JPH09122365A - 刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置 - Google Patents

刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置

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JPH09122365A
JPH09122365A JP7309942A JP30994295A JPH09122365A JP H09122365 A JPH09122365 A JP H09122365A JP 7309942 A JP7309942 A JP 7309942A JP 30994295 A JP30994295 A JP 30994295A JP H09122365 A JPH09122365 A JP H09122365A
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JP
Japan
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embroidery
display
pattern
color
displayed
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Application number
JP7309942A
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English (en)
Inventor
Ryoji Owaki
良二 大脇
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09122365A publication Critical patent/JPH09122365A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/10Arrangements for selecting combinations of stitch or pattern data from memory ; Handling data in order to control stitch format, e.g. size, direction, mirror image
    • D05B19/105Physical layout of switches or displays; Switches co-operating with the display

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択された刺繍模様の糸毎の形状及び色彩を
正確に確認する。 【解決手段】 ミシンに装着された外部メモリの模様表
示データに基づき、刺繍模様が選択可能にディスプレイ
20に表示される。そして、選択された刺繍模様は糸色
毎に分割されてディスプレイ20に表示される。また、
そのディスプレイ20の横に配置されたカラー表示器2
1が、分割された刺繍模様の一部に対応する糸色の色彩
で発光する。このカラー表示器21は、外部メモリの糸
色コードに基づき、RGBの三原色の発光比率を変更す
ることにより各種の色彩を表現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍模様表示可能
な縫製データ処理装置に関し、特にディスプレイに表示
された刺繍模様又は刺繍模様の部分模様の糸色の色彩
を、ディスプレイとは異なる小型のカラー表示器で表示
するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置を備えた縫製データ処理装置と
して、例えば、大型の液晶ディスプレイを備えた電子制
御式ミシンにおていは、複数の実用縫目模様に加えて、
種々の飾り縫い模様、多数の具象的ワンポイント模様、
文字模様、など多種・多様の刺繍模様を縫製する為の模
様データが制御装置の不揮発性メモリに予め入力格納さ
れ、刺繍縫製に先立って刺繍模様を選択する際には、刺
繍模様の種類を選択する種類選択キーの操作を介して、
その種類に含まれる複数の刺繍模様がディスプレイに表
示されるので、その表示を介して1つ又は複数の所望の
刺繍模様を選択可能に構成されている。
【0003】ところで、最近、刺繍縫いする刺繍模様の
色や刺繍縫いを施す加工布の布色を、大型のカラー表示
器で表示するようにしたミシンが種々提案されている。
例えば、特開平1─139855号公報には、大型のカ
ラー表示器を設けるとともに、刺繍糸の糸色を検知する
上糸用カラーセンサと、布地の布色を検知する布地用カ
ラーセンサとを設け、布地用カラーセンサで検知した布
色と同色の色をカラー表示器の表示領域全体に表示させ
る一方、刺繍模様を上糸用カラーセンサで検知した糸色
と同色の色で表示するようにしたミシンのカラー表示装
置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
平1─139855号公報に記載のミシンのカラー表示
装置においては、布地の布色をカラー表示器の表示領域
全体に表示する一方、その布色に重ねて、刺繍模様を刺
繍糸の糸色で表示させるので、カラー表示の為の表示制
御装置や大型で高価なカラー表示器を設けることから、
カラー表示制御が複雑化し且つミシンがコスト高になる
こと、カラー表示器に表示された布色と糸色との配色に
よっては、ハレーションなどにより、刺繍模様が明瞭に
表示されない場合がある、などの問題がある。
【0005】本発明の目的は、指定した刺繍模様又は刺
繍模様の部分模様をディスプレイに明瞭に表示する一
方、その刺繍模様又は刺繍模様の部分模様の糸色の色彩
を小型で安価なカラー表示器に表示し得るような刺繍模
様表示可能な縫製データ処理装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る刺繍模様
表示可能な縫製データ処理装置は、複数の刺繍模様に関
する模様データに基づいて刺繍模様を表示可能なディス
プレイとそのコントローラを含む表示手段と、指定され
た1又は複数の刺繍模様を模様データに基づいて表示手
段に表示させる模様表示制御手段とを備えた縫製データ
処理装置において、ディスプレイに表示された刺繍模様
又は刺繍模様の一部分である部分模様の糸色を色彩をつ
けて表示する少なくとも1つのカラー表示器を設けたも
のである。作用について説明すると、指定された刺繍模
様又は刺繍模様の一部分である部分模様は、模様表示制
御手段によりディスプレイに表示され、ディスプレイに
表示されたその刺繍模様又は刺繍模様の一部分である部
分模様の糸色を、少なくとも1つのカラー表示器により
色彩をつけて表示できる。
【0007】請求項2に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置は、請求項1の発明において、前記カラー
表示器は3色LED素子を有するものである。作用につ
いて説明すると、請求項1と同様の作用を奏するが、カ
ラー表示器は3色LED素子を有しているので、カラー
表示器を小型化且つ低コスト化でき、更にカラー表示制
御を簡単化することができる。
【0008】請求項3に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置は、請求項1又は請求項2の発明におい
て、前記カラー表示器は、ディスプレイに複数の刺繍模
様又は部分模様が表示されたときには、ディスプレイ上
の特定位置に表示された刺繍模様又は部分模様の糸色を
表示するものである。作用について説明すると、請求項
1又は請求項2と同様の作用を奏するが、カラー表示器
は、ディスプレイに複数の刺繍模様又は部分模様が表示
されたときには、ディスプレイ上の特定位置に表示され
た刺繍模様又は部分模様の糸色を表示するので、複数の
刺繍模様又は部分模様をディスプレイ上の特定位置に順
次移動させながら表示することにより、カラー表示器を
複数設けることなく、複数の刺繍模様又は部分模様の糸
色を全て表示させることができる。
【0009】請求項4に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置は、請求項1又は請求項2の発明におい
て、前記ディスプレイは、複数の刺繍模様又は部分模様
を表示可能に構成され、これら複数の刺繍模様又は部分
模様の糸色を夫々表示する複数のカラー表示器が複数の
刺繍模様又は部分模様の表示位置に対応付けて設けられ
たものである。作用について説明すると、請求項1又は
請求項2と同様の作用を奏するが、ディスプレイは、複
数の刺繍模様又は部分模様を表示可能で、しかも複数の
刺繍模様又は部分模様の糸色を夫々表示する複数のカラ
ー表示器が、複数の刺繍模様又は部分模様の表示位置に
対応付けて設けられているので、複数の刺繍模様又は部
分模様の各々の糸色を、対応するカラー表示器を介して
同時に表示させることができる。
【0010】請求項5に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置は、請求項3の発明において、前記ディス
プレイは、2色の濃淡で表示する液晶表示器である。作
用について説明すると、請求項3と同様の作用を奏する
が、ディスプレイは2色の濃淡で表示する液晶表示器で
構成されるので、ディスプレイを低コスト化できる上、
刺繍模様又は部分模様を糸色に関係なく、明瞭に表示す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、刺繍装置
を着脱可能に装着した電子制御式ジグザグミシンに設け
られた縫製データ処理装置に本発明を適用した場合のも
のである。電子制御式ジグザグミシンMは図1に示すよ
うに、ミシンベッド部10と、そのベッド部10の右端
部から立設された脚柱部11と、その脚柱部11からベ
ッド部10に対向するように左方へ延びるアーム部12
とから構成され、ベッド部10には、送り歯を上下動さ
せる送り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り
歯前後動機構(図示略)などが設けられている。
【0012】一方、アーム部12には、縫針15を下端
に装着可能な針棒14を上下動させる針棒駆動機構と、
針棒14を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒
揺動機構と、天秤16を針棒14の上下動に調時して上
下動させる天秤駆動機構(図示略)などが設けられてい
る。ここで、針棒駆動機構と天秤駆動機構と送り歯上下
動機構とは、ミシンモータ26(図2参照)で駆動さ
れ、また針棒揺動機構は針棒揺動駆動モータ27で駆動
され、送り歯前後動機構は送り歯駆動モータ28(図2
参照)で駆動される。
【0013】前記アーム部12の前面には、複数の刺繍
模様や種々のメッセージを、2色の濃淡で表示可能な液
晶ディスプレイ20が設けられ、このディスプレイ20
の表示領域には、透明電極からなる複数のタッチキー2
0aが設けられ、このタッチキー20aは、ディスプレ
イ20に表示された刺繍模様を介して模様選択の為の模
様選択キーとして機能する一方、表示された機能名を介
して機能キーとして機能する。また、そのディスプレイ
20の直ぐ左側には、3色LED(カラーLED)から
なるカラー表示器21が設けられている。
【0014】このカラー表示器21は、R(赤)とG
(緑)とB(青)の3つのLEDを一体的に組み込ん
だ、直径を3〜5mmとする小型のLEDで構成されてい
る。更に、アーム部12の頭部13の近傍部には、縫製
作業の起動と停止を指令する起動・停止スイッチ22が
設けられている。また、脚柱部11には、外部メモリと
してのカードROM24を着脱可能に装着する為のカー
ド用コネクタ23と、縫製速度を調節する為のスピード
変更用ツマミ25が設けられている。
【0015】ベッド部10の左端部分に形成されたフリ
ーアーム部10aには、大きな刺繍模様を刺繍縫いする
為の刺繍装置40が着脱可能に装着されている。この刺
繍装置40には、刺繍テーブル41が布送り方向及び反
布送り方向に平行なY方向と、このY方向に直交するX
方向とに移動可能に設けられ、この刺繍テーブル41に
は、加工布を保持する為の布保持枠(図示略)が着脱可
能に装着できるようになっている。また、刺繍装置40
の本体フレーム内には、刺繍テーブル41をX方向に駆
動するX方向駆動モータ42と、Y方向に駆動するY方
向駆動モータ43とが設けられている。
【0016】次に、ミシンMと刺繍装置40の制御系の
概要について、図2のブロック図に基づいて説明する。
ミシンMの制御装置32は、CPU33とROM34及
びカードROM24とRAM35とを含むマイクロコン
ピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバスな
どのバス36を介して接続された入力インターフェース
37及び出力インターフェース38とから構成され、入
力インターフェース37には、起動・停止スイッチ22
と、模様選択キーや機能キーとしてのタッチキー20a
と、タイミング信号発生器26からの信号が供給され、
また出力インターフェース38からは、ミシンモータ2
7と、針棒揺動駆動モータ28と、送り歯駆動モータ2
9と、ディスプレイ(LCD)20に表示信号を供給す
るディスプレイコントローラ(LCDC)30と、カラ
ー表示器21を点灯駆動するLED駆動回路31の各々
に駆動信号や駆動パルス信号が供給される。
【0017】前記タイミング信号発生器26は、ミシン
Mの上軸に連係させて設けられ、上軸の回転位相を検出
するものである。出力インターフェース38には、更に
刺繍装置40のX方向駆動モータ42とY方向駆動モー
タ43とが接続され、これらの駆動モータ42,43が
制御装置32から出力される個別の駆動信号に基づいて
夫々独立駆動されて、刺繍テーブル41がX方向とY方
向の組み合わせ位置に1針毎に移動することにより、布
保持枠の加工布に種々の刺繍模様が刺繍縫製される。
【0018】前記カードROM24には、多数のワンポ
イントの刺繍模様として、「パンダ」や「像」や「馬」
・・・などを含む「動物」の刺繍模様、「人物」の刺繍
模様、アルファベット文字やカタカナ文字やひらがな文
字に加えて各種の記号を含む「文字・記号」の刺繍模様
などの種類毎に分類された複数の刺繍模様の各々に関し
て、表示用の模様表示データと刺繍縫いの為の刺繍デー
タとからなる模様データが格納されている。即ち、例え
ば、最初の「動物」の刺繍模様に関する模様データとし
ては、図3に示すように、第1刺繍模様(例えば、パン
ダ)の模様表示データと刺繍データの先頭アドレス、第
2刺繍模様(例えば、像)の模様表示データと刺繍デー
タの先頭アドレス、第3刺繍模様(例えば、馬)の模様
表示データと刺繍データの先頭アドレス、・・・・が順
次格納されている。
【0019】また、その第1刺繍模様の模様表示デー
タ、第2刺繍模様の模様表示データ、第3刺繍模様の模
様表示データ、・・・・が順次格納されるとともに、第
1刺繍模様の刺繍データ、第2刺繍模様の刺繍データ、
第3刺繍模様の刺繍データ、・・・・が順次格納されて
いる。また、その他の「人物」や「文字・記号」の刺繍
模様についても同様に、模様表示データと刺繍データと
が、種類毎に区別して格納されている。ここで、これら
刺繍模様に関する模様表示データと刺繍データとで模様
データが構成されている。
【0020】この刺繍データは、絶対座標系、或いは相
対座標系により作成された針落ち位置を指示するデータ
であり、この刺繍データの1針毎の位置データに基づい
て、加工布が刺繍装置40を介して縫針15に対して相
対移動される。また、この刺繍データとしては、全ての
針落ち位置を記憶したデータ、或いは刺繍模様を複数の
ブロック(三角形状ブロックや矩形状ブロック)に分割
し、各ブロックの頂点の位置データのみを記憶したデー
タであってもよい。
【0021】ところで、これらの「動物」、「人物」な
どの刺繍模様については、糸色を「赤」や「緑」や
「黄」・・などの異なる糸色で刺繍縫いできるように、
ワンポイント刺繍模様が複数の部分模様に分割され、模
様表示データとしては、これら部分模様毎の部分模様表
示データを含んで構成されるとともに、刺繍データとし
ては、これら部分模様毎の部分刺繍データを含んで構成
され、更に各刺繍模様には、図3に示すように、各部分
模様毎の糸色コードが予め設定されて格納されている。
ここで、各部分刺繍データの最後には、糸替え作業の為
に刺繍縫いを停止させる糸替えデータが格納されてい
る。
【0022】前記ROM34には、後述する本願特有の
刺繍模様表示制御の制御プログラム、ジグザグ縫いや三
重縫いなどの実用縫いの刺繍データに基づいて駆動モー
タ27,28を駆動するとともに、刺繍データに基づい
て駆動モータ42,43を駆動して刺繍縫いする刺繍縫
製制御プログラムなどが格納されている。更に、このR
OM34には、30色の糸色の色彩をカラー表示器21
で表示する為に、各糸色毎に、R、G、Bの各LEDを
点灯駆動する3種類のデューティ比データからなるカラ
ー表示データと、糸色コードとを対応させて格納されて
いる。
【0023】また、RAM33には、これら刺繍模様表
示制御や刺繍縫い制御の実行に必要なバッファやカウン
タなどの種々のメモリが設けられている。次に、ミシン
Mの制御装置32により実行される刺繍模様表示制御の
ルーチンについて、図4〜図7のフローチャートに基づ
いて説明する。但し、図中符号Si(i=10、11、
12・・・)は各ステップである。
【0024】このミシンMに電源が投入されるとこの制
御が開始され、先ず刺繍模様の種類を選択する選択画面
がディスプレイ20に表示される(S10)。例えば、図
8に示すように、「動物」、「人物」、「陸の乗り
物」、「海・空の乗り物」、「文字・記号」の選択可能
な種類が表示される。そして、これらの種類のうちから
所望の1つをタッチキー20aを押圧操作して選択する
刺繍模様種類選択処理が実行される(S11)。その結
果、選択された刺繍の種類が「ワンポイントの刺繍模
様」のときには(S12:Yes )、ワンポイント刺繍模様
表示処理制御(図5参照)が実行される(S14)。
【0025】この制御が開始されると、先ずその選択さ
れた種類の最初の刺繍模様群がディスプレイ20に表示
される(S20)。例えば、「動物」を選択したときに
は、図9に示すように、その「動物」に関する複数の刺
繍模様のうち、カードROM24に格納されている第1
刺繍模様「パンダ」〜第5刺繍模様「クマ」からなる最
初の刺繍模様群が表示される。次に、「次ページ」の表
示に対応するタッチキー20aが操作されたときには
(S21・S22:Yes )、次の5つの刺繍模様からなる刺
繍模様群が表示され(S25)、S21に戻る。また、「前
ページ」の表示に対応するタッチキー20aが操作され
たときには(S21:Yes 、S22:No、S23:Yes )、前
の5つの刺繍模様からなる刺繍模様群が表示され(S2
6)、S21に戻る。
【0026】次に、表示されている刺繍模様群のうちか
ら、刺繍縫いしたい所望の刺繍模様に対応するタッチキ
ー20aが模様選択キーとして押圧されたときには(S
21:Yes 、S22〜S23:No、S24:Yes )、模様選択処
理制御(図6参照)が実行される(S27)。この制御が
開始されると、先ずその模様選択キーで指定された刺繍
模様の模様表示データがカードROM24から読出され
て、色替え毎の複数の部分模様が縫製順序に応じて表示
される(S30)。例えば、刺繍模様「像」が選択された
ときには、図10(a)に示すように、刺繍模様「像」
を構成する5つの部分模様が順次表示される。
【0027】次に、ディスプレイ20の左端部の特定位
置に表示された最初の部分模様の糸色が、カラー表示器
21に表示される(S31)。即ち、最初の部分模様の糸
色コードに基づいて、その糸色コードに対応するカラー
表示データによりカラー表示器21に駆動信号が出力さ
れて、その糸色コードに対応する糸色の色彩がカラー表
示器21に表示される。ところで、復帰キーが操作され
たときには(S32・S33:Yes )、現在選択されている
刺繍模様群がディスプレイ20に表示されて(S36)、
前記ワンポイント刺繍模様表示処理制御のS21にリター
ンし、再度刺繍縫いの為の刺繍模様の選択が可能にな
る。
【0028】一方、模様選択処理制御において、復帰キ
ーや起動・停止スイッチ22以外のキーが操作されたと
きには(S32:Yes 、S33〜S34:No)、操作されたキ
ーに対応する処理が実行され(S35)、S32に戻る。そ
して、カラー表示器21に表示された色彩と同色の糸色
を有する刺繍糸がミシンMにセットされて、起動・停止
スイッチ22が操作されたときには(S32:Yes 、S3
3:No、S34:Yes )、刺繍縫製の開始が指令されて、
この制御を終了して、ワンポイント刺繍模様表示処理制
御のS28にリターンする。その結果、ミシンモータ27
と刺繍装置40とが駆動制御されて、刺繍縫製が開始さ
れる。
【0029】そして、ワンポイント刺繍模様表示処理制
御において、糸色表示処理制御(図7参照)が実行され
る(S28)。この制御が開始されると、先ず部分模様ポ
インタのポインタ値Nに初期値「1」がセットされ(S
40)、この部分模様ポインタ値Nで指示するN番目の部
分模様の糸色コードが読出され(S41)、その糸色コー
ドに対応するカラー表示データが読出されてLED駆動
回路31に出力される(S42)。その結果、ディスプレ
イ20の左端部の特定位置に表示されて、現在刺繍縫い
されている部分模様の糸色がカラー表示器21に表示さ
れる。例えば、図10(a)に示すように、刺繍模様
「像」を構成する5つの部分模様うち、特定位置に表示
された「顔」の部分模様の糸色、例えば「黄」がカラー
表示器21に表示される。
【0030】次に、そのN番目の部分模様の刺繍縫製が
終了して、糸替えの為に刺繍縫いが停止したときに(S
43:Yes )、N番目の部分模様が最終でないときには
(S44:No)、部分模様ポインタ値Nが1つインクリメ
ントされ(S45)、N番目の部分模様(次の部分模様)
がディスプレイ20の特定位置にシフトして表示され
(S46)、同様にS41〜S42により、次の部分模様の糸
色がカラー表示器21に表示される。例えば、図10
(b)に示すように、5つの部分模様が1つずつ左側に
シフトして、次の部分模様「耳」が特定位置に表示さ
れ、カラー表示器21には、その「耳」の部分模様の糸
色、例えば「緑」が表示される。
【0031】そして、その糸色の表示に基づいて、その
糸色の刺繍糸に交換した後、起動・停止スイッチ22の
操作で部分模様「耳」の刺繍縫いが開始される。以下同
様にして部分模様の刺繍縫いが終了する毎に、次の部分
模様が特定位置に表示されるとともに、その部分模様の
糸色がカラー表示器21に表示される。一方、例えば、
図10(c)に示すように、最終の部分模様「像の輪
郭」が特定位置に表示され且つその糸色がカラー表示器
21に表示されているときに、その最終の部分模様の刺
繍縫製が終了したときには(S43・S44:Yes )、この
制御とワンポイント刺繍模様表示処理制御を終了して、
刺繍模様表示制御のS10にリターンする。ここで、例え
ば図10(c)に示す部分模様「像の輪郭」が「黒」の
ときには、カラー表示器21を消灯させるようにしても
よい。
【0032】一方、刺繍模様表示制御において、選択さ
れた刺繍の模様が「文字・記号」の刺繍模様のときには
(S12:No、S13:Yes )、文字・記号刺繍模様表示処
理制御が実行され(S15)、S10に戻る。この文字・記
号刺繍模様表示処理制御においては、ディスプレイ20
に表示された複数の文字や記号のうちから所望の文字や
記号が1つ又は複数選択されるとともに、糸色が設定さ
れる。そして、縫製が開始されたときには、次に刺繍縫
いする文字又は記号がディスプレイ20の特定位置に順
次シフトして表示されるとともに、その糸色がカラー表
示器21に表示される。
【0033】次に、選択された刺繍模様を、部分模様毎
に刺繍縫いするときに、カラー表示器21に糸色を表示
する糸色表示制御の作用について説明する。複数のワン
ポイント刺繍模様のうちから所望の刺繍模様が選択され
たときには、その刺繍模様を構成する複数の部分模様が
ディスプレイ20に表示され、そのディスプレイ20の
左端部の特定位置に表示され、最初に刺繍縫いされる部
分模様の糸色がカラー表示器21に表示される。そし
て、その後、部分模様の刺繍縫いを終了する毎に、次の
刺繍縫いの部分模様がディスプレイ20の特定位置にシ
フトして表示されるとともに、その部分模様の糸色がカ
ラー表示器21に表示される。
【0034】このように、カラー表示器21をディスプ
レイ20に隣接させて設け、選択した刺繍模様の複数の
部分模様がディスプレイ20に表示され、或いは選択し
た複数の文字や記号が表示されて、部分模様毎に或いは
文字・記号毎に刺繍縫いするときに、次に刺繍縫いする
部分模様又は刺繍模様がディスプレイ20の特定位置に
順々にシフトして表示されるとともに、その特定位置に
表示された部分模様又は刺繍模様の糸色がカラー表示器
21に表示されるので、カラー表示器21を複数設ける
ことなく、複数の部分模様又は刺繍模様の糸色を全て表
示させることができる。
【0035】また、その糸色を色彩をつけて表示するカ
ラー表示器21は、3色LED素子を有するので、カラ
ー表示器21を小型化且つ低コスト化でき、更にカラー
表示制御を簡単化することができる。加えて、ディスプ
レイ20は2色の濃淡で表示する液晶ディスプレイで構
成されるので、ディスプレイ20を低コスト化できる
上、刺繍模様又は部分模様を糸色に関係なく、明瞭に表
示することができる。
【0036】ところで、図11に示すように、ディスプ
レイ20Aに表示される複数の刺繍模様又は部分模様に
対応させて、複数のカラー表示器21Aをディスプレイ
20Aの直ぐ下側に設け、複数の刺繍模様又は部分模様
の糸色を対応するカラー表示器21Aに夫々表示するよ
うに構成してもよい。この場合には、複数の刺繍模様又
は部分模様の各々の糸色を、対応するカラー表示器21
Aを介して同時に表示させることができる。
【0037】上述した実施例においては、カラー表示器
21を糸色を表現するために用いているが、ミシンの異
常を報知するためのアラームランプ(異常時赤、正常時
緑)、縫製が行なわれていることを示すパイロットラン
プ(縫製時赤、停止時緑)、ミシンの実際の速度を示す
報知ランプ(回転速度に応じて点滅の間隔を変える)等
に併用しても良い。
【0038】尚、カードROM24には、複数の刺繍模
様に関して、模様表示データだけを記憶しておき、この
模様表示データから刺繍データを展開処理して求めるよ
うに構成したり、また刺繍データだけを記憶しておき、
この刺繍データから模様表示データを展開処理して求め
るように構成したり、更に模様表示データと刺繍データ
とに展開可能な模様データを記憶しておき、この模様デ
ータから模様表示データや刺繍データに夫々展開処理し
て求めるように構成することも可能である。
【0039】また、前記実施形態に関し、既存の技術や
当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることも
あり得る。更に、布保持枠に対して縫針15を相対移動
させることにより刺繍縫い可能な各種のミシンや、送り
歯で加工布を前後方向と左右方向に夫々移動させながら
刺繍縫い可能なミシンなど、終了縫い可能な種々の電子
制御ミシンに限らず、縫製機構を備えていない各種の刺
繍模様表示可能な各種の縫製データ処理装置に本発明を
適用し得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る刺繍模様表示可能な縫製
データ処理装置によれば、少なくとも1つのカラー表示
器を設けたので、指定された刺繍模様又は刺繍模様の一
部分である部分模様は、模様表示制御手段によりディス
プレイに表示され、ディスプレイに表示されたその刺繍
模様又は刺繍模様の部分模様の糸色を、少なくとも1つ
のカラー表示器により色彩をつけて表示できる。
【0041】請求項2に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置によれば、請求項1と同様の効果を奏する
が、カラー表示器は3色LED素子を有しているので、
カラー表示器を小型化且つ低コスト化でき、更にカラー
表示制御を簡単化することができる。
【0042】請求項3に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置によれば、請求項1又は請求項2と同様の
効果を奏するが、カラー表示器は、ディスプレイに複数
の刺繍模様又は部分模様が表示されたときには、ディス
プレイ上の特定位置に表示された刺繍模様又は部分模様
の糸色を表示するので、複数の刺繍模様又は部分模様を
ディスプレイ上の特定位置に順次移動させながら表示す
ることにより、カラー表示器を複数設けることなく、複
数の刺繍模様又は部分模様の糸色を全て表示させること
ができる。
【0043】請求項4に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置によれば、請求項1又は請求項2と同様の
効果を奏するが、ディスプレイは、複数の刺繍模様又は
部分模様を表示可能で、しかも複数の刺繍模様又は部分
模様の糸色を夫々表示する複数のカラー表示器が、複数
の刺繍模様又は部分模様の表示位置に対応付けて設けら
れているので、複数の刺繍模様又は部分模様の各々の糸
色を、対応するカラー表示器を介して同時に表示させる
ことができる。
【0044】請求項5に係る刺繍模様表示可能な縫製デ
ータ処理装置によれば、請求項4と同様の効果を奏する
が、ディスプレイは2色の濃淡で表示する液晶表示器で
構成されるので、ディスプレイを低コスト化できる上、
刺繍模様又は部分模様を糸色に関係なく、明瞭に表示す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、刺繍装置を装着した
電子制御式ジグザグミシンの正面図である。
【図2】ミシン及び刺繍装置の制御系のブロック図であ
る。
【図3】カードROMに格納された模様データのデータ
構成を説明する説明図である。
【図4】刺繍模様表示制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図5】ワンポイント刺繍模様表示処理制御のルーチン
の概略フローチャートである。
【図6】模様選択処理制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図7】糸色表示処理制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図8】刺繍模様の種類名を表示した表示例の説明図で
ある。
【図9】「動物」の刺繍模様群の表示例を示す説明図で
ある。
【図10】(a)は刺繍模様「像」の最初の部分模様の
糸色をカラー表示器に表示した表示例を示す説明図であ
り、(b)は次の部分模様の糸色をカラー表示器に表示
した表示例を示す説明図であり、(c)は最終の部分模
様の糸色をカラー表示器に表示した表示例を示す説明図
である。
【図11】変更形態に係り、表示された複数の部分模様
の各々に対応させて複数のカラー表示器を設けた図10
(a)相当図である。
【符号の説明】
M 電子制御式ジグザグミシン 20 液晶ディスプレイ 21 カラー表示器 24 カードROM 30 ディスプレイコントローラ 32 制御装置 33 CPU 34 ROM 35 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刺繍模様に関する模様データに基
    づいて刺繍模様を表示可能なディスプレイとそのコント
    ローラを含む表示手段と、指定された1又は複数の刺繍
    模様を模様データに基づいて表示手段に表示させる模様
    表示制御手段とを備えた縫製データ処理装置において、 前記ディスプレイに表示された刺繍模様又は刺繍模様の
    一部分である部分模様の糸色を色彩をつけて表示する少
    なくとも1つのカラー表示器を設けたことを特徴とする
    刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記カラー表示器は、3色LED素子を
    有することを特徴とする請求項1に記載の刺繍模様表示
    可能な縫製データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー表示器は、ディスプレイに複
    数の刺繍模様又は部分模様が表示されたときには、ディ
    スプレイ上の特定位置に表示された刺繍模様又は部分模
    様の糸色を表示することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイは、複数の刺繍模様又
    は部分模様を表示可能に構成され、これら複数の刺繍模
    様又は部分模様の糸色を夫々表示する複数のカラー表示
    器が複数の刺繍模様又は部分模様の表示位置に対応付け
    て設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイは、2色の濃淡で表示
    する液晶表示器であることを特徴とする請求項3に記載
    の刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置。
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