JPH09122777A - パンチプレスに於ける爪形成用金型装置 - Google Patents

パンチプレスに於ける爪形成用金型装置

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JPH09122777A
JPH09122777A JP7302137A JP30213795A JPH09122777A JP H09122777 A JPH09122777 A JP H09122777A JP 7302137 A JP7302137 A JP 7302137A JP 30213795 A JP30213795 A JP 30213795A JP H09122777 A JPH09122777 A JP H09122777A
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Akihiro Oyama
大山秋廣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材の表面を処理するための溶接並びに研磨
作業が不要である位置決め用板材を得ることができるこ
と。また上部金型に相当するパンチをシンプルな構成に
することができること。さらに、位置決め用の板材の表
面に簡単かつ確実に係合爪を形成することができるこ
と。 【解決手段】 パンチ17を備えた上部装着板18と、
前記パンチに対向しかつ爪形成昇降受け台19を備えた
下部装着板20とから成るパンチプレスに於ける爪形成
用金型装置であり、前記爪形成昇降受け台19は、ベー
ス板としての下部装着板20の凹所23に弾性体或いは
複数個の弾発性部材47を介し、常態では下部装着板2
0の上面20aから浮き出るようにスライド嵌合する筒
状の板材W用昇降受け台本体40と、この昇降受け台本
体40の中心孔43内に横軸41を介して軸支されかつ
座ぐり刃49を有する爪形成体42と、この爪形成体4
2と相俟って板材Wの裏面に係合爪51を形成すること
ができるように昇降受け台本体40の中心孔43内に設
けられた爪形成用型部60とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパンチプレスに於け
る爪形成用金型装置に関し、特にタレットパンチプレ
ス、セットプレス等のパンチプレスに装着して利用され
るパンチプレスに於ける爪形成用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスの金型装置(例えば
タレットパンチプレス)としては、図10で示すような
一例がある。すなわち、70は抜きカス孔71を縦方向
に有する回転可能な下部装着板で、この下部装着板70
の上部には前記抜きカス孔71と連通する大径の嵌合孔
72が形成されている。そして、この嵌合孔72には、
例えば凹所73を有するダイ74が多少突出するように
嵌着している。
【0003】一方、75は前記ダイ74に対して垂直線
上に対向可能な突起形成パンチ76を備える回転可能な
上部装着板である。しかして、前記突起形成パンチ76
は、上部装着板75の貫通孔内に固定的に嵌着するガイ
ド筒77と、このガイド筒77に下端部87側が摺動自
在に案内されると共に、上部装着板75の上面から突出
する上端部側のパンチヘッド78が復帰バネ79のバネ
力に抗して衝撃子80に衝打されるパンチボデイー81
とから構成されている。
【0004】しかして、上記構成のタレットパンチプレ
スの金型装置に於いては、仮想線で示すように上部装着
板75が下降し、次いで図示しない衝撃装置が作動し、
その衝撃子80がダイ74上の位置決めされた板材W1
を衝打すると、板材W1の下面に位置決め用突起82が
出来上がる反面、位置決め用突起82の反対側である板
材W1の上面には凹所83が生じる。
【0005】ところで、一側面に位置決め用突起82を
形成した板材W1と貫通小孔84を有する被板材W2と
を互いに接合する場合は、まず図11で示すように貫通
小孔84に位置決め用突起82を嵌め込み、次いで図1
2で示すように板材W1と被板材W2の適当に箇所に、
いわゆるスポット溶接をする。
【0006】しかしながら、上記構成の爪形成用金型装
置を用いたまま両板材W1、W2を接合すると、一体的
に接合された両板材W1、W2の一方のW1の外面(下
面)には、相変わらず痕跡状態の凹所83が残っている
ので、この凹所83を後で溶接作業で適宜に埋め、か
つ、平らに研磨する必要がある、と言う問題点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、第1の目的は、電子機器などのフレ
ームを形成する際に、位置決め用の係合爪を有する板材
と、前記係合爪が係合する貫通小孔を有する被板材とを
接合しても、後で前記係合爪を形成した部位の表面側を
美的処理するために、溶接並びに研磨作業が不要である
板材を形成することができるパンチプレスに於ける爪形
成用金型装置を得ることである。そして、第2の目的
は、上部金型に相当するパンチをシンプルな構成にする
ことができると共に、位置決め用の板材の一側面に簡単
かつ確実に係合爪を形成することができることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパンチプレスに
於ける爪形成用金型装置は、上部金型に相当するパンチ
17を備えた上部装着板18と、前記パンチに対向しか
つ下部金型に相当する爪形成昇降受け台19を備えた下
部装着板20とから成るパンチプレスに於ける爪形成用
金型装置であり、前記爪形成昇降受け台19は、ベース
板としての下部装着板20の凹所23に複数個のバネ4
7を介し、常態では下部装着板20の上面20aから浮
き出るようにスライド嵌合する筒状の板材W用昇降受け
台本体40と、この昇降受け台本体40の中心孔43内
に横軸41を介して軸支されかつ座ぐり刃49を有する
爪形成体42と、この爪形成体42と相俟って板材Wの
裏面に係合爪51を形成することができるように昇降受
け台本体40の中心孔43内に固定的に設けられた爪形
成用型部60とから成る。
【0009】上記構成に於いて、複数個のバネ47に代
え、合成樹脂材で形成された弾性体を下部装着板20の
凹所23に内装しても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、NC制御命令信号により、爪形成用金型装置、
板材位置決め装置、打撃装置等が制御されるタレットパ
ンチプレスに使用した場合で説明する。なお、本発明の
使用は、タレットパンチプレスの使用に限定するもので
はなく、例えばセットプレスにも装着可能である。
【0011】まず図1乃至図6に基づき本発明の全体的
な使用状態の一例について説明する。1はタレットパン
チプレスである。このタレットパンチプレス1のフレー
ムは、基本的には下部フレーム2と、この下部フレーム
2に一体的に設けられた上部フレーム3とから成る。そ
して、下部フレーム2と上部フレーム3の間には、空間
部4が形成されている。
【0012】次に5は板材Wの位置決めを行う位置決め
装置で、この板材位置決め装置5は、下部フレーム2上
面の一端部側(図では右側)に配設されている。しかし
て、板材位置決め装置5は、下部フレーム2上面に設け
られたレール6を介して左右方向(例えばX軸)に移動
自在に設けられた移動テーブル7と、この移動テーブル
7の上にレールを介して前後方向(例えばY軸)に移動
自在に設けられたキャリッジ8と、このキャリッジ8に
設けられかつ前記板材Wを水平状態に挾持するクランプ
9とから構成されている。
【0013】次に11は上部フレーム3の適宜位置に設
けられた打撃装置で、この打撃装置11は本実施例では
複数個設けられている。打撃装置11は、上部フレーム
3に内臓されかつ油圧、駆動モータ等の駆動源により駆
動する駆動手段12と、この駆動手段12により上下動
するように上部フレーム3に設けられたラム13と、こ
のラム13に設けられかつ次に説明する本発明の爪形成
用金型装置16のパンチ17を打撃する衝撃子14とか
ら成る。
【0014】しかして、本発明の爪形成用金型装置16
は、例えばタレットパンチプレス1の空間部4に配設さ
れている。この爪形成用金型装置16の構成を便宜上2
つに区分すると、上部金型に相当するパンチ17を備え
た回転可能な上部装着板18と、この上部装着板18に
対向しかつ下部金型に相当する爪形成昇降受け台19を
備えた回転可能な下部装着板20とから成る。
【0015】そして、上部装着板18は円盤状に形成さ
れ、図示しない駆動源により回転する上部回動軸21を
介して水平状態で回動する。一方、下部装着板20は爪
形成昇降受け台19に対してはベース板としての役割を
果たし、図示しない駆動源により回転する下部駆動軸2
2を介して水平状態で回動する。これらの上部回動軸2
1と下部駆動軸22は別体であるが、同期して同方向に
回転するように構成されている。
【0016】そこで、まず本発明の主要部の1つである
上部金型としてのパンチ17について説明する。このパ
ンチ17は、前述したように上部装着板18に設けられ
ている。
【0017】しかして、25は上部装着板18の貫通孔
内に縦方向に嵌着するガイド筒である。このガイド筒2
5は上部装着板18に固定的に設けられている。ガイド
筒25の上端部には上部装着板18の上面18aから突
出するストッパー用フランジ部25aが形成されている
が、その下端部にはフランジ部等が形成されておらず、
上部装着板18の下面18bと略面一に成っている。
【0018】次に26はガイド筒25のフランジ部25
aの上面に固定的に設けられたリテーナーカラーであ
る。一方、27はリテーナーカラー26に対向して上方
に設けられかつ前述した衝撃装置11の衝撃子14によ
って衝打される筒状のパンチヘッドである。このパンチ
ヘッド27は軸芯方向にメネジ部28を有する。
【0019】次に30は下端部31側がガイド筒25内
に摺動自在に嵌合すると共に、上端部側がオネジ部32
を介して前記パンチヘッド27のメネジ部28に螺合す
るパンチボデーである。したがって、パンチボデー30
とパンチヘッド27は一体である。このパンチボデー3
0は、パンチヘッド27とリテーナーカラー26との間
に巻装された復帰バネ33により、上方方向へ付勢さ
れ、図2で示すように普通の常態ではパンチボデー30
の下端面34は上部装着板18の下面18aと同一水平
面と成る。
【0020】次に本発明の他の主要部である下部金型と
しての爪形成昇降受け台19について説明する。この爪
形成昇降受け台19は、前述したように下部装着板20
に設けられている。
【0021】ここで下部装着板20について簡単に説明
すると、図3で示すように23は下部装着板20の上面
に形成された多角形(本実施例では四角)の凹所で、こ
の凹所23の底面23aには、本実施例では合計4個の
バネ用支持穴24が所要間隔を有して形成されている。
【0022】しかして、爪形成昇降受け台19は、前記
四角形の凹所23にスライド嵌合する角筒状の昇降受け
台本体40と、この昇降受け台本体40内に横軸41を
介し、所定の範囲内で回動するように軸支された板状の
爪形成体42と、この爪形成体42と相俟って板材Wに
係合爪51を形成することができるように昇降受け台本
体40に固定的に設けられた突起状の爪形成用型部60
とから成る。
【0023】昇降受け台本体40は、角型中心孔43を
形成する内周面44及び凹所23と摺接する外周面45
は方形である。もちろん昇降受け台本体40を全体とし
てドーナツ形状に形成しても良いが、この場合昇降受け
台本体40が凹所23内に於いて周方向に移動しないよ
うに工夫するのが望ましい。
【0024】また昇降受け台本体40の上面40a及び
下面40bはフラットであり、前記下面40bには凹所
23側のバネ用支持穴24に対応するバネ係止穴46が
複数個形成されている。バネ係止穴46及びバネ用支持
穴24には昇降受け台本体40を支持するバネ47が縦
方向に嵌合する。
【0025】一方、爪形成体42は、全体としては殴文
字の「b」のような外観を呈し、その山形状上端部の右
側は直角方向に切欠され、これにより上端部は垂直面4
8を有する座ぐり刃49と成っている。また爪形成体4
2の下端面42aは右側の弧状面と連設するフラット面
と成っている。
【0026】しかして、爪形成体42はアンバラスにな
るように横軸41に支承され、図2で示すように普通の
常態では傾倒状態になり、前記上端部の座ぐり刃49は
昇降受け台本体40の上面40aから突出しない反面、
左下端部(一側下端部)50は昇降受け台本体40の下
面40bから突出している。
【0027】さらに、前記突起状爪形成用型部60は、
爪形成体42と相俟って板材Wの裏面に係合爪51を形
成することができるように昇降受け台本体40の中心孔
43内に固定的に設けられ、あるいは一体に形成され、
その上面は板材Wの裏面と当接可能なフラット面であり
かつ昇降受け台本体40の上面40aと同一平面であ
る。そして、爪形成用型部60には、前記上面から爪形
成体42の座ぐり刃49の垂直面48に対して斜め方向
に向かう傾斜面60bが設けられている。なお、本実施
例では爪形成用型部60には、傾斜面60bの下方に座
ぐり刃49の垂直面48と当接する当接面60cが形成
されている。
【0028】上記構成に於いて、まず図1で示すように
板材位置決め装置5により板材Wの位置決めが成され、
また爪形成用金型装置16の上部及び下部装着板18、
20は上部及び下部回動軸21、22を介して同期的に
回転する。板材Wは位置決め装置5により位置決めが成
され時は、図2で示すように上部装着板18側のパンチ
17と下部装着板20側の爪形成昇降受け台19とが垂
直線上に一致する。その時板材Wはバネ47で下部装着
板20の上面20aから多少浮いている昇降受け台本体
40に水平状態に支持されている。また爪形成体42
は、前述したように傾倒状態であり、上端部の座ぐり刃
49は昇降受け台本体40の上面40aよりも没入し、
一方、左下端部50は昇降受け台本体40の下面40b
から突出している。したがって、爪形成体42は横軸4
1に傾倒状態で垂れ下がっている格好と成る。
【0029】次に図示しない制御装置からのNC制御命
令信号により、図4で示すように上部装着板18がさら
に下降すると、パンチボデー30の幅広の下端面34が
板材Wの上面に当接する。この時上部装着板18の下面
18aと下部装着板20の上面20aの間には所要の空
間が残っている。そして、この段階でも爪形成体42は
傾倒状態のままであり、左下端部50は昇降受け台本体
40の下面40bから突出している。
【0030】そこで、打撃装置11の駆動手段12が駆
動し、図5で示すようにその衝撃子14がパンチ17の
パンチヘッド27を衝打すると、パンチボデー30は、
復帰バネ33のバネ力に抗して瞬時に下降する。そうす
ると、昇降受け台本体40は凹所23の内面に案内され
かつバネ47のバネ力に抗して下降し、その下端面40
bが下部装着板20の底面23aと当接する。この時図
6で示すように左下端部50が凹所23の底面23aと
当接する爪形成体42は、横軸41を支点に時計方向へ
回転し、その座ぐり刃49は板材Wの下面を座ぐり、爪
形成用型部60の傾斜面60bと相俟って、板材Wの下
面に位置決め用係合爪51を形成する。この係合爪51
は、図7で示すように山形状であり、爪形成体42の座
ぐり刃49の垂直面48に対応する垂直係止面51aを
有する。
【0031】この様にして係合爪51を形成するや否や
パンチ17のパンチボデー30は、復帰バネ33にバネ
力により上方に復帰し、その後上部装着板18が所定の
位置まで上昇する。
【0032】
【実施例】以下、板材Wに位置決め用係合爪51を形成
することができる本発明の実施例を列挙する。なお、実
施例の説明に於いては、図面に発明の実施の形態で説明
した符号をそのまま付し、あるいは同様の符号を付し、
重複する説明を省略する。
【0033】ここでは図2ないし図6に基づき、本発明
の実施の形態で説明した第1実施例を説明する。
【0034】この第1実施例は、上部金型に相当するパ
ンチ17を備えた上部装着板18と、前記パンチに対向
しかつ下部金型に相当する方形又は円形状の爪形成昇降
受け台19を備えた下部装着板20とから成るパンチプ
レスに於ける爪形成用金型装置であり、前記爪形成昇降
受け台19は、ベース板としての下部装着板20の方形
又は円形状の凹所23に複数個のバネ47を介し、常態
では下部装着板20の上面20aから浮き出るようにス
ライド嵌合する筒状の板材W用昇降受け台本体40と、
この昇降受け台本体40の中心孔43内に横軸41を介
して回動するように軸支された爪形成体42と、この爪
形成体42と相俟って板材Wの裏面に係合爪51を形成
することができるように昇降受け台本体40の中心孔4
3内に固定ないし一体的に設けられた突起状爪形成用型
部60とから成る。
【0035】前記下部装着板20及び上部装着板18
は、パンチプレスの種類に対応し、回転式の場合(例え
ばタレットパンチプレス)もあり、一方、固定式の場合
(例えばセットプレス)もある。したがって、本発明の
上部及び下部金型が装着される装着板あるいは取付板
は、回転板又は固定板のいずれでも良い。
【0036】しかして、上記爪形成体42はアンバラス
になるよに横軸41に支承され、普通の常態では傾倒状
態になり、上端部の座ぐり刃49は昇降受け台本体40
の上面40aから突出しない反面、一側下端部50は昇
降受け台本体40の下面40bから突出している。また
昇降受け台本体40の上面40a及び下面40bはフラ
ットであり、前記下面40bには凹所23側のバネ用支
持穴24に対応するバネ係止穴46が複数個形成されて
いる。
【0037】なお、この第1実施例に於いては、爪形成
昇降受け台19は、下部装着板20の凹所23内に設け
られた複数個の弾発性部材47を介して支持されている
が、複数個の弾発性部材(バネ)47に代え、合成樹脂
材で形成された弾性体を下部装着板20の凹所23に内
装しても良い。この場合弾性体は、凹所23が円形であ
れば円形に、或いは凹所23が方形であればその形状に
対応して一個の台状に形成しても良いが、弾発性部材
(バネ)と同様に複数個にしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)請求項1記載の発明は、板材の表面を処理するた
めの溶接並びに研磨作業が不要である位置決め用板材を
得ることができる。すなわち、2枚の板材を接合しなが
ら各種の電子機器用フレーム等を形成する場合に於い
て、本発明で形成された位置決め用係合爪を有する板材
と、前記係合爪が係合する貫通小孔を有する被板材とを
接合しても、板材の係合爪が形成された部位の表側に
は、従来のように凹所が形成されていないので、板材の
表面の凹所を美的処理するための溶接並びに研磨作業が
不要である。 (2)また請求項1記載の発明は、上部金型に相当する
パンチをシンプルな構成にすることができる。したがっ
て、組み立てが容易であり、また構成する部品点数が少
ないので、安価に製作することができる。 (3)さらに、請求項1記載の発明は、位置決め用の板
材の表面に簡単かつ確実に係合爪を形成することができ
る。 (4)請求項2記載の発明は、爪形成昇降受け台の構成
する部品点数を少なくし、かつ、所望の係合爪を容易に
形成することができる。 (5)請求項3記載の発明は、爪形成昇降受け台を安定
的に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図6は本発明の実施の形態を説明するための各
説明図。特に図2ないし図6は本発明の第1実施例を示
す各説明図。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略説明図。
【図2】本発明の実施の形態に於ける上部装着板が下降
する前の概略説明図。
【図3】要部の分解斜視図。
【図4】本発明の実施の形態に於ける上部装着板が途中
まで下降した概略説明図。
【図5】図4に於いて、パンチのパンチボデーが下降
し、係合爪を形成した状態を示す概略断面説明図。
【図6】図5に於ける要部の拡大説明図。
【図7】本発明で得られた位置決め用係合爪を有する板
材と貫通孔を有する被板材との接合関係を示す斜視図。
【図8】図7に於いて、板材と被板材と接合した場合の
説明図。
【図9】図8の9−9線概略断面説明図。
【図10】従来のパンチプレスの金型装置の一例を示す
概略説明図。
【図11】従来のパンチプレスの金型装置で得られた位
置決め用突起を有する板材と貫通孔を有する被板材との
接合関係を示す斜視図。
【図12】図11に於いて、板材と被板材と接合した場
合の説明図。
【符号の説明】
2…下部フレーム、3…上部フレーム、4…空間部、5
…板材位置決め装置、W…板材、11…打撃装置、14
…衝撃子、16…爪形成用金型装置、17…パンチ、1
8…上部装着板、19…爪形成昇降受け台、20…下部
装着板、23…凹所、23a…底面、24…バネ用支持
穴、27…パンチヘッド、30…パンチボデー、31…
下端部、34…下端面、40…昇降受け台本体、40a
…上面、40b…下面、42…爪形成体、42a…下端
面、43…中心孔、46…バネ係止穴、48…垂直面、
49…座ぐり刃、50…下端部、51…係合爪、51a
…垂直係止面、60…爪形成型部、60b…傾斜面、6
0c…当接面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部金型に相当するパンチ17を備えた
    上部装着板18と、前記パンチに対向しかつ下部金型に
    相当する爪形成昇降受け台19を備えた下部装着板20
    とから成るパンチプレスに於ける爪形成用金型装置であ
    り、前記爪形成昇降受け台19は、ベース板としての下
    部装着板20の凹所23に複数個の弾発性部材47を介
    し、常態では下部装着板20の上面20aから浮き出る
    ようにスライド嵌合する筒状の板材W用昇降受け台本体
    40と、この昇降受け台本体40の中心孔43内に横軸
    41を介して軸支されかつ座ぐり刃49を有する爪形成
    体42と、この爪形成体42と相俟って板材Wの裏面に
    係合爪51を形成することができるように昇降受け台本
    体40の中心孔43内に設けられた爪形成用型部60と
    から成ることを特徴とするパンチプレスに於ける爪形成
    用金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、爪形成体42はアン
    バラスになるよに横軸41に支承され、普通の常態では
    傾倒状態になり、上端部の座ぐり刃49は昇降受け台本
    体40の上面40aから突出しない反面、一側下端部5
    0は昇降受け台本体40の下面40bから突出している
    ことを特徴とするパンチプレスに於ける爪形成用金型装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、爪形成用型部60
    は、上面60aは板材Wの裏面と当接可能なフラット面
    であり、この上面60aから爪形成体42の座ぐり刃4
    9の垂直面48に対して斜め方向に向かう傾斜面60b
    が形成されていることを特徴とするパンチプレスに於け
    る爪形成用金型装置。
  4. 【請求項4】 上部金型に相当するパンチ17を備えた
    上部装着板18と、前記パンチに対向しかつ下部金型に
    相当する爪形成昇降受け台19を備えた下部装着板20
    とから成るパンチプレスに於ける爪形成用金型装置であ
    り、前記爪形成昇降受け台19は、ベース板としての下
    部装着板20の凹所23に合成樹脂材で形成された弾性
    体を介し、常態では下部装着板20の上面20aから浮
    き出るようにスライド嵌合する筒状の板材W用昇降受け
    台本体40と、この昇降受け台本体40の中心孔43内
    に横軸41を介して軸支されかつ座ぐり刃49を有する
    爪形成体42と、この爪形成体42と相俟って板材Wの
    裏面に係合爪51を形成することができるように昇降受
    け台本体40の中心孔43内に設けられた爪形成用型部
    60とから成ることを特徴とするパンチプレスに於ける
    爪形成用金型装置。
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