JPH09115956A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH09115956A JPH09115956A JP27221295A JP27221295A JPH09115956A JP H09115956 A JPH09115956 A JP H09115956A JP 27221295 A JP27221295 A JP 27221295A JP 27221295 A JP27221295 A JP 27221295A JP H09115956 A JPH09115956 A JP H09115956A
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Abstract
ため、ICチップ7が加熱される。ICチップ7の温度
が上昇すると、アルミニウム配線の腐食が発生して、配
線の断線やショートなどの故障が発生する。この問題点
を解決する。 【解決手段】 絶縁基板1上にICチップ7を能動素子
面7aを絶縁基板1に向けて実装し、ICチップ7の各
電極と接続するための基板電極3と、マザーボードと接
続するためのボール端子10と、基板電極3とボール端
子10を接続するための電気的経路と、ICチップ7の
非能動素子面7bと能動素子面7にある電源系電極を接
続するための電気的経路と、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに放熱するための熱伝導部
材を有する。
Description
チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この絶
縁基板にマザーボードと接続するためのボール端子を備
えたボールグリッドアレイの構造に関する。
プと記載する)はチップキャリアーに実装して使用す
る。このチップキャリアーはICチップの各電極とマザ
ーボードとの電気的接続と、ICチップの保護と、さら
にICチップの放熱などの機能を有する。
グリッドアレイ(以下BGAと記載する)は、絶縁基板
上にICチップを実装し、ICチップの各電極と接続す
るための基板電極を有し、さらにマザーボードに接続す
るためのボール端子を備えている。
基板電極と電気的に接続する手段としては、ワイヤーボ
ンディング手段や、テープオウトメーテドボンディング
手段や、フリップチップボンディング手段などがあげら
れる。
ICチップの面積以外は接続のためのスペースを必要と
しないため、最も実装密度が高く有効な接続手段であ
る。
よりICチップを絶縁基板上に実装する構造を有するフ
リップチップBGA(以下FCBGAと記載する)は、
チップキャリアーの薄型化と電気特性などの点で他の接
続手段に比らべて有利な構造を備えている。
BGAの構造について説明する。図5は従来技術におけ
るFCBGA11の構造を示す断面図であり、図6は絶
縁基板1のおもて面の銅配線パターンを示す平面図であ
る。図7は絶縁基板1裏面の銅配線パターンを示す平面
図である。以下図5と図6と図7を交互に参照して、従
来技術のFCBGAの構造を説明する。
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
にICチップ7の各電極と接続するための基板電極3を
設ける。この基板電極3は厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホール2の壁面には、絶縁基板1のおもて面
と裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程
度の銅うす膜層を設ける。
のおもて面に基板電極3とスルーホール2を接続するた
めの電気的経路を設ける。この電気的経路は厚さ18μ
m程度の銅うす膜からなる。
の裏面にパッド電極4とスルーホール2を接続するため
の電気的経路を設ける。この電気的経路は、厚さ18μ
m程度の銅うす膜からなる。
おもて面と裏面に、電気的経路を保護するための樹脂組
成物からなる絶縁膜5を、電気的経路を覆うようにして
設けている。
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
6はおもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。さ
らに配線基板6は裏面にパッド電極4と絶縁膜5を有し
ている。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電極3
と裏面のパッド電極4をスルーホール2を介して電気的
に接続する。
動素子面7aを配線基板6に向けて実装してある。IC
チップ7は能動素子面7aに、ICチップ7の機能を行
うための図示しない能動素子を有している。さらに、I
Cチップ7は能動素子面7aに、能動素子の動作を行う
ための図示しない電気的配線を有している。さらに、I
Cチップ7は能動素子面7aに、基板電極3と電気的に
接続するための図示しない電源系電極と信号系電極を有
している。
介して基板電極3に電気的に接続している。バンプ端子
8の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ合
金があげられる。
能動素子面7aは、能動素子の保護とICチップ7を配
線基板6に固着するために、絶縁性の封止樹脂9により
樹脂封止してある。
ド電極4の上に、図示しないマザーボードと電気的接続
を行うためのボール端子10を設ける。このボール端子
10の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
もて面に実装したICチップ7の各電極と、裏面に設け
たボール端子10とを、バンプ端子8と配線基板6を介
して電気的に接続している。従来技術によるFCBGA
11は、以上説明したような構造を有する。
電力消費により発熱するため、ICチップ7が加熱され
る。ICチップ7の温度が上昇すると、アルミニウム配
線の腐食が発生し、配線の断線やショートなどの故障が
発生する。
プキャリアーには、ICチップ7の温度を許容温度以下
に保つための放熱機能が求められる。近年、ICチップ
7の高機能化に伴い発熱量は増加しており、チップキャ
リアーにはより高い放熱性が求められている。
は、ICチップ7から直接空気に放熱する経路と、IC
チップ7から封止樹脂9とFCBGA11本体を介して
空気に放熱する経路と、ICチップ7から封止樹脂9と
絶縁基板1とボール端子10を介してマザーボードに至
る経路とがある。
気に放熱する場合は、ICチップ7の表面積が不充分な
大きさため、ICチップ7の熱を効果的に放熱すること
はできない。
FCBGA11を介して空気に放熱する場合は、封止樹
脂9の熱伝導性が不充分なことと、FCBGA11の表
面積が不充分なこととから、ICチップ7の熱を効果的
に放熱することはできない。
縁基板1とボール端子10を介してマザーボードに放熱
する経路では、封止樹脂9の熱伝導性が不充分なため、
ICチップ7の熱を効果的に放熱することはできない。
に、表面積の大きいヒートシンクを取り付ける手段があ
る。
は、外形が薄いというFCBGA11の特徴を著しく損
う。さらにFCBGA11を、小型化が求められる携帯
用機器に用いる場合には、ヒートシンクを取り付けるた
めのスペースを確保できない。
は、ICチップ7の熱を有効に放熱できないため、発熱
量の多い半導体チップは実装できないという問題点があ
る。
生インダクタンスにより誘導されるノイズが発生する。
このノイズは能動素子の誤動作の原因となる。
ャリアーにはノイズを低減する機能が求められる。近
年、能動素子の動作の高速化に伴い、このノイズの低減
が重要になっている。
チップ7の電源系電極のうち、電源またはグランドのい
ずれか一方とICチップ7本体とを電気的に接続して、
電位を同じにする手段がある。
ように、非能動素子面を絶縁基板に向けて実装する構成
では、ICチップの電源系電極のうち電源またはグラン
ドのいずれかとワイヤーで接続した基板電極と、非能動
素子面とを導電性接着剤を用いて接続することができ
る。
ては、フリップチップボンディングを採用するため、I
Cチップ7の能動素子面7aを絶縁基板1に向けて実装
する必要がある。したがって、ワイヤーボンディングの
ように、電源系電極のうち電源またはグランドのいずれ
かと、非能動素子面7bとを絶縁基板1上で電気的に接
続することができない。このため、前述のノイズ発生に
より能動素子の動作不良を生ずる問題点がある。
て、放熱性に優れたノイズの少ない半導体装置の構造を
提供することである。
に、本発明の半導体装置においては、下記記載の構造を
採用する。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導部材を有することを特徴とするものである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導板と、放熱用パターンと、放熱端子からなる熱
伝導経路を有することを特徴とするものである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導板と、熱伝導性接着剤と、放熱用パターンと、
放熱端子からなる熱伝導経路を有することを特徴とする
ものである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路を有することを特徴と
するものである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための熱伝導部材を有することを特徴とするも
のである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための導電性熱伝導板と、電源系パターンから
なる熱伝導経路を有することを特徴とするものである。
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための導電性熱伝導板と、電源系パターンと、
導電性接着剤からなる熱伝導経路を有することを特徴と
するものである。
チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装し、ICチ
ップの熱を非能動素子面からボール端子に導き、マザー
ボードに放熱するための熱伝導部材を有している。
ICチップが加熱されても、ICチップの熱をマザーボ
ードに導き、効果的に放熱することが可能になる。
上にICチップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装
し、ICチップの非能動素子面と電源系電極を接続する
ための電気的経路を設けている。
極のうち、電源またはグランドのいずれか一方とICチ
ップ本体とを電気的に接続して、電源系とICチップ本
体の電位を同じにすることでノイズを低減することが可
能になる。
るための最良の形態を説明する。はじめに第1の実施形
態におけるFCBGAの構造について説明する。図1は
本発明の第1の実施形態におけるFCBGA11の構造
を示す断面図であり、図2は本発明の第1の実施形態に
おけるFCBGA11のおもて面の構造を示す平面図で
ある。なお従来技術を示す図5と図6と図7と、本発明
の実施形態を示す図1と図2とは同一部材は同一符号で
示す。以下図1と図2を交互に参照して、本発明の第1
の実施形態におけるFCBGAの構造を説明する。
態は、ICチップ7の熱を非能動素子面7bからボール
端子10に導き、マザーボードに放熱するための熱伝導
部材を有するFCBGA11に関する。
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
ップ7の各電極とバンプ端子8を介して電気的に接続す
るための基板電極3を設ける。この基板電極3は厚さが
18μm程度の銅うす膜からなる。
チップ7の熱をマザーボードに導くための放熱用パター
ン13を設ける。
3は、絶縁基板1の外周領域にほぼ四角形に設ける。こ
の放熱用パターン13は、厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
7からの熱をマザーボードに導くためのサーマルビア2
aを有する。このサーマルビア2aの壁面には絶縁基板
1のおもて面の熱を裏面に導くために、厚さ18μm程
度の銅うす膜層を設ける。
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は、厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
プ7の熱をマザーボードに導くための放熱用パターン1
3を設ける。
13は、絶縁基板1のおもて面に設ける放熱用パターン
13とほぼ同じ形状で設けることが望ましい。この放熱
用パターン13は、厚さ18μm程度の銅うす膜からな
る。
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホル2の壁面には、絶縁基板1のおもて面と
裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程度
の銅うす膜層を設ける。
電極3とスルーホール2を接続するための電気的経路を
設ける。この電気的経路は、厚さ18μm程度の銅うす
膜からなる。
極4とスルーホール2を接続するための電気的経路を設
ける。この電気的経路は、厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
おもて面と裏面とに、電気的経路を保護するための樹脂
組成物からなる絶縁膜5を、この電気的経路を覆うよう
にして設ける。
脂やポリイミド樹脂を主成分とする樹脂組成物があげら
れる。望ましくはエポキシ樹脂を主成分とし、紫外線硬
化機能を有する樹脂組成物で絶縁膜5を構成する。
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
もて面に設ける絶縁膜5は、ICチップ7の熱をマザー
ボードに導くために、放熱パターン13の一部を露出す
るように開口部を有している。
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
は、放熱パターン13の上に放熱端子10aを設けるた
めの円形の開口部を有する。
6は、おもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。
さらに配線基板6は、裏面にパッド電極4と絶縁膜5を
有している。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電
極3と裏面のパッド電極4とをスルーホール2を介して
電気的に接続する。
から裏面に至る熱伝導部材として、放熱用パターン13
とサーマルビア2aを有している。
は、能動素子面7aを配線基板6に向けて実装してあ
る。ICチップ7は能動素子面7aに、ICチップ7の
機能を行うための図示しない能動素子を有している。さ
らに、ICチップ7は能動素子面7aに、能動素子の動
作を行うための図示しない電気的配線を有している。さ
らに、ICチップ7は能動素子面7aに、基板電極3と
電気的に接続するための図示しない電源系電極と信号系
電極を有している。
を介して基板電極3に電気的に接続している。バンプ端
子8の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
の能動素子面7aには、能動素子を保護する目的とIC
チップ7を配線基板6に固着する目的で、絶縁性の封止
樹脂9により樹脂封止してある。
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂などを主成分とす
る樹脂組成物があげられる。このなかで望ましい材料は
エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
の熱を放熱パターン13に導くために、熱伝導板12を
設ける。この熱伝導板12は、ICチップ7の非能動素
子面7bと、絶縁膜5から露出している放熱パターン1
3に、熱伝導性接着剤9aを用いて接着してある。
熱伝導性の良好な厚さ0.1mm程度の銅版である。
良好な微粉末を含有した接着剤樹脂組成物である。
ガラスや金属の微粉末があげられるが、望ましくは銀微
粉末である。また熱伝導性接着剤9aの樹脂成分として
はエポキシ樹脂や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂が
望ましい。さらに望ましくは熱硬化性のエポキシ樹脂で
ある。
ド電極4の上に、図示しないマザーボードと電気的接続
を行うためのボール端子10を設ける。このボール端子
10の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
ン13上に設けている、円形の絶縁膜5の開口部に、図
示しないマザーボードに放熱するための放熱端子10a
を設ける。この放熱端子10aの材料としては、錫と鉛
の重量比が6対4のハンダ合金があげられる。
11は、配線基板6のおもて面に実装するICチップ7
の各電極と、裏面に設けたボール端子10とを、バンプ
端子8と配線基板6を介して電気的に接続している。
A11は、配線基板6のおもて面に実装したICチップ
7の熱を、熱伝導性接着剤9aと熱伝導板12と配線基
板6と放熱端子10aによりマザーボードに導く。
来例と構造上で異なる点は、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに導くための熱伝導部材を
有している点である。
チップ7が加熱されても、熱伝導性接着剤9aと熱伝導
板12と放熱用パターン13とサーマルビア2aと放熱
端子10aからなる熱伝導部材の熱的経路により、IC
チップ7の熱を非能動素子面7bからマザーボードに導
き、効率的に放熱することができる。
FCBGA11は、ICチップ7の熱をヒートシンクを
取り付けることなく、マザーボードに導き、効率的に放
熱することができる。
A11の特徴を損なうことなく発熱量の多いICチップ
7を実装することができる。
CBGAの構造を、図3と図4を用いて説明する。図3
は本発明の第2の実施形態におけるFCBGA11の構
造を示す断面図であり、図4は本発明の第1の実施形態
におけるFCBGA11のおもて面の構造を示す平面図
である。なお従来技術を示す図5と図6と図7と、本発
明の実施形態を示す図3と図4とは同一部材は同一符号
で示す。以下、図3と図4を交互に参照して、本発明の
第2の実施形態におけるFCBGAの構造を説明する。
ップ7の熱を非能動素子面7bからマザーボードに導い
て放熱するための熱伝導部材と、ICチップ7の非能動
素子面7bと能動素子面7に設ける電源系電極と接続す
るための電気的経路を有するFCBGA11に関する。
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
ップ7の機能を行うための図示しない能動素子を有して
いる。さらに、ICチップ7は能動素子面7aに、能動
素子の動作を行うための図示しない電気的配線を有して
いる。さらに、ICチップ7は能動素子面7aに、基板
電極3と電気的に接続するための図示しない電源系電極
と信号系電極を有している。
ップ7の各電極とバンプ端子8を介して電気的に接続す
るための基板電極3を設ける。この基板電極3は、厚さ
18μm程度の銅うす膜からなる。
チップ7の能動素子面7aの電源系電極のうち電源また
はグランドいずれか一方と、非能動素子面7bとを電気
的に接続するための電源系パターン13aを設ける。こ
の電源系パターン13aは、厚さ18μm程度の銅うす
膜からなる。
3aは、絶縁基板1の外周部にほぼ四角形に設ける。
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホル2の壁面には、絶縁基板1のおもて面と
裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程度
の銅うす膜層を設ける。
電極3とスルーホール2を接続するための電気的経路を
設ける。この電気的経路は厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
の能動素子面7aにある電源系電極のうち電源またはグ
ランドのいずれかと接続する基板電極3よりスルーホー
ル2に至る電気的経路は、延長して電源系パターン13
aと接続してある。
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は、厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
に、パッド電極4とスルーホール2を接続するための電
気的経路を設ける。この電気的経路は、厚さ18μm程
度の銅うす膜からなる。
おもて面と裏面に、電気的経路を保護するための樹脂組
成物からなる絶縁膜5を、電気的経路を覆うように設け
る。
脂やポリイミド樹脂を主成分とする樹脂組成物があげら
れる。望ましくはエポキシ樹脂を主成分とする紫外線硬
化型の樹脂組成物で絶縁膜5を構成する。
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
縁膜5は、ICチップ7の能動素子面7aにある電源系
電極のうち、電源またはグランドのいずれか一方と接続
するために、電源系パターン13aの一部を露出するよ
うに開口部を有している。
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
6は、おもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。
さらに配線基板6は、裏面にパッド電極4と絶縁膜5を
有している。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電
極3と裏面のパッド電極4をスルーホール2を介して電
気的に接続する。
チップ7の能動素子面7にある電源系電極のうち、電源
またはグランドのいずれか一方と接続する基板電極3
と、電源系パターン13aとを電気的に接続している。
は、能動素子面7aを配線基板6に向けて実装してあ
る。さらに能動素子面7aの各電極は、バンプ端子8を
介して基板電極3に電気的に接続している。
の能動素子面7aは、能動素子を保護する目的とICチ
ップ7を配線基板6に固着する目的で、絶縁性の封止樹
脂9により樹脂封止してある。
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂などを主成分とす
る樹脂組成物があげられる。このなかで望ましい材料
は、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
の非能動素子面7bと電源系パターン13aとを電機的
に接続するために、導電性熱伝導板12aを設ける。
7の非能動素子面7bと、絶縁膜5から露出している電
源系パターン13aとに、導電性接着剤9bを用いて接
着してある。
のは、良好な導電性と熱伝導性を兼ね備えた材料であ
る。このような材料として厚さ0.1mm程度の銅版が
あげられる。
導電性と熱伝導性を兼ね備えた微粉末を含有する接着剤
樹脂組成物である。
しては、金や銀や銅などの金属微粉末があげられる。こ
のなかで望ましいのは、銀微粉末である。また導電性接
着剤9bの樹脂成分として望ましくは、エポキシ樹脂
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂があげられる。さ
らに望ましくは熱硬化性のエポキシ樹脂である。
の上に、図示しないマザーボードと電気的接続を行うた
めのボール端子10を設ける。このボール端子10の材
料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ合金があ
げられる。
11は、配線基板6のおもて面に実装したICチップ7
の各電極と、裏面に設けたボール端子10とを、バンプ
端子8と配線基板6を介して電気的に接続している。
A11は、ICチップ7の電源系電極のうち、電源また
はグランドのいずれかと、ICチップ7の非能動素子面
7bとを、バンプ端子8と配線基板6と導電性接着剤9
bと導電性熱伝導板12aを介して電機的に接続してい
る。
GA11は、ICチップ7の熱を導電性接着剤9bと導
電性熱伝導板12aと配線基板6に設けた電機的経路と
ボール端子10によりマザーボードに導く。
来例と構造上で異なる点は、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに導くための熱伝導部材を
有している点である。
ップ7が加熱されても、導電性接着剤9bと導電性熱伝
導板12aと電源系パターン13aと配線基板6に設け
る電気的経路とボール端子10からなる熱伝導部材の熱
的経路により、ICチップ7の熱を非能動素子面7bか
らマザーボードに導き、効率的に放熱できる。
FCBGA11は、ICチップの熱をヒートシンクを取
り付けることなく、マザーボードに導き、効率的に放熱
することができる。
Aの特徴を損なうことなく、発熱量の多いICチップ7
を実装することができる。
形態と構造上で異なる点は、ICチップ7の能動素子面
7aにある電源系電極のうち、電源またはグランドのい
ずれか一方を非能動素子面7bと接続するための電気的
経路を有している点である。
うち、電源またはグランドのいずれか一方とICチップ
7本体とを電気的に接続して、電源系とICチップ7本
体の電位を同じにすることでノイズを低減できる。
は、絶縁基板上にICチップの能動素子面を絶縁基板に
向けて実装し、ICチップの熱を非能動素子面からマザ
ーボードへ導くための熱伝導部材を有している。
プが加熱されても、その熱を非能動素子面からマザーボ
ードに導き、本発明の半導体装置は効率的に放熱するこ
とができる。
クを使用すること無く、ICチップの熱を放熱できるた
め、FCBGAの特徴である外形の薄型化を損なわずに
発熱量の多いICチップも使用できる。
上にICチップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装
し、ICチップの能動素子面にある電源系電極のうち電
源またはグランドのいずれか一方と、非能動素子面を接
続するための電気的経路を有している。
ンドのいずれか一方とICチップ本体とを電気的に接続
して、電源系とICチップ本体の電位を同じにすること
でノイズを低減できる。
示す断面図である。
おもて面を示す平面図である。
示す断面図である。
おもて面の銅パターンを示す平面図である。
ターンを示す平面図である。
ンを示す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
ザーボードに放熱するための熱伝導部材を有することを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
ザーボードに放熱するための熱伝導板と放熱用パターン
と放熱端子からなる熱伝導経路を有することを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項3】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
ザーボードに放熱するための熱伝導板と熱伝導性接着剤
と放熱用パターンと放熱端子からなる熱伝導部材を有す
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
的経路を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面には、マ
ザーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに
基板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、
半導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電
気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボー
ル端子に導きマザーボードに放熱するための熱伝導部材
を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボール
端子に導きマザーボードに放熱するための導電性熱伝導
板と電源系パターンからなる熱伝導部材を有することを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボール
端子に導きマザーボードに放熱するための導電性熱伝導
板と電源系パターンと導電性接着剤からなる熱伝導部材
を有することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27221295A JP3506547B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27221295A JP3506547B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09115956A true JPH09115956A (ja) | 1997-05-02 |
JP3506547B2 JP3506547B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=17510681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27221295A Expired - Lifetime JP3506547B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506547B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1117045A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Hitachi Chem Co Ltd | 半導体チップ搭載用基板 |
WO2000019514A1 (fr) * | 1998-09-28 | 2000-04-06 | Hitachi, Ltd. | Boitier de semiconducteur et procede correspondant de soudage de puce |
JP2000114436A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Kinko Denshi Kofun Yugenkoshi | サ―マルビアを備えたキャビティダウンicパッケ―ジ構造 |
JP2007242617A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Samsung Electro Mech Co Ltd | バックライトユニット |
JP2017069547A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-04-06 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | 熱効率の高い電気組立体 |
WO2020110741A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | レーダ装置 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP27221295A patent/JP3506547B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020110741A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | レーダ装置 |
JPWO2020110741A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2021-11-04 | 日立Astemo株式会社 | レーダ装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3506547B2 (ja) | 2004-03-15 |
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