JP2000225874A - レリーズハンドル - Google Patents

レリーズハンドル

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JP2000225874A
JP2000225874A JP11025871A JP2587199A JP2000225874A JP 2000225874 A JP2000225874 A JP 2000225874A JP 11025871 A JP11025871 A JP 11025871A JP 2587199 A JP2587199 A JP 2587199A JP 2000225874 A JP2000225874 A JP 2000225874A
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pair
main shaft
shaft
release handle
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JP11025871A
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Minoru Sugiura
實 杉浦
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成の簡素化、および作業性の改善を可能と
する。 【構成】 駆動シャフト16が対応する略クランク形状に
予め形成され、平坦面28a,29aと軸径円弧面28b,29bとの
組み合わせからなる部分幅狭の差込み部28,29が、駆動
シャフトの主軸部16aに規定、形成されるとともに、幅
狭位置で整列したときにのみこの差込み部の進入を保障
可能とする幅狭の挿入路32,33が、一対の支持片12,13の
挿通孔18,19に連続して形成されている。そして、主軸
部16aの差込み部28,29が、支持片の挿入路32,33に対
し、使用回動範囲から外れた駆動シャフト16の回動角度
で整列したとき、駆動シャフトが、軸線に対する直交方
向から、支持片の挿通孔に挿入路を介して挿入可能とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、略クランク形状
の駆動シャフトを一対の支持片で回動自在に支持したレ
リーズハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートに装着された各種装置のロ
ック解除手段、たとえば、シートスライド装置のロック
解除手段として、図5に示すような、略クランク形状の
駆動シャフト116を備えた、いわゆるレリーズハンドル1
10が知られている。
【0003】この種のレリーズハンドル110において
は、駆動シャフト116の主軸部116aが、支持ブラケット1
14に設けられた対向する一対の支持片112,113により回
動自在、かつ軸線方向に移動不能に支持されている。そ
して、駆動シャフトの主軸部116aの一端部を操作レバー
となる駆動端116b、および他端部を押圧ピン116dの設け
られた従動端116cとしてそれぞれ規定し、駆動端サイド
での回動操作を、従動端での押圧ピンの上下運動、つま
りシートスライド装置22のロック手段24におけるロック
解除動作に伝達、変換可能に、このレリーズハンドル11
0は構成されている。
【0004】一般に、支持ブラケット114は、単独部材
として独立して形成され、挿通孔118,119への主軸部116
aの挿通を伴った、支持ブラケットへの駆動シャフト116
の組み付けのもとで、レリーズハンドル110は予めユニ
ット化される。そして、このユニット化された状態にお
いて、レリーズハンドル110は、ロック手段24に連動可
能に、シートスライド装置22の対応箇所、つまりはベー
スプレート等のベース部材26に配置、固定されている。
【0005】通常、駆動シャフト116は、各部、つまり
主軸部116a、駆動端116b、従動端116c、および押圧ピン
116dをなす部品を溶接等のもとで連結、固定して、対応
する略クランク形状に形成される。そして、シートスラ
イド装置22への取り付けの際の煩雑化を防止するため
に、レリーズハンドル110のユニット化が、一般的に行
われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユニット化
されたレリーズハンドルにおける、ベース部材への支持
ブラケットの固着は、通常、溶接等によって行われてい
る。しかし、溶接による支持ブラケットの固定は、支持
ブラケットの溶接歪みを生じやすく、溶接歪みに起因す
る支持片の間隔ずれ、あるいは角度ずれ等の製品精度の
低下を招く虞れが否定できない。
【0007】また、公知のレリーズハンドルにおいて
は、主軸部を対応する挿通孔に挿通して、駆動シャフト
を支持片間で回動自在、かつ離脱不能に支持する構成で
あることから、通常、駆動シャフトが、各部品を溶接に
より連結、固定してなる、いわゆる組立形成品として形
成されるため、部品点数の増加に起因する構成の複雑
化、およびその組み立ての際の作業工程数、つまりは溶
接工程数の増加が避けられない。そして、シートスライ
ド装置のロック解除手段として設けられるレリーズハン
ドルは、通常、比較的小型であり、駆動シャフトの溶接
は、支持ブラケットへの組み付けを伴った作業となるた
め、溶接による駆動シャフトの組み立ては溶接作業の煩
雑化、ひいては作業性の低下を伴いやすい。
【0008】つまり、このような公知のレリーズハンド
ルにおいては、駆動シャフトの主軸部を支持片の挿通孔
に回動自在、かつ離脱不能に挿通する必要性から、駆動
シャフトの組立形成品化が余儀なくされ、シートスライ
ド装置への取り付け作業の容易性の点から、支持ブラケ
ットと駆動シャフトとのユニット化が要求されている。
そして、このような構成により、構成の複雑化、および
作業性の低下という課題が、公知のレリーズハンドルに
おいては避けられなくなっている。
【0009】この発明は、構成の簡素化、および作業性
の改善を可能としたレリーズハンドルの提供を目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、駆動シャフトが対応する略クラ
ンク形状に予め形成され、軸線に沿った平坦面と軸径円
弧面との組み合わせからなる部分幅狭の差込み部が、少
なくとも一対の支持片に整列する離反位置で駆動シャフ
トの主軸部に規定、形成されるとともに、幅狭位置で整
列したときにのみこの差込み部の進入を保障可能とする
幅狭の挿入路が、一対の支持片の挿通孔に所定の角度方
向で連続して形成されている。
【0011】そして、主軸部の差込み部が、支持片の挿
入路に対し、使用回動範囲から外れた駆動シャフトの回
動角度でのみ整列可能とされ、この整列位置で、駆動シ
ャフトが、軸線に対する直交方向から、支持片の挿通孔
に挿入路を介して挿入可能となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】図1に示すように、この発明に係るレリー
ズハンドル10においては、一対の支持片12,13により回
動自在に支持される駆動シャフト16が、対応する略クラ
ンク形状に予め形成され、この略クランク形状をなした
状態で、支持片の挿通孔18,19に挿入、配置可能となっ
ている。
【0014】なお、図5を参照するとわかるように、こ
の種のレリーズハンドルは、車両用シートに装着される
各種装置のロック解除手段、たとえば、シートスライド
装置22のロック解除手段として、対応するロック手段24
に連動可能に、ベース部材、たとえばベースプレート26
を介して配設される(参照符号110のレリーズハンドル
参照)。
【0015】図1に示すように、このレリーズハンドル
10においては、駆動シャフト16が、主軸部16aと、この
主軸部に対して対応方向に延出された駆動端16b、およ
び従動端16cとを有する略クランク形状に予め形成され
ている。そして、この発明の実施の形態においては、こ
の駆動シャフト16が、主軸部16a、駆動端16b、従動端16
c、およびロック手段24に対する作動片となる従動端の
押圧ピン16dを一体に有する一体成形品として、たとえ
ば、中実ロッドから、対応する形状への折曲のもとで形
成されている(図5の参照符号116、および参照符号116
a〜116d参照)。
【0016】なお、この発明のレリーズハンドル10にお
ける駆動シャフト16の基本形態、およびその動作等は、
公知のレリーズハンドルといずれも同様であるため、図
5に示す従来の構成を参照とすることで、ここでの詳細
な説明は省略する。
【0017】このような駆動シャフト16は、通常、一対
の支持片12,13の挿通孔18,19に対する主軸部16aの挿通
のもとで回動自在に支持されるが、図1、および図2
(A),(B)に示すように、この発明においては、軸線に沿
った平坦面28aと軸径円弧面28bとの組み合わせからなる
部分幅狭の差込み部28、および平坦面29aと軸径円弧面2
9bとを持った同様の差込み部29が、一対の支持片に整列
する離反位置で駆動シャフトの主軸部にそれぞれ規定、
形成されている。そして、軸径より幅狭の幅狭位置L1,L
2で整列したときにのみこの差込み部28,29の進入を保障
可能とする幅狭の挿入路32,33が、一対の支持片の挿通
孔18,19に所定の角度方向で連続して、それぞれ形成さ
れている。
【0018】主軸部の差込み部28,29の幅狭位置L1,L2
は、支持片の挿入路32,33に対し、ロック機構24(図5
参照)のロック位置、ロック解除位置間での回動範囲と
なる図2(B)の使用回動範囲αから外れた駆動シャフト1
6の回動角度、たとえば図2(A)に示す回動角度でのみ整
列可能に設定、形成されている。そして、差込み部28,2
9の幅狭位置L1,L2が支持片の挿入路32,33に整列したこ
の整列位置において、駆動シャフト16は、支持片の挿通
孔18,19に、図1に示すような軸線に対する直交方向から
挿入路を介して挿入、配置可能となっている。
【0019】上記のように、この発明のレリーズハンド
ル10においては、駆動シャフト16が、略クランク形状を
なした状態のままで支持片の挿通孔18,19に挿入、配置
できる。言い換えれば、シートスライド装置22への配設
前に支持ブラケットにおいて予めユニット化することな
く、図1に示すように、べース部材26に設けた支持片12,
13の挿通孔18,19に、駆動シャフト16を直接的に挿入、
配置することが可能となる。
【0020】つまり、シートスライド装置22へのレリー
ズハンドルの配設の際に従来必要であった支持ブラケッ
トが、この発明においては省略できるため、ベース部材
26への溶接に起因する一対の支持片12,13間の間隔ず
れ、角度ずれ等が確実に排除できる。従って、製品精度
の低下を招くことなく、レリーズハンドル10をシートス
ライド装置22に配設することが容易に可能となる。
【0021】そして、別体の支持ブラケットを用いるこ
となく、一対の支持片12,13をベース部材26の部分的な
立ち上げ、あるいは切り起こし等のもとで形成すれば足
りるため、部品点数、および溶接工程が削減でき、これ
による作業性の向上が確実にはかられる。
【0022】なお、図1に示すこの発明の実施の形態に
おいては、支持片12を部分的な切り起こし、また、支持
片13を端部の立ち上げによりそれぞれ形成しているが、
支持片がベース部材26と一体であれば足りるため、これ
に限定されないことはいうまでもない。
【0023】また、略クランク形状をなした状態で、駆
動シャフト16を一対の支持片12,13に挿入、配置できる
ため、この発明の実施の形態のように、駆動シャフト
を、中実のロッドの折曲等によりなる一体成形品とする
ことが可能となる。駆動シャフト16を一体成形品とすれ
ば、溶接による駆動シャフトの組立工程が省略できる。
そして、駆動シャフト16をなす部品点数も大幅に削減さ
れるため、構成の簡素化、および作業工程数、溶接工程
数の大幅の削減により、その作業性が確実に改善され
る。
【0024】ここで、この発明においては、主軸部の差
込み部28,29の幅狭位置L1,L2と、支持片の挿入路32,33
との整列位置を、図2(A),(B)に示す、使用回動範囲α
から外れた駆動シャフト16の回動角度として設定してい
る。つまり、図2(B)に示すように、駆動シャフト16の
回動使用範囲αにおいては、主軸部の差込み部28,29の
幅狭位置L1,L2が支持片の挿入路32,33に整列しないた
め、主軸部16aの挿通後における、支持片の挿通孔18,19
からの駆動シャフト16の離脱は確実に防止される。
【0025】従って、この発明によれば、一対の支持片
12,13への挿着の容易性に加えた操作の確実性の確保
が、容易にはかられる。
【0026】なお、主軸部の差込み部28,29の幅狭位置L
1,L2と、支持片の挿入路32,33との整列位置α1は、回動
使用範囲αのロック解除位置α2から約90°離反した位
置として規定、設定することが好ましい。しかし、この
数値はあくまでも一例にすぎないため、回動使用範囲α
内における整列が不能であれば他の角度に設定してもよ
いことはいうまでもない。
【0027】また、この発明の実施の形態においては、
差込み部28,29が、主軸部16aの直径方向で対峙する位置
に、平坦面28a,29aをそれぞれ形成しているが、差込み
部は、対応する挿通孔18,19に対する円滑な回動を確保
可能な非円形状であれば足りるため、これに限定され
ず、たとえば、いずれか一方のみを平坦面とした形状と
してもよい。
【0028】更に、この発明の実施の形態においては、
駆動シャフト16として、中実ロッドを折曲してなる一体
成形品を例示しているが、一体成形品としてなる駆動シ
ャフトに限定されず、各部品の組み立てによりなる、い
わゆる組立形成品の駆動シャフトにも、この発明が応用
できることはいうまでもない。そして、駆動シャフト16
を組立形成品とし、駆動端16b、従動端16cのいずれかを
主軸部16aに対しねじ止め等のもとで連結、固着可能と
すれば、駆動端、従動端間の角度が適宜調整可能となる
ため、ロック手段24の機種の違い、あるいはシートスラ
イド装置22の形状の違い等にも容易に対応可能となるこ
とから、汎用性に優れたレリーズハンドル10が容易に確
保可能となる。
【0029】ところで、この種のレリーズハンドル10に
おいては、駆動シャフト16が回動自在、および離脱不能
であることに加えて、駆動シャフトが支持片12,13に対
して軸線方向に移動不能であることも、その操作性、お
よび操作の確実性等の点から要求される。これは、駆動
シャフトの主軸部16aに、支持片の挿通孔18,19の孔径よ
り大径の止めリングを嵌着すること等により、容易に得
ることができる。
【0030】しかし、図1、図3(A),(B)に示すよう
に、この発明においては、主軸部16aの一方の差込み
部、たとえば差込み部29の軸径φ1を主軸部16aの軸径φ
2より小径とし、この差込み部を挿通、保持可能な小径
の孔径に、対応する支持片13の挿通孔19を形成するとと
もに、この小径差込み部の幅狭位置L2を挿通可能な小幅
に、この小径挿通孔に連続する挿入路33を形成してい
る。
【0031】このような構成によれば、小径差込み部29
によりなる段部36と支持片の挿通孔19の周縁との係合に
より、軸線方向への主軸部16a、ひいては駆動シャフト1
6の移動が阻止できる。つまり、別部材を設けることな
く、軸線方向への駆動シャフト16の移動が確実に阻止で
きるため、部品点数、および作業工程の増加が防止で
き、よって、この点からも、作業性の向上が確実にはか
られる。
【0032】なお、この発明の実施の形態においては、
差込み部29を小径差込み部として具体化しているが、こ
れとは逆に、差込み部28を小径差込み部としてもよい。
また、差込み部28,29のいずれか一方に限定されず、た
とえば、双方の差込み部を小径差込み部として形成して
もよい。
【0033】ここで、この発明の実施の形態において
は、差込み部28,29の少なくとも一方を小径差込み部と
することで軸線方向への駆動シャフト16の移動を阻止可
能としている。しかし、差込み部の軸径を小径とする構
成に限定されず、たとえば、図4(A)に示すように、差
込み部の軸径を小径とすることなく、差込み部29の平坦
面29aの各側端に、支持片の挿通孔19の周縁に係合可能
な一対のつば38をプレス加工等により部分的に突設し、
この一対のつば間に、対応する支持片13を介在、挟持可
能としたり、また、図4(B)に示すように、差込み部の
平坦面29aに一対の離間突起40を挿通孔19の周縁に係合
可能にエンボス加工等により打ち出して突設し、この一
対の突起間に支持片13を介在、挟持可能としてもよい。
【0034】このような構成によれば、差込み部29の軸
径を小径とすることなく、軸線方向への駆動シャフト16
の移動が阻止できるため、軸径の小径化に起因する強度
低下等が確実に防止できる。
【0035】この発明の実施の形態においては、レリー
ズハンドルをシートスライド装置のロック解除手段とし
て具体化しているが、これに限定されず、他の装置、た
とえば、リクライニング装置等の他の装置のロック解除
手段となるレリーズハンドルに、この発明を応用しても
よい。
【0036】また、自動車用シートの各種装置のロック
解除手段に限定されず、他の車両用シート、たとえば、
電車、飛行機、船舶等のシートに装着される各種装置の
レリーズハンドルに、この発明を応用してもよい。
【0037】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るレリーズ
ハンドルによれば、駆動シャフトが、略クランク形状を
なした状態のままで支持片の挿通孔に挿入、配置でき
る。つまり、別体の支持ブラケットでのユニット化が不
要となることから、ベース部材への溶接に起因する一対
の支持片間の間隔ずれ、角度ずれ等が確実に排除でき
る。従って、製品精度の低下を招くことなく、レリーズ
ハンドルを対応するベース部材に配設することが容易に
可能となる。
【0039】そして、別体の支持ブラケットを用いるこ
となく、一対の支持片をベース部材の部分的な立ち上
げ、あるいは切り起こし等のもとで形成すれば足りるた
め、部品点数、および溶接工程が削減でき、これによる
作業性の向上が確実にはかられる。
【0040】また、略クランク形状をなした状態で、駆
動シャフトを一対の支持片に挿入、配置できるため、駆
動シャフトを、中実のロッドの折曲等によりなる一体成
形品とすることが可能となる。駆動シャフトを一体成形
品とすれば、溶接による駆動シャフトの組立工程が省略
できる。そして、駆動シャフトをなす部品点数も大幅に
削減されるため、構成の簡素化、および作業工程数、溶
接工程数の大幅の削減により、その作業性が確実に改善
される。
【0041】更に、主軸部の差込み部の幅狭位置と、支
持片の挿入路との整列位置を、使用回動範囲から外れた
駆動シャフトの回動角度として設定しているため、主軸
部の挿通後における、支持片の挿通孔からの駆動シャフ
トの離脱は確実に防止される。従って、一対の支持片へ
の挿着の容易性に加えた操作の確実性の確保が、容易に
はかられる。
【0042】また、主軸部の差込み部の少なくとも一方
の軸径を小径とすれば、別部材を設けることなく、軸線
方向への駆動シャフトの移動が阻止できるため、構成の
簡素化、作業の容易化が確実にはかられる。
【0043】そして、差込み部の平坦面の各側端につば
を設けるか、平坦面に一対の離間突起を突設すれば、差
込み部の軸径を小径とすることなく、軸線方向への駆動
シャフトの移動が阻止できるため、軸径の小径化に起因
する強度低下等が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレリーズハンドルの概略分解斜
視図である。
【図2】整列位置、使用角度位置での差込み部を示す、
レリーズハンドルの一部破断の各概略縦断面図である。
【図3】整列位置、使用角度位置での小径差込み部を示
す、レリーズハンドルの一部破断の各概略縦断面図であ
る。
【図4】差込み部の変形例を示す、差込み部の整列位置
におけるレリーズハンドルの一部破断の各概略縦断面図
である。
【図5】公知のレリーズハンドルを示す、シートスライ
ド装置の一部破断の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 レリーズハンドル 12,13 支持片 16 駆動シャフト 16a 主軸部 18,19 挿通孔 26 ベース部材 28,29 差込み部 32,33 挿入路 38 つば 40 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸部の一端部を駆動端、他端部を従動
    端とした略クランク形状の駆動シャフトを、少なくとも
    所定の使用回動範囲内を回動可能に、挿通孔への主軸部
    の挿通のもとで一対の支持片間に回転自在、かつ離脱不
    能に支持してなるレリーズハンドルにおいて、 上記駆動シャフトが、対応する略クランク形状に予め形
    成され、 軸線に沿った平坦面と軸径円弧面との組み合わせからな
    る部分幅狭の差込み部が、少なくとも上記一対の支持片
    に整列する離反位置で駆動シャフトの主軸部に規定、形
    成されるとともに、幅狭位置で整列したときにのみこの
    差込み部の進入を保障可能とする幅狭の挿入路が、一対
    の支持片の挿通孔に所定の角度方向で連続して形成さ
    れ、 主軸部の差込み部が、支持片の挿入路に対し、使用回動
    範囲から外れた駆動シャフトの回動角度でのみ整列可能
    とされ、この整列位置で、駆動シャフトが、軸線に対す
    る直交方向から、支持片の挿通孔に挿入路を介して挿入
    可能となることを特徴としたレリーズハンドル。
  2. 【請求項2】 主軸部の一端部を駆動端、他端部を従動
    端とした略クランク形状の駆動シャフトを、少なくとも
    所定の使用回動範囲内を回動可能に、挿通孔への主軸部
    の挿通のもとで一対の支持片間に回転自在、かつ離脱不
    能に支持してなるレリーズハンドルにおいて、 上記駆動シャフトが、中実ロッドの一端部、他端部を主
    軸部に対する対応方向にそれぞれ折曲した略クランク形
    状の一体成形品として、予め形成され、 軸線に沿った平坦面と軸径円弧面との組み合わせからな
    る部分幅狭の差込み部が、少なくとも上記一対の支持片
    に整列する離反位置で駆動シャフトの主軸部に規定、形
    成されるとともに、幅狭位置で整列したときにのみこの
    差込み部の進入を保障可能とする幅狭の挿入路が、一対
    の支持片の挿通孔に所定の角度方向で連続して形成さ
    れ、 主軸部の差込み部が、支持片の挿入路に対し、使用回動
    範囲から外れた駆動シャフトの回動角度でのみ整列可能
    とされ、この整列位置で、駆動シャフトが、軸線に対す
    る直交方向から、支持片の挿通孔に挿入路を介して挿入
    可能となることを特徴としたレリーズハンドル。
  3. 【請求項3】 一対の支持片が、所定のベース部材の部
    分的な立ち上げ、および部分的な切り起こしの少なくと
    もいずれかによってそれぞれ形成された請求項1または
    2記載のレリーズハンドル。
  4. 【請求項4】 一対の支持片に対応する差込み部のう
    ち、少なくとも一方の差込み部の軸径を主軸部の軸径よ
    り小径とし、この小径差込み部を挿通、保持可能な小径
    の孔径に、対応する支持片の挿通孔を形成するととも
    に、この小径差込み部の幅狭位置を挿通可能な小幅に、
    当該小径挿通孔に連続する挿入路を形成した請求項1な
    いし3のいずれか記載のレリーズハンドル。
  5. 【請求項5】 一対の支持片に対応する差込み部のう
    ち、少なくとも一方の差込み部の平坦面の各側端に、支
    持片の挿通孔周縁に係合可能な一対のつばを部分的に突
    設し、この一対のつば間に、対応する支持片を介在、挟
    持可能とした請求項1ないし3のいずれか記載のレリー
    ズハンドル。
  6. 【請求項6】 一対の支持片に対応する差込み部のう
    ち、少なくとも一方の差込み部の平坦面に一対の離間突
    起を支持片の挿通孔周縁に係合可能に突設し、この一対
    の突起間に支持片を介在、挟持可能とした請求項1ない
    し3のいずれか記載のレリーズハンドル。
JP11025871A 1999-02-03 1999-02-03 レリーズハンドル Pending JP2000225874A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118860A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートスライド装置
WO2015068287A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 岐阜車体工業株式会社 シートスライド装置

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