JPH09120236A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH09120236A
JPH09120236A JP7299098A JP29909895A JPH09120236A JP H09120236 A JPH09120236 A JP H09120236A JP 7299098 A JP7299098 A JP 7299098A JP 29909895 A JP29909895 A JP 29909895A JP H09120236 A JPH09120236 A JP H09120236A
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JP7299098A
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Mutsuhiko Yamano
睦彦 山野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿の置き方に関する複写機の誤操作を防止す
る。 【解決手段】複写機の原稿台11の直交する2辺におい
て、少なくとも原稿の規格サイズに対応した原稿載置位
置に対応してLED群42を配置し、選択した記録用紙
のサイズおよび向きに応じて、対応する原稿載置位置の
LEDを点灯させる。LED群は、直線的に連続して配
置してもよい。その場合には、任意の変倍(拡大/縮
小)に対応して原稿載置位置を案内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿台上に原稿を
載置して、当該原稿を複写する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、原稿を迅速かつ容易に複写できる
複写機は、業務用はもとより、家庭用まで広く普及しつ
つある。
【0003】複写機は、複数のサイズの原稿を複写でき
るように、その最大のサイズ(例えばA3)に相当する
大きさの原稿台を有する。原稿台上への原稿の置き方
は、最大サイズの場合には一意に定まるが、それより小
さいサイズの原稿の場合には、原稿台の方が原稿より大
きくなる。その場合に、原稿を原稿台のどこにおくか
は、機種により、あるいは内蔵された記録用紙の向きに
よっても異なる。
【0004】例えば、図12(a)のように、原稿台の
方形領域の左上隅に原稿の隅を合わせるものが知られて
いる。図は、複写機内の縦置きされたA4記録用紙に対
応してA4サイズの原稿を置きした場合を示している。
横置きされたA4記録用紙に対しては、図(b)のよう
になる。また、図12(c)に示すように原稿を原稿台
の左辺中央に合わせるものも知られている。或いは、図
示しないが、原稿を原稿台の左下隅に合わせるものもあ
る。
【0005】原稿台上の原稿の載置すべき位置を示すた
めに、従来、例えば図13に示すように、原稿台の上辺
および左辺に沿って、記録用紙のサイズおよび向きを示
す指標が固定的に表示(記録)されている。図示の例
は、原稿を原稿台左辺中央に合わせて載置する機種を示
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、原稿台
上の原稿を載置する位置は、複写機の機種やセットされ
た記録用紙の向きによって異なるので、不慣れなユーザ
は戸惑うことが多く、誤操作により無駄な複写をしてし
まうことがしばしばある。これは、時間および資源の浪
費となる。
【0007】特に、図書館やコンビニエンスストア等
の、有料かつセルフサービスで複写を行うような場所で
は、複写機自体に不慣れなユーザが利用することも多
く、誤操作が頻繁に行われる。複写機を扱い慣れたユー
ザであっても、機種が異なる場合には、操作前にしばら
く原稿の置き方に頭を使わなければならない場合があ
る。
【0008】また、現在の複写機は拡大および縮小によ
る変倍機能を有するものが多く、変倍時には選択した記
録用紙のサイズと原稿のサイズとが異なることになり、
原稿の置き方に戸惑うことがある。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであり、原稿台への原稿の置き方に関する
複写機の誤操作を防止することができる複写機を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による複写機は、
複数の記録用紙サイズのうちの1つを選択しうる複写機
において、選択された記録用紙のサイズに応じて、複写
対象の原稿を載置すべき原稿台上の位置をユーザに対し
て視覚的に案内する原稿載置位置案内手段を有すること
を特徴とする。
【0011】この複写機において、前記原稿載置位置案
内手段は、前記選択された記録用紙のサイズのみならず
その向きにも応じて前記原稿の載置位置を案内すること
が好ましい。
【0012】前記原稿載置位置案内手段は、例えば、前
記原稿台の少なくとも直交する2辺に沿って配置された
発光デバイスを含み、載置すべき原稿の少なくとも端部
に対応する原稿台上の位置に対応して当該発光デバイス
の発光が行われる。
【0013】あるいは、前記原稿載置位置案内手段は、
画素単位に光を透過/遮断しうる光学的パネルにより構
成された原稿台を有し、該光学的パネルの原稿を載置す
べき領域を光透過状態とすると共に、それ以外の領域を
光遮断状態とする。この場合、原稿載置位置案内手段
は、複写機が原稿をスキャンしている期間または指定枚
数分の複写動作を実行している期間、前記光学的パネル
の全面を光透過状態とすることができる。
【0014】前記原稿載置位置案内手段は、原稿を載置
すべき領域以外の領域を、原稿台の裏面において、不透
明のフィルム状部材で遮蔽する機械的遮蔽手段を有する
ものであってもよい。
【0015】また、変倍(拡大および縮小)機能を有す
る複写機において、その変倍率を適用したとき前記選択
された記録用紙サイズに一致する原稿サイズを求め、該
求められた原稿サイズに応じて前記原稿を載置すべき位
置の決定する手段を設けることもできる。
【0016】さらには、見開き原稿の左右の頁を一度の
操作で2枚の記録用紙に別個に複写する見開き複写機能
を有する複写機において、該見開き複写機能の設定時
に、非設定時の原稿の横幅の2倍の横幅を有する原稿サ
イズを求め、該求められた原稿サイズに応じて前記原稿
を載置すべき位置を決定する手段を設けることもでき
る。
【0017】本発明によれば、複写機に不慣れなユーザ
であっても、また、使用する記録用紙のサイズや向きに
よらず、ユーザが原稿の載置位置を容易に認識すること
ができる。
【0018】なお、本発明における「複写機」は、通常
の複写機のみならず、原稿台上に載置した原稿から複写
物に画像情報を移転するものであれば足り、例えば、通
常の複写機と同様の操作により印刷用のマスターフィル
ムに像を形成しこのマスターフィルムを用いて多数の記
録用紙に対する連続印刷を行うような印刷機をも含むも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による複写機の実施
の形態について、詳細に説明する。
【0020】まず、図1に、本発明が適用される複写機
の外観を示す。
【0021】複写機10で原稿を複写する際、ユーザ
は、通常、透明のガラスで構成されている原稿台11の
上の所定の位置に原稿を裏向きに載置し、カバー12を
閉めてスタートボタン14を押す。これにより、原稿の
イメージがスキャンされ、記録用紙カセット16〜18
の1つから取り出された記録用紙に対して原稿のイメー
ジが記録され、この記録された用紙が排紙トレイ19上
に排出される。この複写に先立ち、ユーザは、各種キー
やインジケータを含む操作部15およびテンキー部13
を用いて、記録用紙のサイズ(カセット)を指定した
り、複写枚数を指定したりする操作を行う。
【0022】図2に、操作部15の具体例を示す。アッ
プキー151およびダウンキー152は、変倍(拡大、
縮小)コピーを行う場合に1%単位で変倍率を増減する
ためのものであり、設定された変倍率は変倍率インジケ
ータ161に「%」で表示される。通常、原稿サイズお
よび記録用紙サイズがA系列またはB系列の規格サイズ
であり、その個数は有限個に限られている。よって、こ
れらの規格サイズ間で変倍を行う場合には、予め定めら
れた固定的な変倍率となる。例えば、A4の原稿をB5
の記録用紙に複写しようとする場合には、その変倍率は
86%と固定的に決まっている。縮小キー153および
拡大キー154は、これらの予め定められた有限個の変
倍率をサイクリックに選択指定するためのものである。
図示しないが、どのサイズからどのサイズへの変倍が指
定されたかを表示するインジケータを有してもよい。等
倍キー155は、100%以外の変倍率を直ちに100
%に戻すためのキーである。用紙選択キー156は、図
1の記録用紙カセット15〜18のいずれかを選択指示
するためのものである。各カセット15〜18には、そ
のカセットにセットされた記録用紙のサイズおよび向き
を検出するための公知の検知手段(図示せず)が設けら
れており、複写機はその検知手段から当該カセットの記
録用紙の情報を得ることができる。この記録紙の情報
は、各カセット15〜18に対応したインジケータ15
8〜160に表示可能となっており、ユーザによりその
時点で選択されているカセットに対応するインジケータ
158〜160の一つにおいて、そのカセットにセット
された記録用紙のサイズおよび向きが表示される。見開
きキー157は、前述した見開き複写を指示するための
キーである。
【0023】図3は、複写機において選択された各種パ
ラメータを格納するメモリ(後述)の内容を示す。すな
わち、現時点において、図2の各種キーにより選択され
ている用紙サイズS、用紙向きD、変倍率M、見開き複
写のON/OFF(有無)、および後述する原稿載置位
置を示すX座標およびY座標を格納する。
【0024】図4に、本発明による複写機の原稿載置位
置案内手段の一例による原稿台の外観を示す。これは、
原稿を原稿台の左辺中央に合わせる型の機種に対応する
ものであり、A3〜A5およびB4〜B5の各原稿サイ
ズについて、その原稿載置位置を案内するための発光ダ
イオード(LED)42を原稿台の上辺および左辺に配
置してある。図で、白丸で示すLEDは点灯状態にあ
り、黒丸で示すLEDは消灯状態にある。図4の例は、
A4縦置きの記録用紙を選択したときのA4原稿の載置
位置を示している。A3およびB4サイズについては、
原稿台11の大きさの制限上、横置きのみであるが、他
のサイズについては横置きと縦置きの場合がある。この
例では、これらの各原稿サイズの許容される載置位置に
原稿を置いたときの原稿の右端を示す位置と、原稿の左
端の上下隅を示す位置にLEDが配置されている。
【0025】図5は、図4と同じLED群を有するもの
において、A4横置きの記録用紙を選択したときのA4
用紙の載置位置を所定のLEDの点灯状態を示してい
る。
【0026】図6は、常に原稿の左上隅を原稿台の左上
隅に合わせる型の機種に対応するものであり、LED5
1〜58および61〜66を有する。左上隅のLED5
1,61は常時点灯するLEDである。ただし、LED
51,61は無くても他の点灯LEDから原稿載置位置
が推定できるので、これらは削除してもよい。常に原稿
の左下隅を原稿台の左下隅に合わせる型の機種について
は、図6の原稿台の左辺のLEDの配置が上下反転し上
辺のLED群が下辺へ移動する以外、図6と同様であ
る。
【0027】なお、図4〜図6の例は、変倍率が100
%、すなわち等倍の場合に対応するものである。任意の
変倍率使用時には、記録用紙サイズとの変倍率との関係
で原稿が規格サイズに一致しない場合があり、このよう
な場合はいずれのLEDの点灯も行わない。
【0028】図7は、原稿台11の上辺および左辺に、
多数のLED71を連続的に直線アレイ状に配置したも
のであり、任意の変倍率に対処することができる。本例
では、原稿台上辺に420個、左辺に297個のLED
を配置している。両LEDアレイの点灯制御では、図4
〜図6のように、原稿の端または隅に対応するLEDの
みを点灯する構成と、原稿の上辺および左辺に対応する
範囲のLED群をすべて(または1個ないし数個置き
に)点灯させる構成が考えられる。原稿載置位置の認識
のしやすさでは、後者の構成の方が勝る。図7では、B
5の原稿を縦置きする場合のLED点灯状態を示してい
る。
【0029】図7の構成によって、ある変倍率を設定し
たときその時点で選択されている記録用紙サイズ(およ
び向き)に応じて、対応する原稿の位置(サイズおよび
向きを含む)が視覚的に明瞭に認識される。この機能
は、目的の変倍率が分かっているときの原稿載置位置を
認識するのに有効であるだけでなく、あるサイズの原稿
から他のサイズの記録用紙に変倍複写を行おうとしたと
きその変倍率が不明である場合にも、変倍率の設定を変
えながらLEDの点灯状態を確認することにより適切な
変倍率を見つけるのに便利である。
【0030】以上のLED群の点灯制御のための構成お
よび動作については後述する。
【0031】なお、図7のLED直線アレイに代わる別
の発光デバイスとして、直線状の液晶表示デバイスを用
いてもよい。
【0032】図8に、本発明による複写機の電気的処理
を行うハードウエア構成を示す。CPU81は、ROM
82に格納された制御プログラムを実行することによ
り、複写機全体を制御する。RAM83は、図3の各種
パラメータの設定値を記憶したり、ワークエリアを提供
したりするために用いられる。キー群84は、図2で説
明した各種キー151〜157に対応する。インジケー
タ85は、図2のインジケータ161および158〜1
60に対応する。Xラッチ86およびYラッチ90に
は、図3のXおよびY座標が設定される。Xデコーダ・
ドライバ87およびYデコーダ・ドライバ91は、それ
ぞれ、Xラッチ86およびYラッチ90のXおよびY座
標値をデコードしてX−LED群88およびY−LED
群92を点灯制御する。X−LED群88およびY−L
ED群92は、図4〜図7の原稿台の上辺および左辺の
LED群にそれぞれ対応する。
【0033】図9は、図6に示した原稿台左上隅に原稿
を合わせる機種についての、Xデコーダ・ドライバ87
およびYデコーダ・ドライバ91の機能を説明するため
のテーブル90を示す。これは、図8のROM82に予
め格納しておくことができる。あるいは、このテーブル
に相当する情報はプログラムの中に組みこんでもよい。
規格サイズの原稿については、前述のように、載置原稿
の端部または隅部の取りうるX座標およびY座標は有限
個であり、図の例では8つのケースを示している。ケー
ス1〜8は、記録用紙のサイズ91および向き92の異
なる組合せに対応している。向き92の「V」は縦置
き、「H」は横置きを示している。これらの各ケースに
対して、変倍率100%のときの原稿の端部のX(横位
置)座標93およびY(縦位置)座標が固定的に定ま
る。ここで、X1〜X7は、それぞれ図6の上辺のLE
D52〜58に対応し、Y1〜Y5は、それぞれ図6の
左辺のLED62〜66に対応している。左上隅のLE
D51および61は常時点灯(あるいはLED自体削
除)であり制御の対象となっていないので、図9のテー
ブルには掲載されていない。なお、本例では、原稿台の
座標は、左上隅を原点として、X(右)方向に0〜42
0、Y(下)方向に0〜297の範囲内にある。例え
ば、図6に示したA4サイズ原稿縦置きの場合は、図9
のケース5に相当し、その場合のX座標はX3すなわち
値210であり、Y座標はY5すなわち値297であ
る。
【0034】原稿を原稿台左下隅に合わせる型の機種の
場合には、原点を左下にとり、図9のY軸の向きを逆転
すればよい。
【0035】図4および図5に示したように、原稿を原
稿台左辺中央に合わせる型の機種の場合にも、特に図示
はしないが、図9に示したと同様に、原稿のサイズと向
きの異なる組合せごとに、XおよびY座標が定まる。但
し、この場合、原稿台左辺のLEDの個数が10個にな
り、かつそのうち原稿左上角および左下角の2点が点灯
制御の対象となる点が図6および図9の場合と異なる。
【0036】また、図7に示した連続的なLEDアレイ
を用いる場合には、原稿の角に対応する位置のLEDの
みを点灯するのではなく、好ましくは、原稿の辺に対応
するLED群の点灯を行う。そのために、原稿台の原点
から図9の該当XおよびY座標までのLED群を点灯さ
せる。図4および図5のように原稿を原稿台左辺中央に
合わせる場合には、前述した原稿左上角および左下角の
2点の間のすべてのLED群を点灯させる。なお、LE
D群を点灯させる際、1個ないし数個置きにLED群を
点灯するようにしても問題はない。
【0037】図10は、図8のXデコーダ・ドライバ8
7およびYデコーダ・ドライバ91の構成の説明図であ
る。同図(a)は、原稿を原稿台の左上隅または左下隅
に合わせる型の機種に対応するものであり、それぞれ図
8に示したXデコーダ・ドライバ87とYデコーダ・ド
ライバ91として、入力Xが図9に示したX座標値X1
〜X7のいずれかに一致したとき対応する出力端X1〜
X7のいずれかにオン出力を発生するXデコーダ・ドラ
イバ871と、入力YがY座標値Y1〜Y5のいずれか
に一致したとき対応する出力端Y1〜Y5のいずれかに
オン出力を発生するYデコーダ・ドライバ911とを示
している。デコーダ・ドライバのオン出力により対応す
るLEDが点灯する。原稿を原稿台の左辺中央に合わせ
る型の機種の場合には、図示しないが、LEDの個数の
変更に伴い、デコーダ・ドライバの出力端数(10個)
が図10(a)とは異なる。また、その場合のYデコー
ダ・ドライバへの入力は原稿左上隅および左下隅の2つ
となる。よって、Yデコーダ・ドライバとしてはY軸の
上半分と下半分で個別に動作する2つのデコーダ・ドラ
イバを用いることが好ましい。
【0038】図10(b)は、図7に示した連続LED
アレイに対応したものであり、図8のXデコーダ・ドラ
イバ87とYデコーダ・ドライバ91として、入力Xが
X座標値X1〜X420のいずれかに一致したとき対応
する出力端X1〜X420のX1から当該X座標までの
すべてにオン出力を発生するXデコーダ・ドライバ87
2と、入力YがY座標値Y1〜Y297のいずれかに一
致したとき対応する出力端Y1〜Y297のY1から当
該Y座標までのすべてにオン出力を発生するYデコーダ
・ドライバ912とを示している。原稿を原稿台左辺中
央に合わせる場合には、詳述しないが前述のとおり、出
力端のオン出力となるLED群は、中央を中心とした位
置にずれる。
【0039】上述した各デコーダ・ドライバの具体的な
構成は特に示さないが、当業者であれば組合せ論理回
路、PLD(Programmable Logic Device)等を用いて
容易に実現できるものである。
【0040】図11に、CPU81により実行されるL
ED点灯制御のフローチャートを示す。この処理は、よ
り複雑な処理の例として、任意の変倍率に対応できる図
7の連続的LEDアレイを用いた場合の例を挙げる。さ
らに、前述した見開き複写機能にも対応している。
【0041】まず、選択された記録用紙のサイズ(S)
および向き(D)をチェックする(111,112)。
これは、図3に示すようにメモリ(RAM)に記憶され
たパラメータ群を参照することにより行える。そこで、
変倍率100%の場合、すなわち記録用紙サイズと原稿
サイズとが等しい場合の当該機種の原稿載置位置に関す
るX座標およびY座標を、サイズ変数Sおよび向き変数
Dに基づいて求める(113)。これは、図9のテーブ
ル90を参照することにより求められる。
【0042】次に、変倍(100%以外)か等倍(10
0%)かを図3のパラメータ参照により調べる(11
4)。変倍であれば、ステップ113で求められたX座
標およびY座標の値X,YをそれぞれMで割って、10
0倍し、その結果の整数部を新たな値X,Yとする(1
15)。これは、その変倍率における記録用紙に対する
原稿の大きさを算出するステップである。例えばB5サ
イズをA4サイズへ変更する場合の変倍率は115%で
あり、原稿サイズは、縦横とも記録用紙の100/11
5倍となる。整数部をとるのは、小数点を切り捨てて特
定のLEDに対応させるためである。誤差は、1LED
分だけなので、切り捨てる代わりに切り上げまたは四捨
五入を行ってもよい。等倍の場合には、ステップ114
から、ステップ115を迂回してステップ116へ進
む。
【0043】次に、図3のパラメータ参照により、見開
き複写機能が設定されているか否かをチェックする(1
16)。設定されていれば、値Xを2倍して新たな値X
とする(117)。これは、見開き原稿の横幅が通常原
稿の2倍になることに対応している。見開き複写機能が
設定されていない場合は、このステップ117を迂回す
る。
【0044】最後に、このようにして求められた値X,
Yに基づいて、対応するLEDを点灯させる(11
8)。これは、図8において、Xラッチ86およびYラ
ッチ90にそれぞれ値X,Yをセットすることにより行
われる。
【0045】勿論、変倍機能が存在しない機種において
はステップ114および115が不要であ留。同様に、
見開き複写機能が存在しない機種については、ステップ
116および117は不要である。
【0046】また、図4〜図6に示したようなLEDを
分散配置する場合には、ステップ118において、得ら
れたX値およびY値に該当するLEDが存在しない場合
がありうるが、そのような場合、1つでも該当するLE
Dが存在しないときには、いずれのLEDもオンしない
ようにする。
【0047】なお、複写機が指定枚数の複写を開始して
から終了するまでの期間(指定枚数複写動作期間)は、
LED点灯は不要なのでその期間は消灯するようにして
もよい。特に、そのための具体的なハードウエアは示さ
ないが、当該期間中、すべてのLEDの電源供給を遮断
すればよい。これは、省電力にもつながる。代わりに、
複写機内部から原稿を光でスキャンしている期間のみ消
灯するようにしてもよい。
【0048】次に、図14および図15により本発明に
よる複写機の別の実施の形態を説明する。
【0049】図14は、光学的パネルとして液晶パネル
を用いた原稿台140である。液晶パネルは、画素単位
に電気的に光を透過/遮断する光スイッチとして用いう
ることが知られており、本実施の形態ではこのような液
晶パネルを用いてユーザに原稿の載置位置を示すもので
ある。図の例は、原稿を原稿台左辺中央に合わせて載置
する機種に相当するものであり、A4サイズの原稿を横
置きした場合の液晶パネルの状態を示している。すなわ
ち、原稿台140の内側の図面上白く示された領域14
1が透明(光透過)領域であり、実際には複写機内部の
機構が原稿台140を通して見える。図面上網掛けで示
された外側の領域は光遮断領域142であり、内部から
の光は遮断されるためこの領域では複写機内部は見えな
い。
【0050】この実施の形態によれば、先の形態と同
様、記録用紙のサイズおよび向き(さらには変倍率およ
び見開き複写の有無)に応じて、原稿載置位置を案内す
ることができる。この場合、原稿を載置すべき領域が2
次元的に提示されるので、ユーザには原稿載置位置が極
めて容易にかつ的確に認識できる。
【0051】なお、図14の実施の形態において、内部
からの光によるスキャン時にも領域142を光遮断状態
にしておくとその領域で光が吸収されるため、丁度、複
写機のカバーを閉めないで複写したときと同様に記録用
紙の縁が黒くなったりするおそれがある。これを防止す
るために、スキャン期間または指定枚数複写動作期間
は、原稿台140全面を光透過状態とするようにしても
よい。このような期間は、詳述しないが、複写機が電気
的に制御されているため、複写機において容易に認識す
ることができる。
【0052】図15は、図14に対応するハードウエア
構成を示すブロック図である。図8のデコーダ・ドライ
バ87,91およびLEDアレイ88,92に代えて、
液晶パネルドライバ150および液晶パネル原稿台14
0を用いている以外は、図8と同様の構成である。本実
施の形態において、液晶パネル140は、例えば、変更
軸が直交関係にある2枚の偏光板の間にTN型液晶材料
を封入した型のもの、あるいはTFT型の液晶パネルを
利用することができる。液晶パネルドライバ150は、
通常の液晶ディスプレイを制御するためのものを用いる
ことができる。但し、変化のあるイメージを表示するも
のではないので、液晶パネル140およびドライバ15
0は、必ずしも高速のものである必要はない。
【0053】さらに、図示しないが、図14の原稿台の
光り遮断領域142を機械的な構造で実現することも可
能である。機械的遮蔽手段として、不透明のフィルム部
材、例えば、少なくとも裏面が白色の可撓性の樹脂フィ
ルムあるいは布等のフィルム状スクリーンを上辺、下辺
および右辺から図示しないスライドガイドを介して、そ
れぞれ上下方向および左右方向に出し入れ可能に構成し
ておき、上記XおよびY座標に応じて原稿台内部方向へ
の各スクリーンの突出位置を可変制御するものである。
上下辺からのスクリーンと右辺からのスクリーンは突出
したとき一部重なり合うので、スライドガイドはその分
だけ鉛直方向に相互にずらす必要がある。スクリーンの
機械的制御のための機構は特に示さないが、当業者には
容易に実現できよう。例えば、占有容積削減のために、
スクリーンの退行時にはスクリーンを巻き取るような構
成を採用してもよい。
【0054】この機械的構造の場合、液晶パネルの場合
と異なり、スキャン期間等に、スクリーンを原稿台面か
ら排除する必要はない。
【0055】なお、図14は原稿台の左辺中央に原稿を
合わせる型の機種についての例を示したが、原稿台左上
隅または左下隅に合わせる型の機種の場合にも容易に適
用できる。そのような機種においてフィルム状スクリー
ンを用いる場合には、下辺または上辺の一方のスクリー
ンは削除できる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、複写機の操作に不慣れ
なユーザであっても、原稿の載置位置を容易に認識する
ことができる。その結果、誤操作に伴う資源および手間
の無駄を低減することが可能となる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複写機の外観を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した複写機の操作部の具体例を示す説
明図である。
【図3】図1に示した複写機の各種設定パラメータの説
明図である。
【図4】本発明による複写機の原稿台の一例のLED点
灯状態を示す説明図である。
【図5】図4に示した原稿台の別のLED点灯状態を示
す説明図である。
【図6】本発明による複写機の原稿台の他の例のLED
点灯状態を示す説明図である。
【図7】本発明による複写機の原稿台のさらに他の例の
LED点灯状態を示す説明図である。
【図8】図4〜図7の原稿台のLED制御を行うための
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図9】図8のXラッチおよびYラッチに設定すべきX
座標およびY座標を求めるためのテーブルを示す説明図
である。
【図10】図8のXおよびYデコーダドライバの構成の
説明図である。
【図11】図7の原稿台のLED制御の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図12】複写機の原稿台上への原稿の置き方の説明図
である。
【図13】従来の複写機の原稿台の説明図である。
【図14】本発明による複写機の他の実施の形態の説明
図である。
【図15】図14の複写機のためのハードウエア構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10…複写機、11…原稿台、12…カバー、13…テ
ンキー、14…スタートボタン、15…操作部、16〜
18…記録用紙カセット、42,51〜58,61〜6
6,71…LED、140…液晶パネルを用いた原稿
台、141…光透過領域、142…光遮断領域。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録用紙サイズのうちの1つを選択
    しうる複写機において、 選択された記録用紙のサイズに応じて、複写対象の原稿
    を載置すべき原稿台上の位置をユーザに対して視覚的に
    案内する原稿載置位置案内手段を有することを特徴とす
    る複写機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複写機において、前記原稿
    載置位置案内手段は、前記選択された記録用紙のサイズ
    のみならずその向きにも応じて、前記原稿の載置位置を
    案内することを特徴とする複写機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の複写機において、
    前記原稿載置位置案内手段は、前記原稿台の少なくとも
    直交する2辺に沿って配置された発光デバイスを含み、
    載置すべき原稿の少なくとも端部に対応する原稿台上の
    位置に対応して当該発光デバイスの発光が行われること
    を特徴とする複写機。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の複写機において、
    前記原稿載置位置案内手段は、画素単位に光を透過/遮
    断しうる光学的パネルにより構成された原稿台を有し、
    該光学的パネルの原稿を載置すべき領域を光透過状態と
    すると共に、それ以外の領域を光遮断状態とすることを
    特徴とする複写機。
  5. 【請求項5】請求項4記載の複写機において、前記原稿
    載置位置案内手段は、複写機が原稿をスキャンしている
    期間または指定枚数分の複写動作を実行している期間、
    前記光学的パネルの全面を光透過状態とすることを特徴
    とする複写機。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の複写機において、
    前記原稿載置位置案内手段は、原稿を載置すべき領域以
    外の領域を、原稿台の裏面において、不透明のフィルム
    状部材で遮蔽する機械的遮蔽手段を有することを特徴と
    する複写機。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の複写機に
    おいて、該複写機は変倍(拡大および縮小)機能を有
    し、その変倍率を適用したとき前記選択された記録用紙
    サイズに一致する原稿サイズを求め、該求められた原稿
    サイズに応じて前記原稿を載置すべき位置の決定する手
    段を有することを特徴とする複写機。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の複写機に
    おいて、該複写機は見開き原稿の左右の頁を一度の操作
    で2枚の記録用紙に別個に複写する見開き複写機能を有
    し、該見開き複写機能の設定時に、非設定時の原稿の横
    幅の2倍の横幅を有する原稿サイズを求め、該求められ
    た原稿サイズに応じて前記原稿を載置すべき位置を決定
    する手段を有することを特徴とする複写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11770486B2 (en) 2021-06-11 2023-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Storage medium, information processing apparatus, and control method of information processing apparatus

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