JPH09121607A - ロータリの茎巻付防止装置 - Google Patents

ロータリの茎巻付防止装置

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JPH09121607A
JPH09121607A JP28890695A JP28890695A JPH09121607A JP H09121607 A JPH09121607 A JP H09121607A JP 28890695 A JP28890695 A JP 28890695A JP 28890695 A JP28890695 A JP 28890695A JP H09121607 A JPH09121607 A JP H09121607A
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JP
Japan
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blade
shaft
rotary
pawl
fixed
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JP28890695A
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English (en)
Inventor
Seiichi Okamura
誠一 岡村
Kazumi Umeki
和美 梅木
Hisakatsu Yasumiya
久勝 安宮
Takaaki Ono
貴章 大野
Shunji Fujimoto
駿児 藤本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェーンケース又はサイドフレームに設けた
固定刃と、爪取付ブラケットに設けた可動刃との間で、
爪軸端部側に絡みつく草等の茎を切断するようにしたも
のにおいて、固定刃と可動刃との間のクリアランスを調
節するために、固定刃を取付台に可動刃に対して近接・
離反自在に支持すると共に、固定刃を支持台にネジで取
付固定したものであっても、固定刃と可動刃との間に作
用する切断抵抗によって、固定刃が、可動刃から離反す
る方向、すなわちクリアランスが広がる方向に動いて切
断不良が生じ、茎の巻付きを排除できない、また、クリ
アランスの再調節が必要となるという問題を解消する。 【解決手段】 固定刃41を、爪軸回転方向Aに向かう
にしたがって切断位置における可動刃42に接近するよ
うに傾斜状に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草、わら等の植物
の茎がロータリの爪軸端部に巻付くのを防止する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来ロータリとして、ギヤケースから左
右に突設された一方のサポートアームにチェーンケース
を、他方のサポートアームにサイドフレームをそれぞれ
固定し、チェーンケースとサイドフレームとの下部間に
多数の耕耘爪を備えた爪軸を回転自在に支持してなるサ
イドドライブ式ロータリと、ギヤケースから下方に突設
したチェーンケース下部の左右両側に爪軸を回転自在に
支持してなるセンタドライブ式ロータリとがあり、これ
らロータリは走行体に装着されて、走行しながら爪軸を
回転駆動させることで圃場を耕耘するようにしている。
【0003】このロータリでは、圃場を耕耘する際に、
草や、わら等の長い茎が爪軸端部に巻付いて不当に回転
抵抗を増大して動力を無駄に消費させるということがあ
り、このため、チェーンケース又はサイドフレームに設
けられた固定刃と、爪軸上に固定された耕耘爪取付用ブ
ラケットに設けられた可動刃との間で爪軸端部に巻付く
茎を切断するようにしたものが、実公昭50−4112
2号公報に記載されている。
【0004】前記固定刃と可動刃との間のクリアランス
は茎を切断する上で重要であり、該クリアランスは1m
m以下でないと十分な切断効果を発揮することができな
いため、従来のものにあっては、固定刃をチェーンケー
ス等に固定した取付部材に可動刃に対して近接・離反自
在に支持すると共に、固定刃を支持部材にネジで取付固
定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、固定刃と可動刃との間のクリアランスを調節する
ために、固定刃を取付部材に可動刃に対して近接・離反
自在に支持すると共に、固定刃を支持部材にネジで取付
固定しているので、固定刃と可動刃との間に作用する切
断抵抗によって、固定刃が、可動刃から離反する方向、
すなわちクリアランスが広がる方向に動く惧れがあり、
クリアランスが広がると切断不良が生じて茎の巻付きを
排除できない、また、クリアランスの再調節が必要とな
るという問題がある。
【0006】そこで本発明は前記問題点に鑑みて、固定
刃と可動刃との間に作用する切断抵抗によって、クリア
ランスが広がらないように考慮することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、耕耘爪19が取付けら
れる爪軸18の端部をロータリ機枠17の支持体に回転
自在に支持し、支持体側に設けられた固定刃41と、爪
軸18側に設けられた可動刃42との間で爪軸端部側に
巻付く草、わら等の茎を切断するように構成し、前記固
定刃41を支持体15側に設けた取付台40に可動刃4
2に対して近接・離反自在に支持すると共に、固定刃4
1を支持台40にネジ43で取付固定したロータリの茎
巻付防止装置において、前記固定刃41を、爪軸回転方
向Aに向かうにしたがって、切断位置における可動刃4
2に接近するように傾斜状に配置した点にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図4において、1はトラクタの車
体の後部を構成するミッションケースで、その後部上に
は左右一対のリフトアーム2を有する作業機昇降用油圧
装置3が設けられ、ケース1の後面下部からPTO軸4
が突出されている。また、ミッションケース1の後部に
は3点リンク5が設けられ、この3点リンク5のトップ
リンク6前端側はミッションケース1に固定のブラケッ
ト7に枢支連結され、3点リンク5の左右各ロワーリン
ク8前端側はミッションケース1後部の左右側部に枢支
連結され、各ロワーリンク8の前後方向中途部はリフト
ロッド9を介して左右リフトアーム2に連結されてい
る。
【0009】3点リンク5の後端部には連結枠11が設
けられ、この連結枠11を介してロータリ12が着脱自
在に連結されている。このロータリ12はサイドドライ
ブ式のものであり、図5および図6に示すように、ギヤ
ケース13から左右両側にサポートアーム14を突設す
ると共に、左側サポートアーム14の外端にチェーンケ
ース15を、右側サポートアーム14の外端にサイドフ
レーム16をそれぞれ取付固定してなるロータリ機枠1
7を備えている。
【0010】このロータリ機枠17の下部には、チェー
ンケース(支持体)15とサイドフレーム(支持体)1
6との下部間に左右方向の軸心廻りに回転自在に支架さ
れた爪軸18と、該爪軸18上に取付けられた多数の耕
耘爪19とからなるロータリ耕耘部20が設けられてい
る。また、ロータリ機枠17にはロータリ耕耘部20を
覆うロータリカバー21が設けられている。
【0011】ロータリカバー21は、耕耘部20の上方
を覆う主カバー22と、この主カバー22の後端部に左
右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結された後部カバ
ー23と、耕耘部20の左右両側の後上部を覆う左右一
対の側部カバー24とから主構成されている。図2に示
すように、チェーンケース19の下部右側には、該ケー
ス19を貫通して筒状の軸受ホルダ26が取付固定さ
れ、この軸受ホルダ26に内嵌されたベアリング27
に、駆動軸28が挿通されて支持されている。この駆動
軸28の右端側にはフランジ29が一体形成され、この
フランジ29に爪軸18の左端側に固定のフランジ30
がボルト固定されている。
【0012】駆動軸28の左側にはスプロケット31が
スプライン嵌合されて抜止めされ、このスプロケット3
1には、トラクタのPTO軸からロータリのPIC軸に
伝動された回転動力が、ギヤケース13内のベベルギヤ
伝動機構、左側サポートアーム14内の伝動軸、チェー
ンケース15内上部のスプロケット及びそれに掛装され
たチェーン等を経て伝達されるようになっており、これ
によって爪軸18が耕耘爪19を矢示A方向に回転させ
るように回転駆動される。
【0013】軸受ホルダ26の、ベアリング27とフラ
ンジ29との間にはオイルシール32が内嵌され、ま
た、駆動軸28の、フランジ29左側には前記オイルシ
ール32を保護するシールカバー33が外嵌されてい
る。また、軸受ホルダ26には、軸受ホルダ26をチェ
ーンケース15の外面に取付固定するためのリング状の
取付壁26Aが一体形成され、この取付壁26Aの外周
部にはシールカバー33及び駆動軸28のフランジ29
の外周を全周に亘ってを覆うように保護カバー部26B
が突出状に一体形成されている。
【0014】この保護カバー部26Bは草、わら等が侵
入しないようにフランジ29に近接して設けられるが、
保護カバー部26Bとフランジ29との隙間から、保護
カバー部26Bとシールカバー33との間の空間部34
に土砂、泥水が侵入することがあり、この空間部34に
侵入した土等を逃がすために、保護カバー部26Bには
土抜き穴35が設けられている。
【0015】この土抜き穴35は、直接土に接しない範
囲、すなわち図6に符号Bで示す範囲内に設けられる。
また、この土抜き穴35は砂利や小石が、侵入しにくい
が出やすいように内側から外側に向かうにしたがって径
小となるテーパ状に形成されている。なお、土抜き穴3
5を設けることによって、この穴35から土等が侵入す
る惧れがあるが、侵入した土等が前記空間部34内でし
まって固くなるのを防止できる。
【0016】図1〜3に示すように、前記爪軸18上に
は耕耘爪19を取付固定するための爪取付ブラケット3
6が溶接固定され、この爪取付ブラケット36は左右一
対の断面コ字形の部材によって角筒状に形成されてなる
と共に、爪軸軸心方向に直交する方向に突出状に設けら
れている。そして、爪取付ブラケット36に耕耘爪19
の基部を挿入し、該ブラケット36の左右側壁36A及
び耕耘爪19の基部にボルト37を挿通させると共に、
該ボルト37にナット38を螺合させることによって、
耕耘爪19が取付固定されるようになっている。
【0017】爪軸18の左右端部には、圃場を耕耘する
際に、圃場に在る草、わら等の長い茎が耕耘爪19や爪
取付ブラケット36に引っ掛かって連れ廻り、爪軸18
側から軸受ホルダ26の保護カバー部26Bの外周に亘
って前記草等の茎が巻付くのを防止するために、該茎を
切断する茎巻付防止装置39が設けられている。この茎
巻付防止装置39は、チェーンケース15に固定の取付
台40に取付固定された固定刃41と、爪取付ブラケッ
ト36に取付固定された可動刃42とから構成され、爪
軸18の回転によって可動刃42が回転し、該可動刃4
2が固定刃41に最も接近したときに、それらの間で草
等の茎が挟圧・剪断作用を受けて切断される。
【0018】可動刃42は板材からなり、爪取付ブラケ
ット36の、爪軸18中央部寄りの側壁36Aに、耕耘
爪19取付け用のボルト37によって共締めされた取付
板46に一体形成されてなり、取付板46の爪軸回転方
向A前端部からチェーンケース15に向けて延出される
と共に爪取付ブラケット36の爪軸回転方向A前面に接
当されている。
【0019】取付台40は板材を平面視く字形に折曲し
て形成されて、軸受ホルダ26の保護カバー部26Bの
上方に配置されていると共に、爪軸回転方向A後方側が
固定刃41の取付面40Aとされている。固定刃41は
平板状の板材からなり、取付台40の取付面40Aに重
合状とされて、爪軸回転方向Aに向かうにしたがって、
切断位置(図1に仮想線Gで示す位置)における可動刃
42に接近するように傾斜状に配置されている。また、
固定刃41は、該固定刃41と取付台40を貫通するボ
ルト(ネジ部材)43及びこれに螺合されるナット44
によって固定され、固定刃41のボルト挿通孔45は、
固定刃41が延出壁42B先端部に接近・離反する方向
(傾斜方向)Cに長い長孔とされていて、ボルト43を
緩めることで、該方向にスライド自在とされていて、固
定刃41と可動刃42とのクリアランスの調節が可能と
されている。このクリアランスの調節は重要で、1mm
以下でないと茎切断の効果がでない。
【0020】なお、可動爪42は軸受ホルダ26の保護
カバー部26B外周面との間でも茎切り効果があり、前
記取付板46のボルト挿通孔49は上下方向に長い長孔
に形成されていて、可動爪42と保護カバー部26B外
周面との間のクリアランスが調節できるようになってい
る。前記爪軸18の端部の構造は、爪軸18左端側(チ
ェーンケース15側)の構造を図示したが、爪軸18右
端側(サイドフレーム16側)の構造も駆動系を除いて
略同様に構成されている。したがって、茎巻付防止装置
39はサイドフレーム16側にも設けられる。
【0021】図2、図4、図6及び図7に示すように、
圃場を耕耘する際にチェーンケース15の下部が土に接
触することから、チェーンケース15の下部には、プロ
テクタ47が設けられ、このプロテクタ47の後部側下
部には、その側面下部及び下面から後方に延出される延
出部48が設けられており、この延出部48によって、
ロータリカバー21の側部カバー24の前下部と、チェ
ーンケース15の下部の左右方向内方側の面との間(図
6の矢示D部分)に、草等が挟まって該草等を引きずる
のを防止でき、該草等が挟まることによる、耕耘振動の
発生及び消費馬力の増加を防止できる。
【0022】また、延長部48はプロテクタ47から側
部カバー24に向かうにしたがって該側部カバー24に
接近するように設けられ、チェーンケース15後方の草
等の流れを良くしている。なお、サイドフレーム16側
にも前記プロテクタ47の延長部48と同様のものが装
着されている。
【0023】また、トラクタおよびロータリにあって
は、いわゆるシーズンの使い始めなどにおける重要な点
検事項は取扱説明書又はトラクタに張付けられたラベル
などに表示されているが、通常取扱説明書は読んでも最
初だけであり、また、ラベルは汚れたりして見えなかっ
たり、見なかったりするし、ラベルの増加で外観品質は
低下する。
【0024】したがって、シーズンの使い始めにおい
て、バッテリの電圧が低下している場合に気付かずに使
用する場合がある。このような場合に、使用者に注意す
るために、本実施の形態に示すトラクタには、ボイスナ
ビゲータが設けられている。このボイスナビゲータは、
図8に示すように、トラクタのキースイッチをオンする
と、マイコンの記憶装置にメモリーされている前回使用
終了後直後のバッテリの電圧Vmから現在のバッテリの
電圧Vを減算し、その値、すなわち電圧低下量ΔVを設
定量Voと比較する。この設定量Voはバッテリの電圧
低下を許容できる範囲で設定される。
【0025】そして、ΔV>Voでないときは、音声に
よってバッテリの電圧が低下していることを使用者に知
らせると共に、その取扱いを説明する。また、ΔV>V
oのときは、報知および取扱説明はしない。その後、ト
ラクタのキースイッチをオフにするとキースイッチオフ
直後のバッテリの電圧VeをVmとしてマイコンの記憶
装置にメモリーされる。
【0026】前述のように構成することによって、前記
ボイスナビゲータは、トラクタ使用のインターバルの長
いユーザーには注意をさせることができ、しかも、トラ
クタの使用頻度の高いユーザーには音声による説明はさ
れずうるさくはないという利点を有する。また、前記ボ
イスナビゲーターの機能は前記のものに限らない。以
下、その例をいくつか説明する。 (1)耕耘爪を交換あるいは点検する場合に、エンジン
が回転していると点検等するに際して支障があるので、
このような場合において、耕耘爪を点検等する場合は、
ロータリを上昇させると共に後部カバーを上げるので、
後部カバーを上げたことを耕深制御用のセンサ等で検出
すると共に、エンジンの回転をセンサで検出し、これら
両者を検出したときに、使用者に音声によってエンジン
停止することを知らせるか又は知らせると共にエンジン
を停止する。 (2)このトラクタには、ロータリを、耕耘部が圃場か
らでるように上げると共に解除でポジションレバー(ロ
ータリの上下位置を制御するレバー)によって設定した
位置に下げるようにワンタッチ操作で行えるようにした
ポンパと称されるものが備えられているが、このポンパ
のスイッチが入ったままエンジンを停止させ、その後エ
ンジンを始動させた場合に、ポジションレバーがロータ
リ下げの位置に在るのにロータリが上がったままとなる
ので、このような場合に、ポジションレバーを上げてポ
ンパスイッチを解除することを使用者に知らせる。 (3)トラクタには各種のスイッチがあるが、各スイッ
チが何のスイッチであるか取扱説明書を見ないでもわか
るように、ヘルプスイッチを増設又は他のスイッチを兼
用し、あるスイッチを押して次にヘルプスイッチを押す
か、あるいはあるスイッチと同時に他のスイッチを押す
と、あるスイッチが何のスイッチであるか音声で知らせ
るようにする。 (4)ロータリが上がっていて、副変速機構が高速位置
に切換えられた場合には、路上走行であると判断される
ので、それらを検出したときに使用者に音声で左右のブ
レーキペダルを連結するように知らせる。
【0027】図9は他の構造の爪軸端部構造を示し、軸
受ホルダ26には保護カバー部は形成されておらず、軸
受ホルダ26にシールカバー33及び駆動軸28のフラ
ンジ29の外周を覆うように保護カバー体50が回転自
在に外嵌されている。この保護カバー体50にはロータ
リカバーを支持する支持板51が固着されていて、ロー
タリカバーをロータリ機枠に固定する固定手段を解除す
ることで、ロータリカバーを爪軸中心に前後に位置調節
可能としている。
【0028】また、駆動軸28のフランジ29と、爪軸
18のフランジ30との間には、保護カバー体50の外
周を覆うカバー部材52が挟み込まれている。このもの
ではカバー部材52が爪軸18と一体回転するので、草
等がしまり難い。前記のような爪軸端部構造のものに、
茎巻付防止装置を設ける場合、固定刃は前記支持板51
に取付固定される。
【0029】なお、53は保護カバー体50とシールカ
バー33との間の空間部34の土を抜く土抜き穴であ
る。図10〜13は開示例を示し、以下、これら開示例
について説明する。図10及び図11に示すものは、支
持板51に、保護カバー体50の上方に位置すると共
に、保護カバー体50に対向する固定刃54Aを有する
固定爪54を取付固定し、固定刃54Aと保護カバー体
50との間を通過するように可動刃55を爪取付ブラケ
ット36に取付固定したものである。
【0030】前記のものにあっては、固定刃54Aがな
いと、保護カバー体50と可動刃55との間に生じる茎
切断抵抗のために、可動刃55がクリアランスが広がる
方向に動く惧れがあるが、固定刃54Aがあると、草等
の茎は固定刃54Aに亘って巻付くので、草等の茎は可
動刃55と固定刃54Aとの間でも切断されるので、可
動刃55は、該可動刃55と固定刃54Aとの間のクリ
アランスを保とうとして、固定刃54Aと保護カバー体
50との間に維持される。
【0031】なお、前記ものにおいて、可動刃55と支
持板51との間でも草等が切断されるように、可動刃5
5を支持板51に近接させるのが好ましい。その他の構
成は前記実施の形態と同じ符号を付して説明を省略す
る。図12及び図13は、センタードライブ式ロータリ
の爪軸端部構造を示したものであり、該構造は、チェー
ンケース61の下部に設けられた駆動軸62に爪取付ブ
ラケット63を備えた爪軸64がスプライン嵌合される
と共に、チェーンケース61に固定の傾斜筒65に爪取
付ブラケット66を備えた傾斜爪軸67が軸受を介して
支持され、駆動軸62にスプライン嵌合された駆動ギヤ
68に、傾斜爪軸67に一体形成された内歯ギヤ69が
噛合している。また、駆動ギヤ68及び爪軸64と、傾
斜爪軸67との間にはフレキシブルシール70が設けら
れ、爪軸64にはこのフレキシブルシール70を覆うシ
ールカバー71が設けられている。
【0032】そして、シールカバー71の端部と、これ
に最も近い傾斜爪軸67上の爪取付ブラケット66との
間が空間である場合、この空間は爪軸64及び傾斜爪軸
67が回転することによって間隔が拡縮するために、該
空間に介在する土がポンピング作用によってシールカバ
ー71内へと押込まれ、該シール70を損傷させる。こ
のために、傾斜爪軸67にはシールカバー71の端部側
が挿入されるプロテクタ部72が設けられており、この
プロテクタ部72には、内部に侵入した土がでていくよ
うにスリット73が形成されている。なお、このスリッ
ト73は爪取付ブラケット66付近には形成しない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、固定刃41を、爪軸回
転方向Aに向かうにしたがって切断位置における可動刃
42に接近するように傾斜状に配置したので、固定刃4
1と可動刃42との間のクリアランスを調節するため
に、固定刃41を取付台40に可動刃42に対して近接
・離反自在に支持すると共に、固定刃41を支持台40
にネジ部材43で取付固定したものであっても、草等の
茎を切断する際に固定刃41と可動刃42との間に作用
する切断抵抗によって、固定刃41が、可動刃42から
離反する方向、すなわちクリアランスが広がる方向に動
く惧れがなく、クリアランスが広がって切断不良が生
じ、草等の茎の巻付きを排除できない、また、クリアラ
ンスの再調節が必要となるという問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の平面断面図である。
【図2】爪軸取付構造を示す背面断面図である。
【図3】図2のE−E線矢示断面図である。
【図4】トラクタ後部に装着された状態を示すロータリ
の側面図である。
【図5】ロータリの背面図である。
【図6】ロータリの側面図である。
【図7】チェーンケースの下部後部を示す平面断面図で
ある。
【図8】ボイスナビゲータの流れ図である。
【図9】開示例に係る爪軸端部構造の背面断面図であ
る。
【図10】開示例に係る爪軸端部構造の背面断面図であ
る。
【図11】開示例に係る爪軸端部構造の側面断面図であ
る。
【図12】開示例に係る爪軸端部構造の背面断面図であ
る。
【図13】図12のF矢示図である。
【符号の説明】
15 チェーンケース(支持体) 17 ロータリ機枠 18 爪軸 19 耕耘爪 41 固定刃 42 可動刃 43 ボルト(ネジ部材) A 爪軸回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 貴章 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 藤本 駿児 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘爪(19)が取付けられる爪軸(1
    8)の端部をロータリ機枠(17)の支持体(15)に
    回転自在に支持し、支持体(15)側に設けられた固定
    刃(41)と、爪軸(18)側に設けられた可動刃(4
    2)との間で爪軸端部側に巻付く草、わら等の茎を切断
    するように構成し、前記固定刃(41)を支持体(1
    5)側に設けた取付台(40)に可動刃(42)に対し
    て近接・離反自在に支持すると共に、固定刃(41)を
    支持台(40)にネジ部材(43)で取付固定したロー
    タリの茎巻付防止装置において、 前記固定刃(41)を、爪軸回転方向(A)に向かうに
    したがって、切断位置における可動刃(42)に接近す
    るように傾斜状に配置したことを特徴とするロータリの
    茎巻付防止装置。
JP28890695A 1995-11-07 1995-11-07 ロータリの茎巻付防止装置 Pending JPH09121607A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014183767A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機
JP2015119686A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 ヤンマー株式会社 苗移植機
JP2018110599A (ja) * 2018-04-19 2018-07-19 小橋工業株式会社 畦塗り機

Cited By (3)

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