JP4142382B2 - コンテンツ作成システム及びコンテンツ作成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテンツ作成システム及びコンテンツ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
聴衆を前にして実演されるプレゼンテーションではプレゼンテーターが講演などの題目に沿って演説を行っている。こうした中で使われるツールとしては一般的にOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)等により投影されたスライドを用いている。
【0003】
プレゼンテーターは行う予定のプレゼンテーションのために事前に要点や話題や話の進行を熟考し、同時に使用するスライドを準備する。一般にスライドは聴衆の記憶に留めたいキーワードや図を中心としたものであり、プレゼンテーター自身も実演の場面においてはこのスライドを見てシナリオの確認を行っている。
【0004】
今日のようなパーソナルコンピュータの発達以前は、使用するスライドの投影のためにOHPを用いる場合が多く見られた。この場合、プレゼンテーター自身がこのスライドを差し替える場合も多々有り、こうした場合においてはプレゼンテーター自身が次のスライドを確かめて投影している。このことはプレゼンテーターがプレゼンテーションのシナリオを事前に確認できることにつながっており上述の通り、スライドの切替わり前にシナリオを確認できスムーズに話を進めると同時に発展させることに役立っている。このように、プレゼンテーターがプレゼンテーションのために話をする場合、次のスライドが投影される前に確認できることはプレゼンテーションを成功させる大きな要因と考えられる。
【0005】
これに対して近年では、コンピュータ技術の発達により、パーソナルコンピュータに取り込んだプレゼンテーション用のコンテンツを、プロジェクタでスクリーンに投影したり、あるいは、有線または無線のネットワークを通じて、コンテンツを各端末に向けて配信することが行われている。
【0006】
一般に、何らかのテーマについてプレゼンテーションを実施する場合には、聞き手に対して内容を容易に理解してもらうだけでなく、聞き手の興味を反らさないよう工夫する必要があることから、コンテンツには、文字情報だけでなく、静止画、動画及び音声等を盛り込まれることが多くなっている。
【0007】
このようなプレゼンテーション用のコンテンツをパーソナルコンピュータ等で作成・閲覧するアプリケーションプログラムとしては、例えば、米国Microsoft Corporation製のPowerPoint(商標)2002、及びその拡張ツールであるMicrosoft
Producer for PowerPoint(商標)2002がある。
【0008】
かかるアプリケーションプログラムを用いてプレゼンテーション用のコンテンツを作成する際には、図19に示すような標準モードと称されるモード表示において、スライド4と呼ばれる個々のページコンテンツを画面に表示しながら、この1枚1枚のスライド4において、所望の背景(画像または単一色)上に所望のフォントで文字データを入力したり、JPEG形式、GIF形式またはTIFF形式等の静止画データや、AVI形式、MOV形式またはMP2形式等の動画データを指定してレイアウト配置したり、あるいはWAV形式またはMID形式等の音声データを指定する。
【0009】
コンテンツ作成者は、これらの文字データ、静止画データ、動画データ及び音声データ(これらを素材データと総称することとする)を、メニューバー5を操作するなどして、例えば予め用意されたテンプレートと称される書式に対して、各素材データの格納ディレクトリ及びファイル名を指定して登録するだけで、各素材データのレイアウト編集等を容易に行うことができる。
【0010】
【非特許文献1】
Microsoft Corporation、”Microsoft PowerPoint”、[online]、[平成14年08月20日検索]、インターネット<URL:http://www.microsoft.com/japan/office/powerpoint/>
【非特許文献2】
Microsoft Corporation、”Microsoft Producer for PowerPoint 2002 登場!、[online]、[平成14年08月20日検索]、インターネット、<URL:http://www.microsoft.com/japan/office/ powerpoint/producer/>
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプレゼンテーション用のコンテンツ作成用のアプリケーションプログラム(PowerPoint(商標)2002等)では、個々のスライド4を画面に表示しながらプレゼンテーション用のコンテンツの作成を行うため、あたかもワードプロセッサで文書を作成するのに似た要領で個々のスライドを作成でき、コンテンツ作成者にとって便利なものとなっている。
【0012】
ところが、コンテンツの作成段階においては、通常のプレゼンテーションにおいては、1枚のスライドを提供するだけでは足りず、複数枚のスライドを時間の経過に沿って切り替えながら、何らかのテーマについてシナリオ展開していくことが殆どである。したがって、かかるプレゼンテーション用のコンテンツを作成する際には、時間軸に沿ったシナリオ展開を常に注意しながら作成していくことが重要となる。
【0013】
ここで、上述した従来のコンテンツ作成用のアプリケーションプログラムでは、個々のスライド4毎に素材データを登録していく際に、図19に示すような標準モードで、1枚1枚のスライド4を画面に表示して作業を行うことを余儀なくされるため、或るスライドについて素材データを登録している間は、他のスライドを視認することができなかった。このため、シナリオ展開を考慮したプレゼンテーション用のコンテンツを作成する場合は、全てのスライドに全ての素材データを登録し終えた時点で、図19の標準モードのモード画面上で、アウトラインペインと称される欄1に並べて表示されたスライド切替用アイコン2をクリックする(即ち、マウス等のポインティングデバイスを用いて画面上のアイコン2の表示位置を指定操作する)などして、この各アイコン2に対応付けられた個々のスライド4をアウトラインペイン1の横に配置されたスライドペインと称される欄3で次々とページ替えして確認したり、スライドショーモードと称されるモードに切り替えて、各スライド4をパーソナルコンピュータの表示ディスプレイの全画面に表示しながらページ替え(スライドショー)して確認したり、図20のように、プレビュー表示モードと称されるモードに切り替えて、各スライド4を低解像度の画像に変換した縮小画像(サムネイル)6を一画面中に配列表示(プレビュー表示)したりして、既にできあがったコンテンツの内容を事後的に確認していた。
【0014】
しかしながら、これらの確認を行う場合は、各素材データを登録して各スライド2を個々に編集する標準モード(図19)において、複数のスライド4を視認することができず、上述のように、一旦全てのスライド4を作成し終えた時点で、その標準モードまたはスライドショーモードでスライド4を切り替えていくか、あるいはプレビュー表示モード(図20)に切り替えてサムネイル6で確認しなければならなかったため、シナリオ展開を考慮したコンテンツの作成に手間がかかっていた。
【0015】
また、従来のプレゼンテーション用のコンテンツ作成用のアプリケーションプログラムでは、できあがったコンテンツを実際に実演する際に、スライドショーモードで実演することになるが、このスライドショーモードにおいては各スライド4を編集することはできず、編集する標準モード(図19)に変更して編集を行ったり、Microsoft Producer for PowerPoint(商標)2002を利用して編集作業を行わなければならない。したがって、各スライド4の内容を追加的に作成したり変更・編集したいような事態が発生しても、この各スライド4の内容を咄嗟に作成、変更または編集することは簡単ではなかった。
【0016】
さらに、従来のプレゼンテーション用のコンテンツ作成用のアプリケーションプログラムの場合、別のアプリケーションで撮影したビデオファイルと必要なスライドを組み合せてプレゼンテーションコンテンツのファイルを作成している。しかしながら、プレゼンテーターがビデオ撮影する場合、別に準備したスライドを見ながら行い、編集によってビデオファイルとスライドを組合せたり、あるいは、撮影のみ行った後に必要なスライドを準備して編集する方法が取られていた。前者の場合、ビデオとスライドの組合せ編集において時間軸上での細かな設定が行いづらく不自然な仕上がりになる。一方、後者の場合、キーワードなどのスライド作成が困難になり、同様に不完全な仕上がりになる。したがって、より容易に自然な仕上がりのコンテンツを作成できるコンテンツ作成システムが望まれていた。
【0017】
そこで、この発明の課題は、コンテンツを容易に作成、変更及び編集できるコンテンツ作成システム及びコンテンツ作成方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、所望のシナリオに沿った複数のスライドから構成されるコンテンツを、ディスプレイ装置を備えたコンピュータ装置を用いて作成するコンテンツ作成システムであって、前記ディスプレイ装置の画面内の所定の第1の画面領域に、前記各スライドをそれぞれ形象的に表意する複数のスライドアイコンを、前記シナリオに対応する順序で選択自在に表示可能とされた第1の機能と、前記各スライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための第2の機能とを少なくとも有し、前記各スライドアイコンを定義するデータが、前記各スライドの内容を定義づける属性データを保有するものである。そして、所望の動画映像を、前記各スライドアイコンに対応づけられた動画データとして録画可能とされるものである。そして、前記第2の機能に、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報をコマンド操作で入力する機能が含まれるものである。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、前記シナリオに沿った前記スライドの順番の情報を保有するものである。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコンテンツ作成システムであって、前記順番の情報が、前記各スライドアイコンを定義するデータとは別のデータとして保有されるものである。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のコンテンツ作成システムであって、前記スライドアイコンが、前記順番の情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、前記第1の画面領域において、前記入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写が可能とされ、前記スライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写に基づく前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、前記順番の情報が更新されるものである。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、それぞれの前記スライドアイコンを定義するデータが、前記スライドの前記シナリオ通りの順序に対応した前後のスライドアイコンを特定する前後スライド特定情報を保有するものである。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のコンテンツ作成システムであって、複数の前記スライドアイコンが、前記前後スライド特定情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、前記第1の画面領域において、前記入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写が可能とされ、前記スライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写に基づく前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、移動、削除、新規挿入または複写のあったスライドアイコンと、その前後のスライドアイコンとの前記前後スライド特定情報のみが変更されるものである。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6に記載のコンテンツ作成システムであって、前記第2の機能が、前記各スライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための選択子が選択可能に表示される第2の画面領域を、前記第1の画面領域に併せて表示するものである。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、選択された前記スライドアイコンに対応するスライドを表示するための第3の画面領域を表示する第3の機能をさらに有するものである。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、前記スライドが順次切り替えられるタイミングを規定するデータを生成可能とされるものである。
【0027】
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、前記スライドのフォーマットが予め定義されたテンプレートが予め保有され、前記第2の機能が、前記コマンド操作に基づいて、前記各スライド毎の前記テンプレートに対応したデータを生成するものである。
【0028】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のコンテンツ作成システムであって、前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、前記スライドアイコンが、前記コマンド操作を行う度に、当該スライドアイコンの前記属性データに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されるものである。
【0029】
請求項12に記載の発明は、請求項10または請求項11に記載のコンテンツ作成システムであって、前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、前記スライドアイコンに対応する前記スライドについて前記コマンド操作により所定のエフェクトが指定された場合に、当該エフェクトに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されるものである。
【0030】
請求項13に記載の発明は、請求項10に記載のコンテンツ作成システムであって、前記属性データに対応する画像が、前記各スライド中に部分的に使用される素材データの縮小画像であり、当該縮小画像が、前記素材データの導入時点で生成されるものである。
【0033】
請求項14に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報が、予め保有されたテンプレート内に格納されたものである。
【0034】
請求項15に記載の発明は、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、各スライドで指定したエフェクトについて再生を行うためのエフェクト情報を、コンテンツ再生開始前に所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信する機能をさらに有するものである。
【0035】
請求項16に記載の発明は、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、各スライドの切り替えタイミング及び各スライドで指定したエフェクトの発動を、動画像として所定の汎用フォーマットに変換して所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信する機能をさらに有するものである。
【0036】
請求項17に記載の発明は、所望のシナリオに沿った複数のスライドから構成されるコンテンツを、ディスプレイ装置を備えたコンピュータ装置を用いて作成するコンテンツ作成方法であって、コンピュータ装置は、前記ディスプレイ装置の画面内の所定の第1の画面領域に、前記各スライドをそれぞれ形象的に表意する複数のスライドアイコンを、前記シナリオに対応する順序で選択自在に表示し、前記第1の画面領域に表示された前記スライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための選択子が選択可能に表示される第2の画面領域を、前記第1の画面領域に併せて表示し、前記選択子により前記コマンド操作が行われる度に、前記各スライドアイコンを定義するデータ内に保有されて前記各スライドの内容を定義づける属性データ、前記コマンド操作に基づいて変更るものである。そして、所望の動画映像を、前記各スライドアイコンに対応づけられた動画データとして録画可能とされるものである。そして、前記選択子の前記コマンド操作に、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報を入力するコマンド操作が含まれるものである。
【0037】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、前記シナリオに沿った前記スライドの順番の情報を保有し、当該順番の情報に基づいて、前記第1の画面領域内での前記スライドアイコンの配置順序が決定されるものである。
【0038】
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載のコンテンツ作成方法であって、前記順番の情報が、前記各スライドアイコンを定義するデータとは別のデータとして保有されるものである。
【0039】
請求項20に記載の発明は、請求項18または請求項19に記載のコンテンツ作成方法であって、前記スライドアイコンが、前記順番の情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、前記第1の画面領域において、所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写がなされたときに、前記所定の操作のあった前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、前記順番の情報が更新されるものである。
【0040】
請求項21に記載の発明は、請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、それぞれの前記スライドアイコンを定義するデータが、前記スライドの前記シナリオ通りの順序に対応した前後のスライドアイコンを特定する前後スライド特定情報を保有し、当該前後スライド特定情報に基づいて、前記第1の画面領域内での前記スライドアイコンの配置順序が決定されるものである。
【0041】
請求項22に記載の発明は、請求項21に記載のコンテンツ作成方法であって、複数の前記スライドアイコンが、前記前後スライド特定情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、前記第1の画面領域において、入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写がなされたときに、前記所定の操作のあったスライドアイコンと、その前後のスライドアイコンとの前記前後スライド特定情報のみが変更されるものである。
【0042】
請求項23に記載の発明は、請求項17ないし請求項22のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、選択された前記スライドアイコンに対応するスライドを表示するための第3の画面領域をさらに表示するものである。
【0043】
請求項24に記載の発明は、請求項17ないし請求項23のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、前記スライドが順次切り替えられるタイミングを規定するデータを生成可能とされるものである。
【0044】
請求項25に記載の発明は、請求項17ないし請求項24のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、前記スライドのフォーマットが予め定義されたテンプレートが予め保有され、前記コマンド操作に基づいて、前記各スライド毎の前記テンプレートに対応したデータを生成するものである。
【0045】
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載のコンテンツ作成方法であって、前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、前記スライドアイコンが、前記コマンド操作を行う度に、当該スライドアイコンの前記属性データに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されるものである。
【0046】
請求項27に記載の発明は、請求項25または請求項26に記載のコンテンツ作成方法であって、前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、前記スライドアイコンに対応する前記スライドについて前記コマンド操作により所定のエフェクトが指定された場合に、当該エフェクトに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されるものである。
【0047】
請求項28に記載の発明は、請求項25に記載のコンテンツ作成方法であって、前記属性データに対応する画像が、前記各スライド中に部分的に使用される素材データの縮小画像であり、当該縮小画像が、前記素材データの導入時点で生成されるものである。
【0050】
請求項29に記載の発明は、請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報が、予め保有されたテンプレート内の初期的な設定情報に基づいて設定されるものである。
【0051】
請求項30に記載の発明は、請求項17ないし請求項29のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、各スライドで指定したエフェクトについて再生を行うためのエフェクト情報を、コンテンツ再生開始前に所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信するものである。
【0052】
請求項31に記載の発明は、請求項17ないし請求項29のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、各スライドの切り替えタイミング及び各スライドで指定したエフェクトの発動を、動画像として所定の汎用フォーマットに変換して所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信するものである。
【0053】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムの画面を示す図、図2はこのコンテンツ作成システムにおいてストーリーボード13に表示された各スライドアイコン12とスライド管理ファイル20との関係を示すブロック図である。尚、この明細書において、「スライド」という用語は、コンテンツを構成する個々のページコンテンツを指し示す。
【0054】
このコンテンツ作成システムは、複数のスライド18で構成されるプレゼンテーション用のコンテンツを作成、変更及び編集するとともに、作成されたコンテンツをプロジェクタでスクリーンに投影したり、有線または無線のネットワークを通じて各端末(図16中の符号31a,31b参照)に向けて配信したり、あるいはCD−ROM等の所定の媒体に記録したりして、プレゼンテーション用機器(即ち、プロジェクタや端末31a,31b)におけるプレゼンテーションを行うことを可能とするものであって、CPU、主メモリ、ハードディスク等のデータ記録媒体、マウス及びキーボード等の入力装置、及びディスプレイ装置等を備えた一般的なパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置において、データ記録媒体内に格納記録されたソフトウェアプログラムに基づいてCPUが動作することで機能する。尚、当該ソフトウェアプログラムは、GUI(graphicaal user interface)を利用でき且つマルチタスク対応のコンピュータ装置内に予め格納された所定のオペレーションシステム上で動作するようになっている。
【0055】
そして、このコンテンツ作成システムでは、図1の如く、ディスプレイ装置の標準的な画面11において、コンテンツを構成する複数のスライド18をそれぞれ形象的に表意するスライドアイコン12が並べて表示されるストーリーボード(第1の画面領域)13と、この各スライドアイコン12のいずれかがマウスでクリックされるなどして特定された場合にそのスライドアイコン12についてそのスライド18の作成及び編集等のコマンド操作を行うためのコマンドメニュータグ(選択子)15を一覧可能に表示するタグボード(第2の画面領域)16と、クリックなどにより特定されたスライドアイコン12について実際に実演用に表示される解像度のスライド18を表示するためのビューワボード(第3の画面領域)19とが、一画面中に同時に表示されるようになっている。
【0056】
ストーリーボード13に表示される各スライドアイコン12は、実際の実演時にプロジェクタまたは各端末31a,31b等のプレゼンテーション用機器に表示される各スライド18が縮小された形象に形成されており、コンテンツ作成者または実演者がスライドアイコン12を見ただけで最終的なスライド18の内容を直接的に確認できるようになっている。
【0057】
各スライドアイコン12には、図2に示すように、それぞれのスライド18についての「スライドの順番」及びハードディスク内等に格納されているスライド管理ファイル20内の「スライド情報へのリンク」といった各スライド18毎の属性データ21が付与されており、これにより、スライドアイコン12は、各スライド18の形象を表示する単なる画像ではなく、スライド18の内容そのものを定義する定義データとして生成されている。
【0058】
尚、上記した「スライド情報へのリンク」については後述する。また、上記の「スライドの順番」は、コンテンツ作成者が作成したシナリオに沿って各スライド18を表示する順序を規定する情報であり、基本的には、横長形状のストーリーボード13内に表示される各スライドアイコン12の左からの配置順序を意味している。そして、このコンテンツ作成システムでは、ストーリーボード13内のスライドアイコン12のいずれかをコンテンツ作成者または実演者がマウスでクリックするなどして特定した場合に、その特定されているスライド18が、ビューワボード19に表示され且つプロジェクタまたは各端末31a,31b等のプレゼンテーション用機器に向けて配信されると共に、その特定されたスライド18がタグボード16内に一覧表示されるコマンドメニュータグ15を用いた制御対象(即ち、スライド18の作成・変更・編集対象)となる。この場合において、「スライドの順番」、即ち、ストーリーボード13内に表示される各スライドアイコン12の左からの配置順序は、コンテンツ作成者または実演者がシナリオに沿って順番に複数のスライド18を切り替えていく場合に、直感的にシナリオを意識しながら各スライド18を実演または編集等する際の重要な要素となるものである。
【0059】
そして、ストーリーボード13においては、各スライドアイコン12をマウスでドラッグする(即ち、いずれかのスライドアイコン12のクリックを継続したままマウスのポインティング位置を移動させてスライドアイコン12の位置を移動させる)ことで、ストーリーボード13内に表示される各スライドアイコン12の左からの配置順序を容易に変更できるようになっている。さらに、いずれかのスライドアイコン12をクリックして特定している際に、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を操作することで、その特定されているスライドアイコン12を削除したり、あるいは、その特定されているスライドアイコン12の左側または右側の所望の隣位置に新たなスライドアイコン12を新規挿入したり、あるいは、任意のスライドアイコン12を別の配置順序の位置に複写(コピー)したりすることを容易に行うことができる。そして、これらのスライドアイコン12の移動、削除、新規挿入または複写が行われると、これらの操作に応じて上述の「スライドの順番」が新たにソート(順列調整)されて変更される。
【0060】
この場合、スライドアイコン12の新規挿入(追加)や削除、順番の入れ替えを行い、その結果を即座にストーリーボード13内に一覧表示するためには、各スライドアイコン12の位置を入れ替え、その直後に表示する必要がある。例えば、スライドアイコン12の新規挿入の場合は、追加されるスライドアイコン12の後ろ(右)側にある全てのスライドアイコン12を後ろへ移動し、空いたところに新しいスライドアイコン12aを記録することになる。これらをコンピュータ装置内のメモリに格納されるデータとしてのスライド情報として見た場合、図3のように、元のスライド情報1〜スライド情報8のメモリ配置に、新しいスライド情報12aをスライド情報4とスライド情報5との間に挿入することになり、スライド情報5〜スライド情報8は、新しいスライドアイコン12aの後ろ側に移動される。
【0061】
削除の場合は逆に、図4の如く、削除されるスライド(図示省略)の後ろにあるスライドの情報(図4中のスライド情報5〜8)をすべて1つ前に移動する必要がある。
【0062】
ここで、順番入れ替えの場合は、主メモリ内の一時領域を使ってスライドの情報の格納位置を変更する必要がある。この方法について、例えば図5に示した手法で処理を行うと仮定する。この図5(a)において、スライド情報2とスライド情報3に相当するスライドアイコン12の順番を入れ替える場合を考える。この場合、まず図5(a)において、スライド情報2を一旦主メモリ等内のスライド情報一時領域22内に格納する。次に、図5(b)において、スライド情報3を複写してこれをスライド情報2の場所に格納する。この時点で、スライド情報一時領域22内には、入れ替え前のスライド情報2が格納されたままである。そして、このスライド情報一時領域22内の情報(スライド情報2)を、図5(c)のように元のスライド情報3の場所に上書きする。このような一連の処理によって、スライド情報2とスライド情報3とが入れ替えられたことになる。
【0063】
しかしながら、このような図5(a)〜(c)に示した処理を行った場合、スライド18の枚数が多くなるほどスライド情報の入れ替え処理が増えてしまい、各スライドアイコン12内に直接「スライドの順番」の情報を持たせてこれを常にソートすることとすると、そのためのコンピュータ装置内の処理に遅延時間を生じることになり、操作者から見てスムーズな操作が行えなくなり、その結果、操作ミスを招きかねず、また操作時間が著しく増大してしまう。
【0064】
そこで、このコンテンツ作成システムにおいては、図6のように、データ更新処理に遅延時間を要するようなハードディスクドライブ内のスライド管理ファイル20に比較的大きなデータ容量のスライド情報の一部のデータとして格納された各スライドアイコン12毎の「スライドの番号」(図2参照)と、データ量の小さい「スライドの順番」の情報とを分けて管理し、スライドが追加されたり削除されたりした場合にも最小の情報を入れ替えるだけですむようにする。その結果、編集者はスムーズな操作が行うことができる。
【0065】
このように、スライド18個々に映像データを含め、そのスライド18に関する情報をすべてスライド18内に持たせ、各スライド18に独立性を持たせたデータ管理の方法を取るが、各スライド18において1つの映像ファイル、1つの説明用資料ファイルとは限らず、複数のファイル(素材データ)から1つの映像ファイルや説明用資料ファイルを参照してもかまわないし、1つのスライド18から複数の映像ファイルや説明用資料ファイルを参照してもかまわない。また、映像データはファイルから取得するだけではなく、ネットワークやパーソナルコンピュータに接続されたカメラや映像機器などから取得してもかまわない。
【0066】
このような各スライド18の情報は、編集中は主メモリ内に配置され、編集が終了した後はハードディスクなどの記録媒体に保存される。
【0067】
ここで、記録媒体上のスライド情報の配置イメージを図7に、個々のスライド情報の内部構成例を図8に示す。各スライド情報は、図8の如く、説明用資料のファイル名、ビデオに設定するエフェクトの種別、サムネイル(スライドアイコン12)を作成するための情報の開始、サムネイルを作成するための情報、サムネイルを作成するための情報の終了、映像のソース番号、ビデオが録画されているファイルの名前、このスライドで使用するビデオの開始位置、このスライドで使用するビデオの終了位置等の情報を有して構成されている。
【0068】
ただし、これらのスライド情報が主メモリに読み込まれた際の配置イメージは図9〜図12のようになる。主メモリの内部においては、図6に示したような「スライドの順番」の情報を持つのではなく、図9〜図12のように、各スライド情報に、その前側にあるスライド情報へのポインタの情報22aと、後ろ側にあるスライド情報へのポインタの情報22bを付与することとし、スライド18が追加されたり削除されたり入れ替えられたりした場合に、それらのポインタの情報22a,22bを入れ替えるだけですむようにしてもよい。尚、前側にあるスライド情報へのポインタの情報22aと後ろ側にあるスライド情報へのポインタの情報22bを総称して前後スライド特定情報と称する。
【0069】
例えば、図10(a)のようなスライド情報1〜8が並んでいたとし、各スライド情報1〜8に、その前側にあるスライド情報へのポインタの情報22aと、後ろ側にあるスライド情報へのポインタの情報22bが付与されているものとする。この時点では、スライド情報1のポインタ情報22b(22b1)として、スライド情報2へのポインタが格納されており、スライド情報2のポインタ情報22a(22a2)としては、スライド情報1へのポインタが格納されている。
【0070】
ここで、図10(b)のように、スライド情報1とスライド情報2の間に、新たなスライド情報12aを新規挿入(追加)する場合、図10(c)の如く、スライド情報1のポインタ情報22b(22b1)として、新規挿入(追加)される新たなスライド情報12aへのポインタをセット(格納)する。同様に、スライド情報2のポインタ情報22a(22a2)としても、追加される新たなスライド情報12aへのポインタをセット(格納)する。新規のスライド情報12aにおいては、ポインタ情報22a(22an)としてスライド情報1へのポインタが、ポインタ情報22b(22bn)としてスライド情報2へのポインタが格納される。そうすると、既存のスライド情報1〜8のうち、情報が変更されるものは、新たなスライド情報12aが追加される前後のスライド情報1とスライド情報2に限られるため、全てのスライドの順番がソートされる場合に比べて、スライドの数が増えても処理量は変わらず、編集者の操作中断時間が発生しない。その結果、編集者はスムーズな操作が行える。
【0071】
また、スライドアイコンの削除の場合を図11に、スライドアイコンの順番入れ替えを図12にそれぞれ示す。これらの場合も、順番が変更される前後のスライド情報について、その「前後のポインタの情報」を変更すれば足りるので、削除されたり順番が変化したりしたスライド情報12c〜12dより後の全てのスライドの順番をソートする必要がなく、スライドの数が増えても処理量は変わらなくなり、編集者の操作中断時間が発生しない。その結果、編集者はスムーズな操作が行える。
【0072】
尚、スライドアイコン12の個数が多くなって、ストーリーボード13のサイズ内に収まりきれない場合は、ストーリーボード13の例えば下端部にスクロールバー13aが表示され、マウスによりスクロールバー13aの位置を動かすだけでストーリーボード13が左右にスクロールするようになっている。これにより、ストーリーボード13からいくつかのスライドアイコン12がはみ出しても、そのはみ出したスライドアイコン12をストーリーボード13をスクロールさせることで画面に表示してから容易にクリックすることが可能となる。
【0073】
ここで、このコンテンツ作成システムでは、スライドアイコン12を新規に作成または新規挿入する際の作業の容易性を高めるために、図13に示すようなテンプレート23としての基本アイコン23aが用意されており、上記したスライドアイコン12は、基本アイコン23aを基にして、その部分的な表示画像やエフェクトを付加するようにして生成される。この基本アイコン23aは、予め用意されているテンプレート23と称される書式データに関連づけて、ハードディスク等の記録媒体内に予め格納されている。即ち、このコンテンツ作成システムでは、基本アイコン23aとしての画像データ、各スライド18に使用される素材データの種類(文字情報であるか動画像であるか静止画であるか等)、当該素材データについての設定パラメータ、当該素材データのレイアウト配置、及びこれらのデータ群に適したデータフォーマット等を予め定義しておいたテンプレート23が用意されており、コンテンツ作成者がマウスでクリックするなどしてテンプレート23を選択したときに、各スライド18に使用される素材データの種類、当該素材データについての設定パラメータ、及び当該素材データのレイアウト配置等、スライドアイコン12の画像フォーマット等のデータフォーマットが決定され、コンテンツ作成者は、かかるデータフォーマットに沿って、図1に示したタグボード16内に一覧表示されるコマンドメニュータグ15を選択しながら属性データ21に係る各種の入力項目を入力していくだけで、スライド18の内容が生成されると共に、スライドアイコン12の画像及び属性データ21が決定される。
【0074】
尚、スライドアイコン12として表示される画像は、例えば、各種の素材データが特定されたり、その素材データについてのエフェクト等の設定情報等が入力されたりした時点で、その都度、各素材データの表示画像をキャプチャし、またエフェクトを表意する記号画像をハードディスク等の所定の記録媒体から呼び出すなどして生成される。
【0075】
ただし、上述のようにコンピュータ装置のディスプレイ装置の画面内の一部であるストーリーボード13に複数のスライドアイコン12が並べて表示される必要があることから、このスライドアイコン12の表示画像としての解像度は、図1の如く、実際に実演用にプロジェクタや端末31a,31b等のプレゼンテーション用機器に表示されるスライド18の解像度(即ち、ビューワボード19に表示されるスライド18の解像度)よりも低く設定される。したがって、上述のように基本アイコン23aとしての基の画像に、実際に特定された各素材データの画像を付加する際には、各素材データの画像をキャプチャした後、この画像の画素を間引いて基本アイコン23aのサイズに対応べく解像度変換を行った後に、基本アイコン23aの上に各素材データの縮小画像のレイヤーを重ね合わせるようにしてスライドアイコン12を生成する。基本アイコン23a上のレイヤー画像としての各素材データの縮小画像の重ね合わせ位置は、基本アイコン23aにおいて予め定義されている各素材データの配置位置の情報がそのまま適用される。
【0076】
この場合、図1のようにスライド18の編集を行った結果を、ビューワボード19(視聴者と同じサイズのスライド表示画面:第3の画面領域)とストーリーボード13(スライドアイコン12の一覧が表示される画面:第1の画面領域)の両方に表示する場合、視聴者と同じ画面サイズのビューワボード19での表示のためにスライド18への変更を反映し、同時にストーリーボード13への表示のために各スライドアイコン12内の縮小画像の縮小処理及び表示処理やエフェクトイメージの記号化を行うなどの様々な処理を実行する必要がある。このように編集を行うたびにスライドの縮小処理を行っていたのでは、使用されるコンピュータ装置の処理負荷が大きくなり、ストーリーボード13への反映が遅くなりその結果、図19及び図20に示した従来においては、視聴者と同じサイズのスライド18とスライドアイコン12とを同時に表示することが実質上困難であり、縮小画像を含むスライドアイコン12の一覧表示を行っている間、編集者は編集操作を中断しなければならないのは極めて不便であり、時間的なロスがあった。
【0077】
具体的に、仮に従来のアプリケーションプログラム(PowerPoint(商標)2002等)のように、図14のような一連の処理を行うと仮定する(提案例)。この従来に類似する処理においては、ステップS101で元のスライド18があったとし、静止データや動画データ等のグラフィックインポート処理(S102)を行った後、各素材データをキャプチャしてJPEGファイルを生成する(S103)。このステップS101〜S103の処理は画像取り込み処理区間に該当する。その後、ステップS104で、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を使ってコンテンツの編集処理を行い、ステップS105でプレゼンテーションデータ(新たなスライド18及び各素材データ)が作成され、ステップS106でビューワボード19にスライド18が表示される。このステップS104〜S106の処理はスライド編集処理区間に該当する。しかる後、ステップS103で作成された素材データの縮小画像としてのJPEG画像を縮小処理してスライドアイコン12用の縮小画像を生成し(ステップS107)、ステップS108のエフェクトイメージ作成処理を経て、ステップS109でスライドアイコン12の作成処理を行い、このスライドアイコン12をストーリーボード13内に表示する(ステップS110)。このステップS107〜S110の処理はストーリーボード更新処理区間に該当する。
【0078】
かかる図14のような一連の処理手順を採用すると、何らかの編集作業を行うたびに操作を中断しなければならず、図1のように一画面中にストーリーボード13とビューワボード19とを両方同時に表示する場合は、ステップS106のスライド表示処理から、最終的にストーリーボード13内にスライドアイコン12が表示されるまでに、ステップS107〜ステップS110のストーリーボード更新処理区間の分だけ遅延時間が生じてしまい、操作者の体感上、スムーズな処理が行われないことが問題となる。このような処理は、従来のアプリケーションプログラム(PowerPoint(商標)2002等)のように、図19の標準モードのモード画面と図20のプレビュー表示モードのモード画面とが切り替えられるような場合には問題とならなかったが、図1のように一画面中にストーリーボード13とビューワボード19とを両方同時に表示する場合は、無視できない問題となる。
【0079】
そこで、このコンテンツ作成システムにおいては、図15の如く、スライドアイコン12のベースとなる縮小画像としての基本アイコン23aを予め基本アイコンファイル23d内に保有しておき、各スライド18で固有となる部分(素材データの縮小画像とエフェクト)のみを変更して表示する。具体的に、ステップS102でグラフィック等をインポートした瞬間に、画像取り込み処理区間内のキャプチャ処理(S103)に併行して、同時にステップS103aでJPEG画像縮小処理し、且つステップS103bで縮小JPEGファイルの保存処理を実行する。このようにすることで、ステップS103が処理された後、スライド編集処理区間(ステップS104〜S106)が終了した時点で、既にスライドアイコン12用の各素材データの縮小画像が完成していることになり、後は、ステップS108のエフェクトイメージ作成処理を行った後、既に保有されている基本アイコン23aを読み込んでレイヤーとして重ね合わせるだけで、スライドアイコン12の表示処理が完了する(ステップS110)。ここで、ステップS102のグラフィックのインポート処理は頻繁に行われるものではなく、通常プレゼンテーション作成の最初に行われる。したがって、操作者は、ステップS102のグラフィックのインポート処理時のみ待ち時間が発生することとなり、スライド18編集処理区間(ステップS104〜と106)から最終的にスライドアイコン12の表示処理(ステップS110)が終了するまでの体感的な待ち時間が大幅に低減されるため、図1のように一画面中にストーリーボード13とビューワボード19とを両方同時に表示する場合に、遅延ストレスのない操作を行うことが可能となる。
【0080】
また、素材データが動画データである場合は、最初のフレームのみが静止画としてキャプチャされ、これを縮小画像に解像度変換してもよいし、あるいは動画データである旨を表意するために予め用意された所定の記号を示す画像データを使用してもよい。
【0081】
このように、このコンテンツ作成システムでは、図2の如く、各スライドアイコン12自体が、使用される素材データやその設定情報といった属性データ21を有していることから、図1の如く、コマンドメニュータグ15の操作で各スライド18を作成・変更・編集すると同時に、スライドアイコン12の形象とビューワボード19に表示されるスライド18との両方が同時に決定され、その決定されたスライドアイコン12の新しい形象がストーリーボード13内にリアルタイムに(即ち、実時間タイミングで)表示される。
【0082】
ここで、図2において、属性データ21内の「スライド情報へのリンク」で関連づけられている「スライド情報」は、図8に示した通り、各スライド18を統合的に定義するとともに、スライド18側からスライドアイコン12への対応付けを行うための情報であり、具体的な内容としては、「スライドの番号」、「スライドの名前(インデクス)」、「グラフィックファイル名」、「表示するウェブページへのリンク情報」、及び「トランジション(画面転換)の種類」等の情報を有して、上述のように、ハードディスクドライブ等の記録媒体内にデータベースとして格納される。
【0083】
このうち「スライドの番号」は、テンプレート23で基本アイコン23aを指定するなどして、新規にスライド18が作成される都度、所定の規則に沿ってシリアル番号として付与された特定識別用のコード番号である。この「スライドの番号」は、一旦作成が開始されると、その後に当該スライド18自身が変更・編集がなされても変化しないものとして取り扱われる。
【0084】
「スライドの名前(インデクス)」は、コンテンツ作成者によるコマンドメニュータグ15での操作によって入力される文字情報である。
【0085】
「グラフィックファイル名」は、スライドアイコン12に使用される表示画像のファイル名であり、上述のように基本アイコン23a及び当該基本アイコン23a上にレイヤー表示される各素材データの縮小画像等で構成される画像データ群のそれぞれのファイル名が含まれ、上述のように、基本アイコン23aで定義されているレイヤーの重ね合わせ位置と、各素材データの縮小画像とが対応づけ情報も併せて格納される。
【0086】
「表示するウェブページへのリンク情報」は、各スライド18において使用されるウェブページのリンク先を示す情報である。ここで、スライド18に使用されるウェブページは、例えばXMLファイルが使用されており、このXMLファイルにおいて、実際に使用される各素材データの格納場所及びファイル名、これらの素材データのスライド18内でのレイアウト配置情報、及びこれらの素材データの表示や再生にかかるタイミング情報やエフェクト情報等の種々の項目が、XMLタグなどによって定義付けられているものである。
【0087】
この他、スライド情報としては、プレゼンテーション時に各スライド18を特定して再生するタイミングを規定するデータが含まれる。かかるデータとしては、例えば、各スライド18の再生が開始されてから次のスライド18に切り替わるまでの再生時間が適用される。かかるデータを使用すれば、プレゼンテーション時に次々とスライド18を切り替えていく過程で、各スライド18においてそれぞれの再生時間が終了した時点で、「スライドの順番」の情報で定義されている後続のスライド18を呼び出して切り替えるだけで、スライド18を自動的に切り替えて次々と再生することが可能となる。
【0088】
尚、素材データとして使用されるファイル形式としては、テキストデータ等の文字データと、JPEG形式、GIF形式またはTIFF形式等の静止画データと、AVI形式、MOV形式またはMP2形式等の動画データと、WAV形式またはMID形式等の音声データといった、例えば従来と同様のものが含まれて適用される。これらの素材データは、コンテンツ作成システムが搭載されているコンピュータ装置のハードディスクドライブ内に格納されていてもよいし、あるいは、LANまたはインターネット等のWANに接続されている別のコンピュータ装置内に格納されていてもよく、これらの素材データが、上述のXMLファイル内にXMLタグとして定義された素材データの格納場所及びファイル名に基づいて呼び出されることになる。
【0089】
また、例えば図16の如く、カメラ27がLAN28に接続されるなどしてコンテンツ作成システムであるコンピュータ装置29に接続されている場合は、このカメラ27で撮像した動画データまたは静止画データをスライド18内で素材データとして使用すべく、コンピュータ装置29内のハードディスクドライブまたは所望のネットワークサーバーにファイル名を付与して記録し(録画)、プレゼンテーション時に再生できる状態に設定してもよい。この場合において、カメラ27にマイクロフォン装置27aが実装されている場合は、このマイクロフォン装置27aに入力された音声データをも併せてコンピュータ装置29内のハードディスクドライブやネットワークサーバー等に記録する。
【0090】
さらに、カメラ27で撮像された動画データ等を予めハードディスクドライブネットワークサーバー等に記録しておくのではなく、図16のように、カメラ27及びマイクロフォン装置27aで撮像・音声入力中のリアルタイムの映像やリアルタイム音声を、プレゼンテーション時に、テンプレート23内の動画データ配置領域に配置したりしてストリーミング動画・音声情報として各端末31a,31bに配信するなどを行ってもよい。この場合は、カメラ27で撮像されている最中のリアルタイムの動画及びマイクロフォン装置27aで入力された音声情報は、素材データとして取り扱われる。
【0091】
また、カメラ27で撮像される映像のズーム・パン及びチルト等の制御情報は、初期的な設定情報として、テンプレート23として予め設定されたものがそのまま使用される。カメラ27で撮像された映像をトリミングしてディジタル的な画像編集により切り出してズーム・パン及びチルト等を行う場合は、カメラ27で撮像された映像がコンテンツ作成システム(コンピュータ装置29)に送信されてきた後に、テンプレート23で定義されたズーム・パン及びチルト等の制御情報に基づいてトリミング等の画像処理を行い、この画像処理後の映像を素材データとして使用する。また、カメラ27が、ネットワークを通じてシリアル信号としてのカメラ制御信号を与えることでズーム・パン及びチルト等の制御を行うことが可能な場合は、コンテンツ作成システム(コンピュータ装置29)から当該カメラ制御信号をLAN28等のネットワークを通じて送信する。かかるカメラ制御信号の送信は、コンテンツ作成システムの動作を規定するアプリケーションプログラムの機能要素によって実現される。尚、カメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御を、テンプレート23で規定されたものから変更したい場合は、操作者は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15でカメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御情報を変更入力できるようになっている。
【0092】
「トランジションの種類」は、各スライド18が表示・再生されてプレゼンテーションが行われる際に、その時点まで表示されているスライド18から新たに切り替わるスライド18に変化する際の現れ方の効果の種類であって、例えば、フェードイン、フェードアウト、クロスディゾルブ及びオーバーラップ等があり、これらの種類が所定のトランジション種類コードによって特定されて格納される。
【0093】
図1に戻り、タグボード16内に一覧表示されるコマンドメニュータグ15は、コンテンツ作成者がマウスでクリックするなどして選択的に操作を行うためのアイコン15aと、そのアイコン15aに係るコマンドの機能を示すタイトル文字情報15bとを有しており、これらのアイコン15aはツリー構造に階層化されている。
【0094】
そして、コンテンツ作成者がいずれかのアイコン15aをマウスでクリックして特定したときに、さらにその下の階層のコマンドメニューが表示され、最下層のコマンドが特定されたときには、例えば、ポップアップウインドウまたはフローティングウィンドウと称されるダイアログボックスがディスプレイ装置の前面に重ねて表示され、このダイアログボックスにおいて様々なGUI操作を実行できるようになっている。例えば、上述した図13のテンプレート23を選択する画面は、タグボード16内に一覧表示されたコマンドメニュータグ15のうち、テンプレート23を選択するためのコマンドを選択したときに、図1に示した標準画面の上に重ねてダイアログボックスとして表示されるものである。
【0095】
尚、コマンドメニュータグ15の種類としては、上述したテンプレート23の選択の他、各スライド18内で使用する各種の素材データの格納場所及びファイル名の入力用ダイアログボックスの呼び出し、その素材データについて及ぼしたいエフェクト効果の種類を入力するためのダイアログボックスの呼び出し、スライドアイコン12の削除、新規挿入または複写等の操作コマンド、「スライドの名前(インデクス)」及び「トランジションの種類」等の各種のスライド情報の入力(「スライド情報へのリンク」の情報の入力)のためのダイアログボックスの呼び出し等がある。これらによって必要な場合には、それぞれ対応したダイアログボックがアクティブな状態で表示され、この状態でマウスやキーボード等により所望の入力作業を行うことで、コンテンツの作成、変更及び編集の全ての作業を行うことができる。
【0096】
また、図16のようにカメラ27が活用できる場合に、このカメラ27で撮像した動画データまたは静止画データを素材データに利用するために録画開始及び録画終了を指示するためのコマンドや、あるいは、リアルタイムに実演するためにストリーミング動画として取り込んで再生(Live再生)するためのコマンドも備えられている。この場合、カメラ27が複数存在したり、カメラ27がLAN28やインターネット32に接続されているカメラサーバーである場合に対応するため、そのカメラ27を特定するための情報(例えば、各カメラ27がそれぞれ個別にIPアドレスが付与されているカメラサーバーである場合には、そのIPアドレス)を、予め各テンプレート23内に格納しておき、いずれかのテンプレート23を選択するだけでいずれかのカメラ27を選択することができるようにしている。さらに、カメラ27を特定するための情報を、テンプレート23で規定されたものから変更したい場合は、操作者は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15でカメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御情報を変更入力できるようになっている。この場合には、カメラ(カメラサーバー)27の通信上のリンク先(IPアドレス)等を、コマンドメニュータグ15の操作によってダイアログボックスを呼び出すことにより、そのダイアログボックス内の所定の入力項目内にキーボード等で入力できるようになっている。
【0097】
そして、コマンドメニュータグ15には、上述のように、プレゼンテーション時に各スライド18を特定して再生するタイミングを規定するデータを指定するための操作コマンドも用意されている。かかる各スライド18の再生タイミングのデータは、例えば各スライド18の再生開始から後続のスライド18に切り替わるまでの再生時間として指定される。尚、上述したようにカメラ27で撮像した動画映像を各スライド18に対応づけて録画した場合には、コマンドメニュータグ15を操作しなくても、その各スライド18毎に録画した動画映像の再生時間がそのスライド18の再生時間としてそのままスライド情報に格納される。
【0098】
また、既にストーリーボード13内に表示されているスライドアイコン12を特定した状態で、上述のテンプレート23の指定をタグボード16内のコマンドメニュータグ15で実行した場合は、スライド18のレイアウトが新たに特定されたテンプレート23のレイアウトに変更するようにもなっている。
【0099】
さらに、コマンドメニュータグ15は、作成されたコンテンツを、単一のファイルとして生成し、あるいは、複数のファイルからなるファイル群として、コンピュータ装置29内のハードディスクドライブ内に格納するためのコマンドを有しており、さらに、これらのコンテンツとしてのファイルまたはファイル群を、任意のネットワークサーバーにアップロードするためのコマンドをも有している。これらのハードディスクドライブ内への格納またはネットワークサーバーへのアップロードは、それぞれの機能に対応して用意されたダイアログボックスを呼び出して、その格納場所(ハードディスクドライブ内のディレクトリまたはアップロード先のURL)を指定できるようになっている。
【0100】
ここで、コンテンツ内のエフェクトについて説明する。図17及び図18の如く、聴衆側41と発表者側42で同じスライド18を視聴するためには、両者で同じ処理を行う必要がある。そのために、プレゼンテーションを構成しているスライド情報43に加えて、エフェクトに必要なエフェクト情報44とエフェクト処理を行うレンダリングエンジン45をコンテンツ作成システム内に保有せしめている。このレンダリングエンジン45は、図17及び図18の如く、プレゼンテーションの一部としてネットワークに接続された聴衆側41のパーソナルコンピュータ(閲覧端末)内に送信し、この閲覧端末内のレンダリングエンジン45を用いて各種のエフェクトを再生するようにしてもよいし、あるいは、コンテンツ作成システム内のレンダリングエンジンで再生したエフェクトを、所定のエンコーダ(図示省略)を使用して各スライド18自体と併せて、拡張子がwmvやrmのファイルといった汎用フォーマットに変換し、この汎用フォーマットのファイルをネットワークを通じて聴衆側41の汎用プレーヤーで再生するようにしてもよい。そして聴衆側41と発表者側42において、スライド18を表示すると共に、これらを使用して映像データに対してエフェクトをかける。このような仕組みを設けることで、聴衆側41と発表者側42とで全く同じエフェクト処理がなされたコンテンツを再生できる。
【0101】
ただし、レンダリングエンジン45自体を視聴側41に送信してしまう場合、スライド18を切り替えるたびにスライド情報43、エフェクト情報44を送信していたのでは、スムーズなスライド18の切り替えが行えない。そこで、エフェクト情報44は、図17の如く、プレゼンテーションの開始前(例えば、プレゼンテーション開始が指定された時点から実際にプレゼンテーションが開始される直前まで)にレンダリングエンジン45と共にまとめて送信し、スライド18の切り替え時には、図18の如く、スライド情報43のみを聴衆側41に送信する。スライド情報43にはエフェクト情報44へのリンクを含めておき、スライド18の切り替え時にそのリンクを参照してレンダリングエンジン45を実行する。また、聴衆側41で行う一連の内容を同一パーソナルコンピュータ内でも行える。
【0102】
プレゼンテーションの開始前に送信されるエフェクト情報44としては、映像と合成するオブジェクトの形、色、大きさ、映像と合成するオブジェクト移動速度、移動方向、映像と合成する文字列のフォント、色、大きさ、映像と合成して表示する静止画のサイズ、位置、テキストを移動させながら表示する際の移動速度、移動方向、テキストの表示形式(センタリングや右寄せなど)、映像と合成するオブジェクトの透過率、映像と合成するテキストの透過率、オブジェクトの影の有無、色、大きさ、透過率、スライド式トランジション時のスライド18の移動速度、移動方向、ディゾルブ式トランジション時のスライド18の透過速度、クロマキー合成(画面内の青い領域に別の静止画または動画像を填め込む処理)等を指定する情報がある。プレゼンテーション時には、これらのエフェクト情報44を、スライド情報43から参照して使用することになる。このような仕組みを設けることで、聴衆と発表者は全く同じ処理を行うため、全く同じスライド18を視聴することができる。
【0103】
そして、コマンドメニュータグ15を用いたコマンド操作により所定のエフェクトが指定された場合に、当該エフェクトに対応する画像(記号画像)が、前記基本アイコン上23aに重ね合わせた状態で、スライドアイコン12がストーリーボード13内に表示される。
【0104】
上記のコンテンツ作成システムの使用方法を、図16の接続環境を例に挙げて説明する。尚、上述のテンプレート23は、所定の制作者によって予め作成されてコンピュータ装置29のハードディスクドライブ内に記録されているものとし、また、ここでは各種の素材データがコンピュータ装置29等に予め格納されているものとする。尚、この使用方法の例では、コンテンツ作成者と実演者が同一人物(以下、単に「操作者」と称することにする)であることを前提に説明を進める。
【0105】
初期段階では、図1に示した標準画面のストーリーボード13内には、まだスライドアイコン12がひとつも表示されておらず、またビューワボード19は空白のままである。操作者は、スライド18のひとつを作成する。この場合、操作者は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を操作し、図13に示したテンプレート23を選択するためのダイアログボックスを呼び出す。そして、いずれかの基本アイコン23aをクリックしてテンプレート23のひとつを特定する。
【0106】
そうすると、図1に示した標準画面において、ストーリーボード13内に、先に特定した基本アイコン23aそのままの同一の画像がスライドアイコン12として表示される。これとともに、ビューワボード19に、テンプレート23で定義されているレイアウト配置だけが設定されている状態の作成途中段階のスライド18が表示される。このスライド18は、テンプレート23で定義されているXMLファイルの作成前の初期状態(ひな形状態)そのままである。
【0107】
次に操作者は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を操作し、テンプレート23に用意されている素材データの種類に応じて、各素材データの格納場所、ファイル名及びエフェクトの種類等を特定する。
【0108】
ここで、図16のような接続環境においては、動画撮像用カメラ27がLAN28を通じてコンピュータ装置29に接続されているおり、必要に応じて、カメラ27で撮像した動画データまたは静止画データをLAN28を通じて受信し、これをスライド18内で素材データとして使用すべく、コンピュータ装置29内のハードディスクドライブまたは所望のネットワークサーバー内にファイル名を付与して記録(録画)する。また、マイクロフォン装置27aに入力された音声情報も同様に、LAN28を通じて受信し、これをスライド18内で素材データとして使用すべく、コンピュータ装置29内のハードディスクドライブまたはネットワークサーバー内にファイル名を付与して記録(録画)する。
【0109】
あるいは、カメラ(カメラサーバー)27及びマイクロフォン装置27aで撮像・音声入力される映像情報・音声情報を、リアルタイムの映像及びリアルタイム音声として実演したい場合には、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を操作して、カメラ(マイクロフォン装置27a付きカメラサーバー)27のURLを指定しておくだけにとどめる。
【0110】
尚、カメラ27で撮像される映像について、ズーム・パン及びチルト等の制御情報は、テンプレート23として予め設定されたものがそのまま使用される。カメラ27で撮像された映像をトリミングしてディジタル的な画像編集により切り出してズーム・パン及びチルト等を行う場合は、カメラ27で撮像された映像がコンテンツ作成システム(コンピュータ装置29)に送信されてきた後に、テンプレート23で定義されたズーム・パン及びチルト等の制御情報に基づいてトリミング等の画像処理を行い、この画像処理後の映像を素材データとして使用する。また、カメラ27が、ネットワークを通じてシリアル信号としてのカメラ制御信号を与えることでズーム・パン及びチルト等の制御を行うことが可能な場合は、コンテンツ作成システム(コンピュータ装置29)から当該カメラ制御信号をLAN28等のネットワークを通じて送信する。ただし、カメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御を、テンプレート23で規定されたものから変更したい場合は、操作者は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15でカメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御情報を変更入力すればよい。
【0111】
このようにして一枚のスライド18について、様々なスライド情報を含む属性データ21(図2)を入力したり変更したりするたびに、スライドアイコン12内の属性データ21が更新され、またスライド管理ファイル20内のスライド情報が更新格納される。
【0112】
これとほぼ同期して、図1に示した標準画面において、ストーリーボード13内に表示されているスライドアイコン12と、ビューワボード19内に表示されているスライド18とが、タグボード16内のコマンドメニュータグ15で操作された通りに変化する。即ち、コマンドメニュータグ15を用いたコマンド操作により、各種素材データやエフェクトが指定された場合に、これらの素材データやエフェクトに対応する画像が、基本アイコン上23aに重ね合わせた状態で、スライドアイコン12がストーリーボード13内に表示される。
【0113】
このようにして一枚目のスライド18が作成された後、操作者は、同様にして次々とスライド18を作成する。そうすると、図1に示したように、ストーリーボード13内には複数のスライドアイコン12が並べて表示された状態になる。
【0114】
このスライドアイコン12の並び順序は、初期的には、順次にスライド18が作成された順番通りに「スライドの順番」が決定され、図2に示した属性データ21の一部としてスライドアイコン12のデータ内に格納されるとともに、この「スライドの順番」通りに、ストーリーボード13内で左から順に配置される。
【0115】
また、ストーリーボード13内でスライドアイコン12の移動を行いたい場合は、操作者がマウスでスライドアイコン12をドラッグするだけで、その配置順序を容易に変更できる。さらに、操作者が、いずれかのスライドアイコン12の削除、新規挿入または複写を行いたい場合は、タグボード16内のコマンドメニュータグ15とマウスでの操作により、ストーリーボード13内でスライドアイコン12の削除、新規挿入または複写を容易に実行できる。これらの操作が行われた場合、「スライドの順番」が新たにソート(順列調整)されて適宜変更される。
【0116】
あるいは、図10〜図11の如く、各スライドアイコン12が、ストーリーボード13に表示される配置順序に従って、その前後のスライドアイコン12を特定する前後スライド特定情報22a,22bを保有し、且つ当該前後スライド特定情報22a,22bに基づいてストーリーボード13内に配置され、スライドアイコン12の移動、削除、新規挿入または複写に基づくストーリーボード13内での各スライドアイコン12の位置に対応して、移動、削除、新規挿入または複写のあったスライドアイコン12と、その前後のスライドアイコン12との前後スライド特定情報22a,22bのみが変更されるようにしている場合は、スライドアイコン12の数が多い場合に、移動、削除、新規挿入または複写のあったスライドアイコン12から後の全てのスライドアイコン12の順序をソートして変更する場合に比べて、一部のみの前後スライド特定情報を変更するだけでよくなり、操作者の操作中断時間が発生せずにスムーズな操作が行える。
【0117】
このようにすることで、操作者は、ストーリーボード13内でスライドアイコン12を一覧しながら容易にコンテンツを作成・変更・編集することが可能となる。特に、複数のスライドアイコン12をシナリオに沿って並べて表示しながら、その属性データ21を変更するなどしてコンテンツを作成・変更・編集できるので、シナリオに沿ったコンテンツを作成するのに便利である。
【0118】
そして、動画データを素材データとして使用する場合に、スライドアイコン12の配置順序を入れ替えるだけで(上述のようにストーリーボード13内でスライドアイコン12を移動させるだけで)、そのシナリオを容易に変更できる。したがって、例えば、カメラ27で操作者自身が所定のテーマで説明を行っている映像を撮像して、この映像を時系列的に各スライド18に細切れに区切って録画する場合に、ストーリーボード13内でスライドアイコン12を移動させるだけで、説明順序を極めて容易に変更できる。このことは、一般のビデオ編集と同様の編集作業を、ストーリーボード13内でのドラッグという極めて容易な操作で実行することができることになり、映像編集を効率よく行うことができる。
【0119】
ここで、コンピュータ装置29がLAN28及びインターネット32を通じて閲覧者側の端末31a,31bに接続されている状態で、ストーリーボード13内のスライドアイコン12のいずれかを操作者がマウスでクリックするなどして特定すると、この特定されたスライド18が各端末31a,31bに配信される。そして操作者は、ストーリーボード13内で左から順にスライドアイコン12を次々とクリックするだけで、自己の組み立てたシナリオに沿ったプレゼンテーションの実演を行うことができる。
【0120】
ここで、実演の途中で、スライド18の順番を変更したいときには、クリックの順番を一部変更するだけでよい。
【0121】
あるいは、予め決定しておいた経時的タイミングで、各スライド18を次々に切り替えるような映像(拡張子がmwv形式またはrm形式等の動画等)として配信を行っても良い。
【0122】
かかるプレゼンテーション時には、図17及び図18の如く、レンダリングエンジン45を、プレゼンテーション用コンテンツの一部としてネットワークに接続された聴衆側41のパーソナルコンピュータ(閲覧端末)内に送信し、この閲覧端末内のレンダリングエンジン45を用いて各種のエフェクトを再生するようにしてもよいし、あるいは、コンテンツ作成システム内のレンダリングエンジンで再生したエフェクトを、所定のエンコーダ(図示省略)を使用して各スライド18自体と併せて、拡張子がwmvやrmのファイルといった汎用フォーマットに変換し、この汎用フォーマットのファイルをネットワークを通じて聴衆側41の汎用プレーヤーで再生するようにしてもよい。そして聴衆側41と発表者側42において、スライド18を表示すると共に、これらを使用して映像データに対してエフェクトをかける。
【0123】
尚、レンダリングエンジン45自体を視聴側41に送信する場合は、プレゼンテーションの進行中にスライド18を切り替えるたびにスライド情報43とエフェクト情報44の両方を送信していたのでは、スムーズなスライド18の切り替えが行えないため、エフェクト情報44を、図17の如く、プレゼンテーションの開始前にレンダリングエンジン45と共にまとめて送信し、スライド18の切り替え時には、図18の如く、スライド情報43のみを聴衆側41に送信する。スライド情報43にはエフェクト情報44へのリンクを含めておき、スライド18の切り替え時にそのリンクを参照してレンダリングエンジン45を実行する。
【0124】
また、聴衆側41で行う一連の内容を同一パーソナルコンピュータ内でも全く同様に再生することができる。したがって、プレゼンテーションの進行中に、あるスライドアイコン12が特定されていて当該スライドアイコン12に対応したスライド18を実演している途中で、当該スライド18中の文字を修正したり、一部の素材データを変更したり、あるいはエフェクトを変更するなど、何らかの内容変更を行いたいときには、図1に示した標準画面を別の画面に切り替えることなく、タグボード16内に一覧表示されるコマンドメニュータグ15を操作して、場合によっては関連するダイアログボックスを重ねて表示して入力作業を行うだけで、スライド18の編集を容易に実行することができる。この場合、編集・変更されたスライド18の内容がビューワボード19に表示されるため、操作者(実演者件コンテンツ作成者)は各端末31a,31b側で実演されているスライド18を直に見ながら実演及び編集を行うことができ便利である。さらにプレゼンテーションが進行して、そのスライド18から別のスライド18に移り変わっても、先に既に経過したスライド18に編集を施した内容がスライドアイコン12に反映された形で表示されているので、過去に実演したスライド18と現在またはその後に実演されるスライド18とのシナリオ上のつじつまが合わなくなる事態を容易に防止できる。
【0125】
このように、コンテンツの作成・変更・編集のためのタグボード16とストーリーボード13とが図1のように同一の画面に併せて表示されるため、1人で容易にコンテンツを作成し且つ1人で容易にプレゼンテーションを行うことができる。しかも、コンテンツの全体のレイアウトをいつでもクリック1つで変更できるので、例えば実演中に編集作業を行うなど、極めて効率よく且つ自由度の高いプレゼンテーションを実行することができる。
【0126】
また、プレゼンテーション用のコンテンツとして文字データ、動画データ、静止画データ及び音声データといったマルチメディア対応のものを作成・実演でき、しかもスライド18単位で自由に編集できるので、例えば、発表者の映像を大きく表示したり、発表者の映像と製品の映像を同時に表示したりでき、シナリオを自由に組み替えたりしながら自由にコンテンツを作成・実演できる。
【0127】
また、カメラ27で録画してこれをコンテンツ内に取り込む場合に、カメラ27のズーム・パン及びチルト等の制御情報を、予めテンプレート23のなかに含ませておくことで、特別の設定作業を行わなくても容易に映像の制御を行うことができる。しかも、ズーム・パン及びチルト等の制御を変更したいときには、タグボード16内のコマンドメニュータグ15を操作して変更調整できるため、自由度が損なわれることもない。
【0128】
そして、プレゼンテーション時に各スライド18を特定して再生するタイミングを規定するデータを予め指定しておくことが可能であるため、自動的に次々とスライド18を切り替えてプレゼンテーションを行うことも容易である。この場合において、カメラ27で撮像した動画映像を各スライド18に対応づけて録画しておけば、コンテンツの作成時にコマンドメニュータグ15を操作しなくても、その各スライド18毎に録画した動画映像の再生時間がそのスライド18の再生時間としてそのままスライド情報に格納されるため便利であり、さらに一般のビデオ編集と同様の編集作業を、ストーリーボード13内でのマウスでのドラッグという極めて容易な操作で実行することができることになり、映像編集を極めて効率よく行うことができる。
【0129】
尚、この使用方法の動作例では、図16のように、コンテンツをインターネット32に接続された端末31a,31bに配信する例について説明したが、一定のプレゼンテーション会場でプロジェクタによりスクリーンに投影してプレゼンテーションを行ったり、あるいはCD−ROM等の所定の記録媒体にコンテンツを記録するなどの場合にも同様の効果を得ることはいうまでもない。
【0130】
さらに、上記の使用方法では、カメラ27で撮像した映像を録画してから、これを素材データとして利用する例を説明し、撮像した映像をリアルタイムで配信するなどの動作例を省略したが、スライド18内の一部の領域をリアルタイム映像の領域として使用し、残りの領域について、予め設定しておいた素材データを表示してプレゼンテーションをすれば、上述と同様の効果を得ることは言うまでもない。
【0131】
また、上記実施の形態では、プレゼンテーション用のコンテンツを例に挙げて説明したが、その他、例えば学校の授業をネットワークで配信したり、一般的なウェブコンテンツを配信したりするなどの様々な場面で、閲覧者や視聴者に提供するためのコンテンツを作成するために適用してもよいことは勿論である。
【0132】
さらに、上記実施の形態では、ビューワボード19に、実際に実演用に表示される解像度のスライド18を表示していたが、これに限定されるものではなく、例えば、ビューワボード19に表示されるスライド18の解像度を、実際に実演用に表示される解像度のスライド18よりもディスプレイ装置の表示解像度に合わせて例えば20%程度減少させて表示するなど、スライドアイコン12よりは解像度の高い範囲内である程度の縮小・拡大が可能となっていてもよい。
【0133】
さらにまた、上記実施の形態では、ビューアボード19とストーリーボード13とを同時に表示するようにしていたが、ビューアボード19とストーリーボード13のそれぞれを単独で表示するように切り替え可能としてもよい。
【0134】
また、シナリオ作成における準備・編集・ビデオ撮影は別アプリケーションで行ってもよい。
【0135】
さらに、各スライドアイコン12が有する属性データ21としては、図2に示したように、「スライドの順番」及び「スライド情報へのリンク」を例に挙げたが、各スライド18に実際に埋め込まれるビデオや静止画等の素材データの本体をファイルの内部に内包するよう構成してもよい。
【0136】
【発明の効果】
請求項1及び請求項17に記載の発明によれば、ディスプレイ装置の画面内の所定の第1の画面領域に、各スライドをそれぞれ形象的に表意する複数のスライドアイコンを、シナリオに対応する順序で選択自在に表示し、この第1の画面領域に表示されたスライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を実行することが可能となっているので、一連の複数のスライドをスライドアイコンの一覧表示により全体的に視認しながら、シナリオの進行を十分に考慮して容易にコンテンツを作成できる。特に、請求項1に記載の発明によれば、スライドアイコンを定義するデータが、各スライドの内容を定義づける属性データを保有し、また請求項17に記載の発明によれば、コマンド操作が行われる度に、各スライドアイコンを定義するデータ内に保有されて各スライドの内容を定義づける属性データが、コマンド操作に基づいて変更されるので、コンテンツを作成、変更または編集するたびにそれらの作業の結果がスライドアイコンに即座に反映され、極めて効率よくコンテンツを作成できる。したがって、コンテンツ作成の熟練を要せずに誰でもが容易にコンテンツを作成することが可能となる。
また、例えば外部から入手したような所望の動画映像を、各スライド毎に対応づけて動画データとして録画することが可能とされているので、操作者自身が所定のテーマで説明を行っている映像をカメラで撮像するなどして、この映像を時系列的に各スライド用に細切れに区切って録画することが可能となり、第1の画面領域内でスライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写を行うだけで、細切れとなっている映像の再生順序等を極めて容易に変更できる。このことは、一般のビデオ編集と同様の編集作業を、第1の画面領域内でのドラッグ等の操作という極めて容易な操作で実行することができることになり便利である。
また、プレゼンテーターがプレゼンテーションのシナリオ作成における準備・編集からビデオ撮影を同一のアプリケーションで行うことができる。しかも、動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/またはカメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報をコマンド操作で入力することが可能であるので、各スライドを切り替えながらコンテンツを再生していく際に、カメラのズーム、パン及び/またはチルトを各スライド毎に容易に変更することが可能となる。
【0137】
請求項2及び請求項18に記載の発明によれば、シナリオに沿ったスライドの順番の情報を保有するようになっているので、作成したスライドを後に順番通りに次々と切り替えて手動でまたは自動的に再生することが可能となる。
【0138】
請求項3及び請求項19に記載の発明によれば、スライドの順番の情報が、各スライドアイコンを定義するための大容量のデータとは別のデータとして生成されるので、スライドが追加されたり削除されたりした場合にも最小の情報を入れ替えるだけですむようにする。その結果、編集者はスムーズな操作が行うことができる。
【0139】
請求項4、請求項6、請求項20及び請求項22に記載の発明によれば、スライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写を行うだけで、スライドの順番を容易に変更することができ、極めて効率の良いコンテンツの修正・編集を行うことができる。
【0140】
請求項5及び請求項21に記載の発明によれば、それぞれのスライドアイコンを定義するデータが、スライドのシナリオ通りの順序に対応した前後のスライドアイコンを特定する前後スライド特定情報を保有するので、スライドアイコンの数が多い場合に、移動、削除、新規挿入または複写のあったスライドアイコンから後の全てのスライドアイコンの順序をソートして変更する場合に比べて、一部のみの前後スライド特定情報を変更するだけでよくなり、操作者の操作中断時間が発生せずにスムーズな操作が行える。
【0141】
請求項7及び請求項17に記載の発明によれば、第1の画面領域に表示されたスライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための選択子(コマンドメニュータグ)が選択可能に表示される第2の画面領域を、第1の画面領域に併せて表示するので、コンテンツの作成・変更・編集のための画面と、コンテンツの再生のための画面が同一で済む。このため、一連の複数のスライドをスライドアイコンの一覧表示により全体的に視認しながら、シナリオの進行を十分に考慮して容易にコンテンツを作成でき、例えば、作成中にコンテンツの実演の予行演習を行ったり、あるいは、実演中に咄嗟に編集作業を行うなど、極めて効率よく且つ自由度の高いプレゼンテーションの作成を行うなど極めて便利である。
【0142】
請求項8及び請求項23に記載の発明によれば、コンテンツを作成しながら、そのコンテンツを再生する際のスライドを目視で確認することができ便利である。
【0143】
請求項9及び請求項24に記載の発明によれば、スライドが順次切り替えられるタイミングを規定するデータを生成可能とされるので、そのタイミング通りに次々とスライドを切り替えて自動的にコンテンツを再生していくことが可能となる。
【0144】
請求項10及び請求項25に記載の発明によれば、テンプレートを指定するだけで容易に各スライドを作成できるので、多くのスライドアイコンを一覧表示した状態でも差し支えなく各スライドの作成等を行うことができる。
【0145】
請求項11及び請求項26に記載の発明によれば、各スライドアイコンが各スライドをキャプチャして縮小表示した単なるサムネイルとしての画像ではなく、テンプレートに対応づけられた基本アイコン上に、スライドアイコンの属性データに対応する画像が重ね合わせて第1の画面領域に表示されるので、コマンド操作を行う度に、いちいちスライドの全体をキャプチャして縮小処理してから表示する場合に比べて、編集作業に即応してスライドアイコンを速やかに変更できる。これにより、各スライドの編集を行う際に、遅延ストレスなくして第1の画面領域内でのスライドアイコンの表示を行うことができる。
【0146】
請求項12及び請求項27に記載の発明によれば、各スライドについて指定したエフェクトを各スライドアイコンに容易に表意することができ、ストーリーボードを見ただけで各種エフェクトが指定されているかどうかを認識でき便利である。
【0147】
請求項13及び請求項28に記載の発明によれば、属性データに対応する画像が、各スライド中に部分的に使用される素材データの縮小画像であり、当該縮小画像が、素材データの導入(インポート処理)時点で生成されるので、スライドを編集した時点既にスライドアイコン用の各素材データの縮小画像が完成していることになり、その後はエフェクトイメージ作成処理を行って、既に保有されている基本アイコンを読み込んでレイヤーとして重ね合わせるだけで、スライドアイコンの表示処理が完了する。ここで、素材データのインポート処理は頻繁に行われるものではなく、通常プレゼンテーション作成の最初に行われる。したがって、操作者は、素材データのインポート処理時のみ待ち時間が発生することとなり、スライドの編集から最終的にスライドアイコンの表示処理が終了するまでの体感的な待ち時間が大幅に低減されるため、一画面中に第1の画面領域と第3の画面領域とを両方同時に表示する場合に、遅延ストレスのない操作を行うことが可能となる。
【0150】
請求項14及び請求項29に記載の発明によれば、動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/またはカメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報を、予め保有されたテンプレート内の初期的な設定情報に基づいて設定することが可能であるので、テンプレートを指定するだけで所望のカメラの特定やカメラのズーム、パン及び/またはチルト等の設定を容易に調整でき便利である。
【0151】
請求項15及び請求項30に記載の発明によれば、エフェクト情報をプレゼンテーションの開始前にまとめて送信するので、スライドの切り替え時には、エフェクト情報を除くスライドの情報のみを聴衆側に送信することができ、スライドを次々と切り替えるたびに、スライドの情報とエフェクト情報の両方を送信していく場合に比べて、スムーズなスライドの切り替えを行うことができる。
【0152】
請求項16及び請求項31に記載の発明によれば、各スライドの切り替えタイミング及び各スライドで指定したエフェクトの発動を、動画像として所定の汎用フォーマットに変換して所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信するので、各閲覧用の端末ではエフェクトを再生するための専用のレンダリングエンジンなどを予め用意しておく必要が無くなり便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムの標準的な画面の一例を示す図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムにおけるスライドアイコンについてのデータ構成を示すブロック図である。
【図3】スライドアイコンの移動処理の概念を示す図である。
【図4】スライドアイコンの削除処理の概念を示す図である。
【図5】スライドアイコンの順番入れ替えの一般的な方法を示す図である。
【図6】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムにおけるスライドアイコンの新規挿入処理の概念を示す図である。
【図7】記録媒体上のスライド情報の配置イメージを示す図である。
【図8】個々のスライド情報の内部構造をを示す図である。
【図9】メモリ内でのスライド情報の配置イメージを示す図である。
【図10】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムにおけるスライドアイコンの新規挿入処理の概念を示す図である。
【図11】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムにおけるスライドアイコンの削除の概念を示す図である。
【図12】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムにおけるスライドアイコンの順番入れ替えの概念を示す図である。
【図13】テンプレート選択用のダイアログボックスの一例を示す図である。
【図14】スライドの編集処理とスライドアイコンの生成とのタイミングの提案例を示す図である。
【図15】スライドの編集処理とスライドアイコンの生成とのタイミングの望ましい例を示す図である。
【図16】この発明の一の実施の形態に係るコンテンツ作成システムとコンテンツが配信される端末とがネットワークを介して接続されている状態を示すブロック図である。
【図17】プレゼンテーション開始時におけるスライド表示の流れを示す図である。
【図18】スライド切り替え時におけるスライド表示の流れを示す図である。
【図19】従来のコンテンツ作成用の画面を示す図である。
【図20】従来において既に作成されたスライドの縮小画像を一覧表示したプレビュー画面を示す図である。
【符号の説明】
11 画面
12 スライドアイコン
13 ストーリーボード(第1の画面領域)
13a スクロールバー
15 コマンドメニュータグ
16 タグボード(第2の画面領域)
18 スライド
19 ビューワボード(第3の画面領域)
20 スライド管理ファイル
21 属性データ
23 テンプレート
23a 基本アイコン
27 カメラ
27 動画撮像用カメラ
27a マイクロフォン装置
29 コンピュータ装置
31a,31b 端末
32 インターネット
28 LAN
43 スライド情報
44 エフェクト情報

Claims (31)

  1. 所望のシナリオに沿った複数のスライドから構成されるコンテンツを、ディスプレイ装置を備えたコンピュータ装置を用いて作成するコンテンツ作成システムであって、
    前記ディスプレイ装置の画面内の所定の第1の画面領域に、前記各スライドをそれぞれ形象的に表意する複数のスライドアイコンを、前記シナリオに対応する順序で選択自在に表示可能とされた第1の機能と、
    前記各スライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための第2の機能と
    を少なくとも有し、
    前記各スライドアイコンを定義するデータが、前記各スライドの内容を定義づける属性データを保有し、
    所望の動画映像を、前記各スライドアイコンに対応づけられた動画データとして録画可能とされ、
    前記第2の機能に、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報をコマンド操作で入力する機能が含まれることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記シナリオに沿った前記スライドの順番の情報を保有することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記順番の情報が、前記各スライドアイコンを定義するデータとは別のデータとして保有されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記スライドアイコンが、前記順番の情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、
    前記第1の画面領域において、入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写が可能とされ、
    前記スライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写に基づく前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、前記順番の情報が更新されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  5. 請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、
    それぞれの前記スライドアイコンを定義するデータが、前記スライドの前記シナリオ通りの順序に対応した前後のスライドアイコンを特定する前後スライド特定情報を保有することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ作成システムであって、
    複数の前記スライドアイコンが、前記前後スライド特定情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、
    前記第1の画面領域において、入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写が可能とされ、
    前記スライドアイコンの移動、削除、新規挿入または複写に基づく前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、移動、削除、新規挿入または複写のあったスライドアイコンと、その前後のスライドアイコンとの前記前後スライド特定情報のみが変更されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記第2の機能が、前記各スライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための選択子が選択可能に表示される第2の画面領域を、前記第1の画面領域に併せて表示することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    選択された前記スライドアイコンに対応するスライドを表示するための第3の画面領域を表示する第3の機能をさらに有することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記スライドが順次切り替えられるタイミングを規定するデータを生成可能とされるコンテンツ作成システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記スライドのフォーマットが予め定義されたテンプレートが予め保有され、前記第2の機能が、前記コマンド操作に基づいて、前記各スライド毎の前記テンプレートに対応したデータを生成することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  11. 請求項10に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、
    前記スライドアイコンが、前記コマンド操作を行う度に、当該スライドアイコンの前記属性データに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  12. 請求項10または請求項11に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、
    前記スライドアイコンに対応する前記スライドについて前記コマンド操作により所定のエフェクトが指定された場合に、当該エフェクトに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  13. 請求項10に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記属性データに対応する画像が、前記各スライド中に部分的に使用される素材データの縮小画像であり、当該縮小画像が、前記素材データの導入時点で生成されることを特徴とするコンテンツ作成システム。
  14. 請求項1に記載のコンテンツ作成システムであって、
    前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報が、予め保有されたテンプレート内に格納されたことを特徴とするコンテンツ作成システム。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    各スライドで指定したエフェクトについて再生を行うためのエフェクト情報を、コンテンツ再生開始前に所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信する機能をさらに有することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  16. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンテンツ作成システムであって、
    各スライドの切り替えタイミング及び各スライドで指定したエフェクトの発動を、動画像として所定の汎用フォーマットに変換して所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信する機能をさらに有することを特徴とするコンテンツ作成システム。
  17. 所望のシナリオに沿った複数のスライドから構成されるコンテンツを、ディスプレイ装置を備えたコンピュータ装置を用いて作成するコンテンツ作成方法であって、
    前記コンピュータ装置は、
    前記ディスプレイ装置の画面内の所定の第1の画面領域に、前記各スライドをそれぞれ形象的に表意する複数のスライドアイコンを、前記シナリオに対応する順序で選択自在に表示し、
    前記第1の画面領域に表示された前記スライドアイコンのいずれかが選択された場合に、その選択されたスライドアイコンに係るスライドの作成及び編集等のコマンド操作を行うための選択子が選択可能に表示される第2の画面領域を、前記第1の画面領域に併せて表示し、
    前記選択子により前記コマンド操作が行われる度に、前記各スライドアイコンを定義するデータ内に保有されて前記各スライドの内容を定義づける属性データを、前記コマンド操作に基づいて変更し、
    所望の動画映像を、前記各スライドアイコンに対応づけられた動画データとして録画可能とされ、
    前記選択子の前記コマンド操作に、前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報を入力するコマンド操作が含まれることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  18. 請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記シナリオに沿った前記スライドの順番の情報を保有し、当該順番の情報に基づいて、前記第1の画面領域内での前記スライドアイコンの配置順序が決定されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  19. 請求項18に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記順番の情報が、前記各スライドアイコンを定義するデータとは別のデータとして保有されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  20. 請求項18または請求項19に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記スライドアイコンが、前記順番の情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、
    前記第1の画面領域において、所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写がなされたときに、前記所定の操作のあった前記第1の画面領域内での前記各スライドアイコンの位置に対応して、前記順番の情報が更新されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  21. 請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、
    それぞれの前記スライドアイコンを定義するデータが、前記スライドの前記シナリオ通りの順序に対応した前後のスライドアイコンを特定する前後スライド特定情報を保有し、当該前後スライド特定情報に基づいて、前記第1の画面領域内での前記スライドアイコンの配置順序が決定されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  22. 請求項21に記載のコンテンツ作成方法であって、
    複数の前記スライドアイコンが、前記前後スライド特定情報に基づいて前記第1の画面領域内に配置され、
    前記第1の画面領域において、入力装置の所定の操作により前記スライドアイコンの位置の移動、前記スライドアイコンのいずれかの削除、新規挿入、または複写がなされたときに、前記所定の操作のあったスライドアイコンと、その前後のスライドアイコンとの前記前後スライド特定情報のみが変更されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  23. 請求項17ないし請求項22のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、
    選択された前記スライドアイコンに対応するスライドを表示するための第3の画面領域をさらに表示することを特徴とするコンテンツ作成方法。
  24. 請求項17ないし請求項23のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記スライドが順次切り替えられるタイミングを規定するデータを生成可能とされることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  25. 請求項17ないし請求項24のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記スライドのフォーマットが予め定義されたテンプレートが予め保有され、前記コマンド操作に基づいて、前記各スライド毎の前記テンプレートに対応したデータを生成することを特徴とするコンテンツ作成方法。
  26. 請求項25に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、
    前記スライドアイコンが、前記コマンド操作を行う度に、当該スライドアイコンの前記属性データに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  27. 請求項25または請求項26に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記テンプレートに対応づけられて前記スライドアイコンに対応したサイズに生成された基本アイコンが予め保有され、
    前記スライドアイコンに対応する前記スライドについて前記コマンド操作により所定のエフェクトが指定された場合に、当該エフェクトに対応する画像が、前記基本アイコン上に重ね合わせて形成されて前記第1の画面領域に表示されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  28. 請求項25に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記属性データに対応する画像が、前記各スライド中に部分的に使用される素材データの縮小画像であり、当該縮小画像が、前記素材データの導入時点で生成されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  29. 請求項17に記載のコンテンツ作成方法であって、
    前記動画映像を撮像するためのカメラを特定する情報、及び/または前記カメラのズーム、パン及び/またはチルトを含む制御情報が、予め保有されたテンプレート内の初期的な設定情報に基づいて設定されることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  30. 請求項17ないし請求項29のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、
    各スライドで指定したエフェクトについて再生を行うためのエフェクト情報を、コンテンツ再生開始前に所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信することを特徴とするコンテンツ作成方法。
  31. 請求項17ないし請求項29のいずれかに記載のコンテンツ作成方法であって、
    各スライドの切り替えタイミング及び各スライドで指定したエフェクトの発動を、動画像として所定の汎用フォーマットに変換して所定のネットワークを通じて閲覧用の端末に送信することを特徴とするコンテンツ作成方法。
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