JPH09114632A - 情報編集装置および情報再生装置 - Google Patents

情報編集装置および情報再生装置

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JPH09114632A
JPH09114632A JP26556995A JP26556995A JPH09114632A JP H09114632 A JPH09114632 A JP H09114632A JP 26556995 A JP26556995 A JP 26556995A JP 26556995 A JP26556995 A JP 26556995A JP H09114632 A JPH09114632 A JP H09114632A
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JP26556995A
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English (en)
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Kenji Tagawa
健二 田川
Masayuki Kozuka
雅之 小塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画、静止画、音声、テキスト等の素材情報
と、素材情報の提示方法を規定した複数の情報ブロック
について、再生経路画面上で容易に遷移効果の設定、外
部プログラムシーンの配置が行える情報編集装置、およ
び編集された再生経路に従って、情報ブロックの再生時
に遷移効果の再生および外部プログラムの呼出しができ
る情報再生装置を提供すること。 【構成】 記憶部11、入力部12、入力解析部13、
再生経路編集部14、遷移効果属性編集部15、外部プ
ログラム情報編集部16、表示部17を備え、記憶部1
1に記憶されているシーン112、再生経路情報11
3、遷移効果挿入点情報114、遷移効果属性情報11
5、外部プログラムシーン116を編集することによ
り、素材情報を編集することなく、遷移効果の設定およ
び外部プログラムシーンの配置ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画、静止画、音声、
テキスト等、性質の異なる複数の素材情報を互いに関連
付けたマルチメディアデータを編集/再生する情報編集
装置および情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記憶媒体の大容量化、低価格化に
加え、CPUの処理能力が大きくなるとともに、動画、
静止画、音声、テキスト等、性質の異なる複数の素材情
報を互いに関連付けたマルチメディアデータをコンピュ
ータ上で扱える環境が整いつつある。
【0003】マルチメディアデータは、ストーリー性を
持った電子本、カタログ等をCD−ROMなどの媒体に
格納して出版するなど、適用分野も拡がりつつある。そ
こで、操作性のよいマルチメディアデータの編集装置お
よび編集されたマルチメディアデータを再生する情報再
生装置が求められている。以下、従来の情報編集装置の
データ構造および動作について説明する。
【0004】図14は、従来の情報編集装置で定義され
ていた情報ブロックのデータ構造を示す。同図のように
「情報ブロック」とは、マルチメディアデータを構成す
る関連付けられた素材情報のまとまりに対応する情報で
ある。それぞれの情報ブロックは固有の情報ブロック番
号を保持しており、再生する複数の素材情報のファイル
名と、表示位置、表示サイズ、再生時間、表示タイミン
グ等、個々の素材情報の提示方法を規定する。「素材情
報」とは、動画、静止画、音声、テキスト等の映像情報
または音声情報を保持する個々のファイルのことであ
る。以下、それぞれの情報ブロックを「シーン」と呼
ぶ。
【0005】図15は、情報編集装置の画面上に表示さ
れた再生経路の一例である。同図において、一つ一つの
アイコンはシーンを表している。「再生経路」は、複数
のシーンをどういう順序で再生するかを規定する。それ
ぞれのアイコンはマウス等の入力装置の指示に従って、
情報編集装置の画面上で配置される。ユーザは、画面上
でアイコンの追加、削除、移動、複写等の作業を行うこ
とによりシーンの再生経路の編集を行うことができる。
【0006】以下、情報編集装置で遷移効果を設定する
方法について説明する。遷移効果とは、シーンの再生開
始時または再生終了時に実行される映像効果のことであ
る。例えば、ページをめくるようにシーンを換えるペー
ジめくり効果、除々にシーンの最終画面を消去するフェ
ード効果等がある。図16は遷移効果として考えられる
例の一覧を示す。
【0007】例えば、シーン1からシーン2に転換する
ときに、シーン1の画面全体を左側から消去するという
遷移効果を設定するには、まず前記遷移効果を設定した
映像情報を新たに作成する。その後、作成した映像情報
のファイル名を、シーン1の素材情報のファイル名とし
て設定し、シーン1の末尾に再生するようにタイミング
情報を設定するか、または、シーン2の素材情報のファ
イル名として設定し、シーン2の先頭に再生するように
タイミング情報を設定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によれば、遷移効果の設定のためには、遷移効果を
実現する素材情報を作成し、それをシーンごとの編集画
面でシーンに組み込まなければならず、作業が非常に煩
雑であるという問題点を有していた。なぜなら、遷移効
果を設定すべきシーンの編集用ウィンドウを表示させ、
素材情報のファイル名及びそのタイミング情報を設定
し、シーン編集用ウィンドウを閉じるという手順を繰り
返さなければならないからである。
【0009】また、再生経路が複雑な分岐構造を有する
場合、遷移効果の設定が難しい場合もあった。例えば、
図17で示される再生経路では、シーン1からはシーン
2とシーン3に転換する可能性があり、また、シーン3
へはシーン1とシーン4から転換する可能性がある。こ
の再生経路で、シーン1からシーン2へ転換するときに
はシーン1の最終画面全体を左側から消去し、シーン1
からシーン3へ転換するときにはシーン1の最終画面全
体を右側から消去するという遷移効果を設定するには、
シーン2の先頭と、シーン3の先頭にそれぞれの遷移効
果を設定すればよい。しかしさらに、シーン4からシー
ン3へ転換するときにシーン4の最終画面全体を中央か
ら消去するという遷移効果を設定することは出来なかっ
た。もし設定するとすれば、シーン3の先頭の遷移効果
部分のみを変更した別のシーンを用意する必要があり、
記憶媒体に保持される情報量が必要以上に膨張してしま
うという問題点を有していた。
【0010】さらに上記従来技術では、シーンの再生中
にゲームなどのプログラム(以下「外部プログラム」と
呼ぶ)を呼び出して実行させるには、外部プログラムを
呼び出すシーンについて、再生経路を制御するための複
雑なプログラムを作成しなければならず多大な労力がか
かるという問題点を有していた。本発明は上記の問題点
に鑑み、第一に遷移効果を容易に設定することができる
情報編集装置、第二に再生時に外部プログラムシーンに
ついても容易に再生経路の編集が行える情報編集装置、
第三に遷移効果の設定された再生経路に連なる一連のシ
ーンや、外部プログラムシーンを再生することのできる
情報再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明に係る情報編集装置は、素材情報と、
情報ブロックと、複数の情報ブロックの再生経路を規定
する再生経路情報と、情報ブロックに施される映像効果
を表す遷移効果が挿入される位置を規定する遷移効果挿
入点情報とを記憶する記憶手段と、情報ブロック、規定
された遷移効果の各々を表す簡略な図形であって、情報
ブロックと遷移効果の何れであるかに応じて異なるブロ
ック図形と、前記ブロック図形の間を接続する接続図形
とを、前記再生経路情報と前記遷移効果挿入点情報とに
基づいて木構造に配置して映像出力する表示手段と、外
部から情報ブロックおよび遷移効果の再生経路上での配
置および接続関係に関する編集要求を受け付ける入力手
段と、前記入力手段が受け付けた編集要求に従い、前記
再生経路情報と前記遷移効果挿入点情報とを編集する再
生経路編集手段とを備える。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、記憶手段はさらに、規定された遷移効果ごと
に遷移効果の再生方式を規定する遷移効果属性情報を記
憶し、入力手段はさらに、外部から前記遷移効果属性情
報の編集要求を受け付け、さらに、前記入力手段が受け
付けた編集要求に従い、前記遷移効果属性情報を編集す
る遷移効果属性編集手段を備える。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明において、記憶手段はさらに、再生時にプログラ
ムを呼び出す複数のプログラムブロックを記憶し、再生
経路情報は、複数の情報ブロックと、複数のプログラム
ブロックの再生経路を規定し、表示手段はさらに、プロ
グラムブロックを表す簡略な図形であって、情報ブロッ
クおよび遷移効果を表すブロック図形とは異なるブロッ
ク図形をも生成するとともに、生成された前記ブロック
図形および前記接続図形を、前記再生経路情報と前記遷
移効果挿入点情報とに基づいて木構造に配置して映像出
力し、入力手段はさらに、外部から、プログラムブロッ
クの再生経路上での配置および接続関係に関する編集要
求を受け付け、再生経路編集手段はさらに、前記入力手
段が受け付けた、プログラムブロックの配置および接続
関係に関する編集要求に従い、前記再生経路情報を編集
する。
【0014】また、請求項4の発明に係る情報編集装置
は、素材情報と、情報ブロックと、再生時にプログラム
を呼び出す複数のプログラムブロックと、複数の情報ブ
ロックと複数のプログラムブロックの再生経路を規定す
る再生経路情報とを記憶する記憶手段と、情報ブロッ
ク、プログラムブロックの各々を表す簡略な図形であっ
て、情報ブロックとプログラムブロックの何れであるか
に応じて異なるブロック図形と、前記ブロック図形の間
を接続する接続図形とを、前記再生経路情報に基づいて
木構造に配置して映像出力する表示手段と、外部から情
報ブロックおよびプログラムブロックの再生経路上での
配置および接続関係に関する編集要求を受け付ける入力
手段と、前記入力手段が受け付けた、情報ブロックおよ
びプログラムブロックの配置および接続関係に関する編
集要求に従い、前記再生経路情報を編集する再生経路編
集手段とを備える。
【0015】また、請求項5の発明に係る情報再生装置
は、素材情報と、情報ブロックと、複数の情報ブロック
の再生経路を規定する再生経路情報と、情報ブロックに
施される映像効果を表す遷移効果が設定される再生経路
上の位置を規定する遷移効果挿入点情報と、規定された
遷移効果ごとに遷移効果の再生方式を規定する遷移効果
属性情報とを記憶する記憶手段と、外部からの入力を受
け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた入力
と、前記再生経路情報とから次に再生すべき情報ブロッ
クを判別し、前記遷移効果挿入点情報に基づいて、次に
再生すべき情報ブロックへの再生経路上に遷移効果が設
定されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手
段の判別に基づき、次に再生すべき情報ブロックにおい
て使用される素材情報を前記記憶手段から取り出し、再
生すべき映像情報および音声情報を生成するとともに、
次に再生すべき情報ブロックへの再生経路上に遷移効果
が設定されている場合には、遷移効果を施した映像情報
を生成する再生情報生成手段と、前記再生情報生成手段
で生成された映像情報および音声情報を再生する再生手
段とを備える。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
において、記憶手段はさらに、再生時にプログラムを呼
び出す複数のプログラムブロックと、プログラムの実行
形式ファイルとを記憶し、再生経路情報は、複数の情報
ブロックおよび複数のプログラムブロックの再生経路を
規定し、判別手段は、次に再生すべき情報ブロックまた
はプログラムブロックを判別し、再生情報生成手段はさ
らに、前記判別手段が判別したプログラムブロックに基
づいて、前記記憶手段からプログラムの実行形式ファイ
ルを取り出して実行させる。
【0017】
【作用】請求項1の発明に係る情報編集装置では、記憶
手段は、素材情報と、情報ブロックと、複数の情報ブロ
ックの再生経路を規定する再生経路情報と、情報ブロッ
クに施される映像効果を表す遷移効果が挿入される位置
を規定する遷移効果挿入点情報とを記憶する。表示手段
は、情報ブロック、規定された遷移効果の各々を表す簡
略な図形であって、情報ブロックと遷移効果の何れであ
るかに応じて異なるブロック図形と、前記ブロック図形
の間を接続する接続図形とを、前記再生経路情報と前記
遷移効果挿入点情報とに基づいて木構造に配置して映像
出力する。入力手段は、外部から情報ブロックおよび遷
移効果の再生経路上での配置および接続関係に関する編
集要求を受け付ける。再生経路編集手段は、前記入力手
段が受け付けた編集要求に従い、前記再生経路情報と前
記遷移効果挿入点情報とを編集する。
【0018】また、請求項2の発明に係る情報編集装置
では、請求項1の発明において、記憶手段はさらに、規
定された遷移効果ごとに遷移効果の再生方式を規定する
遷移効果属性情報を記憶する。入力手段はさらに、外部
から前記遷移効果属性情報の編集要求を受け付ける。遷
移効果属性編集手段は、前記入力手段が受け付けた編集
要求に従い、前記遷移効果属性情報を編集する。
【0019】また、請求項3の発明に係る情報編集装置
では、請求項1または2の発明において、記憶手段はさ
らに、再生時にプログラムを呼び出す複数のプログラム
ブロックを記憶する。再生経路情報は、複数の情報ブロ
ックと、複数のプログラムブロックの再生経路を規定す
る。表示手段はさらに、プログラムブロックを表す簡略
な図形であって、情報ブロックおよび遷移効果を表すブ
ロック図形とは異なるブロック図形をも生成するととも
に、生成された前記ブロック図形および前記接続図形
を、前記再生経路情報と前記遷移効果挿入点情報とに基
づいて木構造に配置して映像出力する。入力手段はさら
に、外部から、プログラムブロックの再生経路上での配
置および接続関係に関する編集要求を受け付ける。再生
経路編集手段はさらに、前記入力手段が受け付けた、プ
ログラムブロックの配置および接続関係に関する編集要
求に従い、前記再生経路情報を編集する。
【0020】また、請求項4の発明に係る情報編集装置
では、記憶手段は、素材情報と、情報ブロックと、再生
時にプログラムを呼び出す複数のプログラムブロック
と、複数の情報ブロックと複数のプログラムブロックの
再生経路を規定する再生経路情報とを記憶する。表示手
段は、情報ブロック、プログラムブロックの各々を表す
簡略な図形であって、情報ブロックとプログラムブロッ
クの何れであるかに応じて異なるブロック図形と、前記
ブロック図形の間を接続する接続図形とを、前記再生経
路情報に基づいて木構造に配置して映像出力する。入力
手段は、外部から情報ブロックおよびプログラムブロッ
クの再生経路上での配置および接続関係に関する編集要
求を受け付ける。再生経路編集手段は、前記入力手段が
受け付けた、情報ブロックおよびプログラムブロックの
配置および接続関係に関する編集要求に従い、前記再生
経路情報を編集する。
【0021】また、請求項5の発明に係る情報再生装置
では、記憶手段は、素材情報と、情報ブロックと、複数
の情報ブロックの再生経路を規定する再生経路情報と、
情報ブロックに施される映像効果を表す遷移効果が設定
される再生経路上の位置を規定する遷移効果挿入点情報
と、規定された遷移効果ごとに遷移効果の再生方式を規
定する遷移効果属性情報とを記憶する。入力手段は、外
部からの入力を受け付ける。判別手段は、前記入力手段
が受け付けた入力と、前記再生経路情報とから次に再生
すべき情報ブロックを判別し、前記遷移効果挿入点情報
に基づいて、次に再生すべき情報ブロックへの再生経路
上に遷移効果が設定されているか否かを判別する。再生
情報生成手段は、前記判別手段の判別に基づき、次に再
生すべき情報ブロックにおいて使用される素材情報を前
記記憶手段から取り出し、再生すべき映像情報および音
声情報を生成するとともに、次に再生すべき情報ブロッ
クへの再生経路上に遷移効果が設定されている場合に
は、遷移効果を施した映像情報を生成する。再生手段
は、前記再生情報生成手段で生成された映像情報および
音声情報を再生する。
【0022】また、請求項6の発明に係る情報再生装置
では、請求項5の発明において、記憶手段はさらに、再
生時にプログラムを呼び出す複数のプログラムブロック
と、プログラムの実行形式ファイルとを記憶する。再生
経路情報は、複数の情報ブロックおよび複数のプログラ
ムブロックの再生経路を規定する。判別手段は、次に再
生すべき情報ブロックまたはプログラムブロックを判別
する。再生情報生成手段はさらに、前記判別手段が判別
したプログラムブロックに基づいて、前記記憶手段から
プログラムの実行形式ファイルを取り出して実行させ
る。
【0023】
【実施例】図1は本実施例における情報編集装置の構成
を示すブロック図である。この情報編集装置は、記憶部
11、入力部12、入力解析部13、再生経路編集部1
4、遷移効果属性編集部15、外部プログラム情報編集
部16、表示部17を備える。
【0024】記憶部11は、複数の動画、静止画、音
声、テキスト等の素材情報111と、素材情報の提示方
法を規定したシーン112と、シーンおよび外部プログ
ラムシーンの再生順序を規定する再生経路情報113
と、再生経路上で遷移効果が設定された位置を規定する
遷移効果挿入点情報114と、設定された遷移効果の種
類や遷移効果の継続時間を指定する遷移効果属性情報1
15と、外部プログラムシーンについて外部プログラム
の実行形式ファイル名を規定する外部プログラムシーン
116とを記憶する。ここで、遷移効果とは、シーンの
再生開始時または再生終了時に挿入される映像効果のこ
とであり、フェード効果、ページめくり効果などがあ
る。ここで、外部プログラムシーンとは、再生時に外部
プログラムを呼出して実行するシーンのことであり再生
経路上ではシーンと同様に扱われる。
【0025】シーン112のデータ構造は、図14で示
された従来技術で使用されていたものにおいて、情報ブ
ロック番号をシーン番号と読み換える以外は、図14で
示されたものと同じである。同図に示されるように、シ
ーン112はそれぞれに固有のシーン番号を持ち、再生
すべき映像情報と音声情報等の素材情報のファイル名、
各素材情報の同期タイミングを規定するタイミング情報
と再生時間、映像情報のレイアウト情報として表示位
置、表示サイズ等、素材情報の提示方法を規定する。
【0026】図6は再生経路情報113のデータ構造を
示す。同図で示されるように、再生経路情報113は、
現在のシーンの番号と次のシーンの番号とを表す。分岐
がある場合には、分岐ごとに現在のシーン番号と、次の
シーン番号とを規定している。なお、シーン番号につい
ては、通常シーンと外部プログラムシーンとでは重複が
ないように採番されるため、再生経路情報113は、通
常シーンと外部プログラムシーンとの接続関係について
も規定する。
【0027】図7は遷移効果挿入点情報114のデータ
構造を示す。同図で示されるように、遷移効果挿入点情
報114は、遷移効果が挿入される直前のシーンの番号
と、直後のシーンの番号と、遷移効果の識別子を規定す
る。識別子はそれぞれの遷移効果に固有のものである。
図8は、遷移効果属性情報115のデータ構造を示す。
同図で示されるように、遷移効果属性情報115は、遷
移効果の識別子に対応づけて、遷移効果の種類や継続時
間等の属性を規定する。
【0028】図9は、外部プログラムシーン116のデ
ータ構造を示す。同図で示されるように、外部プログラ
ムシーン116は当該外部プログラムシーンの再生時に
呼び出される外部プログラムの実行形式ファイル名を規
定する。入力部12は、キーボード、マウス等による外
部からの編集要求を受け付ける。編集要求には、遷移効
果の設定、属性変更、削除、移動、複写および外部プロ
グラムシーンの追加等がある。
【0029】再生経路画面上では、シーンだけでなく遷
移効果もアイコン表示されているので、遷移効果の移
動、複写は画面上でアイコンを移動、複写することによ
り容易に実行できる。また、外部プログラムシーンもア
イコン表示されており、再生経路画面上でシーンと同様
に編集作業を行うことが可能である。入力解析部13
は、入力部12が受け付けた編集要求に応じて、再生経
路編集部14、遷移効果属性編集部15、または外部プ
ログラム情報編集部16に対する指示を行う。
【0030】具体的には、入力部12が遷移効果の設
定、変更、解除等、遷移効果に関係する編集要求を受け
たときは、入力解析部13はまず再生経路編集部14に
対して遷移効果の識別子の作成または検索を指示する。
その後、再生経路編集部14から返された遷移効果の識
別子を、再生経路編集部14と遷移効果属性編集部15
に渡し、対応する情報の編集を指示する。
【0031】入力部12が外部プログラムシーンの追加
要求を受けたときには、入力解析部13はまず再生経路
編集部14に対して追加された外部プログラムシーンの
シーン番号の作成を指示する。その後、再生経路編集部
14から返された外部プログラムシーンのシーン番号
を、再生経路編集部14と外部プログラム情報編集部1
6に渡し、対応する情報の編集を指示する。
【0032】再生経路編集部14は、入力解析部13か
らの指示により、再生経路情報の編集、外部プログラム
シーンのシーン番号の作成、遷移効果の識別子の作成お
よび遷移効果挿入点情報114の編集を行う。具体的に
は、入力解析部13が遷移効果の設定を指示したとき
は、遷移効果の識別子を作成し入力解析部13に返すと
ともに、遷移効果挿入点情報114に遷移効果が挿入さ
れる直前のシーンの番号と、直後のシーンの番号と、遷
移効果の識別子を追加する。
【0033】入力解析部13が遷移効果の属性変更を指
示したときは、遷移効果挿入点情報114を参照し、選
択された遷移効果の識別子を入力解析部13に返す。入
力解析部13が遷移効果の削除を指示したときは、遷移
効果挿入点情報114を参照し、選択された遷移効果の
識別子を入力解析部13に返すほか、遷移効果挿入点情
報114の遷移効果が挿入される直前のシーンの番号
と、直後のシーンの番号と、遷移効果の識別子の削除を
行う。
【0034】入力解析部13が遷移効果の移動を指示し
たときは、指定された遷移効果について、遷移効果挿入
点情報114の遷移効果が挿入される直前のシーンの番
号と、直後のシーンの番号を変更する。入力解析部13
が遷移効果の複写を指示したときは、複写先の遷移効果
について新しい識別子を作成し、入力解析部13に返す
ほか、遷移効果挿入点情報114に遷移効果挿入点情報
114の遷移効果が挿入される直前のシーンの番号と、
直後のシーンの番号と、遷移効果の識別子を追加する。
【0035】入力解析部13が外部プログラムシーンの
追加を指示したときは、追加された外部プログラムシー
ンについてシーン番号を作成し、入力解析部13に返す
ほか、再生経路情報113に、新規に追加された外部プ
ログラムシーンの接続関係に関する情報を追加する。遷
移効果属性編集部15は、入力解析部13からの指示に
より遷移効果属性情報115を編集する。
【0036】具体的には、入力解析部13が遷移効果の
設定と遷移効果属性情報の入力を指示したときは、入力
解析部13から指示された識別子を参照して、遷移効果
属性情報115に遷移効果の識別子と、遷移効果の種類
と、継続時間を追加する。入力解析部13が遷移効果の
属性変更を指示したときは、入力解析部13から指示さ
れた識別子を持つ遷移効果について、遷移効果属性情報
115の遷移効果の種類と、継続時間を変更する。
【0037】入力解析部13が遷移効果の削除を指示し
たときは、入力解析部13から指示された識別子を持つ
遷移効果について、遷移効果属性情報115から遷移効
果の識別子と、遷移効果の種類と、継続時間を削除す
る。入力解析部13が遷移効果の複写を指示したとき
は、入力解析部13から指示された複写元と複写先の遷
移効果の識別子を参照して、複写元の遷移効果と同様の
属性を持つ遷移効果の遷移効果の識別子と、遷移効果の
種類と、継続時間を遷移効果属性情報115に追加す
る。
【0038】外部プログラム情報編集部16は、入力解
析部13からの指示により外部プログラムシーン116
を編集する。具体的には、入力解析部13が外部プログ
ラムの追加を指示したときは、入力解析部13から指示
されたシーン番号と設定する外部プログラムのファイル
名を参照して、外部プログラムシーン116に、シーン
番号と、実行形式ファイル名を追加する。
【0039】表示部17は、再生経路情報113、遷移
効果挿入点情報114、外部プログラムシーン116か
ら再生経路画面情報を生成する。再生経路画面とは、シ
ーンと、外部プログラムシーンと、遷移効果との何れで
あるかによって形の異なるアイコンと、アイコンの間を
接続する矢印によって再生経路を表す画面である。表示
部17は、生成された再生経路画面情報を、映像情報に
変換して再生経路画面の一部または全部を表示する他、
必要に応じて遷移効果属性情報の入力画面および外部プ
ログラムの実行形式ファイルのファイル名の入力画面の
表示を行う。
【0040】以上のように構成された情報編集装置につ
いて、以下その動作を説明する。図2は本実施例の情報
編集装置において遷移効果の設定、属性変更、削除を行
う場合の処理内容を示すフローチャートである。まず、
表示部17は、編集開始時点で記憶されている再生経路
情報113、遷移効果挿入点情報114、外部プログラ
ムシーン116に基づいて、再生経路画面を生成し画面
に表示する(ステップ201)。図4は表示部17の画
面に表示された再生経路画面の一例である。同図で示さ
れる再生経路はシーン1〜4から構成されており、シー
ン1の再生後、シーン2〜4の何れかが再生されること
を表している。
【0041】ここで、外部プログラムシーンに関係する
編集でない場合(遷移効果に関係する編集を行う場合)
は、ユーザはプルダウンメニューにより、遷移効果の設
定、属性変更、削除の何れを行うかを指定する(ステッ
プ202:No、ステップ203)。設定の場合、ユー
ザは入力部12を通じて、再生経路画面上のどの位置に
遷移効果を設定するのかを指定する(ステップ20
4)。入力解析部13は、入力部12が受け付けた要求
を解析し、再生経路編集部14に対して、遷移効果が設
定される位置を指示する。再生経路編集部14は、入力
解析部13からの指示を受け、新規に設定される遷移効
果の識別子を作成し、入力解析部13に返すとともに、
遷移効果挿入点情報114に、遷移効果が実行される前
のシーンのシーン番号と遷移効果が実行された後のシー
ンのシーン番号と遷移効果の識別子とを追加する(ステ
ップ205)。
【0042】表示部17は遷移効果属性情報の入力画面
を表示する(ステップ206)。図10は遷移効果属性
情報入力画面の一例である。ユーザは、遷移効果の種
類、継続時間等の遷移効果属性情報を入力部12を通じ
て入力する。遷移効果属性情報が入力されると、入力解
析部13は入力部12が受け付けた情報を解析して、遷
移効果属性編集部15に対して、再生経路編集部14か
ら返された識別子と遷移効果属性情報を指示する。遷移
効果属性編集部15は、入力解析部13の指示を受けて
遷移効果属性情報115に、遷移効果の識別子と遷移効
果の種類と遷移効果の継続時間とを追加する(ステップ
207:Yes、ステップ208)。
【0043】表示部17は、再生経路情報113、遷移
効果挿入点情報114、外部プログラムシーン116に
基づき、編集後の再生経路画面を生成し画面に表示する
(ステップ209)。図5は、表示部17の画面に表示
された編集後の再生経路画面の一例である。同図におけ
る再生経路は、シーン1とシーン2、シーン4との間に
遷移効果が設定されたことを示している。
【0044】その後、ユーザが編集の終了を要求した場
合は、そのまま終了し、終了の要求のない場合はステッ
プ202の前に戻る(ステップ210)。なお、ステッ
プ207において、ユーザが遷移効果属性情報を入力し
なかった場合(ステップ207:No、ステップ20
9)は、遷移効果属性情報115へのデータの追加はな
されないが、遷移効果挿入点情報114のデータは既に
追加されているので、再生経路画面上では遷移効果は設
定されているように表示される。しかし、再生時には遷
移効果の設定されていない状態と同様の再生が行われ
る。
【0045】属性変更の場合、ユーザは入力部12を通
じ、再生経路画面上、どの位置の遷移効果の属性を変更
するのかを指定する(ステップ211)。入力解析部1
3は、入力部12が受け付けた要求を解析し、再生経路
編集部14に対して指定された遷移効果の識別子の検索
を指示する。再生経路編集部14は、遷移効果挿入点情
報114を参照して指定された遷移効果の識別子を検索
し、入力解析部13に返す。
【0046】表示部17は遷移効果属性情報の入力画面
を表示する(ステップ206)。ユーザは、変更後の遷
移効果属性情報を入力部12を通じて入力する。遷移効
果属性情報が入力されると、入力解析部13は入力部1
2が受け付けた情報を解析して、遷移効果属性編集部1
5に対して変更される遷移効果の識別子と、変更後の遷
移効果属性情報を指示する。遷移効果属性編集部15
は、入力解析部13の指示を受けて遷移効果属性情報1
15を変更する(ステップ207:Yes、ステップ2
08)。
【0047】表示部17は、再生経路情報113、遷移
効果挿入点情報114、外部プログラムシーン116に
基づき、再生経路画面を生成し画面に表示する(ステッ
プ209)。削除の場合、ユーザは入力部12を通じ、
再生経路画面上、どの位置の遷移効果を削除するのかを
指定する(ステップ212)。入力解析部13は、入力
部12が受け付けた要求を解析し、再生経路編集部14
に対して、指定された遷移効果の識別子の検索を指示す
る。再生経路編集部14は、遷移効果挿入点情報114
を参照して指定された遷移効果の識別子を検索し、入力
解析部13に返す。
【0048】入力解析部13は、再生経路編集部14か
ら返された識別子の遷移効果の削除を再生経路編集部1
4および遷移効果属性編集部15に指示する。再生経路
編集部14および遷移効果属性編集部15は、指示され
た識別子を持つ遷移効果について、遷移効果挿入点情報
114および遷移効果属性情報115を削除する(ステ
ップ213)。
【0049】表示部17は、再生経路情報113、遷移
効果挿入点情報114、外部プログラムシーン116に
基づき、削除後の再生経路画面を生成し画面に表示する
(ステップ209)。以上のように本実施例によれば、
再生経路画面上で容易に遷移効果の設定を行うことがで
きる。
【0050】次に、本実施例の情報編集装置により、再
生経路上に外部プログラムシーンを追加する場合の動作
について説明する。図3は、再生経路上に外部プログラ
ムシーンを追加する場合の処理内容を示すフローチャー
トである。図2におけるステップ202で外部プログラ
ムシーンに関する編集を行う要求の入力がなされた後に
ついて説明する。
【0051】まず、ユーザは再生経路上のどの位置に外
部プログラムシーンを追加するのかを指定する(ステッ
プ301)。入力解析部13は、外部プログラムが配置
される位置を、再生経路編集部14に指示する。再生経
路編集部14はまず追加された外部プログラムシーンに
ついてシーン番号を作成し、入力解析部13に返す。そ
の後、再生経路情報に当該外部プログラムシーンのシー
ン番号と、外部プログラムシーンと接続関係にあるシー
ンのシーン番号を再生経路情報113に追加する(ステ
ップ302)。
【0052】表示手段は、外部プログラムの実行形式フ
ァイル名を入力するための画面を表示する。図11は外
部プログラムの実行形式ファイル名入力画面の一例であ
る。ユーザは外部プログラムシーンが呼び出すプログラ
ムの実行形式ファイル名を入力する(ステップ30
3)。入力解析部13は入力部12が受け付けた入力を
解析し、外部プログラム情報編集部16に、追加された
外部プログラムシーンのシーン番号と、外部プログラム
の実行形式ファイル名を指示する。外部プログラム情報
編集部16は、外部プログラムシーン116に、追加さ
れた外部プログラムシーンのシーン番号と、外部プログ
ラムの実行形式ファイル名を追加する(ステップ30
4)。
【0053】その後は、図2のBで示される位置に戻
り、図2におけるステップ209で外部プログラムシー
ン追加後の再生経路画面が表示される。以上のように本
実施例によれば、外部プログラムシーンについても、再
生経路画面上で容易に再生経路の編集を行うことができ
る。次に、本発明における情報再生装置の一実施例につ
いて説明する。
【0054】図12は本実施例における情報再生装置の
構成を示すブロック図である。この情報再生装置は、記
憶部121、入力部122、判別部123、再生情報生
成部124、再生部125を備える。記憶部121は、
複数の動画、静止画、音声、テキスト等の素材情報12
11と、素材情報の提示方法を規定したシーン1212
と、シーンおよび外部プログラムシーンの再生順序を規
定する再生経路情報1213と、遷移効果が挿入される
再生経路上の位置を規定する遷移効果挿入点情報121
4と、遷移効果挿入点情報ごとにフェード効果、ページ
めくり効果等の遷移効果の種類や遷移効果の継続時間等
を規定する遷移効果属性情報1215と、外部プログラ
ムの実行形式ファイルを規定する外部プログラムシーン
1216と、外部プログラムの実行形式ファイル121
7とを記憶する。
【0055】シーン1212、再生経路情報1213、
遷移効果挿入点情報1214、遷移効果属性情報121
5、外部プログラムシーン1216のデータ構造は、情
報編集装置の実施例で説明したものと同一であるので、
説明を省略する。入力部122は、キーボード、マウス
等を使用し、ユーザから再生、停止等の操作に関する入
力や、次のシーンの指定、外部プログラムに対する応答
等の入力を受け付ける。
【0056】本実施例においては、次のシーンへの転換
要求がなされた場合について説明する。判別部123
は、入力部122が受け付けた入力と、再生経路情報1
213と、遷移効果挿入点情報1214とに基づいて、
再生すべきシーンと遷移効果の設定の有無を判別し、再
生情報生成部124に対して指示を行う。
【0057】具体的には、判別部123は入力部122
が次のシーンへの転換要求を受け付けた場合には、再生
経路情報1213を参照して次に再生すべきシーンのシ
ーン番号を検索し、再生情報生成部1214に指示する
ほか、遷移効果挿入点情報1214を参照して遷移効果
の設定の有無を判別し、遷移効果が設定されている場合
には、遷移効果の識別子を再生情報生成部124に指示
する。
【0058】また判別部123は、再生経路上に外部プ
ログラムシーンが配置されていた場合には、外部プログ
ラムシーン1216を参照し、外部プログラムの実行形
式ファイル名を判別し、再生情報生成部124に指示す
る。再生情報生成部124は、判別部123からの指示
を受け、素材情報1211、シーン1212と、遷移効
果属性情報1215から再生すべきシーン(設定されて
いる場合には遷移効果を含む)の映像情報および音声情
報を生成する他、外部プログラムの実行形式ファイル1
217を呼び出し実行させる。具体的には、再生情報生
成部124は、次のシーンへの転換の場合には、判別部
123から指示されたシーン番号と、遷移効果の識別子
に基づき、必要な素材情報と遷移効果属性情報を記憶部
121から取り出して、再生する映像情報および音声情
報を生成する。
【0059】また再生情報生成部124は、再生経路上
に外部プログラムシーンが配置されていた場合には、判
別部123の指示により、外部プログラムの実行形式フ
ァイルを呼出し、実行させる。外部プログラムの実行中
は、制御は外部プログラムに移る。再生部125は、再
生情報生成部124で生成された映像情報および音声情
報、および外部プログラムの実行中に再生される情報を
再生する。
【0060】以上のように構成された情報再生装置につ
いて、以下その動作を説明する。図13は、本実施例の
情報再生装置の処理内容を示すフローチャートである。
まず、入力部122は、ユーザから最初のシーンの再生
要求を受け付ける(ステップ1301)。判別部123
は再生経路情報1213を参照し、最初のシーンのシー
ン番号を検索し、再生情報生成部124に指示する。ま
た、遷移効果挿入点情報1214を参照し、最初のシー
ンの開始時の遷移効果の設定の有無を判別し、設定され
ていれば遷移効果の識別子を再生情報生成部124に指
示する。
【0061】再生情報生成部124は、指示されたシー
ンについてシーン1212を参照し、シーンを構成して
いる素材情報を取り出し、シーンの映像情報および音声
情報を生成する。シーンの開始時に遷移効果が設定され
ている場合には、判別部123から指示された遷移効果
の識別子に基づいて遷移効果属性情報1215を参照
し、シーンの最初の画面全体に、設定されている遷移効
果を適用した映像情報および音声情報を生成する。
【0062】再生情報生成部124で生成されたシーン
の映像情報および音声情報が再生部125で再生される
(ステップ1302)。次にユーザが入力部122を通
じて、次のシーンへの転換を要求する(ステップ130
3)。判別部123では入力部122が受け付けた要求
に基づき、再生経路情報1213と遷移効果挿入点情報
1214から、次に再生すべきシーンのシーン番号と、
遷移効果の有無を判別し(ステップ1304)、次に再
生するシーンのシーン番号と、遷移効果が設定されてい
ればその遷移効果の識別子とを、再生情報生成部124
に指示する。
【0063】遷移効果が設定されている場合、再生情報
生成部124では、遷移効果属性情報1215から、再
生すべき遷移効果の種類、継続時間等の情報を取り出
し、シーン1212を参照して、次のシーンの素材情報
を取り出す。取り出した遷移効果の遷移効果属性情報1
215に基づいて、現在のシーンの最終画面全体に対し
て遷移効果を適用した映像情報および音声情報を生成す
る(ステップ1304:Yes、ステップ1305)。
【0064】判別部123は次のシーンが外部プログラ
ムシーンであるかどうかを判別する(ステップ130
6)。次のシーンが外部プログラムシーンであるとき
は、再生部125は、ステップ1305で生成された遷
移効果を適用した映像情報および音声情報を再生し(ス
テップ1307)、その後、再生情報生成部124は、
外部プログラムの実行形式ファイルを呼出し実行させる
(ステップ1308)。
【0065】次のシーンが外部プログラムシーンでない
ときは、再生情報生成部124はシーン1212を参照
して次のシーンの素材情報を記憶部121から取り出
し、次のシーンで再生する映像情報および音声情報を生
成する(ステップ1306:No、ステップ130
9)。再生情報生成部124で生成された映像情報およ
び音声情報が再生部125で再生される(ステップ13
10)。
【0066】なお、このとき二つのシーンの間に遷移効
果が設定されていない場合(ステップ1304:No)
には、判別部123は、次のシーンが外部プログラムシ
ーンであるかどうかを判別し(ステップ1311)、外
部プログラムシーンであるときは、ステップ1308へ
と進み、外部プログラムを実行させ、外部プログラムシ
ーンでないときは、ステップ1309へと進む。
【0067】以上のように本実施例によれば、本発明の
情報編集装置を用いて編集した再生経路を再生するとき
に、設定された遷移効果を再生することができる。遷移
効果を適用した映像情報の生成は、遷移効果が再生され
る時点でソフトウェアを使用して行われるため、素材情
報を編集することなく遷移効果を実現できる。さらに、
外部プログラムシーンにおいて外部プログラムを呼出
し、実行させることも可能である。
【0068】なお、第二の実施例において、遷移効果は
次のシーンの再生開始時に現在のシーンの最終画面全体
にかけられる効果として説明したが(ステップ130
5)、次のシーンの再生開始時に、次のシーンの最初の
画面全体にかけられる効果と定義しても同様の効果が得
られる。例えば、シーン1の再生終了後、シーン2の再
生開始時にシーン2の最初の画面全体に対して遷移効果
を適用した映像情報を生成し、再生しても同様の効果が
得られる。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明に係る情報編集装置によ
れば、再生経路画面上で容易に遷移効果を設定すること
ができるという効果がある。これにより煩雑な作業を行
うことなく遷移効果を設定できるほか、再生経路が複雑
な分岐構造を有している場合にも、遷移効果部分のみが
異なる同一のシーンを別に用意する必要がなくなり、記
憶媒体の使用効率が向上するという効果がある。
【0070】請求項2の発明に係る情報編集装置によれ
ば、請求項1の発明による効果に加え、遷移効果の再生
方式をそれぞれの遷移効果に対して個別に定義すること
ができるという効果がある。請求項3の発明に係る情報
編集装置によれば、請求項1および請求項2の発明によ
る効果に加え、外部プログラムシーンについても、通常
のシーンと同様に再生経路画面上で容易に編集が行える
という効果がある。
【0071】請求項4の発明に係る情報編集装置によれ
ば、請求項3の発明における外部プログラムシーンの再
生経路上での編集に関して、請求項3の発明と同様の効
果がある。請求項5の発明に係る情報再生装置によれ
ば、本件発明に係る情報編集装置で設定された遷移効果
を再生することができるため、遷移効果の設定のため
に、素材情報自体を編集する必要がなくなり、素材情報
編集のための労力を軽減できるという効果がある。
【0072】請求項6の発明に係る情報再生装置によれ
ば、請求項5の発明による効果に加え、本件発明に係る
情報編集装置で編集された再生経路上のシーンに設定さ
れた外部プログラムを再生時に実行できる。従って、従
来、シーンの再生時に外部プログラムを実行させるため
に作成が必要であった、再生経路を制御するための複雑
なプログラムを作成する必要がなくなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の情報編集装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例の情報編集装置におい
て、遷移効果の設定、属性変更、削除を行う場合の処理
内容を表すフローチャートである。
【図3】本発明の第一の実施例の情報編集装置におい
て、外部プログラムシーンの追加を行う場合の処理内容
を表すフローチャートである。
【図4】本発明の第一の実施例の情報編集装置におい
て、表示部の画面に表示される再生経路画面の一例を示
す図である。
【図5】本発明の第一の実施例の情報編集装置におい
て、表示部の画面に表示される、遷移効果が設定された
再生経路を示す再生経路画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の情報編集装置および情報再生装置にお
いて、記憶部に保持される再生経路情報のデータ構成図
である。
【図7】本発明の情報編集装置および情報再生装置にお
いて、記憶部に保持される遷移効果挿入点情報のデータ
構成図である。
【図8】本発明の情報編集装置および情報再生装置にお
いて、記憶部に保持される遷移効果属性情報のデータ構
成図である。
【図9】本発明の情報編集装置および情報再生装置にお
いて、記憶部に保持される外部プログラムシーンのデー
タ構成図である。
【図10】本発明の第一の実施例における、遷移効果属
性情報入力画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の第一の実施例における、外部プログ
ラムの実行形式ファイル名入力画面の一例を示す図であ
る。
【図12】本発明の第二の実施例の情報再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図13】本発明の第二の実施例の情報再生装置におけ
る処理内容を表すフローチャートである。
【図14】従来の技術における情報ブロック(シーン)
のデータ構成図である。
【図15】再生経路画面の一例を示す図である。
【図16】遷移効果として考えられる例の一覧を示す図
である。
【図17】従来の情報編集装置において、遷移効果を設
定する方式の問題点を説明するための再生経路画面の概
略図である。
【符号の説明】
11 記憶部 12 入力部 13 入力解析部 14 再生経路編集部 15 遷移効果属性編集部 16 外部プログラム情報編集部 17 表示部 111 素材情報 112 シーン 113 再生経路情報 114 遷移効果挿入点情報 115 遷移効果属性情報 116 外部プログラムシーン 121 記憶部 122 入力部 123 判別部 124 再生情報生成部 125 再生部 1211 素材情報 1212 シーン 1213 再生経路情報 1214 遷移効果挿入点情報 1215 遷移効果属性情報 1216 外部プログラムシーン 1217 外部プログラムの実行形式ファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種類が異なる複数の素材情報のファイル名
    と、それらの提示方法とを規定する複数の情報ブロック
    を、再生する順序を規定する再生経路を編集する情報編
    集装置であって、 素材情報と、情報ブロックと、複数の情報ブロックの再
    生経路を規定する再生経路情報と、情報ブロックに施さ
    れる映像効果を表す遷移効果が挿入される位置を規定す
    る遷移効果挿入点情報とを記憶する記憶手段と、 情報ブロック、規定された遷移効果の各々を表す簡略な
    図形であって、情報ブロックと遷移効果の何れであるか
    に応じて異なるブロック図形と、前記ブロック図形の間
    を接続する接続図形とを、前記再生経路情報と前記遷移
    効果挿入点情報とに基づいて木構造に配置して映像出力
    する表示手段と、 外部から情報ブロックおよび遷移効果の再生経路上での
    配置および接続関係に関する編集要求を受け付ける入力
    手段と、 前記入力手段が受け付けた編集要求に従い、前記再生経
    路情報と前記遷移効果挿入点情報とを編集する再生経路
    編集手段とを備えることを特徴とする情報編集装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段はさらに、 規定された遷移効果ごとに遷移効果の再生方式を規定す
    る遷移効果属性情報を記憶し、 前記入力手段はさらに、 外部から前記遷移効果属性情報の編集要求を受け付け、 さらに、前記入力手段が受け付けた編集要求に従い、前
    記遷移効果属性情報を編集する遷移効果属性編集手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の情報編集装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段はさらに、 再生時にプログラムを呼び出す複数のプログラムブロッ
    クを記憶し、 前記再生経路情報は、 複数の情報ブロックと、複数のプログラムブロックの再
    生経路を規定し、 前記表示手段はさらに、 プログラムブロックを表す簡略な図形であって、情報ブ
    ロックおよび遷移効果を表すブロック図形とは異なるブ
    ロック図形をも生成するとともに、生成された前記ブロ
    ック図形および前記接続図形を、前記再生経路情報と前
    記遷移効果挿入点情報とに基づいて木構造に配置して映
    像出力し、 前記入力手段はさらに、 外部から、プログラムブロックの再生経路上での配置お
    よび接続関係に関する編集要求を受け付け、 前記再生経路編集手段はさらに、 前記入力手段が受け付けた、プログラムブロックの配置
    および接続関係に関する編集要求に従い、前記再生経路
    情報を編集することを特徴とする請求項1または2記載
    の情報編集装置。
  4. 【請求項4】種類が異なる複数の素材情報のファイル名
    と、それらの提示方法とを規定する複数の情報ブロック
    を、再生する順序を規定する再生経路を編集する情報編
    集装置であって、 素材情報と、情報ブロックと、再生時にプログラムを呼
    び出す複数のプログラムブロックと、複数の情報ブロッ
    クと複数のプログラムブロックの再生経路を規定する再
    生経路情報とを記憶する記憶手段と、 情報ブロック、プログラムブロックの各々を表す簡略な
    図形であって、情報ブロックとプログラムブロックの何
    れであるかに応じて異なるブロック図形と、前記ブロッ
    ク図形の間を接続する接続図形とを、前記再生経路情報
    に基づいて木構造に配置して映像出力する表示手段と、 外部から情報ブロックおよびプログラムブロックの再生
    経路上での配置および接続関係に関する編集要求を受け
    付ける入力手段と、 前記入力手段が受け付けた、情報ブロックおよびプログ
    ラムブロックの配置および接続関係に関する編集要求に
    従い、前記再生経路情報を編集する再生経路編集手段と
    を備えることを特徴とする情報編集装置。
  5. 【請求項5】種類が異なる複数の素材情報のファイル名
    と、それらの提示方法とを規定する複数の情報ブロック
    を、前記情報編集装置により編集された再生経路に従っ
    て再生する情報再生装置であって、 素材情報と、情報ブロックと、複数の情報ブロックの再
    生経路を規定する再生経路情報と、情報ブロックに施さ
    れる映像効果を表す遷移効果が設定される再生経路上の
    位置を規定する遷移効果挿入点情報と、規定された遷移
    効果ごとに遷移効果の再生方式を規定する遷移効果属性
    情報とを記憶する記憶手段と、 外部からの入力を受け付ける入力手段と、 前記入力手段が受け付けた入力と、前記再生経路情報と
    から次に再生すべき情報ブロックを判別し、前記遷移効
    果挿入点情報に基づいて、次に再生すべき情報ブロック
    への再生経路上に遷移効果が設定されているか否かを判
    別する判別手段と、 前記判別手段の判別に基づき、次に再生すべき情報ブロ
    ックにおいて使用される素材情報を前記記憶手段から取
    り出し、再生すべき映像情報および音声情報を生成する
    とともに、次に再生すべき情報ブロックへの再生経路上
    に遷移効果が設定されている場合には、遷移効果を施し
    た映像情報を生成する再生情報生成手段と、 前記再生情報生成手段で生成された映像情報および音声
    情報を再生する再生手段とを備えることを特徴とする情
    報再生装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段はさらに、 再生時にプログラムを呼び出す複数のプログラムブロッ
    クと、プログラムの実行形式ファイルとを記憶し、 前記再生経路情報は、 複数の情報ブロックおよび複数のプログラムブロックの
    再生経路を規定し、 前記判別手段は、 次に再生すべき情報ブロックまたはプログラムブロック
    を判別し、 前記再生情報生成手段はさらに、 前記判別手段が判別したプログラムブロックに基づい
    て、前記記憶手段からプログラムの実行形式ファイルを
    取り出して実行させることを特徴とする請求項5記載の
    情報再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000148796A (ja) * 1998-09-03 2000-05-30 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 映像インデックス情報を用いた映像検索方法および音声インデックス情報を用いた音声検索方法並びに映像検索システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000148796A (ja) * 1998-09-03 2000-05-30 Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho:Kk 映像インデックス情報を用いた映像検索方法および音声インデックス情報を用いた音声検索方法並びに映像検索システム

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