JPH09116863A - データ記録方法及び装置、データ再生方法及び装置、記録媒体、データ伝送方法及び装置 - Google Patents
データ記録方法及び装置、データ再生方法及び装置、記録媒体、データ伝送方法及び装置Info
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- JPH09116863A JPH09116863A JP7293513A JP29351395A JPH09116863A JP H09116863 A JPH09116863 A JP H09116863A JP 7293513 A JP7293513 A JP 7293513A JP 29351395 A JP29351395 A JP 29351395A JP H09116863 A JPH09116863 A JP H09116863A
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Abstract
付随するオーデイオ信号をそれぞれ符号化し時分割多重
化したものを記録又は伝送する場合に、任意の個数の多
重化データを途切れなく連続再生できるようにする。 【解決手段】動画像パケツトデータSVPと所定時間だ
け遅延させたオーデイオパケツトデータSAPを一旦バ
ツフアメモリ20、21に格納し、格納を開始し始めて
から所定時間経過後に、バツフアメモリ20、21内の
各パケツトデータの残量をみながら動画像パケツトデー
タ及びオーデイオパケツトデータを選択的に、かつ格納
時のデータレート以上のレートで読み出すようにして動
画像パケツトデータSVP′及びオーデイオパケツトデ
ータSAP′を時分割多重化し、当該多重化データSM
UX′を記録又は伝送するようにする。
Description
に付随するオーデイオ信号を符号化及び多重化して記録
し又は再生するデータ記録装置、データ再生装置等に関
する。また本発明は動画像信号及びこれに付随するオー
デイオ信号を符号化及び多重化して遠隔地に伝送するデ
ータ伝送装置に関する。
するシステムや遠隔地に伝送するシステムにおいては、
記録媒体の容量や伝送路を効率良く利用するため、画像
信号を圧縮符号化する方法が採用されている。この際、
フレーム内相関を利用したり、フレーム間相関を利用し
て動画像信号を圧縮符号化するのが一般的である。因に
これら圧縮符号化フオーマツトにはMPEG1、MPE
G2、あるいはH.261等がある。
て動作する圧縮符号化装置においては、ある時間内に発
生する圧縮動画像データのデータ量が一定となるように
符号化を制御している。しかし圧縮符号化装置において
は、ある時間単位で発生するデータ量が一定量に近づく
ようにしてはいるが、通常発生されるデータ量は実際に
は一定にはならない。またフレーム単位のデータ発生量
も通常は各々異なつた値となる。このように単位時間当
たりの符号化データ発生量が変化する場合、そのデータ
を記録媒体に直接記録したり、あるいは直接伝送するこ
とはきわめて困難となる。なぜなら通常、記録媒体への
記録レート、あるいはデータの伝送レートは一定だから
である。
像圧縮符号化処理部2と記録再生部3との間(又は動画
像符号化処理部2と伝送部(図示せず)との間)にバツ
フアメモリ4を配置し、このバツフアメモリ4が破綻し
ないように符号化データD1の発生量を調整する。そし
て記録再生装置1は動画像圧縮符号化処理部2から出力
される可変量の符号化データD1をバツフアメモリ4か
ら一定レートで取り出し、記録再生部3(伝送装置にお
いては伝送路)に出力している。
単位時間当りに発生される平均データ量は、バツフアメ
モリ4から出力される一定レートと等しくなる。一般に
これらの動作を行う装置はバツフアメモリ4を含めてエ
ンコーダ5と呼ばれている。このように従来のエンコー
ダ5ではバツフアメモリ4を設けることによつて発生情
報量が一定レートとなるようになされている。
像信号に復号する装置側では、記録再生部3と伸長復号
化処理部6との間(又は伝送路の出力端と伸長復号化処
理部6との間)に、上述と同様のバツフアメモリ7が置
かれるようになされている。一般にこれらの動作を行う
装置はバツフアメモリ7を含めてデコーダ8と呼ばれて
いる。
コーダにおいては、上述したように発生情報量は一定レ
ートとなるようになされているものの、ある一定時間分
の動画像信号を符号化することにより発生する総データ
量は画像に応じて目標としている値からは離れたものと
なる。
符号化して得た動画像符号化データを書込みレートRで
記録媒体に記録し、その後、読出しレートRでこの記録
データを読み出して復号することにより動画像信号を再
生する場合について考える。この場合、目標となる符号
化データ発生量Eiは
いてBはエンコーダ内に設けられているバツフアメモリ
の容量を表わす。
ンコーダによつて動画像信号をエンコードした場合、発
生するデータ量の推移をバツフアメモリの状態で示すと
図9のようになる。縦軸が発生したデータ量、横軸が経
過時間を表し、直線EBeがレートRで出力したデータ
量、直線EBeと折れ線EBfの間がバツフア容量Bと
なる。また曲線Deは実際のデータ発生量の推移を示
し、この曲線Deと折れ線EBfの縦軸方向の距離がバ
ツフアメモリの空き容量EBrを示す。
にバツフアメモリに書き込まれ、書き込み開始から期間
Te(以下、この期間Teをスタートアツプデイレイと
呼ぶ)経過後にバツフアメモリから一定レートRで読み
出される。目標となる符号化データ発生量はR×Tで、
これは図中の点P1で示されるが、通常は時間Tまでエ
ンコードし終わつた時点で発生するトータルのデータ量
は、例えば点P2のようになり、この時までのデータ発
生量Ejは、
フアメモリ内のデータ残量である。
ず、エンコード時のスタートアツプデイレイTeやデー
タ残量BOTによつて変化する。ここでTe、BOTはそれ
ぞれ、
最小値Ejmin はTe=B/RかつBOT=0のとき、次
式
のとき、次式
変動量は(4)式の通りとなる。
記録する場合、記録に要する時間Hwは、次式
タをレートRで読み出す場合の読み出し時間Hrは、次
式
画像信号へ復号されるが、復号後の動画像信号の再生時
間は符号化前の動画像信号の長さと同じく時間Tとな
る。このことから画像の再生時間Tと、それに必要なデ
ータの読み出し時間Hrは異なることが分かる。
信号に付随するオーデイオ信号を符号化したオーデイオ
符号化データとを時分割多重処理することにより単一の
多重化ストリームとし、この多重化ストリームを記録媒
体に記録し、読み出す場合を考える。通常、オーデイオ
信号の符号化の際には固定長符号化の手法がとられるた
め、符号化レートをrとすると、オーデイオ符号化デー
タのデータ発生量Arは、次式
イオ信号の符号化処理に要する時間については、単位時
間あたりの符号化処理に必要な時間がアルゴリズムやハ
ードウエアによつて異なるため、同時刻に入力された原
信号がそれぞれ符号化されて符号器から出力されるまで
の遅延時間(デイレイ)は異なる。通常は、オーデイオ
信号の符号化処理に要する時間の方が短いため、多重化
すべきオーデイオ符号化データが多重化処理部へ到着し
た時点で時分割多重処理を開始し記録媒体に記録する場
合、動画像符号化データが多重化処理部に到着するまで
の時間が遅れる分、動画像符号化データを単独で記録媒
体に記録するのに要する時間よりも多くの時間を必要と
する。
なく生じる。従つて多重化ストリームを記録媒体に記録
したレートで記録媒体から記録されたデータストリーム
を読み出すのに必要な時間も、単独に記録された動画像
符号化データを読み出した場合に比べてより多くの時間
を必要とする。
一定時間分の動画像信号とそれに付随するオーデイオ信
号をそれぞれ圧縮符号化し、それらを時分割多重化した
多重化データ(以下これをクリツプと呼ぶ)を任意の個
数だけ記録媒体に書き込み、その記録媒体から任意の個
数のクリツプを連続再生する場合、以下のような問題が
生じる。
SVとこれに付随するオーデイオ信号SAをそれぞれ符
号化することにより動画像符号化データSVC及びオー
デイオ符号化データSACを形成し、これらをそれぞれ
パケツト化することにより動画像パケツトデータV0、
V1、……、Vn及びオーデイオパケツトデータA0、
A1、……、Amを形成すると、動画像符号化デイレイ
DL1の方がオーデイオ符号化デイレイDL2よりも大
きいので、動画像パケツトデータV0〜Vnに対してオ
ーデイオパケツトデータA0〜Amの方が時間的に早く
生成される。
タV0〜VnとオーデイオパケツトデータA0〜Am
を、パケツトデータV0〜Vn、A0〜Amが生成され
た順に、かつどちらのパケツトデータも未だ生成されて
いない場合にはパデイングパケツトデータPを挿入しな
がら時分割多重化すると、時間長T1の多重化データS
MUXが形成される。この多重化データSMUX(すな
わちクリツプ)の時間長T1は、動画像信号SVの画像
の内容や符号化デイレイの差によつて変動してしまう。
が記録された記録媒体から任意の個数のクリツプを連続
して読み出し、これを復号することにより元の動画像信
号とこれに付随するオーデイオ信号を連続再生する場
合、復号に必要なデータを記録媒体から読み出す時間が
各々のクリツプにおいて異なつてしまうため、データの
読み出し時間が復号時間よりも長くかかる場合には、再
生信号が途切れたものとなる問題があつた。
シヤル)を送出するシステム等では、記録媒体に記録さ
れた複数のクリツプを様々な組合せで連続再生して送出
するようになされており、このような場合に各クリツプ
間で読出し時間が異なると再生したCMのスポツトが一
部欠けるたものとなつてしまう。このようにCMのスポ
ツトが一部欠落することは放送契約等の問題もからんで
大きな問題となる。
で、ある一定時間分の動画像信号及びこれに付随するオ
ーデイオ信号をそれぞれ符号化及び多重化したものを記
録又は伝送する場合に、当該多重化データを途切れなく
連続再生し得るデータ記録方法及び装置、データ再生方
法及び装置、記録媒体、データ伝送方法及び装置を提案
しようとするものである。
め本発明においては、動画像パケツトデータと所定時間
だけ遅延したオーデイオパケツトデータを一旦バツフア
メモリに格納し、格納を開始してから所定時間経過後
に、バツフアメモリ内の動画像パケツトデータ及びオー
デイオパケツトデータの残量を見ながら動画像パケツト
データ又はオーデイオパケツトデータを選択的に、かつ
格納時のデータレート以上のデータレートで読み出すよ
うにして動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツト
データを時分割多重化するようにする。
これに付随するオーデイオ信号は、各々の符号化データ
発生量や符号化デイレイの差に拘わらず、常に一定サイ
ズの多重化データとされる。この結果記録又は伝送され
た当該多重化データを、記録時又は伝送時と同じレート
で読出し又は受信すれば、各クリツプの読出し及び受信
にかかる時間を等しくできる。
施例を詳述する。
録方法を適用した記録装置の構成を示す。記録装置10
は大きく分けて、エンコーダ11と多重化処理部12と
記録再生部13とから構成されている。エンコーダ11
は動画像信号SV及びこれに付随するオーデイオ信号S
Aをそれぞれ画像圧縮符号化処理部14及びオーデイオ
符号化処理部16に入力する。
ツフア15の残量に応じて選定された圧縮率で動画像信
号SVを圧縮符号化する。エンコードバツフア15に格
納された圧縮符号化データは一定のレートR1で読み出
されて出力される。このようにして目標レートR1(因
に、当該目標レートR1が画像圧縮符号化処理部14及
びエンコードバツフア15全体でみたときの符号化レー
トとなる)の動画像符号化データSVCが形成される。
オーデイオ符号化処理部16はオーデイオ信号SAに対
して固定長符号化処理を施すことにより、符号化レート
R2のオーデイオ符号化データSACを形成する。
SVCを一定のデータ長毎に区切ると共にそのデータが
動画像データであることやその他の付加情報を表わすヘ
ツダ情報をそれらの先頭に付加することにより、動画像
パケツトデータSVPを形成する。
号化デイレイとオーデイオ符号化デイレイの差を低減す
るために設けられた遅延処理部18によつて所定時間T
DLだけ遅延され、当該遅延オーデイオ符号化データSA
CDLがパケツト処理部19に供給される。パケツト処理
部19は遅延オーデイオ符号化データSACDLを一定の
データ長毎に区切ると共にそのデータがオーデイオデー
タであることを表わすヘツダ情報をそれらの先頭に付加
することにより、オーデイオパケツトデータSAPを形
成する。
オパケツトデータSAPはそれぞれ多重化バツフア20
及び21に送出される。多重化バツフア20の出力はセ
レクタ22の端子aに与えられると共に多重化バツフア
21の出力はセレクタ22の端子bに与えられる。この
結果多重化バツフア20及び21には対応する端子a又
はbが選択されるまでの期間、動画像パケツトデータS
VP及びオーデイオパケツトデータSAPが格納蓄積さ
れる。
格納時のデータレートよりも速いデータレートR′でデ
ータが読み出されるようになされている。具体的には、
各多重化バツフア20及び21への動画像パケツトデー
タSVP及びオーデイオパケツトデータSAPのそれぞ
れの書込みレートをR1及びR2とすると、各多重化バ
ツフア20及び21のそれぞれの読出しレートR′は
R′>R1+R2となるように選定されている。またセ
レクタ22の端子cにはパデイングパケツト発生部23
によつて発生されたパデイングパケツトデータPADが
与えられる。このパデイングパケツトデータPADのレ
ートもR′となるように選定されている。
理ユニツト)24からのセレクタコントロール信号CN
T1に基づいて行われる。このセレクタコントロール信
号CNT1は、各多重化バツフア20及び21からCP
U24に入力される、バツフア内のパケツト残量を表わ
すバツフア情報信号S1及びS2に基づいて生成され
る。このようにして多重化バツフア20、21内のパケ
ツト残量に基づいて多重化が制御される。この結果得ら
れた多重化データSMUX′はバイトカウンタ25を介
して記録再生部13に供給され、ハードデイスク等の記
録媒体に記録される。
化バツフア20及び21に所定量のパケツトデータSV
P、SAPが蓄積されてから開始させる。このためCP
U24は多重化バツフア20、21にパケツトデータS
VP、SAPの格納が開始されてから時間Twが経過す
るまではセレクタ22の端子として端子dを選択してお
き、時間Tw(以下、この時間Twを蓄積時間Twと呼
ぶ)だけ経過後に上述したように多重化バツフア20、
21内のパケツト残量に基づく多重化を開始させる。
明する。ここで蓄積時間Twを全くなくして多重化を開
始したり、小さくしすぎた場合には原信号SV、SAの
入力時間Tに相当する時間分の多重化処理を行つた後
も、動画像パケツトデータSVPが発生していることに
なり、多重化データSMUX′を規定のトータルバイト
数に押さえ込むことができなくなる。また遅延処理部1
8による遅延処理時間TDLを長くしすぎた場合も同様
に、オーデイオパケツトデータSAPの発生が規定時間
内に収まらなくなり、多重化データSMUX′を規定の
トータルバイト数に押さえ込むことができなくなる。
時間TDLは、例えば以下に示すように選定されている。
すなわち時間Tの長さの動画像信号SVの符号化によつ
て発生する動画像符号化データSVCのデータ量の最大
値は、次式
SACと多重化されレートR′の多重化データSMU
X′とされるため、動画像多重に割り当てられる実効レ
ートは、次式
するためには、あらかじめ多重化バツフア20、21に
発生データを一定量蓄積したのちに多重化を開始しなく
てはならない。多重化時間をTにするためには、蓄積時
間Twは、次式
8)式のように選定すれば良い。
4〔Mbps 〕、オーデイオの符号化レートR2が384
〔Kbps 〕、多重化データのデータレートR′が5〔M
bps 〕、エンコードバツフア15の容量Bが4〔Mbit
〕の場合を考えると、(17)式及び(18)式よ
り、クリツプの時間長TをT>6.49〔sec 〕とし、かつ
蓄積時間Twを1〔sec 〕とすれば良い。
でのデータ蓄積量は、遅延処理部18によつて符号化デ
イレイの差を全くなくした場合には、多重化バツフア2
0で4〔Mbit 〕、多重化バツフア21で 384〔Kbps
〕となるので、この値以上の容量の多重化バツフア2
0、21を持つ必要がある。
の差が 1.5〔sec 〕あるとすると、オーデイオの遅延処
理をしなかつた場合、オーデイオの多重化バツフア21
は、384〔kbit〕×(1+1.5 )= 576〔kbit〕の容量が
必要となる。しかし実際上、再生装置側の多重分離化処
理においては、多重化処理の際に使用した多重化バツフ
ア20、21と同容量以上のバツフアメモリが必要とな
るため、多重化の前処理として、1.5 〔sec 〕以上の遅
延処理を行うのが望ましい。
Tw=2.5 〔sec 〕を越えた場合には、オーデイオパケ
ツトの発生が規定時間内に収まらなくなり、規定の多重
化データSMUX′をトータルバイト数に押さえ込むこ
とができなくなるため、これを考慮した遅延時間TDLを
選定しなければならない。
して遅延処理を行わなかつた場合には、多重化バツフア
21として、多重化バツフア20への蓄積時間Twに加
え、符号化デイレイの差に相当する時間分のバツフア量
が必要となり、多重化バツフア21がオーバーフローす
る可能性がある。従つて実施例の記録装置10において
は、オーデイオ符号化データSACを遅延処理したこと
により多重化バツフア21のオーバーフローを防止でき
る。
明する。バイトカウンタ25は通過する多重化データS
MUX′のバイト数をカウントし、これを表わすカウン
ト信号S3をCPU24に送出する。CPU24はカウ
ント信号S3に基づいて多重化データSMUX′のサイ
ズを計算し、当該サイズが1クリツプ分の値に満たない
場合には、セレクタ22を端子cに切換え制御すること
によりパデイングパケツトデータPADを挿入する。
て発生した全てのデータの多重化が終了した時点で、そ
れまでバイトカウンタ25によつてカウントしたバイト
数がCPU24へ伝えられ、パデイングパケツト発生部
23から、次式
化データに付加させて多重化処理を終了する。従つて1
クリツプの多重化データSMUX′当りの総バイト数は
常に、次式
挿入するのは、上述したように1クリツプ分のサイズ合
せを行う場合か、または多重化バツフア20、21内の
パケツトデータSVP、SAPが存在しない場合のいず
れかの場合である。すなわち多重化処理部12において
は、多重化バツフア20、21への入力レートの合計R
1+R2よりも出力レートR′の方を大きくしているた
め、時間の経過と共にいずれの多重化バツフア20、2
1にも送り出すべきパケツトデータが存在しない場合が
生じる。そこでこのような場合は、CPU24からの選
択によつて、パデイングパケツト発生部23からパデイ
ングパケツトデータPADを挿入することにより多重化
データSMUX′を形成する。なおこのパデイングパケ
ツトは、後述する再生装置の多重化分離処理によつて破
棄する。
3に従つて説明する。図2及び図3では、多重化バツフ
ア20(以下、この説明では多重化バツフア20をビデ
オバツフア(V Buffer )と呼ぶ)、オーデイオバツフ
ア21(以下、この説明では多重化バツフア21をオー
デイオバツフア(A Buffer )と呼ぶ)のバツフア残量
(BOB)を、半分(HOB)、1/4(QOB)の2
段階のバツフア残量と、残パケツト数とを基準にして比
較し、当該比較結果に応じていずれかのバツフアを選択
する。すなわち、いずれかのバツフアに対応したセレク
タ端子a又はbを選択して多重化データSMUX′を形
成する。
にパケツトデータSVP、SAPが入力され始めてから
蓄積時間Twだけ経過後に、ステツプSP0からバツフ
ア選択処理手順に入る。CPU24はステツプSP1に
おいてバツフア情報信号S1、S2に基づいて、ビデオ
バツフアの残量が半分より多く、かつビデオパケツトが
あると判断するとステツプSP2に移つてビデオバツフ
アを選択する。次にCPU24はステツプSP3におい
てオーデイオバツフアの残量が半分よりも多く、かつ残
りのオーデイオパケツトがあると判断するとステツプS
P4に移つてオーデイオバツフアを選択し、当該ステツ
プSP4での処理後に再びステツプSP1に戻る。
て、ビデオバツフアの残量が半分以下又はビデオパケツ
トが無いと判断すると、ステツプSP5に移る。CPU
24はステツプSP5においてオーデイオバツフアの残
量が半分より多く、かつオーデイオパケツトがあると判
断すると、ステツプSP4に移つてオーデイオバツフア
を選択する。
〜ステツプSP5において、ビデオバツフア及びオーデ
イオバツフアの半分の残量を閾値として、ビデオバツフ
アの残量及びオーデイオバツフアの残量が共に半分より
多いときには、ステツプSP1−SP2−SP3−SP
4−SP1のループを繰り返してビデオバツフアとオー
デイオバツフアを交互に選択して多重化データSMU
X′を形成する。これに対してビデオバツフアの残量だ
けが半分よりも多いときには、ステツプSP1−SP2
−SP3−SP4のループを繰り返すことによりビデオ
バツフアのみを繰り返し選択して多重化データSMU
X′を形成する。またビデオバツフアの残量が半分以下
でかつオーデイオバツフアの残量が半分よりも多いとき
には、ステツプSP1−SP5−SP4−SP1のルー
プを繰り返すことによりオーデイオバツフアのみを選択
しながら多重化データSMUX′を形成する。
SP2において共に否定結果を得ると、このことはビデ
オバツフア及びオーデイオバツフアの残量が共に半分以
下のことを表わすことにより、ステツプSP6に移り、
以下各バツフア容量の1/4を閾値とした選択を行う。
すなわちCPU24はステツプSP6においてビデオバ
ツフアの残量が1/4よりも多くかつビデオパケツトが
あるか否か判断し、肯定結果が得られるとステツプSP
7に移つてビデオバツフアを選択する。次にCPU24
はステツプSP8においてオーデイオバツフアの残量が
1/4より多くかつオーデイオパケツトがあるか否か判
断し、肯定結果が得られるとステツプSP9に移つてオ
ーデイオバツフアを選択する。
否定結果が得られると、ステツプSP10に移つてオー
デイオバツフアの残量が1/4よりも多くかつオーデイ
オパケツトがあるか否か判断し、肯定結果が得られると
ステツプSP9に移つてオーデイオバツフアを選択す
る。またCPU24はステツプSP8において否定結果
が得られた場合又はステツプSP9における処理を終了
後はステツプSP1に戻る。
6〜SP10において、ビデオバツフアの残量及びオー
デイオバツフアの残量が共に1/4より多いとき、又は
何れか一方のバツフアの残量が1/4より多いときに、
ビデオバツフア又はオーデイオバツフアを適宜選択し、
再びステツプSP1に戻つていずれかのバツフア残量が
半分よりも多くなつている場合には、上述のステツプS
P1〜ステツプSP5の処理を実行する。このようにし
てCPU24は、ステツプSP1〜ステツプSP14の
処理を実行することによりビデオバツフアとオーデイオ
バツフアの残量を均等に減らしていくように多重化制御
を行うようになされている。
0において否定結果を得ると、このことはビデオバツフ
ア及びオーデイオバツフアの残量が共に1/4以下とな
つていることを表わすことにより、ステツプSP11に
移り、以下各バツフア内のパケツト残量の有無に基づい
たバツフア選択を行う。
おいてビデオバツフア内にビデオパケツトがあるか否か
判断し、ビデオパケツトがあると判断した場合にはステ
ツプSP12に移つてビデオバツフアを選択する。次に
CPU24はステツプSP13においてオーデイオバツ
フア内にオーデイオパケツトがあるか否か判断し、オー
デイオパケツトがあると判断した場合にはステツプSP
14に移つてオーデイオバツフアを選択する。
て否定結果を得るとステツプSP15に移りオーデイオ
パケツトがあるか否か判断し、肯定結果を得た場合には
ステツプSP14に移る。またCPU24はステツプS
P13において否定結果が得られた場合又はステツプS
P14における処理を終了後はステツプSP6に戻る。
11〜SP15において、バツフア内にビデオパケツト
又はオーデイオパケツトが存在するときにビデオパケツ
ト又はオーデイオパケツトを適宜選択し、再びステツプ
SP6に戻つていずれかのバツフア残量が1/4よりも
多くなつている場合には、上述のステツプSP6〜SP
10の処理を実行する。
5において否定結果を得ると、このことはバツフア内に
ビデオパケツト及びオーデイオパケツトが共に存在しな
いことを表わすことにより、ステツプSP16に移つて
1クリツプ分の多重化処理が終了したか否か判断する。
ここで否定結果が得られるとステツプSP17に移り、
セレクタ22にパデイングパケツト発生部23を選択さ
せることにより多重化データストリームにパデイングパ
ケツトデータPADを挿入させる。この処理を終了した
後は、再びステツプSP6に戻つてバツフア内にパケツ
トデータが到来すると当該パケツトデータを多重化し、
多重化データが無い場合には再びステツプSP17にお
いてパデイングパケツトデータPADを挿入させる。
て肯定結果が得られると、ステツプSP18に移つて、
やはりセレクタ22にパデイングパケツト発生部23を
選択させることにより多重化データストリームにパデイ
ングパケツトデータPADを挿入させる。CPU24は
続くステツプSP19においてバイトカウンタ25から
のカウント信号S3に基づいて総バイト数が時間T×レ
ートR′に等しいか否か(すなわち総バイト数が決めら
れた1クリツプのサイズに等しくなつたか否か)判断
し、否定結果を得た場合にはステツプSP18に戻る。
このようにCPU24はステツプSP18−SP19−
SP18のループを繰り返すことにより、単位クリツプ
内の総ビツト数を一定にするようになされている。CP
U24はステツプSP19において否定結果を得るとス
テツプSP20に移つて、1クリツプ分のバツフア選択
処理手順を終了する。
べきビデオデータ及びオーデイオデータが未だ生成され
ていないときにビデオデータ又はオーデイオデータ間に
パデイングデータPADを挿入することに相当し、ステ
ツプSP19の処理は1クリツプ内に入れるビデオデー
タ及びオーデイオデータの多重化が終了したときにその
後ろにクリツプのサイズ合せのためのパデイングデータ
PADを挿入することに相当する。このようにして時間
長Tの原信号SV、SAから、常に一定サイズ(時間長
T)でなる多重化データSMUX′が形成される。
説明する。記録装置10はステツプSP30において記
録処理手順を開始すると、続くステツプSP31におい
てメインCPU26から記録再生部13に記録制御信号
S4を送出することにより記録再生部13による記録媒
体への書込みポインタを指定する。次に記録装置10は
ステツプSP32においてエンコーダ11にエンコード
制御信号S5を送出することにより動画像信号SVを画
像圧縮符号化処理部14に入力開始させ、続くステツプ
SP33においてパケツト処理部17によつて動画像符
号化データSVCをパケツト処理し、ビデオバツフア2
0への動画像パケツトデータSVPの書込みを開始させ
る。
P31の処理の後、ステツプSP34においてオーデイ
オ信号SAをオーデイオ符号化処理部16に入力開始さ
せ、続くステツプSP35において遅延処理部18によ
つてビデオ符号化デイレイとの差に対応した時間TDLだ
けオーデイオ符号化データSACを遅延させる。ステツ
プSP36では、パケツト処理部19によつて遅延オー
デイオ符号化データSACDLをパケツト処理させ、オー
デイオバツフア21へのオーデイオパケツトデータSA
Pの書込みを開始させる。
いてパケツトデータSVP、SAPを多重化バツフア2
0、21に書き込ませ始めてから蓄積時間Twが経過し
たか否か判断し、蓄積時間Twだけ待機する。そして蓄
積時間Twが経過した後多重化を開始する。すなわち記
録装置10は蓄積時間Twが経過すると、ステツプSP
38に移り、CPU24がバツフア情報信号S1、S2
に基づいて各多重化バツフア20、21のバツフア残量
を検出し、続くステツプSP39においてCPU24が
バツフア残量に基づくセレクタコントロール信号CNT
1を送出することによりパケツトを送出する多重化バツ
フア20、21又はパデイングパケツト発生部23を適
宜選択する。
ツフア20、21からデータレートR′でパケツトデー
タSVP、SAPを1つずつバイトカウンタ25を介し
て記録再生部13に供給し、ステツプSP41において
供給されたパケツトデータSVP、SAPを記録媒体に
記録する。ステツプSP42では各多重化バツフア2
0、21内のパケツトデータSVP、SAPの有無を判
断し、パケツトデータSVP、SAPが有る場合にはス
テツプSP38に戻り、パケツトデータSVP、SAP
が無い場合にはステツプSP43に移る。
20、21への書込みが終了したか否か、すなわち1ク
リツプ分のビデオパケツトデータSVP及びオーデイオ
パケツトデータSAPはこれで終わりか否か判断し、ま
だある場合にはステツプSP44に移る。ステツプSP
44では、CPU24がセレクタ22にパデイングパデ
イング発生部23を選択することを指令するセレクタコ
ントロール信号CNT1を送出することにより、続くス
テツプSP41においてパデイングパケツトデータPA
Dを記録させる。
分のビデオパケツトデータSVP及びオーデイオパケツ
トデータSAPの多重化がもう終了したと判断すると、
ステツプSP45に移り、CPU24がバイトカウンタ
25からのカウント信号S3に基づいて多重化データS
MUX′が決められた1クリツプ分のサイズに達してい
るか否か判断する。ここで否定結果が得られるとステツ
プSP46及びステツプSP47においてパデイングパ
ケツトデータPADを送出しこれを記録媒体に記録させ
た後再びステツプSP45に戻る。
れると、このことは一定サイズ(すなわち時間長T)の
多重化データSMUX′が形成され記録されたことを意
味し、このとき記録装置10はステツプSP48に移つ
て1クリツプ分の多重化データSMUX′の記録を終了
する。記録装置10はステツプSP49において、次の
動画像信号を記録するか否かを確認し、記録する場合に
はステツプSP31に戻り、記録しない場合にステツプ
SP50に移つて当該記録処理手順を終了する。
V、SAから多重化データSMUX′を形成されるまで
のタイミングチヤートを示す。記録装置10は時間長T
の動画像信号SV及びこれに付随するオーデイオ信号S
Aを入力すると、これらをそれぞれ符号化処理すること
により動画像符号化データSVC及びオーデイオ符号化
データSACを形成する。このとき動画像符号化データ
SVCの符号化デイレイDL1の方がオーデイオ符号化
デイレイDL2よりも大きくなるため、遅延処理部18
によつてオーデイオ符号化データSACを時間TDLだけ
遅延させることにより、符号化デイレイの差を小さくす
る。
VC及び遅延オーデイオ符号化データSACをパケツト
化することにより、動画像パケツトデータSVP(V
0、V1、……Vn-1 、Vn )及びオーデイオパケツト
データSAP(A0、A1、……、Am-1 、Am )を形
成する。
21に動画像パケツトデータV0〜Vn 、オーデイオパ
ケツトデータA0〜An が格納され始めてから蓄積時間
Twだけ経過後に各パケツトデータの多重化を開始す
る。このとき多重化バツフア20、21への書込み時の
データレートR1、R2よりも速いデータレートR′
(>R1+R2)で各パケツトデータを読み出して多重
化する。またこの際、上述したように各多重化バツフア
2、21の残量に基づいて多重化を制御する。さらに多
重化する動画像パケツトデータSVP′やオーデイオパ
ケツトデータSAP′が無い場合には、パデイングパケ
ツトPを挿入する。
号SV、SAに等しい時間T内に収めることができる。
従つて、このような多重化データSMUX′を記録媒体
に記録すれば、時間Tの原信号SV、SAに対応する多
重化データSMUX′を任意の順番で読み出した場合で
も、各多重化データSMUX′を全て等しい時間で読み
出すことができる。この結果復号に必要なデータを記録
媒体から読み出す時間が各々のクリツプにおいて同じに
なるため、復号により得られる再生信号を途切れの無い
ものとすることができる。
X′を再生する再生装置の構成を、図6に示す。再生装
置30は記録再生部13(図1)によつて、記録媒体へ
の多重化データSMUX′の記録レートR′にほぼ等し
いレートで記録媒体から読み出された多重化データSM
UX′をセレクタ31及びヘツダ検出回路32に供給す
る。ここで記録再生部13によるデータ読出しレートを
記録時のデータレートR′と等しい値に選定すると、1
クリツプ分の多重化データSMUX′の読出しに必要な
時間は、書込み時間と同じTとなる。
X′の各パケツトに付加されたヘツダ情報に基づいてセ
レクタ31にセレクタコントロール信号CNT2を送出
する。これによりセレクタ31はパケツトの種類(すな
わち動画像パケツトデータSVPか、オーデイオパケツ
トデータSAPか、またはパデイングパケツトデータP
ADか)に応じて接続が切り換えられる。この結果多重
化データSMUX′は、動画像パケツトデータSV
P′、オーデイオパケツトデータSAP′及びパデイン
グパケツトデータPADに分離される。なおパデイング
パケツトデータPADが入力されたときには端子cが選
択されることにより破棄される。
は動画像用バツフア33に一旦格納され、符号化レート
に等しいレート(すなわち動画像符号化データSVCの
データレートR1)で出力される。出力された動画像パ
ケツトデータはデコード処理部34によつて復号され、
このようにして動画像信号SVが再生される。同様に、
分離されたオーデイオパケツトデータSAP′はオーデ
イオ用バツフア35に一旦格納され、符号化レートに等
しいレート(すなわちオーデイオ符号化データSACの
データレートR2)で出力される。出力されたオーデイ
オパケツトデータはデコード処理部36によつて復号さ
れ、オーデイオ信号SAが再生される。
バツフア35の容量は、それぞれ記録装置10に設けら
れた多重化バツフア20、21の容量以上とされてお
り、これにより各バツフア33、35がオーバーフロー
しないようになされている。
な動作手順に従つて記録データを再生する。すなわち記
録装置30はステツプSP60において再生動作を開始
すると、続くステツプSP61においてCPU(図示せ
ず)から記録再生部13に媒体からの読出しポインタ
(このポインタはデータ記録時のものを使用する)が指
定されると、続くステツプSP62において記録再生部
13によつて記録媒体から記録時と同レートR′で読出
しを開始する。
いて、ヘツダ検出回路32によつて各パケツトの先頭に
付加されたヘツダ情報を検出し、当該検出結果に基づい
てセレクタ31によつて多重化データSMUP′を形成
する各パケツトデータV0〜Vn 、A0〜Am を各デー
タストリームSVP′、SAP′に分離する。次にステ
ツプSP64において各データストリームSVP′、S
AP′をそれぞれ動画像用バツフア33、オーデイオ用
バツフア35に入力格納し、続くステツプSP65にお
いて各バツフア33、35から各デコード処理部34、
36に符号化レートR1、R2に等しいデータレートで
データを出力する。
理部34、36によつて動画像信号SV、オーデイオ信
号SAを復号生成すると、続くステツプSP67におい
て1クリツプ分のデータ読出しが終了したか否か判断
し、未だ終了していない場合はステツプSP63に戻
る。これに対して1クリツプ分のデータ読出しが終了し
たと判断すると、ステツプSP68に移り、次のクリツ
プを連続して再生するか否か判断し、連続して再生する
場合にはステツプSP61に戻る。
ステツプSP69に移り、ここで各デコード処理部3
4、36に設けられたバツフア残量が有るか否か判断す
る。そしてバツフア残量が無くなるとステツプSP70
に移つて再生(すなわちデコード処理部34、36によ
る復号処理)を終了し、続くステツプSP71において
再生動作を終了する。
これに付随するオーデイオ信号SAを、常に一定時間長
Tの多重化データSMUX′とすることができることに
より、記録媒体に記録された全ての多重化データSMU
X′を一定時間Tで読み出すことができるようになる。
この結果任意に指定した複数の多重化データSMUX′
を連続再生した場合に、途切れの無い再生信号を得るこ
とができる。
部23を設け、多重化バツフア20、21内のパケツト
データSVP、SAPが存在しないときや1クリツプの
サイズ合せを行うときに、多重化データSMUX′をパ
デイングパケツトPADによつて充填するようにした場
合について述べたが、例えば遅延処理部18の遅延時間
TDLや多重化バツフア20、21の読出しレートを適宜
選定することによりパデイングパケツトPADの必要性
をなくすることができれば、パデイングパケツト処理部
23を省略するようにしても良い。
0及び当該記録装置10によつて記録されたデータを再
生する再生装置30について述べたが、本発明はこれに
限らず、多重化データSMUX′が記録された記録媒体
に適用することもできる。すなわちこのような記録媒体
を用いれば、記録された全ての多重化データSMUX′
を等しい時間長で読み出すことができるため、上述の実
施例と同様の効果を得ることができる。この場合の記録
媒体としては、ハードデイスクや光磁気デイスク、また
は相変化型デイスク等を広く用いることができる。
記録装置10及び再生装置30に適用した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばAVサーバ等
の伝送装置に適用した場合にも上述の実施例と同様の効
果を得ることができる。
時間の動画像信号とこれに付随するオーデイオ信号を符
号化及び多重化して記録する場合に、パケツト化前又は
パケツト化後のオーデイオ符号化データを所定時間だけ
遅延させる遅延手段と、動画像パケツトデータ及び遅延
オーデイオパケツトデータを格納するバツフアメモリ
と、バツフアメモリへの格納が開始されてから所定時間
経過後に、格納された動画像パケツトデータ及びオーデ
イオパケツトデータの残量に基づいて選択的に、かつ格
納時のデータレート以上のデータレートで読み出すこと
により動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデ
ータを多重化する多重化手段とを設け、これにより得た
多重化データを記録媒体に記録又は伝送するようにした
ことにより、時間長Tの原信号に対応する多重化データ
を一定の時間で読み出し又は受信することができるよう
になる。
オーデイオ信号を連続再生する場合に、必要なデータを
読み出す時間を再生時間に等しくできるため、復号処理
後の実際の画像信号と付随するオーデイオ信号を途切れ
なく連続再生することが可能となる。
である。
理手順の一例を示すフローチヤートである。
理手順の一例を示すフローチヤートである。
である。
れに付随するオーデイオ信号から多重化データを形成す
るまでの説明に供するタイミングチヤートである。
である。
である。
ある。
ラフである。
像信号とこれに付随するオーデイオ信号から多重化デー
タを形成するまでの説明に供するタイミングチヤートで
ある。
化処理部、13……記録再生部、14……画像圧縮処理
部、15……エンコードバツフア、16……オーデイオ
符号化処理部、17、19……パケツト処理部、18…
…遅延処理部、20、21……多重化バツフア、22、
31……セレクタ、23……パデイングパケツト発生
部、24……CPU、25……バイトカウンタ、26…
…メインCPU、30……再生装置、32……ヘツダ検
出部、33……動画像用バツフア、34、36……デコ
ード処理部、35……オーデイオ用バツフア、SV……
動画像信号、SA……オーデイオ信号、SVC……動画
像符号化データ、SAC……オーデイオ符号化データ、
SVP、SVP′……動画像パケツトデータ、SACDL
……遅延オーデイオ符号化データ、SAP、SAP′…
…オーデイオパケツトデータ、PAD……パデイングパ
ケツトデータ、SMUX′……多重化データ、S1、S
2……バツフア情報信号、S3……カウント信号、S4
……記録制御信号、S5……エンコード制御信号、CN
T1……セレクタコントロール信号。
Claims (14)
- 【請求項1】ある一定時間分の動画像信号とこれに付随
するオーデイオ信号をそれぞれ符号化した後多重化する
ことにより多重化データを形成し、当該多重化データを
所定の記録媒体に記録するデータ記録方法において、 動画像符号化データをパケツト化するステツプと、 オーデイオ符号化データを、所定時間だけ遅延処理した
後パケツト化し又はパケツト化した後所定時間だけ遅延
処理するステツプと、 得られた動画像パケツトデータ及び遅延オーデイオパケ
ツトデータをそれぞれバツフアメモリに格納するステツ
プと、 格納を開始してから所定時間経過後に、格納された動画
像パケツトデータ又はオーデイオパケツトデータを上記
バツフアメモリ内の上記動画像パケツトデータ及びオー
デイオパケツトデータの残量に基づいて選択的に、かつ
格納時のデータレート以上のデータレートで読み出すこ
とにより上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパケ
ツトデータを時分割多重化するステツプと、 多重化された上記動画像パケツトデータ及びオーデイオ
パケツトデータを上記記録媒体に書き込むステツプとを
具えることを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項2】上記動画像パケツトデータ及びオーデイオ
パケツトデータを時分割多重化するステツプでは、 上記バツフアメモリ内に上記動画像パケツトデータ及び
オーデイオパケツトデータの残量が無い場合には、上記
動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデータに
代えてパデイングデータを多重化するようにすることを
特徴とする請求項1に記載のデータ記録方法。 - 【請求項3】上記動画像パケツトデータ及びオーデイオ
パケツトデータを時分割多重化するステツプにおける上
記経過時間は、上記動画像パケツトデータを格納するた
めに割り当てられたバツフアメモリの容量をB、当該バ
ツフアメモリに上記動画像パケツトデータを格納する際
のデータレートをR1としたとき、次式で表わされる時
間Twに選定されている 【数1】 ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録方法。 - 【請求項4】ある一定時間分の動画像信号とこれに付随
するオーデイオ信号をそれぞれ符号化した後多重化する
ことにより多重化データを形成し、当該多重化データを
所定の記録媒体に記録するデータ記録装置において、 動画像符号化データをパケツト化する動画像パケツト化
手段と、 オーデイオ符号化データをパケツト化するオーデイオパ
ケツト化手段と、 上記オーデイオ符号化データを、上記パケツト化前又は
上記パケツト化後に所定時間だけ遅延させる遅延手段
と、 得られた動画像パケツトデータと遅延オーデイオパケツ
トデータを格納するバツフアメモリと、 上記バツフアメモリへの上記動画像パケツトデータ及び
オーデイオパケツトデータの格納が開始されてから所定
時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ又はオ
ーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内の動画
像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデータの残量
に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレート以上の
データレートで読み出すことにより、上記動画像パケツ
トデータ及びオーデイオパケツトデータを時分割多重化
するデータ多重化手段と、 上記多重化データを上記記録媒体に記録する記録手段と
を具えることを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項5】上記データ記録装置は、さらにパデイング
データを発生するパデイングデータ発生手段を具え、 上記データ多重化手段は、上記バツフアメモリ内に上記
動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデータの
残量が無い場合には、上記動画像パケツトデータ及びオ
ーデイオパケツトデータに代えて上記パデイングデータ
を多重化するようにすることを特徴とする請求項4に記
載のデータ記録装置。 - 【請求項6】上記データ多重化手段における上記経過時
間は、上記バツフアメモリのうち上記動画像パケツトデ
ータを格納するために割り当てられた容量をB、当該バ
ツフアメモリに上記動画像パケツトデータを格納する際
のデータレートをR1としたとき、次式で表わされる時
間Twに選定されている 【数2】 ことを特徴とする請求項4に記載のデータ記録装置。 - 【請求項7】ある一定時間分の動画像信号及びこれに付
随するオーデイオ信号を符号化し、当該動画像符号化デ
ータをパケツト化すると共にオーデイオ符号化データを
所定時間だけ遅延処理した後パケツト化し又はパケツト
化した後所定時間だけ遅延処理することにより動画像パ
ケツトデータ及び遅延オーデイオパケツトデータを形成
し、当該動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツト
データをバツフアメモリに格納し、格納を開始してから
所定時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ又
はオーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内の
上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデー
タの残量に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレー
ト以上のデータレートで読み出すことにより時分割多重
化されて所定の記録媒体に記録された多重化データを再
生するデータ再生方法において、 上記記録媒体への上記多重化データの記録レートにほぼ
等しいレートで上記記録媒体から上記多重化データを読
み出すステツプと、 各パケツトのヘツダ情報に基づいて、上記多重化データ
を動画像パケツトデータとオーデイオパケツトデータと
に分離するステツプと、 分離された各データを記録時に用いた上記バツフアメモ
リ以上の容量を有するバツフアメモリに格納し、当該バ
ツフアメモリに格納された上記各データを記録時の符号
化レートにほぼ等しいレートで読み出すステツプと、 読み出された各データを復号するステツプとを具えるこ
とを特徴とするデータ再生方法。 - 【請求項8】ある一定時間分の動画像信号及びこれに付
随するオーデイオ信号を符号化し、当該動画像符号化デ
ータをパケツト化すると共にオーデイオ符号化データを
所定時間だけ遅延処理した後パケツト化し又はパケツト
化した後所定時間だけ遅延処理することにより動画像パ
ケツトデータ及び遅延オーデイオパケツトデータを形成
し、当該動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツト
データをバツフアメモリに格納し、格納を開始してから
所定時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ又
はオーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内の
上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデー
タの残量に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレー
ト以上のデータレートで読み出されることにより時分割
多重化されて所定の記録媒体に記録された多重化データ
を再生するデータ再生装置において、 上記記録媒体への上記多重化データの記録レートにほぼ
等しいレートで上記記録媒体から上記多重化データを読
み出すデータ読出し手段と、 各パケツトのヘツダ情報に基づいて、上記多重化データ
を動画像パケツトデータとオーデイオパケツトデータと
に分離するデータ分離手段と、 記録時に用いた上記バツフアメモリ以上の容量を有し、
上記分離された各データを格納し、格納した各データを
上記記録時の符号化レートにほぼ等しいレートで出力す
るバツフアメモリと、 出力された各データを復号する復号手段とを具えること
を特徴とするデータ再生装置。 - 【請求項9】ある一定時間分の動画像信号とこれに付随
するオーデイオ信号がそれぞれ符号化及びパケツト化さ
れることにより形成された動画像パケツトデータとオー
デイオパケツトデータとが、一定サイズの多重化データ
として記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項10】上記多重化データには、サイズ合せのた
めのパデイングデータが含まれていることを特徴とする
請求項9に記載の記録媒体。 - 【請求項11】ある一定時間分の動画像信号とこれに付
随するオーデイオ信号をそれぞれ符号化した後多重化す
ることにより多重化データを形成し、当該多重化データ
を所定の伝送路を介して伝送するデータ伝送方法におい
て、 動画像符号化データをパケツト化するステツプと、 オーデイオ符号化データを、所定時間だけ遅延処理した
後パケツト化し又はパケツト化した後所定時間だけ遅延
処理するステツプと、 得られた動画像パケツトデータ及び遅延オーデイオパケ
ツトデータをそれぞれバツフアメモリに格納するステツ
プと、 格納を開始してから所定時間経過後に、格納された動画
像パケツトデータ又はオーデイオパケツトデータを上記
バツフアメモリ内の上記動画像パケツトデータ及びオー
デイオパケツトデータの残量に基づいて選択的に、かつ
格納時のデータレート以上のデータレートで読み出すこ
とにより、上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパ
ケツトデータを時分割多重化するステツプと、 多重化された上記動画像パケツトデータ及びオーデイオ
パケツトデータを伝送路に出力するステツプとを具える
ことを特徴とするデータ伝送方法。 - 【請求項12】ある一定時間分の動画像信号とこれに付
随するオーデイオ信号をそれぞれ符号化した後多重化す
ることにより多重化データを形成し、当該多重化データ
を所定の伝送路を介して伝送するデータ伝送装置におい
て、 動画像符号化データをパケツト化する動画像パケツト化
手段と、 オーデイオ符号化データをパケツト化するオーデイオパ
ケツト化手段と、 上記オーデイオ符号化データを、上記パケツト化前又は
上記パケツト化後に所定時間だけ遅延させる遅延手段
と、 得られた動画像パケツトデータと遅延オーデイオパケツ
トデータを格納するバツフアメモリと、 上記バツフアメモリへの上記動画像パケツトデータ及び
オーデイオパケツトデータの格納が開始されてから所定
時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ又はオ
ーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内の動画
像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデータの残量
に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレート以上の
データレートで読み出すことにより、上記動画像パケツ
トデータ及びオーデイオパケツトデータを時分割多重化
するデータ多重化手段と、 上記多重化データを上記伝送路に出力する出力手段とを
具えることを特徴とするデータ伝送装置。 - 【請求項13】ある一定時間分の動画像信号及びこれに
付随するオーデイオ信号を符号化し、当該動画像符号化
データをパケツト化すると共にオーデイオ符号化データ
を所定時間だけ遅延処理した後パケツト化し又はパケツ
ト化した後所定時間だけ遅延処理することにより動画像
パケツトデータ及び遅延オーデイオパケツトデータを形
成し、当該動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツ
トデータをバツフアメモリに格納し、格納を開始してか
ら所定時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ
又はオーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内
の上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデ
ータの残量に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレ
ート以上のデータレートで読み出されることにより時分
割多重化されて所定の伝送路に出力された多重化データ
を受信するデータ伝送方法において、 各パケツトのヘツダ情報に基づいて、上記多重化データ
を動画像パケツトデータとオーデイオパケツトデータと
に分離するステツプと、 分離された各データを送信時に用いた上記バツフアメモ
リ以上の容量を有するバツフアメモリに格納し、当該バ
ツフアメモリに格納した上記各データを上記符号化時の
符号化レートにほぼ等しいレートで読み出すステツプ
と、 読み出された各データを復号するステツプとを具えるこ
とを特徴とするデータ伝送方法。 - 【請求項14】ある一定時間分の動画像信号及びこれに
付随するオーデイオ信号を符号化し、当該動画像符号化
データをパケツト化すると共にオーデイオ符号化データ
を所定時間だけ遅延処理した後パケツト化し又はパケツ
ト化した後所定時間だけ遅延処理することにより動画像
パケツトデータ及び遅延オーデイオパケツトデータを形
成し、当該動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツ
トデータをバツフアメモリに格納し、格納を開始してか
ら所定時間経過後に、格納された動画像パケツトデータ
又はオーデイオパケツトデータを上記バツフアメモリ内
の上記動画像パケツトデータ及びオーデイオパケツトデ
ータの残量に基づいて選択的に、かつ格納時のデータレ
ート以上のデータレートで読み出されることにより時分
割多重化されて所定の伝送路に出力された多重化データ
を受信するデータ伝送装置において、 各パケツトのヘツダ情報に基づいて、上記多重化データ
を動画像パケツトデータとオーデイオパケツトデータと
に分離するデータ分離手段と、 送信時に用いた上記バツフアメモリ以上の容量を有し、
上記分離された各データを格納し、格納した各データを
上記符号化時の符号化レートにほぼ等しいレートで出力
するバツフアメモリと、 出力された各データを復号する手段とを具えることを特
徴とするデータ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29351395A JP3599207B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | データ記録方法及び装置、データ再生方法及び装置、記録媒体、データ伝送方法及び装置 |
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