JPH09124110A - マスト連結構造 - Google Patents

マスト連結構造

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JPH09124110A
JPH09124110A JP28221795A JP28221795A JPH09124110A JP H09124110 A JPH09124110 A JP H09124110A JP 28221795 A JP28221795 A JP 28221795A JP 28221795 A JP28221795 A JP 28221795A JP H09124110 A JPH09124110 A JP H09124110A
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謙二 長谷川
Shinji Suga
眞二 菅
Shinichi Kani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇降キャリッジのローラを確実に転動させるこ
とができるとともに、強度的に優れたマストの連結構造
を提供する。 【解決手段】昇降キャリッジ13を昇降させるマスト1
2は複数のマスト柱21を連結させることにより構成さ
れている。マスト柱21の外形断面形状は略正方形状に
形成され、左右両側には溝部32a,32bが形成さ
れ、前後側側面22a,22bの左右両端には前後方向
に延びる腕部23が形成されている。各腕部23と前後
側側面22a,22bとの間には固定溝27が形成され
ている。そして、左右の溝部32a,32bには第1,
第2連結プレートJ1,J2が、固定溝27には連結ブ
ロックJ3が、腕部23の外面には第3連結プレートJ
4がそれぞれ固定されることにより各マスト柱21が連
結されている。この場合、各案内ローラR1,R2は後
側側面22b及び後左右面部34a,34bを転動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン装置の昇
降キャリッジを支持するマストのマスト連結構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スタッカクレーンの昇降キャリッ
ジを昇降させるマストの連結構造として、図6に示すマ
スト連結構造が提案されている。
【0003】この連結構造によれば、マスト71を構成
するマスト柱72の両端にはフランジ73が形成されて
いる。そして、各マスト柱72のフランジ73の表面を
互いに重ね合わせ、各フランジ73をボルト74等にて
締結することにより、各マスト柱72を連結し、マスト
71を構成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この連
結構造では、連結部であるフランジ73が邪魔となっ
て、昇降キャリッジの案内ローラをマスト71の側面に
当接させた状態で昇降させることができないという問題
がある。このため、昇降キャリッジの昇降が不安定とな
るという問題がある。又、このマスト71に対して案内
ローラを転動させるには、例えば案内ローラが転動すべ
き通路を確保するために、フランジ73を適宜に切り欠
いたり、各フランジ73を架け渡すように平板状のプレ
ートを取着する必要があり、マスト柱72の製作やマス
ト71を構成するために手間がかかるという問題があ
る。
【0005】そこで、特開平6−247510号公報に
は、ガイドローラ(案内ローラ)が転動する部位とは反
対側の部位(上部)に、ジョイントプレートを固定して
案内レールを構成する角型鋼管を互いに連結する技術が
提案されている。この案内レールはスタッカクレーンの
上部に配設され、スタッカクレーンの走行時にはガイド
ローラが案内レールを転動することにより、スムーズに
走行させることができるようになっている。しかしなが
ら、案内レールの上側のみで角型鋼管を連結しているの
で、案内レールの連結強度が弱いという問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、昇降キャリッジのロー
ラを確実に転動させることができるとともに、強度的に
も優れたマスト連結構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、クレーン装置に設けられた
昇降キャリッジを昇降可能に支持するマストを構成する
外形断面略四角形のマスト柱を互いに連結するマスト連
結構造において、前記マスト柱は、左右両側側面に凹状
の溝部を備え、各溝部に連結部材を固定することにより
各マスト柱を互いに連結するようにしたことをその要旨
とする。
【0008】請求項2記載の発明は、クレーン装置に設
けられた昇降キャリッジを昇降可能に支持するマストを
構成する外形断面略四角形のマスト柱を互いに連結する
マスト連結構造において、前記マスト柱は、その4隅に
付属部材を取り付けるための湾曲した腕部を備え、各腕
部の内側とマスト側面との間には空間部が形成され、そ
れら各空間部に連結部材を固定することにより、各マス
ト柱を互いに連結するようにしたことをその要旨とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、クレーン装置に設
けられた昇降キャリッジを昇降可能に支持するマストを
構成する外形断面略四角形のマスト柱を互いに連結する
マスト連結構造において、前記マスト柱は、左右両側側
面に設けられた凹状の溝部と、その4隅に付属部材を取
り付けるための湾曲した腕部と、各腕部の内側とマスト
側面との間に形成された空間部とを備え、溝部及び空間
部に連結部材を固定することにより各マスト柱を互いに
連結するようにしたことをその要旨とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
のマスト連結構造において、前記昇降キャリッジのロー
ラが転動する転動面とは反対側の部位に連結部材をマス
ト柱の外側から固定することにより各マスト柱を連結す
るようにしたことをその要旨とする。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、左
右両側側面に設けられた溝部に連結部材を固定すること
によって、各マスト柱は互いに連結される。この場合、
連結部材が溝部内に配設されるため、連結されたマスト
の見栄えを良くすることができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、マスト柱は
その4隅に付属部材を取り付けるための湾曲した腕部を
備え、各腕部の内側とマスト側面との間には空間部が形
成されている。この場合、それら各空間部に連結部材を
固定することにより、各マスト柱は互いに連結される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、左右に形成
された溝部及び4隅に形成された空間部にそれぞれ連結
部材を固定することにより、各マスト柱は互いに連結さ
れる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、転動部とは
反対側の部位に、連結部材をマスト柱の外側から固定す
ることにより、各マスト柱は互いに連結される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図1に示すよう
に、自動倉庫1は左右一対の枠組棚2a,2bを備え、
各枠組棚2a,2bには複数の収納部3が設けられてい
る。各枠組棚2a,2b間には走行レール4が敷設さ
れ、走行レール4にはクレーン装置としてのスタッカク
レーン5が走行するようになっている。
【0016】スタッカクレーン5は、走行レール4に沿
って走行する走行台11、走行台11の前後に立設され
た一対のマスト12a,12b、各マスト12a,12
b間に昇降可能に配設された昇降キャリッジ13及び昇
降キャリッジ13に設けられたフォーク14等から構成
されている。
【0017】前記前後一対のマスト12a,12bは同
一のものが使用され、各マスト12a,12bは複数の
同一形状のマスト柱21を連結することによって構成さ
れている。各マスト柱21はアルミニウムを押し出し成
形することによって形成されている。
【0018】図5は、マスト柱21の断面構造を示して
いる。即ち、マスト柱21の外形断面は略正方形状に形
成されている。マスト柱21の前部には平面状の前側側
面22aが、後部には平面状の後側側面22bが形成さ
れている。各前側及び後側側面22a,22bの左右両
端には、略L字状の腕部23が形成されている。即ち、
腕部23はマスト21の4隅に形成されている。前記各
前側及び後側側面22a,22bの左右両端における腕
部23はその先端が互いに内側を向くように屈曲されて
いる。即ち、腕部23は基端部23aと基端部23aか
ら屈曲した先端部23bとからなり、基端部23aは前
側及び後側側面22a,22bの両左右端から前後方向
に向かって延びている。そして、先端部23bは左右に
位置する各腕部23(基端部23a)の先端から互いに
内側を向くように左右方向に屈曲されている。
【0019】基端部23a及び先端部23bには、各種
の部材を取り付けるためのT字溝24がマスト柱21の
上下方向の全長に渡ってそれぞれ形成されている。T字
溝24は、幅広の固定部25とその固定部25の外側に
形成された幅狭の挿通部26とからなる。即ち、通常固
定部25にはナットが挿通され、挿通部26からボルト
をナットに対して締め付けることにより、所望の部材を
取り付けるようになっている。基端部23aのT字溝2
4は例えばマスト柱21の左右に各種の部材を取り付け
るための溝であって、先端部23bのT字溝24はマス
ト柱21の前後に各種の部材を取り付けるための溝であ
る。これらT字溝24には、昇降キャリッジ13の昇降
を制御するドグ等が取り付けられる。
【0020】更に、これらT字溝24には、スタッカク
レーン5の組付けや保守・保全等のために使用される各
種の付属部材が取り付けられる。例えば付属部材とし
て、はしご等がある。即ち、T字溝24を使用して、は
しごをマスト12a,12b等に取り付けることによ
り、作業者がはしごを登りスタッカクレーン5の保守・
保全等の各種作業を行う。
【0021】又、各腕部23とマスト側面としての前側
及び後側側面22a,22bとで囲まれる部位にて、略
四角形状の空間部としての固定溝27が形成されてい
る。即ち、固定溝27はマスト柱21の4隅に形成され
ている。固定溝27は、前記T字溝24を使用して取り
付けられたはしご等の付属部材を更に強固に固定するた
めのものである。即ち、固定溝27にナット部材を配設
し、T字溝24の固定部25から固定溝27へと貫通す
る貫通孔を形成するとともに、その貫通孔を介して付属
部材取付用のボルトをT字溝24側から固定溝27側へ
と挿通し、前記ナット部材に締め付けることにより、付
属部材をマスト柱21に対して確実に固定することがで
きる。つまり、固定溝27は付属部材を更に強固に固定
するためのナット等の各種部材を配設する溝である。
【0022】前記マスト柱21の左側側面31aには、
前後方向の中央位置に内方に向かってコ字状に凹んだ溝
部32aが形成されている。そして、左側側面31aに
おいて、溝部32aの前側には前記前側及び後側側面2
2a,22bと直交する平面状の前左面部33a及び後
側には当該前左面部33aと面一となる平面状の後左面
部34aが形成されている。又、溝部32a内には前左
面部33a及び後左面部34aと平行な中左面部35a
が形成されるとともに、中左面部35aの前後両側に
は、前側及び後側側面22a,22bと平行な壁面36
aが形成されている。即ち、中左面部35aと壁面36
aとは互いに直交した状態に形成されている。
【0023】前記マスト21の右側側面31bには、前
後方向の中央位置に内方に向かってコ字状に凹んだ溝部
32bが形成されている。そして、右側側面31bにお
いて、溝部32bの前側には前記前側及び後側側面22
a,22bと直交する平面状の前右面部33b及び後側
には当該前右面部33bと面一となる平面状の後右面部
34bが形成されている。又、溝部32b内には前右面
部33b及び後右面部34bと平行な中右面部35bが
形成されるとともに、中右面部35bの前後両側には、
前側及び後側側面22a,22bと平行な壁面36bが
形成されている。即ち、中右面部35bと壁面36bと
は互いに直交した状態に形成されている。
【0024】一方、図2に示すように、昇降キャリッジ
13の前部及び後部には、昇降キャリッジ13を前後方
向に支持するための案内ローラR1、及び、左右方向に
支持するための案内ローラR2(前側のみ図示)が設け
られている。即ち、案内ローラR1は左右方向に延びる
軸線を中心に回転し、案内ローラR2は前後方向に延び
る軸線を中心に回転するようになっている。
【0025】この昇降キャリッジ13は、マスト12
a,12bにて両側から支持されている。従って、図2
に示すように、前側のマスト12aにおいて、昇降キャ
リッジ13の前側に配設された案内ローラR1は、後側
側面22bを転動し、案内ローラR2は後左面部34a
及び後右面部34bを転動するようになっている。即
ち、前側のマスト12aを構成するマスト柱21では、
後側側面22b、後左面部34a及び後右面部34bが
転動部となる。従って、前側のマスト12aにおいて転
動部とは反対側とは、当該マスト12aの前側を意味す
る。
【0026】又、後側のマスト12bにおいて、昇降キ
ャリッジ13の後側に配設された案内ローラR1は、後
側側面22bを転動し、同後側の案内ローラR2は後左
面部33a及び後右面部33bを転動するようになって
いる。即ち、後側のマスト12bを構成するマスト柱2
1では、前側側面22b、前左側面部33a及び前右側
面部32bが転動部となる。従って、後側のマスト12
bにおいて転動部とは反対側とは、当該マスト12bの
後側を意味する。
【0027】又、このマスト柱21を互いに連結して、
片側支持用のマストを構成した場合には、図5に示すよ
うに、左右両側に形成された溝部31a,31b内を片
側支持用の昇降キャリッジの案内ローラR3,R4が転
動する。左側の溝部31aを転動する案内ローラR3
は、回転軸が左右方向に延び、壁面36aと当接して転
動するようになっている。右側の溝部31bを転動する
案内ローラR4は、回転軸が前後方向に延び、中右面部
34bを転動するようになっている。即ち、案内ローラ
R3にて昇降キャリッジの前後方向を支持し、案内ロー
ラR4にて昇降キャリッジ13の左右方向を支持する。
【0028】次に、上記のように構成したマスト柱を互
いに連結するための連結構造について説明する。尚、説
明の便宜上、前側のマスト12aを構成するためのマス
ト柱21を連結するマスト連結構造について説明する。
【0029】図2〜図4に示すように、上下に配置され
た各マスト柱21は、マスト柱21の左右の溝部32
a,32bに配設された第1,第2連結プレートJ1,
J2、マスト柱21の4隅に位置する固定溝27に配設
された連結ブロックJ3及びマスト柱21の前側の各腕
部23に配設された第3連結プレートJ4等によって連
結されている。即ち、これら第1,第2連結プレートJ
1,J2、連結ブロックJ3及び第3連結プレートJ4
を、上下に配置された各マスト柱21を架け渡すように
配設し、それぞれ上下の各マスト柱21に固定すること
により、上下の各マスト柱21は連結される。この場
合、これら第1連結プレートJ1、第2連結プレートJ
2、連結ブロックJ3及び第3連結プレートJ4がそれ
ぞれ連結部材となる。
【0030】第1プレートJ1は平板状であって、溝部
32a,32bの中左面部35a及び中右面部35bに
上下の各マスト柱21を架け渡すように配設されてい
る。第2プレートJ2は第1プレートJ1と同一形状を
なし、中左面部35a及び中右面部35bの各裏側、即
ち、左裏面部37a及び右裏面部37bに上下の各マス
ト柱21を架け渡すように配設されている。即ち、連結
プレートJ2は、左裏面部37a及び右裏面部37bに
前記連結プレートJ1と対応した状態で配設されてい
る。
【0031】そして、これら各連結プレートJ1,J2
はボルト51及びナット52にて、上下の各マスト柱2
1に固定され、上下の各マスト柱21を連結するように
なっている。即ち、各マスト柱21の中左面部35a及
び中右面部35bの上下両端には、複数の貫通孔53が
上下に形成されるとともに、各連結プレートJ1,J2
には貫通孔53に対応して複数の貫通孔54が上下に形
成されている。そして、各貫通孔53,54を対応させ
た状態でボルト51を連結プレートJ1側から連結プレ
ートJ2側へと挿通し、連結プレートJ2側のナット5
2に締め付けることにより、各連結プレートJ1,J2
にて上下のマスト柱21を連結するようになっている。
【0032】連結ブロックJ3は、その断面形状を固定
溝27と同一形状の略四角形状に形成され、4隅の固定
溝27に上下の各マスト柱21を架け渡すように配設さ
れている。この場合、固定溝27と連結ブロックJ3と
は同一形状なので、各連結ブロックJ3は固定溝27に
確実に嵌め込まれた状態となっている。
【0033】そして、これら各連結ブロックJ3はボル
ト55等にて上下の各マスト柱21に固定され、上下の
各マスト柱21が連結される。即ち、全腕部23の基端
部23a及び先端部23bの各T字溝24の上下両端に
は、固定溝27へと貫通する複数の貫通孔56が形成さ
れている。又、連結ブロックJ3には、前記貫通孔56
に対応して隣接する2面にネジ孔57が形成されてい
る。
【0034】この場合、マスト柱21の後側に配設され
た連結ブロックJ3は、ボルト55を止め板58を介し
て各T字溝24の貫通孔56へと挿通し、当該ブロック
J3のネジ孔57に締め付けることにより、上下の各マ
スト柱21に固定される。即ち、上下のマスト柱21が
連結される。
【0035】一方、マスト柱21の前側に配設された連
結ブロックJ3は、ボルト55によって第3連結プレー
トJ4とともに固定される。第3連結プレートJ4は略
L字状の鍵状に直角に屈曲されている。即ち、第3連結
プレートJ4は第1連結体59と、第1連結体59に対
して直交する第2連結体60とからなる。そして、第1
連結体59は基端部23aに、第2連結体60は先端部
23bに配設されている。更に、各第1連結体59及び
第2連結体60には、T字溝24の底面に形成された貫
通孔56に対応して、貫通溝61が形成されている。
【0036】そして、ボルト55を第1連結体59及び
第2連結体60の貫通孔61から、T字溝24の貫通孔
56に挿通し、更に、連結ブロックJ3のネジ孔57に
締め付けることにより、連結ブロックJ3及び第3連結
プレートJ4をマスト柱21に固定し、マスト柱21を
連結するようになっている。
【0037】尚、後側のマスト12bを構成するために
マスト柱21を連結する場合も、前側のマスト12aを
構成するためにマスト柱21を連結する場合と基本的に
同様の構成で連結される。この場合、第1,第2連結プ
レートJ1,J2及び連結ブロックJ3は、前側のマス
ト12aを構成する場合と同様に、溝部35a,35b
及び固定溝27に取り付けられる。そして、第3連結プ
レートJ4のみが前側のマスト12aの場合と取付位置
が異なり、マスト柱21の後側に形成された腕部23に
固定される。
【0038】この実施の形態によれば、下記(イ)〜
(ト)の効果を有する。 (イ)溝部32a,32bはマスト柱21の左右両側に
形成されているので、溝部32a,32bに第1,第2
連結プレートJ1,J2を固定することにより、マスト
柱21を左右両側から確実に連結できる。この場合、昇
降キャリッジ13は前後のマスト12a,12bにて前
後両側から支持されているので、昇降キャリッジを片側
支持した場合に案内ローラR3,R4を転動させる溝部
32a,32bを使用して上下の各マスト柱21を連結
することにより、昇降キャリッジ13の案内ローラR
1,R2が転動する部位を確保した状態で、各マスト柱
21を互いに連結することができる。
【0039】(ロ)溝部32a,32bは凹状に形成さ
れているため、連結プレートJ1を外側に突出させるこ
となく、マスト柱21を連結できる。このため、マスト
柱21の連結構造や連結されたマスト12a,12b自
体の見栄えを良くすることができる。更に、溝部32
a,32bにおける連結構造では、その裏側の左裏面部
37a及び右裏面部37bに第2連結プレートJ2を配
設し、マスト柱21を連結している。このため、表側の
中左面部35a及び中右面部35bの連結プレートJ1
のみでマスト柱21を連結する場合と比較して、連結時
の強度を高めることができる。
【0040】(ハ)腕部23と前側側面22a及び後側
側面22bとの間に形成された固定溝27に連結ブロッ
クJ3を固定することによって、容易且つ確実にマスト
柱21を連結してマスト12a,12bを構成すること
ができる。固定溝27はマスト柱21の4隅に形成され
ているので、より確実に各マスト柱21を連結できる。
又、連結ブロックJ3の形状は、固定溝27の形状と略
同一形状であるので、連結ブロックJ3を固定溝27に
嵌め込むことにより、より確実にマスト柱21を互いに
連結できる。
【0041】(ニ)固定溝27は、腕部23のT字溝2
4によって取り付けられたはしご等の付属部材をより確
実に固定するために使用する溝である。従って、マスト
柱21を連結するために、新たに溝を形成する必要がな
く、容易にマスト柱21を連結できる。又、例えばはし
ご等を確実に固定するための部材と、マスト柱21を連
結する部材とを兼用することにより、より容易にマスト
柱21を連結することも可能である。
【0042】(ホ)第3連結プレートJ4は案内ローラ
R1,R2を転動する側とは反対側に配設されるので、
案内ローラR1,R2との干渉を考慮することなく、マ
スト柱21の外側から当該プレートJ4を容易に固定す
ることができ、マスト柱21を容易且つ確実に連結でき
る。更に、前記第1,第2連結プレートJ1,J2及び
連結ブロックJ3による各マスト柱21の連結に加え
て、この第3連結プレートJ4による連結を行うことに
よって、より強固に各マスト柱21を連結することがで
きる。即ち、マスト柱21の連結を補強できる。
【0043】(ヘ)第3連結プレートJ4は直角に湾曲
形成されているので、第3連結プレートJ4によって、
腕部23の基端部23a及び先端部23bの各部位を容
易且つ迅速に固定でき、確実にマスト柱21を連結でき
る。
【0044】(ト)第1,第2連結プレートJ1,J
2、連結ブロックJ3及び第3連結プレートJ4はボル
ト51,55等の締結部材によって取り付けられるの
で、容易且つ確実に取り付けることができる。
【0045】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して実施できる。 (1)上記実施の形態では、外形断面略正方形状のマス
ト柱21の連結構造について説明したが、外形断面が長
方形状、及び、多角形状のマスト柱21に応用してもよ
い。
【0046】(2)上記実施の形態において、溝部32
a,32bの裏側に設けられた第2連結プレートJ2を
特には使用しなくてもよい。 (3)上記実施の形態において、連結ブロックJ3はそ
の断面形状が固定溝27と略同一形状でなくてもよく、
例えば固定溝27よりも各辺の幅が短い小型の連結ブロ
ックを使用してもよい。
【0047】(4)上記実施の形態において、第1,第
2連結プレートJ1,J2等を使用する溝部32a,3
2bでの連結のみで、マスト柱21を連結してもよい。
この場合、前記第3連結プレートJ4による連結を加え
てもよい。
【0048】(5)上記実施の形態において、連結ブロ
ックJ3等を使用する固定溝27での連結のみで、マス
ト柱21を連結してもよい。この場合、前記第3連結プ
レートJ4による連結を加えてもよい。
【0049】(6)上記実施の形態において、付属部材
として、保守・保全用の作業台等を、T字溝24及び固
定溝27を使用して固定してもよい。 (7)上記実施の形態において、第3連結プレートJ4
を湾曲形成せず平板状のプレートとし、各プレートを腕
部23の基端部23a及び先端部23bに別個に固定し
てもよい。
【0050】(8)上記実施の形態において、第3連結
プレートJ4を平板状のプレートとし、当該プレートを
転動部とは反対側の部位として例えば前側のマスト12
aの場合には前側側面22a、後側のマスト12bの場
合には後側側面22bに配設してもよい。
【0051】(9)上記実施の形態において、腕部23
を各4隅にて左右方向に延びるように形成してもよい。
この場合、左右側側面31a,31bがマスト側面とな
り、スタッカクレーンの前後方向の幅を短くできる。
【0052】(10)上記実施の形態において、例えば
片側支持用の昇降キャリッジを支持するマストを構成す
る場合でも、マスト柱21の4隅に形成された固定溝2
7に連結ブロックJ3を固定することによりマスト柱2
1を連結できる。同様に、第3連結プレートJ4を使用
して腕部23の外側からマスト柱21を連結することが
できる。又、片側支持用の昇降キャリッジの案内ローラ
R3,R4が転動する部位を変えることによって、例え
ば両側支持の場合と同様の位置を転動させることによっ
て、溝部32a,32b及び第1,第2連結プレートJ
1,J2を使用してマスト柱21を連結することも可能
である。
【0053】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項1記載の発明において、前記溝部32a,
32bは、片側支持用の昇降キャリッジの案内ローラR
3,R4を転動させる転動部であるマスト連結構造。こ
のマスト連結構造によれば、両側支持用の昇降キャリッ
ジ13の案内ローラR1,R2を転動させるための転動
部を確実に確保した状態で、マストを連結できる。
【0054】(2)請求項4記載のマスト連結構造にお
いて、マスト柱21を外側から連結する連結部材は湾曲
形状の第4連結プレートJ4であって、腕部23の基端
部23a及び先端部23bの両側からマスト柱21を連
結するようにしたマスト連結構造。このマスト連結構造
によれば、第4連結プレートJ4によって、マスト柱2
1の外側から基端部23a及び先端部23bの両側から
容易且つ確実に連結することができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、左右両側側面に設けられた溝部に連結部材を
固定することによって、左右両側から確実にマスト柱を
連結できるとともに、連結したマストの見栄えを良くで
きる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、マスト柱の
4隅に形成された空間部に連結部材を固定することによ
り、確実に各マスト柱を連結できる。請求項3記載の発
明によれば、左右に形成された溝部及び4隅に形成され
た空間部にそれぞれ連結部材を固定することにより、よ
り確実にマスト柱を連結できる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、転動部とは
反対側の部位に、連結部材をマスト柱の外側から固定す
ることにより、より確実且つ容易に各マスト柱を連結で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫の概略を示す斜視図。
【図2】 マストの連結構造を示す断面図。
【図3】 マストの連結構造を示す側面図。
【図4】 マストの連結構造を示す正面図。
【図5】 マスト柱を示す断面図。
【図6】 従来のマスト連結構造を示す斜視図。
【符号の説明】
5…クレーン装置としてのスタッカクレーン、12a,
12b…マスト、13…昇降キャリッジ、21…マスト
柱、22a…マスト側面としての前側側面、22b…マ
スト側面及び転動部としての後側側面、23…腕部、2
7…空間部としての固定溝、31a…左側側面、31b
…右側側面、32a,32b…溝部、33a…前左面
部、33b…前右面部、34a…転動部としての後左面
部、34b…転動部としての後右面部、R1,R2…ロ
ーラとしての案内ローラ、J1…連結部材としての第1
連結プレート、J2…連結部材としての第2連結プレー
ト、J3…連結部材としての連結ブロック、J4…連結
部材としての第3連結プレート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン装置に設けられた昇降キャリッ
    ジを昇降可能に支持するマストを構成する外形断面略四
    角形のマスト柱を互いに連結するマスト連結構造におい
    て、 前記マスト柱は、左右両側側面に凹状の溝部を備え、各
    溝部に連結部材を固定することにより各マスト柱を互い
    に連結するようにしたマスト連結構造。
  2. 【請求項2】 クレーン装置に設けられた昇降キャリッ
    ジを昇降可能に支持するマストを構成する外形断面略四
    角形のマスト柱を互いに連結するマスト連結構造におい
    て、 前記マスト柱は、その4隅に付属部材を取り付けるため
    の湾曲した腕部を備え、各腕部の内側とマスト側面との
    間には空間部が形成され、それら各空間部に連結部材を
    固定することにより、各マスト柱を互いに連結するよう
    にしたマスト連結構造。
  3. 【請求項3】 クレーン装置に設けられた昇降キャリッ
    ジを昇降可能に支持するマストを構成する外形断面略四
    角形のマスト柱を互いに連結するマスト連結構造におい
    て、 前記マスト柱は、左右両側側面に設けられた凹状の溝部
    と、その4隅に付属部材を取り付けるための湾曲した腕
    部と、各腕部の内側とマスト側面との間に形成された空
    間部とを備え、溝部及び空間部に連結部材を固定するこ
    とにより各マスト柱を互いに連結するようにしたマスト
    連結構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のマスト連結構造にお
    いて、前記昇降キャリッジのローラが転動する転動面と
    は反対側の部位に連結部材をマスト柱の外側から固定す
    ることにより各マスト柱を連結するようにしたマスト連
    結構造。
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