JPH09121068A - 半導体レーザ駆動回路、半導体レーザ装置、画像記録装置並びに光ディスク装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路、半導体レーザ装置、画像記録装置並びに光ディスク装置

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JPH09121068A
JPH09121068A JP8196690A JP19669096A JPH09121068A JP H09121068 A JPH09121068 A JP H09121068A JP 8196690 A JP8196690 A JP 8196690A JP 19669096 A JP19669096 A JP 19669096A JP H09121068 A JPH09121068 A JP H09121068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の半導体レーザ駆動回路によれば発光遅
延が生じ、またこのような半導体レーザ駆動回路を用い
た従来の画像記録装置では高画質及び高速応答性が達成
されなかった。 【解決手段】 入力された発光レベル設定電圧Viに基
づいた第1の駆動信号を出力する増幅器601、半導体
レーザの発光を指示する制御信号と増幅器601から出
力された第1の駆動信号とを与えられて第2の駆動信号
を出力する駆動信号生成回路603、第2の駆動信号を
与えられて半導体レーザに供給する駆動電流を生成して
出力する駆動回路605、発光レベル設定電圧を入力さ
れ消光期間における第2の駆動信号のレベルの調整を行
う制御回路602を備え、消光期間において出力段トラ
ンジスタ604のベース・エミッタ間に動作閾値電圧近
傍の電圧が印加されるように制御し、発光遅延を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
レーザビームプリンタ、複写機、光データ通信システ
ム、あるいは各種計測器等に用いることができる半導体
レーザ駆動回路、及びこの半導体レーザ駆動回路を用い
た光ディスク装置、並びに画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、駆動電流の制御によっ
て発光電力の変調を容易に行うことが可能であり、また
小型で消費電力が小さく、電力−光の変換効率が高いと
いう利点がある。このため、光ディスク装置やレーザプ
リンタ、複写機等の画像記録装置に多く利用されるに至
っている。
【0003】ところが、半導体レーザには次のような特
性がある。 (1) 温度変化、経年変化により、微分量子効率が変
化する。 (2) 温度変化、反射光によりレーザ駆動電流におけ
る閾値が変化する。 (3) 反射光によりモードホッピング雑音が発生す
る。
【0004】このような特性が原因となって、半導体レ
ーザから発光される光量には変動が生じる。そこで、半
導体レーザの出力光量をモニタして一定の光量が維持さ
れるように制御する回路が用いられている。例えば、従
来の制御回路として特開平4−208581号公報に開
示されたものがある。半導体レーザから出力された光
を、受光素子としてのフォトデテクタで受光して発光量
に比例した受光電流に変換し、この受光電流を負帰還し
誤差検出回路によって発光電力指示信号との誤差を検出
し、この誤差が「0」になるように半導体レーザの駆動
電流を制御する。このようなフィードバック制御系の他
に、このフィードバック制御系の位相遅れを補償するた
めに、補償電流を誤差検出回路の入力に負帰還する補償
回路をさらに備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザプリ
ンタ等の画像記録装置では、光のオン・オフの比率を示
す消光比を十分に高くすることが要求される。しかし、
半導体レーザがオフしている領域、即ちレーザが発振す
るときの閾値近傍以下ではフィードバックの効率が大幅
に低下し、制御が殆ど不能になる。このため、従来の半
導体レーザ装置には消光比が低下し発光遅延も生じると
いう問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、発光遅延を防止することが可能な半導体レーザ駆動
回路、あるいは発光遅延を防止しかつ高い消光比が得ら
れる半導体レーザ駆動回路、及びこの半導体レーザ駆動
回路を用いて高周波特性に優れ低消費電力化が可能な光
ディスク装置、あるいは高画質を得ることができる画像
記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ駆
動回路は、発光レベル設定電圧を入力され、この発光レ
ベル設定電圧に基づいた第1の駆動信号を出力する増幅
器と、半導体レーザの発光を指示する制御信号と、前記
増幅器から出力された前記第1の駆動信号とを与えら
れ、発光、消光に応じて前記第1の駆動信号のレベルに
対応した第2の駆動信号を出力する駆動信号生成回路
と、前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の駆
動信号を与えられ、前記半導体レーザに供給する駆動電
流を生成して出力する駆動回路と、前記発光レベル設定
電圧を入力され、この発光レベル設定電圧に応じて、消
光期間における前記第2の駆動信号のレベルの調整を行
う制御回路とを備えたことを特徴としている。
【0008】ここで、前記駆動信号生成回路は、前記半
導体レーザの発光時にオフし消光時にオンするスイッチ
と、前記半導体レーザの消光時に前記制御回路の制御に
より前記第1の駆動信号に対応した電流を引き抜いて前
記第2の駆動信号を生成する定電流源とを有するもので
あってもよい。
【0009】また、本発明の駆動信号生成回路は、相補
的な発光レベル設定電圧を入力され、この発光レベル設
定電圧に基づいて相補的な第1の駆動信号及び反転第1
の駆動信号をそれぞれ出力する差動型の増幅器と、前記
第1の駆動信号と半導体レーザの発光を指示する相補的
な制御信号とを入力され、発光期間では前記第1の駆動
信号とほぼレベルが等しく消光期間では前記第1の駆動
信号のレベルを低下させた第2の駆動信号を出力する駆
動信号生成回路と、前記第2の駆動信号を入力され、こ
の第2の駆動信号に基づいて前記半導体レーザに供給す
る駆動電流を生成して出力する駆動回路と、前記発光レ
ベル設定電圧、又は前記増幅器から出力された前記反転
第1の駆動信号を入力され、消光期間において前記駆動
信号生成回路が第1の駆動信号を低下させるレベルを制
御する制御回路とを備えている。
【0010】ここで、増幅器は、電源電圧端子と接地端
子との間に直列に接続された第1の抵抗、第1のトラン
ジスタ、第1の定電流源と、これと並列に、電源電圧端
子と接地端子との間に直列に接続された第2の抵抗、第
2のトランジスタ、第2の定電流源とを有し、前記第1
及び第2のトランジスタのそれぞれのベースに相補的な
発光レベル設定電圧を入力され、この発光レベル設定電
圧に基づいた第1の駆動信号を前記第2のトランジスタ
の一端から出力し、この第1の駆動信号と相補的な反転
第1の駆動信号を前記第1のトランジスタの一端から出
力し、駆動信号生成回路は電源電圧端子と接地端子との
間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第3の定
電流源と、前記第2のトランジスタの前記一端と、前記
第3のトランジスタと前記第3の定電流源との接続ノー
ドとの間に接続された第4のトランジスタとを有し、半
導体レーザの発光を指示する相補的な制御信号を前記第
3及び第4のトランジスタのベースに入力され、前記第
2のトランジスタから出力された前記第1の駆動信号を
前記第4のトランジスタの一端に入力されて、前記第4
のトランジスタの前記一端から、発光期間中は前記第1
の駆動信号のレベルを有する第2の駆動信号を出力し、
駆動回路は電源電圧端子と出力端子との間に両端を接続
され、前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の
駆動信号をベースに入力される第5のトランジスタと、
この第5のトランジスタの一端から出力される信号に基
づいて前記半導体レーザに供給する駆動電流を出力する
出力段トランジスタとを含み、制御回路は電源電圧端子
と接地端子との間に直列に接続された抵抗、第6のトラ
ンジスタ及び第4の定電流源と、電源電圧端子と接地端
子との間に接続され、前記第6のトランジスタと前記第
4の定電流源との接続ノードとに入力端子を接続され、
出力端子を前記第3の定電流源の制御端子に接続された
電流電圧変換回路とを有し、前記発光レベル設定電圧又
は前記反転第1の駆動信号を前記第6のトランジスタの
ベースに入力され、消光期間における前記第3の定電流
源の電流量を制御する信号を前記電流電圧変換回路から
出力するものであってもよい。
【0011】また、前記制御回路は、消光期間におい
て、前記駆動回路に含まれる出力段トランジスタのベー
ス・エミッタ間に動作閾値電圧近傍の電圧が印加される
ように、前記第2の駆動信号のレベルの調整を行うもの
であってもよい。
【0012】本発明の半導体レーザ装置は、駆動電流を
供給されてレーザ光を出力する半導体レーザと、前記半
導体レーザから出力された前記レーザ光を検出して検出
信号を出力する光検出器と、前記光検出器から出力され
た前記検出信号と、前記半導体レーザの発光を指示する
制御信号とを与えられて、相補的な制御誤差信号を生成
して出力する制御増幅器と、前記増幅器、前記駆動信号
生成回路、前記駆動回路、前記制御回路と、前記制御誤
差信号又は前記反転第1の駆動信号と、前記制御信号と
を入力され、発光期間中の前記制御誤差信号又は前記反
転第1の駆動信号のレベルを保持し、消光期間中にこの
保持したレベルを出力するサンプルホールド回路と、前
記制御誤差信号又は前記反転第1の駆動信号と、前記サ
ンプルホールド回路が出力したレベルとを与えられて比
較し、この比較結果を消光期間中において前記制御増幅
器に与えて、前記制御増幅器が消光期間中に出力する前
記制御誤差信号のレベルを、発光期間中の前記制御誤差
信号又は前記反転第1の駆動信号のレベルに基づいて調
整させる比較器とを備えている。
【0013】また、本発明の他の半導体装置は、前記半
導体レーザと、前記光検出器と、前記制御増幅器と、前
記半導体レーザの発光を指示する制御信号を出力するオ
シレータと、前記増幅器と、前記駆動信号生成回路と、
前記駆動回路と、前記制御回路とを備えている。
【0014】また、本発明の他の半導体レーザ装置は、
駆動電流を供給されてレーザ光を出力する半導体レーザ
と、前記半導体レーザから出力された前記レーザ光を検
出して検出信号を出力する光検出器と、前記光検出器か
ら出力された前記検出信号と、前記半導体レーザの発光
を指示する制御信号とを与えられて制御誤差信号を生成
して出力する制御増幅器と、前記制御誤差信号を与えら
れ、モニタ信号及び第1の駆動信号を生成して出力する
第1の駆動信号生成回路と、前記制御信号と前記第1の
駆動信号とを与えられ、消光期間中は、前記半導体レー
ザに供給される前記駆動電流がほぼ零となるように、前
記第1の駆動信号生成回路から出力された前記第1の駆
動信号のレベルを低下させて第2の駆動信号として出力
する第2の駆動信号生成回路と、前記第2の駆動信号生
成回路から出力された前記第2の駆動信号を与えられて
レベルシフトし、第3の駆動信号として出力するレベル
シフト回路と、前記レベルシフト回路から出力された前
記第3の駆動信号を与えられ、前記半導体レーザに供給
する駆動電流を出力する駆動回路と、前記制御信号と前
記モニタ信号とを与えられ、発光期間中の前記モニタ信
号のレベルを保持し、消光期間中においてこの保持した
レベルを出力するサンプルホールド回路と、前記サンプ
ルホールド回路が出力したレベルに基づいて、前記第2
の駆動信号生成回路が消光期間中に低下させる前記第1
の駆動信号のレベルの調整を行う第1の制御回路と、前
記サンプルホールド回路が出力したレベルと前記モニタ
信号とを与えられて比較し、この比較結果を消光期間中
において前記制御増幅器に与え、前記制御増幅器が前記
消光期間中に出力する前記制御誤差信号のレベルが、前
記発光期間中に出力する前記制御誤差信号のレベルを保
つように制御する比較器と、前記レベルシフト回路が出
力する前記第3の駆動信号の温度変化を補償するように
前記レベルシフト回路を制御する第2の制御回路とを備
えている。
【0015】ここで、前記制御増幅器は、前記制御誤差
信号を差動出力として出力し、前記第1の駆動回路は、
電源電圧端子に第1の抵抗を介してコレクタを接続さ
れ、ベースに前記制御誤差信号の一方を入力され、エミ
ッタが電流源の一端に接続された第1のトランジスタ
と、電源電圧端子に第2の抵抗を介してコレクタを接続
され、ベースに前記制御誤差信号の他方を入力され、エ
ミッタが前記電流源の一端に接続された第2のトランジ
スタとを有し、前記第1のトランジスタのコレクタより
前記モニタ信号を生成し、前記第2のトランジスタのコ
レクタより前記第1の駆動信号を生成し、前記制御信号
を与えられて差動出力として出力する増幅器をさらに備
え、前記第2の駆動回路は、前記第2のトランジスタの
コレクタにコレクタを接続され、ベースに前記制御信号
の一方を入力され、エミッタを可変電流源の一端に接続
された第3のトランジスタと、電源電圧端子にコレクタ
を接続され、ベースに前記制御信号の他方を入力され、
エミッタを前記可変電流源の一端に接続された第4のト
ランジスタとを有し、前記可変電流源は前記第1の制御
回路によって出力電流を制御されるものであってもよ
い。
【0016】また、前記レベルシフト回路は、前記第3
のトランジスタのコレクタにベースを接続され、コレク
タを電源端子に接続され、エミッタを第3の抵抗を介し
て前記可変電流源に接続された第5のトランジスタを有
し、前記可変電流源は前記第2の制御回路によって、前
記抵抗と前記可変電流源との接続ノードより出力する前
記第3の駆動信号のレベルが温度変化により変動しない
ように出力電流を制御されるものであってもよい。
【0017】前記サンプルホールド回路は、前記第1の
駆動信号生成回路の有する前記第1のトランジスタのコ
レクタに入力端子を接続されて前記モニタ信号を入力さ
れ、前記制御信号を制御端子に入力され、前記制御信号
に基づき消光期間中の前記モニタ信号のレベルを保持し
て出力し、前記比較器は、前記サンプルホールド回路が
出力したレベルと、前記第1の駆動信号生成回路が出力
した前記モニタ信号とを与えられて比較し、前記比較結
果を出力する比較増幅器と、前記比較増幅器の出力端子
と前記制御増幅器の入力端子との間に両端が接続され、
前記制御信号を制御端子に入力されるスイッチ回路であ
って、前記制御信号に基づき消光期間中に前記比較増幅
器から出力された前記比較結果を前記制御増幅器に与え
る前記スイッチ回路とを有するものであってもよい。
【0018】本発明の画像記録装置は、前記半導体レー
ザ装置と、この半導体レーザ装置からレーザ光が出力さ
れるように、前記半導体レーザ装置に前記制御信号を与
える制御信号生成回路と、前記制御信号を与えられて前
記半導体レーザ装置が出力した前記レーザ光を感光体の
表面に走査し、潜像を形成する走査手段と、前記走査手
段により前記感光体上に形成された前記潜像を可視化す
る画像生成部とを備えている。
【0019】本発明の光ディスク装置は、前記半導体レ
ーザ装置と、前記半導体レーザ装置から前記レーザ光が
出力されるように、前記半導体レーザ装置に前記制御信
号を与えるオシレータと、前記制御信号を与えられて前
記半導体レーザ装置が出力した前記レーザ光を光ディス
クの表面に照射し、反射されたレーザ光を受光して光検
出信号を出力する光照射及び受光手段と、前記光照射及
び受光手段から出力された前記光検出信号を与えられ
て、光ディスクに書き込まれた情報を再生する再生情報
信号を出力する再生情報信号出力手段とを備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。先ず、本発明の実施の形
態について説明する前に、従来の半導体レーザ装置にお
けるオン・オフ時におけるフォトデテクタ(PD)から
成る光検出器が出力したモニタ電流の応答波形をシミュ
レーションした結果を図9に示す。半導体レーザを発光
させない消光期間中において、駆動電流を完全に「0」
にせずに一定の電流を流している場合は、消光比は低下
するが、応答波形200のように良好なパルス特性が得
られる。これに対し、駆動電流を完全に「0」にする
と、応答波形201に示されたように、波形の立ち上が
りが急峻ではなくフィードバック効率が低下して十分な
オフ特性が得られない上に、発光遅延が生じる。また、
オフ特性を向上させるために、消光時には制御信号を負
のレベルにして変調を深くすると、応答波形202に示
されるようにオン時の波形が劣化し、制御動作が不安定
になる。このように、応答波形201又は202に示さ
れるような制御を行った場合には発光遅延が生じ、例え
ばレーザプリンタでは印刷画像のエッジのボケやズレと
いった問題が発生することになる。
【0021】本発明の実施の形態では、このようなシミ
ュレーション結果に基づき、半導体レーザを発光させな
い消光期間中において、駆動電流を発生する駆動回路に
おける最終の出力段トランジスタが完全にオフしないよ
うに制御する。より具体的には、半導体レーザに供給す
る駆動電流を発生する出力段のトランジスタのベース・
エミッタ間に、動作閾値電圧近傍の電圧を半導体レーザ
の消光期間中に与えておくことで、発光期間における駆
動電流を一定に保ち、発光遅延を防ぐこと、さらにはこ
のような発光遅延のみならず、消光期間において強制的
に半導体レーザに与える駆動電流はほぼ「0」にして消
光比を向上させることとしている。
【0022】本発明の第1の実施の形態による半導体レ
ーザ駆動回路の構成を、図1に示す。
【0023】この半導体レーザ駆動回路は、増幅器60
1、制御回路602、駆動信号生成回路603、npn
型バイポーラトランジスタQ601及び出力段トランジ
スタ604を有する駆動回路605を備えている。
【0024】増幅器601は、図示されていない半導体
レーザの発光時におけるレベルを示す発光レベル設定電
圧を入力されて増幅し、駆動信号を出力する。
【0025】駆動信号生成回路603は、電源電圧Vcc
端子と接地端子との間に直列に接続された、抵抗R60
1、スイッチ回路606及び可変電流源I601を有し
ている。スイッチ回路606は、半導体レーザの発光及
び消光のタイミングを規定する制御信号Vcを入力され
て、増幅器601の出力端子と駆動回路605の入力端
子との接続ノードと、可変電流源I601との間の経路
の開閉を行う。可変電流源I601は、後述する制御回
路602によって電流量が制御される。
【0026】駆動回路605は、電源電圧Vcc端子に一
端が接続され、他端が出力段トランジスタ604に接続
され、ベースが駆動信号生成回路603の出力端子に接
続されたnpn型バイポーラトランジスタQ601を有
している。
【0027】駆動信号生成回路603から、半導体レー
ザの発光、消光期間を示す制御信号に基づき、発光期間
中は、増幅器601により増幅された発光レベル設定電
圧とほぼ同じレベルを持ち、消光期間中はロウレベルに
なる駆動信号が生成されて駆動回路605のトランジス
タQ601のベースに入力される。トランジスタQ60
1は、この駆動信号を入力されて出力段トランジスタ6
04の駆動を制御し、これにより出力段トランジスタ6
04から発光期間中に駆動電流が出力されて半導体レー
ザに供給される。
【0028】さらに、制御回路602に発光レベル設定
電圧Vcが入力されると、この発光レベル設定電圧Vc
に基づいて、可変電流源I601の電流量が制御され
る。
【0029】ここで、出力段トランジスタ604が消光
期間中に完全にオフすると、上述したように発光期間へ
移行したときの動作の立ち上がりが遅くなり、発光遅延
が生じる。そこで、出力段トランジスタ604が消光期
間中に完全にオフしないように、具体的にはベース・エ
ミッタ間に動作閾値電圧近傍の電圧が印加されるよう
に、可変電流原I601の電流量が制御され、トランジ
スタQ601のベース電位が制御される。
【0030】そしてこの電流量は、発光レベル設定電圧
Vcが大きい場合には、消光期間中におけるトランジス
タQ601のベース電位をより大きく下げる必要がある
ため大きくなり、逆に発光レベル設定電圧Vcが小さい
場合には、消光期間中におけるトランジスタQ601の
ベース電位を下げ過ぎないように小さく設定される。こ
れにより、発光時のレベルにかかわらず、消光期間中の
出力段トランジスタ604のベース・エミッタ間に動作
閾値近傍の一定電圧を印加することができ、発光遅延を
防止することが可能である。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態による半
導体レーザ駆動回路を示す。上記第1の実施の形態との
関係において、増幅器601が抵抗R1、R2及びR
3、npn型バイポーラトランジスタQ1及びQ2、定
電流源I1及びI2に対応し、npn型バイポーラトラ
ンジスタQ3は増幅器601からの出力を増幅するバッ
ファに相当する。制御回路602が、抵抗R4及びR
5、pnp型バイポーラトランジスタQ4、定電流源I
3及びI4、npn型バイポーラトランジスタQ5及び
Q6に対応し、駆動信号生成回路603が、npn型バ
イポーラトランジスタQ7〜Q9、抵抗R6に対応す
る。npn型バイポーラトランジスタQ10、抵抗R
7、定電流源I5及び図示されていない出力段トランジ
スタが、駆動回路605に対応する。
【0032】トランジスタQ1及びQ2のベースには、
それぞれ相補的な発光レベル設定電圧Viが入力され
る。この電圧Viは、相対的には所定レベルで一定のD
C電圧とみなされる。電圧Viが高い場合は、トランジ
スタQ1がオンしトランジスタQ2がオフして、トラン
ジスタQ2のコレクタから出力される電圧V2は、トラ
ンジスタQ1のコレクタから出力される電圧V1よりも
高くなる。電圧Viが高くなるにつれて電圧V2は上昇
し電圧V1はこれとは相補的に下降していく。
【0033】電圧V2は、トランジスタQ8のコレクタ
に入力される。トランジスタQ7及びQ8のベースに
は、半導体レーザの発光及び消光を指示する相補的なパ
ルスVcが入力される。これにより、半導体レーザの発
光期間中はトランジスタQ8はオフしトランジスタQ7
はオンし、消光期間中はトランジスタQ8がオンしてト
ランジスタQ10のベース電位を降下させてオフさせ、
トランジスタQ7はオフする。このようにして、半導体
レーザの発光及び消光のタイミングに対応してトランジ
スタQ10のベース電位が電圧V2とロウレベルとの間
で変化する。
【0034】トランジスタQ10がオンしている間は、
電圧V2から、抵抗R7の両端で降下した電圧分だけレ
ベルシフトされた後、後段の出力段トランジスタへこの
電圧が与えられて、駆動電流が半導体レーザに供給され
て発光する。トランジスタQ10がオフすると、駆動電
流の供給が停止されて半導体レーザが消光する。
【0035】ここで、半導体レーザが消光している期間
中はトランジスタQ10のベースにロウレベルが入力さ
れるが、このレベルが低すぎると前述したように駆動電
流を出力する最終の出力段トランジスタが完全にオフ
し、発光へ切り替わるときの立ち上がりが遅くなる。そ
こで、消光期間中における出力段トランジスタのベース
・エミッタ間に動作閾値電圧近傍の電圧が印加されるよ
うに、トランジスタQ10のベース電位を制御する。こ
の制御は、トランジスタQ8のエミッタ電位を降下させ
るトランジスタQ9のベース電位を、トランジスタQ1
のコレクタから出力される電圧V1を用いて調整するこ
とで行う。
【0036】トランジスタQ2のコレクタから出力され
た電圧V2は、上述したようにトランジスタQ8によっ
てパルス状に変化した状態でトランジスタQ10のベー
スに入力される。そこで、この電圧V2と相補的な関係
にあり、DC電圧としての特性を持つ電圧V1を用い
る。電圧V1は、バッファとして動作するトランジスタ
Q3のベースに入力され、電圧V1に略等しい電圧がエ
ミッタから出力され、トランジスタQ4のベースに入力
される。トランジスタQ4は、他のトランジスタQ1〜
Q3、Q5〜10と極性が異なり、pnp型である。そ
こで、電圧V1に略等しい電圧がトランジスタQ4のエ
ミッタ側に現れ、エミッタ電流がトランジスタQ5及び
Q6、抵抗R5で構成される電流/電圧変換器に入力さ
れて、エミッタ電流に対応した電圧がトランジスタQ9
のベースに入力される。これにより、トランジスタQ9
の導通抵抗が制御されて、消光期間中におけるトランジ
スタQ10のベース電位をトランジスタQ8が降下させ
る量が制御される。
【0037】即ち、発光レベル設定電圧Viが高い(半
導体レーザへの駆動電流が大きい)ときは、電圧V1は
低下し、トランジスタQ4により極性が反転されて、ト
ランジスタQ9のベース電位が高くなり、消光期間中に
トランジスタQ10のベース電位を降下させるためにト
ランジスタQ8、Q9に流れる電流量が多くなる。逆
に、発光レベル設定電圧Viが低い(半導体レーザへの
駆動電流が小さい)ときは、電圧V1は上昇し、トラン
ジスタQ4により極性が反転され、トランジスタQ9の
ベース電位が低くなり、消光期間中にトランジスタQ1
0のベース電位を降下させるためにトランジスタQ8、
Q9に流れる電流量が少なくなる。このようにして、発
光期間中の半導体レーザの発光レベルに応じて、消光期
間中のトランジスタQ10のベース電位を調整し、出力
段トランジスタのベース・エミッタ間には常に一定の動
作閾値電圧近傍の電圧が印加されるように制御され、発
光遅延が防止される。
【0038】上記第2の実施の形態による半導体レーザ
駆動回路をレーザビームプリンタ装置に適用するための
第3の実施の形態による半導体レーザ装置の構成を図3
に示す。
【0039】点線で囲まれた半導体レーザ駆動回路50
0が、上述した第2の実施の形態によるものと同一の構
成を備えている。この半導体レーザ駆動回路500に、
本実施の形態は入力部101、制御増幅器105、差動
出力バッファ106、サンプルホールド回路107、比
較増幅器108、スイッチ回路109、出力段トランジ
スタQ12、外付けコンデンサC1、抵抗102、10
3及び113、可変抵抗器114、半導体レーザ11
1、及び光検出器112を有する半導体レーザ回路11
0を備えている。
【0040】入力部101に、半導体レーザ111の発
光、消光を指示する発光/消光信号(DATA)が入力
される。入力部101は外部と当該回路との間でのレベ
ル変換等を行い、発光/消光信号をサンプルホールド回
路107と、差動出力バッファ106とに出力する。
【0041】差動出力バッファ106から、相補的な発
光/ 消光信号が出力されて、トランジスタQ7及びQ8
のベースに入力される。
【0042】さらに、入力部101からは発光レベルと
消光レベルとを指示する2値の制御信号及び基準信号が
生成されて、それぞれ抵抗103、102を介して制御
増幅器105の反転入力端子及び非反転入力端子に入力
される。ここで、制御信号は抵抗103の一端と制御増
幅器105の反転入力端子との間に接続された可変抵抗
114によって調整することができる。
【0043】制御増幅器105には、制御信号、基準信
号の他に後述するスイッチ回路109から出力される比
較結果信号とが入力される。制御増幅器105は、基準
信号と制御信号との差に対応し、さらにこれに比較結果
信号の示す発光期間中の発光レベルに対応したものを制
御誤差信号として差動出力によりトランジスタQ1及び
Q2のベースに入力する。
【0044】上記第2の実施の形態では、トランジスタ
Q1及びQ2のベースには発光レベル設定信号が入力さ
れる。この信号は、常時一定値を有している。これに対
し、本実施の形態でトランジスタQ1及びQ2のベース
に入力される制御誤差信号は、発光期間中の発光量に応
じて値が制御される。
【0045】サンプルホールド回路107には、入力部
101から出力された発光/消光信号と、トランジスタ
Q3のエミッタから出力された電圧V1と略等しい電
圧、即ち発光時の発光レベルを示す電圧とが入力され
る。これにより、サンプルホールド回路107は、発光
期間における発光レベルを保持し、比較増幅器108に
この保持したレベルを出力する。比較増幅器108に
は、この保持された発光時のレベルと、トランジスタQ
3のエミッタから出力された電圧V1と略等しい電圧と
が入力され、消光期間中におけるロウレベルと保持され
た発光時のレベルとが比較増幅され、比較結果信号がス
イッチ回路109に入力される。スイッチ回路109
は、入力部101から出力された発光/消光信号に応じ
て、消光期間中において比較結果信号を制御増幅器10
5に出力する。これにより、制御増幅器105からは発
光期間中における発光量に基づいて調整した制御誤差信
号をトランジスタQ1及びQ2のベースに入力して、発
光レベルの制御を行うことができる。
【0046】さらに、駆動電流を供給されて発光する半
導体レーザ111の発光量は、光検出器112によって
検出され、制御増幅器105の反転入力端子に入力され
る。よって、制御増幅器105から出力される制御誤差
信号は、検出された発光レベルが反映されたものとな
り、発光量を最適なレベルに保つように制御することが
できる。
【0047】このように、本実施の形態によれば、上記
第2の実施の形態と同様に消光期間中に出力段トランジ
スタQ12が完全にオフしないようにトランジスタQ1
0のベース電位を制御すると共に、発光期間中における
発光レベルを示す信号(電圧V1)と、検出された発光
量とに基づいて、フィードバック制御を行うことができ
る。
【0048】図4に、光ディスク装置に適用が可能な本
発明の第4の実施の形態による光レーザ装置の構成を示
す。この装置は、第2の実施の形態による半導体レーザ
駆動回路500、制御増幅器201、オシレータ20
2、半導体レーザ回路210、可変抵抗器213、基準
電圧源203、電源監視装置204を備えている。
【0049】半導体レーザ駆動回路500におけるトラ
ンジスタQ7及びQ8のベースには、オシレータ202
から出力される相補的なパルス信号が入力される。この
パルス信号は、例えば100〜400MHzの間の所望
の高周波数に設定されている。
【0050】制御増幅器201の非反転入力端子と反転
入力端子とには、基準電圧源203から出力される基準
電圧Vref と、光検出器212から出力された発光量検
出信号とがそれぞれ入力される。この発光量検出信号の
レベルは、可変抵抗器213により調整可能である。制
御増幅器201は、基準電圧Vref に対する発光量検出
信号の差を増幅した制御誤差信号が差動出力としてトラ
ンジスタQ1及びQ2のベースにそれぞれ入力される。
【0051】さらに、電源監視装置204は電源電圧V
ccを監視しており、何らかの異常が発生して所定レベル
よりも低下すると、トランジスタQ7のベース電位を強
制的に接地レベルまで低下させて、半導体レーザ211
への駆動電流の供給を停止させる。
【0052】本実施の形態によれば、上記第2の実施の
形態による半導体レーザ駆動回路を、光ディスク装置に
おける半導体レーザの駆動部に適用したことで、発光遅
延が防止され、100〜400MHzというような高い
周波数で半導体レーザを発光/消光させる場合にも、優
れた高周波特性を得ることができる。このように高周波
で発光をオン/オフさせることで、レーザノイズの発生
が抑制され、また消光時はレーザ駆動電流が零となるこ
とから、平均駆動電量は低減され低消費電力化が達成さ
れる。
【0053】図5に、本発明の第5の実施の形態による
半導体レーザ装置の構成を示す。この装置は、集積回路
化し端子2〜9を有する半導体レーザ制御回路1と、こ
の半導体レーザ制御回路1に接続され駆動電流を供給さ
れる半導体レーザ回路42と、半導体レーザ制御回路1
に外付けされた可変抵抗40、抵抗41、コンデンサ4
5及び46を備えている。半導体レーザ回路42は、半
導体レーザ43と、この半導体レーザ43からの出力光
をモニタする受光ダイオードである光検出器44とを有
している。
【0054】次に、本実施の形態による回路の動作につ
いて説明する。半導体レーザ制御回路1の入力端子2
に、外部から発光及び消光を指示するTTLレベルの2
値化信号が入力される。このTTLレベルの2値化信号
は、TTL/ECL変換回路10に入力されて、回路内
部で用いられるECLレベルの2値化信号に変換されて
出力される。この出力されたECLレベルの2値化信号
は、制御信号としてインバータ12と、サンプルホール
ド回路32と、制御信号生成回路11と、差動出力バッ
ファ13とにそれぞれ入力される。
【0055】制御信号生成回路11に制御信号が入力さ
れると、発光レベルと消光レベルとを指示する2値の制
御信号及び基準信号とが生成されて、それぞれ抵抗15
と抵抗14とを介して制御幅器16の反転入力端子と非
反転入力端子とに入力される。ここで、制御信号生成回
路11から出力される制御信号のレベルは、制御信号生
成回路11の制御端子に接続された半導体レーザ制御回
路1の端子3に接続されている可変抵抗器40により調
整することができる。
【0056】制御増幅器16の反転入力端子には、上述
したように抵抗15を介して供給される制御信号と、光
検出器44から出力され半導体レーザ制御回路1の端子
5を介して与えられる光検出信号と、後述するクランプ
回路1aから出力される比較結果信号とを加算して供給
される。これにより、制御増幅器16には、反転入力端
子に供給されたこの信号と、非反転入力端子に供給され
た基準信号との差に相当する誤差を増幅して、制御誤差
信号を差動出力として出力し、後述する駆動信号生成回
路1bに与える。
【0057】駆動信号生成回路1bは、電源電圧Vcc端
子に抵抗19を介してコレクタが接続され、ベースが制
御増幅器16の一方の出力端子に接続されたnpn型バ
イポーラトランジスタ17と、電源電圧Vcc端子に抵抗
23を介してコレクタが接続され、ベースが制御増幅器
16の他方の出力端子に接続されたnpn型バイポーラ
トランジスタ18と、トランジスタ17及び18のエミ
ッタと接地端子との間に両端が接続された定電流源20
を有する差動増幅器を構成している。
【0058】さらに、駆動信号生成回路1cは、電源電
圧Vcc端子に抵抗23を介してコレクタが接続されたn
pn型バイポーラトランジスタ21と、電源電圧Vcc端
子にコレクタが接続されたnpn型バイポーラトランジ
スタ22と、トランジスタ21及び22のエミッタと接
地端子との間に両端が接続された可変電流源24と、可
変電流源24の出力電流を制御する電流制御回路36
と、トランジスタ21及び22のベースに出力端子がそ
れぞれ接続された差動出力バッファ13とを有する差動
増幅器を構成している。差動出力バッファ13の入力端
子は、TTL/ECL変換回路10の出力端子に接続さ
れている。
【0059】そして、駆動信号生成回路1bのトランジ
スタ18のコレクタと、駆動信号生成回路1cのトラン
ジスタ21のコレクタとは、後述するレベルシフト回路
1dのnpn型バイポーラトランジスタのベースに共通
接続されている。
【0060】駆動信号生成回路1bのトランジスタ17
及び18のベースに、制御増幅器16から差動出力とし
て出力された制御誤差信号が供給されて差動増幅され、
フィードバッククランプ用のモニタ信号がトランジスタ
17のコレクタ端子より生成され、第1の駆動信号がト
ランジスタ18のコレクタ端子より生成される。同時
に、TTL/ECL変換回路10から出力された2値化
信号が差動増幅バッファ13に与えられ、差動増幅され
たものが差動出力として駆動信号生成回路1cのトラン
ジスタ21及び22のベースにそれぞれ供給される。こ
れにより、第1の駆動信号を出力するトランジスタ18
のコレクタにコレクタが接続されているトランジスタ2
1は、消光期間における第1の駆動信号のレベルが所定
のレベルまで低下するように動作する。この低下させる
べきレベルは、高すぎると結果的に半導体レーザ43へ
の駆動電流が消光期間中にほぼ「0」とならず、消光比
が低下する。逆に低すぎると、駆動回路1eの最終段ト
ランジスタ30が消光期間中には完全にオフ状態にな
り、発光遅延が生じる。そこで、消光期間中には第1の
駆動信号を最適なレベルに低下させる必要があり、この
レベルは後述するように可変電流源24の出力電流を電
流制御回路36がクランプ回路1aからの出力に基づい
て制御することにより調整される。この結果、発光期間
中は駆動信号生成回路1bから出力された第1の駆動信
号と同じレベルを持ち、消光期間中は駆動信号生成回路
1cによって所定レベルまで低下した信号が第2の駆動
信号としてレベルシフト回路1dに出力される。
【0061】レベルシフト回路1dは、コレクタが電源
電圧Vcc端子に接続され、ベースに第2の駆動信号を供
給され、エミッタが抵抗26を介して可変電流源27の
一端に接続されたnpn型バイポーラトランジスタ25
と、可変電流源27からの出力電流を制御する電流制御
回路37とを有している。トランジスタ25のベースに
上述した第2の駆動信号が入力されると、一定のレベル
にシフトされた信号が抵抗26の一端と可変電流源27
の一端とを接続するノードより生成される。このシフト
されるレベルは、後述するように電流制御回路37の制
御に基づいて可変電流源27の出力電流が制御されるこ
とで決定される。
【0062】抵抗26と可変電流源27とを接続するノ
ードには、駆動回路1eが接続されている。駆動回路1
eは、コレクタが電源電圧Vcc端子に接続されベースが
抵抗26を介してトランジスタ25のエミッタに接続さ
れ、エミッタが抵抗29を介して接地されたnpn型バ
イポーラトランジスタ28と、コレクタが半導体レーザ
43の一端に接続されベースがトランジスタ28のエミ
ッタに接続され、エミッタが抵抗41を介して接地され
たnpn型バイポーラトランジスタ30とを有してい
る。
【0063】第2の駆動信号がレベルシフト回路1dに
よって一定レベルにシフトされ、第3の駆動信号として
駆動回路1eのトランジスタ28のベースに供給され
る。ダーリントン接続されたトランジスタ28及び30
により増幅されて、第3の駆動信号に基づいた駆動電流
がトランジスタ30のコレクタ端子に生成される。この
トランジスタ30のコレクタ端子には、端子7を介して
半導体レーザ43が接続されており、生成された駆動電
流により発光動作が制御される。
【0064】さらに、駆動信号生成回路1bのトランジ
スタ17のコレクタ端子には、クランプ回路1aが接続
されている。クランプ回路1aは、トランジスタ17の
コレクタに入力端子を接続されたバッファ31と、バッ
ファ31の出力端子に入力端子を接続され、TTL/E
CL変換回路10の出力端子に制御端子を接続されたサ
ンプルホールド回路32と、バッファ31の出力端子に
反転入力端子を接続されサンプルホールド回路32の出
力端子に非反転入力端子を接続された比較増幅器33
と、比較増幅器33の出力端子に抵抗34を介して一端
を接続され、他端を差動増幅器16の出力端子に接続さ
れたアナログスイッチ35とを有している。このアナロ
グスイッチ35は、TTL/ECL変換回路10より出
力されインバータ12により増幅された2値化信号を与
えられて開閉動作を制御される。
【0065】駆動信号生成回路1bのトランジスタ17
のコレクタ端子からは、トランジスタ18のコレクタ端
子から生成される上述の第1の駆動信号とは逆相の関係
にあるモニタ信号が生成される。このモニタ信号がクラ
ンプ回路1aのバッファ31で増幅され、サンプリング
ホールド回路32に与えられる。サンプルホールド回路
32は、TTL/ECL変換回路10からの2値化信号
で規定されるタイミングに従って、発光期間におけるモ
ニタ信号のレベルをサンプルホールドし、消光期間中は
このホールドしたレベルを出力する。サンプルホールド
回路32によりホールドされたレベルは、比較増幅器3
3の非反転入力端子と電流制御回路36とに与えられ
る。
【0066】比較増幅器33は、このホールドされた発
光時のモニタ信号のレベルと、バッファ31から出力さ
れたモニタ信号とを与えられて比較してその結果を出力
する。比較増幅器33からの出力は、抵抗34及びアナ
ログスイッチ35を介して、差動増幅器16の反転入力
端子に入力される。アナログスイッチ35は、TTL/
ECL変換回路10からの2値化信号に基づいて、消光
期間において閉じている。これにより、消光期間におい
て、駆動信号生成回路1bから出力されるモニタ信号と
逆相の第1の駆動信号は、発光期間中のレベルを維持す
るようにフィードバッククランプ制御が行われることに
なる。
【0067】一方、サンプルホールド回路32によりホ
ールドされたレベルが電流制御回路36に与えられる
と、このレベルと外部から入力される基準電位VR1とが
比較される。この比較結果が駆動信号生成回路1bの可
変電流源24に与えられ、出力電流が制御される。上述
したように、駆動信号生成回路1cは、駆動信号生成回
路1bが出力した第1の駆動信号に対し、消光期間中は
このレベルを所定レベルまで低下させる。この所定レベ
ルは、駆動回路1eのトランジスタ28のエミッタ電位
を下げすぎてトランジスタ30が完全にオフし発光遅延
を招くことがないように、また、逆にこのエミッタ電位
が高すぎて半導体レーザ43への駆動電流が消光期間中
にほぼ「0」とならないことがないように設定する必要
がある。そこで、発光期間中のモニタ信号のレベルをホ
ールドし、このレベルと基準電位VR1との比較結果に基
づき、消光期間における可変電流源24の出力電流を制
御する。これにより、高い消光比と、発光遅延の防止と
が同時に達成される。
【0068】電流制御回路37は、温度変化によりトラ
ンジスタのベース・エミッタ間の電圧が変動し、結果的
に駆動電流の変動を招くのを防止するために設けられた
ものである。電流制御回路37に設けられたトランジス
タのベース・エミッタ間電圧が温度変化により変動する
のを検出し、この検出結果に基づいてレベルシフト回路
1dの可変電流源27の電流を制御する。これにより、
レベルシフト回路1dのトランジスタ25のエミッタ電
位が制御され、結果的に駆動回路1eから出力される駆
動電流の温度変化による変動が最小となるように、最適
化される。
【0069】図6に、図5に示した本実施の形態におけ
る発光及び消光期間における信号の波形をシミュレーシ
ョンした結果を示す。波形100は、レベルシフト回路
1dのトランジスタ25のエミッタから出力される第3
の駆動信号の波形を示し、波形101は駆動回路1eの
初段トランジスタ28のエミッタから出力される信号の
波形を示し、波形102は駆動回路1eの後段トランジ
スタ30のエミッタから端子6を介して出力される信号
の電圧レベルをそれぞれ示している。図6において、時
間0の開始時は半導体レーザ43が発光期間中にあり、
全てのトランジスタ25、28及び30はオンしてお
り、出力レベルは一定にそれぞれ保たれている。約5.
5ナノ秒経過後に消光期間に入ると、駆動信号生成回路
1cによってレベルが低下した第2の駆動信号が出力さ
れる。しかし、上述したように電流制御回路36により
可変電流源24の電流が制御されて、この第2の駆動信
号のレベルが下がりすぎないように、所定レベルに制御
される。これにより、波形100に示されるように第2
の駆動信号を入力されるトランジスタ25のエミッタ電
位は「0」にならず、また波形101に示されるように
駆動回路1eの初段トランジスタ28は完全にはオフせ
ず、消光期間中もトランジスタ28のエミッタの電位は
約0.7Vを維持する。
【0070】トランジスタ28のエミッタからの出力信
号は駆動回路1eの後段トランジスタ30のエミッタに
供給されるが、トランジスタ28の出力信号が消光期間
中に完全に「0」レベルになると、最終段トランジスタ
30からの出力信号の発光時の立ち上がりが遅延する。
しかし、上述したように波形101に示されるような消
光期間においても約0.7Vのレベルを持つ信号がトラ
ンジスタ30のベースに入力されることで、トランジス
タ30の動作遅延が防止される。この結果、波形102
に示されるように、発光期間になったときのエミッタ電
位、即ち半導体レーザ43に供給される駆動電流の立ち
上がりが急峻になり、発光遅延が防止される。
【0071】さらに、上述したようにフィードバックク
ランプ動作によって、駆動信号生成回路1bから出力さ
れる第1の駆動信号及びモニタ信号のレベルは、消光期
間中においても発光期間と同じレベルに保持される。こ
のため、図中約26ナノ秒経過後の発光時におけるそれ
ぞれの波形100〜102のレベルは、図中0秒経過時
におけるレベルに一致する。これにより、発光期間開始
時におけるそれぞれのレベルが不一致となることが防止
され、一定の発光強度を高精度に継続していくことが可
能である。
【0072】また、温度変化が原因で各トランジスタの
ベース・エミッタ間電位に変動が生じても、レベルシフ
ト回路1dにおける電流制御回路37による可変電流源
27の電流制御により吸収され、回路動作を安定化する
ことができる。
【0073】また、レベルシフト回路1dのトランジス
タ25のベースに供給される第2の駆動信号のレベル
は、上述したように消光期間中の駆動電流がほぼ「0」
となるように制御されるので、高い消光比が得られる。
【0074】次に、上記第5の実施の形態による半導体
レーザ装置を用いた本発明の第6の実施の形態による画
像記録装置について、図7を用いて説明する。図中、半
導体レーザ制御回路1、可変抵抗40、抵抗41、コン
デンサ45は、それぞれ図5に示されたものと同一のも
のとする。
【0075】図示されていない画像制御装置からビデオ
信号400が出力されて、インターフェイス回路400
に与えられる。ビデオ信号400は、インターフェース
回路400内からシーケンスコントローラ402を介し
て、上述したように、TTLレベルの2値化信号として
のビデオ信号405が半導体レーザ制御回路1の入力端
子2に与えられる。半導体レーザ制御回路1にこのビデ
オ信号405が入力されると、このビデオ信号に基づい
て、上述したように高い消光比と発光遅延防止とを実現
しつつ半導体レーザ装置320に内蔵されている半導体
レーザのオンオフが制御される。半導体レーザから出力
されたレーザビームは、コリメータレンズ321を介し
てシリンドリカルレンズ323を通過し、ポリゴンミラ
ー324を照射する。ポリゴンミラー324は、モータ
325により一定の速度で回転しており、照射されたレ
ーザビームはトーリックレンズ326を介して結合レン
ズ327を通過し、ミラー331上で反射される。ミラ
ー331により反射されたレーザビームは、感光ドラム
332上を走査して潜像を形成する。
【0076】感光ドラム332は、レーザビームにより
走査される間、一定の速度で回転しており、走査線が同
一面上に重なることがないようにしている。感光ドラム
332上に照射されるレーザビームは、上述したように
発光期間と消光期間とが交互に繰り返される。このこと
から、感光ドラム332上ではドットで画像が描かれ
る。このドットは、多少重なり合うようにレーザビーム
が照射されるため、連続的な線で描かれた画像が実現さ
れる。
【0077】また、レーザビームはポリゴンミラー32
4の1面を走査する毎に、走査開始位置に来るとミラー
328により反射され、ミラー329によりさらに反射
されて光検出器330によって走査開始位置にきたこと
が検出される。
【0078】光検出器330は、レーザビームが走査開
始位置にきたことを検出すると、そのことをシーケンス
コントローラ402に通知する。水平同期信号生成回路
403は、シーケンスコントローラ402に光検出器3
30から1面を走査する毎に送られてくる通知に基づ
き、ビデオ信号405を半導体レーザ制御回路1に送出
するタイミングを調整する。さらに、このビデオ信号4
05が送出されるタイミングに同期して、スキャナモー
タドライバ333がモータ325の回転を制御する。
尚、図7には示されていないが、感光ドラム332上に
形成された潜像は、公知の画像生成手段によって可視化
することが可能である。
【0079】半導体レーザ制御回路1は、上述したよう
に半導体レーザの発光遅延を防止し応答特性を高速化す
ることができる。これにより、感光ドラム332上に照
射されるレーザビームの走査速度の向上、及び印字速度
の向上に寄与することができる。
【0080】また、従来は光量の調整は走査開始前のサ
ンプリングにより行っていたが、この場合にはシーケン
スコントローラの負荷が重くなりコストの上昇を招いて
いた。これに対し、本発明の実施の形態によれば、走査
中に半導体レーザ制御回路1において高精度な光量設定
を行うことができる。このため、シーケンスコントロー
ラ402に負荷を与えることなく、印字のムラの発生を
防止し高解像度を達成することができ、コスト低減にも
寄与し得る。
【0081】本発明の第7の実施の形態による光ディス
ク装置の構成を図8に示す。この装置は、図4に示され
た第4の実施の形態による半導体レーザ装置200を含
み、さらに、半導体レーザ301、光検出器302、ホ
ログラム素子304、対物レンズ305を含んだ光ヘッ
ド300、光ディスク307、プリアンプ308、演算
処理回路310、サーボ回路311、データコントロー
ラ312を備えている。
【0082】半導体レーザ駆動回路200により、光ヘ
ッド300に含まれる半導体レーザ301が100%近
い高周波電流、例えば100〜400MHzの駆動電流
で駆動され、レーザノイズの発生が抑制される。半導体
レーザ301の背面側の出力光が光検出器302で受光
され、可変抵抗器214により発生する電圧と、基準電
圧源203より発生される基準電圧Vref との差が零に
なるように平均出力光量が一定に制御される。
【0083】半導体レーザ301からの出力光が対物レ
ンズ305を介して光ディスク307へ照射され、光デ
ィスク307からの反射光がホログラム素子304を介
して再生用光検出器303へ分岐されて、光ディスク3
07からのサーボ情報やデータ情報が検出されること
で、光ヘッド300が光ディスク307の半径方向に直
線的に移動することができる。
【0084】再生用光検出器303からは光検出信号が
出力され、プリアンプ308で電流/電圧変換が行われ
て電圧信号として出力され、演算処理回路310に転送
される。演算処理回路310は、再生情報信号とサーボ
用信号とに分離して出力する。サーボ用信号はサーボ処
理回路311に与えられ、再生情報信号はデータコント
ローラ312に出力される。サーボ処理回路311は、
サーボ信号に基づいて光ヘッド300を制御し、データ
コントローラ312は再生情報信号を処理するための復
調回路、誤り訂正回路の他に、サーボ回路311及び半
導体レーザ駆動回路200用のコントローラや、外部イ
ンタフェース等を含んでいる。
【0085】このような構成を有する本実施の形態によ
る光レーザ装置によれば、半導体レーザ駆動回路200
により半導体レーザ301の駆動が制御されることで発
光遅延が防止され、高周波特性を改善するとともに、低
消費電力化を達成することができる。
【0086】上述した実施の形態は一例であって、本発
明を限定するものではない。例えば、図2、図6等に示
された半導体レーザ装置の回路構成は一例であり、種々
の変形が可能である。また、図7には本発明の画像記録
装置の一例としてレーザビームプリンタ装置の構成が示
されているが、この構成に限らず半導体レーザの駆動を
行うものであれば全て本発明の適用が可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザ駆動回路は、発光レベル設定電圧に基づいて、消光
期間中における駆動信号のレベルを調整して駆動電流を
生成する駆動回路に供給することで、駆動回路に与える
消光期間中の駆動信号を最適なレベルに制御することが
できる。
【0088】特に、駆動電流を出力するトランジスタの
ベース・エミッタ間に消光期間において動作閾値電圧近
傍の電圧が印加されるように駆動信号のレベルを調整す
ることで、発光遅延を防止することができる。
【0089】このような半導体レーザ駆動回路を、高周
波信号を用いる光ディスク装置における半導体レーザの
駆動に適用した場合には、発光遅延を防止することで高
周波特性を向上させ、さらに低消費電力化を達成するこ
とが可能である。
【0090】さらに、サンプルホールド回路を用いて発
光期間中の駆動信号のレベルをホールドする場合には、
消光期間中において半導体レーザへの駆動電流がほぼ
「0」となり、かつ駆動電流を出力する駆動回路が完全
にオフ状態にならないように制御することで、発光強度
をより高精度で制御し、消光比を高めると共に発光遅延
を防止することができる。
【0091】さらに、このような半導体レーザ装置を用
いた本発明の画像記録装置によれば、半導体レーザ装置
の持つ高精度の発光強度制御と、高い消光比、高速応答
性により、高速で高画質な画像を記録することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体レーザ
駆動回路の構成を示した回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による半導体レーザ
駆動回路の構成を示した回路図。
【図3】本発明の第3の実施の形態によるレーザビーム
プリンタ装置用の半導体レーザ装置の構成を示した回路
図。
【図4】本発明の第4の実施の形態によるレーザビーム
プリンタ装置用の半導体レーザ装置の構成を示した回路
図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による半導体レーザ
装置の構成を示した回路図。
【図6】同半導体レーザ装置におけるレベルシフト回路
と駆動回路の出力波形を示したタイムチャート。
【図7】本発明の第6の実施の形態による画像記憶装置
の構成を示した回路図。
【図8】本発明の第7の実施の形態による光ディスク装
置の構成を示した回路図。
【図9】従来の半導体レーザ装置における駆動電流の波
形を示したタイムチャート。
【符号の説明】
1 半導体レーザ制御回路 1a クランプ回路 1b、1c 駆動信号生成回路 1d レベルシフト回路 1e 駆動回路 2〜9 端子 10 TTL/ECL回路 11 制御信号生成回路 12 インバータ 13 差動出力バッファ 14、15、19、23、26、29、34、41、1
02、103、R601、R1〜R7 抵抗 114、213 可変抵抗 16、105 制御増幅器 17、18、21、22、25、28、30、Q60
1、Q1、Q2、Q5〜Q12 npn型バイポーラト
ランジスタ Q4 pnp型バイポーラトランジスタ 20、I1〜I5 定電流源 24、27、I601 可変電流源 31 バッファ 32、107 サンプルホールド回路 33、108 比較増幅器 35 アナログスイッチ 36、37 電流制御回路 40 可変抵抗 42、110、320、210 半導体レーザ回路 43、111、211、301 半導体レーザ 44、112、212、302 光検出器 45、46 コンデンサ 100、200 半導体レーザ駆動回路 101 入力部 202 オシレータ 203 基準電圧源 204 電源監視装置 303 再生用光検出器 304 ホログラム素子 305 対物レンズ 307 光ディスク 308 プリアンプ 310 演算処理回路 311 サーボ処理回路 312 データコントローラ 321 コリメータレンズ 323 シリンドリカルレンズ 324 ポリゴンミラー 325 モータ 326 トーリックレンズ 327 結合レンズ 328、329、331 ミラー 330 光検出器 332 感光ドラム 333 スキャナモータドライバ 400、405 ビデオ信号 401 インタフェース回路 402 シーケンスコントローラ 403 水平同期信号生成回路 601 増幅器 602 制御回路 603 駆動信号生成回路 604 出力段トランジスタ 605 駆動回路 606 スイッチ回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光レベル設定電圧を入力され、この発光
    レベル設定電圧に基づいた第1の駆動信号を出力する増
    幅器と、 半導体レーザの発光を指示する制御信号と、前記増幅器
    から出力された前記第1の駆動信号とを与えられ、発
    光、消光に応じて前記第1の駆動信号のレベルに対応し
    た第2の駆動信号を出力する駆動信号生成回路と、 前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の駆動信
    号を与えられ、前記半導体レーザに供給する駆動電流を
    生成して出力する駆動回路と、 前記発光レベル設定電圧を入力され、この発光レベル設
    定電圧に応じて、消光期間における前記第2の駆動信号
    のレベルの調整を行う制御回路と、 を備えたことを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】前記駆動信号生成回路は、前記半導体レー
    ザの発光時にオフし消光時にオンするスイッチと、前記
    半導体レーザの消光時に前記制御回路の制御により前記
    第1の駆動信号に対応した電流を引き抜いて前記第2の
    駆動信号を生成する定電流源とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の半導体レーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】相補的な発光レベル設定電圧を入力され、
    この発光レベル設定電圧に基づいて相補的な第1の駆動
    信号及び反転第1の駆動信号をそれぞれ出力する差動型
    の増幅器と、 前記増幅器から出力された前記第1の駆動信号と、半導
    体レーザの発光を指示する相補的な制御信号とを入力さ
    れ、前記制御信号により指示される発光期間では前記第
    1の駆動信号とほぼレベルが等しく、消光期間では前記
    第1の駆動信号のレベルを低下させた第2の駆動信号を
    出力する駆動信号生成回路と、 前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の駆動信
    号を入力され、この第2の駆動信号に基づいて前記半導
    体レーザに供給する駆動電流を生成して出力する駆動回
    路と、 前記発光レベル設定電圧、又は前記増幅器から出力され
    た前記反転第1の駆動信号を入力され、この発光レベル
    設定電圧又は反転第1の駆動信号に基づいて、消光期間
    において前記駆動信号生成回路が第1の駆動信号を低下
    させるレベルを制御する制御回路と、 を備えたことを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  4. 【請求項4】前記差動型の増幅器は、電源電圧端子と接
    地端子との間に直列に接続された第1の抵抗、第1のト
    ランジスタ、第1の定電流源と、これと並列に、電源電
    圧端子と接地端子との間に直列に接続された第2の抵
    抗、第2のトランジスタ、第2の定電流源とを有し、前
    記第1及び第2のトランジスタのそれぞれのベースに相
    補的な発光レベル設定電圧を入力され、この発光レベル
    設定電圧に基づいた第1の駆動信号を前記第2のトラン
    ジスタの一端から出力し、この第1の駆動信号と相補的
    な反転第1の駆動信号を前記第1のトランジスタの一端
    から出力し、 前記駆動信号生成回路は、電源電圧端子と接地端子との
    間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第3の定
    電流源と、前記第2のトランジスタの前記一端と、前記
    第3のトランジスタと前記第3の定電流源との接続ノー
    ドとの間に接続された第4のトランジスタとを有し、半
    導体レーザの発光を指示する相補的な制御信号を前記第
    3及び第4のトランジスタのベースに入力され、前記第
    2のトランジスタから出力された前記第1の駆動信号を
    前記第4のトランジスタの一端に入力されて、前記第4
    のトランジスタの前記一端から、発光期間中は前記第1
    の駆動信号のレベルを有する第2の駆動信号を出力し、 前記駆動回路は、電源電圧端子と出力端子との間に両端
    を接続され、前記駆動信号生成回路から出力された前記
    第2の駆動信号をベースに入力される第5のトランジス
    タと、この第5のトランジスタの一端から出力される信
    号に基づいて前記半導体レーザに供給する駆動電流を出
    力する出力段トランジスタとを含み、 前記制御回路は、電源電圧端子と接地端子との間に直列
    に接続された抵抗、第6のトランジスタ及び第4の定電
    流源と、電源電圧端子と接地端子との間に接続され、前
    記第6のトランジスタと前記第4の定電流源との接続ノ
    ードとに入力端子を接続され、出力端子を前記第3の定
    電流源の制御端子に接続された電流電圧変換回路とを有
    し、前記発光レベル設定電圧又は前記反転第1の駆動信
    号を前記第6のトランジスタのベースに入力され、消光
    期間における前記第3の定電流源の電流量を制御する信
    号を前記電流電圧変換回路から出力するものであること
    を特徴とする請求項3記載の半導体レーザ駆動回路。
  5. 【請求項5】前記制御回路は、消光期間において、前記
    駆動回路に含まれる出力段トランジスタのベース・エミ
    ッタ間に動作閾値電圧近傍の電圧が印加されるように、
    前記第2の駆動信号のレベルの調整を行うことを特徴と
    する請求項1ないし4記載の半導体レーザ駆動回路。
  6. 【請求項6】駆動電流を供給されてレーザ光を出力する
    半導体レーザと、 前記半導体レーザから出力された前記レーザ光を検出し
    て検出信号を出力する光検出器と、 前記光検出器から出力された前記検出信号と、前記半導
    体レーザの発光を指示する制御信号とを与えられて、相
    補的な制御誤差信号を生成して出力する制御増幅器と、 前記制御誤差信号を入力され、この制御誤差信号に基づ
    いて相補的な第1の駆動信号及び反転第1の駆動信号を
    それぞれ出力する差動型の増幅器と、 前記増幅器から出力された前記第1の駆動信号と、前記
    制御信号とを入力され、前記制御信号により指示される
    発光期間では前記第1の駆動信号とほぼレベルが等し
    く、消光期間では前記第1の駆動信号のレベルを低下さ
    せた第2の駆動信号を出力する駆動信号生成回路と、 前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の駆動信
    号を入力され、この第2の駆動信号に基づいて前記半導
    体レーザに供給する駆動電流を生成して出力する駆動回
    路と、 前記制御誤差信号、又は前記増幅器から出力された前記
    反転第1の駆動信号を入力され、この制御誤差信号又は
    反転第1の駆動信号に基づいて、消光期間において前記
    駆動信号生成回路が第1の駆動信号を低下させるレベル
    を制御する制御回路と、 前記制御誤差信号又は前記反転第1の駆動信号と、前記
    制御信号とを入力され、発光期間中の前記制御誤差信号
    又は前記反転第1の駆動信号のレベルを保持し、消光期
    間中にこの保持したレベルを出力するサンプルホールド
    回路と、 前記制御誤差信号又は前記反転第1の駆動信号と、前記
    サンプルホールド回路が出力したレベルとを与えられて
    比較し、この比較結果を消光期間中において前記制御増
    幅器に与えて、前記制御増幅器が消光期間中に出力する
    前記制御誤差信号のレベルを、発光期間中の前記制御誤
    差信号又は前記反転第1の駆動信号のレベルに基づいて
    調整させる比較器と、 を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】前記差動型の増幅器は、電源電圧端子と接
    地端子との間に直列に接続された第1の抵抗、第1のト
    ランジスタ、第1の定電流源と、これと並列に、電源電
    圧端子と接地端子との間に直列に接続された第2の抵
    抗、第2のトランジスタ、第2の定電流源とを有し、前
    記第1及び第2のトランジスタのそれぞれのベースに前
    記制御誤差信号を入力され、この制御誤差信号に基づい
    た第1の駆動信号を前記第2のトランジスタの一端から
    出力し、この第1の駆動信号と相補的な反転第1の駆動
    信号を前記第1のトランジスタの一端から出力し、 前記駆動信号生成回路は、電源電圧端子と接地端子との
    間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第3の定
    電流源と、前記第2のトランジスタの前記一端と、前記
    第3のトランジスタと前記第3の定電流源との接続ノー
    ドとの間に接続された第4のトランジスタとを有し、前
    記制御信号を前記第3及び第4のトランジスタのベース
    に入力され、前記第2のトランジスタから出力された前
    記第1の駆動信号を前記第4のトランジスタの一端に入
    力されて、前記第4のトランジスタの前記一端から第2
    の駆動信号を出力し、 前記駆動回路は、電源電圧端子と出力端子との間に両端
    を接続され、前記駆動信号生成回路から出力された前記
    第2の駆動信号をベースに入力される第5のトランジス
    タと、この第5のトランジスタの一端から出力される信
    号に基づいて前記半導体レーザに供給する駆動電流を出
    力する出力段トランジスタとを含み、 前記制御回路は、電源電圧端子と接地端子との間に直列
    に接続された抵抗、第6のトランジスタ及び第4の定電
    流源と、電源電圧端子と接地端子との間に接続され、前
    記第6のトランジスタと前記第4の定電流源との接続ノ
    ードとに入力端子を接続され、出力端子を前記第3の定
    電流源の制御端子に接続された電流電圧変換回路とを有
    し、前記制御誤差信号又は前記反転第1の駆動信号を前
    記第6のトランジスタのベースに入力され、前記半導体
    レーザが消光する期間における前記第3の定電流源の電
    流量を制御する信号を前記電流電圧変換回路から出力す
    るものであることを特徴とする請求項6記載の半導体レ
    ーザ装置。
  8. 【請求項8】駆動電流を供給されてレーザ光を出力する
    半導体レーザと、 前記半導体レーザから出力された前記レーザ光を検出し
    て検出信号を出力する光検出器と、 前記光検出器から出力された前記検出信号と、基準信号
    とを与えられて、相補的な制御誤差信号を生成して出力
    する制御増幅器と、 前記半導体レーザの発光を指示する制御信号を出力する
    オシレータと、 前記制御誤差信号を入力され、この制御誤差信号に基づ
    いて相補的な第1の駆動信号及び反転第1の駆動信号を
    それぞれ出力する差動型の増幅器と、 前記増幅器から出力された前記第1の駆動信号と、前記
    制御信号とを入力され、前記制御信号により指示される
    発光期間では前記第1の駆動信号とほぼレベルが等し
    く、消光期間では前記第1の駆動信号のレベルを低下さ
    せた第2の駆動信号を出力する駆動信号生成回路と、 前記駆動信号生成回路から出力された前記第2の駆動信
    号を入力され、この第2の駆動信号に基づいて前記半導
    体レーザに供給する駆動電流を生成して出力する駆動回
    路と、 前記制御誤差信号、又は前記増幅器から出力された前記
    反転第1の駆動信号を入力され、この制御誤差信号又は
    反転第1の駆動信号に基づいて、消光期間において前記
    駆動信号生成回路が第1の駆動信号を低下させるレベル
    を制御する制御回路と、 を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  9. 【請求項9】前記差動型の増幅器は、電源電圧端子と接
    地端子との間に直列に接続された第1の抵抗、第1のト
    ランジスタ、第1の定電流源と、これと並列に、電源電
    圧端子と接地端子との間に直列に接続された第1の抵
    抗、第1のトランジスタ、第1の定電流源とを有し、前
    記第1及び第2のトランジスタのそれぞれのベースに前
    記制御誤差信号を入力され、この制御誤差信号に基づい
    た第1の駆動信号を前記第2のトランジスタの一端から
    出力し、この第1の駆動信号と相補的な反転第1の駆動
    信号を前記第1のトランジスタの一端から出力し、 前記駆動信号生成回路は、電源電圧端子と接地端子との
    間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第3の定
    電流源と、前記第2のトランジスタの前記一端と、前記
    第3のトランジスタと前記第3の定電流源との接続ノー
    ドとの間に接続された第4のトランジスタとを有し、前
    記制御信号を前記第3及び第4のトランジスタのベース
    に入力され、前記第2のトランジスタから出力された前
    記第1の駆動信号を前記第4のトランジスタの一端に入
    力されて、前記第4のトランジスタの前記一端から第2
    の駆動信号を出力し、 前記駆動回路は、電源電圧端子と出力端子との間に両端
    を接続され、前記駆動信号生成回路から出力された前記
    第2の駆動信号をベースに入力される第5のトランジス
    タと、この第5のトランジスタの一端から出力される信
    号に基づいて前記半導体レーザに供給する駆動電流を出
    力する出力段トランジスタとを含み、 前記制御回路は、電源電圧端子と接地端子との間に直列
    に接続された抵抗、第6のトランジスタ及び第4の定電
    流源と、電源電圧端子と接地端子との間に接続され、前
    記第6のトランジスタと前記第4の定電流源との接続ノ
    ードとに入力端子を接続され、出力端子を前記第3の定
    電流源の制御端子に接続された電流電圧変換回路とを有
    し、前記制御誤差信号又は前記反転第1の駆動信号を前
    記第6のトランジスタのベースに入力され、消光期間に
    おける前記第3の定電流源の電流量を制御する信号を前
    記電流電圧変換回路から出力することを特徴とする請求
    項8記載の半導体レーザ装置。
  10. 【請求項10】前記制御回路は、消光期間において、前
    記駆動回路に含まれる出力段トランジスタのベース・エ
    ミッタ間に動作閾値電圧近傍の電圧が印加されるよう
    に、前記第2の駆動信号のレベルの調整を行うことを特
    徴とする請求項7ないし9記載の半導体レーザ装置。
  11. 【請求項11】駆動電流を供給されてレーザ光を出力す
    る半導体レーザと、 前記半導体レーザから出力された前記レーザ光を検出し
    て検出信号を出力する光検出器と、 前記光検出器から出力された前記検出信号と、前記半導
    体レーザの発光を指示する制御信号とを与えられて制御
    誤差信号を生成して出力する制御増幅器と、 前記制御誤差信号を与えられ、モニタ信号及び第1の駆
    動信号を生成して出力する第1の駆動信号生成回路と、 前記制御信号と前記第1の駆動信号とを与えられ、消光
    期間中は、前記半導体レーザに供給される前記駆動電流
    がほぼ零となるように、前記第1の駆動信号生成回路か
    ら出力された前記第1の駆動信号のレベルを低下させて
    第2の駆動信号として出力する第2の駆動信号生成回路
    と、 前記第2の駆動信号生成回路から出力された前記第2の
    駆動信号を与えられてレベルシフトし、第3の駆動信号
    として出力するレベルシフト回路と、 前記レベルシフト回路から出力された前記第3の駆動信
    号を与えられ、前記半導体レーザに供給する駆動電流を
    出力する駆動回路と、 前記制御信号と前記モニタ信号とを与えられ、発光期間
    中の前記モニタ信号のレベルを保持し、消光期間中にお
    いてこの保持したレベルを出力するサンプルホールド回
    路と、 前記サンプルホールド回路が出力したレベルに基づい
    て、前記第2の駆動信号生成回路が消光期間中に低下さ
    せる前記第1の駆動信号のレベルの調整を行う第1の制
    御回路と、 前記サンプルホールド回路が出力したレベルと前記モニ
    タ信号とを与えられて比較し、この比較結果を消光期間
    中において前記制御増幅器に与え、前記制御増幅器が前
    記消光期間中に出力する前記制御誤差信号のレベルが、
    前記発光期間中に出力する前記制御誤差信号のレベルを
    保つように制御する比較器と、 前記レベルシフト回路が出力する前記第3の駆動信号の
    温度変化を補償するように前記レベルシフト回路を制御
    する第2の制御回路と、 を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  12. 【請求項12】前記制御増幅器は、前記制御誤差信号を
    差動出力として出力し、 前記第1の駆動回路は、電源電圧端子に第1の抵抗を介
    してコレクタを接続され、ベースに前記制御誤差信号の
    一方を入力され、エミッタが電流源の一端に接続された
    第1のトランジスタと、電源電圧端子に第2の抵抗を介
    してコレクタを接続され、ベースに前記制御誤差信号の
    他方を入力され、エミッタが前記電流源の一端に接続さ
    れた第2のトランジスタとを有し、前記第1のトランジ
    スタのコレクタより前記モニタ信号を生成し、前記第2
    のトランジスタのコレクタより前記第1の駆動信号を生
    成し、 前記制御信号を与えられて差動出力として出力する増幅
    器をさらに備え、 前記第2の駆動回路は、前記第2のトランジスタのコレ
    クタにコレクタを接続され、ベースに前記制御信号の一
    方を入力され、エミッタを可変電流源の一端に接続され
    た第3のトランジスタと、電源電圧端子にコレクタを接
    続され、ベースに前記制御信号の他方を入力され、エミ
    ッタを前記可変電流源の一端に接続された第4のトラン
    ジスタとを有し、前記可変電流源は前記第1の制御回路
    によって出力電流を制御されることを特徴とする請求項
    11記載の半導体レーザ装置。
  13. 【請求項13】前記レベルシフト回路は、前記第3のト
    ランジスタのコレクタにベースを接続され、コレクタを
    電源端子に接続され、エミッタを第3の抵抗を介して前
    記可変電流源に接続された第5のトランジスタを有し、
    前記可変電流源は前記第2の制御回路によって、前記抵
    抗と前記可変電流源との接続ノードより出力する前記第
    3の駆動信号のレベルが温度変化により変動しないよう
    に出力電流を制御されることを特徴とする請求項12記
    載の半導体レーザ装置。
  14. 【請求項14】前記サンプルホールド回路は、前記第1
    の駆動信号生成回路の有する前記第1のトランジスタの
    コレクタに入力端子を接続されて前記モニタ信号を入力
    され、前記制御信号を制御端子に入力され、前記制御信
    号に基づき消光期間中の前記モニタ信号のレベルを保持
    して出力し、 前記比較器は、前記サンプルホールド回路が出力したレ
    ベルと、前記第1の駆動信号生成回路が出力した前記モ
    ニタ信号とを与えられて比較し、前記比較結果を出力す
    る比較増幅器と、前記比較増幅器の出力端子と前記制御
    増幅器の入力端子との間に両端が接続され、前記制御信
    号を制御端子に入力されるスイッチ回路であって、前記
    制御信号に基づき消光期間中に前記比較増幅器から出力
    された前記比較結果を前記制御増幅器に与える前記スイ
    ッチ回路とを有することを特徴とする請求項12記載の
    半導体レーザ装置。
  15. 【請求項15】請求項6、7、10ないし14のいずれ
    かに記載された前記半導体レーザ装置と、 前記半導体レーザ装置から前記レーザ光が出力されるよ
    うに、前記半導体レーザ装置に前記制御信号を与える制
    御信号生成回路と、 前記制御信号を与えられて前記半導体レーザ装置が出力
    した前記レーザ光を感光体の表面に走査し、潜像を形成
    する走査手段と、 前記走査手段により前記感光体上に形成された前記潜像
    を可視化する画像生成部と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  16. 【請求項16】請求項6、7、8ないし14のいずれか
    に記載された前記半導体レーザ装置と、 前記半導体レーザ装置から前記レーザ光が出力されるよ
    うに、前記半導体レーザ装置に前記制御信号を与えるオ
    シレータと、 前記制御信号を与えられて前記半導体レーザ装置が出力
    した前記レーザ光を光ディスクの表面に照射し、反射さ
    れたレーザ光を受光して光検出信号を出力する光照射及
    び受光手段と、 前記光照射及び受光手段から出力された前記光検出信号
    を与えられて、光ディスクに書き込まれた情報を再生す
    る再生情報信号を出力する再生情報信号出力手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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