JP2017029362A - ミシン、及び、表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが短時間で刺繍模様の確認を行うことができるミシン、及び、表示プログラムを提供する。【解決手段】ミシンのCPUは、ステッチデータと、ステッチデータに対応する刺繍模様を示す模様画像のデータである模様データとを取得する。CPUは、取得された模様データに基づいて、模様画像を表示部に表示させる。CPUは、模様画像が表示部に表示されたことを条件として、取得されたステッチデータに基づいて、第1所定数分の縫目を示す複数の部分画像を生成する(S151)。CPUは、複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された部分画像を、模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる(S159)。【選択図】図10
Description
本発明は、刺繍模様を示す画像を表示部に複数表示させることが可能なミシン、及び、刺繍模様を示す画像を表示部に複数表示させるための表示プログラムに関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、刺繍模様の縫製が可能なミシンにおいて、縫製対象とする刺繍模様をユーザに選択させるために、刺繍模様を示す画像(以下、「模様画像」という。)を複数並べて表示部に表示させる技術が知られている。以下、模様画像を複数並べて表示させることを、「複数の模様画像をサムネイル表示させる」ともいう。また、刺繍模様の縫製を行うためのステッチデータに基づいて、模様画像を生成する方法が知られている。
ステッチデータに基づいて模様画像が生成される場合、ステッチデータによって示される針落ち点の座標の数が多い程、生成に時間を要する。このため、生成された複数の模様画像をサムネイル表示させる場合、複数の模様画像の生成に時間がかかることによってサムネイル表示が円滑に実行されない可能性がある。その結果、ユーザが、縫製対象とする刺繍模様を確認できるまでに時間がかかるという問題点がある。
本発明の目的は、ユーザが短時間で刺繍模様の確認を行うことができるミシン、及び、表示プログラムを提供することである。
本発明の第1態様に係るミシンは、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定するステッチデータに基づいて、布に刺繍模様の縫製を行う縫製部と、第1記憶部から、前記ステッチデータと、当該ステッチデータに対応する刺繍模様を示す模様画像のデータである模様データと、を取得する第1取得手段と、前記第1取得手段によって取得された前記模様データに基づいて、前記模様画像を表示部に表示させる第1表示手段と、前記第1表示手段によって前記模様画像が前記表示部に表示されたことを条件として、前記第1取得手段によって取得された前記ステッチデータに基づいて、第1所定数分の縫目を示す複数の部分画像を生成する第1生成手段と、前記第1生成手段によって前記複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された部分画像を、前記第1表示手段によって表示された前記模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる第2表示手段とを備えている。
第1態様において、ミシンは、第1記憶部に記憶されたステッチデータ及び模様データを取得する。ミシンは、取得した模様データに基づいて模様画像を表示部に表示させる。又、ミシンは、取得したステッチデータに基づいて、複数の部分画像を生成する。ミシンは、生成した複数の部分画像のそれぞれを、模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる。この場合、部分画像が表示される前に模様画像が表示されるので、ユーザは、部分画像が表示されることを待つことなく、縫製可能な刺繍模様を確認することができる。
本発明の第2態様に係る表示プログラムは、第1記憶部から、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定するステッチデータステッチデータと、当該ステッチデータに対応する刺繍模様を示す模様画像のデータである模様データと、を取得する第1取得ステップと、前記第1取得ステップによって取得された前記模様データに基づいて、前記模様画像を表示部に表示させる第1表示ステップと、前記第1表示ステップによって前記模様画像が前記表示部に表示されたことを条件として、前記第1取得ステップによって取得された前記ステッチデータに基づいて、第1所定数分の縫目を示す複数の部分画像を生成する第1生成ステップと、前記第1生成ステップによって前記複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された部分画像を、前記第1表示ステップによって表示された前記模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる第2表示ステップとを、コンピュータに実行させる。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
<ミシン1の物理的構成>
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、ミシン1の物理的構成について説明する。図1の上下方向、右下側、左上側、左下側、右上側が、各々、ミシン1の上下方向、前方、後方、左方、右方である。後述のディスプレイ15が配置された面が、ミシン1の前面である。ベッド部11及びアーム部13の長手方向がミシン1の左右方向であり、脚柱部12が配置されている側が右側である。脚柱部12の伸長方向がミシン1の上下方向である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、ミシン1の物理的構成について説明する。図1の上下方向、右下側、左上側、左下側、右上側が、各々、ミシン1の上下方向、前方、後方、左方、右方である。後述のディスプレイ15が配置された面が、ミシン1の前面である。ベッド部11及びアーム部13の長手方向がミシン1の左右方向であり、脚柱部12が配置されている側が右側である。脚柱部12の伸長方向がミシン1の上下方向である。
ミシン1は、ベッド部11、脚柱部12、アーム部13、頭部14、及び、移送機構40を備える。ベッド部11は、左右方向に延びるミシン1の土台部である。脚柱部12は、ベッド部11の右端部から上方へ立設されている。アーム部13は、ベッド部11に対向して脚柱部12の上端から左方へ延びる。頭部14は、アーム部13の左先端部に連結する部位である。
移送機構40は、本体部41及びキャリッジ42を備える。キャリッジ42は、枠ホルダ(図示略)、Y軸移送機構(図示略)、及び、Y軸モータ84(図2参照)を備える。枠ホルダは、複数種類の刺繍枠を択一的に着脱可能である。刺繍枠50は、内枠と外枠とで縫製対象物3を挟持して保持する周知構成の刺繍枠である。Y軸移送機構は、枠ホルダを前後方向(Y軸方向)に移送する。刺繍枠50は、枠ホルダが前後方向に移送されることにより、縫製対象物3を前後方向に移送する。Y軸モータ84は、Y軸移送機構を駆動する。本体部41は、X軸移送機構(図示略)及びX軸モータ83(図2参照)を内部に備える。X軸移送機構は、キャリッジ42を左右方向(X軸方向)に移送する。刺繍枠50は、キャリッジ42が左右方向に移送されることによって、縫製対象物3を左右方向に移送する。X軸モータ83は、X軸移送機構を駆動する。
脚柱部12の前面には、ディスプレイ15が設けられている。ディスプレイ15の前面側には、押圧された位置を検知可能なタッチパネル26が設けられている。ユーザが、指又はスタイラスペン(図示略)を用いてタッチパネル26のタッチ操作を行うと、タッチパネル26によって、タッチされた位置が検知される。ユーザは、タッチパネル26を介して、縫製を所望する刺繍模様、及び、実行すべきコマンド等を選択できる。脚柱部12は、内部にミシンモータ81(図2参照)を備える。
アーム部13の上部には、開閉可能なカバー16が設けられている。図1では、カバー16は開かれた状態である。アーム部13の内部には、糸収容部18が設けられている。糸収容部18は、上糸が巻回された糸駒20を収容可能である。アーム部13内部には、左右方向に延びる主軸(図示略)が設けられている。主軸は、ミシンモータ81により回転駆動される。アーム部13の前面左下部には、スイッチ29が設けられている。スイッチ29は、縫製開始又は停止の指示を受け付ける。
頭部14には、針棒6、押え棒8、及び、針棒上下動機構(図示略)等が設けられている。針棒6及び押え棒8は、頭部14の下端部から下方に延びる。針棒6の下端には、縫針(図示略)が着脱可能に装着される。針棒上下動機構は、主軸の回転により針棒6を上下方向に駆動させる。
<ミシン1の電気的構成>
図2を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1は、CPU61と、バス65によって各々CPU61に接続されたROM62、RAM63、フラッシュメモリ64、及び、入出力インターフェイス(I/O)66を備えている。
図2を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1は、CPU61と、バス65によって各々CPU61に接続されたROM62、RAM63、フラッシュメモリ64、及び、入出力インターフェイス(I/O)66を備えている。
CPU61は、ミシン1の主制御を司り、ROM62に記憶された各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。ROM62は、ミシン1を動作させるための各種プログラムが記憶されている。RAM63には、CPU61が演算処理した演算結果等を収容する記憶エリアが必要に応じて設けられる。具体的には、RAM63には、後述するファイルテーブル領域631(図4参照)が設けられる。RAM63には、表示バッファが設けられる。CPU61は、表示バッファに記憶された画像のデータに基づき、ディスプレイ15に画像を表示させる。フラッシュメモリ64には、ミシン1が各種処理を実行するための各種パラメータとして、後述する第1所定数、第2所定数、及び、第3所定数が記憶されている。第1所定数、第2所定数、及び第3所定数の設定値は、それぞれ、「10000」「9」「10000」である。フラッシュメモリ64には、後述するフォルダ画像、第1定型画像、及び、第2定型画像のデータが記憶される。フラッシュメモリ64には、第1定型画像及び第2定型画像のそれぞれを囲む最小の四角形である外接矩形のデータが記憶される。フラッシュメモリ64には、後述する刺繍データが記憶される。刺繍データは、ツリー構造を有する複数のフォルダの何れかに格納される。刺繍データの詳細は後述する。I/O66には、駆動回路71−74、タッチパネル26、及び、スイッチ29が接続されている。
なお、ミシン1を動作させるためのプログラムは、フラッシュメモリ64に記憶されてもよい。この場合、プログラムは、外部から書き換え可能としてもよい。例えば、ミシン1が備える図示外のドライブ装置によって記憶媒体からプログラムが読み出され、フラッシュメモリ64に記憶されてもよい。
駆動回路71には、ミシンモータ81が接続されている。駆動回路71は、CPU61からの制御信号に従って、ミシンモータ81を駆動する。ミシンモータ81の駆動に伴い、ミシン1の主軸(図示略)を介して針棒上下動機構(図示略)が駆動され、針棒6が上下動される。駆動回路72には、X軸モータ83が接続されている。駆動回路73には、Y軸モータ84が接続されている。駆動回路72及び73は、各々、CPU61からの制御信号に従って、X軸モータ83及びY軸モータ84を駆動する。X軸モータ83及びY軸モータ84の駆動に伴い、制御信号に応じた移送量分、刺繍枠50が左右方向(X軸方向)及び前後方向(Y軸方向)に移送される。駆動回路74は、CPU61からの制御信号に従ってディスプレイ15を駆動することで、ディスプレイ15に画像を表示させる。
<刺繍データ>
刺繍データには、ステッチデータが少なくとも含まれる。ステッチデータは、ミシン1に刺繍模様の縫製を実行させるためのデータである。ステッチデータは、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定する。具体的には、ステッチデータには、縫製順序、座標データ、及び、糸色情報が含まれる。座標データは、刺繍模様を縫製するための針落ち点の刺繍座標系の位置を、相対座標で表す。相対座標は、連続する2つの針落ち点のそれぞれの座標の差分で示される。つまり、座標データは、1つの縫目を形成させるために刺繍枠50が移動するときの、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を示す。糸色情報は、刺繍模様の縫製に用いる上糸の色を示す情報である。CPU61は、ステッチデータに基づき、刺繍枠50をX軸方向及びY軸方向に移動させ且つ針棒6を駆動することによって、縫製対象物3に刺繍模様を縫製する。
刺繍データには、ステッチデータが少なくとも含まれる。ステッチデータは、ミシン1に刺繍模様の縫製を実行させるためのデータである。ステッチデータは、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定する。具体的には、ステッチデータには、縫製順序、座標データ、及び、糸色情報が含まれる。座標データは、刺繍模様を縫製するための針落ち点の刺繍座標系の位置を、相対座標で表す。相対座標は、連続する2つの針落ち点のそれぞれの座標の差分で示される。つまり、座標データは、1つの縫目を形成させるために刺繍枠50が移動するときの、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を示す。糸色情報は、刺繍模様の縫製に用いる上糸の色を示す情報である。CPU61は、ステッチデータに基づき、刺繍枠50をX軸方向及びY軸方向に移動させ且つ針棒6を駆動することによって、縫製対象物3に刺繍模様を縫製する。
刺繍データには、ステッチデータに対応付けられた模様データが更に含まれる場合がある。模様データは、対応するステッチデータに基づいて縫製される刺繍模様を示す画像(以下、「模様画像」という。)を生成するためのデータである。より詳細には、模様データには、模様画像を形成する複数のブロック画像のそれぞれを示すブロックデータが含まれる。ブロックデータの形式として、BMP形式、JPEG形式等がある。つまり、模様画像は、複数のブロックデータによって示される複数のブロック画像を組み合わせることによって生成される。
刺繍データ、及び、ステッチデータの少なくとも一方が暗号化されている場合がある。刺繍データが暗号化されている場合、CPU61は、所定の第1鍵情報を用いて刺繍データを復号することによって、ステッチデータ及び模様データを参照可能となる。又、ステッチデータが暗号化されている場合、CPU61は、所定の第2鍵情報を用いてステッチデータを復号することによって、ステッチデータに含まれるデータを参照可能となる。又、ステッチデータ、及び、模様データに含まれるブロックデータの少なくとも一方が破損する場合がある。CPU61は、ステッチデータが破損した場合、このステッチデータに基づいて刺繍模様の縫製を実行できない。CPU61は、ブロックデータが破損した場合、このブロックデータを含む模様データに基づいて模様画像を生成できない。
<選択画面151>
図3を参照し、ディスプレイ15(図1参照)に表示される選択画面151(選択画面151A、151B)について説明する。選択画面151は、ミシン1によって縫製される刺繍模様をユーザに選択させるための画面である。選択画面151には、フォルダ名51、サムネイル画像52、ページ切り替えボタン53、及び、階層切り替えボタン54が含まれる。
図3を参照し、ディスプレイ15(図1参照)に表示される選択画面151(選択画面151A、151B)について説明する。選択画面151は、ミシン1によって縫製される刺繍模様をユーザに選択させるための画面である。選択画面151には、フォルダ名51、サムネイル画像52、ページ切り替えボタン53、及び、階層切り替えボタン54が含まれる。
選択画面151Aを参照して説明する。フォルダ名51は、フラッシュメモリ64に記憶された複数のフォルダの何れかのフォルダ名を示す。選択画面151の場合、「bPocket」がフォルダ名に対応する。以下、フォルダ名51によって示されるフォルダ名のフォルダを、「対象フォルダ」という。
サムネイル画像52は、フラッシュメモリ64に記憶された対象フォルダの直下に格納されたサブフォルダ又は刺繍データに対応する画像を、サムネイル形式で示す。サムネイル画像52は、9つの枠521を含む。9つの枠521のそれぞれの形状は、矩形状である。9つの枠521のそれぞれは、対象フォルダの直下に格納された9つのフォルダ又は刺繍データのそれぞれに対応する。9つの枠521は、縦方向及び横方向のそれぞれに3つずつ並んでいる。以下、9つの枠521の横の並びを「行」といい、縦の並びを「列」という。9つの枠521のうち、上からm番目の行、及び、左からM番目の列の枠521の位置を、「m行M列の位置」という。
複数の枠521のそれぞれの内側に表示される画像は、次の4種類のうち何れかである。1つ目は、1行1列の位置の枠521内に表示された、フォルダ画像52Aである。フォルダ画像52Aは、対象フォルダに格納されたフォルダに対応する。フォルダ画像52Aは、フォルダの形状を有する定型の画像である。フォルダ画像52Aは、フラッシュメモリ64に記憶されたフォルダ画像のデータに基づいて表示される。
2つ目は、1行2列、1行3列、2行1列、2行2列、2行3列、及び、3行2列のそれぞれの位置の6つの枠521の内側に表示された、模様画像521Bである。模様画像521Bは、対象フォルダに格納された刺繍データのうち、ミシン1が縫製可能な刺繍データであって、模様画像の生成が可能な刺繍データに対応する。詳細には、模様画像521Bは、ステッチデータの解析が可能な刺繍データであり、且つ、模様画像の生成が可能な刺繍データに対応する。ステッチデータの解析が可能な刺繍データとは、次の(1)に該当する刺繍データであり、且つ、次の(2)に該当するステッチデータを含む刺繍データである。
(1)暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能な刺繍データ
(2)暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能なステッチデータであり、且つ、破損していないステッチデータ
(1)暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能な刺繍データ
(2)暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能なステッチデータであり、且つ、破損していないステッチデータ
又、模様画像の生成が可能な刺繍データとは、(3)模様画像の生成が可能な模様データを含む刺繍データである。このため、刺繍データに模様データが含まれていない場合、又は、模様画像を生成することが不可能な模様データが刺繍データに含まれている場合には、模様画像の生成が不可能な刺繍データということになる。なお、模様画像を生成することが不可能な模様データとは、模様データに対応する複数のブロックデータの少なくとも一部が破損していることを示す。
模様画像521Bは、模様データに基づいて生成される模様画像である。なお、本実施形態において、フラッシュメモリ64に記憶される模様データのデータ量は、フラッシュメモリ64の容量を抑制するために制限される。このため、模様データに基づいて生成される模様画像521Bの解像度は相対的に低く、ジャギーが目立っている。
3つ目は、3行1列の位置の枠521の内側に表示された、第1定型画像521Cである。第1定型画像521Cは、対象フォルダに格納された刺繍データのうち、ミシン1が縫製可能な刺繍データであって、模様画像の生成が不可能な刺繍データに対応する。詳細には、第1定型画像521Cは、ステッチデータの解析が可能な刺繍データであり、且つ、模様画像の生成が不可能な模様データを含む刺繍データに対応する。第1定型画像521Cは、砂時計を示す定型の画像である。第1定型画像521Cは、フラッシュメモリ64に記憶された第1定型画像のデータに基づいて表示される。
4つ目は、3行3列の位置の枠521の内側に表示された、第2定型画像52Dである。第2定型画像52Dは、対象フォルダに格納された刺繍データのうち、ミシン1が縫製不可能な刺繍データに対応する。第2定型画像52Dは、顔を示す定型の画像である。第2定型画像52Dは、フラッシュメモリ64に記憶された第2定型画像のデータに基づいて表示される。
CPU61は、サムネイル画像52として表示された模様画像521B(選択画面151A参照)を、ステッチ画像522B(選択画面151B参照)に変化させ、第1定型画像521C(選択画面151A参照)を、ステッチ画像522C(選択画面151B参照)に変化させる。ステッチ画像522B、522Cは、模様画像521B及び第1定型画像521Cと異なり、刺繍データに含まれるステッチデータに基づいて生成される。詳細には、CPU61は、ステッチデータによって特定される複数の縫目のそれぞれを画像として表すことによって、ステッチ画像522B、522Cを生成する。なお、ステッチ画像522Bは、縫目単位で画像が形成されるので、模様画像521Bよりも解像度が高くなる。このため、ステッチ画像522Bにおいてジャギーは目立たず滑らかであり、模様画像521Bよりも見栄えが良い。
CPU61は、次のようにして、模様画像521Bをステッチ画像522Bに少しずつ変化させる。CPU61は、ステッチデータによって特定される複数の縫目のうち第1所定数分の縫目を抽出する。CPU61は、抽出した第1所定数分の縫目のそれぞれを画像として表現した画像、即ち、ステッチ画像の一部分の画像(以下、「部分画像」という。)5211を生成する。CPU61は、模様画像521Bのうち生成された部分画像5211によって示される縫目に対応する部分の代わりに、部分画像5211を表示させる。つまり、CPU61は、模様画像521Bの一部分を、部分画像5211に置き換える。枠521の内側には、模様画像521Bの一部分が部分画像5211に置き換えられた模様画像5211Aが表示される。
次に、CPU61は、ステッチデータによって特定される複数の縫目のうち、部分画像5211を生成するときに抽出されていない複数の縫目について、第1所定数分の縫目を更に抽出し、部分画像5212を生成する。CPU61は、模様画像5211Aのうち生成された部分画像5212に対応する部分の代わりに、部分画像5212を表示させる。枠521の内側には、模様画像521Bの一部分が部分画像5211、5212に置き換えられた模様画像5212Aが表示される。
以上の処理は、ステッチデータによって特定される複数の縫目の全てが第1所定数分ずつ抽出されるまで繰り返される。複数の縫目の全てが抽出されることによって生成された複数の部分画像5211、5212、5213によって、模様画像521Bの全てが置き換えられる。部分画像5211、5212、5213が組み合わせられた画像は、ステッチ画像522Bに対応する。以上によって、模様画像521Bの代わりにステッチ画像522Bが最終的に表示される。
なお、詳細な説明は省略するが、第1定型画像521Cがステッチ画像522Cに変化する場合にも、上記の場合と同様、ステッチ画像522Cの一部分の画像である部分画像が順番に生成される。生成された部分画像は、第1定型画像521Cの一部分の代わりに表示される。つまり、第1定型画像521Cの一部分は、生成された部分画像に置き換えられる。最終的に、複数の部分画像が組み合わせられたステッチ画像522Cによって、第1定型画像521Cの全てが置き換えられる。以上によって、第1定型画像521Cの代わりにステッチ画像522Cが最終的に表示される。
ステッチデータに基づいて生成される部分画像及びステッチ画像の向きと、模様データに基づいて生成される模様画像の向きとが一致しない場合がある。本実施形態において、部分画像及びステッチ画像が、模様画像に対して時計回りに90度回転した状態となる場合があるとする。この場合、模様画像の一部分の代わりに部分画像がそのまま表示されると、模様画像と部分画像とがずれてしまい、刺繍模様をユーザが認識できなくなる場合がある。
これに対し、CPU61は、次の処理を行う。はじめにCPU61は、模様画像に対して時計回りに90度回転した部分画像及びステッチ画像が生成されるステッチデータを特定する。特定の方法の詳細は後述する。次に、CPU61は、特定されたステッチデータに基づいて部分画像5201が生成された場合、生成された部分画像5201を反時計回りに90度回転させる。CPU61は、反時計回りに90度回転させた部分画像5201を、模様画像521Bのうち部分画像5201に対応する部分の代わりに表示させる。これによって、回転された部分画像5201によって模様画像521Bの一部分が置き換えられた模様画像5201Aが表示される。このように、CPU61は、部分画像及びステッチ画像の向きと模様画像の向きとを揃えている。
選択画面151において、サムネイル画像52に含まれる枠521の最大数は、第2所定数として設定された「9」である。対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データの数が第2所定数以下の場合、サムネイル画像52には、フォルダ又は刺繍データの数と同数の枠521が、1行1列、1行2列、1行3列、2行1列・・・の順に配列された状態で含まれる。
一方、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データの数が第2所定数よりも多い場合、フォルダ又は刺繍データは、最大第2所定数毎のグループに分割される。そして、分割された複数のグループのそれぞれに含まれるフォルダ又は刺繍データに対応する画像は、1つの選択画面151に表示される。又、複数のグループのそれぞれに含まれるフォルダ又は刺繍データに対応する画像を表示するために、複数のグループのそれぞれに対応する複数の選択画面151が切り替えられながら1画面ずつディスプレイ15に表示される。以下、n個のグループに対応するn(n=1,2,・・・)個の選択画面151のそれぞれを、「nページ目の選択画面151」という。
ページ切り替えボタン53は、選択画面151のページを切り替えるためのボタンである。上記のように、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データが第2所定数よりも多い場合、ユーザは、ページ切り替えボタン53を選択することによって、選択画面151のページを切り替えることができる。これによって、ユーザは、対象フォルダに格納された第2所定数よりも多いフォルダ又は刺繍データのそれぞれに対応する画像を、選択画面151のページを切り替えながら全て確認できる。以下、ディスプレイ15に表示された選択画面151のページを、「対象ページ」という。
階層切り替えボタン54は、対象フォルダを別のフォルダに切り替えるためのボタンである。例えば、選択画面151の階層切り替えボタン54が選択された場合、対象フォルダは、フォルダ名が「bPocket」であるフォルダの1つ上層のフォルダに切り替えられる。なお、サムネイル画像52のフォルダ画像52Aが選択された場合も同様に、対象フォルダが切り替えられる。この場合、対象フォルダは、フォルダ名が「bPocket」であるフォルダから、フォルダ画像52Aに対応するフォルダに切り替えられる。
ユーザは、縫製対象とする刺繍模様の選択操作を、選択画面151を介して次のように実行する。ユーザは、階層切り替えボタン54、又は、サムネイル画像52のフォルダ画像52Aを選択して対象フォルダを切り替え、ページ切り替えボタン53を選択して対象ページを切り替える。これによって、ユーザは、縫製対象の刺繍模様を示す模様画像521B、模様画像521Bの一部分が部分画像5211、5212に置き換えられた模様画像5211A、5212A、及び、ステッチ画像522Bの何れかがサムネイル画像52として含まれるページの選択画面151を、ディスプレイ15に表示させる。
この状態で、ユーザは、縫製対象の刺繍模様に対応する画像を含む枠521を選択する操作を行う。CPU61は、選択された枠521に含まれる画像に対応する刺繍データを特定し、特定した刺繍データに含まれるステッチデータを更に特定する。CPU61は、特定したステッチデータに基づき、刺繍枠50を移送機構40によって左右方向(X軸方向)、及び前後方向(Y軸方向)に移送する。同時に、CPU61は、針棒上下動機構(図示略)を駆動する。これにより、選択画面151を介して選択された画像に対応する刺繍模様が、刺繍枠50に保持された縫製対象物3に対して縫製される。
<ファイルテーブル60>
図4を参照し、RAM63のファイルテーブル領域631に格納されるファイルテーブル60について説明する。ファイルテーブル60は、フォルダ又は刺繍データに対応する画像をサムネイル画像52として含む選択画面151を表示させるために使用される。ファイルテーブル60は、フラッシュメモリ64に記憶されたフォルダ毎に作成される。ファイルテーブル60は、第1ファイルテーブル60A及び第2ファイルテーブル60Bを含む。
図4を参照し、RAM63のファイルテーブル領域631に格納されるファイルテーブル60について説明する。ファイルテーブル60は、フォルダ又は刺繍データに対応する画像をサムネイル画像52として含む選択画面151を表示させるために使用される。ファイルテーブル60は、フラッシュメモリ64に記憶されたフォルダ毎に作成される。ファイルテーブル60は、第1ファイルテーブル60A及び第2ファイルテーブル60Bを含む。
第1ファイルテーブル60Aでは、1つのフォルダの直下に格納されたサブフォルダ又は刺繍データのインデックスが、ページ毎に管理される。第1ファイルテーブル60Aでは、ページ及びインデックスが対応付けられている。ページは、選択画面151のページに対応する。インデックスは、フォルダ又は刺繍データに順番に割り当てられる。図4の場合、ページ「1」「2」「3」のそれぞれに、「1−9」「10−18」「19、20」がインデックスとして対応付けられている。
第2ファイルテーブル60Bでは、第1ファイルテーブル60Aのインデックスが割り当てられたフォルダ又は刺繍データに関する情報が管理される。第2ファイルテーブル60Bは、インデックス毎に、左端座標、上端座標、ファイル/フォルダ識別、名称、及び、画像情報を含む。左端座標は、フォルダ又は刺繍データに対応する画像が表示される枠521(図3参照)の左端の位置を、横方向(X軸方向)の座標によって示す。上端座標は、フォルダ又は刺繍データに対応する画像が表示される枠521の上端の位置を、上下方向(Y軸方向)の座標によって示す。ファイル/フォルダ識別は、フォルダ又は刺繍データを示すフラグ情報である。名称は、フォルダのフォルダ名、又は、刺繍データのファイル名を示す。「画像情報」は、枠521に表示される画像に関する情報である。
画像情報は、状態フラグ、回転フラグ、第1横サイズ、第1縦サイズ、第2横サイズ、第2縦サイズ、削除フラグ、及び、表示画像データを含む。状態フラグは、「0」(画像なし)「1」(模様画像生成完了)、「2」(ステッチ画像生成中)、「3」(ステッチ画像生成完了)、「4」(生成失敗)の何れかを示す。回転フラグの詳細は後述する。第1横サイズは、ステッチ画像の横方向の最大の長さを示す。第1縦サイズは、ステッチ画像の縦方向の最大の長さを示す。第2横サイズは、模様画像の横方向の最大の長さを示す。第2縦サイズは、模様画像の縦方向の最大の長さを示す。削除フラグは、表示画像データを削除するか否かを示すフラグ情報である。表示画像データは、枠521の内側に表示される画像のデータを示す。表示画像データとして、模様画像521B(図3参照)、模様画像521B一部分が部分画像5211、5212に置き換えられた模様画像5211A、5212A(図3参照)、及び、ステッチ画像522B(図3参照)のデータの何れかが記憶される。以下、インデックス毎に記憶される左端座標、上端座標、ファイル/フォルダ識別、名称、及び、画像情報を、総称して「ファイル情報」という。
<メイン処理>
図5から図11を参照し、ミシン1のCPU61によって実行される処理(メイン処理)について説明する。CPU61は、選択画面151(図3参照)をディスプレイ15に表示させるための入力操作を、タッチパネル26(図1参照)を介して検出した場合、ROM62に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、メイン処理(図5参照)を開始する。CPU61は、メイン処理の開始時、RAM63に記憶された変数である対象フォルダパスに、ルートフォルダのパスを記憶する。CPU61は、RAM63に記憶された変数である対象ページ数に「1」を記憶する。
図5から図11を参照し、ミシン1のCPU61によって実行される処理(メイン処理)について説明する。CPU61は、選択画面151(図3参照)をディスプレイ15に表示させるための入力操作を、タッチパネル26(図1参照)を介して検出した場合、ROM62に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、メイン処理(図5参照)を開始する。CPU61は、メイン処理の開始時、RAM63に記憶された変数である対象フォルダパスに、ルートフォルダのパスを記憶する。CPU61は、RAM63に記憶された変数である対象ページ数に「1」を記憶する。
図5に示すように、CPU61は、対象フォルダパスによって示されるパスの対象フォルダの直下に格納された全てのフォルダ又は刺繍データを全て読み出すことによって取得する(S1)。CPU61は、取得されたフォルダ又は刺繍データに基づいて、第1ファイルテーブル60A及び第2ファイルテーブル60B(図4参照)を生成する(S3)。CPU61は、生成された第1ファイルテーブル60A及び第2ファイルテーブル60Bを、RAM63のファイルテーブル領域631(図4参照)に記憶する(S3)。
第1ファイルテーブル60Aの生成方法の詳細は、次の通りである。図4を参照して具体的に説明する。対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データの総数が「20」であるとする。CPU61は、取得したフォルダ又は刺繍データのそれぞれに、インデックス「1、2、・・・20」を順番に割り当てる。CPU61は、フォルダ又は刺繍データの総数である「20」を、第2所定数として設定された「9」ずつに分割した場合のグループの数「3」を算出する。CPU61は、各グループのページ数「1、2、3」を、第1ファイルテーブル60Aのページとして記憶する。CPU61は、ページ「1」のインデックスとして「1−9」を対応付け、ページ「2」のインデックスとして「10−18」を対応付け、ページ「3」のインデックスとして「19、20」を対応付ける。
第2ファイルテーブル60Bの生成方法の詳細は、次の通りである。CPU61は、インデックス「1」「10」「19」に対応する左端座標及び上端座標として、サムネイル画像52(図3参照)の1行1列の位置の枠521の左上の角のX座標及びY座標を記憶する。以下、同様の手順で、インデックス「2」「11」「20」、インデックス「3」「12」、インデックス「4」「13」、インデックス「5」「14」、インデックス「6」「15」、インデックス「7」「16」、インデックス「8」「17」、インデックス「9」「18」のそれぞれに対応する左端座標及び上端座標として、1行2列、1行3列、2行1列、2行2列、2行3列、3行1列、3行2列、及び、3行3列のそれぞれの位置の枠521の左上の角のX座標及びY座標を記憶する。CPU61は、フォルダ又は刺繍データを示すフラグ情報を、ファイル/フォルダ識別として記憶する。
CPU61は、フォルダを示すフラグ情報がファイル/フォルダ識別として記憶されている場合、フォルダ画像52A(図3参照)のデータをフラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出したフォルダ画像のデータを、表示画像データとして記憶する。CPU61は、フォルダのフォルダ名を、名称として記憶する。CPU61は、状態フラグに「1」(模様画像生成完了)を記憶する。なお、回転フラグ、第1横サイズ、第1縦サイズ、第2横サイズ、第2縦サイズ、及び、削除フラグは記憶されない。
一方、CPU61は、刺繍データを示すフラグ情報がファイル/フォルダ識別として記憶されている場合、刺繍データのファイル名を、名称として記憶する。CPU61は、状態フラグに「0」(画像無し)を記憶する。なお、回転フラグ、第1横サイズ、第1縦サイズ、第2横サイズ、第2縦サイズ、削除フラグ、及び、表示画像データは記憶されない。
図5に示すように、CPU61は、S3の処理の終了後、ポーリング処理(図11参照)を起動する(S5)。ポーリング処理では、選択画面151のサムネイル画像52のうちフォルダ画像52A、ページ切り替えボタン53、及び、階層切り替えボタン54(図3参照)の何れかが選択されたことに応じた処理を実行する。ポーリング処理は、メイン処理と並行して実行される。ポーリング処理の詳細は後述する。
CPU61は、ポーリング処理を起動した後、第1ファイルテーブル60A(図4参照)のうち、対象ページ数によって示される数のページに対応するインデックスを特定する。なお、対象ページ数は、メイン処理の起動時に「1」が記憶されている。第2ファイルテーブル60B(図4参照)において対象ページ数が「1」の場合、対応するインデックス「1−9」が特定される。なお、対象ページ数は、ポーリング処理(図11参照)においてフォルダ画像52A、ページ切り替えボタン53、及び、階層切り替えボタン54の何れかが選択されたと判断された場合に、更新される。第2ファイルテーブル60Bにおいて、更新後の対象ページ数が「2」の場合、対応するインデックス「10−18」が特定され、更新後の対象ページ数が「3」の場合、対応するインデックス「19、20」が特定される。CPU61は、第2ファイルテーブル60Bのうち、特定されたインデックスに対応するファイル情報を取得する(S7)。取得されるファイル情報は、選択画面151のサムネイル画像52として表示される画像に対応する。CPU61は、表示処理(図6参照)を実行する(S9)。
図6を参照し、表示処理について説明する。CPU61は、S7(図5参照)の処理によって選択されたファイル情報のうち1つを、対応するインデックスの順に選択する(S31)。以下、S31の処理によって選択されたファイル情報を、「選択ファイル情報」という。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグに「1」以上の値が記憶されているか判断する(S33)。状態フラグに「1」(模様画像生成完了)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、フォルダ画像52A(図3参照)、模様画像521B(図3参照)、及び、第1定型画像521C(図3参照)のデータが記憶されている(S3(図5参照)、S67、S71、S73、S77(図7参照))。状態フラグに「2」(ステッチ画像生成中)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、模様画像521Bの一部分が部分画像5211、5212に置き換えられた模様画像5211A、5212A(図3参照)のデータが記憶されている(S91(図8参照)、S155(図10参照))。状態フラグに「3」(ステッチ画像生成完了)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、ステッチ画像522B、522C(図3参照)のデータが記憶されている(S155(図10参照)、S99(図8参照))。状態フラグに「4」(生成失敗)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、第2定型画像52D(図3参照)のデータが記憶されている(S79、S83(図7参照)、S161、S165(図10参照))。これらの場合、模様画像を新たに生成する必要がない。CPU61は、状態フラグに「1」以上の値が記憶されていると判断した場合(S33:YES)、処理をS37に進める。
一方、選択ファイル情報の状態フラグに「0」が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データは記憶されていない。この場合、選択画面151のサムネイル画像52として表示する画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データに記憶する必要がある。CPU61は、状態フラグに「1」以上の値が記憶されていないと判断した場合(S33:NO)、第1展開処理(図7参照)を実行する(S35)。CPU61は、第1展開処理の終了後、処理をS37に進める。
図7を参照し、第1展開処理について説明する。CPU61は、選択ファイル情報の名称によって特定されるファイル名の刺繍データが上記の(1)に該当する刺繍データ、言い換えれば、暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能な刺繍データであるか判断する(S61)。CPU61は、暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能な刺繍データであると判断した場合(S61:YES)、処理をS63に進める。CPU61は、模様画像の生成が可能な刺繍データであるか、言い換えれば、模様画像の生成が可能な模様データを含む刺繍データであるか判断する(S63)。CPU61は、模様画像の生成が可能な模様データを含む刺繍データであると判断した場合(S63:YES)、処理をS65に進める。
CPU61は、刺繍データに含まれる模様データに基づき、模様画像を生成する(S65)。具体的には、CPU61は、ブロックデータのそれぞれによって示される複数のブロック画像を組み合わせることによって、刺繍模様を生成する。CPU61は、生成した模様画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶する(S67)。CPU61は、生成した模様画像の外接矩形を特定する(S69)。CPU61は、特定した外接矩形の横方向の長さを、選択ファイル情報の第2横サイズとして記憶する。CPU61は、特定した外接矩形の縦方向の長さを、選択ファイル情報の第2縦サイズとして記憶する(S69)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグとして、「1」を記憶する(S71)。CPU61は第1展開処理を終了させ、処理を表示処理(図6参照)に戻す。
CPU61は、S63の処理において、模様画像の生成が不可能な刺繍データ、言い換えれば、模様データが含まれていない刺繍データ、又は、模様画像を生成することが不可能な模様データが含まれている刺繍データであると判断した場合(S63:NO)、処理をS73に進める。CPU61は、第1定型画像のデータをフラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出した第1定型画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶する(S73)。CPU61は、第1定型画像の外接矩形のデータを、フラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の横方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2横サイズとして記憶する。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の縦方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2縦サイズとして記憶する(S75)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグとして、「1」を記憶する(S77)。CPU61は第1展開処理を終了させ、処理を表示処理(図6参照)に戻す。
CPU61は、S61の処理において、(1)に該当しない刺繍データ、言い換えれば、暗号化されており且つ復号できない刺繍データであると判断した場合(S61:NO)、処理をS79に進める。CPU61は、第2定型画像のデータをフラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出した第2定型画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶する(S79)。CPU61は、第2定型画像の外接矩形のデータを、フラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の横方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2横サイズとして記憶する。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の縦方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2縦サイズとして記憶する(S81)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグとして、「4」を記憶する(S83)。CPU61は第1展開処理を終了させ、処理を表示処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、CPU61は、S37の処理において、選択ファイル情報の表示画像データに記憶された画像のデータを、RAM63の表示バッファに記憶する(S37)。具体的には、CPU61は、選択ファイル情報の左端座標及び上端座標に基づいて特定される枠521の位置を算出する。CPU61は、選択ファイル情報の表示画像データに記憶された画像のデータに基づき、算出した枠521の内側に画像を配置させる。なお、表示バッファに画像が既に記憶されている場合、S37の処理によって、既に記憶されている画像に対して新たに画像が追加される。
CPU61は、S7(図5参照)の処理によって取得されたファイル情報を、S31の処理によって全て選択したか判断する(S39)。CPU61は、S31の処理によって選択されていないファイル情報が残っている場合(S39:NO)、処理をS31に戻す。CPU61は、選択されていないファイル情報の1つを選択し(S31)、S33、S35、S37の処理を繰り返す。なお、S37の処理が繰り返されることによって、並べて配置された複数の枠521のそれぞれの内側に、画像が配置される。
CPU61は、S7(図5参照)の処理によって取得されたファイル情報を全て選択したと判断した場合(S39:YES)、表示バッファに記憶された画像のデータに基づいて、ディスプレイ15に選択画面151を表示させる(S41)。表示される選択画面151には、S37の処理によって表示バッファに記憶された画像が、サムネイル画像52として含まれる。CPU61は処理をS43に進める。
CPU61は、S7(図5参照)の処理によって選択されたファイル情報のうち1つを、対応するインデックスの順に選択する(S43)。以下、S43の処理によって選択されたファイル情報を、S31の処理によって選択されたファイル情報と同様、「選択ファイル情報」という。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグに「3」以上の値が記憶されているか、又は、選択ファイル情報のファイル/フォルダ情報としてフォルダを示すフラグ情報が記憶されているか判断する(S45)。状態フラグに「3」(ステッチ画像生成完了)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、ステッチ画像522B、522Cのデータが記憶されている(S99、図8参照)。状態フラグに「4」(生成失敗)が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、第2定型画像52Dのデータが記憶されている(S79、S83(図7参照)、S161、S165(図10参照))。選択ファイル情報のファイル/フォルダ情報としてフォルダを示すフラグ情報が記憶されている場合、選択ファイル情報の表示画像データとして、フォルダ画像52Aのデータが記憶されている(S3(図5参照))。これらの場合、部分画像を生成する処理を繰り返すことによってステッチデータを新たに生成する必要がない。CPU61は、状態フラグに「3」以上の値が記憶されているか、又は、選択ファイル情報のファイル/フォルダ情報としてフォルダを示すフラグ情報が記憶されていると判断した場合(S45:YES)、処理をS51に進める。
一方、選択ファイル情報の状態フラグに「1」(模様画像生成完了)又は「2」(ステッチ画像生成中)の値が記憶されている場合、部分画像を生成する処理を繰り返すことによってステッチデータを新たに生成する必要がある。CPU61は、状態フラグに「3」以上の値が記憶されていないと判断した場合(S45:NO)、第2展開処理(図8参照)を実行する(S47)。CPU61は、第2展開処理の終了後、処理をS51に進める。
図8を参照し、第2展開処理について説明する。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグが「1」である場合、「2」を記憶する(S91)。CPU61は、算出処理(図9参照)を実行する(S93)。図9を参照し、算出処理について説明する。CPU61は、選択ファイル情報の名称によって特定されるファイル名の刺繍データに含まれるステッチデータを取得する。CPU61は、取得したステッチデータの解析が可能かを判断する(S110)。具体的には、CPU61は、上記の(2)に該当するステッチデータ、言い換えれば、暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能なステッチデータであり、且つ、破損していないステッチデータであるか判断する(S110)。CPU61は、取得したステッチデータの解析が不可能と判断した場合(S110:NO)、算出処理を終了させ、処理を第2展開処理(図8参照)に戻す。
CPU61は、取得したステッチデータの解析が可能と判断した場合(S110:YES)、処理をS111に進める。CPU61は、取得したステッチデータに含まれる座標データに基づき、ステッチ画像を囲む最小の四角形である外接矩形を特定する(S111)。CPU61は、特定された外接矩形の長辺の延びる方向(以下、「ステッチ長辺方向」という。)と、選択ファイル情報の第2横サイズ及び第2縦サイズのうち長い方の方向(以下、「模様長辺方向」という。)とが、横方向又は縦方向で一致するか判断する。CPU61は、ステッチ長辺方向と模様長辺方向とが一致しない場合、後述する部分展開処理(図10参照)によって生成される部分画像を反時計回りに90度回転させる必要があると判断する(S113:YES)。CPU61は、選択ファイル情報の回転フラグとして「1」を記憶する(S115)。CPU61は、特定された外接矩形の横方向の長さを、選択ファイル情報の第1縦サイズとして記憶する。CPU61は、特定された外接矩形の縦方向の長さを、選択ファイル情報の第1横サイズとして記憶する(S117)。CPU61処理をS123に進める。
一方、CPU61は、ステッチ長辺方向と模様長辺方向とが一致する場合、後述する部分展開処理によって生成される部分画像を回転させる必要がないと判断する(S113:NO)。CPU61は、選択ファイル情報の回転フラグとして「0」を記憶する(S119)。CPU61は、特定された外接矩形の横方向の長さを、選択ファイル情報の第1横サイズとして記憶する。CPU61は、特定された外接矩形の縦方向の長さを、選択ファイル情報の第1縦サイズとして記憶する(S121)。CPU61処理をS123に進める。
CPU61は、選択ファイル情報の第1横サイズ及び第1縦サイズのそれぞれを、第2横サイズ及び第2縦サイズの長さとする場合の縮小率を算出する(S123)。縮小率の算出式は、「第2横サイズ/第1横サイズ」「第2縦サイズ/第1縦サイズ」の何れかである。なお、本実施形態において、ステッチ画像の外接矩形と模様画像の外接矩形との向きを揃えた状態で、それぞれの横方向の長さと縦方向の長さとの比率は一致するとする。このため、上記の2つの式の算出結果は一致する。CPU61は算出処理を終了し、処理を第2展開処理(図8参照)に戻す。
図8に示すように、CPU61は、算出処理(S93)の終了後、部分展開処理(図10参照)を実行する(S95)。図10を参照し、部分展開処理について説明する。CPU61は、選択ファイル情報の名称によって特定されるファイル名の刺繍データに含まれるステッチデータを取得する(S131)。CPU61は、取得したステッチデータが、上記の(2)に該当するステッチデータ、言い換えれば、暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能なステッチデータであり、且つ、破損していないステッチデータであるか判断する(S133)。CPU61は、上記の(2)に該当しないステッチデータ、言い換えれば、暗号化されており且つ復号できないステッチデータであるか、又は、破損したステッチデータであると判断した場合(S133:NO)。処理をS161に進める。CPU61は、第2定型画像のデータをフラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、選択ファイル情報の表示画像データとして、読み出した第2定型画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶する(S161)。CPU61は、第2定型画像の外接矩形のデータを、フラッシュメモリ64から読み出す。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の横方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2横サイズとして記憶する。CPU61は、読み出した外接矩形のデータに基づき、外接矩形の縦方向の長さを特定し、選択ファイル情報の第2縦サイズとして記憶する(S163)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグとして、「4」を記憶する(S165)。CPU61は処理をS159に進める。
一方、CPU61は、S133の処理によって、暗号化されていないか、又は、暗号化されていても復号可能なステッチデータであり、且つ、破損していないステッチデータであると判断した場合(S133:YES)。処理をS135に進める。CPU61は、取得したステッチデータに含まれる座標データによって特定される針落ち点の数を、縫目数として算出する(S135)。CPU61は、算出された縫目数が第3所定数未満であるか判断する(S137)。CPU61は、縫目数が第3所定数未満と判断した場合(S137:YES)、削除フラグに「1」を記憶する(S139)。CPU61は処理をS143に進める。CPU61は、縫目数が第3所定数以上と判断した場合(S137:NO)、削除フラグに「0」を記憶する(S141)。CPU61は処理をS143に進める。
CPU61は、取得したステッチデータに含まれる座標データを、縫製順序の順に1つ取得する(S143)。なお、1つの座標データは、1つの縫目を形成させるために刺繍枠50が移動するときの、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を示す。CPU61は、S143の処理によって取得した座標データのX座標及びY座標のそれぞれに、S123(図9参照)の処理によって算出された縮小率を乗算する(S145)。CPU61は、縮小率が乗算された座標データを、RAM63に記憶する。以下、縮小率が乗算された座標のデータを、「縮小座標データ」という。
CPU61は、S143の処理によって第1所定数分の座標データを取得するか、又は、S143の処理によってステッチデータに含まれる座標データを全て取得したか判断する(S147)。CPU61は、第1所定数分の座標データを取得しておらず、且つ、ステッチデータに含まれる座標データを全て取得していないと判断した場合(S147:NO)、処理をS143に戻す。CPU61は、次の縫製順序の座標データを1つ取得し(S143)、S145の処理を繰り返す。
CPU61は、S147の処理によって、第1所定数分の座標データを取得するか、又は、ステッチデータに含まれる座標データを全て取得したと判断した場合(S147:YES)、処理をS149に進める。CPU61は、選択ファイル情報の回転フラグに「0」が記憶されているか判断する(S149)。CPU61は、回転フラグに「0」が記憶されていると判断した場合(S149:YES)、RAM63に記憶された縮小座標データに基づき、縮小された縫目のそれぞれを、1ドット幅の線分で示す。CPU61は、複数の線分を組み合わせることによって部分画像を生成する(S151)。CPU61は処理をS155に進める。
CPU61は、選択ファイル情報の回転フラグに「1」が記憶されていると判断した場合(S149:NO)、RAM63に記憶された縮小座標データに基づき、縮小された縫目のそれぞれを、1ドット幅の線分で示す。CPU61は、複数の線分のそれぞれを、反時計回りに90度回転させる。CPU61は、回転させた複数の線分を組み合わせることによって部分画像を生成する(S153)。CPU61は処理をS155に進める。
S155において、CPU61は、生成された部分画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶する。ここで、選択ファイル情報の表示画像データとして既に画像が記憶されている場合、既に記憶されている画像のうち生成された部分画像に対応する部分の代わりに、生成された部分画像を記憶する。つまり、既に記憶されている画像の一部分は、生成された部分画像によって置き換えられる。ここで、S147の処理によって、ステッチデータに含まれる座標データが全て取得されていないと判断されている場合、S155の処理によって、一部分が部分画像に置き換えられた模様画像又は第1定型画像のデータが、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶される。一方、S147の処理によって、ステッチデータに含まれる座標データが全て取得されたと判断されている場合、S155の処理によって、模様画像又は第1定型画像の全てが複数の部分画像に置き換えられたステッチ画像のデータが、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶される。
CPU61は、選択ファイル情報の表示画像データに記憶された画像のデータを、RAM63の表示バッファに記憶する(S157)。具体的には、CPU61は、選択ファイル情報の左端座標及び上端座標に基づいて特定される枠521の位置を算出する。CPU61は、選択ファイル情報の表示画像データに記憶された画像のデータに基づき、算出した枠521の内側に画像を配置させる。なお、表示バッファに画像が既に記憶されている場合、S157の処理によって、既に記憶されている画像に対して新たに画像が追加される。
CPU61は、表示バッファに記憶された画像のデータに基づいて、ディスプレイ15に選択画面151を表示させる(S159)。表示される選択画面151には、S157の処理によって表示バッファに記憶された画像が、サムネイル画像52として含まれる。CPU61は部分展開処理を終了させ、処理を第2展開処理(図8参照)に戻す。
図8に示すように、CPU61は、部分展開処理(S95)の終了後、選択ファイル情報の名称によって特定される刺繍データに含まれるステッチデータに対する処理が終了したか判断する(S97)。CPU61は、S147(図10参照)の処理によって、ステッチデータに含まれる座標データを全て取得していないと判断した場合、ステッチデータに対する処理が終了していないと判断する(S97:NO)。この場合、CPU61は処理をS95に戻し、部分展開処理(図10参照)を繰り返す。図10の部分展開処理が繰り返される場合において、CPU61は、ステッチデータに含まれる座標データのうち、S143の処理によってまだ取得されていない座標データを、縫製順序の順に1つ取得する(S143)。CPU61は、取得した座標データに基づき、縮小座標データを算出する(S145)。
CPU61は、S147の処理によって、ステッチデータに含まれる座標データを全て取得したと判断した場合、ステッチデータに対する処理が終了したと判断する(S97:YES)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグに「3」を記憶する(S99)。CPU61は、第2展開処理を終了させ、処理を表示処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、CPU61は、S7(図5参照)の処理によって取得されたファイル情報を、S43の処理によって全て選択したか判断する(S51)。CPU61は、S43の処理によって選択されていないファイル情報が残っている場合(S51:NO)、処理をS43に戻す。CPU61は、選択されていないファイル情報の1つを選択し(S43)、S45、S47の処理を繰り返す。CPU61は、ファイル情報を全て選択したと判断した場合(S51:YES)、表示処理を終了させ、処理をメイン処理(図5参照)に戻す。図5に示すように、CPU61は、表示処理(図6参照)の終了後、第3展開処理を実行する(S11)。
第3展開処理では、対象ページ以外の他のページの選択画面151にサムネイル画像52として表示される画像を、対象ページを他のページに変更する操作が行われる前に生成する。詳細は次の通りである。CPU61は、第1ファイルテーブル60A(図4参照)のページのうち、対象ページ数によって示されるページ以外のページを1つ選択する。CPU61は、選択したページを、対象ページ数として記憶する。CPU61は、記憶された対象ページに基づき、S7(図5参照)、及び、表示処理(図6参照)を実行する。但し、第3展開処理で実行される表示処理において、CPU61は、S37(図6参照)、S157(図10参照)の処理を実行せず、画像のデータを表示バッファに記憶しない。又、CPU61は、S41(図6参照)、S159(図10参照)の処理を実行せず、表示バッファに記憶された画像のデータに基づいてディスプレイ15に画像を表示させない。これによって、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データのうち、ディスプレイ15に表示されていないページの選択画面151にサムネイル画像52として含まれる画像に対応するファイル情報が生成される。CPU61は、第1ファイルテーブル60Aのページが全て対象ページとして記憶された場合、第3展開処理を終了させる。CPU61は、メイン処理を終了させる。
図11を参照し、ポーリング処理について説明する。ポーリング処理は、メイン処理のS5(図5参照)によって起動される。CPU61は、選択画面151(図4参照)の階層切り替えボタン54、又は、サムネイル画像52のうちフォルダ画像52Aを含む枠521内を選択する操作が行われたか判断する(S171)。CPU61は、階層切り替えボタン54、又は、サムネイル画像52のうちフォルダ画像52Aを含む枠521内を選択する操作が行われたと判断した場合(S171:YES)、操作に応じて対象フォルダパスを変更する(S173)。CPU61は、並行して実行中のメイン処理を中断させる。CPU61は、メイン処理をS1(図5参照)から再開させる(S175)。CPU61はポーリング処理を終了させる。
CPU61は、階層切り替えボタン54を選択する操作が行われていないと判断した場合(S171:NO)、ページ切り替えボタン53を選択する操作が行われたか判断する(S181)。CPU61は、ページ切り替えボタン53を選択する操作が行われたと判断した場合(S181:YES)、S7の処理によって取得されたフォルダ又は刺繍データに対応するファイル情報を1つ選択する(S185)。CPU61は、選択したファイル情報の削除フラグに「1」が記憶されているか判断する(S187)。CPU61は、削除フラグに「1」が記憶されていると判断した場合(S187:YES)、S185の処理によって選択されたファイル情報の表示画像データを削除する(S189)。CPU61は、S185の処理によって選択されたファイル情報のフラグ情報に「0」を記憶する(S190)。CPU61は処理をS191に進める。一方、CPU61は、削除フラグに「0」が記憶されていると判断した場合(S187:NO)、処理をS191に進める。
CPU61は、S185の処理によって、S7の処理によって取得されたフォルダ又は刺繍データに対応するファイル情報を全て選択したか判断する(S191)。CPU61は、選択されていないフォルダ又は刺繍データが残っている場合(S191:NO)、処理をS185に戻す。CPU61は、選択されていないフォルダ又は刺繍データのうち1つを選択し(S185)、S187、S189の処理を繰り返す。CPU61は、S7の処理によって取得されたフォルダ又は刺繍データを全て選択したと判断した場合(S191:YES)、S181の処理によって検出された操作に応じて対象ページ数を変更する(S193)。CPU61は、並行して実行中のメイン処理を中断させる。CPU61は、変更後の対象ページ数に基づき、メイン処理をS7(図5参照)から再開させる(S195)。CPU61は処理をS171に戻す。
<本発明の主たる作用、効果>
以上説明したように、ミシン1のCPU61は、フラッシュメモリ64に記憶された刺繍データを取得する(S1)。CPU61は、取得した刺繍データに含まれる模様データに基づいて、模様画像521Bをサムネイル画像52として含む選択画面151をディスプレイ15に表示させる(S41)。模様画像521Bを表示した後、CPU61は、取得した刺繍データに含まれるステッチデータに基づいて、部分画像5211、5212、5213を生成する(S151、S153)。CPU61は、生成した部分画像5211、5212、5213のそれぞれを、模様画像521Bのうち対応する部分に表示させる(S159)。よって、ステッチデータに基づく部分画像5211、5212、5213を生成する前に、刺繍データに含まれる模様データに基づいて模様画像521Bが表示されるので、ユーザは、部分画像5211、5212、5213が表示されることを待つことなく、ミシン1によって縫製可能な刺繍模様を短時間で確認できる。なお、部分画像5211、5212、5213では、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれが画像として表されるので、模様画像521Bよりも解像度を大きくできる。このため、CPU61は、部分画像5211、5212、5213及びステッチ画像522Bを模様画像521Bの代わりにサムネイル画像52として表示することによって、サムネイル画像52の見栄えを良好にできるとともに、ユーザは、刺繍模様の詳細を確認することができる。
以上説明したように、ミシン1のCPU61は、フラッシュメモリ64に記憶された刺繍データを取得する(S1)。CPU61は、取得した刺繍データに含まれる模様データに基づいて、模様画像521Bをサムネイル画像52として含む選択画面151をディスプレイ15に表示させる(S41)。模様画像521Bを表示した後、CPU61は、取得した刺繍データに含まれるステッチデータに基づいて、部分画像5211、5212、5213を生成する(S151、S153)。CPU61は、生成した部分画像5211、5212、5213のそれぞれを、模様画像521Bのうち対応する部分に表示させる(S159)。よって、ステッチデータに基づく部分画像5211、5212、5213を生成する前に、刺繍データに含まれる模様データに基づいて模様画像521Bが表示されるので、ユーザは、部分画像5211、5212、5213が表示されることを待つことなく、ミシン1によって縫製可能な刺繍模様を短時間で確認できる。なお、部分画像5211、5212、5213では、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれが画像として表されるので、模様画像521Bよりも解像度を大きくできる。このため、CPU61は、部分画像5211、5212、5213及びステッチ画像522Bを模様画像521Bの代わりにサムネイル画像52として表示することによって、サムネイル画像52の見栄えを良好にできるとともに、ユーザは、刺繍模様の詳細を確認することができる。
CPU61は、複数の模様画像521Bをサムネイル画像52として含む選択画面151をディスプレイ15に表示させることによって、縫製対象の刺繍模様に対応する模様画像を、複数の模様画像の中からユーザに選択させることができる。さらに、複数の模様画像521Bを表示した後に、各模様画像に対応する部分画像5211、5212、5213の生成を開始するので、模様画像を表示し、部分画像を生成する処理を、刺繍模様毎に繰り返し行うよりも、ユーザは、ミシン1が縫製可能な複数の刺繍模様を短時間で確認できる。又、CPU61は、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データに対応する画像を、1ページ分の選択画面151に第2所定数ずつ表示させる。これによって、ユーザは、選択画面151のページを切り替えながら模様画像を検索することによって、縫製対象の刺繍模様の検索を容易に行うことができる。
CPU61は、ステッチデータに対応する全ての部分画像が生成されて表示された場合(S97:YES)、第3展開処理を実行する(S11)。第3展開処理では、対象ページと異なるページの選択画面151にサムネイル画像52として含まれる部分画像が生成される(S151、S153)。生成された部分画像は、ファイル情報の表示画像データとして記憶される(S155)。このように、CPU61は、ページ切り替えボタン53を選択する操作が行われることに応じて選択画面151の対象ページを切り替える前に、模様画像及び部分画像を生成し記憶できる。従って、CPU61は、選択画面151の対象ページを切り替える場合において、既に生成済みの部分画像のデータが表示画像データとして記憶されている場合には、この部分画像のデータに基づき、切り替え後の対象ページの選択画面151のサムネイル画像52として部分画像を表示できる。これによって、CPU61は、切り替え後の対象ページの選択画面151においてステッチ画像が表示されるまでに要する時間を短縮できる。又、CPU61は、一旦生成した部分画像を再度生成することを抑制できるので、部分画像の生成に要する処理負荷を軽減できる。
CPU61は、ステッチデータに含まれる座標データに基づき、縫目数を算出する(S53)。CPU61は、算出した縫目数が第3所定数未満の場合(S55:YES)、削除フラグに「1」を記憶し(S57)、第3所定数以上の場合(S55:NO)、削除フラグに「0」を記憶する(S59)。CPU61は、削除フラグが「1」の場合、ファイル情報の表示画像データを削除する(S189)。つまり、CPU61は、縫目数が第3所定数以上の場合のみ、表示画像データに部分画像が記憶された状態を維持する。なお、ステッチデータの縫目数が大きい程、このステッチデータに基づいて部分画像を生成するときに要する時間は長くなる。これに対し、CPU61は、縫目数が第3所定数以上の場合に、部分画像のデータを表示画像データとして記憶し、縫目数が第3所定数未満の場合に、部分画像のデータを表示画像データとして記憶しない。これによって、CPU61は、部分画像の生成に時間がかかることによってユーザが刺繍模様の選択操作を円滑に実行できないことを防止できる。又、CPU61は、記憶される部分画像のデータの量を抑制することによって、フラッシュメモリ64の容量を抑制できる。
CPU61は、ステッチ長辺方向と模様長辺方向とが一致しない場合(S113:YES)、反時計回りに90度回転させた部分画像を生成し(S153)、表示する(S159)。この場合、CPU61は、模様画像と、模様画像の一部分を置き換える部分画像との向きを揃えることができる。このため、CPU61は、一部分が部分画像によって置き換えられた模様画像の見栄えを良好にできる。又、CPU61は、回転後の部分画像を生成して表示バッファに記憶することによって、ディスプレイ15に表示させる。この場合、CPU61は、回転後の部分画像の表示を容易に実行できる。
CPU61は、模様画像の生成が可能な模様データが刺繍データに含まれていない場合(S63:NO)、第1定型画像521Cをサムネイル画像52として表示させる(S41)。これによって、CPU61は、模様画像が表示できないことを第1定型画像によってユーザに通知できる。又、CPU61は、ステッチデータに基づいて部分画像を生成し、第1定型画像521Cの一部分画像に対応する部分に表示させる(S159)。これによって、CPU61は、模様画像が表示できない場合でも、縫製対象の刺繍模様をユーザに認識させ、刺繍模様の選択操作をユーザに実行させることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。刺繍データは、フラッシュメモリ64以外の外付け記憶媒体に記憶されてもよい。外付け記憶媒体の具体例として、USBメモリ、SDカード(登録商標)等が挙げられる。例えばミシン1は、外付け記憶媒体が接続されるドライブ装置を備えていてもよい。CPU61は、ドライブ装置に接続された外付け記憶媒体から刺繍データを読み出してもよい。又、選択画面151には、フラッシュメモリ64又は外付け記憶媒体を選択可能なボタンが更に表示されていてもよい。CPU61は、このボタンを介して選択されたフラッシュメモリ64又は外付け記憶媒体から、刺繍データを読み出してもよい。選択画面151において、サムネイル画像52として表示されるフォルダ画像52Aの枠521の大きさと、他の画像の枠521の大きさとを相違させてもよい。例えば、フォルダ画像52Aの枠521は、他の画像の枠521より小さくてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。刺繍データは、フラッシュメモリ64以外の外付け記憶媒体に記憶されてもよい。外付け記憶媒体の具体例として、USBメモリ、SDカード(登録商標)等が挙げられる。例えばミシン1は、外付け記憶媒体が接続されるドライブ装置を備えていてもよい。CPU61は、ドライブ装置に接続された外付け記憶媒体から刺繍データを読み出してもよい。又、選択画面151には、フラッシュメモリ64又は外付け記憶媒体を選択可能なボタンが更に表示されていてもよい。CPU61は、このボタンを介して選択されたフラッシュメモリ64又は外付け記憶媒体から、刺繍データを読み出してもよい。選択画面151において、サムネイル画像52として表示されるフォルダ画像52Aの枠521の大きさと、他の画像の枠521の大きさとを相違させてもよい。例えば、フォルダ画像52Aの枠521は、他の画像の枠521より小さくてもよい。
模様データには、模様画像を形成する複数のブロックのそれぞれを示す複数のブロックデータが含まれていた。CPU61は、複数のブロックデータによって示される複数の画像を組み合わせることによって、模様画像を生成した(S65)。これに対し、模様データは、模様画像を直接的に示すデータであってもよい。この場合、CPU61は、S65の処理による模様画像の生成処理を行わなくても、選択ファイル情報の表示画像データとして模様データを記憶できる(S67)。
選択画面151のサムネイル画像52に含まれる枠521の最大数は、第2所定数によって特定され、上記実施形態の場合、「9」であった。第2所定数として記憶される値は、「9」に限定されず、他の値でもよい。又、第2所定数は、ユーザによって設定可能としてもよい。又、例えば第2所定数の初期値を、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データの数としてもよい。この場合、対象フォルダの直下に格納されたフォルダ又は刺繍データに対応する画像は、全て、1ページ分の選択画面151に表示される。この状態で、例えばユーザは、第2所定数を変更することによって、1ページ分の選択画面151に表示される画像の数を調整してもよい。
CPU61は、生成した部分画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶した(S155)。CPU61は、刺繍データに含まれるステッチデータの全てに基づいて部分画像を生成することによってステッチ画像を生成した場合(S97:YES)、選択ファイル情報の状態フラグに「3」を記憶した(S99)。CPU61は、選択ファイル情報の状態フラグに「3」以上の値が記憶されていない場合(S45:NO)のみ、第2展開処理(S47)を実行し、部分画像を生成した。つまり、CPU61は、ステッチデータの全てに基づいてステッチ画像が生成された場合のみ、部分画像が繰り返し作成されないようにした。これに対し、CPU61は、ステッチ画像が生成されていない場合でも、ステッチ画像の一部分である部分画像が既に生成されている場合には、これらが繰り返し生成されないようにしてもよい。
CPU61は、ステッチデータに基づいて縫目数を算出した(S53)。CPU61は、算出した縫目数が第3所定数未満の場合(S55:YES)、削除フラグに「1」を記憶した(S57)。これに対し、CPU61は、フラッシュメモリ64の容量に応じて、第3所定数を変更してもよい。具体的には、CPU61は、フラッシュメモリ64の空き容量が大きい程、第3所定数を大きい値としてもよい。これによって、CPU61は、フラッシュメモリ64の容量が、生成した部分画像によって不足することを抑制できる。又、CPU61は、縫目数に依らず、常に、選択ファイル情報の表示画像データとして部分画像のデータを記憶してもよい。
CPU61は、部分画像を反時計回りに90度回転させ、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶した(S155)。これに対し、CPU61は、回転前の部分画像を、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶してもよい。CPU61は、表示画像データに記憶された画像を反時計回りに90度回転させて表示バッファに記憶してもよい。部分画像の回転方向は、時計回りに90度としてもよい。又、部分画像の回転条件をユーザが選択できるようにしてもよい。
CPU61は、模様画像の生成が可能な模様データが刺繍データに含まれていないと判断した場合(S63:NO)、第1定型画像のデータを、選択ファイル情報の表示画像データとして記憶し(S73)、ディスプレイ15に表示させた(S41)。CPU61は、ステッチデータに基づいて部分画像を生成し(S151、S153)、第1定型画像の代わりに生成した部分画像をディスプレイ15に表示させた(S159)。これに対し、CPU61は、模様画像の生成が可能な模様データが刺繍データに含まれていないと判断した場合(S63:NO)、ディスプレイ15に画像を表示させず、生成された部分画像のみ表示させてもよい。この場合、CPU61は、第1所定数よりも大きい所定数分の座標データに基づき、部分画像を生成してもよい。
CPU61は、第3展開処理において、第1ファイルテーブル60A(図4参照)のページのうち、対象ページ数によって示されるページ以外のページを1つ選択した。CPU61は、選択したページを新たに対象ページ数として記憶し、S7(図5参照)、及び、表示処理(図6参照)を実行した。CPU61は、ページの選択方法を以下のようにしてもよい。例えば、CPU61は、対象ページ数により近いページを、新たな対象ページ数として記憶してもよい。又、CPU61は、ディスプレイ15に表示される頻度の高いページを、新たな対象ページ数として記憶してもよい。
上記のメイン処理は、ミシン1のCPU61によって実行される場合に限らない。例えば、メイン処理は、ミシン1に接続される機器(例えば、PCなど)のCPUによって実行されてもよい。選択画面151は、機器が備える表示部に表示されてもよい。
<その他>
針棒上下動機構を駆動するミシンモータ81は本発明の「縫製部」の一例である。ステッチデータ及び模様データが記憶されるフラッシュメモリ64は本発明の「第1記憶部」「第2記憶部」の一例である。S1の処理を行うCPU61は本発明の「第1取得手段」「第2取得手段」の一例である。S41の処理を行うCPU61は本発明の「第1表示手段」「第3表示手段」の一例である。S151、S153の処理を行うCPU61は本発明の「第1生成手段」「第2生成手段」「第3生成手段」の一例である。S159の処理を行うCPU61は本発明の「第2表示手段」「第4表示手段」の一例である。S181の処理を行うCPU61は本発明の「受付手段」の一例である。S155、S189の処理を行うCPU61は本発明の「記憶制御手段」の一例である。S45の処理を行うCPU61は本発明の「第1判断手段」の一例である。S53の処理を行うCPU61は本発明の「算出手段」の一例である。S55の処理を行うCPU61は本発明の「第2判断手段」の一例である。S113の処理を行うCPU61は本発明の「第3判断手段」の一例である。ステッチデータ及び模様データが記憶されるフラッシュメモリ64は本発明の「第1記憶部」「第2記憶部」の一例である。S1の処理は本発明の「第1取得ステップ」の一例である。S41の処理は本発明の「第1表示ステップ」の一例である。S151、S153の処理は本発明の「第1生成ステップ」の一例である。S159の処理は本発明の「第2表示ステップ」の一例である。
針棒上下動機構を駆動するミシンモータ81は本発明の「縫製部」の一例である。ステッチデータ及び模様データが記憶されるフラッシュメモリ64は本発明の「第1記憶部」「第2記憶部」の一例である。S1の処理を行うCPU61は本発明の「第1取得手段」「第2取得手段」の一例である。S41の処理を行うCPU61は本発明の「第1表示手段」「第3表示手段」の一例である。S151、S153の処理を行うCPU61は本発明の「第1生成手段」「第2生成手段」「第3生成手段」の一例である。S159の処理を行うCPU61は本発明の「第2表示手段」「第4表示手段」の一例である。S181の処理を行うCPU61は本発明の「受付手段」の一例である。S155、S189の処理を行うCPU61は本発明の「記憶制御手段」の一例である。S45の処理を行うCPU61は本発明の「第1判断手段」の一例である。S53の処理を行うCPU61は本発明の「算出手段」の一例である。S55の処理を行うCPU61は本発明の「第2判断手段」の一例である。S113の処理を行うCPU61は本発明の「第3判断手段」の一例である。ステッチデータ及び模様データが記憶されるフラッシュメモリ64は本発明の「第1記憶部」「第2記憶部」の一例である。S1の処理は本発明の「第1取得ステップ」の一例である。S41の処理は本発明の「第1表示ステップ」の一例である。S151、S153の処理は本発明の「第1生成ステップ」の一例である。S159の処理は本発明の「第2表示ステップ」の一例である。
1 :ミシン
52 :サムネイル画像
52A :フォルダ画像
52D :第2定型画像
60 :ファイルテーブル
60A :第1ファイルテーブル
60B :第2ファイルテーブル
61 :CPU
81 :ミシンモータ
83 :X軸モータ
84 :Y軸モータ
151 :選択画面
521B :模様画像
521C :第1定型画像
522B :ステッチ画像
522C :ステッチ画像
631 :ファイルテーブル領域
5201 :部分画像
5201A:模様画像
5211 :部分画像
5211A:模様画像
5212 :部分画像
5212A:模様画像
5213 :部分画像
52 :サムネイル画像
52A :フォルダ画像
52D :第2定型画像
60 :ファイルテーブル
60A :第1ファイルテーブル
60B :第2ファイルテーブル
61 :CPU
81 :ミシンモータ
83 :X軸モータ
84 :Y軸モータ
151 :選択画面
521B :模様画像
521C :第1定型画像
522B :ステッチ画像
522C :ステッチ画像
631 :ファイルテーブル領域
5201 :部分画像
5201A:模様画像
5211 :部分画像
5211A:模様画像
5212 :部分画像
5212A:模様画像
5213 :部分画像
Claims (11)
- 刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定するステッチデータに基づいて、布に刺繍模様の縫製を行う縫製部と、
第1記憶部から、前記ステッチデータと、当該ステッチデータに対応する刺繍模様を示す模様画像のデータである模様データと、を取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段によって取得された前記模様データに基づいて、前記模様画像を表示部に表示させる第1表示手段と、
前記第1表示手段によって前記模様画像が前記表示部に表示されたことを条件として、前記第1取得手段によって取得された前記ステッチデータに基づいて、第1所定数分の縫目を示す複数の部分画像を生成する第1生成手段と、
前記第1生成手段によって前記複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された部分画像を、前記第1表示手段によって表示された前記模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる第2表示手段と
を備えたことを特徴とするミシン。 - 前記第1取得手段は、複数の刺繍模様に対応する前記ステッチデータ、及び、複数の模様画像に対応する前記模様データを取得し、
前記第1表示手段は、前記複数の模様画像を前記表示部に表示させ、
前記第1生成手段は、
前記第1表示手段によって前記複数の模様画像が前記表示部に表示されたことを条件として、表示された前記複数の模様画像のそれぞれに対応する複数の部分画像を生成することを特徴とする請求項1に記載のミシン。 - 前記第1表示手段は、複数の画面を1画面ずつ前記表示部に表示させ、
前記複数の画面のそれぞれには、前記複数の模様画像のうち第2所定数の模様画像が含まれ、
前記第1生成手段は、
前記第1表示手段によって前記複数の模様画像のうち前記第2所定数の模様画像が1つの画面に表示されたことを条件として、表示された前記第2所定数の模様画像のそれぞれに対応する前記複数の部分画像を生成することを特徴とする請求項2に記載のミシン。 - 前記表示部が表示する画面を第1画面から第2画面に切り替える切替指示を受け付ける受付手段を備え、
前記第1表示手段は、前記第2所定数の模様画像である第1模様画像を前記第1画面に表示させた後に、前記受付手段によって前記切替指示が受け付けられた場合、前記複数の模様画像のうち前記第1模様画像以外の前記第2所定数の模様画像である第2模様画像を、前記第2画面に表示させ、
前記第1画面に表示された前記第1模様画像に対応する複数の第1部分画像が、前記第2表示手段によって表示された後、前記第1画面が表示された状態において、前記第2模様画像に対応する複数の第2部分画像を生成する第2生成手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のミシン。 - 前記表示部が表示する画面を第1画面から第2画面に切り替える切替指示を受け付ける受付手段と、
前記第1生成手段によって生成された前記複数の部分画像を第2記憶部に記憶する記憶制御手段と、
前記受付手段により前記切替指示が受け付けられた場合、前記第2画面に表示される前記第2所定数の模様画像のそれぞれに対応する前記複数の部分画像が、前記第2記憶部に記憶されているかを判断する第1判断手段と
を備え、
前記第1生成手段は、
前記第1判断手段によって前記第2記憶部に前記複数の部分画像が記憶されていないと判断した場合、前記複数の部分画像を生成し、
前記第2表示手段は、
前記第1判断手段によって前記第2記憶部に前記複数の部分画像が記憶されていると判断した場合、前記第2記憶部に記憶された前記複数の部分画像を前記表示部に表示させ、前記第1判断手段によって前記第2記憶部に前記複数の部分画像が記憶されていないと判断した場合、前記第1生成手段により生成された前記複数の部分画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3又は4に記載のミシン。 - 前記ステッチデータに基づき、前記刺繍模様毎に前記縫目の数を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された前記縫目の数が第3所定数以上か判断する第2判断手段と、を備え、
前記記憶制御手段は、
前記第2判断手段によって前記縫目の数が第3所定数以上であると判断された場合、前記第1生成手段によって生成された前記複数の部分画像を前記第2記憶部に記憶することを特徴とする請求項5に記載のミシン。 - 前記第1取得手段によって取得された前記ステッチデータ及び前記模様データに基づき、前記刺繍模様の向きと前記模様画像の向きとが一致するか判断する第3判断手段を備え、
前記第2表示手段は、
前記第3判断手段によって、前記刺繍模様の向きと前記模様画像の向きとが一致しないと判断された場合、前記刺繍模様の向きを前記模様画像の向きと一致させるために必要な回転条件で回転させた前記複数の部分画像を表示させることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のミシン。 - 前記第1生成手段は、
前記第3判断手段によって、前記刺繍模様の向きと前記模様画像の向きとが一致しないと判断された場合、前記回転条件で回転させた前記部分画像を生成することを特徴とする請求項7に記載のミシン。 - 前記ステッチデータに関連付けられた前記模様データが前記第1記憶部に記憶されていない場合、当該ステッチデータのみを取得する第2取得手段と、
所定画像を前記表示部に表示させる第3表示手段と、
前記第3表示手段によって前記所定画像が前記表示部に表示されたことを条件として、前記第2取得手段によって取得された前記ステッチデータに基づいて、前記複数の部分画像を生成する第3生成手段と、
前記第3生成手段によって前記複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された前記複数の部分画像を、前記第3表示手段によって表示された前記所定画像の代わりに表示させる第4表示手段と
を備えたことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載のミシン。 - 前記第1生成手段は、前記模様画像よりも解像度の高い前記部分画像を生成することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載のミシン。
- 第1記憶部から、刺繍模様を表す複数の縫目のそれぞれの位置を特定するステッチデータステッチデータと、当該ステッチデータに対応する刺繍模様を示す模様画像のデータである模様データと、を取得する第1取得ステップと、
前記第1取得ステップによって取得された前記模様データに基づいて、前記模様画像を表示部に表示させる第1表示ステップと、
前記第1表示ステップによって前記模様画像が前記表示部に表示されたことを条件として、前記第1取得ステップによって取得された前記ステッチデータに基づいて、第1所定数分の縫目を示す複数の部分画像を生成する第1生成ステップと、
前記第1生成ステップによって前記複数の部分画像のそれぞれが生成される毎に、生成された部分画像を、前記第1表示ステップによって表示された前記模様画像のうち生成された部分画像に対応する部分に表示させる第2表示ステップと
を、コンピュータに実行させるための表示プログラム。
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