JPH0236695Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236695Y2
JPH0236695Y2 JP10459086U JP10459086U JPH0236695Y2 JP H0236695 Y2 JPH0236695 Y2 JP H0236695Y2 JP 10459086 U JP10459086 U JP 10459086U JP 10459086 U JP10459086 U JP 10459086U JP H0236695 Y2 JPH0236695 Y2 JP H0236695Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
gear
workpiece
hole
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10459086U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6310056U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10459086U priority Critical patent/JPH0236695Y2/ja
Publication of JPS6310056U publication Critical patent/JPS6310056U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236695Y2 publication Critical patent/JPH0236695Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、ホーニング加工すべく透孔を有する
ワークが、それらの透孔の軸線を一致させるべく
位置決めして上下に間隔をあけて配置され、各透
孔内面をホーニング加工すべくホーニングツール
が昇降可能に配設されるホーニング装置に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、かかるホーニング装置では、第13図お
よび第14図で示すように、ワークとしての歯車
1を載置する複数の歯車載置板61が、相互間に
歯車1の軸方向厚さよりもわずかに大なる間隔を
あけるべく固定配置され、各歯車1を位置決めす
べく該歯車1の一直径線上両外側面の谷に入り込
む押圧ピン62が回動可能に配設され、それらの
押圧ピン62はたとえばターンバツクル63によ
つて回動駆動される。
(3)考案が解決しようとする問題点 ところが、上記従来の装置では、各歯車1にお
ける透孔8の軸線と、ホーニングツール2の軸線
とが一致していない限り、透孔8の内側面が歯車
1の端面と直角にホーニング加工されず、加工精
度の劣つたものとなる。すなわち、押圧ピン62
はばね64によりその長手方向に多少移動するこ
とが許容されており、その動作可能範囲では歯車
1の軸線をホーニングツール2の軸線に一致させ
ることができるが、その移動方向と直角な水平方
向への移動は押圧ピン62が歯車1に係合してい
るので困難である。また歯車載置板61と歯車1
との間には、歯車1をセツト可能とするだけのク
リアランスがあるので、ホーニングツール2の上
下動作時にホーニングツール2に伴つて歯車1が
上下動し、歯車1が歯車載置板61に当接して音
が生じたり、品質的にも問題が生じることにな
る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、ホーニングツールの動きに倣つてワークの
透孔軸線をホーニングツールの軸線に一致させ、
加工品質を向上せしめるとともにホーニングツー
ルの昇降に伴うワークの上下動を阻止し得るよう
にしたホーニング装置を提供することを目的とす
る。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案装置は、各ワークを載置すべく上下に間
隔をあけて固定配置されるとともに透孔に対応し
た挿通孔をそれぞれ有する複数の固定板と;各定
板の上方にそれぞれ配置され、固定板上のワーク
に係合可能な複数の押圧板と;規制された範囲で
の押圧板の上下相対移動および水平移動を許容し
て各押圧板をそれぞれ支承し、押圧板をワークに
係合する下方位置とその係合状態を解除する上方
位置との間で昇降可能な支持体と;各押圧板を下
方に向けて弾発すべく支持体および各押圧板間に
設けられる複数の弾発手段と;支持体を昇降駆動
する昇降駆動手段と;を備える。
(2) 作用 支持体を上方位置とした状態で各固定板上にワ
ークを載置し、支持体を降下させると押圧板はワ
ークに係合する。しかも各押圧板はワークを下方
に向けて弾発的に押圧している。この状態でホー
ニングツールを降下させると、押圧板は水平面内
でのわずかな移動が許容されているので全押圧板
における透孔の軸線がホーニングツールの軸線に
一致し、加工精度が向上する。しかも押圧板によ
りワークが下方に向けて押圧されているので、ホ
ーニングツールの上下動に応じてワークが上下動
することもない。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図、第2図および第3図にお
いて、このホーニング装置は、複数たとえば5個
のワークとしての歯車1をホーニングツール2に
より一度にホーニング加工するものであり、複数
たとえば5個の固定板3と、それらの固定板3の
上方に配置される押圧板4と、各押圧板4を支承
する支持体としての一対の支柱5と、各押圧板4
と支柱5との間に配設される弾発手段としてのボ
ールプランジヤ6と、支柱5を昇降駆動するため
の昇降駆動手段としてのシリンダ7とを備える。
第4図および第5図において、歯車1は、ホー
ニング加工されるべき透孔8を有するものであ
り、その外側面には、平歯車部9と、その平歯車
部9よりも大径の斜歯歯車部10とが軸方向に間
隔をあけて刻設されている。この歯車1は、各固
定板3上に平歯車部9を上方側にして載置され
る。
第6図を併せて参照して、固定の基台11上に
は、水平な支持板12が固設され、支持板12上
には5枚の押圧板4がそれらの間に円弧状のスペ
ーサ13および該スペーサ13の周方向両端から
間隔をあけた位置にそれぞれ配置されるスペーサ
14,15を介在させて積み重ねられ、最上方の
固定板3上には、スペーサ13,14,15を介
してガイド板16が載置される。しかも、ガイド
板16、各スペーサ13,14,15および各固
定板3は、スペーサ13に対応する部分で支持板
12に植設された3本のボルト17、スペーサ1
4に対応する部分で支持板12に植設されたボル
ト18およびスペーサ15に対応する部分で支持
板12に植設されたボルト19をそれぞれ挿通し
た状態でナツト20,21,22を締付けること
によりり支持板12に一体化される。
かかる構造において、各固定板3間ならびに固
定板3およびガイド板16間には、歯車1をセツ
トすべく両スペーサ14,15間で前方(第2図
の左方)に開口するとともにスペーサ13の両端
および両スペーサ14,15間で両側方に開口し
たスペースが形成される。しかも各固定板3の中
央には歯車1の透孔8に対応する挿通孔23が軸
線を同一にしてそれぞれ穿設され、ガイド板16
にはその挿通孔23に対応したガイド孔24が穿
設される。さらに支持板12にも挿通孔23に対
応した孔25が穿設される。
第7図を併せて、参照して各固定板3の両外側
位置には、上下に延びる支柱5が配置されてお
り、これらの支柱5に対応する位置で基台11に
は上下に延びる軸線を有する一対のシリンダ7が
固設される。これらのシリンダ7のピストンロツ
ド26は支持板12を移動自在にそれぞれ貫通
し、各支柱5の下端に連結される。したがつてシ
リンダ7の伸縮動作に伴つて支柱5が昇降作動す
る。しかもガイド板16上には、ガイド孔24を
上方に臨ませるるようにしてガイド部材27がボ
ルト28で固設されており、このガイド部材27
には支柱5の上端を摺合するガイドブツシユ29
がそれぞれ取付けられる。したがつて支柱5はガ
イドブツシユ29に案内されて上下に移動する。
第8図および第9図において、押圧板4は、前
方側に開放して基本的に略U字状に形成される。
しかもこの押圧板4には、その下面から上面に向
かうにつれて段階的に半径を小さくする円弧状の
第1,第2,第3凹部31,32,33がそれら
の間に段部34,35を介して同心に設けられ、
押圧板4の上面には第3凹部33との間に段状の
押圧面36を形成して円弧状の貫通孔37が設け
られる。しかも、第1〜第3凹部31〜33およ
び貫通孔37の前方側側部は、外方に向かうにつ
れて拡大するように切欠き部38で切欠かれてお
り、これにより押圧板4が基本的に略U字状とな
る。
貫通孔37の内半径は、歯車1の上部を切欠き
部38から挿入して得る程度に定められる。ま
た、切欠き部38に対向する第3凹部33の内面
寄りで押圧部36には、押圧板4内に歯車1を挿
入したときに第10図で示すように平歯車部9の
谷9aに入り込むピン39が植設される。さらに
ピン39と押圧板4の中心とを結ぶ直線と直交す
る方向の一直径線上で、第3凹部33の内側面に
は、第11図で示すように押圧面36が平歯車部
9の上端面に当接するまで降下した際に平歯車部
9に噛合する歯部40がそれぞれ設けられる。こ
のピン39および両歯部40により押圧板4に対
する歯車1の位置決めががなされる。
押圧板4の両端部には外方に延びる耳部41が
それぞれ一体に設けられており、これらの耳部4
1が支柱5でそれぞれ支承される。
すなわち、両支柱5の内側面には、前記耳部4
1を挿入し得る凹所42が上下方向に間隔をあけ
て設けられており、各耳部41は、水平面内での
わずかな移動および支柱5に対するわずかな上下
方向相対移動を可能として凹所42に挿入され
る。
しかも、支柱5には、前方側、外側方側および
後方側から凹所42内に突入する調整ねじ43,
44,45が進退可能に螺合されており、これら
の調整ねじ43〜45の先端で耳部41すなわち
押圧板4の水平方向移動が規制される。
ボールプランジヤ6は、凹所42内で耳部41
の上面に弾発的に当接すべく支柱5に配設されて
おり、このボールプランジヤ6により耳部41す
なわち押圧板4は下方に向けて弾発的に押圧され
る。
このようにして押圧板4を支承した位置で支柱
5を上限位置まで上昇させると、押圧板4は固定
板3上に歯車1を載置すべく切欠き部38から押
圧板4内に歯車1を挿入し得る位置にある。
各スペーサ13には、前後方向に向いた水平の
孔46がそれぞれ設けられており、これらの孔4
6には、歯車1における斜歯歯車部10に先端を
当接させ得る押出ピン47が摺合されており、ス
ペーサ13の外方で各押出ピン47の後端は上下
に延びる押出し板48に共通に連結されるる。し
かも各スペーサ13および押出し板48間には、
押出しピン47を囲繞するばね49が介装されて
おり、押出し板48すなわち押出しピン47は、
各ばね49のばね力により歯車1から離反する方
向すなわち後方に向けて付勢される。
押出し板48のさらに後方側には、水平な軸線
を有する押圧シリンダ50が、支持部材51を介
して支持板12に固定されており、この押圧シリ
ンダ50におけるピストンロツド52の先端は押
出し板48の背面に当接される。したがつて押圧
シリンダ50の伸縮作動に応じて、各押出しピン
47が軸方向に作動する。
第12図において、各支柱5には取付部材52
を介してプレツシヤスイツチ53がそれぞれ取付
けられており、支持板12にはプレツシヤスイツ
チ53を押圧してスイツチング作動させるための
押圧部54が固設される。これにより、支柱5の
下限位置が定まる。
ホーニングツール2は、ガイド孔24の上方に
配置されており、図示しない駆動手段により昇降
駆動される。
次にこの実施例の作用について説明すると、各
支柱5が上限位置まで上昇している状態で、各固
定板3上には歯車1が前方側からスライドさせな
がら載置される。この際、平歯車部9の谷9aに
ピン39が入り込むようにして、歯車1を固定板
3上にセツトする。
次いで、支柱5を降下させると、それに応じて
押圧板4も降下し、ボールプランジヤ6の働きに
より押圧板4は歯車1に弾発的に圧接される。し
かもこのときには、押圧板4の歯部40が平歯車
部9に噛合する。
この状態でホーニングツール2を回転しながら
降下させてホーニング加工を行なうが、各押圧板
4は水平方向にわずかに動くことができるので、
透孔8の軸線がわずかにずれていても、ホーニン
グツール2の降下に応じて押圧板4すなわち歯車
1が水平方向に移動して各透孔8の軸線が確実に
一致して、加工精度が向上する。
ホーニングツール2が回転しながら降下する際
に、押圧板4すなわち歯車1は下方に向けて押圧
されているので、、ホーニングツール2の動きに
応じて歯車1が上動することはなく、押圧板4が
固定板3に当接して音が生じることが防止され
る。
ホーニング加工の終了後には、支柱5が上昇
し、歯車1と押圧板4との係合状態が解除され
る。そこで、押圧シリンダ50を伸長作動せしめ
ることにより、固定板3上の歯車1が押出しピン
47により押出され、、加工終了後の歯車1を取
出すことができる。
C 考案の効果 以上のように本考案装置は、各ワークを載置す
べく上下に間隔をあけて固定配置されるとともに
透孔に対応した挿通孔をそれぞれ有する複数の固
定板と;各固定板の上方にそれぞれ配置され、固
定板上のワークに係合可能な複数の押圧板と;規
制された範囲での押圧板の上下相対移動および水
平移動を許容して各押圧板をそれぞれ支承し、押
圧板をワークに係合する下方位置とのその係合状
態を解除する上方位置との間で昇降可能な支持体
と;各押圧板を下方に向けて弾発すべく支持体お
よび各押圧板間に設けらる複数の弾発手段と;支
持体を昇降駆動する昇降駆動手段と;を備えるの
で、ワークがホーニングツールの動きに倣つて動
作して軸線を一致させることができ、加工精度を
向上させることができるとともに、ワークがホー
ニングツールの上動に伴つて上動することを回避
して音の発性を防止することができ、しかもワー
クが自動的に軸線を同一とするのでワークのセツ
トが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本考案の一実施例を示すも
のであり、第1図は本考案装置の正面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の平
面図、第4図はワークとしての歯車の正面図、第
5図はその歯車の平面図、第6図は本考案装置の
固定部分を示す一部切欠き正面図、第7図は本考
案装置の可動部分を示す一部切欠き正面図、第8
図は押圧板の拡大正面図、第9図は第8図の矢
視図、第10図は押圧板のピンの歯車への係合状
態を示す拡大横断面図、第11図は歯車への押圧
板の歯部の噛合状態を示す拡大縦断面図、第12
図は第3図の矢視拡大図、第13図および第
14図は従来技術を示すもので、第13図は平面
図、第14図は第13図の−断面図であ
る。 1……ワークとしての歯車、2……ホーニング
ツール、、3……固定板、4……押圧板、5……
支持体としての支柱、6……弾発手段としてのボ
ールプランジヤ、7……昇降駆動手段としてのシ
リンダ、8……透孔、23……挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホーニング加工すべき透孔を有するワークが、
    それらの透孔の軸線を一致させるべく位置決めし
    て上下に間隔をあけて配置され、各透孔内面をホ
    ーニング加工すべくホーニングツールが昇降可能
    に配設されるホーニング装置において、各ワーク
    を載置すべく上下に間隔をあけて固定配置される
    とともに透孔に対応した挿通孔をそれぞれ有する
    複数の固定板と;各固定板の上方にそれぞれ配置
    され、固定板上のワークに係合可能な複数の押圧
    板と;規制された範囲での押圧板の上下相対移動
    および水平移動を許容して各押圧板をそれぞれ支
    承し、押圧板をワークに係合する下方位置とその
    係合状態を解除する上方位置との間で昇降可能な
    支持体と;各押圧板を下方に向けて弾発すべく支
    持体および各押圧板間に設けられる複数の弾発手
    段と;支持体を昇降駆動する昇降駆動手段と;を
    備えることを特徴とするホーニング装置。
JP10459086U 1986-07-08 1986-07-08 Expired JPH0236695Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10459086U JPH0236695Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10459086U JPH0236695Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6310056U JPS6310056U (ja) 1988-01-22
JPH0236695Y2 true JPH0236695Y2 (ja) 1990-10-04

Family

ID=30978227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10459086U Expired JPH0236695Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0236695Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0238272U (ja) * 1988-09-05 1990-03-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6310056U (ja) 1988-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2609520B2 (ja) 二次成形装置およびその使用方法
JPS6020094B2 (ja) ワ−ククランプ装置
CA2368531C (en) Linear blind broaching machine
JPH0236695Y2 (ja)
JPH0692011B2 (ja) スライドカムを備えた金型
JP2927171B2 (ja) 複合プレス型
JPS58148029A (ja) カム型
JPH0313015B2 (ja)
JPH11207548A (ja) 部材の加工装置と加工方法
JP2923277B1 (ja) 鍛造プレス機のトランスファ装置
JP3490653B2 (ja) クランク軸用成形プレス
JPH0320014Y2 (ja)
CN214442969U (zh) 一种家具用支撑座的压制模
CN211868742U (zh) 压力机滑块导向装置
JPH04111730A (ja) ベース支持構造
JP2506790Y2 (ja) 部品成形装置
JPH0691400A (ja) タイロッド部を直接駆動する液圧プレス機械
JPH0123638Y2 (ja)
CN115740172A (zh) 一种用于轴承保持器生产的冲床的压料机构
JPS6321936Y2 (ja)
JPS61219545A (ja) 水平割出治具のクランプ装置
JPS5840978Y2 (ja) 異径穿孔装置
JPH0214809Y2 (ja)
JPH10192982A (ja) 薄板の成形型
JPH05104315A (ja) シリンダヘツド加工方法及びシリンダヘツド加工用位置決め装置