JPH0912382A - 陶磁器の被膜形成方法 - Google Patents
陶磁器の被膜形成方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
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Abstract
りガラス粒3を接着し、しかる後に窯に入れる等により
加熱してガラス粒3を溶融させることにより、素地1上
にガラス層からなる被膜を形成する。 【効果】 素地1にガラス粒3を特に良好に接着して、
素地1からのガラス粒3の剥落を防止でき、かつ素地1
にガラス粒3を接着する接着剤が発色等の仕上がりに悪
影響を与えないようにすることができ、極めて容易に、
安定して所望の仕上がりを得ることができる。
Description
の陶磁器の表面に、従来の釉薬による被膜に代わるガラ
ス層の被膜を形成する陶磁器の被膜形成方法に関する。
かけ、窯に入れて焼成することにより、素地表面に釉薬
の被膜を形成していた。
陶磁器の被膜形成方法においては、窯から出してみない
と、どのように仕上がっているか分からないというよう
に、釉薬の組成、素地の組成、焼成温度、冷却速度等の
種々の条件の微妙な変化により、発色、光沢、肌理、透
明性、欠陥(貫入・剥脱等)の有無等の仕上がりが大き
く変化してしまうので、満足の行く仕上がりを安定して
得ることは容易でないという問題があった。
7858号において、「陶磁器の素地にガラス粒を付着
させ、しかる後に加熱して前記ガラス粒を溶融させるこ
とにより、前記素地上にガラス層からなる被膜を形成す
ることを特徴とする陶磁器の被膜形成方法」を提案し
た。この先行出願の発明においては、釉薬により被膜を
形成する代わりに、素地上に付着されたガラス粒を加熱
し溶融させることにより素地表面上にガラス層からなる
被膜を形成するので、極めて容易に、安定して所望の仕
上がりを得ることができる。そして、この先行出願の発
明においては、陶磁器の素地に接着剤によりガラス粒を
付着させるようにすれば、素地にガラス粒を良好に付着
させることができる。
たもので、本発明の目的は、素地にガラス粒を特に良好
に接着して、素地からのガラス粒の剥落を防止でき、か
つ接着剤が発色等の仕上がりに悪影響を与えないように
することができ、極めて容易に、安定して所望の仕上が
りを得ることができる陶磁器の被膜形成方法を提供する
ことにある。
明らかになろう。
究した結果、前記接着剤として釉薬または水ガラス(珪
酸ソーダ)を用いると、特に良い結果が得られることを
見いだした。本発明による陶磁器の被膜形成方法は、こ
の知見に基づいてなされたもので、陶磁器の素地に釉薬
または水ガラスによりガラス粒を接着し、しかる後に加
熱して前記ガラス粒を溶融させることにより、前記素地
上にガラス層からなる被膜を形成するものである。
よび水ガラスは、耐熱性に優れているので、素地からの
ガラス粒の剥落を特に良好に防止することができる。
ラス(水ガラスは最初から透明である)を用いれば、ガ
ラス粒が加熱溶融されて素地表面上にガラス層の被膜を
形成したとき、その発色等の仕上がりに悪影響を与えな
い(ただし、本発明においては、焼成後も不透明な釉薬
を用いて、この釉薬の色とガラス層の色とが混合して発
色するようにしてもよい)。
場合も、従来のように釉薬によって被膜を形成する場合
と同様に下絵付けや上絵付けを行うことができるが、適
当な色のガラス粒を、絵、文字、模様等の所望のパター
ンを形成するようにして素地に接着することにより、所
望の色のガラス層からなる被膜で所望のパターンを形成
することができる。また、この場合、素地に所望のパタ
ーンで釉薬または水ガラスを塗布し、この釉薬または水
ガラスにガラス粒を付着させることにより、素地に前記
パターンにてガラス粒を付着させてもよい。
説明する。図1〜3は、本発明の一実施例を模式的に示
したものである(全て模式的に示しているので、これら
の図面におけるガラス粒3の大きさ、釉薬または水ガラ
ス層2および被膜4の厚さは、必ずしも実際の大きさに
対応していない)。
面に、釉薬または水ガラス2を塗布する。なお、前記素
地1は、素焼きしたものであってもよいし、生素地であ
ってもよい。また、素地1には予め下絵付けを行ってお
いてもよいし、下絵付けを行っておかなくてもよい。そ
して、下絵を付ける場合は、釉薬または水ガラス2は透
明性の高いものが好ましい。
ラス2を介して素地1にガラスビーズのような丸味を帯
びたガラス粒3を付着させる。
を窯(図示せず)に入れる等により加熱し、ガラス粒3
を溶融させると、図3のように素地1表面に、従来の釉
薬による被膜と同様の、ガラス層からなる被膜4が形成
される。
り表面被膜を形成する代わりに、素地1上に付着された
ガラス粒3を加熱し溶融させることにより素地1表面上
にガラス層からなる被膜4を形成するので、極めて容易
に、安定して所望の仕上がりを得ることができる。
び水ガラスは、耐熱性に優れているので、素地1からの
ガラス粒3の剥落を特に良好に防止することができる。
ラス(初めから透明)を用いれば、ガラス粒が加熱溶融
されて素地表面上にガラス層の被膜を形成したとき、そ
の発色等の仕上がりに悪影響を与えない(ただし、本発
明においては、焼成後も不透明な釉薬を用いて、この釉
薬の色とガラス層の色とが混合して発色するようにして
もよい)。
膜形成を行う場合も、従来のように釉薬によって表面被
膜を形成する場合と同様に、素地に下絵付けや上絵付け
を行うことができるが、適当な色のガラス粒を、絵、文
字、模様等の所望のパターンを形成するようにして素地
に付着させることにより、所望の色のガラス層からなる
被膜で所望のパターンを形成することができる。
所望のパターンを形成する場合の実施例を模式的に示し
ている。
た完成状態の陶磁器を示しており、素地1の上面の中央
側部分には第一の色(例えば白)の被膜4aが円形に形
成される一方、素地1の残りの部分には第二の色(例え
ば青)の被膜4bが形成されている。
いる。まず、図6のように、陶磁器の素地1のうちの第
二の色の被膜4bを形成すべき部分(上面の中央側部分
以外の部分)に耐熱性の釉薬または水ガラス2bを塗布
し、続いて図7のように、この釉薬または水ガラス2b
の塗布部分に第二の色のガラス粒3bを付着させる。
の色の被膜4aを形成すべき部分(上面の中央側部分)
に釉薬または水ガラス2aを塗布し(この釉薬または水
ガラス2aは前記釉薬または水ガラス2bと同種のもの
でよい)、続いて図9のように、この釉薬または水ガラ
ス2aの塗布部分に第一の色のガラス粒3aを付着させ
る。
粒3aおよび第二の色のガラス粒3bを接着された素地
1を窯(図示せず)に入れる等により加熱し、ガラス粒
3a,3bを溶融させると、図4および5のように素地
1の上面の中央側部分に第一の色(例えば白)の被膜4
aが円形に形成される一方、素地1の残りの部分に第二
の色(例えば青)の被膜4bが形成される。
粒3aの層と、第二の色のガラス粒3bとが互いに重ね
られていないが、本発明においては、ある色のガラス粒
の層の上に他の色のガラス粒の層を重ねてもよい(例え
ば、第二の色のガラス粒3bを素地1の全面に付着させ
た後、素地1の上面の中央側部分においてのみ第二のガ
ラス粒3bの層の上に第一の色のガラス粒3aの層を重
ねて付着させてもよい)。
ラス粒3,3a,3bを用いているが、本発明において
は、丸味を帯びていないガラス粒を用いてもよい。ただ
し、前記各実施例のようにガラスビーズのような丸味を
帯びたガラス粒を用いれば、ガラス粒を直接手で扱って
も安全である。
形成方法は、素地にガラス粒を特に良好に接着して、素
地からのガラス粒の剥落を防止でき、かつ素地にガラス
粒を接着する接着剤が発色等の仕上がりに悪影響を与え
ないようにすることができ、極めて容易に、安定して所
望の仕上がりを得ることができる等の優れた効果を得ら
れるものである。
ガラスを塗布した状態を模式的に示す断面図である。
によりガラス粒を接着した状態を模式的に示す断面図で
ある。
ある。
ある。
接着するための釉薬または水ガラスを素地に塗布した状
態を模式的に示す断面図である。
接着した状態を模式的に示す断面図である。
接着するための釉薬または水ガラスを素地に塗布した状
態を模式的に示す断面図である。
接着した状態を模式的に示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 陶磁器の素地に釉薬によりガラス粒を接
着し、しかる後に加熱して前記ガラス粒を溶融させるこ
とにより、前記素地上にガラス層からなる被膜を形成す
ることを特徴とする陶磁器の被膜形成方法。 - 【請求項2】 前記素地に所望のパターンで前記釉薬を
塗布し、この釉薬に前記ガラス粒を付着させることによ
り、前記素地に前記ガラス粒を所望のパターンを形成す
るようにして接着する請求項1記載の陶磁器の被膜形成
方法。 - 【請求項3】 前記陶磁器の素地に水ガラスによりガラ
ス粒を接着し、しかる後に加熱して前記ガラス粒を溶融
させることにより、前記素地上にガラス層からなる被膜
を形成することを特徴とする陶磁器の被膜形成方法。 - 【請求項4】 前記素地に所望のパターンで前記水ガラ
スを塗布し、この水ガラスに前記ガラス粒を付着させる
ことにより、前記素地に前記ガラス粒を所望のパターン
を形成するようにして接着する請求項3記載の陶磁器の
被膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18341295A JP3762455B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 陶磁器の被膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18341295A JP3762455B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 陶磁器の被膜形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0912382A true JPH0912382A (ja) | 1997-01-14 |
JP3762455B2 JP3762455B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=16135332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18341295A Expired - Fee Related JP3762455B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 陶磁器の被膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3762455B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035553A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Nittech Co., Ltd. | 外方の皮膜層を有し且つ釉生成用の釉薬原料と、焼成された釉を着色できる着色料とを封入してある球形カプセルおよびその利用 |
JP2010189237A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Aterisu:Kk | 備前焼製造方法および備前焼 |
WO2011128964A1 (ja) * | 2010-04-12 | 2011-10-20 | 株式会社 アテリス | 備前焼製造方法および備前焼 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP18341295A patent/JP3762455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035553A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Nittech Co., Ltd. | 外方の皮膜層を有し且つ釉生成用の釉薬原料と、焼成された釉を着色できる着色料とを封入してある球形カプセルおよびその利用 |
JP2010189237A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Aterisu:Kk | 備前焼製造方法および備前焼 |
WO2011128964A1 (ja) * | 2010-04-12 | 2011-10-20 | 株式会社 アテリス | 備前焼製造方法および備前焼 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3762455B2 (ja) | 2006-04-05 |
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