JPH09123821A - カップホルダ装置 - Google Patents

カップホルダ装置

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JPH09123821A
JPH09123821A JP30653195A JP30653195A JPH09123821A JP H09123821 A JPH09123821 A JP H09123821A JP 30653195 A JP30653195 A JP 30653195A JP 30653195 A JP30653195 A JP 30653195A JP H09123821 A JPH09123821 A JP H09123821A
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Hiromitsu Harada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調装置の送風口より吹き出す冷温風を収納
保持した容器に当てて、該容器の保冷・保温をするカッ
プホルダ装置では、容器の全体に冷温風が当たらず十分
な保冷・保温効果が得られない虞がある。 【解決手段】 冷温風の送風口3が車両室内に開口する
空調装置の送風通路4に隣接して配置され、車両室内側
に開口部5fを設けた収納ケース5と、該収納ケース5
内に前記車両室内側に引出し可能に収納されたホルダプ
レート6と、該ホルダプレート6に形成され、容器33
を収納保持する容器収容孔13とを備えたカップホルダ
装置1でにおいて、収納ケース5内と送風通路4内とを
連通する連通口9を設け、送風通路4内部に供給される
冷温風の少なくとも一部を、収納ケース5の開口部5f
より吹き出させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に備わる空
調装置から送風される冷温風を、収容する容器にあて
て、該容器内の飲料を保冷または保温するカップホルダ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカップホルダ装置として
は、実開平4−51831号公報に記載されたものがあ
り、この従来例を図10に示す。この図において、41
はカップホルダ装置であり、このカップホルダ装置41
は、車内のインスツルメントパネル42に取付けられ、
車両室内側を開口させた収納ケース43と、この収納ケ
ース43の内部に引出し可能に収納されたホルダプレー
ト44とを備えている。
【0003】前記ホルダプレート44には、容器収容孔
44aが形成してあり、この容器収容孔44aの周縁に
は、環状の冷温風ダクト46が固着してある。この冷温
風ダクト46には、収容容器孔44a内に収容される容
器47の周囲を冷却し、または、温める複数の冷温風吹
出口46aが設けてある。また、冷温風ダクト46に
は、ホルダプレート44の側端に沿って、導風ダクト4
8が接続してあり、この導風ダクト48の基端近傍に
は、導入口48aが設けてある。
【0004】前記収納ケース43の下面には接続ダクト
49が固着してあり、この接続ダクト49の先端部に
は、ホルダプレート44を引き出した状態で導風ダクト
48の導入口48aに連通する供給口49aが設けてあ
る。また、接続ダクト49の基端は蛇腹ブーツ50を介
してインスツルメントパネル42内の空調装置(図示せ
ず)に接続してある。
【0005】なお、45は、ホルダプレート44に一端
を回転可能に枢着した一対のアーム部45aと、該一対
のアーム部45aの他端を互いに連結して成形した容器
支持部45bとから成る受けプレートであり、この受け
プレート45は、収納ケース43からホルダプレート4
4を引出した状態で容器支持部45を水平に保持し、こ
の容器支持部45がホルダプレート44の容器収容孔4
4aの内部に収容した容器47の底部を支持するように
なっている。
【0006】この図10に示した従来例においては、ホ
ルダプレート44の容器収容孔44aに容器47を収納
した状態で、接続ダクト49の供給口49aが導風ダク
ト48の導入口48aに連通し、空調装置より供給され
る冷温風が、順に蛇腹ブーツ50、接続ダクト49、導
風ダクト48を介し、冷温風ダクト46に送られること
となる。さらにこの冷温風ダクト46に送られた冷温風
は冷温風吹出口46aより、収容容器孔44aに収容し
た容器47の周囲に吹き付けられ、これにより容器47
の保冷または、保温をするようになっている。
【0007】また、従来のカップホルダ装置として、実
開平6−22069号公報に記載されたものがあり、こ
の従来例では、図11に示すように、カップホルダ装置
51は、収納ケース52と、ホルダプレート53とを備
えていて、収納ケース52をインスツルメントパネル5
4の略中央部に備わるセンタレジスタ55の下方に隣接
させて配置してある。この収納ケース52は、両端が開
放する略矩形の筒状に形成され、一方の開口部52aを
車室内側に位置させている。また、収納ケース52の内
部には、ホルダプレート53が車室内側に引出し可能に
収納されている。
【0008】前記ホルダプレート53には、容器収容孔
53aが形成してあり、また、このホルダプレート53
には、アーム部57aと容器支持部57bとから成り、
ホルダプレート53の容器収容孔53aに収容した容器
56の底部を支持する受けプレート57が取付けられて
いる。
【0009】この図11に示す従来例では、収納ケース
52よりホルダプレート53を引き出して、ホルダプレ
ート53の容器収容孔53a内に容器56を収納した際
に、この容器56がセンタレジスタ55の車室内側、即
ち、センタレジスタ55の送風方向に位置するようにな
る。このため、センタレジスタ55より吹き出す冷温風
を容器56に当てて、保冷または、保温することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すカップホルダ装置41では、インスツルメントパ
ネル42内で、空調装置と、収納ケース43に取付けた
接続ダクト49とを、蛇腹ブーツ50によって連結して
いるため、この蛇腹ブーツ50をインスツルメントパネ
ル42内に配設する分、空調装置を構成する他のダクト
の配置に影響を与えることになる。また、カップホルダ
装置41に接続ダクト49、導風ダクト48、冷温風ダ
クト46を設けているため、カップホルダ装置41の部
品点数が増加することとなる。さらに、冷温風ダクト4
6の冷温風吹出口46aより吹き出す冷温風は、容器4
7の一部分、言い換えれば、ホルダプレート44の容器
収容孔4aに保持された部分にしか当らず、容器47を
保冷または、保温する効果が十分に得られない虞があ
る。
【0011】また、図11に示すカップホルダ装置51
では、容器56の下部をホルダプレート53の容器収容
孔53aに挿入して、容器56を容器収容孔53aの内
部に収容保持するため、センタレジスタ55より送風さ
れる冷温風は、ホルダプレート53に遮られ容器56の
下部に当ることがなく、容器56内の飲料が残りが少な
い場合、容器56の下部にある飲料の保冷または、保温
が十分に行われない虞がある。
【0012】本発明は上記実状に着目して成されたもの
であり、簡素な構造でありながら、収容した容器全体
に、空調装置から供給される冷温風を当てることができ
る、カップホルダ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、本発明は冷温風の送風口が車両室内に開口
する空調装置の送風通路に隣接して配置され、前記車両
室内側に開口部を設けた収納ケースと、該収納ケース内
に前記車両室内側に引出し可能に収納されたホルダプレ
ートと、該ホルダプレートに形成され、容器を収納保持
する容器収容孔とを備えたカップホルダ装置であって、
前記収納ケース内と前記送風通路内とを連通する連通口
を設け、前記送風通路内部に供給される冷温風の少なく
とも一部を、前記収納ケースの開口部より吹き出させる
ようにした。
【0014】ここで、前記送風口としては、例えば、車
両室内に備わるインスツルメントパネルの略中央部に配
置されるセンタレジスタや、インスツルメントパネルの
両端部に配置されるサイドレジスタ等が挙げられ、ま
た、送風通路としては、前記センタレジスタや、前記サ
イドレジスタに連続して形成したベンチレータハウジン
グが挙げられる。また、ホルダプレートの容器収容孔内
に収納される容器としては、飲料用の缶等が挙げられ
る。
【0015】上記構成では、収納ケースより車室内側に
ホルダプレートを引き出して、このホルダプレートの容
器収容孔内に容器を収納保持させる。また、この状態で
は、前記送風通路内部に供給される冷温風の大半が、送
風口より車室内に吹き出すと共に、前記冷温風の少なく
とも一部が、前記連通口を通じて収容ケ−ス内に送風さ
れ、収納ケースの開口部から車室内に吹き出すようにな
る。ここで、前記ホルダプレートの容器収容孔内に収納
した容器は、前記送風口より車室内側に位置するため、
該送風口より吹き出す冷温風を容器に当てることができ
る。一方、収納ケースの開口部から吹き出す冷温風は、
容器を収納保持したホルダプレートに沿って、吹き出し
て容器に当たるようになるため、これら送風口より吹き
出す冷温風と収納ケースの開口部から吹き出す冷温風と
が、容器の周面の広範囲に吹き付けることとなる。した
がって、ホルダプレートの容器収容孔内に収納保持した
容器の保冷・保温効果を高めることができる。
【0016】また、前記ホルダプレートに、該ホルダプ
レートを前記収納ケース内に収納した状態において、該
収納ケースの開口部を閉じる閉塞部を設けてもよく、こ
の場合、ホルダプレートを前記収納ケース内に収納した
状態、即ち、カップホルダ装置の未使用時に収納ケース
の開口部が閉じられ、送風通路内に供給される冷温風
は、収納ケース内に吹き込むこと無く、送風口より車室
内に吹き出すこととなる。したがって、カップホルダ装
置の未使用時に、送風口から十分な風量が得られるよう
になる。
【0017】また、前記連通口内に、前記送風通路内部
に供給される冷温風の少なくとも一部を、前記ホルダプ
レートの引き出し状態において、前記収納ケース内部に
誘導するスイングバルブを設けてもよく、この場合、ホ
ルダプレートの引き出し状態において、収納ケースの開
口部から安定した風量が得られるようになり、容器の保
冷・保温効果をさらに高めることができる。
【0018】また、前記スイングバルブを、両端が開放
する略矩形の筒状に形成され、該筒状内部が前記冷温風
の通路となるスイングバルブ本体と、該スイングバルブ
本体の一方の開口縁に形成した回動軸と、該回動軸の軸
端に取付けたガイドカムとで形成し、該スイングバルブ
の回動軸を介して、前記スイングバルブを前記連通口の
端部に回動可能に取付けると共に、前記収納ケース内に
収納したホルダプレートが前記ガイドカムに当接するこ
とにより、スイングバルブ本体の外周面で前記連通口を
閉塞するように構成すれば、カップホルダ装置の未使用
時に、連通口が閉じられることにより、送風口から十分
な風量が得られるようになる。
【0019】また、前記ホルダプレートに一端を回動可
能に枢着した回動部材を設け、該回動部材に、前記収納
ケースの開口部より吹出す冷温風の一部を、前記容器収
容孔内に収納保持した容器の底部側に誘導する風向調節
板を設けてもよい。
【0020】ここで、前記回動部材としては、一端が前
記ホルダプレートに回転可能に枢着され、前記ベースプ
レートの前記容器収容孔内に収納保持した容器の底部を
保持する受けプレートのアーム部を適用することができ
る。この場合、収納ケースの開口部より吹出す冷温風の
一部は、風向調節板により容器の底部側に吹き出すよう
になり、容器の底部の保冷・保温効果をさらに向上する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるカップホル
ダ装置の第一の実施の形態を図1乃至図4に基づき説明
する。図1は本発明の第一の実施の形態に係わるカップ
ホルダ装置を装着した車両室内を示す斜視図である。こ
の図において、1はカップホルダ装置であり、このカッ
プホルダ装置1は、車両のインスツルメントパネル2の
略中央部に備わるセンタレジスタ3(送風口)の下方に
配置してある。また、このカップホルダ装置1は図2お
よび図3に示すように、前記センタレジスタ3を一側に
形成した略筒状のベンチレータハウジング(送風通路)
4と一体に形成した収納ケース5と、この収納ケース5
の内部に引出し可能に収納されたホルダプレート6と、
ホルダプレート6に取付けられた受けプレート8とから
成る。
【0022】前記収納ケース5は、両端に開口部5f,
5gを有する略矩形の筒状に形成したケース本体5d
と、閉塞板5eとから成る。前記ケース本体5dの上板
5aには、ベンチレータハウジング4の底板4aが連設
してあり、このケース本体5dの上板5aには収納ケー
ス5の内部とベンチレータハウジング4の内部とを連通
する連通口9が形成してある。また、ケース本体5dの
側壁部5b,5cには、それぞれ取付け片10,10が
形成してあり、側壁部5b,5cの内側にはスライダ1
7,17が取付けてある。
【0023】また、前記ベンチレータハウジング4の両
側には取付け片11,11が設けてある。また、このベ
ンチレータハウジング4の一方の開口部内にはドラムハ
ウジング収納部30が形成してある。このドラムハウジ
ング収納部30の内部には、上下方向に仕切り板30a
が形成してあり、この仕切り板30aの略中央部と、ド
ラムハウジング収納部30の内側面にはスペーサ係合凹
部30bが形成されている。
【0024】前記ホルダプレート6は平板部6aと、こ
の平板部6aの両側に形成した側板部6b,6cと、こ
れら平板部6aと側板部6b,6cの一側に形成した閉
塞板部(閉塞部)6dとから成る。このホルダプレート
6の平板部6aには二つの容器収容孔13が開口してあ
り、この平板部6aの他端には突起14が形成してあ
る。前記ホルダプレート6の側板部6b,6cには、そ
れぞれ、ガイドレール6e,6fが形成してあり、この
ガイドレール6e,6fの間にねじ孔6gと回動通孔6
hが形成してある。また、前記閉塞板部6dの内側には
嵌合部6iが形成してある。
【0025】前記ホルダプレート6は、側板部6b,6
cに形成したガイドレール6e,6fの間にケース本体
5dのスライダ17を係合させて、ケース本体5dの内
部に摺動させる。そして、側板部6bの他端に、ストッ
パ15を取付けねじ16よって取り付ける。これによ
り、ホルダプレート6は、ケース本体5dの内部に、摺
動可能に支持されると共に、その引き出し状態では、ホ
ルダプレート6の側板部6bに取り付けたストッパ15
が、ケース本体5dの側壁5bに取り付けたスライダ1
7に当接してホルダプレート5が抜け止めされるように
なる。また、このホルダプレート6の取付け後にケース
本体5dの他方の開口部5gを閉塞板5eで閉じて収納
ケース5を形成する。
【0026】前記受けプレート8は、一対のアーム部
(回動部材)8a,8bと、これらアーム部8a,8b
の一端を互いに連結して成形した連結部8cと、アーム
部8a,8bの他端を互いに連結して成形した容器支持
部8dとから成る。また、アーム部8a,8bの一端部
には回動突起25,25が形成してある。
【0027】この受けプレート8は、アーム部8a,8
bに形成した回動突起25,25をホルダプレート6の
回動通孔6h,6hに嵌合させることにより、ホルダプ
レート6に回動可能に枢着される。
【0028】なお、26はベンチレータハウジング4の
ドラムハウジング収納部30内に装着されて、センタレ
ジスタ3を形成するドラムハウジングであり、このドラ
ムハウジング26の前面には、複数の横ルーバー26a
が一体に形成してあり、この横ルーバー26aの後側に
は複数の縦ルーバー27が回動可能に取り付けてある。
これら縦ルーバー27はリンク27aにより連動するよ
うになっていて、縦ルーバー27の内の一つには操作ノ
ブ28が取り付けてある。また、ドラムハウジング26
の両側には回動軸26b,26bが形成してある。この
ドラムハウジング26は回動軸26b,26bに、スペ
ーサ29,29が嵌合させると共に、このスペーサ2
9,29をドラムハウジング収納部30のスペーサ係合
凹部30bに嵌め込んでドラムハウジング収納部30内
に装着される。
【0029】そして、このカップホルダ装置1は、ベン
チレータハウジング4の他方の開口部を車体に備わる空
調装置のダクト(図示せず)に接続すると共に、ベンチ
レータハウジング4の取付け片11と、収納ケース5の
取付け片10を車体(図示せず)に固着させて、インス
ツルメントパネル2内に取付けられる。
【0030】次に、前記カップホルダ装置1の動作に付
いて図3に基づいて説明する。
【0031】前記カップホルダ装置1では、収納ケース
5よりホルダプレート6を引き出すと、ホルダプレート
6の容器収容孔13,13が出現すると共に、受けプレ
ート8が自重で回動し、この受けプレート8の連結部8
cがホルダプレート6の平板部6aに当接して、容器支
持部8dを水平に保持する。また、この状態では、空調
装置よりベンチレータハウジング4内に供給される冷温
風の一部が、連通口9を通じて、収納ケース5の内部に
送風され、収納ケース5の開口部より車室内に吹き出す
ようになる。
【0032】ここで、ホルダプレート6の容器収容孔1
3,13内に飲料缶等の容器33を収納すると、この容
器33はセンタレジスタ3の送風方向に位置するように
なり、このセンタレジスタ3より吹き出す冷温風が容器
33の上部に当たるようになる。また、収納ケース5の
開口部5fから吹き出す冷温風は、センタレジスタ3よ
り吹き出す冷温風がホルダプレート6の平板部6aによ
り遮られて当たらない、容器33の下部に当たるように
なる。このため、センタレジスタ3より吹き出す冷温風
と収納ケース5の開口部5fより吹き出す冷温風とで、
容器33の周面の広範囲に冷温風を吹き付けることが可
能になる。
【0033】また、ホルダプレート6の未使用時には、
収納ケース5内にホルダプレート6を収納する。この際
に、収納ケース5の開口縁が、保持プレート8のアーム
部8aに当接して保持プレート8を回動させる。これに
より、保持プレート8は、ホルダプレート6と重合した
状態で、収納ケース5内に収納されるようになる。ま
た、ホルダプレート6の収納時には、図4に示すよう
に、ホルダプレート6の閉塞板部6dに形成した嵌合部
6iが、収納ケース5の開口部5fに嵌合して、収納ケ
ース5の開口部5fを密閉するようになる。このため、
ベンチレータハウジング4内に供給される冷温風は、途
中、収納ケース5の内部に吹き込むことなく、センタレ
ジスタ3より吹き出すようになる。
【0034】このように、前記第一の実施の形態のカッ
プホルダ装置1では、センタレジスタ3より吹き出す冷
温風と収納ケース5の開口部5fより吹き出す冷温風と
で、ホルダプレート6の容器収容孔13内に収容した容
器33の周面の広範囲に冷温風を当てることができるよ
うになる。したがって、容器33の保冷・保温効果を高
めることができる。また、カップホルダ装置1の未使用
時には、ホルダプレート6の閉塞板部6dが収納ケース
5の開口部5fを閉じるため、センタレジスタ3のみか
ら十分な吹出風が得られる。
【0035】次に本発明のカップホルダ装置に係わる第
二、第三の実施の形態を図5乃至図8に基づき説明す
る。なお、これら第二、第三の実施の形態において、前
記第一の実施の形態と、類似する構成部分には同じ符号
を付し、その重複する説明を省略する。
【0036】図5は、本発明の第二の実施の形態を示す
図2と同様な図面であり、また図6は、本発明の第二の
実施の形態を示す図3と同様な図面である。これらの図
において、カップホルダ装置1は、ベンチレータハウジ
ング4の内部にスイングバルブ7を備えている。
【0037】このスイングバルブ7は、図5に示すよう
にスイングバルブ本体20と、このスイングバルブ本体
20の一方の開口縁に形成した回動軸21,22と、回
動軸21の軸端に取り付けたガイドカム23とから成
る。前記スイングバルブ本体20は、全体として両端が
開放する略矩形の筒状に形成され、平板部20aと、こ
の平板部20aの左右両端近傍に形成した起立片20
b,20cと、この起立片20b,20cの上側に形成
したサブフィン20dとを備えている。前記回動軸21
は、その軸端に角柱部21aを有し、この角柱部21a
内に取付け穴21bが形成してある。また、前記回動軸
22には取付け穴22aが形成してある。前記ガイドカ
ム23は、略台形状の薄板によって形成され、第一案内
傾斜部23a,第二案内傾斜部23b,第三案内傾斜部
23cと掛止部23dを備えている。また、ガイドカム
23の一端部には角穴23eが設けてあり、この角穴2
3e内に回動軸21の角柱部21aが挿着される。
【0038】一方、ベンチレータハウジング4の両側に
は、連通口9の端部に位置するように形成した回動通孔
12,12が設けてあり、前記スイングバルブ7は、ベ
ンチレータハウジング4の内側より、回動通孔12,1
2に、回動軸21,22の取付け穴21b,22aを合
わせ、この状態で回動通孔12,12と、回動軸21,
22の取付け穴21b,22aとにピン24,24を挿
入することにより、ベンチレータハウジング4内に回動
可能に取付けられる。
【0039】この第二の実施の形態においては、収納ケ
ース5よりホルダプレート6を引き出すと、スイングバ
ルブ7が自重で回動し、図6ないし図7に示すように、
ガイドカム23の掛止部23dが連通口9の開口縁に当
接した状態になる。この状態では、空調装置よりベンチ
レータハウジング4内に供給される冷温風の大半がセン
タレジスタ3から車室内に吹き出すと共に、前記冷温風
の一部がスイングバルブ本体20内を通じ、収納ケース
5の内部に誘導され、収納ケース5の開口部5fより車
室内に吹き出すようになる。このため、センタレジスタ
3より吹き出す冷温風と収納ケース5の開口部5fより
吹き出す冷温風とで、容器33の周面の広範囲に冷温風
を吹き付けることが可能になる。
【0040】また、ホルダプレート6の収納時には、ホ
ルダプレート6の突起部14がスイングバルブ7のガイ
ドカム23に当接し、スイングバルブ7を回動させる。
このスイングバルブ7の回動動作は図7および図8に示
すように、まずホルダプレート6の突起部14が、順に
ガイドカム23の第一案内傾斜部23a、第二案内傾斜
部23bに当接し、スイングバルブ23を、矢印A方向
に回動させる。さらにホルダプレート6を収納ケース5
内に摺動させると、ガイドカム23の第三案内傾斜部2
3cがホルダプレート6の突起部14上に乗り上げ、こ
のガイドカム23と連動するスイングバルブ本体20の
平板部20aが連通口14を閉塞した状態で保持される
ようになる。このため、ベンチレータハウジング4内に
供給される冷温風は、途中、収納ケース5内に吹き込む
こと無く、センタレジスタ3より吹き出すようになる。
【0041】このように、第二の実施の形態において
は、前記第一の実施の形態と同じ効果が得られるのに加
え、ベンチレータハウジング4内に供給される冷温風の
一部はスイングバルブ7により、収納ケース5の内部に
誘導されるため、収納ケース5の開口部5fより吹き出
す冷温風の風量を安定させて、容器33の保冷・保温効
果をさらに高めることができる。
【0042】また、図9は本発明に係わるカップホルダ
装置の第三の実施の形態を示す図3と同様な図面であ
る。この図において、保持プレート8のアーム部8a,
8bの内側に風向調節板34が設けてある。
【0043】この第三の実施の形態では、第一の実施の
形態と同じ作用・効果が得られるのに加え、収納ケース
5の開口部5fより吹出す冷温風の一部は、風向調節板
34により、容器支持部8d側即ち、容器33の底部側
に吹き出すようになる。このため、容器33の下部の、
冷温風が当たる部位が拡大されることとなり、容器33
内の飲料が残り少ない場合においても、容器33の底部
にある飲料の保冷または、保温が十分に行われる。
【0044】なお、前記第一乃至第三の実施の形態にお
いて、センタレジスタ3に、開閉機構を設けてもよく、
この場合、センタレジスタ3を前記開閉機構によって、
閉塞させることにより、ベンチレータハウジング4内に
供給される冷温風が収納ケース5の開口部5fのみから
吹き出すようになる。このため、容器33内の飲料が残
り少ないときに、容器33の下部を集中的に保冷・保温
することが可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明においては、空調装置の送風口より吹き出す冷温風と
収納ケースの開口部より吹き出す冷温風とで、ホルダプ
レートの容器収容孔内に収容保持した容器の周面の広範
囲に冷温風を当てることができるようになる。したがっ
て、前記容器の保冷・保温効果を高めることができる。
【0046】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の発明と同じ効果が得られるのに加え、ホル
ダプレートを前記収納ケース内に収納した状態、即ち、
カップホルダ装置の未使用時に収納ケースの開口部が閉
じられ、送風通路内に供給される冷温風は、収納ケース
内に吹き込むこと無く、送風口より車室内に吹き出すこ
ととなる。したがって、カップホルダ装置の未使用時
に、送風口のみから十分な吹出風が得られるようにな
る。
【0047】また、請求項3記載の発明においては、請
求項1記載の発明と同じ効果が得られるのに加え、前記
送風通路内部に供給される冷温風の一部は、前記ホルダ
プレートの引き出し状態において、スイングバルブによ
って、前記収納ケース内部に誘導される。したがって、
収納ケースの開口部から安定した風量が得られるように
なり、容器の保冷・保温効果をさらに高めることができ
る。
【0048】また、請求項4記載の発明においては、請
求項3記載の発明と同じ効果が得られるのに加え、収納
ケース内にホルダプレートを収納した状態において、連
通口がスイングバルブ本体の外周面によって閉じられ
る。したがって、カップホルダ装置の未使用時に、送風
口から十分な吹出風が得られるようになる。
【0049】また、請求項5記載の発明においては、請
求項1乃至請求項4記載の発明と同じ効果が得られるの
に加え、収納ケースの開口部より吹出す冷温風の一部
は、風向調節板により容器の底部側に吹き出すようにな
り、容器の底部の保冷・保温効果をさらに向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係わるカップホル
ダ装置を装着した車両室内を示す斜視図である。
【図2】同カップホルダ装置の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図3】同カップホルダ装置の縦断面図である。
【図4】同カップホルダ装置の閉塞板部を収納ケースの
開口部に嵌合させた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態を示す図2と同様な
図面である。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す図3と同様な
図面である。
【図7】本発明の第二の実施の形態に係わるカップホル
ダ装置のスイングバルブの回動動作を示す説明図であっ
て、ホルダプレートの突起部がガイドカムの第一案内傾
斜部に当接した状態を示す図である。
【図8】同カップホルダ装置のスイングバルブの動作を
示す説明図であって、ガイドカムの第三案内傾斜部がホ
ルダプレートの突起部上に乗り上げた状態を示す図であ
る。
【図9】本発明の第三の実施の形態を示す図3と同様な
図面である。
【図10】(1)従来のカップホルダ装置を示す斜視図
である。 (2)図10(1)B−B線に沿う断面図である。
【図11】従来のカップホルダ装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 カップホルダ装置 3 センタレジスタ(送風口) 4 ベンチレータハウジング(送風通路) 5 収納ケース 5f 開口部 6 ホルダプレート 9 連通口 13 容器収容孔 33 容器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷温風の送風口が車両室内に開口する空
    調装置の送風通路に隣接して配置され、前記車両室内側
    に開口部を設けた収納ケースと、該収納ケース内に前記
    車両室内側に引出し可能に収納されたホルダプレート
    と、該ホルダプレートに形成され、容器を収納保持する
    容器収容孔とを備えたカップホルダ装置であって、前記
    収納ケース内と前記送風通路内とを連通する連通口を設
    け、前記送風通路内部に供給される冷温風の少なくとも
    一部を、前記収納ケースの開口部より吹き出させるよう
    にしたことを特徴とするカップホルダ装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダプレートに、該ホルダプレー
    トを前記収納ケース内に収納した状態において、該収納
    ケースの開口部を閉じる閉塞部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のカップホルダ装置。
  3. 【請求項3】 前記連通口内に、前記送風通路内部に供
    給される冷温風の一部を、前記ホルダプレートの引き出
    し状態において、前記収納ケース内部に誘導するスイン
    グバルブを設けたことを特徴とする請求項1および請求
    項2記載のカップホルダ装置。
  4. 【請求項4】 前記スイングバルブが、両端が開放する
    略矩形の筒状に形成され、該筒状内部が前記冷温風の通
    路となるスイングバルブ本体と、該スイングバルブ本体
    の一方の開口縁に形成した回動軸と、該回動軸の軸端に
    取付けたガイドカムとから構成され、該スイングバルブ
    の回動軸を介して、前記スイングバルブを前記連通口の
    端部に回動可能に取付けると共に、前記収納ケース内に
    収納したホルダプレートが前記ガイドカムに当接するこ
    とにより、前記スイングバルブ本体の外周面で前記連通
    口を閉塞可能にしたことを特徴とする請求項2記載のカ
    ップホルダ装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダプレートに一端を回動可能に
    枢着した回動部材を設け、該回動部材に、前記収納ケー
    スの開口部より吹出す冷温風の一部を、前記容器収容孔
    内に収納保持した容器の底部側に誘導する風向調節板を
    形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    カップホルダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19909673C1 (de) * 1999-03-05 2000-07-20 Schneider Franz Kunststoffwerk Becherhalter-Einrichtung für ein Fahrzeug
FR2823160A1 (fr) * 2001-04-10 2002-10-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de support escamotable d'un recipient, tel qu'un gobelet, une canette ou analogue, utilise dans un vehicule automobile
DE10255444A1 (de) * 2002-11-28 2004-06-17 Daimlerchrysler Ag Cupholder
CN113997844A (zh) * 2021-11-04 2022-02-01 北京汽车集团越野车有限公司 一种出风结构、仪表板组件和车辆

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