JPH09115956A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH09115956A
JPH09115956A JP27221295A JP27221295A JPH09115956A JP H09115956 A JPH09115956 A JP H09115956A JP 27221295 A JP27221295 A JP 27221295A JP 27221295 A JP27221295 A JP 27221295A JP H09115956 A JPH09115956 A JP H09115956A
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heat
electrode
terminal
insulating substrate
active element
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Kazuhiko Terajima
寺嶋  一彦
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 能動素子は動作時に電力消費により発熱する
ため、ICチップ7が加熱される。ICチップ7の温度
が上昇すると、アルミニウム配線の腐食が発生して、配
線の断線やショートなどの故障が発生する。この問題点
を解決する。 【解決手段】 絶縁基板1上にICチップ7を能動素子
面7aを絶縁基板1に向けて実装し、ICチップ7の各
電極と接続するための基板電極3と、マザーボードと接
続するためのボール端子10と、基板電極3とボール端
子10を接続するための電気的経路と、ICチップ7の
非能動素子面7bと能動素子面7にある電源系電極を接
続するための電気的経路と、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに放熱するための熱伝導部
材を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は絶縁基板上に半導体
チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この絶
縁基板にマザーボードと接続するためのボール端子を備
えたボールグリッドアレイの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体チップ(以下ICチッ
プと記載する)はチップキャリアーに実装して使用す
る。このチップキャリアーはICチップの各電極とマザ
ーボードとの電気的接続と、ICチップの保護と、さら
にICチップの放熱などの機能を有する。
【0003】このチップキャリアーの一種であるボール
グリッドアレイ(以下BGAと記載する)は、絶縁基板
上にICチップを実装し、ICチップの各電極と接続す
るための基板電極を有し、さらにマザーボードに接続す
るためのボール端子を備えている。
【0004】ICチップの能動素子面に設ける各電極を
基板電極と電気的に接続する手段としては、ワイヤーボ
ンディング手段や、テープオウトメーテドボンディング
手段や、フリップチップボンディング手段などがあげら
れる。
【0005】なかでもフリップチップボンディングは、
ICチップの面積以外は接続のためのスペースを必要と
しないため、最も実装密度が高く有効な接続手段であ
る。
【0006】前述のフリップチップボンディング手段に
よりICチップを絶縁基板上に実装する構造を有するフ
リップチップBGA(以下FCBGAと記載する)は、
チップキャリアーの薄型化と電気特性などの点で他の接
続手段に比らべて有利な構造を備えている。
【0007】以下図面に基づいて従来技術におけるFC
BGAの構造について説明する。図5は従来技術におけ
るFCBGA11の構造を示す断面図であり、図6は絶
縁基板1のおもて面の銅配線パターンを示す平面図であ
る。図7は絶縁基板1裏面の銅配線パターンを示す平面
図である。以下図5と図6と図7を交互に参照して、従
来技術のFCBGAの構造を説明する。
【0008】図6に示すように、絶縁基板1はほぼ四角
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
【0009】図5に示すように、絶縁基板1のおもて面
にICチップ7の各電極と接続するための基板電極3を
設ける。この基板電極3は厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
【0010】また、絶縁基板1の裏面に、ボール端子1
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
【0011】さらに、絶縁基板1に、おもて面と裏面の
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホール2の壁面には、絶縁基板1のおもて面
と裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程
度の銅うす膜層を設ける。
【0012】そのうえ、図6に示すように、絶縁基板1
のおもて面に基板電極3とスルーホール2を接続するた
めの電気的経路を設ける。この電気的経路は厚さ18μ
m程度の銅うす膜からなる。
【0013】そのうえ、図7に示すように、絶縁基板1
の裏面にパッド電極4とスルーホール2を接続するため
の電気的経路を設ける。この電気的経路は、厚さ18μ
m程度の銅うす膜からなる。
【0014】さらに、図5に示すように、絶縁基板1の
おもて面と裏面に、電気的経路を保護するための樹脂組
成物からなる絶縁膜5を、電気的経路を覆うようにして
設けている。
【0015】絶縁基板1のおもて面に設ける絶縁膜5
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
【0016】また、絶縁基板1の裏面に設ける絶縁膜5
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
【0017】以上説明したように、図5に示す配線基板
6はおもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。さ
らに配線基板6は裏面にパッド電極4と絶縁膜5を有し
ている。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電極3
と裏面のパッド電極4をスルーホール2を介して電気的
に接続する。
【0018】また図5に示すように、ICチップ7は能
動素子面7aを配線基板6に向けて実装してある。IC
チップ7は能動素子面7aに、ICチップ7の機能を行
うための図示しない能動素子を有している。さらに、I
Cチップ7は能動素子面7aに、能動素子の動作を行う
ための図示しない電気的配線を有している。さらに、I
Cチップ7は能動素子面7aに、基板電極3と電気的に
接続するための図示しない電源系電極と信号系電極を有
している。
【0019】能動素子面7aの各電極はバンプ端子8を
介して基板電極3に電気的に接続している。バンプ端子
8の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ合
金があげられる。
【0020】さらに、図5に示すようにICチップ7の
能動素子面7aは、能動素子の保護とICチップ7を配
線基板6に固着するために、絶縁性の封止樹脂9により
樹脂封止してある。
【0021】そのうえ、配線基板6の裏面に配したパッ
ド電極4の上に、図示しないマザーボードと電気的接続
を行うためのボール端子10を設ける。このボール端子
10の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
【0022】なお、FCBGA11は、配線基板6のお
もて面に実装したICチップ7の各電極と、裏面に設け
たボール端子10とを、バンプ端子8と配線基板6を介
して電気的に接続している。従来技術によるFCBGA
11は、以上説明したような構造を有する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】能動素子は、動作時に
電力消費により発熱するため、ICチップ7が加熱され
る。ICチップ7の温度が上昇すると、アルミニウム配
線の腐食が発生し、配線の断線やショートなどの故障が
発生する。
【0024】したがって、ICチップ7を実装するチッ
プキャリアーには、ICチップ7の温度を許容温度以下
に保つための放熱機能が求められる。近年、ICチップ
7の高機能化に伴い発熱量は増加しており、チップキャ
リアーにはより高い放熱性が求められている。
【0025】従来技術のFCBGA11の主な放熱経路
は、ICチップ7から直接空気に放熱する経路と、IC
チップ7から封止樹脂9とFCBGA11本体を介して
空気に放熱する経路と、ICチップ7から封止樹脂9と
絶縁基板1とボール端子10を介してマザーボードに至
る経路とがある。
【0026】この放熱経路のうち、ICチップ7から空
気に放熱する場合は、ICチップ7の表面積が不充分な
大きさため、ICチップ7の熱を効果的に放熱すること
はできない。
【0027】また、ICチップ7本体から封止樹脂9と
FCBGA11を介して空気に放熱する場合は、封止樹
脂9の熱伝導性が不充分なことと、FCBGA11の表
面積が不充分なこととから、ICチップ7の熱を効果的
に放熱することはできない。
【0028】さらに、ICチップ7から封止樹脂9と絶
縁基板1とボール端子10を介してマザーボードに放熱
する経路では、封止樹脂9の熱伝導性が不充分なため、
ICチップ7の熱を効果的に放熱することはできない。
【0029】チップキャリアーの放熱性を高めるため
に、表面積の大きいヒートシンクを取り付ける手段があ
る。
【0030】しかし、ヒートシンクを取り付けること
は、外形が薄いというFCBGA11の特徴を著しく損
う。さらにFCBGA11を、小型化が求められる携帯
用機器に用いる場合には、ヒートシンクを取り付けるた
めのスペースを確保できない。
【0031】このように従来技術のFCBGA11で
は、ICチップ7の熱を有効に放熱できないため、発熱
量の多い半導体チップは実装できないという問題点があ
る。
【0032】また、能動素子の動作時には、電源系の寄
生インダクタンスにより誘導されるノイズが発生する。
このノイズは能動素子の誤動作の原因となる。
【0033】このため、ICチップを実装するチップキ
ャリアーにはノイズを低減する機能が求められる。近
年、能動素子の動作の高速化に伴い、このノイズの低減
が重要になっている。
【0034】前述のノイズを低減する手段として、IC
チップ7の電源系電極のうち、電源またはグランドのい
ずれか一方とICチップ7本体とを電気的に接続して、
電位を同じにする手段がある。
【0035】ワイヤーボンディングを採用するBGAの
ように、非能動素子面を絶縁基板に向けて実装する構成
では、ICチップの電源系電極のうち電源またはグラン
ドのいずれかとワイヤーで接続した基板電極と、非能動
素子面とを導電性接着剤を用いて接続することができ
る。
【0036】しかし、従来技術のFCBGA11におい
ては、フリップチップボンディングを採用するため、I
Cチップ7の能動素子面7aを絶縁基板1に向けて実装
する必要がある。したがって、ワイヤーボンディングの
ように、電源系電極のうち電源またはグランドのいずれ
かと、非能動素子面7bとを絶縁基板1上で電気的に接
続することができない。このため、前述のノイズ発生に
より能動素子の動作不良を生ずる問題点がある。
【0037】そこで本発明の目的は、上記課題を解決し
て、放熱性に優れたノイズの少ない半導体装置の構造を
提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置においては、下記記載の構造を
採用する。
【0039】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導部材を有することを特徴とするものである。
【0040】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導板と、放熱用パターンと、放熱端子からなる熱
伝導経路を有することを特徴とするものである。
【0041】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子
面からボール端子に導き、マザーボードに放熱するため
の熱伝導板と、熱伝導性接着剤と、放熱用パターンと、
放熱端子からなる熱伝導経路を有することを特徴とする
ものである。
【0042】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路を有することを特徴と
するものである。
【0043】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための熱伝導部材を有することを特徴とするも
のである。
【0044】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための導電性熱伝導板と、電源系パターンから
なる熱伝導経路を有することを特徴とするものである。
【0045】本発明の半導体装置は、絶縁基板のおもて
面に、半導体チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実
装し、この能動素子面の各電極と接続するためのバンプ
端子と、バンプ端子と接続するための基板電極を有し、
絶縁基板の裏面には、マザーボードと接続するためのボ
ール端子を有し、さらに基板電極とボール端子を接続す
るための電気的経路と、半導体チップの非能動素子面と
電源系電極を接続する電気的経路と、半導体チップの熱
を非能動素子面からボール端子に導き、マザーボードに
放熱するための導電性熱伝導板と、電源系パターンと、
導電性接着剤からなる熱伝導経路を有することを特徴と
するものである。
【0046】本発明の半導体装置は、絶縁基板上にIC
チップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装し、ICチ
ップの熱を非能動素子面からボール端子に導き、マザー
ボードに放熱するための熱伝導部材を有している。
【0047】この構造によって、能動素子の動作により
ICチップが加熱されても、ICチップの熱をマザーボ
ードに導き、効果的に放熱することが可能になる。
【0048】さらに、本発明の半導体装置は、絶縁基板
上にICチップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装
し、ICチップの非能動素子面と電源系電極を接続する
ための電気的経路を設けている。
【0049】この構造によって、ICチップの電源系電
極のうち、電源またはグランドのいずれか一方とICチ
ップ本体とを電気的に接続して、電源系とICチップ本
体の電位を同じにすることでノイズを低減することが可
能になる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を実施す
るための最良の形態を説明する。はじめに第1の実施形
態におけるFCBGAの構造について説明する。図1は
本発明の第1の実施形態におけるFCBGA11の構造
を示す断面図であり、図2は本発明の第1の実施形態に
おけるFCBGA11のおもて面の構造を示す平面図で
ある。なお従来技術を示す図5と図6と図7と、本発明
の実施形態を示す図1と図2とは同一部材は同一符号で
示す。以下図1と図2を交互に参照して、本発明の第1
の実施形態におけるFCBGAの構造を説明する。
【0051】なお以下に説明する本発明の第1の実施形
態は、ICチップ7の熱を非能動素子面7bからボール
端子10に導き、マザーボードに放熱するための熱伝導
部材を有するFCBGA11に関する。
【0052】図2に示すように、絶縁基板1はほぼ四角
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
【0053】さらに、絶縁基板1のおもて面に、ICチ
ップ7の各電極とバンプ端子8を介して電気的に接続す
るための基板電極3を設ける。この基板電極3は厚さが
18μm程度の銅うす膜からなる。
【0054】そのうえ、絶縁基板1のおもて面に、IC
チップ7の熱をマザーボードに導くための放熱用パター
ン13を設ける。
【0055】図2に示すように、この放熱用パターン1
3は、絶縁基板1の外周領域にほぼ四角形に設ける。こ
の放熱用パターン13は、厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
【0056】さらに放熱用パターン13は、ICチップ
7からの熱をマザーボードに導くためのサーマルビア2
aを有する。このサーマルビア2aの壁面には絶縁基板
1のおもて面の熱を裏面に導くために、厚さ18μm程
度の銅うす膜層を設ける。
【0057】また、絶縁基板1の裏面に、ボール端子1
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は、厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
【0058】そのうえ、絶縁基板1の裏面に、ICチッ
プ7の熱をマザーボードに導くための放熱用パターン1
3を設ける。
【0059】絶縁基板1の裏面に設ける放熱用パターン
13は、絶縁基板1のおもて面に設ける放熱用パターン
13とほぼ同じ形状で設けることが望ましい。この放熱
用パターン13は、厚さ18μm程度の銅うす膜からな
る。
【0060】さらに、絶縁基板1に、おもて面と裏面の
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホル2の壁面には、絶縁基板1のおもて面と
裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程度
の銅うす膜層を設ける。
【0061】そのうえ、絶縁基板1のおもて面に、基板
電極3とスルーホール2を接続するための電気的経路を
設ける。この電気的経路は、厚さ18μm程度の銅うす
膜からなる。
【0062】そのうえ、絶縁基板1の裏面に、パッド電
極4とスルーホール2を接続するための電気的経路を設
ける。この電気的経路は、厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
【0063】さらに、図1に示すように、絶縁基板1の
おもて面と裏面とに、電気的経路を保護するための樹脂
組成物からなる絶縁膜5を、この電気的経路を覆うよう
にして設ける。
【0064】この絶縁膜5の材料としては、エポキシ樹
脂やポリイミド樹脂を主成分とする樹脂組成物があげら
れる。望ましくはエポキシ樹脂を主成分とし、紫外線硬
化機能を有する樹脂組成物で絶縁膜5を構成する。
【0065】絶縁基板1のおもて面に設ける絶縁膜5
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
【0066】また、図2に示すように、絶縁基板1のお
もて面に設ける絶縁膜5は、ICチップ7の熱をマザー
ボードに導くために、放熱パターン13の一部を露出す
るように開口部を有している。
【0067】また、絶縁基板1の裏面に設ける絶縁膜5
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
【0068】また、絶縁基板1の裏面に設ける絶縁膜5
は、放熱パターン13の上に放熱端子10aを設けるた
めの円形の開口部を有する。
【0069】以上説明したように、図1に示す配線基板
6は、おもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。
さらに配線基板6は、裏面にパッド電極4と絶縁膜5を
有している。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電
極3と裏面のパッド電極4とをスルーホール2を介して
電気的に接続する。
【0070】また、図1に示す配線基板6は、おもて面
から裏面に至る熱伝導部材として、放熱用パターン13
とサーマルビア2aを有している。
【0071】また、図1に示すように、ICチップ7
は、能動素子面7aを配線基板6に向けて実装してあ
る。ICチップ7は能動素子面7aに、ICチップ7の
機能を行うための図示しない能動素子を有している。さ
らに、ICチップ7は能動素子面7aに、能動素子の動
作を行うための図示しない電気的配線を有している。さ
らに、ICチップ7は能動素子面7aに、基板電極3と
電気的に接続するための図示しない電源系電極と信号系
電極を有している。
【0072】能動素子面7aの各電極は、バンプ端子8
を介して基板電極3に電気的に接続している。バンプ端
子8の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
【0073】さらに、図1に示すように、ICチップ7
の能動素子面7aには、能動素子を保護する目的とIC
チップ7を配線基板6に固着する目的で、絶縁性の封止
樹脂9により樹脂封止してある。
【0074】封止樹脂9の材料としては、エポキシ樹脂
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂などを主成分とす
る樹脂組成物があげられる。このなかで望ましい材料は
エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
【0075】さらに、図2に示すように、ICチップ7
の熱を放熱パターン13に導くために、熱伝導板12を
設ける。この熱伝導板12は、ICチップ7の非能動素
子面7bと、絶縁膜5から露出している放熱パターン1
3に、熱伝導性接着剤9aを用いて接着してある。
【0076】熱伝導板12の材料として望ましいのは、
熱伝導性の良好な厚さ0.1mm程度の銅版である。
【0077】熱伝導性接着剤9aの材料は、熱伝導性の
良好な微粉末を含有した接着剤樹脂組成物である。
【0078】前述の熱伝導性の良好な微粉末としては、
ガラスや金属の微粉末があげられるが、望ましくは銀微
粉末である。また熱伝導性接着剤9aの樹脂成分として
はエポキシ樹脂や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂が
望ましい。さらに望ましくは熱硬化性のエポキシ樹脂で
ある。
【0079】そのうえ、配線基板6の裏面に設けるパッ
ド電極4の上に、図示しないマザーボードと電気的接続
を行うためのボール端子10を設ける。このボール端子
10の材料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ
合金があげられる。
【0080】そのうえ、配線基板6裏面の放熱用パター
ン13上に設けている、円形の絶縁膜5の開口部に、図
示しないマザーボードに放熱するための放熱端子10a
を設ける。この放熱端子10aの材料としては、錫と鉛
の重量比が6対4のハンダ合金があげられる。
【0081】なお、第1の実施形態におけるFCBGA
11は、配線基板6のおもて面に実装するICチップ7
の各電極と、裏面に設けたボール端子10とを、バンプ
端子8と配線基板6を介して電気的に接続している。
【0082】さらに、第1の実施形態におけるFCBG
A11は、配線基板6のおもて面に実装したICチップ
7の熱を、熱伝導性接着剤9aと熱伝導板12と配線基
板6と放熱端子10aによりマザーボードに導く。
【0083】以上説明したように、第1の実施形態が従
来例と構造上で異なる点は、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに導くための熱伝導部材を
有している点である。
【0084】したがって、能動素子の動作によってIC
チップ7が加熱されても、熱伝導性接着剤9aと熱伝導
板12と放熱用パターン13とサーマルビア2aと放熱
端子10aからなる熱伝導部材の熱的経路により、IC
チップ7の熱を非能動素子面7bからマザーボードに導
き、効率的に放熱することができる。
【0085】さらに、本発明の第1の実施形態における
FCBGA11は、ICチップ7の熱をヒートシンクを
取り付けることなく、マザーボードに導き、効率的に放
熱することができる。
【0086】したがって、外形の薄型化というFCBG
A11の特徴を損なうことなく発熱量の多いICチップ
7を実装することができる。
【0087】つぎに本発明の第2の実施形態におけるF
CBGAの構造を、図3と図4を用いて説明する。図3
は本発明の第2の実施形態におけるFCBGA11の構
造を示す断面図であり、図4は本発明の第1の実施形態
におけるFCBGA11のおもて面の構造を示す平面図
である。なお従来技術を示す図5と図6と図7と、本発
明の実施形態を示す図3と図4とは同一部材は同一符号
で示す。以下、図3と図4を交互に参照して、本発明の
第2の実施形態におけるFCBGAの構造を説明する。
【0088】なお、本発明の第2の実施形態は、ICチ
ップ7の熱を非能動素子面7bからマザーボードに導い
て放熱するための熱伝導部材と、ICチップ7の非能動
素子面7bと能動素子面7に設ける電源系電極と接続す
るための電気的経路を有するFCBGA11に関する。
【0089】図4に示すように、絶縁基板1はほぼ四角
形の形状を有し、板厚が0.2mm程度の絶縁材料から
なる。絶縁基板1の材料としては、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やセラミクスなどの絶縁材料があげられる
が、望ましくはガラス繊維を含浸したエポキシ樹脂であ
る。
【0090】ICチップ7は能動素子面7aに、ICチ
ップ7の機能を行うための図示しない能動素子を有して
いる。さらに、ICチップ7は能動素子面7aに、能動
素子の動作を行うための図示しない電気的配線を有して
いる。さらに、ICチップ7は能動素子面7aに、基板
電極3と電気的に接続するための図示しない電源系電極
と信号系電極を有している。
【0091】さらに、絶縁基板1のおもて面に、ICチ
ップ7の各電極とバンプ端子8を介して電気的に接続す
るための基板電極3を設ける。この基板電極3は、厚さ
18μm程度の銅うす膜からなる。
【0092】そのうえ、絶縁基板1のおもて面に、IC
チップ7の能動素子面7aの電源系電極のうち電源また
はグランドいずれか一方と、非能動素子面7bとを電気
的に接続するための電源系パターン13aを設ける。こ
の電源系パターン13aは、厚さ18μm程度の銅うす
膜からなる。
【0093】図4に示すように、この電源系パターン1
3aは、絶縁基板1の外周部にほぼ四角形に設ける。
【0094】さらに、絶縁基板1に、おもて面と裏面の
電気的経路を接続するためのスルーホール2を設ける。
このスルーホル2の壁面には、絶縁基板1のおもて面と
裏面の電気的経路を接続するために、厚さ18μm程度
の銅うす膜層を設ける。
【0095】そのうえ、絶縁基板1のおもて面に、基板
電極3とスルーホール2を接続するための電気的経路を
設ける。この電気的経路は厚さ18μm程度の銅うす膜
からなる。
【0096】さらに、図4に示すように、ICチップ7
の能動素子面7aにある電源系電極のうち電源またはグ
ランドのいずれかと接続する基板電極3よりスルーホー
ル2に至る電気的経路は、延長して電源系パターン13
aと接続してある。
【0097】また、絶縁基板1の裏面に、ボール端子1
0と接続するためのパッド電極4を設ける。このパッド
電極4は、厚さ18μm程度の銅うす膜からなる。
【0098】そのうえ、図示しない絶縁基板1の裏面
に、パッド電極4とスルーホール2を接続するための電
気的経路を設ける。この電気的経路は、厚さ18μm程
度の銅うす膜からなる。
【0099】さらに、図3に示すように、絶縁基板1の
おもて面と裏面に、電気的経路を保護するための樹脂組
成物からなる絶縁膜5を、電気的経路を覆うように設け
る。
【0100】この絶縁膜5の材料としては、エポキシ樹
脂やポリイミド樹脂を主成分とする樹脂組成物があげら
れる。望ましくはエポキシ樹脂を主成分とする紫外線硬
化型の樹脂組成物で絶縁膜5を構成する。
【0101】絶縁基板1のおもて面に設ける絶縁膜5
は、絶縁基板1の中央にICチップ7を実装するための
ほぼ四角形の開口部を有しており、基板電極3は絶縁膜
5から露出している。
【0102】さらに、絶縁基板1のおもて面に設ける絶
縁膜5は、ICチップ7の能動素子面7aにある電源系
電極のうち、電源またはグランドのいずれか一方と接続
するために、電源系パターン13aの一部を露出するよ
うに開口部を有している。
【0103】また、絶縁基板1の裏面に設けた絶縁膜5
は、パッド電極4の上にボール端子10を接続するため
の円形の開口部を有する。
【0104】以上説明したように、図3に示す配線基板
6は、おもて面に基板電極3と絶縁膜5を有している。
さらに配線基板6は、裏面にパッド電極4と絶縁膜5を
有している。そのうえ配線基板6は、おもて面の基板電
極3と裏面のパッド電極4をスルーホール2を介して電
気的に接続する。
【0105】そのうえ、図3に示す配線基板6は、IC
チップ7の能動素子面7にある電源系電極のうち、電源
またはグランドのいずれか一方と接続する基板電極3
と、電源系パターン13aとを電気的に接続している。
【0106】また、図3に示すように、ICチップ7
は、能動素子面7aを配線基板6に向けて実装してあ
る。さらに能動素子面7aの各電極は、バンプ端子8を
介して基板電極3に電気的に接続している。
【0107】さらに、図3に示すように、ICチップ7
の能動素子面7aは、能動素子を保護する目的とICチ
ップ7を配線基板6に固着する目的で、絶縁性の封止樹
脂9により樹脂封止してある。
【0108】封止樹脂9の材料としては、エポキシ樹脂
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂などを主成分とす
る樹脂組成物があげられる。このなかで望ましい材料
は、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
【0109】さらに、図3に示すように、ICチップ7
の非能動素子面7bと電源系パターン13aとを電機的
に接続するために、導電性熱伝導板12aを設ける。
【0110】この導電性熱伝導板12aは、ICチップ
7の非能動素子面7bと、絶縁膜5から露出している電
源系パターン13aとに、導電性接着剤9bを用いて接
着してある。
【0111】導電性熱伝導板12の材料として望ましい
のは、良好な導電性と熱伝導性を兼ね備えた材料であ
る。このような材料として厚さ0.1mm程度の銅版が
あげられる。
【0112】また、導電性接着剤9bの材料は、良好な
導電性と熱伝導性を兼ね備えた微粉末を含有する接着剤
樹脂組成物である。
【0113】前述の導電性と熱伝導性の良好な微粉末と
しては、金や銀や銅などの金属微粉末があげられる。こ
のなかで望ましいのは、銀微粉末である。また導電性接
着剤9bの樹脂成分として望ましくは、エポキシ樹脂
や、ポリイミド樹脂や、シリコン樹脂があげられる。さ
らに望ましくは熱硬化性のエポキシ樹脂である。
【0114】そのうえ、配線基板6裏面のパッド電極4
の上に、図示しないマザーボードと電気的接続を行うた
めのボール端子10を設ける。このボール端子10の材
料としては、錫と鉛の重量比が6対4のハンダ合金があ
げられる。
【0115】なお、第2の実施形態におけるFCBGA
11は、配線基板6のおもて面に実装したICチップ7
の各電極と、裏面に設けたボール端子10とを、バンプ
端子8と配線基板6を介して電気的に接続している。
【0116】さらに、第2の実施形態におけるFCBG
A11は、ICチップ7の電源系電極のうち、電源また
はグランドのいずれかと、ICチップ7の非能動素子面
7bとを、バンプ端子8と配線基板6と導電性接着剤9
bと導電性熱伝導板12aを介して電機的に接続してい
る。
【0117】そのうえ、第2の実施形態におけるFCB
GA11は、ICチップ7の熱を導電性接着剤9bと導
電性熱伝導板12aと配線基板6に設けた電機的経路と
ボール端子10によりマザーボードに導く。
【0118】以上説明したように、第2の実施形態が従
来例と構造上で異なる点は、ICチップ7の熱を非能動
素子面7bからマザーボードに導くための熱伝導部材を
有している点である。
【0119】したがって、能動素子の動作によりICチ
ップ7が加熱されても、導電性接着剤9bと導電性熱伝
導板12aと電源系パターン13aと配線基板6に設け
る電気的経路とボール端子10からなる熱伝導部材の熱
的経路により、ICチップ7の熱を非能動素子面7bか
らマザーボードに導き、効率的に放熱できる。
【0120】さらに、本発明の第2の実施形態における
FCBGA11は、ICチップの熱をヒートシンクを取
り付けることなく、マザーボードに導き、効率的に放熱
することができる。
【0121】したがって、外形の薄型化というFCBG
Aの特徴を損なうことなく、発熱量の多いICチップ7
を実装することができる。
【0122】また第2の実施形態が従来例や第1の実施
形態と構造上で異なる点は、ICチップ7の能動素子面
7aにある電源系電極のうち、電源またはグランドのい
ずれか一方を非能動素子面7bと接続するための電気的
経路を有している点である。
【0123】したがって、ICチップ7の電源系電極の
うち、電源またはグランドのいずれか一方とICチップ
7本体とを電気的に接続して、電源系とICチップ7本
体の電位を同じにすることでノイズを低減できる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
は、絶縁基板上にICチップの能動素子面を絶縁基板に
向けて実装し、ICチップの熱を非能動素子面からマザ
ーボードへ導くための熱伝導部材を有している。
【0125】したがって能動素子の動作によりICチッ
プが加熱されても、その熱を非能動素子面からマザーボ
ードに導き、本発明の半導体装置は効率的に放熱するこ
とができる。
【0126】さらに本発明の半導体装置は、ヒートシン
クを使用すること無く、ICチップの熱を放熱できるた
め、FCBGAの特徴である外形の薄型化を損なわずに
発熱量の多いICチップも使用できる。
【0127】そのうえ本発明の半導体装置は、絶縁基板
上にICチップの能動素子面を絶縁基板に向けて実装
し、ICチップの能動素子面にある電源系電極のうち電
源またはグランドのいずれか一方と、非能動素子面を接
続するための電気的経路を有している。
【0128】したがって、ICチップの電源またはグラ
ンドのいずれか一方とICチップ本体とを電気的に接続
して、電源系とICチップ本体の電位を同じにすること
でノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における半導体装置を
示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
おもて面を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における半導体装置を
示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における半導体装置の
おもて面の銅パターンを示す平面図である。
【図5】従来技術における半導体装置の断面図である。
【図6】従来技術における半導体装置のおもて面の銅パ
ターンを示す平面図である。
【図7】従来技術における半導体装置の裏面の銅パター
ンを示す平面図である。
【符号の説明】 1 絶縁基板 4 パッド電極 6 配線基板 7 半導体チップ(ICチップ) 8 バンプ端子 9 封止樹脂 10 ボール端子 11 FCBGA

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
    ザーボードに放熱するための熱伝導部材を有することを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
    ザーボードに放熱するための熱伝導板と放熱用パターン
    と放熱端子からなる熱伝導経路を有することを特徴とす
    る半導体装置。
  3. 【請求項3】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの熱を非能動素子面からボール端子に導きマ
    ザーボードに放熱するための熱伝導板と熱伝導性接着剤
    と放熱用パターンと放熱端子からなる熱伝導部材を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
    的経路を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面には、マ
    ザーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに
    基板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、
    半導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電
    気的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボー
    ル端子に導きマザーボードに放熱するための熱伝導部材
    を有することを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
    的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボール
    端子に導きマザーボードに放熱するための導電性熱伝導
    板と電源系パターンからなる熱伝導部材を有することを
    特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 絶縁基板のおもて面に半導体チップの能
    動素子面を絶縁基板に向けて実装し、この能動素子面の
    各電極と接続するためのバンプ端子と、バンプ端子と接
    続するための基板電極を有し、絶縁基板の裏面にはマザ
    ーボードと接続するためのボール端子を有し、さらに基
    板電極とボール端子を接続するための電気的経路と、半
    導体チップの非能動素子面と電源系電極を接続する電気
    的経路と、半導体チップの熱を非能動素子面からボール
    端子に導きマザーボードに放熱するための導電性熱伝導
    板と電源系パターンと導電性接着剤からなる熱伝導部材
    を有することを特徴とする半導体装置。
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