(重量比)のものは膜が柔らかく製膜中に破断して
製膜できなかった。そこでイオン交換樹脂/バインダー
ポリマー混合比60/40(重量比)のものについて厚
さ500μmの膜を調製した。得られた膜の表面は凹凸
形状が激しく、一部にピンホールが発生し取り扱い性も
良好でなかった。
%、破断伸度が1500%、引っ張り弾性率が10MP
aの物性を有するエチレン/プロピレンゴムを用いた他
は同様にしてカチオン交換膜を作製することを試みた
が、イオン交換樹脂/バインダーポリマー混合比70/
30(重量比)のものは膜が柔らかく製膜中に破断して
製膜できなかった。そこでイオン交換樹脂/バインダー
ポリマー混合比60/40(重量比)のものについて厚
さ500μmの膜を調製した。得られた膜の表面は凹凸
形状が激しく、一部にピンホールが発生し取り扱い性も
良好でなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の不均質イオン交換体は、電気抵
抗が低くかつ機械的強度も高い。本発明の製造方法は、
特性の良好な不均質イオン交換体を、安価かつ容易に得
ることができる。
抗が低くかつ機械的強度も高い。本発明の製造方法は、
特性の良好な不均質イオン交換体を、安価かつ容易に得
ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】イオン交換樹脂の粒子とバインダーポリマ
ーから構成される不均質イオン交換体であって、バイン
ダーポリマーが、降伏強度が1〜8.5MPa、破断伸
度が700%以上、引っ張り弾性率が20MPa以上、
メルトインデックスが15〜50g/10分の物性を有
するポリマーである不均質イオン交換体。 - 【請求項2】バインダーポリマーが、エチレンとα−オ
レフィンとの共重合体を30重量%以上含有するポリマ
ーである請求項1の不均質イオン交換体。 - 【請求項3】エチレンとα−オレフィンとの共重合体の
結晶化度が45%以下である請求項2の不均質イオン交
換体。 - 【請求項4】降伏強度が1〜8.5MPa、破断伸度が
700%以上、引っ張り弾性率が20MPa以上、メル
トインデックスが15〜50g/10分の物性を有する
ポリマーからなるバインダーポリマーおよびイオン交換
樹脂の粒子を混合し、熱溶融成形により成形する不均質
イオン交換体の製造方法。 - 【請求項5】バインダーポリマーが、エチレンとα−オ
レフィンとの共重合体を30重量%以上含有するポリマ
ーである請求項4の不均質イオン交換体の製造方法。 - 【請求項6】エチレンとα−オレフィンとの共重合体の
結晶化度が45%以下である請求項5の不均質イオン交
換体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28614895A JPH09124805A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 不均質イオン交換体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28614895A JPH09124805A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 不均質イオン交換体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09124805A true JPH09124805A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17700566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28614895A Pending JPH09124805A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 不均質イオン交換体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09124805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010110311A1 (ja) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | 株式会社アストム | イオン交換体及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP28614895A patent/JPH09124805A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010110311A1 (ja) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | 株式会社アストム | イオン交換体及びその製造方法 |
JP2010222533A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Astom:Kk | イオン交換体及びその製造方法 |
US8530018B2 (en) | 2009-03-25 | 2013-09-10 | Astom Corporation | Ion exchanger and method of producing the same |
EA020718B1 (ru) * | 2009-03-25 | 2015-01-30 | Астом Корпорейшн | Ионообменник |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6520248B2 (ja) | 超高分子量ポリエチレン製延伸微多孔膜 | |
CN103493252B (zh) | 改进的电池隔片及其形成方法 | |
US6632848B2 (en) | Heterogeneous anion exchanger | |
JPH0482011B2 (ja) | ||
KR20080086489A (ko) | 친수성 복합 미세 다공막 및 그 제조 방법 | |
KR101659192B1 (ko) | 설폰화된 블록 공중합체를 용융 처리하기 위한 방법 및 아민으로 경우에 따라 변형되는 설폰화된 블록 공중합체를 함유하는 물품 | |
JP3965954B2 (ja) | 多孔性フィルム | |
CA2381509A1 (en) | Porous film | |
JP3525633B2 (ja) | 不均質イオン交換膜 | |
KR20130113469A (ko) | 설폰화된 블록 공중합체 조성물의 생산 방법 | |
JP5262556B2 (ja) | ポリオレフィン樹脂多孔膜及びそれを用いた電池セパレータ | |
NZ227084A (en) | Sheet product with microporous polymer layer; battery separators | |
JP2017171796A (ja) | ポリプロピレン系樹脂多孔性フィルム及びその製造方法 | |
JPH09124805A (ja) | 不均質イオン交換体およびその製造方法 | |
WO2008038818A1 (en) | Porous film and separator for nonaqueous electrolyte secondary battery | |
JPS6210141A (ja) | 多孔性フイルムまたはシ−トの製造方法 | |
JP4498532B2 (ja) | 不均質イオン交換膜及びその製造方法 | |
JPH0662794B2 (ja) | 多孔性フイルムまたはシ−トの製造方法 | |
JPS60229731A (ja) | 柔軟性に優れる多孔質フイルム | |
JP6686995B2 (ja) | 多孔性樹脂フィルムの製造方法 | |
KR101962771B1 (ko) | 열가소성 수지 블렌드 조성물 | |
JPH09132654A (ja) | 不均質イオン交換体およびその製造方法 | |
JP2003238720A (ja) | ポリオレフィン系多孔質膜 | |
JP2003238718A (ja) | 多孔フィルム | |
JP2005298642A (ja) | 二軸延伸エチレン重合体フィルム |