JP2020005797A - 座標データ作成装置、ミシンおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、各針落ち点を糸でつなぐことにより模様が生成される。
ここで、針を落とす位置は、縫いたい図形に基づいて、一針ずつ針を落とす位置を決めてデータ入力して行く。
つまり、基本的には、元の図形を縫い目に忠実に再現できるよう縫いデータを作ることが多い。
そして、この縫いデータに従って、針落ち点を直線やカーブでつないでいくことにより、縫い目によって、元の図形を描くことができる。
そのため、ミシンを使えば、誰でも忠実に模様を再現できることから、縫製上級者が縫ったように見え、綺麗な模様が布上に形成できる。
ところが、このことが逆に機械的で、冷たい印象を与えていた。
特に、送り方向は相対移動量であるため、影響が強く出てしまい、模様が大きく崩れて、元のデザインがどのようなものであったかわからない程になってしまう虞もあった。
つまり、従来のミシンにより縫製された機械縫製特有のある種の固さや冷たさと言ったものがなくなり、一種の心地よさ、暖かさを感じさせる縫目が得られる。
また、同じミシンで縫っているにもかかわらず、裁縫初心者や子供等が手縫いで縫ったように見せかけることが可能となる。
なお、同じ技術でデータ形式を刺繍形式に変更すれば、暖かみのある模様を刺繍することも可能である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図4を用いて説明する。
本実施形態に係る座標データ作成装置10の電気的構成について、図1を用いて説明する。
また、外部入出力装置を介して様々なデバイスに接続されている。
ROM102およびRAM103は、機能モジュールを格納する格納部として機能する。
表示装置104は、外部入出力装置を介して、中央処理演算装置(CPU)101に電気的に接続されている。
また、表示装置104には、その表示面の下側に後述するタッチパネルが重ねて配置された多層構造となっており、タッチパネルおよび表示装置104が、「表示部」としてユニット化されている。
そして、表示装置104には、模様や文字、ボタンなどが表示される。
また、使用者の操作の利便性を考慮して、座標データ作成装置10の外部に操作可能に露出されて配置されている。
使用者がタッチパネルを指でタッチすることにより、手書き風モードの選択や模様の選択等を画面で確認しながら操作することができる。
例えば、1番のボタンが押されると、座標データ作成装置10のROM102に内蔵されている模様番号1の模様が選択され、1サイクル分のステッチデータが読み込まれる。
なお、処理の詳細については、後述する。
なお、処理の詳細については、後述する。
但し、計算結果が機構の限界値を超える場合には、機構限界制限モジュールが有効となり、加算は行われない。
また、オリジナルのデータに同一の座標がある場合は、同一点処理により、既に調整された座標を使用し、調整後の座標も一致するようにする。
なお、処理の詳細については、後述する。
また、図3の操作画面上で、プレビュー画面に手書き風に変換された模様が1サイクル表示される。
再度同じ模様を選択すると、別の乱数により微調整され、プレビュー画面に2サイクル目として描画される。
なお、模様を追加したにおいても、別の乱数で微調整される。
そのため、乱数により調整された模様であっても、再現して縫うことができる。
また、中央処理演算装置(CPU)101において、作業に供するデータも一時的に記憶、保存される。
外部メディア107は、例えば、ハードディスク、DVDレコーダ等であり、模様データ等をUSBコントローラ106の制御の下、書き込み保存する。
例えば、CPU101は、通常縫いステッチデータの各針落ち点をX方向およびY方向に微小距離だけ移動して、全針落ち点に対して異なる長さ、方向の微調整を行うことによって、縫い模様に手書きの風合いを醸し出す。より具体的には、ステッチデータから縫いイメージの針落ち点の座標列を作成する。
そして、乱数を発生させ、微小長さの補正値(±)を生成し、各針落ち点のX方向、Y方向の座標にその長さを加算する。
さらに、元データの針落ち点が同じ位置の場合、微調整後も重なるように補正し、手縫い風に変換したステッチで組み合わせ模様を作る処理を行う。
なお、処理の詳細については、後述する。
本実施形態に係る座標データ作成装置10における画面操作処理および手書き風ステッチ変換処理の詳細について、図2から図4を用いて説明する。
本実施形態に係る座標データ作成装置10を用いた縫製データの作成は、図3に示すような表示装置104に表示される画面を操作して行う。
そのため、座標データ作成装置10の詳細な処理について説明する前に、図2を用いて、本実施形態に係る座標データ作成装置10における画面操作処理について説明する。
判定の結果、中央処理演算装置(CPU)101が、ユーザによる模様の選択、すなわち、ユーザによる模様番号の入力等があったと判定した場合には、次に、組合せモードの処理であるのか、手書き風モードの処理であるのかを判定する(ステップS113)。
なお、組合せモードの処理あるいは、手書き風モードの処理のいずれであっても、処理を行い、模様を選択された順に記憶していく。
なお、手書き風ステッチ変換処理の詳細については、後述する。
これにより、ユーザは、変換された状況を確認することができる。
図4を用いて、手書き風ステッチ変換処理の詳細について説明する。
以下、図4を用いて、手書き風ステッチ変換処理の詳細を説明する前に、上記3つの処理の概要について説明する。
送り方向のデータが、相対移動量の状態のままでは、針落ち点の座標を調整することができない。
そこで、バラツキ処理では、一旦、相対移動量をステッチデータから針落ち点の位置を示す絶対座標のデータ列に変換する。
これにより、1サイクルあるいは、複数サイクルの直交座標の絶対座標列を生成する。
なお、乱数は随時生成する場合に限らず、予め生成された調整データをテーブルの形式で持っていてもよい。
針落ち点を示す絶対座標のデータ列に、例えば、±1mmの範囲で生成された乱数による調整量を加算する。
調整された座標データが、振幅方向は機構の幅に収まる様に制限し、送り方向も一針前との距離が所定の距離以下になるように制限する。
そして、絶対座標の針落ち点のデータ列を送り方向を相対移動量に変換し、通常縫いのステッチデータ形式に戻す。
なお、以下では、振幅方向は機構の幅について8.8mmを、送り方向の一針前との距離制限について5mmを例示して説明する。
模様の形状によっては、複数回同じ点を通って形成するステッチデータがよく作られる。
この場合、すべての針落ち点について、無制限に針落ち点のX座標およびY座標をずらしてしまうと、元の模様形状が失われてしまう。
そこで、同じ位置に複数個の針落ち点がある場合、それらの点は変換処理後も同一点になるように位置の制御を行う。
模様のサイクル毎に異なる乱数で針落ち点のX座標およびY座標をばらつかせ、複数個の模様を組み合わせる。
組み合わせ内容を記憶するためにユーザが、図3に示す操作画面上の模様ボタンを押下する。
この模様選択操作で新たに乱数を発生させ、元は同じ模様であるが、模様選択の度に、針落ち点のX座標およびY座標に対して、異なるずらし方をして、複数の組み合わせ模様が作られる。
ユーザは、変換したステッチデータの外観をプレビューして、好ましいと思われる針落ち点のX座標およびY座標のずれにより生成される模様を採用する。
なお、ユーザが好ましいと思われる針落ち点のX座標およびY座標のずれにより生成される模様ではないと判断する場合には、削除する等の操作を行い、組み合わせ模様を画面上で編集することもできる。
また、ユーザは、乱数によって針落ち点のX座標およびY座標をばらつかせるのか、テーブルによって、針落ち点のX座標およびY座標をばらつかせるのかを選択することもできる。
当該処理を実行するために、ユーザは、図3に示すように表示装置104に表示される操作画面において「手書き風」ボタンを押下し、手書き風の組合せモードを設定する。
次に、ユーザは、模様選択ボタンを押し、模様を選択する。
ここで、得られる乱数は整数であるため、±1.0mm以内の調整長さに換算する(ステップS202)。
ここで、微調整後の座標のY座標の値が振幅(Y座標)方向の機構の制限を超える場合には、ステップS203の微調整処理を無効とする(ステップS205)。
また、微調整後の座標データのX座標の値と縫製順序において隣接する微調整後の座標データのX座標の値との間隔が、送り(X座標)方向の機構の制限を超える場合には、ステップS203の微調整処理を無効とする(ステップS205)。
ここで、振幅方向の機構の制限の値としては、例えば、−4.4mmまたは+4.4mmを、送り方向の機構の制限の値としては、例えば、相対移動量が−5.0mmまたは+5.0mmを例示することができる。
上記は、通常縫いにおける制限に関するものだが、刺繍縫いにおいても微調整後の座標データの値と縫製順序において隣接する微調整後の座標データの値との間隔が、X座標方向またはY座標方向の機構の制限を超える場合には、ステップS203の微調整処理を無効とする(ステップS205)。
一方で、微調整後の座標の振幅方向および送り方向が機構の制限に達していない場合には、処理をステップS206に移行する。
中央処理演算装置(CPU)101は、ステッチが、まだ残っていると判断した場合には、処理をステップS202に戻す。
この場合、中央処理演算装置(CPU)101は、次の針落ち点に対して新しい乱数を生成して、ステップS202、203を実行する。
具体的には、調整前の元データにおいて、座標が一致する針番号を検索する。
例えば、1針目の座標と一致する座標の針番号をステッチの最後まで探す。
具体的には、1針目の微調整後の座標を検出した針番号に対して、1針目の微調整後の座標を適用する。
つまり、元データの座標が一致する針番号については、微調整後も同じ座標になるように補正する。
以下、図5から図7を用いて、本発明の実施例1について説明する。
なお、本実施例では、シンプルなステッチの場合の処理について説明する。
また、元データの振幅と相対送りとの関係は、図5に示すようになっている。
図5は、振幅、相対送りを要素とする元データおよび相対送りを累積した絶対送りと、一例としての振幅用および送り用の乱数調整長と、一例としての元データに対して手書き処理を行った後の振幅、絶対送り、相対送りの値を示している。
具体的には、2針目の振幅用の乱数調整長は、0.6であって、機構限界を超えるため、当該0.6の値はキャンセルされ、2針目の手書き処理を行った後の振幅の値は、元データの値4.4がそのまま使われる。
また、2針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値は、元データの絶対送りの値2.3に対して、送りの乱数調整量が0.2であるため、2.5となる。
また、2針目の手書き処理を行った後の相対送りの値は、2針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値が2.5であり、3針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値元データの値4.7であるため、2.2となる。
また、5針目の手書き処理を行った後の振幅の値は、元データの値0.8に対して、振幅の乱数調整量が−0.2であるため、0.6となる。
また、5針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値は、元データの値7.0に対して、送りの乱数調整量が0.2であるため、7.2となる。
また、5針目の手書き処理を行った後の相対送りの値は、6針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値が6.7であり、5針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値元データの値7.2であるため、−0.5となる。
以下、図6の具体例に従い、詳細な処理内容について説明する。
この単位模様の縫製を連続して繰り返すことにより、複数サイクルの長い模様を縫うことができる。
1サイクルの模様は、相対距離の送りデータを累積して、図5に示すような絶対座標のデータ列で表現することができる。
図5の振幅と絶対送りの座標は、図6の針落ち点の座標を示している。
そのため、各針位置に対して、振幅方向の調整値と送り方向の調整値用の乱数とを生成する。
ここで、使用する乱数は整数で0から32767の値であり、この数値を長さの調整値として−1.0mm〜+1.0mmの値に換算する。
例えば、下記の数1を用いて換算する。
これらの調整値を「元データの振幅、絶対送り」のそれぞれの座標に加えて、座標を調整する。
但し、加算の結果が機構の限界値を超える場合(図5の塗りつぶし箇所)は無効とし、加算しない。
調整の結果を、一例として、図5の「手書き処理の振幅、絶対送り」に記載する。
更に、絶対送りから相対送り量を求めて、図5に示すように、リスト形式で登録すると、「手書き処理の振幅、相対送り」のデータ列が通常縫いの模様データとなる。
なお、手書き風模様の崩れ方の再現性を重視するならば、乱数ではなく、バラツキのある数値をテーブルとして持っていてもよい。
図7に、通常縫いのステッチ模様(図7(A))と、処理後のステッチ模様(図7(B))と、を示す。
以下、図8から図10を用いて、本発明の実施例2について説明する。
なお、本実施例では、同一点に針落ちがあるステッチの場合の処理について説明する。
ここで、図8は、振幅、相対送りを要素とする元データおよび相対送りを累積した絶対送りと、一例としての振幅用および送り用の乱数調整長と、一例としての元データに対して手書き処理を行った後の振幅、絶対送り、相対送りの値を示している。
具体的には、2針目の手書き処理を行った後の振幅の値は、元データの値−1.6に対して、振幅の乱数調整量が0.0であるため、そのまま−1.6となる。
また、2針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値は、元データの値3.2に対して、送りの乱数調整量が0.1であるため、3.3となる。
また、2針目の手書き処理を行った後の相対送りの値は、2針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値が3.3であり、3針目の手書き処理を行った後の絶対送りの値元データの値6.3であるため、3.0となる。
また、7針目の振幅用の乱数調整長は、0.4であって、機構限界を超えるため、当該0.4の値はキャンセルされ、7針目の手書き処理を行った後の振幅の値は、元データの値4.4がそのまま使われる。
以下、図9の具体例に従い、詳細な処理内容について説明する。
図10に示す星の模様の場合、オリジナルのステッチデータでは、4カ所の針落ち点が重複して縫われている。
重複した点を特別に処理しないと、図10(C)のような縫いイメージとなってしまい、美しくない縫い目ができてしまう。
そこで、本実施例では、上記の問題を解決するため、以下のように、処理を行う。
このデータ列から重複する針落ち点を探すと、図8の「元データ」から、1針目と12針目(図9では、この点を「12」と示す)が同じ座標であるため、重複する針落ち点となる。
同様に、2針目と13針目(図9では、この点を「23」と示す)、3針目と14針目(図9では、この点を「34」と示す)、4針目と15針目(図9では、この点を「45」と示す)は同じ点に2回縫い目が形成されることが分かる。
手書き処理のため、この調整値を図8の「元データの振幅と絶対送り」に加算する。但し、機構限界を超える場合(図8の塗りつぶし箇所)は、無効とし、加算しない。
2針目と13針目、3針目と14針目、4針目と15針目も同様に調整後の座標も一致するように処理する。
この処理により、図10(B)に示すように、星の形状を保ったまま、形状を手書き風に変形することができる。
更に、絶対送りから相対送り量を求めて、図8に示すように、リスト形式で登録すると、一例として、図8の「手書き処理の振幅、相対送り」に示すようなデータ列が通常縫いの模様データとなる。
つまり、加算後座標データ作成部により、座標データ記憶部において記憶された座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々独自の値を加算して、模様を崩した新たな座標データを作成する機能を有する。
そのため、1針ごとに適度なばらつきを与えることにより、縫い模様に手書きの風合いを出して、心地よさや温かさが感じられる縫い目を生成することができる。
なお、座標データは、通常縫いあるいは刺繍縫いのいずれの座標データも含む。
また、座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々独自の値を加算する処理は、座標データのX座標の値とY座標の値に対して、夫々独自の値を加算するものであり、独自の値がゼロの場合を考慮すると、例えば、座標データのX座標の値あるいはY座標のいずれか一方に、当該独自の値を加算する処理も含む。
つまり、縫製順序と該縫製順序に対応する座標データとを有する縫製データにおいて同一の座標データがある場合、その同一の座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々同じ値を加算する。
そのため、本来の形状を保ちつつ、手書き風に模様を変形することができる。
また、縫製順序が異なっていても、座標データが同じであれば、付加する値を同じにすることにより、同一点のずれを防止することができる。
さらに、異なる模様の重なり部分のずれを防止することができる。
つまり、同じ座標データであっても、模様が異なれば、加算する独自の値が異なる。
そのため、座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値が、異なるため、模様に応じた複数の縫製データを生成することができる。
また、模様に応じた複数の縫製データを生成できることから、ユーザが好む模様の選択範囲を広げることができる。
つまり、加算後座標データ作成部で作成された新たな座標データの模様を表示する加算後模様表示部を備えることから、新たな座標データの模様を見ながら、その出来栄えを評価することができる。
また、加算後模様表示部で表示された模様の座標データを模様毎に保存又は編集する座標データ処理部を備えることから、加算後模様表示部に表示される新たな座標データの模様を見ながら、ユーザが好みの模様については、その座標データを保存することができる。
また、一方で、加算後模様表示部に表示される新たな座標データの模様が、ユーザの好みとは異なる場合には、座標データの編集(例えば、削除、移動、改変等)を行うことにより、ユーザの好みの模様を見つけて、その座標データを保存することができる。
つまり、座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値として、一定範囲内の乱数を用いることにより、規則性のない複数の模様を作成することができる。
また、任意の値は、模様の成分方向長さに対して、任意の割合以内の値である。
具体的には、規則性のない複数の模様を作成することができることから、ユーザの好みの模様を選択できる範囲が広がる。
そのため、元の模様形状を維持しつつ、手書き風の模様を縫製することができる。
つまり、加算後座標データ作成部で作成された座標データのX座標の値と縫製順序において隣接する加算後座標データ作成部で作成された座標データのX座標の値との間隔が、ミシンにおける機構の制限範囲を超える場合であっても、絶対的な制約であるミシンにおける機構の制限範囲を厳守するために、当該ミシンにおける機構の制限範囲を超える場合には、例えば、加算後座標データ作成部における加算を無効とする。
そのため、絶対的な制約であるミシンにおける機構の制限範囲を厳守しながら、元の模様形状を維持しつつ、手書き風の模様を縫製することができる。
例えば、座標データ作成装置は、パソコン等の別体の装置であってもよいし、ミシン等に内蔵された装置であってもよい。
101;中央処理演算装置(CPU)
102;ROM
103;作業用メモリ(RAM)
104;表示装置
105;タッチパネル
106;USBコントローラ
107;外部メディア
Claims (9)
- 縫製する模様の針落ち位置のX座標の値とY座標の値とからなる絶対位置の座標データを作成するミシンの座標データ作成装置において、
前記座標データを記憶する座標データ記憶部と、
前記座標データ記憶部で記憶された前記座標データ毎に、前記座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々独自の値を加算して、前記模様を崩した新たな座標データを作成する加算後座標データ作成部と、
を備えた座標データ作成装置。 - 縫製順序と該縫製順序に対応する座標データとを有する縫製データにおいて同一の座標データがある場合、
前記同一の座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値は、
他の縫製順序の前記同一の座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算した値と同じ値であることを特徴とする請求項1に記載の座標データ作成装置。 - 前記座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値は、
前記模様毎に異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の座標データ作成装置。 - 前記加算後座標データ作成部で作成された新たな座標データの模様を表示する加算後模様表示部と、
前記加算後模様表示部で表示された模様の座標データを前記模様毎に保存又は編集する座標データ処理部と、
を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の座標データ作成装置。 - 前記座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値は、
一定範囲内の乱数であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の座標データ作成装置。 - 前記座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々加算する独自の値は、
一定範囲内の正の値又は負の値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の座標データ作成装置。 - 前記加算後座標データ作成部で作成された座標データのX座標の値と縫製順序において隣接する前記加算後座標データ作成部で作成された座標データのX座標の値との間隔は、前記ミシンにおける機構の制限範囲内の値であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の座標データ作成装置。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の座標データ作成装置を備えるミシン。
- 座標データを記憶する座標データ記憶部と、加算後座標データ作成部と、を備え、縫製する模様の針落ち位置のX座標の値とY座標の値とからなる絶対位置の前記座標データを作成するミシンの座標データ作成装置における座標データ作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記加算後座標データ作成部が、前記座標データ記憶部において記憶された前記座標データ毎に、前記座標データのX座標の値又はY座標の値に夫々独自の値を加算して、前記模様を崩した新たな座標データを作成する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (3)
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