JPS6244691Y2 - - Google Patents

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JPS6244691Y2
JPS6244691Y2 JP1980143740U JP14374080U JPS6244691Y2 JP S6244691 Y2 JPS6244691 Y2 JP S6244691Y2 JP 1980143740 U JP1980143740 U JP 1980143740U JP 14374080 U JP14374080 U JP 14374080U JP S6244691 Y2 JPS6244691 Y2 JP S6244691Y2
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engagement
levers
engagement pin
bracket
support shaft
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JP1980143740U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用シートのリクライニング装
置に関し、特に、均一なピツチで小刻な傾斜角度
が得られるようにしたものである。
簡易式のリクライニング装置は、一般に、一方
に係合凹部を設け、他方に係合凹部に係脱自在に
設けたピンとで傾斜角度を調節するようにしてお
り、傾斜角度を小刻にするには係合凹部のピツチ
を小さくしなければならないが、該場合には強度
上の問題から限界がある。該問題より、係合凹部
のピツチを小さくすることなく傾斜角度を小刻に
できるようにする装置として、先に、特公昭44−
23071、特公昭44−27272号公報において、背当部
取付体の歯型の谷部に2つの係合ピンを交互に係
合させ、歯型の1/2ピツチで傾斜角度を調整できる ようにしたものが提供されている。しかしなが
ら、上記装置では、背当部取付体を前傾もしくは
後傾させていくと、ある位置から、谷部と係合す
る2つの係合ピンのうち、1つの係合ピンが外れ
て、他の1つの係合ピンのみが谷部と係合してゆ
き、1ピツチ(隣接する谷部のピツチ)変化し、
ピツチ角度が1/2→1へと変化することになり、均 一なピツチ角度がとれない。その場合、特に、微
妙な傾斜角度の調節が望ましい用途のものには傾
斜角度が大きくなることは不都合である。
この考案は、上記した従来の不都合を解消せん
とするものであり、調節角度設定範囲内では係合
凹部の1/2ピツチの均一な小刻な傾斜角度が得られ るようにし、設定範囲を外れるとフリーとなるよ
うにし、かつ、確実に係合状態を保持し、強度的
に優れた自動車用シートのリクライニング装置を
提供せんとするものである。
以下、この考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
自動車用シート1は、車体に取り付けられたシ
ートボトム2にリクライニング装置3を介して回
動自在に取り付けられたシートバツク4とよりな
る。
上記リクライニング装置3は、シートボトム2
に固定した固定ブラケツト5と、該固定ブラケツ
ト5に支軸6を介して下側部を回動自在に取り付
けると共に上側部をシートバツク4に固定した傾
動ブラケツト7と、該傾動ブラケツト7の下端部
に突設した係合片8と、上記固定ブラケツト5に
支軸9を介して回動自在に取り付けた一対の第1
レバー10A,10Bと、同じく固定ブラケツト
5に支軸11を介して回動自在に取り付けた一対
の第2レバー12A,12Bとを主要構成部材と
している。
上記傾動ブラケツト7には、側面に突設した係
合片8と重なり合う下端部に、支軸6を中心とす
る円周上に所定角度範囲に凹んだ段部7aを形成
している。該段部7aの両側はテーパ状とし、隆
起部7bに連設している。また、支軸6の近傍に
掛合片13を固着すると共に、支軸6にスリ割溝
6aを設け、うず巻きばね14の一端を上記掛合
片13に掛合すると共に、他端を枢軸スリ割溝6
aに掛合し、傾動ブラケツト7を支軸6を回動中
心として反時計方向(即ち、前傾方向)へ付勢し
ている。よつて、傾動ブラケツト7を固着したシ
ートバツク4は常時前傾付勢されている。
上記傾動ブラケツト7の下端より突出した係合
片8の下端には、第6図に示す如く、支軸6を中
心とする円周上に連続して歯型状に複数の係合凹
部15(15a…15d),凸部16(16a…
16e)を交互に形成している。
上記固定ブラケツト5の左右両側に、支軸9を
介して回動自在に支承された第1レバー10A,
10Bは、略く字状であり、その中心部を上記支
軸9で連結して第1レバー10A,10Bが連動
するようにすると共に、両レバー10A,10B
の一端部間に第1係合ピン17を嵌着している。
上記第1係合ピン17は係合片8の凹部15、凸
部16の下方に対向するよう位置している。ま
た、外方側の第1レバー10Aには、係合ピン取
付側の先端に屈折して突出した突部18を設け、
かつ、他端側に操作ノブ19を取り付けている。
さらに、該第1レバー10Aと上記傾動ブラケツ
ト7との間に、引張スプリング20を張架し、上
記第1係合ピン17が係合片8の係合凹部15と
係合する方向に付勢し、かつ、係合時に第1レバ
ー10A,10Bの支軸9が歯型部の円弧に対し
て接線方向に位置するように、位置関係を設定し
ている。
上記第2レバー12A,12Bは支軸11で連
結し、上記係合片8より下方の位置で固定ブラケ
ツト5の後側下部に一端部を回動自在に枢支して
いる。該第2レバー12A,12Bの自由側の他
端部は上記第1レバー10A,10Bと対向する
ように位置させ、かつ、該他端部の間に第2係合
ピン21を嵌着させている。該第2係合ピン21
は係合片8の凹部15、凸部16の下方に対向し
て位置している。また、第5図に示す如く、一方
の第2レバー12Bに上方へ突出した突部22を
形成し、該突部22が傾動ブラケツト7の段部7
aに挿脱自在となるようにしている。さらに、該
第2レバー12A,12Bの自由端は第1レバー
10Aの突部18の下方に位置し、突部18が下
降すると、第2係合ピン21と当接係合し第2レ
バー12A,12Bが押し下げられ、第1レバー
10A,10Bと連動するようにしている。ま
た、第2レバー12Aと傾動ブラケツト7の間に
引張スプリング23を張架し、第2係合ピン21
が係合片8の係合凹部15と係合する方向に付勢
し、かつ、係合時に第2レバー12A,12Bの
支軸11が歯型部の円弧に対して接線方向に位置
するように位置決めしている。尚、第2係合ピン
21は、突部22が傾動ブラケツト7の段部7a
に挿入している時は係合凹部15に係合すること
ができ、挿入していない時は係合凹部15に係合
できないようにしている。
つぎに、上記構成よりなるリクライニング装置
の作動について説明する。
第2図はシートバツク4を調節範囲内の最前傾
位置にした状態を示し、第1係合ピン17が係合
片8の最前部の係合凹部15aに係合している。
この時、第2レバー12Bの突部22は段部7a
の前端より外れた位置にあり、第2係合ピン21
は係合凹部15と係合していない。該最前傾位置
より、操作ノブ19をもつて、第2図中に鎖線で
示す如く、引張スプリング20の付勢力に抗して
P方向へ引圧すると、第1レバー10A,10B
は時計方向に回動し、第1係合ピン17は最前部
の係合凹部15aから外れると共に、第2係合ピ
ン21は突部22が段部7aより外れた隆起部7
bに当接するため、第1及び第2係合ピン17,
21とも係合凹部15とは係合せず、フリーとな
つて、前倒させることができる。
一方、上記最前傾位置より、操作ノブ19を引
圧して第1係合ピン17を係合凹部15より外し
た状態で、シートバツク4を後方へ押すと、傾動
ブラケツト7を支軸6を支点として時計方向へ回
動する。係合片8が連動することにより、段部7
aに第2レバー12Bの突部22が挿入し、第2
係合ピン21が係合凹部15に係合可能な状態と
なる。該第2係合ピン21が係合凹部15cと対
応する位置で、操作ノブ19の引圧を解除する
と、第4図に示す如く、第2係合ピン21が引張
スプリング23により付勢されて、係合凹部15
cと係合し、第1係合ピン17は、引張スプリン
グ20に付勢されて、係合凹部15間の11/2ピツ チ後方の凸部16bに当接係止する。このよう
に、傾動ブラケツト7は係合凹部15の1/2ピツチ の角度で傾斜して停止する。
ついで、該状態より、上記と同様に、操作ノブ
19を引圧すると、第1レバー10Aの突部18
が下降して、第2係合ピン21と当接係合し第2
レバー12A,12Bを押し下げ、第2係合ピン
21は係合凹部15cより係合が外れる。この状
態で、傾動ブラケツト7を後方へ移動し、係合凹
部15bと第1係合ピン17とが対応する位置
で、引圧を解除すると、第1係合ピン17は最前
部の次の係合凹部15bに係合すると共に、第2
係合ピン21は凸部16dに当接係止する。
このように、第1係合ピン17と第2係合ピン
21とが交互に凹部15に係合し、係合凹部15
間のピツチ(傾斜角度A)の1/2ピツチ(傾斜角度 B)で傾斜することになる。
尚、第1傾合ピン17、第2係合ピン21が係
合凹部15と係合している時は、第1レバー10
A,10B、第2レバー12A,12Bの支軸
9,11は歯型部の円弧に対して、接線方向に位
置しているため、傾動ブラケツト7に負荷がかか
つても係合凹部15より係合ピン17,21が矢
印の離脱する方向には移動しない。よつて、確実
に係合状態が保持される。
上記傾動ブラケツト7が段部7aにより設定し
た角度調節範囲の最後傾位置になると、突部22
は段部7aの後側より外れ、第2係合ピン21は
係合凹部15と係合せず、第1係合ピン17が係
合凹部15dと係合し、傾動ブラケツト7が制止
片(図示せず)に当接係止することで、これ以上
の後傾を抑制される。このように、突部22が隆
起部7bと当接する調節角度設定範囲外では、第
2係合ピン21は係合凹部15に係合せず、常に
最後に係合凹部15cに係合するのは第1係合ピ
ン17であり、調節角度設定範囲内では調節ピツ
チは係合凹部15間のピツチの1/2ピツチで一定で ある。
以上の説明より明らかなように、この考案に係
るリクライニング装置によれば、傾動ブラケツト
に段部を設けたことにより、調節角度設定範囲外
では、係合凹部に第2係合ピンが係合しないた
め、フリーに傾動し、調節角度設定範囲内では、
均一な小刻なピツチ(従来の1/2ピツチ)で角度調 節を行なうことができ、ピツチの変化を防止する
ことができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るリクライニング装置を
備えた自動車用シートの外観図、第2図はリクラ
イニング装置の正面図、第3図は第1図の右側面
図、第4図は第2図の状態からシートバツクが後
傾した状態を示す正面図、第5図は傾動ブラケツ
ト7の段部7aと第2レバー12A,12Bの突
部22との関係を示す概略図、第6図は係合片8
の正面図である。 1……シート、2……シートボトム、3……リ
クライニング装置、4……シートバツク、5……
固定ブラケツト、6……支軸、7……傾動ブラケ
ツト、7a……段部、8……係合片、10A,1
0B……第1レバー、12A,12B……第2レ
バー、15……係合凹部、16……凸部、17…
…第1係合ピン、21……第2係合ピン、22…
…突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートボトム2に固定される固定ブラケツト5
    に、傾動ブラケツト7を支軸6を介して回動自在
    に取り付けると共に、シートバツク4に該傾動ブ
    ラケツト7を固定し、シートバツク4と傾動ブラ
    ケツト7が支軸6を中心として回動するように
    し、該傾動ブラケツト7に係合片8を突設し、該
    係合片8に支軸6を中心とした円周上に連続して
    歯型状に複数の係合凹部15と係合凸部16を交
    互に形成し、かつ、該係合片8と重なり合う傾動
    ブラケツト7に支軸6を中心とする円周上に所定
    角度範囲に凹んだ段部7aを形成する一方、上記
    固定ブラケツト5に操作用の一対の第1レバー1
    0A,10Bを回動自在に取り付け、該第1レバ
    ー10A,10Bの間に第1係合ピン17を取り
    付け、該第1係合ピン17を上記係合凹部15に
    対向するように位置させると共に、一対の第2レ
    バー12A,12Bを固定ブラケツト5に回動自
    在に取り付け、該第2レバー12A,12Bの自
    由端間に第2係合ピン21を取り付け、該第2係
    合ピン21を上記係合凹部15に対向して位置さ
    せると共に、該第2レバー12A,12Bの自由
    端を上記第1レバー10A,10Bの下方へ位置
    させ、操作により第1レバー10A,10Bが押
    し下げられると第2レバー12A,12Bの自由
    端が連動して押し下げられるように配置し、か
    つ、一方の第2レバー12Bに傾動ブラケツト7
    の段部7aに挿脱自在となる上方へ突出した突部
    22を設け、該突起22が段部7aに挿入してい
    ない時は第2係合ピン21が係合凹部15に係合
    不可となるように設定しており、 上記第1レバー10Aを操作して第1および第
    2係合ピン17,21を係合凹部15より外すと
    傾動ブラケツト7が支軸6を中心として回動可と
    なり、突起22が段部7aに挿入すると共に第2
    係合ピン21が係合凹部15に係合する時、第1
    係合ピン17は係合凸部16に当接し、係合凹部
    15間のピツチの1/2ピツチで傾動ブラケツト
    7、シートバツク4を傾動可とした構成の自動車
    用シートのリクライニング装置。
JP1980143740U 1980-10-07 1980-10-07 Expired JPS6244691Y2 (ja)

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JP1980143740U JPS6244691Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

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JP1980143740U JPS6244691Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

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Publication Number Publication Date
JPS5765648U JPS5765648U (ja) 1982-04-19
JPS6244691Y2 true JPS6244691Y2 (ja) 1987-11-26

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ID=29503477

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JP1980143740U Expired JPS6244691Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07

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JPS60612U (ja) * 1983-06-16 1985-01-07 富士通テン株式会社 角度位置決め機構

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JPS5765648U (ja) 1982-04-19

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