JPH09112328A - 内燃機関の制御方法および制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御方法および制御装置Info
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Abstract
昇の得られる、内燃機関の制御方法および制御装置を提
供する。 【解決手段】 発進条件が存在する場合、出力決定信号
を時間にわたって増大し、発進条件が存在しない場合、
出力決定信号を時間にわたって減少する。
Description
ラメータに依存して出力決定信号を設定し、発進条件が
存在する際には、出力決定信号を待機時間の経過後に増
大する、内燃機関の制御方法および制御装置に関する。
関の制御方法および制御装置が公知である。内燃機関を
制御するためのこれらの方法および装置では、発進時に
所定の待機時間の経過後に噴射すべき燃料量が温度に依
存する値だけ増大され、この値は時間と共に連続的に減
少される。
および装置では、発進時に内燃機関の回転数が非常に緩
慢に上昇したり、十分に上昇しなかったりする事態が生
じ得る。このことは車両のダイナミック特性ないし車両
の加速特性が非常に悪化することを意味し、最悪の場合
には坂道で停止してしまう。
発進過程が行われた場合、例えば上り坂で車両が停止し
ている場合や使用する燃料に品質が粗悪であったり、他
の不利な熱的条件または大気的条件が存在するときに生
じる。
時にすべての条件の下で迅速な回転数上昇の得られる、
内燃機関の制御方法および制御装置を提供することであ
る。
り、進条件が存在する場合、出力決定信号を時間にわた
って増大し、発進条件が存在しない場合、出力決定信号
を時間にわたって減少することにより解決される。
利な周縁条件でも十分に迅速な回転数上昇を保証するこ
とができる。
に示されている。
て詳細に説明する。
れはディーゼル内燃機関では直列ポンプの制御ロッドな
いし分配ポンプの調整レバーである。電磁弁制御装置の
場合は、燃料調量を行う電磁弁である。外部点火形内燃
機関の場合、調整素子100はスロットルバルブ位置を
変化するための調整器である。
5の出力信号が出力決定信号として供給される。結合点
は発進燃料量特性マップ部110の出力信号MEAと増
量ランプ部115の出力信号MERを処理する。
0の出力信号と結合点125の出力信号が供給される。
信号MEMと内燃機関特性マップ部135の信号MEB
との差を形成する。特性マップ部130には最大許容発
進時燃料量がファイルされている。特性マップ部130
には例えば回転数信号Nが供給される。
定部140を燃料量ランプ部115と接続する。スイッ
チ手段120が制御されると、スイッチ手段は結合点1
45を燃料量ランプ部115と接続する。結合点145
は、正の符号の増量設定部の出力信号を、対向結合部1
50の出力信号ME(dN/dt)に負の符号で結合す
る。対向結合部150には例えば回転数信号Nが供給さ
れる。
の出力側により制御される。ANDゲート155は第2
のANDゲート160の出力信号ANFとホールド素子
165の出力信号とを結合する。ANDゲート160に
は結合点125の出力信号、ブロック161の速度条
件、ブロック162のペダル値センサに対する条件、並
びにブレーキ163の信号が供給される。
ら信号が供給される。遅延素子にはスイッチ手段175
から信号が印加される。スイッチ手段175は、結合点
180の出力信号VTを処理する。結合点180の第1
の入力側には正の符号で遅延時間設定部185の出力信
号VT0が印加され、第2の入力側には負の符号で遅延
補正部190の出力信号F(dN/dt)が印加され
る。遅延補正部190には回転数信号が供給される。
65とスイッチ手段125が制御信号を供給する。相応
にANDゲート160はスイッチ手段175に制御信号
を供給する。
ートに基づいて説明する。第1のステップ200では初
期化が行われる。燃料量ランプ部115の増量MERと
遅延時間VTは0にセットされる。遅延時間設定部18
5により遅延時間に対する最終値VT0が設定される。
引き続き問い合わせ部210が、発進条件ANFが存在
するか否かを検査する。存在していなければ、新たにス
テップ200が実行される。存在していれば、ステップ
220で遅延時間VTが固定値だけ増大される。
が最終値VT0より小さいか、または等しいかを検査す
る。小さいかまたは等しくない場合には、ステップ24
0で遅延時間が補正値Fだけ短縮される。この補正時間
F(dN/dt)は回転数の変化、とくに回転数上昇の
変化に依存する。補正値は遅延時間補正部190によっ
て設定される。回転数が上昇する際には遅延時間VTが
短縮される。すなわち、正の値が減算される。結合点1
80の出力側には、補正値F(dN/dt)分だけ補正
された遅延時間が印加される。
VT0より大きいかまたは等しいことを識別すると、す
なわち遅延時間VTが経過し時間条件が満たされると、
ステップ250が実行される。このことは、遅延部17
0の出力信号が高い信号レベルをとることを意味し、こ
の信号レベルはホールド素子165に燃料量ランプ11
5が相応のリセット信号を送出するまで維持される。
定部145により設定される正の値MEPだけ高められ
る。引き続きステップ260で、増量値MERが回転数
変化、とくに回転数序章に依存する補正値ME(dN/
dt)だけ減少される。この補正値は対向結合部150
により生成される。
過し、発進条件ANFが存在するときだけ行われる。こ
の場合ANDゲート155がスイッチ手段120を制御
し、結合点145の出力信号が燃料量ランプ部115に
供給される。
増量に対する限界値MEGに制限される。このことは、
ステップ260に続いて問い合わせ270が行われ、増
量MERが限界値より大きいかまたは等しいかが検査さ
れることを意味する。大きいかまたは等しければ、ステ
ップ275で増量が限界値MEGにセットされる。
NFがまだ存在するか否かが検査される。存在していれ
ば、新たにステップ250が実行される。発進条件が存
在していなければ、すなわち信号AMFが存在していな
ければ、スイッチ手段120はその静止位置へ移行す
る。このことは、ステップ285で増量MERが減量設
定部140の値MENだけ減少されることを意味する。
続いて問い合わせ290で、増量MERがゼロより小さ
いかまたは等しいかが検査される。ゼロより小さいかま
たは等しくなければ、新たに問い合わせ280が実行さ
れる。小さいかまたは等しければ、ステップ200が実
行される。このことは、増量がゼロより小さいかまたは
等しくなると直ちに遅延時間がその初期値にリセットさ
れ、ホールド素子165がゼロにリセットされることを
意味する。
存在することを識別すると、量はさらに限界値MEGに
達するまで増大される。問い合わせ部280が発進条件
のないことを識別すると、燃料量は値MENだけ低減さ
れる。発進条件が再び存在すると直ちに、燃料量は再び
値MEPだけ高められる。
量(MER)が限界値MEGに達するまでの時間にわた
って上昇する。発進条件がなくなると増量は、燃料量が
上昇前のその元の値に再び達するまでの時間にわたって
減少する。
80は、発進条件が存在するか否かを検査し、この問い
合わせは図3に詳細に示されている。この問い合わせは
ANDゲート160に相当する。
ダル位置信号PWGが閾値SPより大きいか否かを検査
する。大きくなければ、発進条件の存在しないことが識
別される。この条件はアクセルペダルが操作されたか否
かを検査する。
走行速度信号Vが閾値SVより小さいか否かを検査す
る。走行速度信号Vが閾値より大きければ、発進条件の
存在しないことが識別される。
い合わせ部213は車両のブレーキが操作されているか
否かを検査する。ブレーキが操作されていれば、発進条
件の存在しないことが識別される。そのために例えばブ
レーキランプスイッチの位置が評価される。
わせ部214は特性マップ部130の出力信号MEMが
制限特性マップ部135の出力信号MEDより大きいか
否かを検査する。大きくなければ、発進条件の存在しな
いことが識別される。大きければ、発進条件の存在が識
別される。
Pより大きく、速度が閾値SVより小さく、制限特性マ
ップ部135の出力信号が最大可能発進燃料量MEMよ
り小さく、かつブレーキが操作されていないときにのみ
識別される。本発明の構成では、さらに別の条件を補充
することができ、またいくつかの条件を省略することも
できる。識別された発進希望に応じて、遅延時間VTが
待機され、続いて発進燃料量がランプ状に増大される。
き、通常の発進の場合でも過度に急速に経過しないよう
にするため、この遅延時間は回転数上昇の関数としてダ
イナミックに延長される。このために遅延時間VT0が
設定され、この遅延時間は回転数上昇に依存する値だけ
減少される。強く回転数が上昇するときは、遅延時間V
Tを小さな値だけ短縮し、弱く上昇するときは大きな値
で短縮する。このことは、回転数が急速に上昇する場合
には待機時間が非常に長く、緩慢に上昇する場合には非
常に短いことを意味する。
つが存在しなくなると、まだ遅延時間VT中であっても
遅延時間は直ちにその初期値にリセットされる。
する場合には、増量MERが所定の値だけ高められる。
増量MERは値MEGに制限される。この値は最大許容
増量と制限特性マップ部135の出力信号MEBとの差
に相応する。
料量ランプが負の勾配MENで低減される。発進条件が
新たに識別された場合には、燃料量ランプは再び正の勾
配MEPで高められる。増量が再び値ゼロに達すると、
遅延時間は再びリセットされる。燃料量の増大は、遅延
時間が経過したときに初めて再開される。
許容増大値にまで常に上昇することがないようにするた
め、回転数上昇対向部150が設けられている。ここで
は瞬時の燃料量ランプ値が瞬時の回転数上昇に相応し
て、回転数上昇に依存する補正量MEだけ減量される。
Claims (8)
- 【請求項1】 種々異なる動作パラメータに依存して出
力決定信号を設定し、発進条件が存在する際には、出力
決定信号を待機時間の経過後に増大する、内燃機関の制
御方法において、 発進条件が存在する場合、出力決定信号を時間にわたっ
て増大し、発進条件が存在しない場合、出力決定信号を
時間にわたって減少する、ことを特徴とする制御方法。 - 【請求項2】 前記待機時間が回転数の変化に依存する
ようにする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 ブレーキが操作されず、かつ車両速度信
号およびアクセスペダル位置信号が所定の値をとるとき
に発進条件を識別する、請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 出力決定信号の増分値を、回転数の変化
に相応する信号に依存する値だけ減少する、請求項1か
ら3までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 出力決定信号は、噴射すべき燃料量を決
定する信号である、請求項1から4までのいずれか1項
記載の方法。 - 【請求項6】 出力決定信号の増分値は所定の限界値に
制限する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項7】 出力決定信号を、増大前の値に達するま
で減少する、請求項1から6までのいずれか1項記載の
方法。 - 【請求項8】 種々異なる動作パラメータに依存して出
力決定信号が設定され、発進条件が存在する際に、出力
決定信号が待機時間の経過後に増大される形式の内燃機
関の制御装置において、 発進条件が存在する場合、出力決定信号を時間にわたっ
て増大し、発進条件が存在しない場合、出力決定信号を
時間にわたって低減する手段が設けられている、ことを
特徴とする制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
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