JPH11331771A - 符号化データの連続再生判定装置及び符号化データ復号装置並びにそれらの方法 - Google Patents

符号化データの連続再生判定装置及び符号化データ復号装置並びにそれらの方法

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JPH11331771A
JPH11331771A JP13064498A JP13064498A JPH11331771A JP H11331771 A JPH11331771 A JP H11331771A JP 13064498 A JP13064498 A JP 13064498A JP 13064498 A JP13064498 A JP 13064498A JP H11331771 A JPH11331771 A JP H11331771A
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JP13064498A
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Motoki Kato
元樹 加藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スキツプ再生における符号化データの連続再生
の可否を事前に判定しえる符号化データの連続再生判定
装置及びスキツプ前後の画像の連続性を保ち得る符号化
データ復号装置を得る。 【解決手段】イン点ピクチヤを復号するために必要な符
号化データがメインバツフア11に蓄積される第1の蓄
積時間と、イン点ピクチヤを復号するために必要な符号
化データを復号したピクチヤがフレームメモリ19に蓄
積される第2の蓄積時間とを算出し、第1の蓄積時間
と、第2の蓄積時間と、第1の表示開始点ピクチヤの表
示時刻と第1の表示終了点ピクチヤの表示時刻との時間
差とに基づいてイン点ピクチヤとアウト点ピクチヤとを
連続して表示可能か否かを判断するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号化データの連続
再生判定装置及び方法並びに符号化データ復号装置及び
方法に関し、例えば光デイスクを用いた動画像再生装置
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光デイスクを用いた動画像再生装
置があり、このような動画像再生装置において、MPE
G(Moving Picture Experts Group)2方式による動画
像の圧縮符号化が用いられている。
【0003】かかるMPEG2方式では、動画像を構成
するピクチヤ(フレームまたはフイールド)を、Iピク
チヤ、Pピクチヤ及びBピクチヤの3種のピクチヤタイ
プを用いて符号化し、動画像の圧縮を行つている。Iピ
クチヤはそのピクチヤ内で符号化が完結しているもの
で、他のピクチヤとは独立して符号化されている。Pピ
クチヤは時間的に過去のIピクチヤまたはPピクチヤを
参照して予測符号化する順方向予測符号化を用いたもの
であり、Bピクチヤは時間的に過去のIピクチヤまたは
Pピクチヤと、時間的に未来のIピクチヤまたはPピク
チヤとを参照して予測符号化する双方向予測符号化を用
いたものである。
【0004】またMPEG2方式では、ピクチヤを任意
の枚数でグループ化して画面群(以下、これをGOP:
Group Of Pictire と呼ぶ)を構成し、GOP内に少な
くとも1枚のIピクチヤを置くことにより、GOP単位
でのランダムアクセスが可能となるようになされてい
る。
【0005】ここで、Bピクチヤを復号するためには時
間的に過去及び未来の参照先のピクチヤが必要であり、
このためMPEG2方式では復号処理においてピクチヤ
の並べ替えが行われる。すなわち、図9は復号処理にお
けるピクチヤの並べ替えを示し、図9(A)に示す符号
化データを復号して表示する場合、図9(B)に示すよ
うにBピクチヤは復号後に直ちに表示するが、I及びP
ピクチヤは、その後に続くBピクチヤを表示した後に表
示を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような動画像再生
装置において、符号化データがランダムアクセスが可能
な媒体に記録されている場合、ある符号化データの途中
までを再生し、一部のピクチヤを飛び越した後(以下、
これをスキップと呼ぶ)再び再生を行う、飛び越し再生
(以下、これをスキツプ再生と呼ぶ)を行うことが考え
られる。ここで、スキップが開始する直前のピクチヤを
アウト点ピクチヤと呼び、スキップが終了した直後のピ
クチヤをイン点ピクチヤと呼ぶ。そして、アウト点ピク
チヤを含むスキツプ直前までのプログラムをアウト点側
プログラムと呼び、イン点ピクチヤを含むスキツプ直後
までのプログラムをイン点側プログラムと呼ぶ。
【0007】ところが、このような動画像再生装置にお
いてスキツプ再生を行つた場合、スキップ前後の映像が
連続して再生できず、アウト点側プログラムとイン点側
プログラムとが途切れて再生されてしまう場合が考えら
れる。例えばイン点ピクチヤがBピクチヤである場合、
このBピクチヤを復号するためには参照先のIピクチヤ
またはPピクチヤを復号しておく必要があり、このため
スキツプ再生時における再生の中断、いわゆるギヤツプ
が生じ、アウト点ピクチヤとイン点ピクチヤとを連続し
て再生し得ない場合が考えられる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成でスキツプ再生における符号化データの
連続再生の可否を事前に判定しえる符号化データの連続
再生判定装置及び簡易な構成でスキツプ再生におけるス
キツプ前後の画像の連続性を保ち得る符号化データ復号
装置並びにそれらの方法を提案しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、イン点ピクチヤとして指定される
第2の表示開始点ピクチヤを復号するために必要な符号
化データのデータ量と符号化データのビツトレートとに
基づいて、第2の表示開始点ピクチヤを復号するために
必要な符号化データが第1の記憶手段としてのメインバ
ツフアに蓄積される第1の蓄積時間と、イン点ピクチヤ
として指定される第2の表示開始点ピクチヤを復号する
ために必要な符号化データを復号したピクチヤが、第2
の記憶手段としてのメインバツフアに蓄積される第2の
蓄積時間とを算出し、第1の蓄積時間と、第2の蓄積時
間と、第1の表示開始点ピクチヤの表示時刻と第1の表
示終了点ピクチヤの表示時刻との時間差とに基づいて、
第1の表示終了点ピクチヤと第2の表示開始点ピクチヤ
とを連続して表示可能か否かを判断し、スキツプ再生に
おける符号化データの連続再生の可否を判定するように
した。
【0010】また本発明においては、符号化データを第
1の表示開始点ピクチヤからスキツプ処理におけるアウ
ト点ピクチヤとして指定される第1の表示終了点ピクチ
ヤまでの符号化データを読み出した後、第1の表示終了
点ピクチヤの所定時間経過後のピクチヤである第2の表
示開始点ピクチヤまで読み出しをスキツプし、第2の表
示開始点ピクチヤから第2の表示終了点ピクチヤまでの
ピクチヤまでの符号化データをを読み出す読み出し手段
と、読み出された符号化データを一時格納した後送出す
る第1の記憶手段と、第1の記憶手段から送出される符
号化データを所定のピクチヤ表示速度よりも早い速度で
復号して復号ピクチヤを生成し送出する復号手段と、復
号ピクチヤの画像フオーマツトを変更して送出するフオ
ーマツト変更手段と、フオーマツト変更手段から送出さ
れる復号ピクチヤを一時格納した後送出する第2の記憶
手段とを設け、第2の記憶手段の記憶容量に応じて上記
復号ピクチヤの画像フオーマツトを変更するようにし
た。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0012】(1)第1の実施の形態 (1−1)装置の構成 図1において1は全体として動画像再生装置を示し、操
作入力部9はユーザの操作入力に応じてコントロール情
報D9を読み出し制御部8に送出する。読み出し制御部
8がコントロール情報D9に応じて読み出し部3に対し
制御信号D8を送出することにより再生動作を開始す
る。
【0013】読み出し部3は、光デイスク2に記録され
ているMPEG(Moving Picture Experts Group)2方
式により圧縮符号化された映像及び音声が多重化された
データである符号化データD3を読み出し、復調部4に
送出する。復調部4は符号化データD3を所定の方法に
より復調し、符号化データD4として誤り訂正部5に送
出する。誤り訂正部5は符号化データD4に対し誤り訂
正処理を行い、バツフア6に送出し一時蓄積する。この
とき、制御部8はバツフア6における符号化データD4
の蓄積量を常に監視しており、かかる蓄積量に応じて読
み出し部3に対し読み出し制御信号D8を送出すること
により、読み出し部3はバツフア6に空き容量がある限
り光デイスク2からの符号化データD3を読み出すよう
になされている。
【0014】バツフア6は、符号化データD4を一時蓄
積した後復号装置10に供給する。当該バツフア6は、
読み出し部3が有するピツクアツプ(図示せず)の移動
や読み取りエラー等による符号化データD4の読み出し
の中断を吸収し、復号装置10に対して、符号化データ
D4を所定のビツトレートの連続したストリームとして
供給するものである。
【0015】復号装置10は符号化データD4に対し復
号処理を行い、映像信号D19及び音声信号D20とし
て外部に送出する。以下、この復号装置10について図
面を用いてさらに詳細に説明する。
【0016】図2において10は全体として復号装置を
示し、メインバツフア11はバツフア6(図1)から供
給される符号化データD4を格納し、一時蓄積した後所
定のタイミングで分離部12に送出する。メインバツフ
ア11の容量が一杯になつた場合、符号化データD4の
書き込みは停止する。符号化データD4のメインバツフ
ア11への入力ビツトレートをRinとし、符号化デー
タD4のメインバツフア11からの出力ビツトレートを
Routとする。
【0017】分離部12は符号化データD4をビデオビ
ツトストリームD13、オーデイオビツトストリームD
14及びシステムヘツダD23に分離する。そして分離
部12はビデオビツトストリームD13及びオーデイオ
ビツトストリームD14を切替器13に送出するととも
に、システムヘツダD23を表示制御部21に送出す
る。ここでビデオビツトストリームD13のビツトレー
トをRvとし、オーデイオビツトストリームD14のビ
ツトレートをRaとし、システムヘツダD23のビツト
レートをRsysとする。そしてRv、Ra及びRsy
sの合計をプログラムビツトレートRpgとする。さら
に、プログラムビツトレートRpgの最大値を最大プロ
グラムビツトレートRpg_maxとする。Rin及び
Routと、最大プログラムビツトレートRpg_ma
xとには次式に示す関係を有する。
【0018】
【数1】
【0019】切替器13は切り替え動作を行うことによ
り、ビデオビツトストリームD13をビデオバツフア1
5に供給するとともに、オーデイオビツトストリームD
14をオーデイオバツフア16に供給する。
【0020】ビデオバツフア15はビデオビツトストリ
ームD13を一時格納した後所定のタイミングで読み出
し、ビデオ復号部D17に送出する。ビデオ復号部D1
7はビデオビツトストリームD13をMPEG2方式に
より復号し、映像信号D19としてフレームメモリ19
に送出する。ビデオ復号部D17は、復号したピクチヤ
の表示速度の2倍の速度で各ピクチヤの復号を行い得る
ようになされている。フレームメモリ19は映像信号D
19を一時格納した後、所定の表示速度で外部に送出す
る。フレームメモリ19は、復号が完了しているがまだ
所定の表示タイミングが到来していないピクチヤを一時
蓄積するものである。
【0021】また、オーデイオバツフア16はオーデイ
オビツトストリームD14を一時格納した後所定のタイ
ミングで読み出し、オーデイオ復号部D18に送出す
る。オーデイオ復号部D18はオーデイオビツトストリ
ームD14をMPEG2方式により復号し、音声信号D
20としてメモリ20に送出する。オーデイオ復号部D
18は、復号した音声の出力速度の2倍の速度で音声の
復号を行い得るようになされている。メモリ20は音声
信号D20を一時格納した後、所定の出力速度で外部に
送出する。すなわちメモリ20は、復号が完了している
がまだ所定の出力タイミングが到来していない音声を一
時蓄積するものである。
【0022】ここで表示制御部21は、分離部12から
供給されるシステムヘツダD23に応じて制御信号D2
1を送出してフレームメモリ19及びメモリ20を制御
し、映像信号D19の各ピクチヤの表示タイミングの制
御及び音声信号D20の音声の出力タイミングの制御を
行う。すなわち表示制御部21は、復号装置10全の動
作の基準となるSTC(System Time Clock 、基準同期
信号)の値と、ピクチヤに付けられているPTS(Pres
entataion Time Stanp、再生出力の時刻管理情報)の値
とが一致した時に当該ピクチヤを表示するとともに、当
該ピクチヤに対応した音声を同期して出力するようにフ
レームメモリ19及びメモリ20を制御する。
【0023】(1−2)スキツプ再生時の動作 つぎに、動画像再生装置1における、スキツプ再生時の
動作について説明する。ここで、スキツプ再生における
アウト点ピクチヤPoutが含まれるプログラムを再生
している場合において、最後に復号するピクチヤを最終
ピクチヤPlastとすると、当該最終ピクチヤPla
stまでのプログラムをアウト点側プログラムと呼ぶ。
また、スキツプ再生におけるイン点ピクチヤPinが含
まれるプログラムを再生している場合において、最初に
復号するピクチヤを先頭ピクチヤPfirstとする
と、当該先頭ピクチヤPfirstから先のプログラム
をイン点側プログラムと呼ぶ。
【0024】すなわち図3に示すように、GOP−0の
P05がアウト点ピクチヤPoutとすると、当該GO
P−0のB04が最終ピクチヤPlastとなり、当該
B04までがアウト点側プログラムとなる。同様にGO
P−nのPn5がイン点ピクチヤPinとすると、当該
GOP−nのIn2が先頭ピクチヤPfirstとな
り、当該In2以降がイン点側プログラムとなる。ここ
で、表示順序がi番目のGOPをGOP−iと表記し、
i番目のGOPにおける、表示順序がj番目のIピクチ
ヤをIijと表記する。同様に、i番目のGOPにおけ
る表示順序がj番目のPピクチヤをPijと表記し、表
示順序がj番目のBピクチヤをBijと表記する。
【0025】スキツプ再生を行う場合、操作入力部9か
ら、ユーザの操作に応じたコントロール情報D9が供給
される。かかるコントロール情報D9には、復号及び表
示の制御に必要な情報として、 ・最終ピクチヤPlastの位置情報(以下、これをイ
ンデツクスと呼ぶ) ・イン点ピクチヤPinのインデツクス及びピクチヤタ
イプ ・アウト点ピクチヤPoutの最後に表示されるフイー
ルドのパリテイ ・イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフイールド
のパリテイ ・イン点ピクチヤPinのPTS(以下、これをPTS
_Pinと呼ぶ) ・アウト点ピクチヤPoutのPTSに当該アウト点ピ
クチヤPoutの表示時間を加えた値、すなわちアウト
点ピクチヤPoutが表示を終了する時刻のPTS(以
下、これをPTS_Pout_endと呼ぶ)が含ま
れ、また光デイスク2(図1)からのデータ読み出しの
制御に必要な情報として、 ・光デイスク2上における、アウト点側プログラムの最
終バイトのアドレス、すなわち最終ピクチヤPlast
を含むパケツトのアドレス ・光デイスク2上における、イン点側プログラムの最初
のバイトのアドレス、すなわち先頭ピクチヤPfirs
tを含むパケツトのアドレスが含まれている。
【0026】制御部8はかかるコントロール情報D9に
応じて、読み出し部3に対し制御信号D8を送出し、ア
ウト点側プログラムの読み出しを開始する。
【0027】図4は、復号装置10のスキツプ再生にお
ける処理を示し、ステツプSP1で処理を開始し、ステ
ツプSP2において、復号装置10のSTCをアウト点
側プログラムのSCR(System Crock Reference、シス
テム時刻基準参照値)の値にセツトする。
【0028】続くステツプSP3において、フレームメ
モリ19(図2)の空き容量を確認し、当該フレームメ
モリ19に空き容量がある場合、ビデオ復号部17はビ
デオバツフア15からアウト点側プログラムのピクチヤ
を読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して復号し、復
号したピクチヤをフレームメモリ19に格納する。そし
てステツプSP4において、フレームメモリ19に格納
されているアウト点側プログラムのピクチヤを、当該ピ
クチヤのPTSに従つて表示する。
【0029】続くステツプSP5において、アウト点側
プログラムの復号が完了したかを判断する。当該ステツ
プSP5において否定結果が得られた場合、このことは
アウト点側プログラムの復号が完了していないことを示
しており、処理はステツプSP3に戻り、ステツプSP
3〜SP5を繰り返す。一方、ステツプSP5において
肯定結果が得られた場合、このことはアウト点側プログ
ラムの復号が完了したことを示しており、処理はステツ
プSP6に進む。
【0030】ステツプSP6において、フレームメモリ
19に格納されているアウト点側プログラムのピクチヤ
を、当該ピクチヤのPTSに従つて表示する。
【0031】続くステツプSP7において、ビデオ復号
部17はビデオバツフア15からイン点側プログラムの
ピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して復
号し、復号したピクチヤをフレームメモリ19に格納す
る。
【0032】そしてステツプSP8において、イン点ピ
クチヤの復号が完了しているかどうかを判断する。ステ
ツプSP8において肯定結果が得られた場合、このこと
はイン点ピクチヤの復号が完了した状態、すなわちシー
ムレス再生が行い得る状態であることを示しており、処
理は図5に示すステツプSP10に進む。
【0033】これに対し、ステツプSP8において否定
結果が得られた場合、このことはイン点ピクチヤの復号
が完了していないことを示しており、処理はステツプS
P9に進む。ステツプSP9において、復号装置10の
STCの値とアウト点側プログラムのPTS_Pout
_endの値とを比較し、アウト点ピクチヤPoutが
表示を終了したかどうかの判断を行う。ステツプSP9
においてSTCとPTS_Pout_endとが一致せ
ず、否定結果が得られた場合、このことはアウト点ピク
チヤPoutが表示を終了していないことを示してお
り、処理はステツプSP6に戻り、ステツプSP6〜S
P9を繰り返す。一方、ステツプSP9においてSTC
とPTS_Pout_endとが一致し、肯定結果が得
られた場合、このことはアウト点ピクチヤPoutが表
示を終了しているにもかかわらずイン点ピクチヤPin
の復号が完了していない状態、すなわちシームレス再生
を行い得ない状態を示しており、処理は図6に示すステ
ツプSP20に進む。
【0034】まず、シームレス再生が行い得る状態での
処理について説明する。図5に示すステツプSP10に
おいて、イン点ピクチヤPinのピクチヤタイプがIピ
クチヤまたはPピクチヤであるかどうかの判断を行う。
ステツプSP10において否定結果が得られた場合、こ
のことはイン点ピクチヤPinがBピクチヤであること
を示しており、処理はステツプSP12に進む。一方、
ステツプSP10において肯定結果が得られた場合、こ
のことはイン点ピクチヤPinがIピクチヤまたはPピ
クチヤであることを示しており、処理はステツプSP1
1に進む。そしてステツプSP11において、ビデオバ
ツフア15に格納されている、イン点ピクチヤPinか
ら次のIピクチヤまたはPピクチヤまでの間のBピクチ
ヤを読み捨てる。
【0035】ステツプSP12において、復号したイン
点ピクチヤPinをフレームメモリ19に格納する。
【0036】続くステツプSP13において、復号装置
10のSTCの値とアウト点側プログラムのPTS_P
out_endの値とを比較し、アウト点ピクチヤPo
utが表示を終了したかどうかの判断を行う。ステツプ
SP13においてSTCとPTS_Pout_endと
が一致せず、否定結果が得られた場合、このことはアウ
ト点ピクチヤPoutが表示を終了していないことを示
しており、処理はステツプSP14に進み、フレームメ
モリ19に格納されているアウト点側プログラムのピク
チヤを当該ピクチヤのPTSに従つて表示した後、ステ
ツプSP13に戻り、STCの値とアウト点側プログラ
ムのPTS_Pout_endの値とが一致するまでス
テツプSP13〜ステツプSP14の処理を繰り返す。
【0037】一方、ステツプSP13においてSTCと
PTS_Pout_endとが一致し、肯定結果が得ら
れた場合、このことはアウト点ピクチヤPoutが表示
を終了したことを示しており、処理はステツプSP15
に進む。
【0038】ステツプSP15において、アウト点ピク
チヤPoutの最後に表示されるフレームのパリテイと
イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレームのパ
リテイとが異なるかどうかを判断する。ステツプSP1
5において肯定結果が得られた場合、このことはアウト
点ピクチヤPoutの最後に表示されるフレームのパリ
テイとイン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレー
ムのパリテイとが異なるため、アウト点ピクチヤPou
tとイン点ピクチヤPinとが滑らかにつながることを
示し、処理はステツプSP17に進む。
【0039】一方、ステツプSP15において否定結果
が得られた場合、このことはアウト点ピクチヤPout
の最後に表示されるフレームのパリテイとイン点ピクチ
ヤPinの最初に表示されるフレームのパリテイとが同
一であるため、アウト点ピクチヤPoutとイン点ピク
チヤPinとが滑らかにつながらないことを示し、この
ため処理はステツプSP16に進み、アウト点ピクチヤ
Poutの先頭フイールドを繰り返して表示した後ステ
ツプSP17に進む。
【0040】そしてステツプSP17において、イン点
ピクチヤPinを表示すると同時に復号装置10のST
Cの値をイン点側プログラムのPTS_inの値にリセ
ツトし、イン点側プログラムの表示を開始する。
【0041】続くステツプSP18において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からイン点側プログラム
のピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して
復号し、フレームメモリ19に格納する。また、フレー
ムメモリ19に格納されているイン点側プログラムのピ
クチヤをPTSに応じて表示する。ステツプSP19で
処理を終了する。
【0042】次に、スキツプ再生におけるシームレス再
生が行い得ない状態での処理について説明する。図6に
示すステツプSP20において、まずアウト点ピクチヤ
Poutの再表示を行う。そしてステツプSP21にお
いて、イン点ピクチヤPinが復号を終了したかどうか
の判断を行う。ステツプSP21において否定結果が得
られた場合、このことはイン点ピクチヤPinがまだ復
号を終了していないことを示しており、処理はステツプ
SP20に戻り、さらにアウト点ピクチヤPoutの再
表示を行う。一方、ステツプSP21において肯定結果
が得られた場合、このことはイン点ピクチヤPinが復
号を終了したことを示しており、処理はステツプSP2
2に進む。かくして、イン点ピクチヤPinが復号を終
了するまでの間アウト点ピクチヤPoutを繰り返し表
示することにより、シームレス再生が行い得ない状態で
の再生画像の連続性を保つようになされている。
【0043】ステツプSP22において、イン点ピクチ
ヤPinのピクチヤタイプがIピクチヤまたはPピクチ
ヤであるかどうかの判断を行う。ステツプSP22にお
いて否定結果が得られた場合、このことはイン点ピクチ
ヤPinがBピクチヤであることを示しており、処理は
ステツプSP24に進む。一方、ステツプSP22にお
いて肯定結果が得られた場合、このことはイン点ピクチ
ヤPinがIピクチヤまたはPピクチヤであることを示
しており、処理はステツプSP23に進む。そしてステ
ツプSP23において、ビデオバツフア15に格納され
ている、イン点ピクチヤPinから次のIピクチヤまた
はPピクチヤまでの間のBピクチヤを読み捨てる。
【0044】ステツプSP24において、アウト点ピク
チヤPoutの最後に表示されるフレームのパリテイと
イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレームのパ
リテイとが異なるかどうかを判断する。ステツプSP2
4において肯定結果が得られた場合、このことはアウト
点ピクチヤPoutの最後に表示されるフレームのパリ
テイとイン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレー
ムのパリテイとが異なるためアウト点ピクチヤPout
とイン点ピクチヤPinとが滑らかにつながることを示
し、処理はステツプSP26に進む。
【0045】一方、ステツプSP24において否定結果
が得られた場合、このことはアウト点ピクチヤPout
の最後に表示されるフレームのパリテイとイン点ピクチ
ヤPinの最初に表示されるフレームのパリテイとが同
一であるためアウト点ピクチヤPoutとイン点ピクチ
ヤPinとが滑らかにつながらないことを示し、このた
め処理はステツプSP25に進み、アウト点ピクチヤP
outの先頭フイールドを繰り返して表示した後ステツ
プSP26に進む。
【0046】そしてステツプSP26において、イン点
ピクチヤPinを表示すると同時に復号装置10のST
Cの値をイン点側プログラムのPTS_inの値にリセ
ツトし、イン点側プログラムの表示を開始する。
【0047】続くステツプSP27において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からイン点側プログラム
のピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して
復号し、フレームメモリ19に格納する。また、フレー
ムメモリ19に格納されているイン点側プログラムのピ
クチヤをPTSに応じて表示する。ステツプSP28で
処理を終了する。
【0048】復号装置10は、以上のような処理を行う
ことによりスキツプ再生における再生画像の連続性を保
つようになされている。
【0049】(1−3)復号タイミング 次に、復号装置10における復号及び復号のタイミング
について、図7(A)に示すように、アウト点側プログ
ラムをP05まで再生した後スキツプし、イン点側プロ
グラムのPn5から再生する場合を例に説明する。
【0050】ビデオ復号部17(図2)は、図7(B)
に示すように順次アウト点側プログラムを1倍速で復号
し、復号したピクチヤをフレームメモリ19(図2)に
格納していく。そして時刻t−3でB04(Plast
ピクチヤ)の復号を終える。このときビデオ復号部17
は、アウト点側プログラムのDTSを無視して、フレー
ムメモリ19に空きがある限り復号を行う。
【0051】またビデオ復号部17は、時刻t−3から
は図7(D)に示すようにイン点側プログラム(先頭ピ
クチヤPfirstであるIn2以降)の復号を開始
し、復号したピクチヤをフレームメモリ19(図2)に
格納していき、時刻t0でBn4(表示順においてイン
点ピクチヤPinの直前のピクチヤ)までの復号を終え
る。このときビデオ復号部17は、イン点側プログラム
のDTSを無視して、フレームメモリ19に空きがある
限り2倍速で復号を行う。
【0052】表示制御部21(図2)はフレームメモリ
19に対し制御信号D21を送出し、図7(C)に示す
ように時刻t−1までの間、復号されたアウト点側プロ
グラムを順次各ピクチヤのPTSに応じて表示してい
く。そしてアウト点ピクチヤPoutの表示が終了する
時刻t0において、STCをPTS_Pinの値にリセ
ツトするとともに、図7(E)に示すように、復号され
たイン点側プログラムを、順次各ピクチヤのPTSに応
じて表示していく。
【0053】かくして、復号装置10は図7(F)に示
すように、アウト点ピクチヤと院展ピクチヤを連続して
表示し、アウト点側プログラムとイン点側プログラムを
シームレスに再生する。
【0054】(1−4)ビツト占有量変移 次に、スキツプ再生時におけるメインバツフア11及び
ビデオバツフア15のビツト占有量の変移について図8
を用いて説明する。
【0055】図8(A)はメインバツフア11における
符号化データD4のビツト占有量を示し、当該符号化デ
ータD4のビツト占有量はメインバツフア11の容量で
あるMB_sizeから0の間で変移する。また図8
(B)はビデオバツフア15におけるビデオビツトスト
リームD13のビツト占有量を示し、当該ビデオビツト
ストリームD13のビツト占有量はビデオバツフア15
の容量であるVB_sizeから0の間で変移する。こ
こで、アウト点側プログラムのビツトレートをRpg1
とし、イン点側プログラムのビツトレートをRpg2と
する。
【0056】期間T1は、アウト点側プログラムを1倍
速で復号している状態である。このときメインバツフア
11からの出力ビツトレートはRpg1となり、メイン
バツフア11における符号化データD4のビツト占有量
は、メインバツフア11が満杯になるまでRin−Rp
g1のレートで増加していく。Rpg1=Rpg_ma
xの場合に増加レートは最小となり、この場合のビツト
占有量の増加レートは、
【0057】
【数2】
【0058】となる。
【0059】期間T2は、スキツプ再生に備えてアウト
点側プログラムを2倍速復号し、復号したピクチヤをフ
レームメモリ19に蓄積する期間である。ビデオ復号部
17(図2)はフレームメモリ19(図2)に空きがあ
る限り、図8(B)に示すようにアウト点側プログラム
を2倍速で復号し、復号したピクチヤをフレームメモリ
19に供給していく。このときフレームメモリ19には
ピクチヤ表示速度の2倍速でアウト点側プログラムのピ
クチヤが供給されるとともに、ピクチヤ表示速度(1倍
速)でアウト点側プログラムのピクチヤが読み出される
ため、当該フレームメモリ19にはピクチヤ表示速度で
アウト点側プログラムのピクチヤが蓄積されていく。
【0060】期間T2における、メインバツフア11か
らの出力ビツトレートは2*Rpg1となり、メインバ
ツフア11における符号化データD4のビツト占有量
は、2*Rpg1−Rinのレートで減少していく。R
pg1=Rpg_maxの時に減少レートは最大とな
り、このときのビツト占有量の減少レートは、
【0061】
【数3】
【0062】となる。
【0063】期間T3は、期間T1と同様にアウト点側
プログラムを1倍速で復号している状態であり、期間T
2において減少したメインバツフア11のビツト占有量
を回復する期間である。メインバツフア11における符
号化データD4のビツト占有量は、メインバツフア11
が満杯になるまでRin−Rpg1のレートで増加して
いく。Rpg1=Rpg_maxの時に増加レートは最
小となり、このときのビツト占有量の増加レートはαと
なる。
【0064】期間T4は、スキツプ再生に備えてイン点
側プログラムの復号を行う期間であり、ビデオ復号部1
7は、図8(B)に示すようにイン点側プログラムの先
頭ピクチヤPfirstからイン点ピクチヤPinまで
を2倍速で復号し、フレームメモリ19に格納する。こ
のときフレームメモリ19からは、ピクチヤ表示速度で
アウト点側プログラムのピクチヤが読み出される。
【0065】期間T4における、メインバツフア11か
らの出力ビツトレートは2*Rpg2となり、メインバ
ツフア11における符号化データD4のビツト占有量
は、2*Rpg2−Rinのレートで減少していく。R
pg2=Rpg_maxの時に減少レートは最大とな
り、このときのビツト占有量の減少レートはRpg_m
ax−αとなる。
【0066】期間T4から期間T5にかけて、スキツプ
が行われる。すなわち図8(B)に示すように、PTS
_outのタイミングでアウト点ピクチヤPoutの表
示が行われ、続くPTS_inのタイミングでイン点ピ
クチヤPinの表示が行われる。
【0067】続く期間T5は期間T1と同様に、イン点
側プログラムを1倍速で復号している状態であり、メイ
ンバツフア11における符号化データD4のビツト占有
量は、メインバツフア11が満杯になるまでRin−R
pg2のレートで増加していく。Rpg2=Rpg_m
axの時に増加レートは最小となり、このときのビツト
占有量の増加レートはαとなる。
【0068】期間T6は期間T2と同様に、次回のスキ
ツプ再生に備えてイン点側プログラムを2倍速復号し、
復号したピクチヤをフレームメモリ19に蓄積する期間
である。期間T6において復号中のイン点側プログラム
は、次回のスキツプ再生においてはアウト点側プログラ
ムに相当する。ビデオ復号部17はフレームメモリ19
に空きがある限り、イン点側プログラムを2倍速で復号
し、復号したピクチヤをフレームメモリ19に供給して
いく。このときフレームメモリ19にはピクチヤ表示速
度の2倍速でイン点側プログラムのピクチヤが供給され
るとともに、ピクチヤ表示速度でイン点側プログラムの
ピクチヤが読み出されるため、当該フレームメモリ19
にはピクチヤ表示速度でイン点側プログラムのピクチヤ
が蓄積されていく。期間T6における、メインバツフア
11からの出力ビツトレートは2*Rpg2となり、メ
インバツフア11における符号化データD4のビツト占
有量は、2*Rpg2−Rinのレートで減少してい
く。Rpg2=Rpg_maxの時に減少レートは最大
となり、このときのビツト占有量の減少レートはRpg
_max−αとなる。
【0069】期間T7は期間T3と同様に、次回のスキ
ツプ再生に備えてイン点側プログラムを1倍速で復号し
ている状態であり、期間T6において減少したメインバ
ツフア11のビツト占有量を回復する期間である。メイ
ンバツフア11における符号化データD4のビツト占有
量は、メインバツフア11が満杯になるまでRin−R
pg2のレートで増加していく。Rpg2=Rpg_m
axの時に増加レートは最小となり、このときのビツト
占有量の増加レートはαとなる。
【0070】かくして、期間T1〜T4に示すビツト占
有量の変移が、スキツプ再生毎に繰り返される。
【0071】ここで、期間T1〜T4の時間長について
説明する。
【0072】期間T4の時間長は、ビデオ復号部17が
2倍速復号を行う場合に、イン点側プログラムの先頭ピ
クチヤPfirstの復号開始からイン点ピクチヤPi
nの復号完了までの時間である。先頭ピクチヤPfir
stからイン点ピクチヤPinまでに復号するピクチヤ
数をNdecとすると、期間T4の時間長は次式で与え
られる。
【0073】
【数4】
【0074】先頭ピクチヤPfirstからイン点ピク
チヤPinまでに復号するピクチヤ数をNdecの最大
値は、GOP長をNとし、Pピクチヤの間隔をNとする
と、次式で与えられる。
【0075】
【数5】
【0076】期間T4の最大値T4_maxは、式
(4)及び式(5)より、次式で与えられる。
【0077】
【数6】
【0078】ここで、decode_start_up
_delay=1.75Mbit/2*Rpg_max
である。また、rff〔i〕は、i番目のピクチヤが
Bピクチヤの時は、そのピクチヤのrepeat_fi
rst_fieldの値であり、i番目のピクチヤがI
またはPピクチヤの時は、その前のIまたはPピクチヤ
のrepeat_first_fieldの値である。
【0079】スキツプ再生においてシームレスに再生を
行うためには、期間T4に相当する枚数のアウト点ピク
チヤ(復号済)をフレームメモリ19に格納しておく必
要がある。フレームメモリ19に格納しておく必要があ
るピクチヤ数Nbは次式で与えられる。
【0080】
【数7】
【0081】フレームメモリ19は、期間T4の最大値
T4_maxの時間長に相当する枚数のピクチヤを格納
できることが要求される。すなわち、フレームメモリ1
9の必要容量すなわち格納可能ピクチヤ枚数Nfは、次
式で与えられる。
【0082】
【数8】
【0083】ここで、Nb≦Nfである。
【0084】期間T2及びT6の時間長は、ビデオ復号
部17が2*Nbの枚数のピクチヤを2倍速で復号し、
Nbの枚数のピクチヤをフレームメモリ19に格納する
時間であり、期間T2及びT6の時間長は次式で与えら
れる。
【0085】
【数9】
【0086】期間T2の最大値T2_max及び期間T
6の最大値T6_maxは、次式で与えられる。
【0087】
【数10】
【0088】メインバツフア11は、スキツプ再生にお
いてイン点側プログラムをアンダーフローさせずに2倍
速復号できるだけの容量が要求される。すなわち、メイ
ンバツフア容量MB_sizeは、次式で与えられる。
【0089】
【数11】
【0090】ここで、TmaxはT4 max及びT2
maxのうちの大きい方の値である。
【0091】期間T1、T3及びT5の時間長は、ビデ
オ復号部17が1倍速復号を行う時に、メインバツフア
15のビツト占有量が、0からMB_sizeになるま
での時間であり、期間T1は次式で表せられる。
【0092】
【数12】
【0093】ここで、連続してスキツプ再生を繰り返す
場合、イン点ピクチヤから次のアウト点ピクチヤまでの
最小必要時間があり、このためイン点ピクチヤ及びアウ
ト点ピクチヤの位置が制限される。これは、スキツプ再
生を行うためにはアウト点側プログラムを2倍速復号し
て復号したピクチヤをフレームメモリ19に蓄積してお
く必要があるとともに、この2倍速復号の前後でメイン
バツフア11を満杯にする必要があるためである。すな
わち、イン点ピクチヤから次のアウト点ピクチヤまでの
スキツプ再生最小必要時間Lminは、次式で与えられ
る。
【0094】
【数13】
【0095】(1−5)シームレス再生の可否の事前判
定 動画像再生装置1においてスキツプ再生を行う場合、ユ
ーザは事前にアウト点及びイン点を指定しておき、動画
像再生装置1は当該事前に指定されたアウト点及びイン
点に応じてスキツプ再生を行う。すなわち操作入力部9
(図1)はユーザのアウト点及びイン点の指定に応じた
コントロール情報D9を生成し、制御部8はかかるコン
トロール情報D9に応じて動画像再生装置1を制御する
ことによりスキツプ再生を実行する。
【0096】ここで制御部8は、ユーザがアウト点及び
イン点を指定する際に、当該ユーザが指定したアウト点
及びイン点でスキツプ再生を実行した場合にシームレス
再生が可能か否かを事前判定し、かかる判定結果を動画
像再生装置1が有する表示部(図示せず)に表示する。
以下に、シームレス再生の可否の判定方法を説明する。
【0097】アウト点側プログラムのビツトレートをR
pg_out(t)とし、イン点側プログラムのビツト
レートをRpg_in(t)とすると、イン点側プログ
ラムの復号開始前に必要な、メインバツフア11(図
2)におけるビツト占有量MB_bitは次式で与えら
れる。
【0098】
【数14】
【0099】アウト点側プログラムのみを復号している
場合において、メインバツフア11におけるビツト占有
量が0からMB_bitまで蓄積されるために必要な時
間(図8(A)に示す区間T3)であるビツト蓄積時間
Lは次式で与えられる。
【0100】
【数15】
【0101】図3に示すアウト点側プログラムにおい
て、アウト点ピクチヤPoutのPTSをPTS_Po
utとし、その前のイン点ピクチヤprevious_
PinのPTSをPTS_previous_Pinと
すると、アウト点ピクチヤPoutと、その前のイン点
ピクチヤprevious_Pinとの時間差であるス
キツプ間時間差Lout_inは次式で与えられる。
【0102】
【数16】
【0103】スキツプ再生においてシームレス再生を行
うためには、スキツプ間時間差Lout_inは次式を
満たしている必要がある。すなわち、
【0104】
【数17】
【0105】スキツプ間時間差Lout_inが式(1
7)を満たしていない場合、メインバツフア11は図8
(A)に示す区間T4においてアンダーフローを起こ
す。このためアウト点ピクチヤPoutの表示終了時刻
PTS_Pout_endまでにイン点ピクチヤPin
を復号終了することができず、シームレス再生を行うこ
とができない。
【0106】制御部8は式(17)を用いてシームレス
再生の可否を判定し、かかる判定結果を動画像再生装置
1が有する表示部(図示せず)に表示する。
【0107】(1−6)第1の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、スキツプ再生を行う場合、ユーザ
は操作入力部9を用いて事前にアウト点及びイン点の指
定を行う。操作入力部9はユーザは操作入力に応じてコ
ントロール情報D9を生成し、読み出し制御部8に送出
する。読み出し制御部8はコントロール情報D9に応じ
て制御信号D8を生成し、表示制御部21に送出する。
【0108】表示制御部21は制御信号D8を基づいて
スキツプ間時間Lout_in、ビツト蓄積時間L及び
Tmaxを算出し、スキツプ間時間Lout_in、ビ
ツト蓄積時間L及びTmaxに基づいて、ユーザが指定
したアウト点ピクチヤ及びイン点ピクチヤでスキツプ再
生を行つた場合、シームレス再生が可能か否かの判断を
行い、かかる判断結果を動画像再生装置1が有する表示
部に表示する。
【0109】以上の構成によれば、ユーザが指定したア
ウト点ピクチヤ及びイン点ピクチヤでスキツプ再生を行
つた場合の、シームレス再生の可否を事前に判断し、ユ
ーザに対し表示することができる。
【0110】(2)第2の実施の形態 (2−1)装置の構成 図9において30は全体として動画像再生装置を示し、
操作入力部9はユーザの操作入力に応じてコントロール
情報D9を読み出し制御部8に送出する。読み出し制御
部8がコントロール情報D9に応じて読み出し部3に対
し制御信号D8を送出することにより再生動作を開始す
る。
【0111】読み出し部3は、光デイスク2に記録され
ているMPEG(Moving Picture Experts Group)2方
式により圧縮符号化された映像及び音声が多重化された
データである符号化データD3を読み出し、復調部4に
送出する。復調部4は符号化データD3を所定の方法に
より復調し、符号化データD4として誤り訂正部5に送
出する。誤り訂正部5は符号化データD4に対し誤り訂
正処理を行い、バツフア6に送出し一時蓄積する。この
とき、制御部8はバツフア6における符号化データD4
の蓄積量を常に監視しており、かかる蓄積量に応じて読
み出し部3に対し制御信号D8を送出することにより、
読み出し部3はバツフア6に空き容量がある限り光デイ
スク2からの符号化データD3を読み出すようになされ
ている。
【0112】バツフア6は、符号化データD4を一時蓄
積した後復号装置31に供給する。当該バツフア6は、
読み出し部3が有するピツクアツプ(図示せず)の移動
や読み取りエラー等による符号化データD4の読み出し
の中断を吸収し、復号装置31に対して、符号化データ
D4を所定のビツトレートの連続したストリームとして
供給するものである。
【0113】復号装置31は符号化データD4に対し復
号処理を行い、映像信号D23及び音声信号D24とし
て外部に送出する。以下、この復号装置31について図
面を用いてさらに詳細に説明する。
【0114】図10において31は全体として復号装置
を示し、メインバツフア11はバツフア6(図9)から
供給される符号化データD4を格納し、一時蓄積した後
所定のタイミングで分離部12に送出する。メインバツ
フア11の容量が一杯になつた場合、符号化データD4
の書き込みは停止する。符号化データD4のメインバツ
フア11への入力ビツトレートをRinとし、符号化デ
ータD4のメインバツフア11からの出力ビツトレート
をRoutとする。
【0115】分離部12は符号化データD4をビデオビ
ツトストリームD13、オーデイオビツトストリームD
14及びシステムヘツダD23に分離する。そして分離
部12はビデオビツトストリームD13及びオーデイオ
ビツトストリームD14を切替器13に送出するととも
に、システムヘツダD23を表示制御部21に送出す
る。ここでビデオビツトストリームD13のビツトレー
トをRvとし、オーデイオビツトストリームD14のビ
ツトレートをRaとし、システムヘツダD23のビツト
レートをRsysとする。そしてRv、Ra及びRsy
sの合計をプログラムビツトレートRpgとする。さら
に、プログラムビツトレートRpgの最大値を最大プロ
グラムビツトレートRpg_maxとする。Rin及び
Routと、最大プログラムビツトレートRpg_ma
xとには次式に示す関係を有する。
【0116】
【数18】
【0117】切替器13は切り替え動作を行うことによ
り、ビデオビツトストリームD13をビデオバツフア1
5に供給するとともに、オーデイオビツトストリームD
14をオーデイオバツフア16に供給する。
【0118】ビデオバツフア15はビデオビツトストリ
ームD13を一時格納した後所定のタイミングで読み出
し、ビデオ復号部D17に送出する。ビデオ復号部D1
7は、復号したピクチヤの表示速度の2倍の速度で各ピ
クチヤの復号を行い得るようになされている。ビデオ復
号部D17はビデオビツトストリームD13をMPEG
2方式により復号し、映像信号D19としてフオーマツ
ト変更部23に送出する。フオーマツト変更部23は、
表示制御部21から送出される制御信号D21に応じて
映像信号D19の映像フオーマツトを変更し、映像信号
D23としてフレームメモリ19に送出する。
【0119】フレームメモリ19は映像信号D23を一
時格納した後、所定の表示速度で外部に送出する。フレ
ームメモリ19は、復号が完了しているがまだ所定の表
示タイミングが到来していないピクチヤを一時蓄積する
ものである。
【0120】また、オーデイオバツフア16はオーデイ
オビツトストリームD14を一時格納した後所定のタイ
ミングで読み出し、オーデイオ復号部D18に送出す
る。オーデイオ復号部D18はオーデイオビツトストリ
ームD14をMPEG2方式により復号し、音声信号D
20としてフオーマツト変更部24に送出する。フオー
マツト変更部24は、表示制御部21から送出される制
御信号D21に応じて音声信号D20のフオーマツトを
変更し、音声信号D24としてメモリ20に送出する。
【0121】メモリ20は音声信号D24を一時格納し
た後、所定の表示速度で外部に送出する。メモリ20
は、復号が完了しているがまだ所定の出力タイミングが
到来していない音声を一時蓄積するものである。
【0122】ここで表示制御部21は、分離部12から
供給されるシステムヘツダD23に応じて制御信号D2
1を送出してフレームメモリ19及びメモリ20を制御
し、映像信号D23の各ピクチヤの表示タイミングの制
御及び音声信号D24の音声の出力タイミングの制御を
行う。すなわち制御部21は、復号装置31全体の動作
の基準となるSTCの値と、ピクチヤに付けられている
PTSの値とが一致した時に当該ピクチヤを表示すると
ともに、当該ピクチヤに対応した音声を同期して出力す
るようにフレームメモリ19及びメモリ20を制御す
る。
【0123】(2−2)スキツプ再生時の動作 つぎに、動画像再生装置30における、スキツプ再生時
の動作について説明する。ここで、スキツプ再生におけ
るアウト点ピクチヤPoutが含まれるプログラムを再
生している場合において、最後に復号するピクチヤを最
終ピクチヤPlastとすると、当該最終ピクチヤPl
astまでのプログラムをアウト点側プログラムと呼
ぶ。また、スキツプ再生におけるイン点ピクチヤPin
が含まれるプログラムを再生している場合において、最
初に復号するピクチヤを先頭ピクチヤPfirstとす
ると、当該先頭ピクチヤPfirstから先のプログラ
ムをイン点側プログラムと呼ぶ。
【0124】すなわち図3に示すように、GOP−0の
P05がアウト点ピクチヤPoutとすると、当該GO
P−0のB04が最終ピクチヤPlastとなり、当該
B04までがアウト点側プログラムとなる。同様にGO
P−nのPn5がイン点ピクチヤPinとすると、当該
GOP−nのIn2が先頭ピクチヤPfirstとな
り、当該In2以降がイン点側プログラムとなる。ここ
で、表示順序がi番目のGOPをGOP−iと表記し、
i番目のGOPにおける、表示順序がj番目のIピクチ
ヤをIijと表記する。同様に、i番目のGOPにおけ
る表示順序がj番目のPピクチヤをPijと表記し、表
示順序がj番目のBピクチヤをBijと表記する。
【0125】スキツプ再生を行う場合、操作入力部9か
ら、ユーザの操作に応じたコントロール情報D9が供給
される。かかるコントロール情報D9には、復号及び表
示の制御に必要な情報として、 ・最終ピクチヤPlastの位置情報(以下、これをイ
ンデツクスと呼ぶ) ・イン点ピクチヤPinのインデツクス及びピクチヤタ
イプ ・アウト点ピクチヤPoutの最後に表示されるフイー
ルドのパリテイ ・イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフイールド
のパリテイ ・イン点ピクチヤPinのPTS(以下、これをPTS
_Pinと呼ぶ) ・アウト点ピクチヤPoutのPTSに当該アウト点ピ
クチヤPoutの表示時間を加えた値、すなわちアウト
点ピクチヤPoutが表示を終了する時刻のPTS(以
下、これをPTS_Pout_endと呼ぶ)が含ま
れ、また光デイスク2(図9)からのデータ読み出しの
制御に必要な情報として、 ・光デイスク2上における、アウト点側プログラムの最
終バイトのアドレス、すなわち最終ピクチヤPlast
を含むパケツトのアドレス ・光デイスク2上における、イン点側プログラムの最初
のバイトのアドレス、すなわち先頭ピクチヤPfirs
tを含むパケツトのアドレスが含まれている。
【0126】制御部8はかかるコントロール情報D9に
応じて、読み出し部3に対し制御信号D8を送出し、ア
ウト点側プログラムの読み出しを開始する。
【0127】図11は、復号装置31のスキツプ再生に
おける処理を示し、ステツプSP30で処理を開始し、
ステツプSP31において、復号装置31のSTCをア
ウト点側プログラムのSCRの値にセツトする。
【0128】ステツプSP32において、アウト点側プ
ログラムのピクチヤをフレームメモリ19へ格納する際
の画像フオーマツトを決定する。すなわちイン点側プロ
グラムの先頭ピクチヤPfirstの復号開始からイン
点ピクチヤPinの復号完了までの期間T4に相当する
アウト点側プログラムのピクチヤ数Nbと、フレームメ
モリ19が格納可能なピクチヤ数である格納ピクチヤ数
Naとを比較する。
【0129】そしてNa≧Nbの場合は、期間T4に相
当するアウト点側プログラムのピクチヤをフレームメモ
リ19へ格納することが可能なため、アウト点側プログ
ラムのピクチヤの画像フオーマツトを変更せず、フルフ
オーマツトとする。一方、Na<Nbの場合は、そのま
までは期間T4に相当するアウト点側プログラムのピク
チヤ(Nb枚)をフレームメモリ19へ格納することが
不可能なため、期間T4に相当するアウト点側プログラ
ムのピクチヤの画像フオーマツトを縮小することにより
ピクチヤ1枚当たりのデータ量を削減し、Nb枚のアウ
ト点側プログラムのピクチヤをフレームメモリ19へ格
納し得るようにする。このとき、画像フオーマツトを縮
小したピクチヤを、lastNbフレームとして指定す
る。
【0130】続くステツプSP33において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からアウト点側プログラ
ムのピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視し
て復号する。
【0131】ステツプSP34において、復号したピク
チヤがlastNbピクチヤとして指定されているかど
うかを判断する。ステツプSP34において否定結果が
得られた場合、このことは復号したピクチヤがlast
Nbピクチヤとして指定されていないことを意味してお
り、処理はステツプSP35に進む。そしてステツプS
P35において、フオーマツト変更部23は復号したピ
クチヤの画像フオーマツトを変更せずにフルフオーマツ
トでフレームメモリ19に格納し、処理はステツプSP
37に進む。
【0132】一方、ステツプSP34において肯定結果
が得られた場合、このことは復号したピクチヤがlas
tNbピクチヤとして指定されていることを意味してお
り、処理はステツプSP36に進む。そしてステツプS
P36において、フオーマツト変更部23は、復号した
ピクチヤの画像フオーマツトをステツプSP32で指定
された縮小画像フオーマツトに変更してフレームメモリ
19に格納し、処理はステツプSP37に進む。
【0133】そしてステツプSP37において、フレー
ムメモリ19に格納されているアウト点側プログラムの
ピクチヤを、当該ピクチヤのPTSに従つて表示する。
【0134】続くステツプSP38において、アウト点
側プログラムの復号が完了したかを判断する。当該ステ
ツプSP38において否定結果が得られた場合、このこ
とはアウト点側プログラムの復号が完了していないこと
を示しており、処理はステツプSP33に戻り、ステツ
プSP33〜SP38を繰り返す。一方、ステツプSP
38において肯定結果が得られた場合、このことはアウ
ト点側プログラムの復号が完了したことを示しており、
処理はステツプSP39に進む。
【0135】ステツプSP39において、フレームメモ
リ19に格納されているアウト点側プログラムのピクチ
ヤを、当該ピクチヤのPTSに従つて表示する。
【0136】続くステツプSP40において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からイン点側プログラム
のピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して
復号し、復号したピクチヤをフレームメモリ19に格納
する。
【0137】そしてステツプSP41において、イン点
ピクチヤの復号が完了しているかどうかを判断する。ス
テツプSP41において肯定結果が得られた場合、この
ことはイン点ピクチヤの復号が完了した状態、すなわち
シームレス再生が行い得る状態であることを示してお
り、処理は図12に示すステツプSP50に進む。
【0138】これに対し、ステツプSP41において否
定結果が得られた場合、このことはイン点ピクチヤの復
号が完了していないことを示しており、処理はステツプ
SP42に進む。ステツプSP42において、復号装置
31のSTCの値とアウト点側プログラムのPTS_P
out_endの値とを比較し、アウト点ピクチヤPo
utが表示を終了したかどうかの判断を行う。ステツプ
SP42においてSTCとPTS_Pout_endと
が一致せず、否定結果が得られた場合、このことはアウ
ト点ピクチヤPoutが表示を終了していないことを示
しており、処理はステツプSP39に戻り、ステツプS
P39〜SP42を繰り返す。一方、ステツプSP42
においてSTCとPTS_Pout_endとが一致
し、肯定結果が得られた場合、このことはアウト点ピク
チヤPoutが表示を終了しているにもかかわらずイン
点ピクチヤPinの復号が完了していない状態、すなわ
ちシームレス再生を行い得ない状態を示しており、処理
は図13に示すステツプSP60に進む。
【0139】まず、シームレス再生を行い得る状態での
処理について説明する。図12に示すステツプSP50
において、イン点ピクチヤPinのピクチヤタイプがI
ピクチヤまたはPピクチヤであるかどうかの判断を行
う。ステツプSP50において否定結果が得られた場
合、このことはイン点ピクチヤPinがBピクチヤであ
ることを示しており、処理はステツプSP52に進む。
一方、ステツプSP50において肯定結果が得られた場
合、このことはイン点ピクチヤPinがIピクチヤまた
はPピクチヤであることを示しており、処理はステツプ
SP51に進む。そしてステツプSP51において、ビ
デオバツフア15に格納されている、イン点ピクチヤP
inから次のIピクチヤまたはPピクチヤまでの間のB
ピクチヤを読み捨てる。
【0140】ステツプSP52において、復号したイン
点ピクチヤPinをフレームメモリ19に格納する。
【0141】続くステツプSP53において、復号装置
31のSTCの値とアウト点側プログラムのPTS_P
out_endの値とを比較し、アウト点ピクチヤPo
utが表示を終了したかどうかの判断を行う。ステツプ
SP53においてSTCとPTS_Pout_endと
が一致せず、否定結果が得られた場合、このことはアウ
ト点ピクチヤPoutが表示を終了していないことを示
しており、処理はステツプSP54に進み、フレームメ
モリ19に格納されているアウト点側プログラムのピク
チヤを当該ピクチヤのPTSに従つて表示した後、ステ
ツプSP53に戻り、STCの値とアウト点側プログラ
ムのPTS_Pout_endの値とが一致するまでス
テツプSP53〜ステツプSP54の処理を繰り返す。
【0142】一方、ステツプSP53においてSTCと
PTS_Pout_endとが一致し、肯定結果が得ら
れた場合、このことはアウト点ピクチヤPoutが表示
を終了したことを示しており、処理はステツプSP55
に進む。
【0143】ステツプSP55において、アウト点ピク
チヤPoutの最後に表示されるフレームのパリテイと
イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレームのパ
リテイとが異なるかどうかを判断する。ステツプSP5
5において肯定結果が得られた場合、このことはアウト
点ピクチヤPoutの最後に表示されるフレームのパリ
テイとイン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレー
ムのパリテイとが異なるため、アウト点ピクチヤPou
tとイン点ピクチヤPinとが滑らかにつながることを
示し、処理はステツプSP57に進む。
【0144】一方、ステツプSP55において否定結果
が得られた場合、このことはアウト点ピクチヤPout
の最後に表示されるフレームのパリテイとイン点ピクチ
ヤPinの最初に表示されるフレームのパリテイとが同
一であるため、アウト点ピクチヤPoutとイン点ピク
チヤPinとが滑らかにつながらないことを示し、この
ため処理はステツプSP56に進み、アウト点ピクチヤ
Poutの先頭フイールドを繰り返して表示した後ステ
ツプSP57に進む。
【0145】そしてステツプSP57において、イン点
ピクチヤPinを表示すると同時に復号装置31のST
Cの値をイン点側プログラムのPTS_inの値にリセ
ツトし、イン点側プログラムの表示を開始する。
【0146】続くステツプSP58において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からイン点側プログラム
のピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して
復号し、フレームメモリ19に格納する。また、フレー
ムメモリ19に格納されているイン点側プログラムのピ
クチヤをPTSに応じて表示する。ステツプSP59で
処理を終了する。
【0147】次に、スキツプ再生におけるシームレス再
生を行い得ない状態での処理について説明する。図13
に示すステツプSP60において、まずアウト点ピクチ
ヤPoutの再表示を行う。そしてステツプSP61に
おいて、イン点ピクチヤPinが復号を終了したかどう
かの判断を行う。ステツプSP61において否定結果が
得られた場合、このことはイン点ピクチヤPinがまだ
復号を終了していないことを示しており、処理はステツ
プSP60に戻り、さらにアウト点ピクチヤPoutの
再表示を行う。一方、ステツプSP61において肯定結
果が得られた場合、このことはイン点ピクチヤPinが
復号を終了したことを示しており、処理はステツプSP
62に進む。かくして、イン点ピクチヤPinが復号を
終了するまでの間アウト点ピクチヤPoutを繰り返し
表示することにより、シームレス再生が行い得ない状態
での再生画像の連続性を保つようになされている。
【0148】ステツプSP62において、イン点ピクチ
ヤPinのピクチヤタイプがIピクチヤまたはPピクチ
ヤであるかどうかの判断を行う。ステツプSP62にお
いて否定結果が得られた場合、このことはイン点ピクチ
ヤPinがBピクチヤであることを示しており、処理は
ステツプSP64に進む。一方、ステツプSP62にお
いて肯定結果が得られた場合、このことはイン点ピクチ
ヤPinがIピクチヤまたはPピクチヤであることを示
しており、処理はステツプSP63に進む。そしてステ
ツプSP63において、ビデオバツフア15に格納され
ている、イン点ピクチヤPinから次のIピクチヤまた
はPピクチヤまでの間のBピクチヤを読み捨てる。
【0149】ステツプSP64において、アウト点ピク
チヤPoutの最後に表示されるフレームのパリテイと
イン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレームのパ
リテイとが異なるかどうかを判断する。ステツプSP6
4において肯定結果が得られた場合、このことはアウト
点ピクチヤPoutの最後に表示されるフレームのパリ
テイとイン点ピクチヤPinの最初に表示されるフレー
ムのパリテイとが異なるためアウト点ピクチヤPout
とイン点ピクチヤPinとが滑らかにつながることを示
し、処理はステツプSP66に進む。
【0150】一方、ステツプSP64において否定結果
が得られた場合、このことはアウト点ピクチヤPout
の最後に表示されるフレームのパリテイとイン点ピクチ
ヤPinの最初に表示されるフレームのパリテイとが同
一であるためアウト点ピクチヤPoutとイン点ピクチ
ヤPinとが滑らかにつながらないことを示し、このた
め処理はステツプSP65に進み、アウト点ピクチヤP
outの先頭フイールドを繰り返して表示した後ステツ
プSP66に進む。
【0151】そしてステツプSP66において、イン点
ピクチヤPinを表示すると同時に復号装置31のST
Cの値をイン点側プログラムのPTS_inの値にリセ
ツトし、イン点側プログラムの表示を開始する。
【0152】続くステツプSP67において、ビデオ復
号部17はビデオバツフア15からイン点側プログラム
のピクチヤを読み出し、各ピクチヤのDTSを無視して
復号し、フレームメモリ19に格納する。また、フレー
ムメモリ19に格納されているイン点側プログラムのピ
クチヤをPTSに応じて表示する。ステツプSP68で
処理を終了する。
【0153】復号装置31は、以上のような処理を行う
ことによりスキツプ再生における再生画像の連続性を保
つようになされている。
【0154】(2−6)第2の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、スキツプ再生を行う場合、動画像
再生装置1はまずアウト点側プログラムの復号を行う。
すなわち、アウト点側プログラムを光デイスク2から読
み出し、メインバツフア11に一旦格納した後順次所定
のタイミングで読み出し、分離部12に送出する。この
とき、動画像再生装置1のSTCをアウト点側プログラ
ムのSCRの値にセツトする。分離部12は、アウト点
側プログラムのからビデオビツトストリームD13を分
離し、切替器13を介してビデオバツフア15に送出す
る。ビデオバツフア15はビデオビツトストリームD1
3Aを一時格納した後所定のタイミングで読み出し、ビ
デオ復号部17に送出する。ビデオ復号部17はビデオ
ビツトストリームD13をDTSを無視して復号し、映
像信号D19としてフオーマツト変更部23に送出す
る。
【0155】フオーマツト変更部23は、イン点側プロ
グラムの先頭ピクチヤPfirstの復号開始からイン
点ピクチヤPinの復号完了までの期間T4に相当する
アウト点側プログラムのピクチヤの画像フオーマツト
を、フレームメモリ19が当該ピクチヤを格納し得るよ
うに縮小し、フレームメモリ19に送出する。フレーム
メモリ19は、復号したアウト点側プログラムの各ピク
チヤを格納し、順次PTSに従つて表示する。
【0156】アウト点ピクチヤPoutの復号が終了し
た時点で、動画像再生装置1は、イン点側プログラムの
復号を開始する。すなわち、イン点側プログラムを光デ
イスク2から読み出し、メインバツフア11に一旦格納
した後順次所定のタイミングで読み出し、分離部12に
送出する。分離部12は、イン点側プログラムからビデ
オビツトストリームD13を分離し、切替器13を介し
てビデオバツフア15に送出する。ビデオバツフア15
はビデオビツトストリームD13を一時格納した後所定
のタイミングで読み出し、ビデオ復号部17に送出す
る。ビデオ復号部17は2倍速、すなわちピクチヤの表
示速度の2倍の速度で復号し、ビデオビツトストリーム
D13をDTSを無視して復号し、フオーマツト変更部
23を介してフレームメモリ19に送出し格納する。
【0157】続いて動画像再生装置1は、アウト点側プ
ログラムからイン点側プログラムへスキツプを行う。す
なわち、アウト点ピクチヤPoutの表示が終了するタ
イミングにおいて、当該動画像再生装置1のSTCをイ
ン点ピクチヤPinのSCRの値にセツトし、イン点ピ
クチヤPinをPTSに従って表示する。これ以降、動
画像再生装置1はイン点側プログラム1倍速で順次DT
Sに従って復号し、復号したピクチヤをPTSに従って
表示する。
【0158】かくして以上の構成によれば、スキツプ再
生において、スキツプ前後の画像を連続して表示し得
る。
【0159】なお、上述の実施の形態においては、ビデ
オ復号部19はピクチヤの表示速度の2倍の速度で復号
動作を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、要は
ビデオ復号部19はピクチヤの表示速度以上の速度で復
号動作を行うようにすればよい。
【0160】また、上述の実施の形態においては、フオ
ーマツト変更部23は、期間T4に相当するアウト点側
プログラムのピクチヤの画像フオーマツトを縮小するこ
とによりピクチヤ1枚当たりのデータ量を削減し、当該
ピクチヤをフレームメモリ19に格納するようにした
が、本発明においてはこれに限らず、例えばピクチヤを
時間方向に間引いて格納するようにしたり、画像の下半
分や上半分あるいは画像の中央等の、画像の一部分のみ
を格納するようにする等、要は期間T4に相当するアウ
ト点側プログラムのピクチヤのデータ量を削減してフレ
ームメモリ19に格納し得るようにすれば良い。
【0161】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、イン点ピ
クチヤとして指定される第2の表示開始点ピクチヤを復
号するために必要な符号化データのデータ量と符号化デ
ータのビツトレートとに基づいて、第2の表示開始点ピ
クチヤを復号するために必要な符号化データが第1の記
憶手段としてのメインバツフアに蓄積される第1の蓄積
時間と、第2の表示開始点ピクチヤを復号するために必
要な符号化データを復号したピクチヤが、第2の記憶手
段としてのフレームメモリに蓄積される第2の蓄積時間
とを算出し、第1の蓄積時間と、第2の蓄積時間と、第
1の表示開始点ピクチヤの表示時刻と第1の表示終了点
ピクチヤの表示時刻との時間差とに基づいて第1の表示
終了点ピクチヤと第2の表示開始点ピクチヤとを連続し
て表示可能か否かを判断するようにしたことにより、簡
易な構成による符号化データの連続再生判定装置及び方
法を容易に実現し得る。
【0162】また本発明によれば、符号化データを第1
の表示開始点ピクチヤからスキツプ処理におけるアウト
点ピクチヤとして指定される第1の表示終了点ピクチヤ
までの符号化データを読み出した後、第1の表示終了点
ピクチヤの所定時間経過後のピクチヤである第2の表示
開始点ピクチヤまで読み出しをスキツプし、第2の表示
開始点ピクチヤから第2の表示終了点ピクチヤまでのピ
クチヤまでの符号化データをを読み出す読み出し手段
と、読み出された符号化データを一時格納した後送出す
る第1の記憶手段としてのメインバツフアと、第1の記
憶手段から送出される符号化データを所定のピクチヤ表
示速度よりも早い速度で復号して復号ピクチヤを生成し
送出する復号手段と、復号ピクチヤの画像フオーマツト
を変更して送出するフオーマツト変更手段と、フオーマ
ツト変更手段から送出される復号ピクチヤを一時格納し
た後送出する第2の記憶手段としてのフレームメモリと
を設け、第2の記憶手段の記憶容量に応じて上記復号ピ
クチヤの画像フオーマツトを変更するようにしたことに
より、簡易な構成による符号化データ復号装置及び方法
を容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による動画像再生装
置である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による復号装置であ
る。
【図3】スキツプ再生を示す略線図である。
【図4】スキツプ再生の処理を示すフローチヤートであ
る。
【図5】スキツプ再生の処理を示すフローチヤートであ
る。
【図6】スキツプ再生の処理を示すフローチヤートであ
る。
【図7】スキツプ再生を示す略線図である。
【図8】スキツプ再生におけるバツフアモデルを示す略
線図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による動画像再生装
置である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による復号装置で
ある。
【図11】スキツプ再生を示す略線図である。
【図12】スキツプ再生の処理を示すフローチヤートで
ある。
【図13】スキツプ再生の処理を示すフローチヤートで
ある。
【図14】ピクチヤの並び替えを示す略線図である。
【符号の説明】
1、30……動画像再生装置、2……光デイスク、3…
…読み出し部、4……復調部、5……誤り訂正部、6…
…バツフア、8……読み出し制御部、9……操作入力
部、10、31……復号装置、11……メインバツフ
ア、12……分離部、13……切替器、15……ビデオ
バツフア、16……オーデイオバツフア、17……ビデ
オ復号部、18……オーデイオ復号部、19……フレー
ムメモリ、20……メモリ、23、24……フオーマツ
ト変更部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H04N 7/32 H04N 7/137 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピクチヤ間予測符号化方式を用いて符号化
    された一連の符号化データの、第1の表示開始点ピクチ
    ヤの表示時刻と、上記符号化データの、スキツプ処理に
    おけるアウト点ピクチヤとして指定される第1の表示終
    了点ピクチヤの表示時刻と、上記符号化データの、スキ
    ツプ処理におけるイン点ピクチヤとして指定される第2
    の表示開始点ピクチヤの表示時刻と、上記符号化データ
    のビツトレートとに基づいて、 上記第2の表示開始点ピクチヤを復号するために必要な
    上記符号化データが、記録媒体から読み出された上記符
    号化データを一時格納した後復号手段に供給する第1の
    記憶手段に蓄積される第1の蓄積時間と、上記第2の表
    示開始点ピクチヤを復号するために必要な上記符号化デ
    ータを復号したピクチヤが、上記符号化データを復号し
    たピクチヤを一時格納した後外部に送出する第2の記憶
    手段に蓄積される第2の蓄積時間とを算出し、 上記第1の蓄積時間と、上記第2の蓄積時間と、上記第
    1の表示開始点ピクチヤの表示時刻と上記第1の表示終
    了点ピクチヤの表示時刻との時間差とに基づいて、上記
    符号化データを、上記第1の表示開始点ピクチヤから上
    記第1の表示終了点ピクチヤまでのピクチヤを復号した
    後、上記第1の表示終了点ピクチヤから上記第2の表示
    開始点ピクチヤまで復号をスキツプし、上記第2の表示
    開始点ピクチヤから第2の表示終了点ピクチヤまでのピ
    クチヤを復号して再生する際に、上記第1の表示終了点
    ピクチヤと、上記第2の表示開始点ピクチヤとを連続し
    て表示可能か否かを判定することを特徴とする符号化デ
    ータの連続再生判定装置。
  2. 【請求項2】上記符号化データは、MPEG2(Moving
    Picture Experts Group 2)方式を用いて符号化された
    符号化データであることを特徴とする請求項1に記載の
    符号化データの連続再生判定装置。
  3. 【請求項3】ピクチヤ間予測符号化方式を用いて符号化
    された一連の符号化データの、第1の表示開始点ピクチ
    ヤの表示時刻と、上記符号化データの、スキツプ処理に
    おけるアウト点ピクチヤとして指定される第1の表示終
    了点ピクチヤの表示時刻と、上記符号化データの、スキ
    ツプ処理におけるイン点ピクチヤとして指定される第2
    の表示開始点ピクチヤの表示時刻と、上記符号化データ
    のビツトレートとに基づいて、 上記第2の表示開始点ピクチヤを復号するために必要な
    上記符号化データが、記録媒体から読み出された上記符
    号化データを一時格納した後復号手段に供給する第1の
    記憶手段に蓄積される第1の蓄積時間と、上記第2の表
    示開始点ピクチヤを復号するために必要な上記符号化デ
    ータを復号したピクチヤが、上記符号化データを復号し
    たピクチヤを一時格納した後外部に送出する第2の記憶
    手段に蓄積される第2の蓄積時間とを算出し、 上記第1の蓄積時間と、上記第2の蓄積時間と、上記第
    1の表示開始点ピクチヤの表示時刻と上記第1の表示終
    了点ピクチヤの表示時刻との時間差とに基づいて、上記
    符号化データを、上記第1の表示開始点ピクチヤから上
    記第1の表示終了点ピクチヤまでのピクチヤを復号した
    後、上記第2の表示開始点ピクチヤまで復号をスキツプ
    し、上記第2の表示開始点ピクチヤから第2の表示終了
    点ピクチヤまでのピクチヤを復号して再生する際に、上
    記第1の表示終了点ピクチヤと、上記第2の表示開始点
    ピクチヤとを連続して表示可能か否かを判定することを
    特徴とする符号化データの連続再生判定方法。
  4. 【請求項4】上記符号化データは、MPEG2(Moving
    Picture Experts Group 2)方式を用いて符号化された
    符号化データであることを特徴とする請求項3に記載の
    符号化データの連続再生判定方法。
  5. 【請求項5】ピクチヤ間予測符号化方式を用いて符号化
    された一連の符号化データを復号する符号化データ復号
    装置において、 上記符号化データの、第1の表示開始点ピクチヤからス
    キツプ処理におけるアウト点ピクチヤとして指定される
    第1の表示終了点ピクチヤまでの符号化データを読み出
    した後、上記第1の表示終了点ピクチヤからスキツプ処
    理におけるイン点ピクチヤとして指定される第2の表示
    開始点ピクチヤまで読み出しをスキツプし、上記第2の
    表示開始点ピクチヤから第2の表示終了点ピクチヤまで
    の符号化データを読み出す読み出し手段と、 上記読み出された符号化データを一時格納した後送出す
    る第1の記憶手段と、上記第1の記憶手段から送出され
    る上記符号化データを、所定のピクチヤ表示速度よりも
    早い速度で復号して復号ピクチヤを生成し送出する復号
    手段と、 上記復号ピクチヤを一時格納し、上記復号装置の基準同
    期信号と上記復号ピクチヤに付せられている再生出力の
    管理情報とが一致した時に上記復号ピクチヤを送出して
    表示する第2の記憶手段と、 上記復号装置から送出される上記復号ピクチヤの画像フ
    オーマツトを、上記第2の記憶手段の記憶容量に応じて
    変更し、第2の記憶手段に送出するフオーマツト変更手
    段と、 上記復号装置の上記基準同期信号を上記第1の表示開始
    点ピクチヤの上記再生出力の管理情報の示す値にセツト
    し、上記第1の表示終了点ピクチヤの表示が終了した時
    に、上記復号装置の上記基準同期信号を上記第2の表示
    開始点ピクチヤの上記再生出力の管理情報の示す値にセ
    ツトする表示制御手段とを具えることを特徴とする符号
    化データ復号装置。
  6. 【請求項6】上記符号化データは、MPEG2(Moving
    Picture Experts Group 2)方式を用いて符号化された
    符号化データであることを特徴とする請求項5に記載の
    符号化データ復号装置。
  7. 【請求項7】ピクチヤ間予測符号化方式を用いて符号化
    された一連の符号化データを復号する符号化データ復号
    方法において、 上記符号化データの、第1の表示開始点ピクチヤからス
    キツプ処理におけるアウト点ピクチヤとして指定される
    第1の表示終了点ピクチヤまでの符号化データを読み出
    した後、上記第1の表示終了点ピクチヤからスキツプ処
    理におけるイン点ピクチヤとして指定される第2の表示
    開始点ピクチヤまで読み出しをスキツプし、上記第2の
    表示開始点ピクチヤから第2の表示終了点ピクチヤまで
    の符号化データを読み出し、 上記読み出された符号化データを第1の記憶手段に一時
    格納した後送出し、上記第1の記憶手段から送出される
    上記符号化データを、所定のピクチヤ表示速度よりも早
    い速度で復号して復号ピクチヤを生成して送出し、 上記復号ピクチヤの画像フオーマツトを、上記復号ピク
    チヤを一時格納した後送出する第2の記憶手段の記憶容
    量に応じて変更し、 上記復号ピクチヤを第2の記憶手段に一時格納し、復号
    装置の基準同期信号と上記復号ピクチヤに付せられてい
    る再生出力の管理情報とが一致した時に上記復号ピクチ
    ヤを送出して表示し、 復号装置の基準同期信号を上記第1の表示開始点ピクチ
    ヤの上記再生出力の管理情報の示す値にセツトし、上記
    第1の表示終了点ピクチヤの表示が終了した時に、上記
    復号装置の上記基準同期信号を上記第2の表示開始点ピ
    クチヤの上記再生出力の管理情報の示す値にセツトする
    ことを特徴とする符号化データ復号方法。
  8. 【請求項8】上記符号化データは、MPEG2(Moving
    Picture Experts Group 2)方式を用いて符号化された
    符号化データであることを特徴とする請求項7に記載の
    符号化データ復号方法。
JP13064498A 1998-05-13 1998-05-13 符号化データの連続再生判定装置及び符号化データ復号装置並びにそれらの方法 Pending JPH11331771A (ja)

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