JPH09119545A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JPH09119545A
JPH09119545A JP27457895A JP27457895A JPH09119545A JP H09119545 A JPH09119545 A JP H09119545A JP 27457895 A JP27457895 A JP 27457895A JP 27457895 A JP27457895 A JP 27457895A JP H09119545 A JPH09119545 A JP H09119545A
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valve
path forming
coil
bobbin
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Akira Fujimoto
明 藤本
Tsutomu Kurita
勉 栗田
Takeshi Taniguchi
猛 谷口
Takaomi Shirase
隆臣 白勢
Naotoshi Tamai
尚利 玉井
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイド筒を有する弁ハウジングに弁構成部品が
配設される弁作動ユニットが基体に取付けられ、ボビン
に巻回されたコイルを囲繞する磁路形成枠でガイド筒の
先端部およびハウジング主体間が磁気的に結合される電
磁弁装置において、磁路形成枠による確実な磁路形成を
可能とし、しかもコイル、ボビンおよび磁路形成枠の各
弁作動ユニットへの組付を容易とする。 【解決手段】コイル42が巻回されたボビン41が合成
樹脂製のモールド部43に埋封されて成るコイルユニッ
ト13が基体11に取付けられ、ガイド筒15O,15
C の先端部を嵌合せしめる嵌合孔48を一端に有すると
ともにハウジング主体16O ,16C に他端を当接させ
得る磁路形成枠14が、モールド部43のコイル対応部
43aにそれぞれ装着され、各ボビン41の中心孔41
aに各ガイド筒15O ,15C が緩通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体に嵌合、固定
されるハウジング主体にガイド筒の基端が連設されて成
る弁ハウジングに固定コア、可動コア、弁体および戻し
ばね等の弁構成部品が配設される複数の弁作動ユニット
と、各ガイド筒を挿通させる中心孔を有する複数のボビ
ンと、各ボビンにそれぞれ巻回される複数のコイルと、
各コイルを囲繞してガイド筒の先端部およびハウジング
主体間を磁気的に結合する複数の磁路形成枠とを備える
電磁弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる電磁弁装置は、たとえば特
開平7−47938号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
コイルがそれぞれ巻回される複数のボビンおよび複数の
磁路形成枠が、基体に装着される複数の弁作動ユニット
に共通なユニットとして組立られており、基体に各弁作
動ユニットが装着された状態で前記ユニットを基体に取
付けるようにして組付作業の簡略化を図っている。しか
るに、基体に装着された複数の弁作動ユニットと、前記
ユニットにおける各ボビンおよび磁路形成枠との間には
相対位置公差が在り、上記公報のように磁路形成枠が各
ボビンに対して一定の位置に位置決めされているもので
は、各ボビンに弁作動ユニットのガイド筒を円滑に挿入
することが前記相対位置公差によって困難となる場合が
ある。また前記相対公差を吸収するようにボビンの中心
孔内径をガイド筒の外径に対して大きく設定した場合に
は磁路形成枠とガイド筒との間に比較的大きな間隙が生
じて磁路形成枠による磁路の形成が困難となる場合があ
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、磁路形成枠による確実な磁路形成を可能とし
つつ、コイルが巻回された各ボビンおよび磁路形成枠の
各弁作動ユニットへの組付を容易とした電磁弁装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、基体に嵌合、固定されるハ
ウジング主体にガイド筒の基端が連設されて成る弁ハウ
ジングに固定コア、可動コア、弁体および戻しばね等の
弁構成部品が配設される複数の弁作動ユニットと、各ガ
イド筒を挿通させる中心孔を有する複数のボビンと、各
ボビンにそれぞれ巻回される複数のコイルと、各コイル
を囲繞してガイド筒の先端部およびハウジング主体間を
磁気的に結合する複数の磁路形成枠とを備える電磁弁装
置において、コイルがそれぞれ巻回された複数のボビン
が合成樹脂から成るモールド部に埋封されて成るコイル
ユニットが基体に取付けられ、各ボビンならびにそれら
のボビンに巻回される複数のコイルを個別に被覆してモ
ールド部に形成された円筒状のコイル対応部に、ガイド
筒の先端部を嵌合せしめる嵌合孔を一端に有するととも
にハウジング主体に他端を当接させ得る磁路形成枠がそ
れぞれ遊動可能に装着され、各ボビンの中心孔に各ガイ
ド筒が緩通されることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、モールド部の各コイル対応
部および各磁路形成枠間には、各磁路形成枠をその他端
が各ハウジング主体に当接する方向に付勢するばねがそ
れぞれ設けられることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図5は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は電磁弁装置の縦断面図であって図2
の1−1線に沿う断面図、図2は蓋を省略した状態での
図1の2矢視平面図、図3は常閉型電磁弁における可動
コアの固定コア側端面を示す横断面図、図4は可動コア
およびマグネットキラーの斜視図、図5は磁路形成枠の
斜視図である。
【0009】先ず図1および図2において、この電磁弁
装置は、たとえば四輪車両のアンチロックブレーキ制御
用のものであり、各車輪ブレーキに個別に対応した4つ
の常開型電磁弁VO …および4つの常閉型電磁弁VC
が金属製の共通の基体11に配設されて成る。
【0010】常開型電磁弁VO は、弁作動ユニット12
O と、各常開型電磁弁VO …および各常閉型電磁弁VC
…に共通なコイルユニット13と、コイルユニット13
に装着される磁路形成枠14とで構成される。
【0011】弁作動ユニット12O は、先端部を閉じた
有底円筒状に形成されるガイド筒15O の基端がハウジ
ング主体16O に連設されて成る弁ハウジング17O
備えるものであり、ガイド筒15O の基端部内に固定配
置される固定コア18O 、固定コア18O に対向してガ
イド筒15O 内に収納される可動コア19O 、弁ハウジ
ング17O に固設された弁座部材20O への着座を可能
として可動コア19Oに連動、連結される弁体21O
ならびに可動コア19O を固定コア18O から離反させ
る方向すなわち弁体21O を弁座部材20O から離反さ
せる方向に付勢する戻しばね22O 等の弁構成部品が弁
ハウジング17O に配設される。
【0012】ハウジング主体16O は、磁性金属により
段付きの円筒状に形成されるものであり、その一端には
円筒状に形成される固定コア18O が一体にかつ同軸に
連設される。ガイド筒15O は、非磁性材たとえばステ
ンレス鋼により先端を半球状の閉塞端とした薄肉の有底
円筒状に形成されるものであり、ガイド筒15O の基端
が、その基端部内に固定コア18O を嵌入せしめるよう
にして、たとえば溶接によりハウジング主体16O に結
合される。
【0013】基体11には、その一面11aに開口する
段付きの嵌合孔23O がハウジング主体16O を嵌合可
能として穿設されており、嵌合孔23O の開口端寄り内
面にはハウジング主体16O に係合して該ハウジング主
体16O の嵌合孔23O からの離脱を阻止する止め輪2
O が嵌着される。しかもハウジング主体16O の嵌合
孔23O への嵌合、固定状態でガイド筒15O は基体1
1の一面11aから突出される。またハウジング主体1
O の外面の軸方向に間隔をあけた2個所には環状のシ
ール部材25O ,26O が装着されており、それらのシ
ール部材25O,26O 間で基体11およびハウジング
主体16O 間には環状室27O が形成される。
【0014】ハウジング主体16O には円筒状の弁座部
材20O が圧入、固着される。またハウジング主体16
O には非磁性材料製の弁軸28が摺動可能に嵌合されて
おり、該弁軸28の一端は、固定コア18O に対向して
ガイド筒15O 内に摺動可能に嵌合される可動コア19
O の一端に当接され、前記弁座部材20O に着座可能な
球状の弁体21O が弁軸28の他端に固着される。しか
も弁軸28の他端および弁座部材20O 間に形成される
弁室29O には、弁軸28すなわち弁体21Oを弁座部
材20O から離反する方向に付勢する戻しばね22O
収納される。而して可動コア19O に固定コア18O
への磁気吸引力が作用していない状態で、該可動コア1
O は戻しばね22O のばね力によりガイド筒15O
先端閉塞部で受けられるまで後退した位置に在る。
【0015】ハウジング主体16O には、図示しないマ
スタシリンダに連なって基体11に設けられたブレーキ
圧路30と、弁座部材20O との間に介在するようにし
てフィルタ31が装着される。また環状室27O に臨む
部分でハウジング主体16Oの外周にはフィルタ32O
が装着されており、該フィルタ32O を介して弁室29
O を環状室27O に通じさせるための通路33O がハウ
ジング主体16O に設けられる。さらにハウジング主体
16O の弁座部材20O およびフィルタ31間には、ブ
レーキ圧路30の圧力が環状室27O よりも低下したと
きに開弁して環状室27O の作動液をブレーキ圧路30
側に還流させるチェック弁34が配設される。
【0016】常閉型電磁弁VC は、弁作動ユニット12
C と、コイルユニット13と、コイルユニット13に装
着される磁路形成枠14とで構成される。
【0017】弁作動ユニット12C は、先端部を閉じた
ガイド筒15C の基端がハウジング主体16C に連設さ
れて成る弁ハウジング17C を備えるものであり、ガイ
ド筒15C の先端部に固設される固定コア18C 、固定
コア18C に対向してガイド筒15C およびハウジング
主体16C 内に収納される可動コア19C 、弁ハウジン
グ17C に固設された弁座部材20C への着座を可能と
して可動コア19C に固着される弁体21C 、ならびに
可動コア19C を固定コア18C から離反させる方向す
なわち弁体21C を弁座部材20C に着座させる方向に
付勢する戻しばね22C 等の弁構成部品が弁ハウジング
17C に配設される。
【0018】ハウジング主体16C は、磁性金属により
段付きの円筒状に形成され、その一端には円筒状の連結
筒部35が一体にかつ同軸に連設される。ガイド筒15
C は、非磁性材たとえばステンレス鋼から成る円筒状の
スリーブ36の一端に固定コア18C が固着されること
により先端を半球状の閉塞端とした薄肉の円筒状に形成
されるものであり、該ガイド筒15C の基端が、その基
端部内に連結筒部35を嵌入せしめるようにして、たと
えば溶接によりハウジング主体16C に結合される。
【0019】基体11には、その一面11aに開口する
段付きの嵌合孔23C がハウジング主体16C を嵌合可
能として穿設されており、嵌合孔23C の開口端寄り内
面にはハウジング主体16C に係合して該ハウジング主
体16C の嵌合孔23C からの離脱を阻止する止め輪2
C が嵌着される。しかもハウジング主体16C の嵌合
孔23C への嵌合、固定状態でガイド筒15C は基体1
1の一面11aから突出される。またハウジング主体1
C の外面の軸方向に間隔をあけた2個所には環状のシ
ール部材25C ,26C が装着されており、それらのシ
ール部材25C,26C 間で基体11およびハウジング
主体16C 間には環状室27C が形成される。
【0020】ハウジング主体16C には円筒状の弁座部
材20C が圧入、固着される。またガイド筒15C にお
けるスリーブ36およびハウジング主体16C には固定
コア18C に一端を対向せしめる可動コア19C が摺動
可能に嵌合され、前記弁座部材20C に着座可能な球状
の弁体21C が可動コア19C の他端に固着される。し
かも可動コア19C の一端および固定コア18C 間に
は、可動コア19C すなわち弁体21C を固定コア18
C から離反せしめて弁座部材20C に近接させる方向に
付勢する戻しばね22C が収納される。而して可動コア
19C に固定コア18C 側への磁気吸引力が作用してい
ない状態では、弁体21C は弁座部材20 C に着座した
位置に在る。
【0021】ところで、固定コア18C 側に可動コア1
C を磁気吸引させたときに可動コア19C を固定コア
18C に直接接触させると、磁気吸引力を解除したとき
に残留磁気により可動コア19C の固定コア18C から
の離反動作が遅れることを回避するために、固定コア1
C および可動コア19C 間には、図3および図4で示
す非磁性材料製のマグネットキラー37が介装される。
また固定コア18C および可動コア19C 間、ならびに
可動コア19C および弁座部材20C 間の弁室29C
作動液が閉じ込められて可動コア19C の円滑な作動が
阻害されることを回避するために、可動コア19C の外
面にはその軸方向両端間にわたって1あるいは複数の流
通溝38…が設けられる。
【0022】前記マグネットキラー37は、たとえば周
方向に沿って一定の幅D1 を有する薄板のリング状に形
成される。一方、各流通溝38…の深さD2 は、前記マ
グネットキラー37の幅D1 よりも大きく設定される。
かかる構成によると、ガイド筒15C 内で該ガイド筒1
C の軸線に直交する平面でのマグネットキラー37の
可動コア19C に対する相対変位が生じても、マグネッ
トキラー37により各流通溝38…の少なくとも1つが
閉塞されてしまうことはなく、可動コア19Cの一端で
各流通溝38…の全てがその一部を常時開口した状態と
なる。
【0023】再び図1において、環状室27C に臨む部
分でハウジング主体16C の外周にはフィルタ32C
装着されており、該フィルタ32C を介して弁室29C
を環状室27C に通じさせるための通路33C がハウジ
ング主体16C に設けられる。また基体11には、図示
しない車輪ブレーキに接続されるブレーキ圧路39が、
相互に隣接する環状室27O ,27C に連なって設けら
れるとともに、図示しないリザーバに接続される解放路
40が常閉型電磁弁VC の弁座部材20C に連なって設
けられる。
【0024】コイルユニット13は、弁作動ユニット1
O …,12C …のガイド筒15O…,15C …を緩通
させる中心孔41aを有する複数のボビン41…が、そ
れらのボビン41…にコイル42がそれぞれ巻回された
状態で合成樹脂から成るモールド部43に埋封されて成
るものである。このモールド部43は、基体11の一面
11aに締着されるとともに蓋55が着脱可能に取付け
られる四角形状の枠体44と一体のものであり、各ボビ
ン41および各ボビン41に巻回されるコイル42を個
別に被覆して円筒状に形成される複数のコイル対応部4
3a…を有する。またモールド部43には、各常開型電
磁弁VO …の配列位置ならびに各常閉型電磁弁VC …の
配列位置間に位置するようにして合成樹脂から成る導体
支持部材45が埋封されており、該導体支持部材45に
設けられた導体46…が各コイル42…に接続される。
しかも導体支持部材45には、モールド部43への埋封
状態で枠体44から外方に突出するカプラ47が一体に
設けられる。
【0025】図5を併せて参照して、磁路形成枠14
は、コイル対応部43aの一端から突出されるガイド筒
15O ,15C のいずれかの先端部を嵌合せしめる嵌合
孔48を有してコイル対応部43aの一端に対向する矩
形状の磁路板49と、固定コア18O および連結筒部3
5のいずれかを挿入せしめる挿通孔50を中央部に有す
るとともにコイル対応部43aの他端に対向する皿状の
当接部51を閉塞端とした有底円筒状の磁路筒52とが
結合されて成るものである。
【0026】有底円筒状である磁路筒52の開口端側に
は、その一直径線上に位置する一対の連結腕部53,5
3が一体に連設されており、磁路板49の両端に該連結
腕部53,53の先端が当接される。しかも連結腕部5
3,53の先端部両側に設けられた一対のかしめ部53
a,53a…が、各連結腕部53,53の先端に当接し
た状態に在る磁路板49の両端部にかしめ係合され、こ
れにより磁路板49および磁路筒52が相互に結合され
て磁路形成枠14が構成されることになる。
【0027】この磁路枠14は、コイル対応部43aを
挿入させた磁路筒52と、コイル対応部43aの一端に
対向させた磁路板49とを相互に結合させることにより
コイルユニット13に装着されるのであるが、コイル対
応部43aに対して磁路枠14を遊動させることを可能
として磁路板49および当接部51間の距離ならびに磁
路筒52の内径が設定されており、磁路枠14はコイル
対応部43aに対する遊動を可能としてコイルユニット
13に装着されることになる。
【0028】かかる磁路枠14において、磁路板49に
設けられている嵌合孔48の直径はガイド筒15O ,1
C のいずれかを嵌合したときに嵌合孔48の内面がガ
イド筒15O ,15C の外面に接触する程度に設定され
るのに対し、当接部51に設けられている挿通孔50の
直径は、ガイド筒15O ,15C を緩通させ得る程度に
設定される。
【0029】また各コイル対応部43a…の他端と各磁
路形成枠14…における当接部51との間には、該当接
部51をハウジング主体16O ,16C のいずれかに当
接させる方向の弾発力を発揮するばね54…が縮設され
る。
【0030】次にこの実施例の作用について説明する
と、ガイド筒15O ,15C の先端部およびハウジング
主体16O ,16C 間をそれぞれ磁気的に結合する複数
の磁路形成枠14は、コイル42がそれぞれ巻回された
複数のボビン41…が埋封される合成樹脂製のモールド
部43に、各ボビン41およびコイル42を個別に被覆
して該モールド部43に形成された円筒状のコイル対応
部43aに対する遊動を可能として装着されるものであ
り、また各ボビン41の中心孔41aにはガイド筒15
O ,15C が緩通されるものである。したがって基体1
1に装着された複数の弁作動ユニット12O …,12C
…と、基体11に締着される枠体44と一体であるコイ
ルユニット13における各コイル対応部43a…との相
対位置公差を磁路形成枠14…の遊動により吸収して、
各ボビン41…の中心孔41a…にガイド筒15O …,
15C …を円滑に挿通せしめ、各ガイド筒15O …,1
C…を磁路形成枠14…の嵌合孔48…に嵌合せしめ
ることができ、コイルユニット13の基体11への装着
作業を容易とすることができる。
【0031】しかも各コイル対応部43a…および各磁
路形成枠14…間には、各磁路形成枠14の当接部51
…が各ハウジング主体16O …,16C …に当接する方
向に付勢するばね54…がそれぞれ設けられているの
で、コイル対応部43aに対して磁路形成枠14が遊動
可能であってもコイルユニット13の基体11への装着
時には当接部51…をハウジング主体16O …,16C
…に確実に当接せしめ、ハウジング主体16O …,16
C …および磁路形成枠14…の磁気的結合を確実とする
ことができる。
【0032】また常閉型電磁弁VC …において、固定コ
ア18C および可動コア19C 間に介装されるマグネッ
トキラー37は、可動コア19C の外面に設けられた流
通溝38…の深さD2 よりも小さな幅D1 を有する薄板
のリング状に形成されるものであるので、流通溝38…
のいずれもが該マグネットキラー37で閉塞されること
を防止しつつ固定コア18C および可動コア19C の直
接接触を防止する構造を単純化することが可能となる。
【0033】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、コイルがそれぞれ巻回された複数のボビンが合成樹
脂から成るモールド部に埋封されて成るコイルユニット
が基体に取付けられ、各ボビンならびにそれらのボビン
に巻回される複数のコイルを個別に被覆してモールド部
に形成された円筒状のコイル対応部に、ガイド筒の先端
部を嵌合せしめる嵌合孔を一端に有するとともにハウジ
ング主体に他端を当接させ得る磁路形成枠がそれぞれ遊
動可能に装着され、各ボビンの中心孔に各ガイド筒が緩
通されるので、基体に装着された複数の弁作動ユニット
と、基体に取付けられるコイルユニットにおける各コイ
ル対応部との相対位置公差を磁路形成枠の遊動により吸
収して、各ボビンの中心孔へのガイド筒の円滑な挿通、
ならびに磁路形成枠の嵌合孔へのガイド筒の嵌合を容易
としてコイルユニットの基体への取付作業を容易とする
とともに磁路形成枠による確実な磁路形成を達成するこ
とができる。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、モールド部の各コイ
ル対応部および各磁路形成枠間には、各磁路形成枠をそ
の他端が各ハウジング主体に当接する方向に付勢するば
ねがそれぞれ設けられるので、磁路形成枠をハウジング
主体に確実に当接せしめ、磁路形成枠による磁路形成を
より確実とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁弁装置の縦断面図であって図2の1−1線
に沿う断面図である。
【図2】蓋を省略した状態での図1の2矢視平面図であ
る。
【図3】常閉型電磁弁における可動コアの固定コア側端
面を示す横断面図である。
【図4】可動コアおよびマグネットキラーの斜視図であ
る。
【図5】磁路形成枠の斜視図である。
【符号の説明】
11・・・基体 12O ,12c ・・・弁作動ユニット 13・・・コイルユニット 14・・・磁路形成枠 15O ,15C ・・・ガイド筒 16o ,16c ・・・ハウジング主体 17O ,17C ・・・弁ハウジング 18O ,18C ・・・固定コア 19O ,19C ・・・可動コア 21O ,21C ・・・弁体 22O ,22C ・・・戻しばね 41・・・ボビン 41a・・・中心孔 42・・・コイル 43・・・モールド部 43a・・・コイル対応部 48・・・嵌合孔 54・・・ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 勉 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地株式会社本田ロック内 (72)発明者 谷口 猛 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地株式会社本田ロック内 (72)発明者 白勢 隆臣 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内 (72)発明者 玉井 尚利 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(11)に嵌合、固定されるハウジ
    ング主体(16O ,16C )にガイド筒(15O ,15
    C )の基端が連設されて成る弁ハウジング(17O ,1
    C )に固定コア(18O ,18C )、可動コア(19
    O ,19C )、弁体(21O ,21C )および戻しばね
    (22O ,22C )等の弁構成部品が配設される複数の
    弁作動ユニット(12O ,12C )と、各ガイド筒(1
    O ,15C )を挿通させる中心孔(41a)を有する
    複数のボビン(41)と、各ボビン(41)にそれぞれ
    巻回される複数のコイル(42)と、各コイル(42)
    を囲繞してガイド筒(15O ,15C )の先端部および
    ハウジング主体(16O,16C )間を磁気的に結合す
    る複数の磁路形成枠(14)とを備える電磁弁装置にお
    いて、コイル(42)がそれぞれ巻回された複数のボビ
    ン(41)が合成樹脂から成るモールド部(43)に埋
    封されて成るコイルユニット(13)が基体(11)に
    取付けられ、各ボビン(41)ならびにそれらのボビン
    (41)に巻回される複数のコイル(42)を個別に被
    覆してモールド部(43)に形成された円筒状のコイル
    対応部(43a)に、ガイド筒(15O ,15C )の先
    端部を嵌合せしめる嵌合孔(48)を一端に有するとと
    もにハウジング主体(16O,16C )に他端を当接さ
    せ得る磁路形成枠(14)がそれぞれ遊動可能に装着さ
    れ、各ボビン(41)の中心孔(41a)に各ガイド筒
    (15O ,15C )が緩通されることを特徴とする電磁
    弁装置。
  2. 【請求項2】 モールド部(43)の各コイル対応部
    (43a)および各磁路形成枠(14)間には、各磁路
    形成枠(14)をその他端が各ハウジング主体(1
    O ,16C )に当接する方向に付勢するばね(54)
    がそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1記載の
    電磁弁装置。
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KR101032976B1 (ko) * 2009-03-26 2011-05-11 (주)모토닉 솔레노이드 밸브

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