JP3592385B2 - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3592385B2
JP3592385B2 JP28788694A JP28788694A JP3592385B2 JP 3592385 B2 JP3592385 B2 JP 3592385B2 JP 28788694 A JP28788694 A JP 28788694A JP 28788694 A JP28788694 A JP 28788694A JP 3592385 B2 JP3592385 B2 JP 3592385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
coil assembly
base
guide tube
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28788694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08145224A (ja
Inventor
隆臣 白勢
尚利 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP28788694A priority Critical patent/JP3592385B2/ja
Publication of JPH08145224A publication Critical patent/JPH08145224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3592385B2 publication Critical patent/JP3592385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、先端を閉塞した円筒状のガイド筒を有するハウジングと、ガイド筒内の一端側に固定される固定コアと、固定コアに対向してガイド筒内に収納される可動コアと、該可動コアの固定コアに対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング内に配設される弁機構とをそれぞれ備える複数の弁作動ユニットと;前記ガイド筒を突出させて各ハウジングをそれぞれ嵌合、固定させる複数の嵌合凹部を備える基体と;各ガイド筒の基体からの突出部を囲繞するボビンにそれぞれ巻装される複数のコイルと;ガイド筒の軸線に沿う前記ボビンの両側でハウジングに磁気的に結合される複数のヨークと;を含む電磁弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる電磁弁装置は、たとえば実開平5−32887号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来のものでは、コイル組立体とヨークとから成る電磁ユニットを弁作動ユニット毎にユニット化しておき、基体に嵌合、固定させた弁作動ユニットのガイド筒を嵌入させた電磁ユニットが、基体と、ガイド筒に装着された止め輪との間に挟持される構成となっており、基体に複数の弁作動ユニットが配設される場合には、各弁作動ユニット毎に電磁ユニットの組付け作業を行なう必要があり、組立および分解作業が面倒である。しかも基体および止め輪間に電磁ユニットを挟持する構成では、ガイド筒の軸線に沿う電磁ユニットの多少のがたつきは避けられず、ヨークおよび基体間に間隙が生じることにより、効率のよい磁気回路の形成が困難である。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、弁作動ユニットが複数である場合の組立および分解を容易とするとともに、効率のよい磁気回路の形成を可能とした電磁弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するために、請求項1記載の発明は、先端を閉塞した円筒状のガイド筒を有するハウジングと、ガイド筒内の一端側に固定される固定コアと、固定コアに対向してガイド筒内に収納される可動コアと、該可動コアの固定コアに対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング内に配設される弁機構とをそれぞれ備える複数の弁作動ユニットと;前記ガイド筒を突出させて各ハウジングをそれぞれ嵌合、固定させる複数の嵌合凹部を備える基体と;各ガイド筒の基体からの突出部を囲繞するボビンにそれぞれ巻装される複数のコイルと;ガイド筒の軸線に沿う前記ボビンの両側でハウジングに磁気的に結合される複数のヨークと;を含む電磁弁装置において、複数のボビンと各ボビンに巻装された複数のコイルとが合成樹脂からなるモールド部に埋封されて成るコイル組立体が基体に結合され、そのコイル組立体は、各コイルに対応した複数の円筒部と、それら円筒部間を連結する連結部とを有しており、各ヨークは、コイル組立体の各円筒部を同軸に囲繞する円筒状の外筒部と、その外筒部の一端から半径方向内方に張り出した連結板部 と、その連結板部の内縁に連なり各ガイド筒が嵌合される円筒状の内筒部とを有して、ガイド筒の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体にそれぞれ装着され、外筒部の他端には、コイル組立体における円筒部および連結部間の連結部を逃げる切欠き部が設けられ、コイル組立体を覆って基体に結合されるカバーと各ヨークとの間に、ヨークを基体側に付勢してハウジングあるいは該ハウジングと磁気的な結合状態にある磁路形成部材に該ヨークの外筒部他端を密着させるばねが設けられることを特徴とする。
【0006】
また請求項2記載の発明は、先端を閉塞した円筒状のガイド筒を有するハウジングと、ガイド筒内の一端側に固定される固定コアと、固定コアに対向してガイド筒内に収納される可動コアと、該可動コアの固定コアに対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング内に配設される弁機構とをそれぞれ備える複数の弁作動ユニットと;前記ガイド筒を突出させて各ハウジングをそれぞれ嵌合、固定させる複数の嵌合凹部を備える基体と;各ガイド筒の基体からの突出部を囲繞するボビンにそれぞれ巻装される複数のコイルと;ガイド筒の軸線に沿う前記ボビンの両側でハウジングに磁気的に結合される複数のヨークと;を含む電磁弁装置において、複数のボビンと各ボビンに巻装された複数のコイルとが合成樹脂から成るモールド部に埋封されて成るコイル組立体が基体に結合され、各ヨークは、ガイド筒が嵌合する嵌合孔を有しコイル組立体の一端に対向する第1平板部と、同じくガイド筒が嵌合する嵌合孔を有しコイル組立体の他端に対向する第2平板部と、その第1および第2平板部間を結ぶ連結板部とを備えて縦断面略コ字形に形成されていて、ガイド筒の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体にそれぞれ装着され、コイル組立体の一端と各ヨークの第1平板部との間には、ヨークを基体側に付勢してハウジングあるいは該ハウジングと磁気的な結合状態に在る磁路形成部材に密着させるばねが設けられることを特徴とする。
【0007】
【作 用】
上記請求項1記載の発明の構成によれば、複数のボビンおよび複数のコイルがユニット化されて成るコイル組立体が基体に結合され、該コイル組立体にヨークが装着されることにより、各弁作動ユニット毎にボビンおよびコイルを組付ける作業が不要であり、しかも複数のヨークと、コイル組立体を覆うカバーとの間に設けられるばねによって各ヨークは、ハウジングに直接、あるいはハウジングと磁気的に結合された磁路形成部材に密着せしめられるものであり、ヨークの安定的な固定ならびに効率的な磁気回路の形成が可能となる。
【0008】
また上記請求項2記載の発明の構成によれば、複数のボビンおよび複数のコイルがユニット化されて成るコイル組立体が基体に結合され、該コイル組立体にヨークが装着されることにより、各弁作動ユニット毎にボビンおよびコイルを組付ける作業が不要であり、しかも複数のヨークと、コイル組立体との間に設けられるばねによって各ヨークは、ハウジングに直接、あるいはハウジングと磁気的に結合された磁路形成部材に密着せしめられるものであり、ヨークの安定的な固定ならびに効率的な磁気回路の形成が可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
【0010】
図1ないし図3は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は電磁弁装置の一部切欠き平面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はヨークの斜視図である。
【0011】
先ず図1において、この電磁弁装置は、たとえば四輪車両のアンチロックブレーキ制御装置用として用いられるものであり、ブロック状に形成される金属製の基体11に、各車輪ブレーキに対応する4つの常開型電磁弁VO1,VO1…が並列して配設されるとともに、それらの常開型電磁弁VO1,VO1…と対をなす4つの常閉型電磁弁VC1,VC1…が常開型電磁弁VO1,VO1…の配列方向と平行な方向に並列して配設される。しかも基体11には、合成樹脂によりたとえば矩形の函状に形成されるカバー12が、各常開型電磁弁VO1,VO1…および各常閉型電磁弁VC1,VC1…を覆うようにして、複数たとえば4つのボルト13,13…により締着される。
【0012】
図2を併せて参照して、常開型電磁弁VO1は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14O1を備え、該弁作動ユニット14O1は、先端を閉塞した円筒状のガイド筒15O を有するハウジング16O1と、ガイド筒15O 内の一端側に固定される固定コア17O と、固定コア17O に対向してガイド筒15O 内に収納される可動コア18O と、該可動コア18O の固定コア17O に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング16O1内に配設される弁機構19O とを備える。
【0013】
ハウジング16O1は、磁性金属により段付き円筒状に形成されるハウジング主体20O と、磁性金属により形成されてハウジング主体20O にかしめ結合されるリング体211 と、非磁性材料により薄肉の有底円筒状に形成されるガイド筒15O とを備え、ガイド筒15O の開口端は、ハウジング主体20O とリング体211 との間に液密に挟持される。 ガイド筒15O の開口端部には半径方向外方に張出した鍔部15aが一体に設けられる。リング体211 はガイド筒15O の開口端側を同軸に囲繞するリング状に形成され、ハウジング主体20O にかしめ結合される薄肉円筒部21aがリング体211 に同軸に設けられる。固定コア17O は、円筒状にしてハウジング主体20O に同軸にかつ一体に連設されるものであり、ガイド筒15O の鍔部15aをリング体211 およびハウジング主体20O 間に挟持するようにして薄肉円筒部21aがハウジング主体20O にかしめ結合されたときに、固定コア17O は、ガイド筒15O の開口端側に嵌入せしめられる。またリング体211 およびガイド筒15O 間には環状のシール部材22が介装される。
【0014】
ガイド筒15O 内に摺動自在に嵌合された可動コア18O と固定コア17O との間には弁室23O が形成され、弁機構19O は、該弁室23O 内に配設される。而して弁機構19O は、テーパ状の弁座24を有して固定コア17O の弁室23O に臨む端部中央に固着された弁座部材25と、弁座24への着座を可能として可動コア18O の弁室23O に臨む端部中央に固着される弁体26とで構成され、弁室23O 内で固定コア17O および可動コア18O 間には、可動コア18O を固定コア17O から離反させる方向、すなわち弁体26を弁座24から離反させる方向のばね力を発揮する戻しばね27が縮設される。
【0015】
弁座部材25は、弁座24の中央部に開口する弁孔28を有するものであり、固定コア17O およびハウジング主体20O には、該弁孔28に同軸に通じる通路29O が設けられ、ハウジング主体20O の固定コア17O とは反対側の端部には、通路29O の開口端に臨むフィルタ30O が装着される。またリング体211 の薄肉円筒部21aとハウジング主体20O との間には環状路31O が形成されており、該環状路31O および弁室23O 間を連通する連通路32O が固定コア17O およびハウジング主体20O に設けられる。さらにフィルタ30O および連通路32O 間でハウジング主体20O にはチェック弁33が配設される。
【0016】
基体11には、その一面11aに開口する嵌合凹部34O がハウジング16O1の外面形状に対応した段付きの有底穴として設けられており、弁作動ユニット14O1のハウジング16O1は、そのガイド筒15O を基体11の一面11aから突出させるようにして嵌合凹部34O に嵌合、固定される。すなわち嵌合凹部34O に嵌合されるハウジング16O1と嵌合凹部34O の底部との間にはウェーブワッシャ35O が介装され、嵌合凹部34O の開口端寄り内面にはリング体211 に係合する止め輪36が嵌着される。この際、止め輪36は、リング体211 の外端部に設けられたテーパ面の外縁部に係合されており、このテーパ面は止め輪36の外れ止め機能を果たす。而して止め輪36にリング体211 を係合させることにより、弁作動ユニット14O1は、そのリング体211 の外端面を基体11の一面11aよりも内方側に位置させた状態で、基体11に固定されることになる。
【0017】
またリング体211 の外周には嵌合凹部34O の内面に弾発接触する環状のシール部材38が装着されるとともに嵌合凹部34O の内面との間に介装される環状のフィルタ39が装着され、ハウジング主体20O の外面には嵌合凹部34O の内面に弾発接触する環状のシール部材40O が装着される。またリング体211 の外面と嵌合凹部34O の内面との間には環状室41O が形成されており、この環状室41O は、フィルタ39、ならびにリング体211 における薄肉円筒部21aに穿設された複数の連通孔42…を介して環状路31O に連通される。
【0018】
常閉型電磁弁VC1は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14C1を備え、該弁作動ユニット14C1は、先端を閉塞した円筒状のガイド筒15C を有するハウジング16C1と、ガイド筒15C 内の一端側に固定される固定コア17C と、固定コア17C に対向してガイド筒15C 内に収納される可動コア18C と、該可動コア18C の固定コア17C に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング16C1内に配設される弁機構19C とを備える。
【0019】
ハウジング16C1は、段付き円筒状に形成されるハウジング主体20C と、磁性金属により形成されてハウジング主体20C にかしめ結合されるリング体211 と、非磁性材料により薄肉の有底円筒状に形成されるガイド筒15C とを備え、リング体211 の薄肉円筒部21aがハウジング主体20C にかしめ結合されたときに、ガイド筒15C の開口端部に設けられた鍔部15aがリング体211 およびハウジング主体20C 間に液密に挟持される。
【0020】
またガイド筒15C 内の先端側には固定コア17C が嵌入されており、ガイド筒15C をかしめて固定コア17C に係合することにより固定コア17C がガイド筒15C 内で固定される。
【0021】
可動コア18C は、固定コア17C に対向してガイド筒15C 内に摺動自在に嵌合され、ハウジング主体20C および可動コア18C 間には弁室23C が形成され、弁機構19C は該弁室23C 内に配設される。すなわち弁機構19C は、テーパ状の弁座24を有してハウジング主体20C の弁室23C に臨む端部中央に固着された弁座部材25と、弁座24への着座を可能として可動コア18C の弁室23C に臨む端部中央に固着される弁体26とで構成され、固定コア17C および可動コア18C 間には、可動コア18C を固定コア17C から離反させる方向、すなわち弁体26を弁座24に着座させる方向のばね力を発揮する戻しばね27が縮設される。また可動コア18C には作動液の流通を許容する複数の流通路43…が軸方向全長にわたって設けられる。
【0022】
ハウジング主体20C には、弁座部材25の弁孔28に同軸に通じる通路29C が設けられ、ハウジング主体20C の可動コア18C とは反対側の端部には、通路29C の開口端に臨むフィルタ30C が装着される。またリング体211 の薄肉円筒部21aとハウジング主体20C との間には環状路31C が形成されており、該環状路31C および弁室23C 間を連通する複数の連通路32C …がハウジング主体20C に設けられる。
【0023】
基体11には、その一面11aに開口する嵌合凹部34C がハウジング16C1の外面形状に対応した段付きの有底穴として設けられており、弁作動ユニット14C1のハウジング16C1は、嵌合凹部34C の底部との間にウェーブワッシャ35C を介装した状態で嵌合凹部34C に嵌合され、嵌合凹部34C の開口端寄り内面にはリング体211 に係合する止め輪36が嵌着される。これによりハウジング16C1は、ガイド筒15C を基体11の一面11aから突出させるようにして嵌合凹部34C に嵌合、固定される。
【0024】
而してハウジング主体20C の外面には嵌合凹部34C の内面に弾発接触する環状のシール部材40C が装着される。またハウジング主体20C およびリング体211 の外面と、嵌合凹部34C の内面との間には環状室41C が形成されており、この環状室41C は、リング体211 に装着されたフィルタ39、ならびに該リング体211 の薄肉円筒部21aに設けられた複数の連通孔42…を介して環状路31C に連通される。
【0025】
相互に隣接して基体11に配置される弁作動ユニット14O1,14O1…および弁作動ユニット14C1,14C1…と基体11との間に形成される環状室41O ,41C 間は、基体11に設けられた連通路43…を介して相互に連通され、各連通路43…は、図示しない車輪ブレーキに通路44…を介して連通される。また嵌合凹部34O に同軸に連なる通路45…が基体11に設けられ、該通路45…は図示しないマスタシリンダに連通される。さらに嵌合凹部34C に同軸に連なる通路46…が基体11に設けられ、該通路46…は図示しないリザーバに連通される。
【0026】
ところで、各弁作動ユニット14O1…,14C1…は、ガイド筒15O …,15C …を基体11の一面11aから突出させた状態で基体11に固定的に配設されるが、各ガイド筒15O …,15C …の基体11からの突出部をそれぞれ嵌入させるようにして、基体11の一面11aにコイル組立体51が締着される。
【0027】
このコイル組立体51は、各ガイド筒15O …,15C …の基体11からの突出部分を個別に囲繞する合成樹脂製のボビン48…と、それらのボビン48…にそれぞれ巻装される複数のコイル49…とが、合成樹脂から成るモールド部50に埋封されて成るものである。
【0028】
コイル組立体51は、ガイド筒15O …,15C …を嵌入させる嵌入孔52をそれぞれ有する複数の円筒部51a,51a…と、弁作動ユニット14O1,14O1…の配列位置および弁作動ユニット14C1,14C1…の配列位置間で長く延びて各円筒部51a,51a…に連設される連結部51bと、相互に隣接する一対の円筒部51a,51aに連なって外方側に延設される4つの結合腕部51c,51c…とを備え、各結合腕部51c,51c…の先端部がボルト53,53…により基体11の一面11aに締着される。而して各嵌入孔52の内径は、コイル組立体51を基体11に締着したときに、各ガイド筒15O …,15C …を確実に嵌入させるために、ガイド筒15O …,15C …の外径に対して余裕を持った値に設定される。
【0029】
連結部51b内には、各コイル49…に連なる導体(図示せず)が配設されるものであり、連結部51bの一端には前記各導体に連なる端子を臨ませたカプラ51dが一体に設けられる。
【0030】
各ガイド筒15C …,15O …の軸線に沿う各ボビン48…の両側でハウジング16O1…,16C1…に磁気的に結合される複数のヨーク54…が、各ガイド筒15O …,15C …の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体51に装着される。
【0031】
図3を併せて参照して、ヨーク54は、コイル組立体51における各円筒部51aを同軸に囲繞する円筒状の外筒部54aと、該円筒部54aの一端から半径方向内方に張り出した連結板部54bと、該連結板部54bの内縁に連なる円筒状の内筒部54cとを有して、磁性金属により形成されるものであり、内筒部54c内には、ガイド筒15O あるいは15C が嵌合される。而してガイド筒15O あるいは15C をその外面が内筒部54cの内面に接触するように内筒部54cに確実に嵌合せしめるために、外筒部54bの内径は、コイル組立体51における各円筒部51aの外径に対して余裕を持った値に設定される。
【0032】
ところで、ヨーク54における外筒部54aの他端は、図2で示すように、ハウジング16O1,16C1におけるリング体211 に磁気的に結合せしめられた磁路形成部材55に密着せしめられるものである。すなわちリング体211 には、リング板状の磁路形成部材55が当接されており、該磁路形成部材55に前記外筒部54aの他端が密着せしめられる。而してヨーク54を磁路形成部材55に確実に密着せしめるために、ヨーク54の軸方向長さは、コイル組立体51における円筒部51aの軸方向長さよりも余裕を持って大きく設定される。
【0033】
さらに外筒部54aの他端には、コイル組立体51における円筒部51aおよび連結部51b間の連結部を配置するための切欠き部56、ならびに円筒部51aから外方に延設される結合腕部51cを配置するための切欠き部57が設けられる。
【0034】
カバー12は、コイル組立体51を覆って基体11に結合されるものであり、このカバー12の側壁には、コイル組立体51のカプラ51dを臨ませる開口部58が設けられる。
【0035】
カバー12と、各ヨーク54…との間には、各ヨーク54…を基体11側に付勢して磁路形成部材55…を介してハウジング16O1…,16C1…との確実な磁気的結合を果たさせるためのばね59が設けられる。
【0036】
このばね59は、板ばねであり、各弁作動ユニット14O1…の配列位置ならびに各弁作動ユニット14C1…の配列位置間でそれらの配列方向に沿って長く延びる平板状の基部59aと、各ヨーク54…側に向けて延びるようにして基部59aに連設される複数の腕部59b,59b…とから成るものであり、基部59aがカバー12の所定位置に位置決め、係止され、各腕部59b,59b…の先端部は、各ヨーク54…における連結板部54b…に弾発的に当接せしめられる。すなわち、基部59aには、その長手方向中央部に位置する円形の嵌合孔60と、該嵌合孔60の両側にそれぞれ位置して略H字状に形成される一対の係合孔61,61とが設けられ、カバー12には、嵌合孔60に嵌合せしめられるピン状の突部62と、両係合孔61,61にそれぞれ弾発係合される一対の係止突部63,63とが突設される。
【0037】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、各常開型電磁弁VO1,VO1…では、コイル49の励磁により、固定コア17O からガイド筒15O 、磁路形成部材55、ヨーク54、ガイド筒15O および可動コア18O を経て固定コア17O に至る磁束が生じ、可動コア18O が固定コア17O 側に吸引されることにより弁体26が弁座24に着座して弁孔28を閉じることになる。また各常閉型電磁弁VC1,VC1…では、コイル49の励磁により、固定コア17C から、ガイド筒15C 、ヨーク54、磁路形成部材55、ガイド筒15C および可動コア18C を経て固定コア17C に至る磁束が生じ、可動コア18C が固定コア17C 側に吸引されることにより、弁体26が弁座20から離反して弁孔28を開くことになる。
【0038】
このような電磁弁装置において、弁作動ユニット14C1…,14O1…は、それらのガイド筒15C …,15O …を基体11から突出させて基体11に嵌合、固定され、各ガイド筒15C …,15O …の基体11からの突出部をそれぞれ囲繞する複数のボビン48…と、それらのボビン48…にそれぞれ巻装される複数のコイル49…とは、コイル組立体51としてユニット化され、該コイル組立体51が基体11に締結される。しかもガイド筒15O …,15C …の軸方向に沿うボビン48…の両側でハウジング16O1…,16C1…に磁気的に結合される複数のヨーク54がコイル組立体51に装着されるので、各弁作動ユニット毎にボビン、コイルおよびヨークから成るユニットの固定作業を行なっていた従来のものと比べると組付けおよび分解作業が極めて容易となる。
【0039】
また各ヨーク54…は、ハウジング16O1…,16C1…に磁気的に結合された状態に在る磁路形成部材55…にばね59によって密着せしめられるものであり、ハウジング16O1,16C1との磁気的結合を安定的に維持して効率のよい磁気回路の形成が可能となる。 しかもばね59は、板ばねであってカバー12に位置決め、係止されるものであるので、カバー12の基体11への固定作業を行なうだけでばね59がカバー12および各ヨーク54…間に配置されることになり、組付けおよび分解作業がより容易となる。
【0040】
図4ないし図7は参考例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0041】
この電磁弁装置は、金属製の基体11に、4つの常開型電磁弁VO2…と、4つの常閉型電磁弁VC2…とが並列方向を相互に平行として並設されて成る。而して常開型電磁弁VO2は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14O2を備え、また常閉型電磁弁VC2は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14C2を備える。
【0042】
常開型電磁弁VO2の弁作動ユニット14O2は、ガイド筒15O を有するハウジング16O2と、ガイド筒15O 内の一端側に固定される固定コア17O と、固定コア17O に対向してガイド筒15O 内に収納される可動コア18O と、該可動コア18O の固定コア17O に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング16O1内に配設される弁機構19O とを備える。
【0043】
ハウジング16O2は、磁性金属により段付き円筒状に形成されるハウジング主体20O と、ハウジング主体20O にかしめ結合されるリング体212 と、ガイド筒15O とを備え、ガイド筒15O の開口端がハウジング主体20O とリング体212 との間に液密に挟持される。
【0044】
このハウジング16O2は、そのガイド筒15O を基体11の一面11aから突出させるようにして基体11の嵌合凹部34O に嵌合される。而してハウジング16O2の嵌合凹部34O への嵌合状態で、リング体212 の外端は基体11の一面11aよりも外方位置に在る。
【0045】
常閉型電磁弁VC2の弁作動ユニット14C2は、ガイド筒15C を有するハウジング16C2と、ガイド筒15C 内の一端側に固定される固定コア17C と、固定コア17C に対向してガイド筒15C 内に収納される可動コア18C と、該可動コア18C の固定コア17C に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング16C2内に配設される弁機構19C とを備える。
【0046】
ハウジング16C2は、ハウジング主体20C と、ハウジング主体20C にかしめ結合されるリング体212 と、ガイド筒15C とを備え、ガイド筒15C の開口端部がリング体212 およびハウジング主体20C 間に液密に挟持される。
【0047】
このハウジング16C2は、そのガイド筒15C を基体11の一面11aから突出させるようにして基体11の嵌合凹部34C に嵌合され、その嵌合状態でリング体212 の外端は基体11の一面11aよりも外方位置に在る。
【0048】
基体11の一面11aにはコイル組立体65が締着される。このコイル組立体65は、各ガイド筒15O …,15C …の基体11からの突出部分を個別に囲繞する合成樹脂製のボビン48…と、それらのボビン48…にそれぞれ巻装される複数のコイル49…とが、合成樹脂から成るモールド部66に埋封されて成るものである。
【0049】
コイル組立体65は、ガイド筒15O …,15C …を嵌入させる複数の嵌入孔67…を有して矩形のブロック状に構成されるものである。而して該コイル組立体65におけるモールド部66の下部には、その両側部に一対ずつの取付け脚部66a,66a…と、幅方向中央部で長手方向に延びる支持脚部66bとが設けられており、取付け脚部66a,66a…および支持脚部66bを基体11の一面11aに当接させた状態で、基体11の一面11aおよびコイル組立体65間には支持脚部66bの両側に空隙73,73が形成される。而してコイル組立65は、各取付け脚部66a,66a…をボルト68…により基体11の一面11aに締着させることにより基体11に結合されることになる。
【0050】
ところで、コイル組立体65における各嵌入孔67…の内径は、コイル組立体65を基体11に締着したときに、各ガイド筒15O …,15C …を確実に嵌入させるために、ガイド筒15O …,15C …の外径に対して余裕を持った値に設定される。またコイル組立体65には、カバー12の開口部58に臨ませるカプラ65aが一体に設けられており、各コイル49…に連なる導体69(図5参照)に連なる端子がカプラ65a内に配設される。
【0051】
このコイル組立体65には、各ガイド筒15C …,15O …の軸線に沿う各ボビン48…の両側でハウジング16O2…,16C2…に磁気的に結合される複数のヨーク70…が、各ガイド筒15O …,15C …の軸方向に沿う移動を可能として装着される。
【0052】
図7に注目して、ヨーク70は、ハウジング16O2,16C2のリング体212 およびコイル組立体65の一端間で空隙73に配置される第1平板部70aと、コイル組立体65の他端に対向する第2平板部70bと、第1および第2平板部70a,70b間を結ぶ連結板部70cとを有して、磁性金属により縦断面略「コ」字形に形成される。而して第1および第2平板部70a,70bには、ガイド筒15O ,15C をその外面に接触して嵌合せしめる嵌合孔71,72が設けられる。而して嵌合孔71,72へのガイド筒15O ,15C の嵌合を確実なものとするために、第1および第2平板部70a,70bにおける嵌合孔71,72の周縁から連結板部70cまでの距離は、コイル組立体65における嵌入孔67の周縁からコイル組立体65の外側面までの距離よりも余裕を持って大きく設定され、コイル組立体65へのヨーク70の確実な装着を可能とするために、第1および第2平板部70a,70b間の距離は嵌入孔67が設けられている部分でのコイル組立体65の厚さよりも余裕を持って大きく設定される。
【0053】
基体11に締結されるカバー12と、上記各ヨーク70…の間には、全てのヨーク70…に共通なばね59が設けられており、このばね59のばね力により、各ヨーク70…の第1平板部70aがハウジング16O2…,16C2…のリング体212 …に確実に密着せしめられるとともに、ハウジング16O2…,16C2…が基体11に固定されることになる。 この参考例によれば、各ガイド筒15C …,15O …の基体11からの突出部をそれぞれ囲繞する複数のボビン48…と、それらのボビン48…にそれぞれ巻装される複数のコイル49…とがユニット化されたコイル組立体65が基体11に締結され、複数のヨーク70…がコイル組立体65に装着されるので、第1実施例と同様に、組付けおよび分解作業を容易とすることができ、またヨーク70のリング体212 への確実な密着による効率的な磁気回路の形成が可能となる。しかも各弁作動ユニット16O2…,16C2…基体11に固定する作業も不要であるので、組付けおよび分解作業がより容易となる。
【0054】
図8および図9は本発明の第実施例を示すものであり、上記第1実施例および参考例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0055】
この電磁弁装置は、金属製の基体11に、4つの常開型電磁弁VO3…と、4つの常閉型電磁弁VC3…とが並列方向を相互に平行として並設されて成る。而して常開型電磁弁VO3は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14O2を備え、また常閉型電磁弁VC3は、基体11に固定的に配設される弁作動ユニット14C2を備える。
【0056】
基体11の一面11aにはコイル組立体65が締着され、該コイル組立体65には複数のヨーク70…が、各ガイド筒15O …,15C …の軸方向に沿う移動を可能として装着される。
【0057】
しかもコイル組立体65と、各ヨーク70…の第1平板部70a…との間には、ばね74…が個別に介在せしめられる。このばね74…は、図示のように、ウェーブワッシャであってもよく、またコイルばねや板ばねであってもよい。
【0058】
この第実施例によれば、各ばね74…のばね力により、各ヨーク70…の第1平板部70aがハウジング16O2…,16C2…のリング体212 …に確実に接触せしめられるとともに、ハウジング16O2…,16C2…が基体11に固定されることにな
【0059】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0060】
たとえば、磁性金属で形成した基体にハウジングを磁気的に結合させておき、磁路形成部材としての基体にヨークを密着させるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、複数のボビンと各ボビンに巻装された複数のコイルとが合成樹脂から成るモールド部に埋封されて成るコイル組立体が基体に結合され、そのコイル組立体は、各コイルに対応した複数の円筒部と、それら円筒部間を連結する連結部とを有しており、各ヨークは、コイル組立体の各円筒部を同軸に囲繞する円筒状の外筒部と、その外筒部の一端から半径方向内方に張り出した連結板部と、その連結板部の内縁に連なり各ガイド筒が嵌合される円筒状の内筒部とを有して、ガイド筒の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体にそれぞれ装着され、外筒部の他端には、コイル組立体における円筒部および連結部間の連結部を逃げる切欠き部が設けられ、コイル組立体を覆って基体に結合されるカバーと各ヨークとの間に、ヨークを基体側に付勢してハウジングあるいは該ハウジングと磁気的な結合状態にある磁路形成部材に該ヨークの外筒部他端を密着させるばねが設けられるので、組付けおよび分解作業を容易とすることができ、またヨークのハウジングあるいは磁路形成部材への確実な密着によるヨークの安定的な固定ならびに効率的な磁気回路の形成が可能となる。
【0062】
また請求項2記載の発明によれば、複数のボビンと各ボビンに巻装された複数のコイルとが合成樹脂から成るモールド部に埋封されて成るコイル組立体が基体に結合され、各ヨークは、ガイド筒が嵌合する嵌合孔を有しコイル組立体の一端に対向する第1平板部と、同じくガイド筒が嵌合する嵌合孔を有しコイル組立体の他端に対向する第2平板部と、その第1および第2平板部間を結ぶ連結板部とを備えて縦断面略コ字形に形成されていて、ガイド筒の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体にそれぞれ装着され、コイル組立体の一端と各ヨークの第1平板部との間には、ヨークを基体側に付勢してハウジングあるいは該ハウジングと磁気的な結合状態に在る磁路形成部材に密着させるばねが設けられるので、組付けおよび分解作業を容易とすることができ、またヨークのハウジングあるいは磁路形成部材への確実な密着によるヨークの安定的な固定ならびに効率的な磁気回路の形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電磁弁装置の一部切欠き平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】ヨークの斜視図である。
【図4】参考例の電磁弁装置の横断平面図である。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】図4の6−6線拡大断面図である。
【図7】ヨークの斜視図である。
【図8】第実施例の電磁弁装置の横断平面図である。
【図9】図8の9−9線拡大断面図である。
【符号の説明】
11・・・基体
12・・・カバー
14C1,14C2,14O1,14O2・・・弁作動ユニット
15C ,15O ・・・ガイド筒
16C1,16C2,16O1,16O2・・・ハウジング
17C ,17O ・・・固定コア
18C ,18O ・・・可動コア
19C ,19O ・・・弁機構
34C ,34O ・・・嵌合凹部
48・・・ボビン
49・・・コイル
50,66・・・モールド部
51,65・・・コイル組立体
54,70・・・ヨーク
55・・・磁路形成部材
59,74・・・ばね

Claims (2)

  1. 先端を閉塞した円筒状のガイド筒(15C ,15O )を有するハウジング(16C1,16O1)と、ガイド筒(15C ,15O )内の一端側に固定される固定コア(17C ,17O )と、固定コア(17C ,17O )に対向してガイド筒(15C ,15O )内に収納される可動コア(18C ,18O )と、該可動コア(18C ,18O )の固定コア(17C ,17O )に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング(16C1,16O1)内に配設される弁機構(19C ,19O )とをそれぞれ備える複数の弁作動ユニット(14C1,14O1)と;
    前記ガイド筒(15C ,15O )を突出させて各ハウジング(16C1,16O1)をそれぞれ嵌合、固定させる複数の嵌合凹部(34C ,34O )を備える基体(11)と;
    各ガイド筒(15C ,15O )の基体(11)からの突出部を囲繞するボビン(48)にそれぞれ巻装される複数のコイル(49)と;
    ガイド筒(15C ,15O )の軸線に沿う前記ボビン(48)の両側でハウジング(16C1,16O1)に磁気的に結合される複数のヨーク(54)と;を含む電磁弁装置において、
    複数のボビン(48)と各ボビン(48)に巻装された複数のコイル(49)とが合成樹脂からなるモールド部(50)に埋封されて成るコイル組立体(51)が基体(11)に結合され、そのコイル組立体(51)は、各コイル(49)に対応した複数の円筒部(51a)と、それら円筒部(51a)間を連結する連結部(51b)とを有しており、各ヨーク(54,70)は、コイル組立体(51)の各円筒部(51a)を同軸に囲繞する円筒状の外筒部(54a)と、その外筒部(54a)の一端から半径方向内方に張り出した連結板部(54b)と、その連結板部(54b)の内縁に連なり各ガイド筒(15 C ,15 O )が嵌合される円筒状の内筒部(54c)とを有して、ガイド筒(15C ,15O )の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体(51,65)にそれぞれ装着され、外筒部(54a)の他端には、コイル組立体(51)における円筒部(51a)および連結部(51b)間の連結部を逃げる切欠き部(56)が設けられ、コイル組立体(51,65)を覆って基体(11)に結合されるカバー(12)と各ヨーク(54)との間に、ヨーク(54)を基体(11)側に付勢してハウジング(16C1,16O1)あるいは該ハウジング(16C1,16O1)と磁気的な結合状態にある磁路形成部材(55)に該ヨーク(54,70)の外筒部(54a)他端を密着させるばね(59)が設けられることを特徴とする、電磁弁装置。
  2. 先端を閉塞した円筒状のガイド筒(15C ,15O )を有するハウジング(16C2,16O2)と、ガイド筒(15C ,15O )内の一端側に固定される固定コア(17C ,17O )と、固定コア(17C ,17O )に対向してガイド筒(15C ,15O )内に収納される可動コア(18C ,18O )と、該可動コア(18C ,18O )の固定コア(17C ,17O )に対する近接・離反移動に応じた開閉作動を可能としてハウジング(16C2,16O2)内に配設される弁機構(19C ,19O )とをそれぞれ備える複数の弁作動ユニット(14C2,14O2)と;前記ガイド筒(15C ,15O )を突出させて各ハウジング(16C2,16O2)をそれぞれ嵌合、固定させる複数の嵌合凹部(34C ,34O )を備える基体(11)と;各ガイド筒(15C ,15O )の基体(11)からの突出部を囲繞するボビン(48)にそれぞれ巻装される複数のコイル(49)と;ガイド筒(15C ,15O )の軸線に沿う前記ボビン(48)の両側でハウジング(16C2,16O2)に磁気的に結合される複数のヨーク(70)と;を含む電磁弁装置において、 複数のボビン(48)と各ボビン(48)に巻装された複数のコイル(49)とが合成樹脂から成るモールド部(66)に埋封されて成るコイル組立体(65)が基体(11)に結合され、各ヨーク(70)は、ガイド筒(15 O ,15 C )が嵌合する嵌合孔(71)を有しコイル組立体(65)の一端に対向する第1平板部(70a)と、同じくガイド筒(15 O ,15 C )が嵌合する嵌合孔(72)を有しコイル組立体(65)の他端に対 向する第2平板部(70b)と、その第1および第2平板部(70a,70b)間を結ぶ連結板部(70c)とを備えて縦断面略コ字形に形成されていて、ガイド筒(15C ,15O )の軸方向に沿う移動を可能としてコイル組立体(65)にそれぞれ装着され、コイル組立体(65)の一端と各ヨーク(70)の第1平板部(70a)との間には、ヨーク(70)を基体(11)側に付勢してハウジング(16C2,16O2)あるいは該ハウジング(16C2,16O2)と磁気的な結合状態に在る磁路形成部材に密着させるばね(74)が設けられることを特徴とする、電磁弁装置。
JP28788694A 1994-11-22 1994-11-22 電磁弁装置 Expired - Fee Related JP3592385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28788694A JP3592385B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 電磁弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28788694A JP3592385B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 電磁弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08145224A JPH08145224A (ja) 1996-06-07
JP3592385B2 true JP3592385B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=17723002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28788694A Expired - Fee Related JP3592385B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 電磁弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3592385B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331656B1 (ko) * 1997-12-30 2002-05-10 밍 루 안티록 브레이크 시스템의 유압밸브 요크제조방법
JP5861433B2 (ja) * 2011-12-14 2016-02-16 株式会社アドヴィックス 液圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08145224A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4830332A (en) Solenoid valve
JP2003059715A (ja) 電磁弁用ソレノイド
JP3592385B2 (ja) 電磁弁装置
KR20040091434A (ko) 브레이크 시스템용 솔레노이드밸브
JP3082126B2 (ja) 電磁弁装置
JP3660302B2 (ja) 電気部品組立体の電気接続構造
JP3571513B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP4042963B2 (ja) 電磁装置
JPH10189331A (ja) 電磁弁ユニット
JP3290572B2 (ja) 電磁弁装置
JP3342223B2 (ja) 電磁弁装置
JPH08152076A (ja) 電磁弁装置
JPH07269734A (ja) 電磁弁装置
JP4109954B2 (ja) 三方電磁弁
JP2967382B2 (ja) 電磁弁装置
JP2587772Y2 (ja) 電磁弁装置
JPH11240435A (ja) アンチロックブレ―キ装置の電磁弁
JP2533657Y2 (ja) ソレノイド
JPH0573378U (ja) 電磁弁装置
JPH10241932A (ja) 電磁弁
JPH07260031A (ja) 電磁弁
JPH10241930A (ja) コイル組立体
JPH1038128A (ja) 電磁弁
JPH0112039Y2 (ja)
JP2559379Y2 (ja) 電磁弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees