JPH11330628A - 半導体レ―ザ装置、情報記録再生装置及び画像記録装置 - Google Patents

半導体レ―ザ装置、情報記録再生装置及び画像記録装置

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JPH11330628A
JPH11330628A JP6144299A JP6144299A JPH11330628A JP H11330628 A JPH11330628 A JP H11330628A JP 6144299 A JP6144299 A JP 6144299A JP 6144299 A JP6144299 A JP 6144299A JP H11330628 A JPH11330628 A JP H11330628A
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JP
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semiconductor laser
signal
circuit
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JP6144299A
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Toyoki Taguchi
豊喜 田口
Tetsuya Nagahama
哲也 長濱
Masayuki Tazawa
政之 田澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】レーザ駆動制御信号の高域部に重畳された高周
波信号のレベルが変動することなく、レーザ雑音抑圧効
果が十分に得られる半導体レーザ装置を提供する。 【解決手段】半導体レーザ装置は、半導体レーザ1と、
半導体レーザ出力光強度検出用の検出素子2と、利得制
御可能な演算増幅回路15およびその次段に接続された
利得固定型の制御増幅回路16を有し、半導体レーザ駆
動制御信号が入力するとともに検出素子の出力信号が負
帰還入力となり、2つの入力信号の差分に対応する誤差
信号を出力する誤差検出回路と、所定周波数の高周波信
号を生成する高周波信号発生回路17と、誤差検出回路
の出力信号に高周波信号を重畳する高周波信号重畳回路
20と、高周波信号重畳回路の出力信号に基づいて半導
体レーザに駆動電流を供給する駆動回路18を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを駆
動制御するためのフィードバック制御回路を改良した半
導体レーザ装置、当該半導体レーザ装置を用いる光ディ
スク装置の如き情報記録再生装置、及びレーザビームプ
リンタや複写機の如き画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、直接光強度変調が容易
であり、小型、低消費電力および高効率などの利点を有
するので、大容量の記憶装置である光ディスク装置やレ
ーザビーム・プリンタなどに多く用いられている。
【0003】しかし、現状の半導体レーザは、様々な理
由により、出射光量の変動が生じ、また、過剰電流によ
って極めて破損し易い。
【0004】そこで、半導体レーザを駆動する際に、半
導体レーザの出力光量を検出し、その結果に応じて駆動
量を負帰還制御することによって、出力光量を安定化す
るための制御回路が用いられている。さらに、光ディス
ク装置では、大容量化とデータ転送の高速化を図るため
に、より精度の高い光強度変調と再生時の低雑音化が要
求されている。
【0005】中でも、追記媒体や、オーバーライトが可
能な相変化媒体(PC媒体)では、光レーザ雑音がシス
テム全体のS/Nを左右するので、これを抑制すること
が記録密度を高める上で重要な課題となる。
【0006】また、光磁気媒体(MO媒体)では、信号
再生に差動検出法を用いるので、前記追記媒体やPC媒
体に比べてレーザ雑音の影響は少ないが、再生信号レベ
ルが極めて小さいのでやはり光レーザ雑音を一定レベル
以下に抑制することが要求される。
【0007】このような事情に鑑み、現在入手可能な半
導体レーザを光ディスク装置の光源として用いつつ、レ
ーザ雑音を抑制するために、例えば田口、星野;「光デ
ィスク装置における高精度レーザ制御方式(2)、19
91年電子情報通信学会春期全国大会、C−372」等
に開示された広帯域型フロント自動パワー制御(AP
C;Automatic Power Control )法が知られている。
【0008】この方法は、半導体レーザの出力光を記録
媒体に照射する時に、実際に光ディスクに照射される光
(半導体レーザのフロント光の一部)を光検出器に導い
て検出し、その検出信号を用いて半導体レーザの出力光
を制御するものであり、制御帯域を広くできるようにな
り、光レーザ雑音を抑制することができる。
【0009】前記広帯域フロントAPC法では、再生信
号帯域に対して制御帯域をいかに広くするかがポイント
であり、この制御帯域を再生信号帯域より広くする技術
は、例えば本願出願人の出願に係る「半導体レーザ装
置」(特開平4−208581号、USP5,097,4
73号)に開示されている。
【0010】この半導体レーザ装置は、半導体レーザの
出力光の強度を検出する光強度検出器の出力信号と外部
からのレーザ駆動制御信号の差分に対応する誤差信号を
生成するための誤差検出器を設けておき、誤差信号に基
づいて半導体レーザの駆動電流を負帰還制御するフィー
ドバック制御系を構成するとともに、このフィードバッ
ク制御系の位相遅れを補償するための補償電流を誤差検
出器の入力側に負帰還する位相補償回路を備えている。
【0011】さらに、本願出願人は、フロントAPCル
ープと独立に位相補償ループを設け、位相補償用増幅器
に可変利得機能を持たせることにより、位相補償用CR
時定数の調整を不要化し得る「半導体レーザ装置、情報
記録再生装置および画像記録装置」(特開平8−839
48号、USP5,579,329号)を提案した。
【0012】図10は、広帯域フロントAPC回路を用
いた半導体レーザ装置の第1の従来例として光ディスク
駆動装置に使用した例を示している。
【0013】参照番号60は、レーザ駆動用の半導体装
置であり、その外部には半導体レーザ1、モニター用受
光素子2、抵抗素子3および可変抵抗素子4が接続され
ている。この場合、レーザ駆動用半導体装置60が有す
る複数個の外部端子のうち、第1の外部端子11と外部
電源との間には半導体レーザ1が接続され、第2の外部
端子12と外部電源との間にはモニター用受光素子2が
接続され、第3の外部端子13と接地電位との間には抵
抗素子3が接続され、第4の外部端子14と接地電位と
の間には可変抵抗素子4が接続されている。
【0014】前記モニター用受光素子2は、例えばpi
nフォトダイオードであり、その一端に直流逆バイアス
電圧として例えば電源電圧Vccが印加され、前記半導
体レーザ1の発光出力の一部を受けてそのレベルに応じ
た電流を生成する。この受光素子2および前記半導体レ
ーザ1は光ディスク駆動装置の光記録再生ヘッド部に使
用されている。
【0015】次に、前記レーザ駆動用の半導体装置60
の内部について説明する。
【0016】利得制御可能な演算増幅回路(Gain Contr
ol Amplifier;GCA)15は、その非反転入力端子
(+)に入力抵抗Riを介して基準電圧REFが入力さ
れる。その反転入力端子(−)に入力抵抗Riを介して
レーザ駆動制御信号SIGが入力される。前記第2の外
部端子12を介して前記モニター用受光素子2から負帰
還信号が入力され、その利得制御端子に前記第4の外部
端子14を介して前記可変抵抗素子4から利得制御電圧
が供給される。
【0017】利得固定型の制御増幅回路16は、前記G
CA15の出力信号(差動信号)が非反転入力端子
(+)および反転入力端子(−)に入力し、これを増幅
する演算増幅回路からなる。
【0018】上記GCA15およびその次段に接続され
た制御増幅回路16は、レーザ駆動制御信号入力とモニ
ター用受光素子2からの負帰還信号入力との誤差を検出
する誤差検出回路を形成している。
【0019】高周波信号発生回路17は、光ディスク再
生時における光ディスクからの反射光が半導体レーザに
戻る光(戻り光)に起因するレーザ雑音を抑圧するため
にレーザ駆動制御信号SIGに重畳する所定周波数の高周
波信号を生成するもの であり、上記高周波信号を結合
キャパシタCc を介して前記GCA15の非反転入力端
子(+)に供給する。
【0020】レーザ駆動回路18は、前記制御増幅回路
16の出力信号に基づいて前記半導体レーザ1を電流駆
動するためのものであり、例えばNPNトランジスタか
らなり、そのベースは前記制御増幅回路16の出力端に
接続され、そのコレクタは前記第1の外部端子11に接
続され、そのエミッタは前記第3の外部端子13に接続
されている。
【0021】なお、前記GCA15、制御増幅回路1
6、レーザ駆動回路18およびレーザ光学系(半導体レ
ーザ1、モニター用受光素子2)を含むフィードバック
制御系において、GCA15および制御増幅回路16の
周波数帯域のばらつきなどを補正する必要がある場合に
は、前記可変抵抗素子4の抵抗値を調整して前記GCA
15の利得を制御することによって、フィードバック制
御系のループ利得を変化させ、ループ帯域を変化させる
ことが可能である。
【0022】また、前記高周波信号のレーザ駆動制御信
号SIGに対する重畳の仕方のばらつきを補正する場合に
も、前記可変抵抗素子4の抵抗値を調整することによっ
て補正することが可能である。なお、前記可変抵抗素子
4は、上記半導体レーザ装置を使用するセットメーカの
工場出荷前に調整された後は固定状態にされる半固定型
のものである。
【0023】上記した第1の従来例の半導体レーザ装置
において、半導体レーザ1の出力光の強度をモニター用
受光素子2で検出し、この検出出力信号とレーザ駆動制
御信号SIGの差分に対応する誤差信号を誤差検出回路
(GCA15および制御増幅回路16)で生成し、この
誤差信号に基づいて前記GCA15の反転入力端子
(−)の電圧レベルが非反転入力端子(+)の電圧レベ
ルに等しくなるように半導体レーザ1の駆動電流を負帰
還制御するフィードバック制御系を構成している。
【0024】なお、図11(a)は、前記レーザ駆動制
御信号SIGの波形例を示している。
【0025】このような多値の制御信号波形で半導体レ
ーザを電流駆動することにより、レーザ駆動制御信号に
比例した正確な光強度変調ビームを光ディスクに照射で
きるので、光ディスク上に図11(b)に示すような良
好な記録マーク71を形成することができる。
【0026】ところで、前記GCA15および制御増幅
回路16の周波数対利得特性は、200〜300MHz
程度まで延びており、その遮断周波数付近より少し低い
高域部に前記高周波信号の周波数を設定している。
【0027】しかし、レーザ光学系などのばらつきを補
正するために前記可変抵抗素子4の抵抗値を調整してG
CA15の利得を変更すると、前記レーザ駆動制御信号
の高域部に重畳された高周波信号のレベルが変動し、レ
ーザ雑音抑圧効果が十分に得られなくなる。
【0028】図12は、広帯域フロントAPC回路を用い
た半導体レーザ装置の第2の従来例として、例えばレー
ザビーム・プリンタに使用した例を示している。
【0029】この第2の従来例では、前記第1の従来例
と比べて、(1)高周波信号発生回路17、GCA15
および可変抵抗素子4が省略されている点、(2)前記
基準電圧のレベルをシフトするためのレベルシフト回路
81が付加され、その出力ノードと制御増幅回路86の
非反転入力端子(+)との間に入力抵抗Riが接続され
ている点、(3)レーザ駆動制御信号のレベルをシフト
するためのレベルシフト回路82が付加され、その出力
ノードと前記制御増幅回路86の反転入力端子(−)と
の間に入力抵抗Riが接続されている点、(4)前記レ
ベルシフト回路82の入力ノードと接地電位ノードとの
間に、光印字ヘッド部における前記半導体レーザ1によ
るレーザビームの照射をスイッチング制御するためのパ
ルス信号により断続制御(変調)されるスイッチ素子8
4および電流源85が直列接続された変調回路83が付
加されている点が異なり、その他は同じである。
【0030】上記2個のレベルシフト回路81、82
は、それぞれNPNトランジスタを用いたエミッタフォ
ロア回路が3段接続されてなる。
【0031】上記した第2の従来例の半導体レーザ装置
において、前記スイッチ素子84が断続制御されること
により、前記レベルシフト回路82から前記制御増幅回
路86の反転入力端子(−)にレーザ駆動制御信号が入
力する。
【0032】しかし、前記した各レベルシフト回路8
1、82において、3段のエミッタフォロア回路におけ
る各トランジスタのベース・エミッタ間電圧のばらつき
により制御精度が大幅に劣化する。また、前記ベース・
エミッタ間電圧は経年変化が生じるので、前記制御精度
の劣化は極めて深刻である。
【0033】上記したように従来のレーザ駆動回路は、
外付けの可変抵抗素子の抵抗値を調整してGCAの利得
を変更すると、レーザ駆動制御信号の高域部に重畳され
た高周波信号のレベルが変動し、レーザ雑音抑圧効果が
十分に得られなくなるという問題があった。
【0034】また、誤差検出回路の前段で基準電圧およ
びレーザ駆動制御信号のレベルをシフトさせるための各
レベルシフト回路で使用されているエミッタフォロア回
路の各トランジスタのベース・エミッタ間電圧のばらつ
きにより、レーザ駆動の制御精度が大幅に劣化するとい
う問題があった。
【0035】
【課題を解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決すべくなされたもので、広帯域フロントAPC回
路のフィードバック制御系におけるGCAの利得を変更
した場合でも、レーザ駆動制御信号の高域部に重畳され
た高周波信号のレベルが変動することなく、レーザ雑音
抑圧効果が十分に得られる半導体レーザ装置を提供する
ことを目的とする。
【0036】本発明の他の目的は、広帯域フロントAP
C回路のフィードバック制御系における誤差検出回路に
おける前段のレベルシフト回路の特性変動によるレーザ
駆動の制御精度の劣化を抑制し得る半導体レーザ装置を
提供することである。
【0037】また、本発明は、このような半導体レーザ
装置を用い、良好な記録再生特性が得られる情報記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0038】また、本発明の更に他の目的は、このよう
な半導体レーザ装置を用い、高精度の画質が得られる画
像記録装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明(請求項1)の半導体レーザ装置は、半
導体レーザと;前記半導体レーザの出力光の強度を検出
する光強度検出素子と;前記半導体レーザを駆動制御す
るための制御信号が入力端子に入力し、前記光強度検出
素子の出力信号が負帰還入力端子に入力し、前記2つの
入力信号の差分に対応する誤差信号を出力する利得可変
型の誤差検出回路と;所定周波数の高周波信号を生成す
る高周波信号発生回路と;前記誤差検出回路の出力信号
に前記高周波信号を重畳する高周波信号重畳回路と;前
記高周波信号重畳回路の出力信号に基づいて前記半導体
レーザに駆動電流を供給するレーザ駆動回路 と;より
構成されることを特徴としている。
【0040】このとき、前記誤差検出回路(請求項2)
は、利得制御可能な演算増幅回路およびその次段に接続
された利得固定型の制御増幅回路を有することを特徴と
している。
【0041】又、このとき、前記高周波信号重畳回路
(請求項3)は、前記利得固定型の制御増幅回路の出力
信号および反転入力端子への入力信号を対応して差動対
トランジスタの各ベースに受け、前記差動対トランジス
タの各エミッタに前記高周波信号発生回路から差動信号
として出力する高周波信号を受けて電流加算を行う差動
増幅回路と;前記差動増幅回路の出力信号をバッファ増
幅するエミッタフォロワ回路と;より構成されているこ
とを特徴としている。
【0042】又、本発明の情報記録再生装置(請求項
4)は、半導体レーザと、前記半導体レーザの出力光の
強度を検出する光強度検出素子と、前記半導体レーザを
駆動制御するための制御信号が入力端子に入力し、前記
光強度検出素子の出力信号が負帰還入力端子に入力し、
前記2つの入力信号の差分に対応する誤差信号を出力す
る利得可変型の誤差検出回路と、所定周波数の高周波信
号を生成する高周波信号発生回路と、前記誤差検出回路
の出力信号に前記高周波信号を重畳する高周波信号重畳
回路と、前記高周波信号重畳回路の出力信号に基づいて
前記半導体レーザに駆動電流を供給するレーザ駆動回路
と、より成る半導体レーザ装置と;前記半導体レーザ装
置の出力光を記録媒体に照射する光学系と;前記記録媒
体の反射光を検出する検出部と;前記検出部の出力から
再生信号を生成する再生信号生成部と;前記半導体レー
ザ装置に供給すべき前記制御信号を生成する制御信号生
成部と;より構成されることを特徴とする。
【0043】又、本発明の半導体レーザ装置(請求項
5)は、半導体レーザと;前記半導体レーザの出力光の
強度を検出する光強度検出素子と;それぞれ所定の電圧
が入力する非反転入力端子および反転入力端子を有し、
前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信号が負
帰還信号として入力する増幅回路と;前記増幅回路の出
力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供給す
るレーザ駆動回路と;前記半導体レーザの出力光量を調
整するための変調信号電流を前記増幅回路の反転入力端
子に出力する変調信号電流生成部とより構成されること
を特徴とする。このとき、前記変調信号電流生成部(請
求項6)は、前記振幅回路の反転入力端子と接地ノード
との間に直列接続された、前記半導体レーザによるレー
ザビームの照射をスイッチング制御するための変調信号
により断続制御されるスイッチ素子および電流源より構
成されることを特徴とする。
【0044】又、このとき、前記変調信号電流生成部
(請求項7)は、外部からの制御入力信号を電流−電流
変換して前記増幅回路の反転入力端子に出力する電流−
電流変換回路より成ることを特徴とする。
【0045】更に又、このとき、前記変調信号電流生成
部(請求項8)は、前記増幅回路の反転入力端子と接地
ノードとの間に直列接続され、前記半導体レーザによる
レーザビームの照射をスイッチング制御するための変調
信号により断続制御されるスイッチ素子および電圧−電
流変換回路より構成されることを特徴とする。
【0046】又、本発明の情報記録再生装置(請求項
9)は、半導体レーザと、前記半導体レーザの出力光の
強度を検出する光強度検出素子と、それぞれ所定の電圧
が入力する非反転入力端子および反転入力端子を有し、
前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信号が負
帰還信号として入力する増幅回路と、前記増幅回路の出
力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供給す
るレーザ駆動回路と、前記半導体レーザの出力光量を調
整するための変調信号電流を前記増幅回路の反転入力端
子に出力する変調信号電流生成部と、より成る半導体レ
ーザ装置と;前記半導体レーザ装置の出力光を記録媒体
に照射する光学系と;前記記録媒体の反射光を検出する
検出部と;前記検出部の出力から再生信号を生成する再
生信号生成部と;前記半導体レーザ装置に供給すべき制
御信号を生成する制御信号生成部と;より構成されるこ
とを特徴とする。
【0047】又、この発明の画像記録装置(請求項1
0)は、 半導体レーザと、前記半導体レーザの出力光
の強度を検出する光強度検出素子と、それぞれ所定の電
圧が入力する非反転入力端子および反転入力端子を有
し、前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信号
が負帰還信号として入力する増幅回路と、前記増幅回路
の出力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供
給するレーザ駆動回路と、前記半導体レーザの出力光量
を調整するための変調信号電流を前記増幅回路の反転入
力端子に出力する変調信号電流生成部と、より成る半導
体レーザ装置と;前記半導体レーザ装置の出力光を走査
する走査部と;前記走査部による出力光の走査に基づき
画像を形成する画像形成部と;前記半導体レーザ装置に
供給すべき制御信号を生成する制御信号生成部;とより
構成されることを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0049】図1は、本発明の第1の実施形態に係る広
帯域フロントAPC回路を用いた半導体レーザ装置を光
ディスク駆動装置に使用した例を示している。
【0050】この半導体レーザ装置は、図10に示す従
来の半導体レーザ装置の構成と比べて、制御回路16と
レーザ駆動回路18との間に高周波信号重畳回路20が
付加され、高周波信号発生回路17から出力する高周波
信号の供給先が高周波信号重畳回路20に接続変更され
ている点が異なり、その他は同じである。
【0051】即ち、図1において、10はレーザ駆動用
の半導体装置であり、その外部に は半導体レーザ1、
モニター用受光素子2、抵抗素子3および可変抵抗素子
4が接続されている。この場合、レーザ駆動用半導体装
置10の複数個ある外部端子のうち、第1の外部端子1
1と外部電源との間には半導体レーザ1が接続され、第
2の外部端子12と外部電源との間にはモニター用受光
素子2が接続される。
【0052】第3の外部端子13と接地電位との間には
抵抗素子3が接続され、第4の外部端子14と接地電位
との間には可変抵抗素子4が接続されている。
【0053】前記モニター用受光素子2は、例えばpi
nフォトダイオードであり、その一端に直流逆バイアス
電圧として例えば電源電圧Vccが印加され、前記半導体
レーザ1の発光出力の一部を受けてそのレベルに応じた
電流を生成する。この受光素子2および前記半導体レー
ザ1は光ディスク駆動装置の光記録再生ヘッド部に使用
されている。
【0054】次に、前記レーザ駆動用の半導体装置10
の内部について説明する。
【0055】GCA15は、バイポーラトランジスタを
用いて構成されており、その非反転入力端子(+)に基
準電圧REFが入力抵抗Riを介して入力し、その反転
入力端子(−)にレーザ駆動制御信号SIGが入力抵抗
Riを介して入力される。
【0056】この反転入力端子(−)には、前記第2の
外部端子12を介して前記モニター用受光素子2からの
検出信号が入力し、GCA15の利得制御端子に前記第
4の外部端子14を介して前記可変抵抗素子4から利得
制御電流が供給される。
【0057】制御増幅回路16は、バイポーラトランジ
スタを用いて構成されており、前記GCA15の出力信
号(差動信号)が非反転入力端子(+)および反転入力
端子(−)に入力し、これを増幅する演算増幅回路から
なる。
【0058】高周波信号発生回路17は、光ディスク再
生時における光ディスクからの反射光が半導体レーザに
戻る光(戻り光)に起因するレーザ雑音を抑圧するため
にレーザ駆動制御信号に重畳する所定周波数の高周波信
号を生成するものであり、例えば差動信号として高周波
信号を出力する。
【0059】高周波信号重畳回路20は、前記高周波信
号発生回路17から供給される高周波信号を前記制御増
幅回路16の出力信号(レーザ駆動制御信号)に重畳し
て出力するものである。
【0060】レーザ駆動回路18は、前記高周波信号重
畳回路20の出力信号に基づいて前記半導体レーザ1を
電流駆動するものであり、例えばNPNトランジスタか
らなり、そのベースは前記高周波信号重畳回路20の出
力端に接続され、そのコレクタは前記第1の外部端子1
1に接続され、そのエミッタは前記第3の外部端子13
に接続されている。
【0061】図2は、図1中の高周波信号重畳回路20の
一具体例を示す。
【0062】この高周波信号重畳回路においては、制御
増幅回路16の出力端子に第1のNPNトランジスタQ
1のベースが接続され、制御増幅回路16の反転入力端
子(−)に第2のNPNトランジスタQ2のベースが接
続されている。
【0063】上記第1のNPNトランジスタQ1のエミ
ッタと接地ノードとの間には第1の定電流源I1が接続
されており、前記第2のNPNトランジスタQ2のエミ
ッタと接地ノードとの間には第2の定電流源I2が接続
されている。
【0064】そして、例えば5Vの電源電圧(Vcc)が
供給される電源ノードと前記第1のNPNトランジスタ
Q1のコレクタとの間には、第3のNPNトランジスタ
Q3のコレクタ・エミッタ間が接続され、上記第3のN
PNトランジスタQ3のベースには内部電源21で生成
された直流バイアス電圧Vbiasが印加される。
【0065】さらに、前記第3のNPNトランジスタQ
3のエミッタと前記第2のNPNトランジスタQ2のコ
レクタとの間には第1の抵抗素子R1が接続され、前記
第1のNPNトランジスタQ1のエミッタと第2のNP
NトランジスタQ2のエミッタとの間には第2の抵抗素
子R2が接続されている。
【0066】上記第1のNPNトランジスタQ1、第2
のNPNトランジスタQ2、第1の抵抗素子R1、第2
の抵抗素子R2、第1の定電流源I1および第2の定電
流源I2は、差動増幅回路を構成する。
【0067】前記第1抵抗素子R1(第2NPNトラン
ジスタQ2の負荷抵抗)および第2抵抗素子R2は、上
記差動増幅回路の利得を決定する役割を有する。
【0068】そして、前記高周波信号発生回路17から
差動信号として出力する高周波信号は、第3の抵抗素子
R3および第1の結合キャパシタC1が直列に接続され
てなる第1の位相調整回路22を介して前記第1のNP
NトランジスタQ1のエミッタに供給される。
【0069】更に前記高周波信号は、第4の抵抗素子R
4および第2の結合キャパシタC2が直列に接続されて
なる第2の位相調整回路23を介して前記第2のNPN
トランジスタQ2のエミッタに供給される。
【0070】さらに、前記第2のNPNトランジスタQ
2のコレクタの出力信号は、第1のエミッタフォロワ2
4および第2のエミッタフォロワ25を順に介して前記
レーザ駆動回路18の入力端子に入力する。
【0071】上記第1のエミッタフォロワ24は、前記
電源ノードと接地ノードとの間に第4のNPNトランジ
スタQ4のコレクタ・エミッタ間および第3の定電流源
I3が直列に接続されてなり、前記第2のエミッタフォ
ロワ25は、前記電源ノードと接地ノードとの間に第5
のNPNトランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間およ
び第5の抵抗素子R5が直列に接続されてなる。
【0072】なお、前記GCA15、制御増幅回路1
6、高周波信号重畳回路20、レーザ駆動回路18およ
びレーザ光学系(半導体レーザ1、モニター用受光素子
2)を含むフィードバック制御系において、GCA15
および制御増幅回路16の周波数帯域のばらつきなどを
補正する必要がある場合には、前記可変抵抗素子4の抵
抗値を調整して前記GCA15の利得を制御することに
よって、フィードバック制御系のループ利得を変化さ
せ、ループ帯域を変化させることが可能である。
【0073】なお、前記可変抵抗素子4は、上記半導体
レーザ装置を使用するセットメーカの工場出荷前に調整
された後は固定状態にされる半固定型のものである。
【0074】上記した図1の半導体レーザ装置におい
て、半導体レーザ1の出力光の強度 をモニター用受光
素子2で検出する。この検出出力信号とレーザ駆動制御
信号の差分に対応する誤差信号を誤差検出回路(GCA
15および制御増幅回路16)で生成する。
【0075】この誤差信号に基づいて前記GCA15の
反転入力端子(−)の電圧レベルが非反転入力端子
(+)の電圧レベルに等しくなるように半導体レーザ1
の駆動電流を負帰還制御するフィードバック制御系を構
成している。
【0076】そして、高周波信号重畳回路20において
は、レーザ駆動制御信号を第1のNPNトランジスタQ
1および第2のNPNトランジスタQ2で増幅する際
に、前記高周波信号発生回路17から第1の位相調整回
路22および第2の位相調整回路23を介して差動信号
として供給される高周波信号を重畳する。
【0077】重畳された信号を第1のエミッタフォロワ
24および第2のエミッタフォロワ25でバッファ増幅
して前記レーザ駆動回路18に供給する。
【0078】この場合、制御増幅回路16の次段に設け
られた高周波信号重畳回路20のNPNトランジスタQ
1、Q2のエミッタにレーザ駆動制御信号とは独立に高
周波信号が供給されてレーザ駆動制御信号の高域部に重
畳(電流加算)される一方で、前記フィードバック制御
系においてGCA15および制御増幅回路16の周波数
帯域のばらつきなどを補正する必要がある場合に前記可
変抵抗素子4の抵抗値を調整して前記GCA15の利得
を制御する。
【0079】このことによって、フィードバック制御系
のループ利得を変化させ、ループ帯域を変化させた場合
に、前記重畳された高周波信号のレベルが変動すること
はなく、高周波信号の信号対雑音比(S/N)が向上す
るので、レーザ雑音抑圧効果が低下するおそれはない。
これにより、S/Nの良い光ディスク再生信号が得られ
るようになる。
【0080】上記したように高周波信号のレベルが変動
しないので、フィードバック制御系の遮断周波数を例え
ば500MHzまで広げ、高周波信号の周波数を従来よ
りもさらに高くする(例えば400MHz付近)ことに
より、戻り光に対するレーザ雑音抑圧効果が一層向上す
る。
【0081】また、上記した図1の半導体レーザ装置に
よれば、広帯域フロントAPC回路の構成を有するの
で、前述したような広帯域フロントAPC法の効果が得
られる。
【0082】なお、前記高周波信号発生回路17から高
周波信号重畳回路20に供給される高周波信号は、第1
位相調整回路22および第2位相調整回路23の結合キ
ャパシタC1、C2により低周波成分、例えば100M
Hz以下の成分が阻止されるので、光ディスク再生信号
の直流雑音が軽減される。
【0083】しかも、上記結合キャパシタC1、C2に
より高周波信号重畳回路20のNPNトランジスタQ
1、Q2のエミッタ・ピーキング特性を誘発するが、こ
の特性は例えば100MHz以上の信号域での位相進み
効果をまねき、結果として、フィードバック制御系の一
層の高帯域化を実現することが可能である。
【0084】また、前記高周波信号重畳回路20におけ
る第3のNPNトランジスタQ3、第1エミッタフォロ
ワ24の第4のNPNトランジスタQ4、第2エミッタ
フォロワ25の第5NPNトランジスタQ5の各ベース
・エミッタ間電圧の温度変動に依存する出力電流変動の
影響を抑制するために前記内部電源21から供給するバ
イアス電圧にも温度依存性を持たせることが望ましい。
【0085】図3は、図1中の内部電源21に所定の温度
依存性を持たせた一具体例を示す。
【0086】この内部電源は、前記エミッタフォロワ2
4、25の段数+1に相当するダイオードを直列接続し
たダイオード列の電圧降下を含む内部電源電圧を生成す
るように構成されている。
【0087】即ち、電源ノードと接地ノードとの間に直
列に接続された定電流源31、抵抗素子32および3個
のダイオード33〜35と、前記定電流源31と抵抗素
子32との接続ノードに非反転入力端子(+)が接続さ
れた演算増幅回路36と、この演算増幅回路36の出力
端子にベースが接続され、コレクタが電源ノードに接続
され、エミッタが前記演算増幅回路36の反転入力端子
(−)に接続されたNPNトランジスタ37とを具備し
てなり、上記NPNトランジスタ37のエミッタから内
部電源電圧が出力する。
【0088】前記3個のダイオード33〜35は、前記
第3のNPNトランジスタQ3、第4のNPNトランジ
スタQ4、第5のNPNトランジスタQ5の各ベース・
エミッタ間電圧の特性にそれぞれ対応する特性を有する
ものであり、それぞれ例えばNPNトランジスタのコレ
クタ・ベース相互が接続されてなる。
【0089】上記構成の内部電源から出力する内部電源
電圧を使用すれば、前記第3のNPNトランジスタQ
3、第4のNPNトランジスタQ4、第5のNPNトラ
ンジスタQ5の各ベース・エミッタ間電圧の温度変動が
生じても、内部電源電圧も同様の温度変動が生じるの
で、互いの温度変動が打ち消すように作用し、結果とし
て、温度変動に依存する出力電流変動の影響を抑制する
ことが可能になる。
【0090】図4は、本発明の第2の実施形態に係る広
帯域フロントAPC回路を用い た半導体レーザ装置を
レーザビーム・プリンタに使用した例を示している。
【0091】この半導体レーザ装置は、図12に示す従来
の半導体レーザ装置と比べて、 (1)レベルシフト回
路82が省略され、基準電圧が入力するレベルシフト回
路81の出力ノードと制御増幅回路86の非反転入力端
子(+)、反転入力端子(−)との間にそれぞれ入力抵
抗Riが接続されている点、(2)レーザビームの照射
をスイッチング制御するためのパルス信号により断続制
御(変調)される変調回路41(スイッチ素子42およ
び電流源43が直列接続されてなる)が制御増幅回路8
6の反転入力端子(−)と接地ノードとの間に接続変更
されている点が異なり、その他は同じである。
【0092】即ち、図4において、40はレーザ駆動用
の半導体装置、11〜14は第1 の外部端子〜第4の
外部端子、1は半導体レーザ、2はモニター用受光素
子、3は抵抗素子、4は可変抵抗素子である。
【0093】前記レーザ駆動用の半導体装置40の内部
において、81はレベルシフト回路、Riは入力抵抗、
41は変調回路(変調信号電流生成部)、42はスイッ
チ素子、43は定電流源、86は制御増幅回路、18は
レーザ駆動回路である。
【0094】上記レベルシフト回路81は、従来例で説
明したように、NPNトランジスタを用いたエミッタフ
ォロア回路が3段接続されてなる。また、前記入力抵抗
Riの抵抗値は、フィードバック制御系の等価帰還抵抗
に略等しく設定されている。
【0095】上記した図4の半導体レーザ装置において
は、前記スイッチ素子42が変調 パルス信号により断
続制御されることにより制御増幅回路86の反転入力端
子 (−)に変調信号電流が与えられ、制御増幅回路8
6の出力信号(レーザ駆動制御信号)が断続変調され、
半導体レーザ1によるレーザビームの照射がスイッチン
グ制御される。
【0096】この場合、1個のレベルシフト回路81の
出力がそれぞれ制御増幅回路86の非反転入力端子
(+)および反転入力端子(−)に入力するので、従来
例で説明したような2個のレベルシフト回路81、82
のばらつきに起因する問題(制御精度の大幅劣化など)
は生じなくなる。
【0097】また、上記した図4の半導体レーザ装置に
よれば、広帯域フロントAPC回 路の構成を有するの
で、前述したような広帯域フロントAPC法の効果が得
られる。
【0098】なお、図4の半導体レーザ装置において、
図1に示した半導体レーザ装置と同様に制御増幅回路8
6の前段にGCA85を挿入してその制御端子に可変抵
抗素子4を接続し、レベルシフト回路81の出力をそれ
ぞれ入力抵抗Riを介して上記GCA85の非反転入力
端子(+)および反転入力端子(−)に入力するように
してもよい。
【0099】図5は、図4中の変調回路41(スイッチ素
子42、定電流源43)の一具体例を示す。
【0100】図5において、スイッチ素子42は、差動
対をなす2個のNPNトランジス タQ7、Q8からな
る差動回路が用いられており、一方のNPNトランジス
タQ7のコレクタが前記制御増幅回路86の(−)入力
端に接続され、他方のNPNトランジスタQ8のコレク
タは所定のノードに接続されている。
【0101】そして、上記差動回路の差動入力端間に断
続制御用変調信号(パルス信号)が印加され、上記差動
回路のエミッタ共通接続ノードに電流源43が接続され
ている。
【0102】上記電流源43は、演算増幅回路Aの
(+)入力端に例えばバンドギャップ電圧VBGが入力
し、上記演算増幅回路Aの出力端にNPNトランジスタ
Q9のベースが接続され、このNPNトランジスタQ9
のエミッタと接地ノードとの間に抵抗素子R6が接続さ
れ、上記NPNトランジスタQ9のエミッタ電圧が前記
演算増幅回路Aの(−)入力端に負帰還する電圧フォロ
ワ回路からなり、上記NPNトランジスタQ9のコレク
タが前記差動回路のエミッタ共通接続ノードに接続され
ている。
【0103】図6は、本発明の第3の実施形態に係る半
導体レーザ装置のブロック図である。
【0104】この半導体装置は、集積回路化した半導体
レーザ制御回路101と、この半導体レーザ制御回路1
01に接続された半導体レーザ150と、この半導体レ
ーザ150の出力光を検出する光検出器151とから成
る。
【0105】半導体レーザ制御回路101は、次のよう
に構成されている。入力端子には外部から制御電流信号
が入力され、第1の電流−電流変換回路103によって
内部の制御電流信号に変換された後、第1の電流出力
は、その利得制御端子が電圧−電流変換回路118を介
してGC端子に接続された利得可変型の差動可変増幅器
105とウインドコンパレータ115に入力され、第2
の電流出力は、第2の電流−電流変換回路111にそれ
ぞれ入力される。
【0106】差動可変増幅器105には基準電圧発生回
路102から基準電圧が抵抗Riを介して差動増幅回路
105の反転増幅入力端子と非反転入力端子に夫々バイ
アスされる。
【0107】差動可変増幅器105の出力は、所望の周
波数特性を持つ制御増幅回路106に供給され駆動制御
信号を出力する。
【0108】この制御信号は、加算回路(高周波信号重
畳回路)107で高周波信号発生回路104の出力信号
と加算される。この加算回路107から出力される駆動
制御信号は、レベルシフト108により所望の電位とさ
れ、半導体レ−ザ150のドライブ電流を検出するトラ
ンジスタ109及び半導体レ−ザ150に駆動電流を供
給するトランジスタ110に夫々入力される。
【0109】トランジスタ110のサイズは、トランジ
スタ109の約50倍であり、トランジスタ109には
駆動電流の約2%が流れ、外部抵抗RLIMの電圧降下
で駆動電流がモニタされる。
【0110】コンパレータ114は、この電圧降下を基
準電圧Vref3で比較し、検出結果を論理和回路11
6を介して外部に出力するとともに、レベルシフト回路
108の出力電位を下げることにより駆動電流を制御す
る。
【0111】ウインドコンパレータ115は、制御フィ
ードバック点であるPDA端子電圧の出力電位が基準電
位範囲Vref1とVref2の間にあるか否かで制御
の状態を判定し、検出結果を論理和回路116を介して
外部に出力する。
【0112】一方、第2の電流−電流変換回路111
は、内部の電流制御電圧を出力して半導体レーザ150
のドライブ電流を検出するトランジスタ112及び半導
体レーザ150に駆動電流を供給するトランジスタ11
3に夫々入力する。
【0113】トランジスタ112のサイズは、トランジ
スタ113の約50倍であり、トランジスタ109に
は、駆動電流の約2%が流れ、外部抵抗RLIMに加算
される。又、トランジスタ113の駆動出力電流もLC
D端子を介して半導体レーザ150に加算供給される。
【0114】その他、半導体レーザ制御回路101に
は、電源電圧の低下を検出して自動的に制御動作を停止
する電源監視機能と外部からのコントロールで制御動作
を作動または停止に切り替える機能を持つパワーセーブ
回路117が設けられている。
【0115】第1の電流−電流変換回路103からの制
御電流信号は、例えばディジタル情報を表すように強度
変調された変調信号電流であり、これが制御電流として
差動可変増幅器105の反転入力に入力されている。
【0116】光検出器151のアノードは、PDA端子
に接続され、このPDA端子を通して光検出器151の
モニタ電流が差動可変増幅器105の反転入力端子にフ
ィードバックされることにより、半導体レーザ150の
出力光は、第1の電流−電流変換回路103の制御電流
信号である変調信号電流に比例して光強度変調される。
【0117】また、差動可変増幅器105の反転入力端
子と非反転入力端子に供給されるバイアス電圧は、基準
電圧源102から共通して供給されるため、フィードバ
ック系のオフセットは、大幅に改善される。
【0118】一方、第2の電流−電流変換回路111で
制御されたトランジスタ113の駆動電流出力は、変調
信号電流が増幅されたものであり、フィードフォワード
制御形式が併用されたものとなる。フィードバック制御
系の駆動電流とフィードフォワード制御系の駆動電流比
を1:1以上にすることで、パルス特性が大幅に改善さ
れる。
【0119】更に、制御増幅回路106と第2の電流−
電流変換回路111の信号遅延量を概ね等しくすること
でフィードバック制御系の負荷が軽減されパルス特性が
改善される。
【0120】図7は、本発明の第4の実施形態に係る半
導体レーザ装置のブロック図である。この半導体レーザ
装置は、集積回路化した半導体レーザ制御回路200
と、この半導体レーザ制御回路200に接続された半導
体レーザ231と出力光をモニタするする内蔵光検出器
232から成る。
【0121】半導体レーザ制御回路200は、次のよう
に構成されている。
【0122】入力端子INには、外部からTTLレベル
の2値化信号が入力され、コンバータ201によって制
御SW信号が生成され、制御電流切替スイッチ213に
供給される。
【0123】第1の電流−電流変換回路203は、基準
電圧Vref2と出力光量設定PSET端子に接続され
た抵抗Rpsで設定される電流を制御電流切替スイッチ
213に供給する。
【0124】制御電流切替スイッチ213からの制御電
流信号は、例えばディジタル情報を表すように強度変調
された変調信号電流であり、制御電流として差動可変増
幅器205の反転入力端子に入力されている。
【0125】差動可変増幅器205には基準電圧発生回
路202から基準電圧が抵抗Riを介して差動可変増幅
器205の反転増幅入力端子と非反転入力端子に夫々バ
イアスされる。
【0126】差動可変増幅器205の出力は所望の周波
数特性を持つ制御増幅回路206に供給され駆動制御信
号を出力する。この駆動制御信号は、レベルシフト回路
207により所望の電位とされ、半導体レーザ231に
駆動電流を供給するトランジスタ208に入力される。
又、第2の電圧−電流変換器204の出力電流は、差動
可変増幅器205の利得を可変として、内蔵光検出器2
32のモニタ量のバラツキによるループゲインの変動を
抑制することを可能としている。
【0127】光検出器232のアノードは、PDA端子
に接続され、このPDA端子を通して光検出器232の
モニタ電流が、差動可変増幅器205の反転入力端子に
不帰還されることにより、半導体レーザ231の出力光
は制御電流切替スイッチ213の制御電流信号である変
調信号電流に比例して光強度変調され、コンバータ20
1の入力がHレベル即ち発光状態では前述した図6の半
導体レーザ装置101と同様の働きをする。
【0128】コンバータ201の入力がLレベルの場
合、制御増幅器206の出力は、オフループ増幅器20
9とサンプル・ホールド回路210に入力される。オフ
ループ増幅器209は、入力がLレベルとなったときに
オフループスイッチ212が閉じられ、入力がLレベル
の期間、内部帰還抵抗Rfを介してフィードバックさ
れ、制御増幅回路206の出力をクランプする。
【0129】パルス生成回路211は、これらのタイミ
ングをコントロールする。特にパルス生成回路211
は、レベルシフト回路207の出力を制御して駆動トラ
ンジスタ208のベース端子電圧を零にするように働
き、入力がLレベルの間、半導体レーザの駆動電流を零
とする。
【0130】図8は、上記実施形態に示した半導体レー
ザ装置を用いて構成した本発明の一実施例に係る情報記
録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0131】図6に示した制御増幅回路106と高周波
信号発生回路104を含む半導体レーザ制御回路101
は、制御電流Icと高周波重畳をON/OFF制御する
コントロール信号を生成する記録波形生成回路80によ
って制御される。
【0132】半導体レーザ150とモニタ用光検出器1
51は、固定された光学ユニット70に設けられてい
る。光ディスク78へのデータ書き込み時、半導体レー
ザ150は、情報によりアナログ的に又は、ディジタル
的に変調された制御電流Icに従ってレーザビームを出
射する。
【0133】半導体レーザ150の出力ビームは、コリ
メータレンズ71、復合プリズム72、集合プリズム7
3、ガルバノミラー74、再生用ホログラム素子75等
より構成される光学ユニット70により、移動光学ヘッ
ド77に導かれる。移動光学ヘッド77は、情報記録再
生装置にセットされて回転する光ディスク78の半径方
向に直線的に移動可能に構成されている。
【0134】光ディスク78に記録された情報を再生す
るときは、半導体レーザ150は、記録時より弱い光強
度のレーザビームを読み出し用ビームとして出力する。
この場合にも読み出しビームは、同様にして光学ユニッ
ト70及び移動光学ヘッド77により光ディスク78に
導かれる。
【0135】又、この時の光ディスク78からの反射光
は、移動光学ヘッド77から光学ユニット70に戻り、
複合プリズム72で分離されて再生用ホログラム素子7
5により再生用光検出器76に集光される。
【0136】半導体レーザ150からの出力光の一部
は、複合プリズム72によって分離されて光検出器76
に入力されることにより、モニター用光検出器151の
受光面以外に光を当てないようにして、不要な拡散遅延
信号の発生を防止している。
【0137】再生用光検出器76の光検出力は、プリア
ンプと演算回路から成る演算処理回路81に導かれ、再
生情報信号とサーボ用信号が分離生成される。サーボ用
信号は、サーボ回路83に導かれ、移動光学ヘッド77
を制御する。
【0138】再生情報信号は、ディジタル処理可能な2
値信号と再生クロックを生成する2値化・PLL回路8
2に導かれ、ここで処理された後ディスクコントローラ
84へ供給される。
【0139】ディスクコントローラ84は、変復調回路
と誤り訂正回路を備え、更にサーボ回路83と記録波形
生成回路80を制御するコントローラ、SCSIインタ
ーフェイス等を含んで構成される。
【0140】ディスクコントローラ84は、半導体レー
ザ制御回路101の異常検出状態を判定し、情報記録再
生装置の安定動作を達成する。
【0141】記録波形生成回路80は、制御電流信号I
cを正確に設定するためのD/Aコンバータを備え、デ
ータバスを通じてコントローラ84からデータの受信を
行う。また、温度センサ79から、レーザ光が照射され
た光ディスク78における温度情報を受け取る。
【0142】高周波重畳は、再生時にONするように制
御され広帯域フロントAPC動作との併用により極めて
高いノイズ低減効果が得られ、これにより常に安定した
記録再生動作が可能になる。
【0143】尚、図8の情報記録再生装置において、図
6に示した半導体レーザ制御回路101に替わり、図
1、図4、あるいは図7に示した半導体レーザ制御回路
(レーザ駆動用の半導体装置)を用いることもできる。
【0144】図9は、上記実施態様に示した半導体レー
ザ装置を用いて構成した本発明の他の実施態様に係る画
像記録装置の構成を示すブロック図である。
【0145】イメージコントローラ(図示せず)から送
出された画像信号(ビデオ信号)400は、インターフ
ェイス401を介してシーケンスコントローラ402か
ら半導体レーザ制御回路200の入力端子INに導かれ
る。
【0146】半導体レーザ制御回路200は、その画像
信号400をもとに作られたレーザ制御信号に従って、
高精度の光量設定精度と高速応答性能によりレーザ部3
20をオン/オフ制御する。
【0147】レーザ部320内には、図7、図9に示し
た半導体レーザ231と光検出器232が設けられてい
る。
【0148】レーザ部320からのレーザ出力ビーム
は、コリメータレンズ321からシリンドリカルレンズ
323を通り、ポリゴンミラー325を照射する。
【0149】ポリゴンミラー325は、一定速度で回転
しており、ポリゴンミラー325で反射されたレーザビ
ームは、トーリックレンズ326から結像レンズ327
を通りミラー331で反射され感光ドラム332上を走
査する。
【0150】感光ドラム332は、一定速度で回転され
走査が重ならないようにされている。感光ドラム332
上の画像は、ドットで描かれるが、各ドットが多少重な
るように画像が描かれるため、それぞれドットがつなが
って線で描いたように見え、連続的な画像が形成され
る。
【0151】レーザビームは、ポリゴンミラー325の
一面を走査する毎にミラー328、329を経由して、
光検出器330によってタイミングが検出され、水平同
期信号生成部403でレーザ制御信号の送出タイミング
が調整される。
【0152】ここでは、半導体レーザ制御回路200の
持つ高速応答性が、印字スピードを大幅に向上させると
ともに、更に高精度の光量設定精度は、印字のむら発生
を完全に防止して、高解像度の印字を達成することでき
る。
【0153】尚、図9の画像記録装置において、図7に
示した半導体レーザ制御回路220に替わり、図4ある
いは、図6に示した半導体レーザ制御回路(レーザ駆動
用の半導体装置)を用いることもできる。
【0154】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体レーザ装
置によれば、広帯域フロントAPC回路のフィードバッ
ク制御系におけるGCAの利得を変更した場合でも、レ
ーザ駆動制御信号の高域部に重畳された高周波信号のレ
ベルが変動することなく、レーザ雑音抑圧効果が十分に
得られる。
【0155】又、本発明の半導体レーザ装置によれば、
広帯域フロントAPC回路のフィードバック制御系にお
ける誤差検出回路における前段のレベルシフト回路の特
性変動によるレーザ駆動の制御精度の劣化を抑制し得
る。
【0156】また、このような半導体レーザ装置を用い
た本発明の情報記録再生装置は、良好な記録再生特性が
得られる。
【0157】また、更に、このような半導体レーザ装置
を用いた本発明の画像記録装置は、高精度の画質が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る広帯域フロント
APCを用いた半導体レーザ装置を光ディスク駆動装置
に使用した例を示す回路図。
【図2】図1中の高周波信号重畳回路の一具体例を示す
回路図。
【図3】図2の内部電源に所定の温度依存性を持たせた
一具体例を示す回路図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る広帯域フロント
APCを用いた半導体レーザ装置をレーザビーム・プリ
ンタに使用した例を示す回路図。
【図5】図4中の変調回路(スイッチ素子および電流
源)の一具体例を示す 回路図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る半導体レーザ装
置を示す回路構成図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る半導体レーザ装
置を示す回路構成図。
【図8】図6に示す半導体レーザ装置を用いて構成した
情報記録再生装置の構成を示す図。
【図9】図7に示す半導体レーザ装置を用いて構成した
画像記録装置の構成を示す図。
【図10】広帯域フロントAPCを用いた半導体レーザ
装置の第1の従来例として光ディスク駆動装置に使用し
た例を示す回路図。
【図11】図11(a)は、図10中のレーザ駆動制御
信号の波形の一例を示す。図11(b)は、図10に示
すレーザ駆動制御信号の波形に対応して光ディスク上に
形成された記録マークの形状例を示す図。
【図12】広帯域フロントAPCを用いた半導体レーザ
装置の第2の従来例としてレーザビーム・プリンタに使
用した例を示す回路図。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 光強度検出素子 15、16 誤差検出回路 17 高周波信号発生回路 18 レーザ駆動回路 20 高周波信号重畳回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと;前記半導体レーザの出力
    光の強度を検出する光強度検出素子と;前記半導体レー
    ザを駆動制御するための制御信号が入力端子に入力し、
    前記光強度検出素子の出力信号が負帰還入力端子に入力
    し、前記2つの入力信号の差分に対応する誤差信号を出
    力する利得可変型の誤差検出回路と;所定周波数の高周
    波信号を生成する高周波信号発生回路と;前記誤差検出
    回路の出力信号に前記高周波信号を重畳する高周波信号
    重畳回路と;前記高周波信号重畳回路の出力信号に基づ
    いて前記半導体レーザに駆動電流を供給するレーザ駆動
    回路 と;より成ることを特徴とする半導体レーザ装
    置。
  2. 【請求項2】前記誤差検出回路は、利得制御可能な演算
    増幅回路およびその次段に接続された利得固定型の制御
    増幅回路を有することを特徴とする請求項1記載の半導
    体レーザ装置。
  3. 【請求項3】前記高周波信号重畳回路は、前記利得固定
    型の制御増幅回路の出力信号および反転入力端子の入力
    信号を対応して差動対トランジスタの各ベースに受け、
    前記差動対トランジスタの各エミッタに前記高周波信号
    発生回路から差動信号として出力する高周波信号を受け
    て電流加算を行う差動増幅回路と;前記差動増幅回路の
    出力信号をバッファ増幅するエミッタフォロワ回路と;
    より成ることを特徴とする請求項2記載の半導体レーザ
    装置。
  4. 【請求項4】半導体レーザと、前記半導体レーザの出力
    光の強度を検出する光強度検出素子と、前記半導体レー
    ザを駆動制御するための制御信号が入力端子に入力し、
    前記光強度検出素子の出力信号が負帰還入力端子に入力
    し、前記2つの入力信号の差分に対応する誤差信号を出
    力する利得可変型の誤差検出回路と、所定周波数の高周
    波信号を生成する高周波信号発生回路と、前記誤差検出
    回路の出力信号に前記高周波信号を重畳する高周波信号
    重畳回路と、前記高周波信号重畳回路の出力信号に基づ
    いて前記半導体レーザに駆動電流を供給するレーザ駆動
    回路と、より成る半導体レーザ装置と;前記半導体レー
    ザ装置の出力光を記録媒体に照射する光学系と;前記記
    録媒体の反射光を検出する検出部と;前記検出部の出力
    から再生信号を生成する再生信号生成部と;前記半導体
    レーザ装置に供給すべき前記制御信号を生成する制御信
    号生成部と;より成ることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】半導体レーザと;前記半導体レーザの出力
    光の強度を検出する光強度検出素子と;それぞれ所定の
    電圧が入力する非反転入力端子および反転入力端子を有
    し、前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信号
    が負帰還信号として入力する増幅回路と;前記増幅回路
    の出力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供
    給するレーザ駆動回路と;前記半導体レーザの出力光量
    を調節するための変調信号電流を前記増幅回路の反転入
    力端子に出力する変調信号電流生成部と;より成ること
    を特徴とする半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】前記変調信号電流生成部は、前記増幅回路
    の反転入力端子と接地ノードとの間に直列接続された前
    記半導体レーザによるレーザビームの照射をスイッチ制
    御するための変調信号により断続制御されるスイッチ素
    子及び電流源より成ることを特徴とする請求項5記載の
    半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】前記変調信号電流生成部は、外部からの制
    御入力信号を電流−電流変換して前記増幅回路の反転入
    力端子に出力する電流−電流変換回路より成ることを特
    徴とする請求項5記載の半導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】前記変調信号電流生成部は、前記増幅回路
    の反転入力端子と接地ノードとの間に直列接続され、前
    記半導体レーザによるレーザビームの照射をスイッチン
    グ制御するための変調信号により断続制御されるスイッ
    チ素子および電圧−電流変換回路と;より成ることを特
    徴とする請求項5記載の半導体レーザ装置。
  9. 【請求項9】半導体レーザと、前記半導体レーザの出力
    光の強度を検出する光強度検出素子と、それぞれ所定の
    電圧が入力する非反転入力端子および反転入力端子を有
    し、前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信号
    が負帰還信号として入力する増幅回路と、前記増幅回路
    の出力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を供
    給するレーザ駆動回路と、前記半導体レーザの出力光量
    を調節するための変調信号電流を前記増幅回路の反転入
    力端子に出力する変調信号電流生成部と;より成る半導
    体レーザ装置と;前記半導体レーザ装置の出力光を記録
    媒体に照射する光学系と;前記記録媒体の反射光を検出
    する検出部と;前記検出部の出力から再生信号を生成す
    る再生信号生成部と;前記半導体レーザ装置に供給すべ
    き制御信号を生成する制御信号生成部と;より成ること
    を特徴とする情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】半導体レーザと、前記半導体レーザの出
    力光の強度を検出する光強度検出素子と、それぞれ所定
    の電圧が入力する非反転入力端子および反転入力端子を
    有し、前記反転入力端子に前記光強度検出素子の出力信
    号が負帰還信号として入力する増幅回路と、前記増幅回
    路の出力信号に基づいて前記半導体レーザに駆動電流を
    供給するレーザ駆動回路と、前記半導体レーザの出力光
    量を調節するための変調信号電流を前記増幅回路の反転
    入力端子に出力する変調信号電流生成部と、より成る半
    導体レーザ装置と;前記半導体レーザ装置の出力光を走
    査する走査部と;前記走査部による出力光の走査に基づ
    き画像を形成する画像形成部と;前記半導体レーザ装置
    に供給すべき制御信号を生成する制御信号生成部;とよ
    り成ることを特徴とする画像記録装置。
JP6144299A 1998-03-11 1999-03-09 半導体レ―ザ装置、情報記録再生装置及び画像記録装置 Pending JPH11330628A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210238A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 半導体レーザ駆動装置及び半導体レーザ駆動装置を有する画像形成装置
KR101253343B1 (ko) 2011-07-29 2013-04-10 주식회사 에이에스티젯텍 레이저빔 강도 측정장치 및 이를 이용한 레이저 가공 시스템

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