JPH09117338A - 両持リクライニング装置 - Google Patents

両持リクライニング装置

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JPH09117338A
JPH09117338A JP27734595A JP27734595A JPH09117338A JP H09117338 A JPH09117338 A JP H09117338A JP 27734595 A JP27734595 A JP 27734595A JP 27734595 A JP27734595 A JP 27734595A JP H09117338 A JPH09117338 A JP H09117338A
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Japan
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connecting pipe
reclining
shaft
pipe
parts
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Mitsunao Kawamura
河村光直
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のリクライニング機構に連結して操作力
を伝達するため連結部材を用いた両持リクライニング装
置では、製品の誤差又は連結部材の変形等で嵌合部をこ
じる場合が生じて連結部材が動かず、また傷めたりして
操作に悪影響があった。 【解決手段】 シートの左右に配設した一対のリクライ
ニング機構の各固定ブラケット1に一端を固定した軸5
の対向端部に挿入孔5aの連結部を設け、この連結部間
を連結して操作力を伝達する連結パイプ13の挿入側の
端部に、弧状の隆出条環部13aを設けて、この環部1
3aを挿入孔5aに線接触で挿嵌すると共に、連結パイ
プ13はセクターギヤ4、ロックプレート6、作動板1
0等から成る操作部の固定ブラケット1に着脱可能に取
付けた支持板16で支持して、製品の誤差、撓み、連結
パイプの変形等による嵌合部のこじれを防ぐようにした
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの左右に配
設した一対のリクライニング機構を連動して操作するた
めの連結部材を、固定ブラケットと可動ブラケットの左
右の枢着軸に連結する両持リクライニング装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】前記左右に配した一対のリクライニング
機構を連結部材を用いて連結し、連動する両持リクライ
ニング装置の連結構造は、固定ブラケットとセクターギ
ヤを備えた可動ブラケットを枢支する軸a,aの間を、
対向する軸aの端面に設けた挿入孔bに連結パイプcの
両端を夫々挿入して嵌着させて連結する構成のものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の連結構成で
は挿入孔に端部を挿入し嵌着して連結させるため、リク
ライニングの製品の誤差又は撓み、パイプの変形等があ
ると、嵌着部をこじる場合に動かず傷を生ずると共に操
作性が悪くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は斯様な実情に鑑
み、この課題に対処するために創案したもので、軸端の
対向端部の連結部に、外周又は内周壁面に断面弧状に成
形した隆出条を設けた連結部材を線接触で挿嵌させると
共に、連結部材は、リクライニング固定ブラケットから
のピンに下端を着脱可能にして取付けた支持板の他端側
で支持するようにして製品の誤差、撓み等による悪影響
をなくすことを特徴とした両持リクライニング装置を提
供するものである。
【0005】
【発明の実施態様】図は本発明による両持リクライニン
グ装置の実施例を示したもので、以下図に基づいて具体
的に説明する。
【0006】1は、座席の側部に固定される固定ブラケ
ットで、該固定ブラケット1の背部側、上端部には、背
もたれを取付ける可動ブラケット2を設ける。この可動
ブラケット2は、下端側に複数のリベット3によって固
定したセクターギヤ4を設けて、このセクターギヤ4
は、固定ブラケット1に一端を取付け固定した軸4に中
央部分を枢支して回動できるようにして設けてある。
【0007】固定ブラケット1には、対応させた補助プ
レート8を有し、更に、この補助プレート8と固定ブラ
ケット1には、前記セクターギヤ4の係止歯4aと係離
する係合歯6aを設けたロックプレート6の一端を軸支
する軸7を有し、この軸7を中心にロックプレート6に
揺動があたえられてセクターギヤ4の係止歯4aと係合
歯6aの係離を可能にする。
【0008】ロックプレート6にはピン6bが設けてあ
る。ピン6bは、固定ブラケット1と前記補助プレート
8にわたした軸9により軸支された作動板10に設けた
略三角形状のカム孔10aに遊嵌させ、作動板10は一
端に設けたノブ10bによって前記軸9を中心に揺動さ
せることでカム孔10aに嵌められたピン6bを介して
ロックプレート6に前記した揺動動作があたえられるよ
うにしてある。
【0009】また作動板10には、一端を固定ブラケッ
ト1側に係止させた復帰用スプリング11の他端を連繋
させ、更に、作動板10には、前記軸9に軸支したカム
体12をピン12aを介して協動するように設けて、作
動板10の動作によってロックプレート6を噛合い方向
に押し上げ、係止歯4aと係合歯6aの係合が確実に保
たれるようにして操作部を構成する。
【0010】更に、固定ブラケット1に一端を固定した
前記軸5の内端面には、図2に示すように左右に配装す
る両持リクライニング間を連結する連結パイプ13の端
部を嵌めて連結する嵌合孔5aを穿って設けてある。ま
た対応する固定ブラケットに1には、固定ブラケット1
から横方向に張設させたピン14の一端を固定して設
け、このピン14には、合成樹脂等からなるカラー体1
5を介して着脱させる支持体16の一端を嵌着する。支
持体16は鉄板等からなり、その先端は前記連結パイプ
13を支持するように、連結パイプ13に嵌められて溶
接を施して支持している。
【0011】前記連結パイプ13は、間隔をおいて対応
させて配装するリクライニング間を連結させて両方のリ
クライニング機構を操作するための操作力を伝導するも
ので、連結パイプ13の夫々の端部挿入側には外周に隆
出させた断面弧状の隆出環部13aを成形し、嵌合孔5
a内に嵌めた時弧状隆出部と内面とが点状となって接触
し、自在状に嵌まり、製品の誤差、パイプの変形等の場
合でも軸5aをこじることのないように自在となって連
結されている。
【0012】また、連結構造は図3に示すように、連結
パイプ13の挿入側端部に、前記鉄板等の支持体16に
沿って設ける合成樹脂材からなる沿片17の上端側に、
前記弧状隆出部と同じ弧状の隆出環部17aを一体に成
形したカラー体17bを連結パイプ13の端部に嵌めて
嵌着させ、このカラー体17bの前記隆出環部17aを
嵌合孔5aの内面に内接させる構成のものや、図4に示
すように、連結パイプ13の端部を角状13bに成形
し、この角状部13bに、前記と同様の隆出環部17a
を設けた沿片17のカラー体17bを嵌着し、更にカラ
ー体17bを支持体16に挾着してあって、この支持体
16は連結パイプ13には溶接せずに角状部13bに嵌
合させて支持する構成である。
【0013】次に図5は連結部の別の実施例で、前記軸
5には、軸5の内端面から突出させた張出片5bを設
け、この張出片5bの外側に、連結パイプの端部内面
に、前記外周に設けた弧状隆出環部13aとは逆の隆出
させた環部13cを自在に嵌めて連結する構成としたも
のである。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記の構成のように、シートの
左右に配設した一対のリクライニング機構を連結し操作
力を伝達するための連結パイプの軸に嵌める挿入側の端
部に、外周又は内周面に断面弧状の隆出環部を成形し、
この隆出環部をリクライニング固定ブラケットに固定し
た軸の内壁或いは外面に自在可能に嵌挿し隆出部で点状
に接触させるようにしたことで製品誤差、撓み等のリク
ライニング機構に傾きが生じた場合や、パイプの変形等
の場合でもこじる等の悪影響がなく破壊を防ぐことがで
きる。また、連結パイプによりリクライニングを両持ち
とすることでロックが確実にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による両持リクライニング装置の実施例
を示した側面図である。
【図2】左右のリクライニング機構を連結部材で連結し
た両持リクライニング装置の正面図である。
【図3】軸と連結パイプの連結部を示した別の実施例の
一部断面図である。
【図4】連結部の他の実施例を示した一部の断面図であ
る。
【図5】軸からの張出片に連結パイプを連結する一部の
断面図である。
【図6】従来の軸の嵌合孔に連結パイプの端部を挿入し
た連結部の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 固定ブラケット 2 可動ブラケット 3 リベット 4 セクターギヤ 4a 係止歯 5,7,9 軸 5a 嵌合孔 5b 張出片 6 ロックプレート 6a 係合歯 6b,12a,14 ピン 8 補助プレート 10 作動板 10a カム孔 11 復帰用スプリング 12 カム体 13a,13c,17a 隆出環部 15 カラー体 16 支持体 17 沿片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの左右にリクライニング機構を配
    設し、操作力を伝達するパイプ等の連結部材の両端を左
    右のリクライニング機構の固定ブラケットと可動ブラケ
    ットを枢支する軸に連結した両持リクライニング装置に
    おいて、左右の前記軸には対向端部の連結部に外周或い
    は内周壁面に断面弧状の隆出条を設けた連結部材を線接
    触で挿嵌させると共に、前記連結部材は、左右のリクラ
    イニング機構の操作部に取付けた構成を特徴とした両持
    リクライニング装置。
  2. 【請求項2】 連結部材を左右のリクライニング機構の
    操作部に着脱可能に取付けたことを特徴とする、特許請
    求の範囲請求項1記載の両持リクライニング装置。
JP27734595A 1995-10-25 1995-10-25 両持リクライニング装置 Expired - Fee Related JP3645332B2 (ja)

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JP2009095432A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009095432A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
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