JPH09118680A - N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体、それらの製造およびそれらの治療における応用 - Google Patents

N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体、それらの製造およびそれらの治療における応用

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JPH09118680A
JPH09118680A JP8150874A JP15087496A JPH09118680A JP H09118680 A JPH09118680 A JP H09118680A JP 8150874 A JP8150874 A JP 8150874A JP 15087496 A JP15087496 A JP 15087496A JP H09118680 A JPH09118680 A JP H09118680A
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サミール・ジュガム
Jean Jacques Koenig
ジャン・ジャック・コニ
Alistair Lochead
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Alain Nedelec
アラン・ネデルク
Yves Guminski
イブ・グミンスキ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 5−HTおよび/または5−HT受容体
が関与する障害の治療および予防に使用することができ
るN−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オク
チ−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体を提供す
る。 【解決手段】 一般式(I): [式中、Rはメトキシもしくはシクロプロピルメトキ
シ基を示し、Rは水素、塩素もしくは臭素原子を示す
か、あるいはまたRおよびRは一緒になって、式−
O−CH−O−、−O−(CH−、−O−(C
−O−もしくは−O−(CH−O−で示
される基を形成し、Rは水素原子もしくはアミノ基を
示し、またRは水素、塩素もしくは臭素原子を示す]
で示される、純粋なエナンチオマーの形またはエナンチ
オマー混合物の形での、遊離塩基型または酸付加塩型の
化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の主題は、N−[(1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]ベンズアミ
ド誘導体、それらの製造およびそれらの治療における応
用である。
【0002】本発明の化合物は、一般式(I):
【化10】 [式中、R1はメトキシもしくはシクロプロピルメトキ
シ基を示し、R2は水素、塩素もしくは臭素原子を示す
か、あるいはまたR1およびR2は一緒になって、式 −
O−CH2−O−、−O−(CH2)2−、−O−(CH2)2
−O−もしくは−O−(CH2)3−O−で示される基を形
成し、R3は水素原子もしくはアミノ基を示し、またR4
は水素、塩素もしくは臭素原子を示す]で示される。
【0003】本発明の化合物は、遊離塩基型または酸付
加塩型で存在し得る。さらに、本発明の化合物は、ジア
ゾオクタン環内に不斉炭素原子を含むことから、純粋な
エナンチオマーの形またはエナンチオマー混合物の形で
存在し得る。
【0004】最も有利な化合物は、一般に、一般式
(I)で示され、R3がアミノ基を示し、またR4が塩素
原子を示す化合物である。
【0005】好ましい化合物としては、(+)−8−アミ
ノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,
4−ベンゾジオキシン−5−カルボキシアミド、(−)−
8−アミノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキシアミ
ド、(+)−4−アミノ−5−クロロ−2−(シクロプロ
ピルメトキシ)−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクチ−2−イル)メチル]ベンズアミド、(−)−4
−アミノ−5−クロロ−2−(シクロプロピルメトキシ)
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]ベンズアミド、(−)−8−アミノ−7−
ブロモ−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オク
チ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾジオキシン−5−カルボキシアミドおよび(−)−9−
アミノ−8−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−カルボキ
シアミドを挙げることができる。
【0006】本発明により、一般式(I)で示される化
合物は、以下の反応式で説明する方法により製造するこ
とができる。
【0007】
【化11】
【0008】溶媒の不存在下、または非プロトン性溶媒
(例えば、トルエンもしくはジオキサン)中、式(II)
[式中、Phtはフタルイミド(または1,3−ジヒドロ−
1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル)基
を示す]で示される保護アミノメチルオキシランを、式
(III)[式中、Bnはベンジル基を示す]で示される保
護ピペラジンと80〜120℃の温度で反応させる。式
(IV)で示されるアルコールを得、これを、非プロトン
性溶媒(例えば、ジクロロメタン)中、トリエチルアミン
の存在下に塩化メタンスルホニルと−5〜+20℃の温
度で反応させて、式(V)で示される化合物を得た後、
これを、非プロトン性溶媒(例えば、トルエン)中、11
0℃の温度で2〜8時間加熱して、式(VI)で示される
第四級アンモニウムを得る。これをパラジウム−炭の存
在下に接触水素化により脱ベンジル化して、式(VII)
で示される化合物を得た後、これを、アルコール性溶媒
(例えば、エタノール)中、ヒドラジン水和物により還流
温度で1〜3時間脱保護する。式(VIII)で示されるア
ミンを得て、この付加塩(例えば、三塩酸塩)を製造す
る。最後に、この化合物を、非プロトン性溶媒(例え
ば、ピリジン)中、ジシクロヘキシルカルボジイミドの
存在下に一般式(IX)[式中、R1、R2、R3およびR4
は先に定義した通りである]で示される酸と室温で反応
させる。
【0009】式(II)で示される出発化合物は、トルエ
ン中、また臭化ヘキサデシルトリブチルホスホニウムの
ような相間移動剤の存在下、市販されているオキシラニ
ルメチル 4−メチルベンゼンスルホネートおよび1H
−イソインドール−1,3(2H)−ジオンのカリウム塩
から得ることができる。トシレートの立体化学構造が最
終化合物の立体化学構造を決定する:ラセミ体のトシレ
ートがラセミ体の最終化合物の製造を可能とし、また光
学的に純粋なトシレートが光学的に純粋な最終化合物の
製造を可能とする。
【0010】共に市販されている2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソラン−4−メタノールの一方または他方の
エナンチオマーからの、式(II)で示される化合物の別
の製造方法を、以下の実施例4に詳細に説明する。その
方法は、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−
メタノールのエナンチオマーのうちの一方を塩化メタン
スルホニルと反応させて、対応する(2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル メタンスルホ
ネートを得た後、これを臭化ヘキサデシルトリブチルホ
スホニウムのような相間移動剤の存在下にフタルイミド
カリウムで処理して、対応する2−[(2,2−ジメチル
−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イ
ソインドール−1,3(2H)−ジオンを得、次いで、こ
れを希塩酸で処理して、対応する2−(2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−
ジオンを得た後、これをベンズアルデヒドと反応させ
て、対応する2−[(2−フェニル−1,3−ジオキソラ
ン−4−イル)メチル]−1H−イソインドール−1,3
(2H)−ジオンを得、次いで、これをN−ブロモスクシ
ンイミドと反応させて、対応する1−ブロモメチル−2
−(1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソイ
ンドール−2−イル)エチル ベンゾエートを得て、最後
に、これをナトリウムメトキシドで処理し、光学的に純
粋な2−(オキシラニルメチル)−1H−イソインドール
−1,3(2H)−ジオンへの環化を引き起すことからな
る。
【0011】式(III)で示されるベンジルピペラジン
は市販されている。
【0012】一般式(IX)で示される酸の中には市販さ
れているものもあれば、J.Med.Chem.,(199
3),36,4121−4123および特許出願 EP
−0234872、WO−9305038並びにES−
2019042に記載されている方法により、または特
許 DE−3001328並びにDE−3643310
3に記載されている対応するエステルのケン化により製
造することができるものもある。
【0013】以下の実施例により、本発明による幾つか
の化合物の製造を詳細に説明する。元素微量分析および
IR並びにNMRスペクトルにより、得られた化合物の
構造を確認する。表題において括弧内に示す化合物の番
号は、後に記載する表中の番号に対応する。
【0014】実施例 1(化合物番号 1) (±)−4−アミノ−5−クロロ−N−[(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2−メ
トキシベンズアミド 二塩酸塩
【0015】〈1.1〉 2−[2−ヒドロキシ−3−[4
−(フェニルメチル)ピペラジン−1−イル]プロピル]−
1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン 1−(フェニルメチル)ピペラジン34.7g(0.197m
ol)を80℃まで加熱し、2−(オキシラニルメチル)−
1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン40.0g
(0.197mol)を滴加して、その混合物を100℃で5
分間加熱する。その混合物を放冷し、トルエン50mlに
取り(taken up)、ヘプタン350mlを加えて、油状物質
を得、これを冷却して結晶化する。その結晶を濾過し
て、乾燥した後、化合物71.2gを得る。 融点:94℃。
【0016】〈1.2〉 (±)−2−(1,3−ジオキソ−
1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−
1−[[4−(フェニルメチル)ピペラジン−1−イル]メ
チル]エチル メタンスルホネート ジクロロメタン350ml中の2−[2−ヒドロキシ−3
−[4−(フェニルメチル)ピペラジン−1−イル]プロピ
ル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン5
9.8g(0.158mol)の溶液を0℃まで冷却して、ト
リエチルアミン19.1g(0.189mol)、次いで、塩
化メタンスルホニル19.8g(0.173mol)を滴加す
る。1時間後、水400mlを加え、有機相を分離し、溶
媒を減圧下に蒸発させて、その残留物を、酢酸エチルお
よびヘプタンの90/10の混合物で溶離を行う、シリ
カゲルカラムでのクロマトグラフィーにより精製する。
化合物62.3gを得、この化合物を以下の工程におい
て使用する。
【0017】〈1.3〉 (±)−2−(1,3−ジオキソ−
1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メ
チル−1−(フェニルメチル)−4−アザ−1−アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタン メタンスルホネート トルエン500ml中の(±)−2−(1,3−ジオキソ−
1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−
1−[[4−(フェニルメチル)ピペラジン−1−イル]メ
チル]エチル メタンスルホネート61g(0.133mol)
の溶液を還流温度で14時間加熱し、その混合物を冷却
して、固形物質を濾過により分離し、トルエンで濯い
で、乾燥する。化合物52.9gを得、この化合物を以
下の工程において使用する。 融点:>260℃。
【0018】〈1.4〉 (±)−2−[(1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2H−イ
ソインドール−1,3(2H)−ジオン メタノール500ml中の(±)−2−(1,3−ジオキソ−
1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メ
チル−1−(フェニルメチル)−4−アザ−1−アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタン メタンスルホネート52.
6g(0.115mol)の溶液を水素化装置に入れ、10%
パラジウム−炭15gを加えて、0.1MPa下、50
℃で1時間接触水素化を行う。触媒を濾過により分離
し、メタノールで濯いで、その濾液を減圧下に蒸発させ
る。化合物21.1gを得る。 融点:156℃。
【0019】〈1.5〉 (±)−1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン−2−メタンアミン 三塩酸塩 エタノール200ml中の(±)−2−[(1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2H−イ
ソインドール−1,3(2H)−ジオン20.0g(0.07
37mol)およびヒドラジン水和物4.4g(0.0884m
ol)の混合物を還流温度で2時間30分加熱する。その
混合物を濃縮し、その残留物をクロロホルム300mlに
取り、不溶性物質を濾過により除去し、その濾液を減圧
下に蒸発させて、その残留物を、クロロホルム、メタノ
ールおよびアンモニア水の90/10/1の混合物で溶
離を行う、アルミナカラムで精製する。黄色の液状物質
9.3gを得、この液状物質を減圧下に蒸留する。この
ようにして、無色の液状物質を得る。 沸点:100Pa下、70℃。 この化合物8.25g(0.0584mol)をエタノール5
0mlに10℃で溶解し、エタノール中の4N 塩酸溶液
50mlを加えて、pH=1とし、その溶液を0℃まで冷
却して、沈殿する塩を濾過して取り除くことにより、三
塩酸塩を製造する。減圧下に乾燥した後、三塩酸塩1
4.3gを得る。融点:280℃。
【0020】〈1.6〉 (±)−4−アミノ−5−クロロ
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]−2−メトキシベンズアミド 二塩酸塩 (±)−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2
−メタンアミン 三塩酸塩1.25g(0.005mol)を、
水1.6ml中の水酸化ナトリウム0.2g(0.005mol)
の溶液に加え、ピリジン6.7ml中の4−アミノ−5−
クロロ−2−メトキシ安息香酸1.11g(0.0055m
ol)の溶液を滴加した後、2つの工程において、45分
間の時間間隔を観察し、不溶性物質を濾過により除去
し、その濾液を濃縮し、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド1.86g(0.009mol)を加えて、室温で一晩撹拌
し続ける。水15mlを加え、45分間撹拌を行い、その
混合物を濾過して、その濾液を減圧下に蒸発させる。そ
の残留物を水に取り、水性水酸化ナトリウムを加えて、
pH=10とし、その沈殿を濾過により集めて、クロロ
ホルム、メタノールおよびアンモニア水の85/15/
1.5の混合物で溶離を行う、シリカゲルカラムでのク
ロマトグラフィーにより精製する。生成物1.28gを
得、これをエタノール20mlに熱時トリチュレートする
ことにより、この生成物を精製する。濾過した後、減圧
下に50℃で蒸発乾固し、最終的には、化合物1.2g
を塩基型で得る。 融点:232℃。 この1.0g(0.00308mol)をエタノール10mlに
懸濁させ、濃塩酸0.7ml(0.008mol)、次いで、水
2mlを加えて、得られた溶液を濾過し、濃縮して、乾燥
状態とする。その残留物をエタノールに取り、再び濃縮
して、乾燥状態とする。この操作を繰り返した後、生成
物を減圧下に乾燥する。最終的には、二塩酸塩0.93
gを得る。 融点:239℃。
【0021】実施例 2(化合物番号 2) (+)−4−アミノ−5−クロロ−N−[(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2−メ
トキシベンズアミド 二塩酸塩
【0022】〈2.1〉 (−)−2−(オキシラニルメチ
ル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン フタルイミドカリウム40.75g(0.22mol)、臭化
ヘキサデシルトリブチルホスホニウム5.07g(0.0
1mol)およびトルエン160mlの混合物を80℃まで加
熱する。トルエン80ml中の(+)−オキシラニルメチル
4−メチルベンゼンスルホネート45.6g(0.2mol)
の溶液を30分かけて入れ、80〜100℃で2時間加
熱し続ける。その混合物を濾過し、その濾液を水で4回
洗浄して、乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させて、その残
留物を、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの1
/2の混合物から結晶化して、酢酸エチルおよびヘプタ
ンの50/50の混合物で溶離を行う、シリカゲルカラ
ムでのクロマトグラフィーにより精製する。生成物28
gを得、この生成物をジイソプロピルエーテルにトリチ
ュレートする。化合物24.9gを得る。 融点:100℃。 [α]20 D=−6°(c=1、CHCl3)。
【0023】〈2.2〉 (+)−1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン−2−メタンアミン 三塩酸塩 手順は、実施例〈1.2〉〜〈1.5〉に記載した通りで
あるが、前述の工程において製造した、光学的に純粋な
(−)−2−(オキシラニルメチル)−1H−イソインドー
ル−1,3(2H)−ジオンを原料とする。 融点:240℃(分解)。 [α]20 D=+20.7°(c=1、H2O)。
【0024】〈2.3〉 (+)−4−アミノ−5−クロロ
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]−2−メトキシベンズアミド 二塩酸塩 手順は、実施例〈1.6〉に記載した通りであるが、前
述の工程において製造した、光学的に純粋な(+)−1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−メタンア
ミン 三塩酸塩を原料とする。 融点:228℃(分解)。 [α]20 D=+14.4°(c=1、H2O)。
【0025】実施例 3(化合物番号 3) (−)−4−アミノ−5−クロロ−N−[(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2−メ
トキシベンズアミド 二塩酸塩
【0026】〈3.1〉 (+)−2−(オキシラニルメチ
ル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン 手順は、実施例〈2.1〉に記載した通りであるが、
(−)−オキシラニルメチル 4−メチルベンゼンスルホ
ネートを原料とする。 融点:97℃。 [α]20 D=+8.5°(c=1、CH2Cl2)。
【0027】〈3.2〉 (−)−1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン−2−メタンアミン 三塩酸塩 手順は、実施例〈1.2〉〜〈1.5〉に記載した通りで
あるが、前述の工程において製造した、光学的に純粋な
(+)−2−(オキシラニルメチル)−1H−イソインドー
ル−1,3(2H)−ジオンを原料とする。 融点:240℃(分解)。 [α]20 D=−22.9°(c=1、H2O)。
【0028】〈3.3〉 (−)−4−アミノ−5−クロロ
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]−2−メトキシベンズアミド 二塩酸塩 手順は、実施例〈1.6〉に記載した通りであるが、前
述の工程において製造した、光学的に純粋な(−)−1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−メタンア
ミン 三塩酸塩を原料とする。 融点:215℃(分解)。 [α]20 D=−12.7°(c=1、H2O)。
【0029】実施例 4(化合物番号 8) (+)−8−アミノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3
−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキ
シアミド 二塩酸塩
【0030】〈4.1〉 (−)−(2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタンスルホネー
ト トリエチルアミン380ml(2.723mol)を、ジクロロ
メタン2.05L中の(−)−(2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソラン−4−メタノール300g(2.269mol)
の溶液に加え、その溶液を−5℃まで冷却して、塩化メ
タンスルホニル193ml(2.496mol)を1時間10分
かけて滴加する。10分間撹拌した後、その溶液を水で
4回洗浄し、乾燥して、溶媒を減圧下に蒸発させる。オ
レンジ色の液状生成物453gを得、この生成物を以下
の工程において使用する。
【0031】〈4.2〉 (+)−2−[(2,2−ジメチル
−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イ
ソインドール−1,3(2H)−ジオン トルエン3.25L中の1H−イソインドール−1,3
(2H)−ジオンのカリウム塩398.9g(2.154mo
l)および臭化ヘキサデシルトリブチルホスホニウム10
9.3g(0.215mol)の混合物を60℃まで加熱した
後、(−)−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−
4−イル)メチル メタンスルホネート453g(2.15
4mol)を20分かけて滴加して、その混合物を80℃で
4時間加熱する。次いで、臭化ヘキサデシルトリブチル
ホスホニウム54.7g(0.108mol)を加えて、80
〜100℃で5時間加熱し続ける。その混合物を約60
℃まで冷却して、水で洗浄した後、塩化ナトリウム溶液
で2回洗浄し、有機相を乾燥して、溶媒を減圧下に蒸発
させる。オレンジ色の固形生成物691.6gを得る。 融点:81.9−82℃。 [α]20 D=+35.2°(c=1、CH2Cl2)。
【0032】〈4.3〉 (+)−2−(2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジ
オン (+)−2−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−
4−イル)メチル]−1H−イソインドール−1,3(2
H)−ジオン261.3g(2.154mol)、水2.8Lお
よび12M 塩酸5.6mlの懸濁液を60℃で2時間加熱
する。その混合物を10M 水性水酸化ナトリウム11m
lで中和して、水800mlを蒸発させて取り除く。その
残留物を12℃まで冷却して、白色の固形物質352.
9gを得る。 融点:122.5−122.8℃。 [α]20 D=+48.4°(c=1、CH3OH)。 [α]20 365=210.8°(c=1、CH3OH)。
【0033】〈4.4〉 (+)−2−[(2−フェニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イソ
インドール−1,3(2H)−ジオン (R)−(+)−2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−1
H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン22.1g
(0.1mol)、ベンズアルデヒド10.6g(0.1mol)、
トルエン100mlおよびp−トルエンスルホン酸0.1g
の混合物を還流温度で3時間加熱する。その混合物を冷
却して、水で洗浄した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、有機相を乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させて、
その残留物を、ジエチルエーテルおよびジイソプロピル
エーテルの20/80の混合物100mlから結晶化す
る。ジアステレオ異性体の50/50の混合物25.9
gを得る。 融点:84℃。 [α]20 D=+62°(c=1、CH2Cl2)。
【0034】〈4.5〉 (+)−1−ブロモメチル−2−
(1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソイン
ドール−2−イル)エチル ベンゾエート N−ブロモスクシンイミド11.2g(0.0627mol)
を、1,2−ジクロロエタン100ml中の(+)−2−
[(2−フェニル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチ
ル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン1
9.4g(0.0627mol)の溶液に滴加して、その混合
物を2時間撹拌する。その混合物を濾過し、その濾液
を、チオ硫酸ナトリウムを含む水で洗浄し、有機相を乾
燥し、溶媒を減圧下に蒸発させて、その残留物をジエチ
ルエーテルにトリチュレートする。生成物28gを得
る。 融点:120℃。 [α]20 D=+57.5°(c=1、CH2Cl2)。
【0035】〈4.6〉 (−)−2−(オキシラニルメチ
ル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン ナトリウム1.17g(0.051mol)およびメタノール
15mlからナトリウムメトキシド溶液を製造して、これ
を、トルエン200ml中の(+)−1−ブロモメチル−2
−(1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソイ
ンドール−2−イル)エチル ベンゾエート19.7g
(0.0507mol)の溶液に30℃で20分かけて加え、
その混合物を室温で一晩撹拌する。その溶液を水で洗浄
し、溶媒を減圧下に蒸発させて、その残留物を、ジイソ
プロピルエーテルおよびヘプタンの混合物にトリチュレ
ートする。生成物9.7gを得る。 融点:101.4−101.5℃。 [α]20 D=−6.6°(c=1、CHCl3)。 [α]20 365=−48.5°(c=1、CHCl3)。
【0036】〈4.7〉 (+)−8−アミノ−7−クロロ
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオ
キシン−5−カルボキシアミド 二塩酸塩 手順は、実施例 1に記載した通りであり、光学的に純
粋な(−)−2−(オキシラニルメチル)−1H−イソイン
ドール−1,3(2H)−ジオンを原料とする。 融点:231℃(分解)。 [α]20 D=+17.8°(c=1、H2O)。
【0037】実施例 5(化合物番号 9) (−)−8−アミノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3
−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキ
シアミド 二塩酸塩
【0038】〈5.1〉 (+)−(2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタンスルホネー
ト 手順は、実施例〈4.1〉に記載した通りであるが、
(+)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メ
タノールを原料とする。
【0039】〈5.2〉 (−)−2−[(2,2−ジメチル
−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イ
ソインドール−1,3(2H)−ジオン 手順は、実施例〈4.2〉に記載した通りであり、(+)
−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)
メチル メタンスルホネートを原料とする。 融点:81.2−81.3℃。 [α]20 D=−34.9°(c=1、CH2Cl2)。
【0040】〈5.3〉 (−)−2−(2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジ
オン 手順は、実施例〈4.3〉に記載した通りであり、(−)
−2−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−
イル)メチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−
ジオンを原料とする。 融点:122.8−122.9℃。 [α]20 D=−48.8°(c=1、CH3OH)。
【0041】〈5.4〉 (−)−2−[(2−フェニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イソ
インドール−1,3(2H)−ジオン 手順は、実施例〈4.4〉に記載した通りであり、(−)
−2−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−1H−イソイ
ンドール−1,3(2H)−ジオンを原料とする。 融点:84℃。 [α]20 D=−59°(c=1、CH2Cl2)。
【0042】〈5.5〉 (−)−1−ブロモメチル−2−
(1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソイン
ドール−2−イル)エチル ベンゾエート 手順は、実施例〈4.5〉に記載した通りであり、(−)
−2−[(2−フェニル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル)メチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジ
オンを原料とする。 融点:118.4−188.6℃。 [α]20 D=−58.2°(c=1、CH2Cl2)。
【0043】〈5.6〉 (+)−2−(オキシラニルメチ
ル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン 手順は、実施例〈4.6〉に記載した通りであり、(−)
−1−ブロモメチル−2−(1,3−ジヒドロ−1,3−
ジオキソ−2H−イソインドール−2−イル)エチル ベ
ンゾエートを原料とする。 融点:100.4−100.5℃。 [α]20 365=+45.5°(c=1、CHCl3)。
【0044】〈5.7〉 (−)−8−アミノ−7−クロロ
−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
−イル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオ
キシン−5−カルボキシアミド 二塩酸塩 手順は、実施例〈4.7〉に記載した通りであり、(+)
−2−(オキシラニルメチル)−1H−イソインドール−
1,3(2H)−ジオンを原料とする。 融点:220℃(分解)。 [α]20 D=−16.9°(c=1、H2O)。
【0045】実施例 6(化合物番号 20) (−)−6−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.
2.2]オクチ−2−イル)メチル]−1,3−ベンゾジオ
キソラン−4−カルボキシアミド 二塩酸塩
【0046】〈6.1〉 6−クロロ−1,3−ベンゾジ
オキソラン−4−カルボン酸 酢酸50ml中の1,3−ベンゾジオキソラン−4−カル
ボン酸5.0g(30.1mmol)の懸濁液を製造し、これを
70℃まで加熱し、N−クロロスクシンイミド1.0g
を15分かけて加え、30分間加熱し続け、N−クロロ
スクシンイミド1.0gを再び加えて、さらに15分間
加熱した後、N−クロロスクシンイミド2.0gを加え
て(すなわち、合計4.0g(30.1mmol))、70℃で2
時間加熱を続ける。その混合物を放冷し、水150mlに
注ぎ入れて、固形物質を濾過により集め、水で洗浄し
て、減圧下に乾燥する。固形物質1.72gを得、この
固形物質を、ジクロロメタン、メタノールおよび酢酸の
95/5/0.5の混合物で溶離を行う、シリカゲルカ
ラムでのクロマトグラフィーにより精製する。エタノー
ルおよび水の混合物から再結晶化した後、化合物1.1
3gを得る。 融点:210℃。
【0047】〈6.2〉 (−)−6−クロロ−N−[(1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチ
ル]−1,3−ベンゾジオキソラン−4−カルボキシアミ
ド 二塩酸塩 その反応は、(−)−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]
オクタン−2−メタンアミンを用いて先に記載した通り
行い、得られた化合物の二塩酸塩を製造する。 融点:212℃。 [α]20 D=−18°(c=1、H2O)。
【0048】本発明による幾つかの化合物の化学構造お
よび物理的性質を以下の表に説明する。「R1」の欄に
おいて、cC35はシクロプロピル基を示す。「塩」の
欄において、「−」は遊離塩基型での化合物を示し、ま
た2HClは二塩酸塩を示す。「融点(℃)」の欄にお
いて、(d)は分解を伴う融点を示す。「[α]20 D」の
欄において、二塩酸塩の場合はc=1、H2Oで、また
塩基(化合物番号 12、13および19)の場合はc=
1、CH3OHで、旋光度を測定する。0値はラセミ化
合物を示す。
【0049】
【表1】
【0050】本発明の化合物は、試験の対象をなしてお
り、この試験により、治療上の活性を有する物質として
のそれらの利点を実証した。
【0051】すなわち、5−HT3セロトニン受容体に
対する本発明の化合物の親和性を、標識化された特異的
リガンドである[3H]−(S)−ザコプリドの結合の置換
により実証した。この試験は、本質的には、Barnes
N.M.ら,J.Pharm.Pharmacol.,(1988)
,548−551で記載されている通り、インビトロ
において、ラット皮質の5−HT3受容体に関して行
う。
【0052】体重が200〜250gである雄のSprag
ue−Dawleyラット(OFA,IffaCredo,Lyons,フ
ランス)を人為的に屠殺して、脳を摘出する。次いで、
皮質を切り取って、トリス緩衝液(25mM、22℃でp
H=7.4)20体積中、Polytron(商標)ミル(7.20
sの位置)を用いてホモジナイズし、そのホモジネート
を、SS34ローターを備えたSorvall(商標)遠心分離
機を用いて45,000gで10分間遠心分離して、そ
のペレットをトリス緩衝液10体積に再懸濁させて、撹
拌しながら37℃で10分間インキュベートする。
【0053】その懸濁液を、トリス緩衝液を用いて20
体積にまで希釈して、同一条件下に再び遠心分離を行っ
た後、そのペレットをトリス緩衝液5体積に再懸濁させ
て、5mlのアリコート画分に分け、これを−80℃で凍
結させる。
【0054】実験当日に、その調製物を+4℃で解凍し
た後、トリス−NaClインキュベーション用緩衝液(2
5mM トリス、150mM NaCl、22℃でpH=7.
4)を用いて1.2倍に希釈する。
【0055】次いで、トリス−NaCl緩衝液の最終体積
500μl中、試験化合物が存在する場合、または存在
しない場合において、その膜懸濁液(100μl,タンパ
ク質1mg)を0.5nM [3H]−(S)−ザコプリド(比放射
能:75−85Ci/mmol,Amersham,Little Chalf
ont,イギリス)の存在下に25℃で25分間インキュベ
ートする。
【0056】0.1% ポリエチレンイミンであらかじめ
処理しておいたWhatman GF/Bフィルターを通して
濾過することにより、インキュベーションを停止する。
各々の反応管をトリス−NaCl緩衝液4mlであらかじめ
希釈した後、トリス−NaCl緩衝液4.5mlで3回濯
ぐ。
【0057】オーブン中で乾燥する(120℃、5分)前
に、そのフィルターをあらかじめ切断しておく。フィル
ター上に保有されている放射能を液体シンチグラフィー
により測定する。非特異的結合を10μM MDL 72
222(引用文献に記載されているリガンド)の存在下に
測定する。
【0058】各々の試験化合物の濃度に関して、[3H]
−(S)−ザコプリドの特異的結合の阻害%を測定した
後、この特異的結合の50%を阻害する本化合物の濃度
であるIC50濃度を測定する。
【0059】本発明の化合物のIC50値は、0.009
〜1μMの間にある。
【0060】本発明の化合物をまた、Grossmanら,
r.J.Pharmacol.,(1993) 109,618−6
24で記載されている方法により、モルモット線条体に
おける5−HT4受容体に関するそれらの親和性に関し
ても試験した。
【0061】体重が300〜400gであるモルモット
(Hartley,Charles River,フランス)を人為的に屠
殺して、脳を摘出し、線条体を切除して、−80℃で凍
結させる。
【0062】実験当日に、その組織を、ヘペス−NaO
H緩衝液(50mM、20℃でpH 7.4)33体積中、+
4℃で解凍して、Polytron(商標)ミルを用いてホモジ
ナイズし、そのホモジネートを48,000gで10分
間遠心分離し、そのペレットを回収し、再懸濁させて、
同一条件下に再び遠心分離して、その最終ペレットを1
mlにつき組織30mgの割合でヘペス−NaOHに再懸濁
させる。
【0063】ヘペス−NaOH緩衝液(50mM、pH=
7.4)の最終体積1ml中、試験化合物が存在する場合、
または存在しない場合において、この膜懸濁液100μ
lを[3H]GR113808(引用文献に記載されている
リガンド、比放射能:80−85Ci/mmol)の存在下に
0℃で120分間インキュベートする。0.1% ポリエ
チレンイミンであらかじめ処理しておいたWhatman G
F/Bフィルターを通して濾過することにより、インキ
ュベーションを停止し、各々の試験管を緩衝液4mlを用
いて0℃で濯ぎ、濾過を再び行って、フィルター上に保
有されている放射能を液体シンチグラフィーにより測定
する。
【0064】非特異的結合を30μM セロトニンの存
在下に測定する。特異的結合は、フィルター上で回収さ
れた全放射能の90%を示す。
【0065】各々の試験化合物の濃度に関して、[3H]
GR113808の特異的結合の阻害%を測定した後、
その特異的結合の50%を阻害する試験化合物の濃度で
あるIC50を測定する。
【0066】本発明の化合物のIC50値は、0.008
〜1μMの間にある。
【0067】本発明の化合物をまた、Baxterら,Naun
yn Schmied.Arch.Pharmacol.,(1991) 34
,439で記載されている方法により、ラット食道に
おける5−HT4受容体に関するそれらのアゴニストま
たはアンタゴニスト作用に関しても試験した。
【0068】体重が300〜450gである雄のSprag
ue−Dawleyラットを使用する。約1.5cmのフラグメン
トを食道の末端部分から迅速に摘出し、筋層を摘出し
て、内筋粘膜を縦に切開し、カーボゲン流(95% O2
および5% CO2)により32℃で酸化されたKrebs−
Henseleit溶液を含み、0.5gの基礎張力下のアイソ
メトリックトランスデューサーに接続された分離器官容
器に固定する。0.5μM カルバコールを加えることに
より、組織の収縮を誘発し、濃度が安定するまで待った
後(15分)、その調製物をセロトニン(1μM)にさらし
て、最大弛緩を測定する。その組織を洗浄して、20分
後、0.5μM カルバコールを再び加えて、その調製物
を、添加物用量を0.1から1μMまで増加させて試験
化合物にさらす。
【0069】弛緩を誘発する化合物は、5−HT4アゴ
ニストとして特徴付けられる。
【0070】弛緩を誘発しない化合物に関して、その調
製物を、添加物濃度を0.1nMから最大弛緩を誘発する
濃度まで増加させてセロトニンにさらした後、試験化合
物の存在下におけるセロトニンによる弛緩曲線を、該化
合物の不存在下に作成した対照曲線と比較する。その存
在が右方向への曲線の移動を引き起こすなら、その試験
化合物は、5−HT4アンタゴニストとして特徴付けら
れる。
【0071】最後に、本発明の化合物を、Grossman
ら,Br.J.Pharmacol.,(1989) 97,451
で記載されている方法により、モルモットから分離され
た下行結腸平滑筋の5−HT3受容体に関するそれらの
アンタゴニスト作用に関して試験した。
【0072】5−HT1および5−HT2型の受容体を遮
断して(0.1μM メチセルシド)、5−HT4受容体を
脱感作した(10μM 5−メトキシトリプタミン)後、
セロトニン(0.1−100μM)は、5−HT3受容体を
刺激することにより、その濃度に依存して、モルモット
下行結腸の平滑筋部分の収縮を引き起こす。収縮をアイ
ソメトリーにより記録する。
【0073】30分のインキュベーションに伴う、1n
M〜0.1μMの化合物の濃度での、セロトニン曲線の
作用−対照濃度(逐次増加する非添加物濃度)の移動を測
定することにより、5−HT3セロトニン受容体上での
化合物のアンタゴニスト作用を測定する。
【0074】本発明の化合物に関して行われた生物学的
試験の結果は、本発明の化合物が5−HT3および/ま
たは5−HT4型のセロトニン受容体に対するリガンド
であること、また本発明の化合物が5−HT4アゴニス
トもしくはアンタゴニストとして、および/または5−
HT3アンタゴニストとして作用することを示す。
【0075】従って、該化合物は、中枢神経系レベル、
胃腸管系レベル、心臓血管系レベル、または尿系レベル
であろうとも、5−HT3および/または5−HT4受容
体が関与する障害の治療および予防に使用することがで
きる。
【0076】中枢神経系レベルでは、これらの障害およ
び問題は、特に、認識障害、精神病、強制並びに強迫行
動、およびうつ病の状態並びに不安の状態といったよう
な、神経学的および精神医学的障害を含んでなる。認識
障害は、例えば、記憶並びに注意欠損、痴呆の状態(ア
ルツハイマー病型の老年痴呆または年令に関係する痴
呆)、脳血管欠損またはパーキンソン病を含んでなる。
精神病は、例えば、パラノイア、精神分裂病、躁病およ
び自閉症を含んでなる。強制並びに強迫行動は、例え
ば、食欲減退または大食型の食事障害を含んでなる。う
つ病の状態並びに不安の状態は、例えば、予想型の不安
(外科手術前、歯の治療前等)、アルコールもしくは薬物
に対する依存症もしくは禁断症状により引き起こされる
不安、躁病、周期的情動障害、片頭痛または悪心を含ん
でなる。
【0077】胃腸管系レベルでは、これらの障害および
問題は、特に、抗腫瘍治療により誘発される嘔吐、食
道、胃もしくは腸管の胃運動性に関する直接的もしくは
間接的障害、または消化不良、潰瘍、胃−食道逆流、膨
満、過敏腸症候群、腸管分泌障害といったような特異的
病訴、または例えば、コレラにより、もしくはカルチノ
イド症候群により誘発される下痢を含んでなる。
【0078】心臓血管系レベルでは、これらの障害およ
び問題は、特に、不整脈に直接的または間接的に関係す
る病理学を含んでなる。
【0079】尿系レベルでは、これらの障害および問題
は、特に、全種類の失禁、さらにはまた、それらの原因
または影響、例えば、感染、結石もしくは腎臓傷害を含
んでなる。
【0080】本発明の化合物は、適当な賦形剤と組み合
わせて、錠剤、糖衣剤、カプセル剤(ゼラチン硬カプセ
ル剤を含む)、燕下用もしくは注射用の懸濁剤または溶
液剤といったような、シロップまたはバイアル等といっ
たような、腸内または腸管外投与に適当な、あらゆる形
態の組成物にすることができ、また0.005〜20mg
/kgの1日投与が可能な用量にすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/495 AED A61K 31/495 AED (72)発明者 ジャン・ジャック・コニ フランス78600メゾン・ラファイエット、 アブニュー・デュ・ジェネラル・ド・ガリ 99番 (72)発明者 アリステア・ロシュ フランス94220シャラントン・ル・ポン、 リュ・アルトゥール・クロケット19番 (72)発明者 アラン・ネデルク フランス92700コロンブス、リュ・ビクト ール・ユーゴ97番 (72)発明者 イブ・グミンスキ フランス81090ラ・ガリーグ、リュ・ジャ ック・プレベール17番

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、 R1はメトキシもしくはシクロプロピルメトキシ基を示
    し、 R2は水素、塩素もしくは臭素原子を示すか、あるいは
    またR1およびR2は一緒になって、式 −O−CH2−O
    −、−O−(CH2)2−、−O−(CH2)2−O−もしくは
    −O−(CH2)3−O−で示される基を形成し、 R3は水素原子もしくはアミノ基を示し、またR4は水
    素、塩素もしくは臭素原子を示す]で示される、純粋な
    エナンチオマーの形またはエナンチオマー混合物の形で
    の、遊離塩基型または酸付加塩型の化合物。
  2. 【請求項2】 R3がアミノ基を示し、またR4が塩素原
    子を示すことを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 遊離塩基型または酸付加塩型の(+)−8
    −アミノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ
    [2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキシアミド
    である、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 遊離塩基型または酸付加塩型の(−)−8
    −アミノ−7−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ
    [2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキシアミド
    である、請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 遊離塩基型または酸付加塩型の(+)−4
    −アミノ−5−クロロ−2−(シクロプロピルメトキシ)
    −N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
    −イル)メチル]ベンズアミドである、請求項1に記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】 遊離塩基型または酸付加塩型の(−)−4
    −アミノ−5−クロロ−2−(シクロプロピルメトキシ)
    −N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2
    −イル)メチル]ベンズアミドである、請求項1に記載の
    化合物。
  7. 【請求項7】 遊離塩基型または酸付加塩型の(−)−8
    −アミノ−7−ブロモ−N−[(1,4−ジアザビシクロ
    [2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−2,3−ジヒド
    ロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボキシアミド
    である、請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 遊離塩基型または酸付加塩型の(−)−9
    −アミノ−8−クロロ−N−[(1,4−ジアザビシクロ
    [2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]−3,4−ジヒド
    ロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−カルボキ
    シアミドである、請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の化合物の製造方法であ
    って、式(II): 【化2】 [式中、Phtはフタルイミド基を示す]で示される保護
    アミノメチルオキシランを、式(III): 【化3】 [式中、Bnはベンジル基を示す]で示される保護ピペ
    ラジンと反応させて、式(IV): 【化4】 で示されるアルコールを得、これをトリエチルアミンの
    存在下に塩化メタンスルホニルと反応させて、式
    (V): 【化5】 で示される化合物を得た後、これを加熱して、式(V
    I): 【化6】 で示される第四級アンモニウムを得、次いで、これを接
    触水素化により脱ベンジル化して、式(VII): 【化7】 で示される化合物を得た後、これをヒドラジン水和物に
    より脱保護して、式(VIII): 【化8】 で示されるアミンを得て、最後に、この化合物を、一般
    式(IX): 【化9】 [式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1に定義した
    通りである]で示される酸と反応させることを特徴とす
    る方法。
  10. 【請求項10】 2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラ
    ン−4−メタノールのエナンチオマーのうちの一方を塩
    化メタンスルホニルと反応させて、対応する(2,2−ジ
    メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル メタ
    ンスルホネートを得た後、これをフタルイミドカリウム
    で処理して、対応する2−[(2,2−ジメチル−1,3−
    ジオキソラン−4−イル)メチル]−1H−イソインドー
    ル−1,3(2H)−ジオンを得、次いで、これを希塩酸
    で処理して、対応する2−(2,3−ジヒドロキシプロピ
    ル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを得
    た後、これをベンズアルデヒドと反応させて、対応する
    2−[(2−フェニル−1,3−ジオキソラン−4−イル)
    メチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
    を得、次いで、これをN−ブロモスクシンイミドと反応
    させて、対応する1−ブロモメチル−2−(1,3−ジヒ
    ドロ−1,3−ジオキソ−2H−イソインドール−2−
    イル)エチル ベンゾエートを得て、最後に、これをナト
    リウムメトキシドで処理し、光学的に純粋な2−(オキ
    シラニルメチル)−1H−イソインドール−1,3(2H)
    −ジオンへの環化を引き起して、式(II)で示される光
    学的に純粋な2−(オキシラニルメチル)−1H−イソイ
    ンドール−1,3(2H)−ジオンを製造することを特徴
    とする、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の化合物を含んでなる
    ことを特徴とする薬物。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の化合物を賦形剤と共
    に含むことを特徴とする医薬組成物。
JP8150874A 1995-06-13 1996-06-12 N−[(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクチ−2−イル)メチル]ベンズアミド誘導体、それらの製造およびそれらの治療における応用 Pending JPH09118680A (ja)

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