JPH0911203A - 積層合板の欠陥検出方法及び装置 - Google Patents

積層合板の欠陥検出方法及び装置

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JPH0911203A
JPH0911203A JP30701195A JP30701195A JPH0911203A JP H0911203 A JPH0911203 A JP H0911203A JP 30701195 A JP30701195 A JP 30701195A JP 30701195 A JP30701195 A JP 30701195A JP H0911203 A JPH0911203 A JP H0911203A
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pressing
pressing roller
roller
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Masaharu Kounose
杭ノ瀬正治
Kosaku Kitada
耕作 北田
Yasuyuki Kishi
靖之 岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層合板の表層材裏面の欠陥を安定して検出
することができる積層合板の欠陥検出方法及び装置を提
供する。 【構成】 積層合板1の表面を押圧ローラ4で押圧し、
前記積層合板1と前記押圧ローラ4を相対的に移動させ
て、押圧方向に発生する前記押圧ローラ4の挙動を検出
し、前記積層合板1の表層材裏面の欠陥を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフローリング材等の
積層合板の表層材裏面の空洞、巣、腐れ等の欠陥を検出
する欠陥検出方法及びその欠陥検出方法を組み込んだ欠
陥検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものは、特開平4−69
557号公報に木材内部の欠陥検出装置及び特開平5−
87781号公報に積層材の超音波探傷方法が開示され
ている。特開平4−69557号公報は木材内部をX線
で透視することにより、木材内部に発生する節、割れ等
の欠陥を検出する装置であり特開平5−87781号公
報は積層材に超音波を入射し、その多重反射エコーの減
衰状態から、積層材内部の欠陥を検出する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし特開平4−69
557号公報の木材内部の欠陥検出装置では、木材内部
の全ての欠陥が検出され表層材裏面の欠陥のみを検出す
ることができない。また特開平5−87781号公報の
積層材の超音波探傷方法は鋼板や樹脂等の気密性が高
く、均質な材料を対象としており、多孔質な木質材料に
対しては入射された超音波が殆ど反射されてしまう等超
音波の減衰状態に着目した方法では、積層合板の表層材
裏面の欠陥を安定して検出することができない。
【0004】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、積層合板の表層材裏面の欠陥を安定して検出するこ
とができる積層合板の欠陥検出方法及び装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
積層合板の欠陥検出方法は、積層合板の表面を押圧ロー
ラで押圧し、前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に
移動させて、押圧方向に発生する前記押圧ローラの挙動
を検出し、前記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出する
ことを特徴とするものである。
【0006】本発明の請求項2記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、欠陥部分を含まない積層合板の表面を塗装ローラ
で塗装して成る積層合板の欠陥検出方法であって、前記
押圧ローラのローラ径を前記塗装ローラのローラ径と同
一とし、前記押圧ローラの押圧力を前記塗装ローラの押
圧力と同一としたことを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項3記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項2記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、押圧ローラのローラ径を塗装ローラのローラ径よ
り小さくしたことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項4記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1又は請求項2記載の積層合板の欠陥
検出方法において、押圧ローラを幅方向に複数に分割し
たことを特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項5記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1又は請求項2記載の積層合板の欠陥
検出方法において、押圧力の異なる二つの押圧ローラに
より積層合板表面の同一部位を押圧し、押圧方向に発生
する前記二つの押圧ローラの挙動を検出し、前記二つの
押圧ローラ間の挙動の差により欠陥部分を検出すること
を特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項6記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、移動する積層合板が所定の位置に搬送されたこと
を検出して、前記積層合板表面に押圧ローラを移動させ
て、接触させて、前記押圧ローラの押圧方向に発生する
挙動を検出し、前記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出
することを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項7記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項6記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、積層合板表面への押圧ローラの移動を、前記押圧
ローラが、前記積層合板へ接触するまでは、スロースピ
ードで行なわせ、前記積層合板へ接触した瞬間に強い押
圧力を発生させて、前記押圧ローラと前記積層合板の接
触をスムーズに行わせることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項8記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項2記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、積層合板表面を押圧ローラで押圧するとともに、
前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させなが
ら、前記押圧ローラの押圧方向に発生する挙動を偏位と
してサンプリングし、前記偏位を時間あたりの差分処理
を行い欠陥の内容を分類し、欠陥の程度を数値化し、評
価判定指数とし、前記積層合板の表層材裏面の欠陥を検
出することを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項9記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項8記載の積層合板の欠陥検出方法にお
いて、積層合板の表層材裏面の欠陥を3つのパターンに
分類し、押圧ローラの挙動の偏位信号から、欠陥候補の
波形が、3つのどのパターンに属するかを判定すること
により、前記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出するこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項10記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項9記載の積層合板の欠陥検出方法に
おいて、押圧ローラを幅方向に複数個分布させ、各々の
押圧ローラの挙動の偏位信号から、欠陥候補の波形が、
3つのどのパターンに属するかを判定し、各々の押圧ロ
ーラについての判定結果の整合をとり総合判定すること
を特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項11記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項10記載の積層合板の欠陥検出方法
において、複数の押圧ローラの一つの欠陥候補の波形
が、3つのパターンのいずれかに属すると判定している
場合においても、当該押圧ローラが連続して評価判定指
数ゼロを示した場合には、当該押圧ローラの偏位センサ
ーに不具合が発生したと診断して、その後の判定は、当
該押圧ローラのついての判定結果を排除し、前記診断内
容を通知することを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項12記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項8記載の積層合板の欠陥検出方法に
おいて、積層合板と押圧ローラの相対的移動方向で押圧
ローラと積層合板との接触開始時及び接触終了時の挙動
を観測し、正常状態とのマッチングにより、押圧ローラ
の押圧力が正常が否かを判断することを特徴とするもの
である。
【0017】本発明の請求項13記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項12記載の積層合板の欠陥検出方法
において、押圧ローラを幅方向に複数個分布させ、積層
合板と押圧ローラの相対的移動方向で各々の押圧ローラ
と積層合板との接触開始時及び接触終了時の挙動を観測
し、各々の押圧ローラについての挙動の整合をとり、押
圧ローラの押圧力が正常が否かを判断することを特徴と
するものである。
【0018】本発明の請求項14記載の積層合板の欠陥
検出装置は、積層合板を一定速度で搬送せしめる搬送手
段と、前記搬送手段上の前記積層合板を一定の押圧力で
押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラの押圧方向に発
生する挙動を検出する検出手段と、前記検出手段で得ら
れた押圧ローラの押圧方向の挙動から前記積層合板の表
層材裏面の欠陥を検出する検出装置と、前記検出装置の
検出結果から前記積層合板を欠陥のない良品と欠陥材に
選別し次工程に搬送を行う制御装置から成ることを特徴
とするものである。
【0019】本発明の請求項15記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、検出手段が検出ヘッドと検出ヘッド取り付け
ベースと押圧ローラ取り付けベースと押圧ローラと偏位
センサとを備え、前記押圧ローラ取り付けベースの一端
がこれに押圧方向に設けられる検出ヘッド取り付けベー
スに揺動自在に枢止され、他端に検出ヘッドが形成さ
れ、その中間下部に押圧ローラが回転自在に設置され、
前記押圧ローラの挙動を前記検出ヘッドで検出すること
を特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項16記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板表面を押圧ローラで押圧し、前記積
層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、押圧方
向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前記積層
合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠陥検出
において、押圧力の発生を空圧機器を使用して行い、搬
送されてくる前記積層合板に同期させて、前記押圧ロー
ラの前記積層合板への押圧、隔離を自在に行い、前記押
圧ローラと前記積層合板との接触時に発生する前記押圧
ローラの振動による欠陥検出不能領域を極少化したこと
を特徴とするものである。
【0021】本発明の請求項17記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板表面を押圧ローラで押圧し、前記積
層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、押圧方
向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前記積層
合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠陥検出
において、押圧力の発生を磁力機器を使用して行い、搬
送されてくる前記積層合板に同期させて、前記押圧ロー
ラの前記積層合板への押圧、隔離を自在に行い、前記押
圧ローラと前記積層合板との接触時に発生する前記押圧
ローラの振動による欠陥検出不能領域を極少化したこと
を特徴とするものである。
【0022】本発明の請求項18記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板表面を押圧ローラで押圧し、前記積
層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、押圧方
向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前記積層
合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠陥検出
において、前記積層合板の搬送により、敷板を上下スラ
イドさせると共に上下動自在な構成とし、前記押圧ロー
ラと前記積層合板の接触をスムーズに行わせ、前記押圧
ローラと前記積層合板の接触時に発生する前記押圧ロー
ラの振動による欠陥検出不能領域の発生を防止したこと
を特徴とするものである。
【0023】本発明の請求項19記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項18記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板の搬送を上面基準で行い、前記積層
合板の板厚の影響を受けずに、前記押圧ローラと前記積
層合板の接触時に発生する前記押圧ローラの振動による
欠陥検出不能領域の発生を防止したことを特徴とするも
のである。
【0024】本発明の請求項20記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、押圧ローラに幅方向にローラを並列に取り付
け積層合板の幅方向の反りを矯正し、安定した挙動を検
出することを特徴とするものである。
【0025】本発明の請求項21記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板を押さえるための反り矯正ローラを
押圧ローラとは別個に設け、積層合板の長手方向の反り
を矯正し、安定した挙動を検出することを特徴とするも
のである。
【0026】本発明の請求項22記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項21記載の積層合板の欠陥検出装置
において、積層合板を押さえるための反り矯正ローラと
押圧ローラにローラベルトを取り付け搬送用ベルトとな
し、積層合板の欠陥を安定して検出することを特徴とす
るものである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一実施形態であ
る積層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥
検出装置の正面図である。図2は同実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の断面図であ
る。本発明は塗装ローラにより塗装を施す積層合板1の
表層材1a裏面の空洞、巣、腐れ等の欠陥21であっ
て、積層合板1表面からは発見できないものを検出する
方法である。先ず本発明に使用される積層合板の欠陥検
出装置について説明する。図1に示すようにこの装置は
枠体7とこれに固定された検出ヘッド取り付けベース3
と押圧ローラ取り付けベース2とを備えており、押圧ロ
ーラ取り付けベース2は逆略三角形状でありその上部の
一端は検出ヘッド5を形成し、上部の他端は検出ヘッド
取り付けベース3に揺動自在に取り付けらている。押圧
ローラ4は押圧ローラ取り付けベース2の下部に回転自
在に取り付けられている。枠体7には偏位センサー6が
設置されこれが偏位センサー6と検出ヘッド5との距離
を検出する。偏位センサー6としては、半導体レーザー
アナログ方式、超音波方式、渦電流方式等に代表される
センサを使用する。また枠体7には押圧ローラ取り付け
ベース2を押して押圧ローラ4に押圧力を与えるバネ9
が取り付けられている。
【0028】以下に積層合板の欠陥検出方法について説
明する。前記検出装置の下には搬送コンベア10が設置
されており、搬送コンベア10の上を積層合板1が一定
速度で移動するが、押圧ローラ4と接触すると一定の押
圧力で積層合板1の表面を押すことになる。偏位センサ
ー6は常に偏位センサー6と検出ヘッド5との距離を検
出しているが積層合板1の表層材1a裏面に欠陥21が
あれば、その付近の表面が押圧ローラ4に押されて凹
み、押圧ローラ4の高さが下がる。これにより押圧ロー
ラ取り付けベース2が揺動し、押圧ローラ4の高さの変
位を増幅させて検出ヘッド5に伝え、これを偏位センサ
ー6により検出して積層合板1の表層材1a裏面の欠陥
21を検出する。
【0029】図3及び図4は本発明の第一実施形態であ
る積層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥
検出装置の要部拡大図である。図3は欠陥のない良品の
場合であり、図4は欠陥の場合である。図3及び図4か
ら分かるように偏位センサー6と検出ヘッド5との距離
は押圧ローラ4が積層合板1の表層材1a裏面の欠陥2
1を押さえる場合の距離Lは表層材1a表面が陥没する
ことにより、表層材1aの欠陥のない良品を押さえる場
合の距離L1に比べ大きくなる。距離L1と距離Lの間
に表層材欠陥検出高さしきい値L2を設定し、偏位セン
サー6で検出する偏位センサー6と検出ヘッド5との距
離LLとしきい値L2を比較して、距離LLがしきい値
L2より大きいか又は同一の場合は欠陥21と判定し、
距離LLがしきい値L2より小さい場合は欠陥のない良
品と判定する。
【0030】尚この場合押圧ローラ4のローラ径を塗装
工程で使用する塗装ローラ径と同一とし押圧ローラ4の
押圧力を塗装ローラの押圧力と同一としているため、実
際の塗装工程に発生する外観不良材の原因となる欠陥を
検出できる。
【0031】図5は本発明の第一実施形態である積層合
板の欠陥検出方法に使用される押圧ローラ4の拡大図で
ある。図6は本発明の第一実施形態である積層合板の欠
陥検出方法に使用される別の押圧ローラ4の拡大図であ
る。図6に示すように押圧ローラ4のローラ径は塗装ロ
ーラ径と同一のものに限られずこれより小さいものを使
用してもよい。この場合小さな欠陥21であっても、該
欠陥21のみを押圧し欠陥のない部分を押圧することは
ないため小さな欠陥21をも検出すると共に塗装ローラ
よりも小さな押圧力で積層合板1の表層材1a裏面の欠
陥21を検出することができる。
【0032】図7は本発明の第一実施形態である積層合
板の欠陥検出方法に使用される押圧ローラ4の幅方向拡
大図である。図8は本発明の第二実施形態である積層合
板の欠陥検出方法に使用される押圧ローラ4の幅方向拡
大図である。図8は図7に示す押圧ローラ4を積層合板
の幅方向に分割した場合である。即ち図8の場合は積層
合板の幅方向に分割された押圧ローラ4aの集合により
図7に示す押圧ローラ4と同一幅を形成している。図8
の場合は図7に比べてローラの幅が小さいのでより局所
的な欠陥21をも検出することができる。
【0033】図9は本発明の第三実施形態である積層合
板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装置
の正面図である。これは図1の欠陥検出装置と類似して
いるが、押圧ローラ取り付けベース2に検出ヘッド5が
形成されており、押圧ローラ4の挙動が発生してもこれ
が増幅せずに検出される点及び押圧ローラ4に押圧力を
与えるバネ9が押圧ローラ取り付けベース2に包含され
ている点が異なる。その他の構成は図1の欠陥検出装置
と同様であるため略同様の方法で使用できる。但し偏位
センサー6と検出ヘッド5との距離は押圧ローラ4が積
層合板1の表層材1a裏面の欠陥21を押さえる場合の
距離L及び表層材1aの欠陥のない良品を押さえる場合
の距離L1は図1の場合と異なり、表層材欠陥検出高さ
しきい値L2も図1の場合と異なる値を設定する必要が
ある。
【0034】図10は本発明の第四実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図である。これは図1の欠陥検出装置と類似し
ているが、固定された検出ヘッド取り付けベース3と押
圧ローラ取り付けベース2とが枠体7の2か所に、搬送
コンベア10の進行方向に直列に取り付けられており、
2個の押圧ローラ4a、4bが積層合板1に対して異な
る押圧力を与えており、偏位センサー6aにより偏位セ
ンサー6aと検出ヘッド5aとの距離LLaを、偏位セ
ンサー6bにより偏位センサー6bと検出ヘッド5bと
の距離LLbを検出する点がことなる。この装置によれ
ば積層合板1の表層材1aの同一箇所を異なる押圧力の
2個の押圧ローラ4a、4bにより押すことになる。以
下にこの装置による積層合板の欠陥検出方法について説
明する。搬送コンベア10の上を積層合板1が一定速度
で移動し、先ず搬送コンベア10の進行方向に向かって
手前の押圧力の大きい方の押圧ローラ4aが欠陥のない
良品の表面を押し偏位センサー6aが偏位センサー6a
と検出ヘッド5aとの距離T1を検出する。次に先ず搬
送コンベア10の進行方向に向かって奥の押圧力の小さ
い方の押圧ローラ4bが欠陥のない良品の表面を押し偏
位センサー6bが偏位センサー6bと検出ヘッド5bと
の距離T2を検出する。同様に欠陥21の表面を先ず手
前の押圧力の大きい方の押圧ローラ4aで押した場合の
偏位センサー6aと検出ヘッド5aとの距離をT11、
奥の押圧力の小さい方の押圧ローラ4bで押した場合の
偏位センサー6bと検出ヘッド5bとの距離をT21と
する。これらのデータの処理方法を以下に説明する。図
11は偏位センサーで検出される偏位センサーと検出ヘ
ッドとの距離と、押圧ローラの押圧力との関係を示すグ
ラフである。縦軸は偏位センサー6a、6bで検出され
る偏位センサー6a、6bと検出ヘッド5a、5bとの
距離を示し、横軸は押圧ローラ4a、bの押圧力を示
す。F1は押圧力の大きい方の押圧ローラ4aで押した
場合であり、F2は押圧力の小さい方の押圧ローラ4b
で押した場合である。図11中●は実際のデータであ
り、線はデータを連結したものである。図11によると
押圧力が大きい場合の方が小さい場合に比べ偏位センサ
ー6と検出ヘッド5との距離は大きいが、欠陥のない良
品よりも欠陥21の方がその傾向は顕著である。即ちは
押圧力が大きい場合の方が小さい場合に比べ欠陥21の
凹みが顕著であることが分かる。
【0035】図12は偏位センサーで検出される偏位セ
ンサーと検出ヘッドとの距離と、積層合板の位置との関
係を示すグラフである。縦軸は偏位センサー6a、6b
で検出される偏位センサー6a、6bと検出ヘッド5
a、5bとの距離を示し、横軸は積層合板1の位置を示
す。これは偏位センサー6a、6bで検出される偏位セ
ンサー6a、6bと検出ヘッド5a、5bとの距離を連
続的に検出したグラフである。図12によると(T1−
T2)に比べ(T11−T21)が遙に大きいことが分
かる。これは異なる押圧力F1、F2による押圧ローラ
ー4a、4bの挙動の差が欠陥21において顕著に現れ
ることを示している。
【0036】さらに図13は押圧ローラ4aで押した場
合と押圧ローラ4bで押した場合の偏位センサーで検出
される偏位センサーと検出ヘッドとの距離の差と、積層
合板の位置との関係を示すグラフである。縦軸は押圧ロ
ーラ4aで押した場合と押圧ローラ4bで押した場合の
偏位センサー6で検出される偏位センサー6と検出ヘッ
ド5との距離の差を示し、横軸は積層合板1の位置を示
す。これは押圧ローラ4aで押した場合と押圧ローラ4
bで押した場合の偏位センサーで検出される偏位センサ
ーと検出ヘッドとの距離の差を連続的に検出したグラフ
である。図13に示すように(T11−T21)と(T
1−T2)との間に表層材欠陥検出高さしきい値T3を
設定する。表層材欠陥検出高さしきい値T3は図13中
一点鎖線で示される。そして偏位センサー6aで検出す
る距離LLaと偏位センサー6bで検出する距離LLb
との差TTとしきい値T3とを比較して、TTがしきい
値T3より大きいか又は同一の場合は欠陥21と判定
し、TTがしきい値T3より小さい場合は欠陥のない良
品と判定する。
【0037】このように押圧力の異なる複数の押圧ロー
ラ4a、4bにより積層合板1表面の同一箇所の表層材
1a裏面の欠陥21を検出し、上述のようなデータ処理
を行うことにより、積層合板1の上にゴミ、埃が付着し
た場合や積層合板1の反りの影響等によるノイズを除去
できより信頼性の高い検出ができる。この方法により積
層合板1の表層材1a裏面の欠陥21を安定して検出で
きる。
【0038】図14は本発明の第一実施形態である積層
合板の欠陥検出装置の構成図である。これは図1に示す
積層合板の欠陥検出装置を組み込んだものであり積層合
板の欠陥検出方法は図1の場合と同様である。以下にこ
の装置について説明する。図14に示すようにこの装置
は搬送コンベア10a、10b、10cの上に積層合板
1を載せこれを一定速度で搬送せしめ積層合板1と押圧
ローラ4を相対的に移動させて積層合板1の欠陥21を
検出し、欠陥21を含むものは欠陥材とし、欠陥21を
含まないものは欠陥のない良品とすることにより、欠陥
材と欠陥のない良品を選別し、欠陥のない良品を塗装工
程に送るものである。押圧ローラ4の幅は積層合板1よ
りやや大きく積層合板1の全部分を押すこととしてい
る。押圧ローラ4のローラ径は塗装工程の塗装ローラ1
2と同一としているため塗装ローラ12と同一の押圧力
で積層合板1を押すことが出来るため次工程である塗装
工程で発生する外観不良材の原因となる欠陥21を検出
できる。
【0039】まず搬送コンベア10a上の積層合板1を
押圧ローラ4により一定の押圧力で押し、押圧ローラ4
の押圧方向に発生する挙動を測定する。即ち偏位センサ
ー6により偏位センサー6と検出ヘッド5との距離Lを
測定しこれを欠陥検出装置15に伝え、この欠陥検出装
置15内で距離Lと表層材欠陥検出高さしきい値L2と
を比較することにより欠陥21を検出し、欠陥材と欠陥
のない良品との判定結果を欠陥のない良品、欠陥材選別
制御装置17に伝える。これとともに積層合板1を搬送
コンベア10b上に搬送する。搬送コンベア10bの上
方には材検出センサー13が設置されており、該材検知
センサー13により搬送コンベア10bの上に積層合板
1が到着したことを検知し、これを材搬送制御装置16
に伝えると共にここで積層合板1を停止する。一方欠陥
のない良品、欠陥材選別制御装置17は欠陥のない良品
との判定結果を得れば、材搬送制御装置16に信号を送
り積層合板1を搬送コンベア10bの上から搬送コンベ
ア10cの上に搬送しここで塗装ローラ12により塗装
を施される。
【0040】塗装ローラ12はこれと搬送コンベア10
cとの間に積層合板1を挟み込むことにより塗料を積層
合板1の表面に塗布するものである。塗装ローラ12の
ローラ径は押圧ローラ4と同一であり積層合板1を挟み
込むことにより塗装ローラ12の押圧力と同一の押圧力
で積層合板1の表面を塗装するものである。
【0041】一方欠陥のない良品、欠陥材選別制御装置
17は搬送コンベア10bの上の積層合板1が欠陥材と
の判定結果を得れば、取り出しロボット14に積層合板
1を取り出すよう信号を送る。ロボット14は腕18と
吸着板19とを備え、腕18を三次元的に動かして腕1
8の先端に設置された吸着板19を所定位置に移動さ
せ、吸着板19に積層合板1を吸着させてこれを移動せ
しめるものである。前記該信号により取り出しロボット
14は搬送コンベア10bの上の積層合板1を吸着板1
9に吸着させてこれを別の場所に設置された欠陥材スト
ッカ20の上に移動させるここに貯蔵する。尚偏位セン
サー6は図1におけるものと同一のものを使用した。こ
の装置により積層合板1の表層材1a裏面の欠陥21を
安定して検出でき、欠陥のない良品、欠陥材を選別し、
欠陥のない良品のみを確実に次工程に送ることができ
る。
【0042】図15は本発明の第一実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図であり、押圧ローラ4と積層合板1の接触時
を示したものである。図15に示すように、搬送コンベ
ア10の上を搬送される積層合板1の端面部と押圧ロー
ラ4との接触時のショックで、検出ヘッド5が振動する
ために、積層合板1の端面部から一定範囲において、欠
陥検出不能領域が発生する。
【0043】図16は偏位センサーで検出される偏位セ
ンサーと検出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示
すグラフである。縦軸は偏位センサーで検出される偏位
センサーと検出ヘッドとの距離を示し、横軸は検出時間
を示す。t1は押圧ローラ4と積層合板1の端面部の接
触時点であり、t2は検出ヘッド5の振動が収束し、検
出ヘッド5の動作が安定した時点である。図16に示す
ように、t1とt2の間は検出ヘッド5が振動するため
に、積層合板1の欠陥21の検出ができない。
【0044】図17は積層合板1の欠陥検出不能領域を
示す構成図である。図17に示す矢印が搬送方向であ
り、ハッチングを施した部分が欠陥検出不能領域であ
る。
【0045】図18は本発明の第五実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図である。この欠陥検出装置は図1の場合と類
似しているが、バネ9の代わりにエアーシリンダ22等
の空圧機器を備え、該エアーシリンダ22を使用して押
圧力を発生させている点及び搬送コンベア10上に積層
合板検出センサ33を備えている点が異なる。その他の
構成は図1の場合と同様である。この場合エアーシリン
ダ22を搬送されてくる積層合板1に同期させて、押圧
ローラ4を上下させ、押圧ローラ4の積層合板1への押
圧、隔離を自在に行い、押圧ローラ4と積層合板1の接
触時に発生するショックを緩和することにより、欠陥検
出不能領域を極少化している。なお、エアーシリンダ2
2等の空圧機器を用いる事により、押圧力の調整や変更
が、流入する空気圧を調整することにより容易に行え、
且つ流入する空気圧を圧力センサで検出することにより
適正な圧力が維持されているか否かが管理でき、信頼性
の高い積層合板1の欠陥検出方法を提供できる。
【0046】以下に、この積層合板の欠陥検出方法につ
いて説明する。図19(a)(b)(c)は本発明の第
五実施形態である積層合板の欠陥検出方法に使用される
積層合板の欠陥検出装置の正面図であり、図19(a)
は押圧ローラ4と積層合板1の端面部が接触する直前の
状態、図19(b)は押圧ローラ4と積層合板1の端面
部が接触する直後の状態、図19(c)は押圧ローラ4
と積層合板1の端面部が離れた直後の状態である。
【0047】図19(a)(b)(c)に示すように、
積層合板検出センサーで搬送されてくる積層合板1を検
出した時点でエアーシリンダ22により検出ヘッド5を
下降させる。この際に、エアーシリンダ22に流入する
空気圧を適正に制御して、押圧ローラ4と積層合板1の
接触をソフトにかつ、積層合板1の端面部に接触させる
ことにより、押圧ローラ4と積層合板1の接触時に発生
する検出ヘッド5の振動による欠陥検出不能領域を極少
化させる。
【0048】押圧ローラ4を積層合板1に接触させる際
の空気圧の制御方法としては、先ず比較的小さい空気圧
で検出ヘッド5を下降させる。次いで偏位センサー6に
より、下降状態をセンシングし、押圧ローラ4と積層合
板1の接触時点を検出する。接触後は比較的大きい空気
圧で一定時間にわたり積層合板1を押圧する。次いで適
正な空気圧即ち押圧力で積層合板1を押圧して欠陥21
の検出を行う。
【0049】このように比較的小さい空気圧で押圧ロー
ラ4と積層合板1を接触させることにより、接触時のシ
ョックを緩和し吸収し、接触した時点で、比較的大きい
空気圧で押圧することにより、検出ヘッド5の振動を抑
止し、その後適正空気圧で押圧して、積層合板1の欠陥
21の検出を行うものである。
【0050】次いで、積層合板検出センサー33で搬送
される積層合板1の終端を検出した時点で検出ヘッド5
を上昇させる。
【0051】図20は偏位センサーで検出される偏位セ
ンサーと検出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示
すグラフである。縦軸は偏位センサーで検出される偏位
センサーと検出ヘッドとの距離を示し、横軸は検出時間
を示す。tt1は検出ヘッド5の下降開始時点であり、
tt2は押圧ローラ4と積層合板1の接触時点であり、
偏位センサー6で検出される距離の変化が零になった時
点である。従って、この場合欠陥検出不能領域は殆ど存
在しない。
【0052】図21は本発明の第六実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図である。この欠陥検出装置は図18の場合と
類似しているが、エアーシリンダ22の代わりにボイス
コイルモーター23等の磁力機器を備え、該ボイスコイ
ルモーター23を使用して押圧力を発生させている点が
異なる。その他の構成は図18の場合と同様である。
【0053】この場合、エアーシリンダ22等の空圧機
器を使用する場合と同様に、押圧ローラ4と積層合板1
の接触時に発生するショックを緩和させる構成とし、欠
陥検出不能領域を極少化するものである。ボイスコイル
モーター23等の磁力機器を使用することで、押圧力の
調整や変更を磁力機器を制御する電流を適正に制御する
ことにより、容易に対応することができる。
【0054】この場合、エアーシリンダ22等の空圧機
器を使用する場合に比べて磁力機器を使用することによ
り、欠陥21の検出に要するコストは高くなるが、押圧
力の調整や押圧ローラ4と積層合板1を接触させる時の
検出ヘッド5の下降や押圧力制御において、きめ細かく
且つ高速に行うことが可能となり、押圧ローラ4と積層
合板1の接触時に発生する検出ヘッド5の振動による欠
陥検出不能領域を更に極少化することが可能となる。
【0055】以下に、この積層合板の欠陥検出方法につ
いて説明する。図22(a)(b)(c)は本発明の第
六実施形態である積層合板の欠陥検出方法に使用される
積層合板の欠陥検出装置の正面図であり、図22(a)
は押圧ローラ4と積層合板1の端面部が接触する直前の
状態、図22(b)は押圧ローラ4と積層合板1の端面
部が接触する直後の状態、図22(c)は押圧ローラ4
と積層合板1の端面部が離れた直後の状態である。
【0056】図22(a)(b)(c)に示すように、
積層合板検出センサー33で搬送されてくる積層合板1
を検出した時点でボイスコイルモーター23により検出
ヘッド5を下降させる。この際にボイスコイルモーター
23への電流を適正に制御して、押圧ローラ4と積層合
板1の接触をソフトにかつ、積層合板1の端面部に接触
させることにより、押圧ローラ4と積層合板1の接触時
に発生する検出ヘッド5の振動による欠陥検出不能領域
を極少化させる。
【0057】次いで、適正電流値即ち押圧力で積層合板
1の欠陥21の検出を行う。次いで、積層合板検出セン
サーで搬送される積層合板1の終端を検出した時点で検
出ヘッド5を上昇させる。図23は本発明の第七実施形
態である積層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板
の欠陥検出装置の正面図である。この欠陥検出装置は図
1の場合と類似しているが、押圧ローラ4に敷板24を
設けて、積層合板1の搬送により、敷板24をスライド
させる構成とすることにより、押圧ローラ4と積層合板
1の接触をスムーズに行わせる点が異なる。その他の構
成は図18の場合と同様である。
【0058】この場合、搬送コンベア10と押圧ローラ
4との間に、積層合板1の搬送方向にスライドでき、且
つ鉛直方向に上下できる敷板24を設けて、積層合板1
の搬送により、敷板24をスライドさせる構成とするこ
とで、敷板24から積層合板1に押圧ローラ4をスムー
ズに乗り移させることで、押圧ローラ4と積層合板1の
接触時のショックをなくし、欠陥検出不能領域の発生を
防止すると共に押圧ローラ4の損傷を防止している。
【0059】なお、敷板24は上下動自在であり、また
敷板24自身に、押圧ローラ4の押圧力を検出するため
の押圧センサーを設けることにより、押圧力の設定が容
易に行える。
【0060】以下に、この積層合板の欠陥検出方法につ
いて説明する。図24乃至図29は本発明の第七実施形
態である積層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板
の欠陥検出装置の構成図である。
【0061】先ず積層合板1の搬送により、敷板24が
搬送方向にスライドする。この状態が図24に示され
る。次いで押圧ローラ4が敷板24から積層合板1に乗
り移る。この状態が図25に示される。次いで押圧ロー
ラ4が完全に積層合板1に乗り移り、敷板24がスライ
ド限に達すると、敷板スライド限リミットセンサ25が
入力される。この状態が図26に示される。次いで敷板
スライド限リミットセンサ25の入力により、敷板上下
シリンダ26により敷板24を下降させる。敷板24の
下降と共に敷板24に取り付けられた敷板バネ27によ
り、敷板24が最初の位置に戻り始める。この状態が図
27に示される。次いで積層合板1の搬送が終了し、偏
位センサー6により、押圧ローラ4が搬送コンベア10
に接地したことが検出された時点で、敷板上下シリンダ
26により敷板24を上昇させ、押圧ローラ4を持ち上
げ最初の位置に戻り、次の積層合板1の搬送を待つ。こ
の状態が図28及び図29に示される。
【0062】図30は偏位センサーで検出される偏位セ
ンサーと検出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示
すグラフである。縦軸は偏位センサーで検出される偏位
センサーと検出ヘッドとの距離を示し、横軸は検出時間
を示す。t1は押圧ローラ4が搬送コンベア10に接地
した時点であり、偏位センサー6で検出される距離が積
層合板1の板厚となることから、押圧ローラ4が搬送コ
ンベア10に接地したことを検知し、積層合板1の搬送
の終了を判断する。
【0063】図31は本発明の第八実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図である。この欠陥検出装置は図23の場合と
類似しているが、積層合板1の搬送を上面基準で行うこ
とにより積層合板1の板厚の違い、バラツキによる押圧
ローラ4の敷板24から積層合板1への乗り移り時の段
差をなくし、スムーズに乗り移らせることで、押圧ロー
ラ4と積層合板1の接触時のショックをなくし、欠陥検
出不能領域の発生を防止すると共に押圧ローラ4のロー
ラの損傷を防止している。なお、敷板24は上下動自在
である。この場合は、積層合板1を積層合板持ち上げバ
ネ28で持ち上げて、搬送ローラ29で搬送することに
より上面基準ガイドレール30を基準面とした積層合板
1の上面基準の搬送を行うものである。
【0064】以下に、この積層合板の欠陥検出方法につ
いて説明する。図31は本発明の第八実施形態である積
層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出
装置の正面図である。図32乃至図37は同実施形態で
ある積層合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠
陥検出装置の構成図である。
【0065】先ず積層合板1の搬送により、敷板24が
搬送方向にスライドする。この状態が図32に示され
る。次いで押圧ローラ4が敷板24から積層合板1に乗
り移る。この状態が図33に示される。次いで押圧ロー
ラ4が完全に積層合板1に乗り移り、敷板24がスライ
ド限に達すると、敷板スライド限リミットセンサ25が
入力される。この状態が図34に示される。次いで敷板
スライド限リミットセンサ25の入力により、敷板上下
シリンダ26により敷板24を下降させる。敷板24の
下降と共に敷板24に取り付けられた敷板バネ27によ
り、敷板24が最初の位置に戻り始める。この状態が図
35に示される。次いで積層合板1の搬送が終了し、偏
位センサー6により、押圧ローラ4が搬送コンベア10
に接地したことが検出された時点で、敷板上下シリンダ
26により敷板24を上昇させ、押圧ローラ4を持ち上
げ最初の位置に戻り、次の積層合板1の搬送を待つ。こ
の状態が図36及び図37に示される。
【0066】図38は本発明の第九実施形態である積層
合板の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装
置の正面図である。図39は同実施形態である積層合板
の欠陥検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装置の
側面図である。この欠陥検出装置は図1の場合と類似し
ているが、この場合押圧ローラ4にローラ径の異なる複
数のローラを並列に取り付けている点が異なる。その他
の構成は図1の場合と同様である。
【0067】この場合、図39に示すように、中央に配
置された欠陥21の検出に使用する押圧ローラ4の両側
にこれと並列に、これよりローラ径の大きい積層合板1
の反り矯正に使用する押圧ローラ4が配置されている。
これらの複数の押圧ローラ4により積層合板1の反りを
矯正しながら欠陥21を検出することができる。
【0068】図40は、押圧ローラの偏位と、検出時間
との関係を示すグラフ(反りを矯正しない場合)であ
る。縦軸は、押圧ローラの偏位を示し、横軸は検出時間
を示す。図40に示すように、積層合板1の反りによる
偏位31の影響で、積層合板1の欠陥21による偏位3
2を正確に検出することができない。
【0069】図41は、押圧ローラの偏位と、検出時間
との関係を示すグラフ(反りを矯正する場合)である。
縦軸は、押圧ローラの偏位を示し、横軸は検出時間を示
す。図41に示すように、この場合は、積層合板1の欠
陥21による偏位32を正確に検出することができる。
【0070】次に、本発明の第十実施形態である積層合
板の欠陥検出方法について説明する。図42は、本発明
の第一実施形態である積層合板の欠陥検出方法に使用さ
れる押圧ローラの押圧方向に発生する挙動を偏位として
サンプリングした波形を示す。図43は、(a)(b)
(c)は欠陥のパターンを示す。図42及び図43にお
いて縦軸は押圧ローラの偏位を示し、横軸は検出時間を
示す。図44はテーブル(評価判定指数算出用)を示
す。
【0071】この欠陥検出方法は、まず図42に示すよ
うに、積層合板1表面を押圧ローラ4で押圧するととも
に、前記積層合板1と前記押圧ローラ4を相対的に移動
させながら、前記押圧ローラの押圧方向に発生する挙動
を偏位としてサンプリングし、前記偏位を時間あたりの
差分処理を行い欠陥候補の波形と特徴を抽出する。
【0072】次いで、図42に示されるh、h/t、t
等のパラメーターにより欠陥の程度を数値化し、図44
のテーブルを用いて評価判定指数を算出する。この場合
は評価判定指数が5以上の場合には欠陥材であり、評価
判定指数が4以下の場合は欠陥21のない良品である。
尚、図44中のhは必ずしも等間隔である必要はなく、
頻度をも考慮して設定してもよい。このようにして、欠
陥21の検出を定量的に行える。
【0073】さらに、図43に示すように、欠陥を3つ
のパターンに分類する。図43(a)に示されるのはパ
ターンAであり、パターンAの特徴は突起状の信号であ
る。図43(b)に示されるのはパターンBであり、パ
ターンBの特徴は凹状の信号である。図43(c)に示
されるのはパターンCであり、パターンCの特徴は異常
な振動(凹凸)信号である。そして、欠陥候補の波形
が、3つのどのパターンに属するかを判定し、3つのい
ずれかのパターンに属する場合は欠陥材であると判定す
る。このようにして、欠陥候補の波形をパターン化する
ことにより、簡易に欠陥21の検出を行える。
【0074】図45は本発明の第十一実施形態である積
層合板の欠陥検出方法に使用される押圧ローラの断面図
である。この欠陥検出方法は、押圧ローラ4を幅方向に
9個分布させ、NO.1乃至NO.9の押圧ローラ4と
なし、各々の押圧ローラ4の挙動の偏位信号から、欠陥
候補の波形が、前記3つのどのパターンに属するかを判
定し、各々の押圧ローラ4についての判定結果の整合を
とり、より正確に総合判定するものである。以下にその
具体例を示す。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】表1はパターンAの欠陥21の例を示す。
この場合は、NO.5の押圧ローラ4以外は、パターン
Aを認識しており、各々の評価判定指数も5以上である
ためNO.5の押圧ローラ4はノイズと判定し、この積
層合板1は欠陥材であると判定する。
【0078】表2はNO.3、NO.5、NO.9以外
は評価判定指数は0であるため、NO.3、NO.5、
NO.9はノイズと判定し、この積層合板1は欠陥21
のない良品であると判定する。
【0079】さらに、この欠陥検出方法において、N
O.1乃至NO.9の押圧ローラ4の中の一つの欠陥候
補の波形が、前記3つパターンのいずれかに属すると判
定している場合においても、当該押圧ローラ4が連続し
て評価判定指数は0を示した場合には、当該押圧ローラ
4の偏位センサー6に不具合が発生したと診断して、そ
の後の判定は、当該押圧ローラ4についての判定結果を
排除し、前記診断内容を通知する。以下にその具体例を
示す。
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】表3はパターンAの欠陥21、表4はパタ
ーンBの欠陥21、表5はパターンCの欠陥21と判定
できるが、NO.3の押圧ローラ4のみ連続して評価判
定指数は0を示しているので、NO.3の押圧ローラ4
に不具合が発生したと診断し、その診断内容を通知す
る。
【0084】次に、本発明の第十二実施形態である積層
合板の欠陥検出方法について説明する。この欠陥検出方
法は積層合板1と押圧ローラ4の相対的移動方向で押圧
ローラ4と積層合板1との接触開始時及び接触終了時の
挙動を観測し、正常状態とのマッチングにより、押圧ロ
ーラ4の押圧力が正常か否かを判断するものである。
【0085】図46は、この欠陥検出方法に使用される
押圧ローラの押圧方向に発生する挙動を偏位としてサン
プリングした波形を示す。図46中左端は接触開始点を
示し、主として図46中hoの値で押圧ローラ4の押圧
力が正常か否かを判断することができる。
【0086】図47は、本発明の第十三実施形態である
積層合板の欠陥検出方法の概念図を示す。図47に示す
ように、この欠陥検出方法は、押圧ローラ4を幅方向に
複数個分布させ、積層合板1と押圧ローラ4の相対的移
動方向で各々の押圧ローラ4と積層合板1との接触開始
時及び接触終了時の挙動を観測し、各々の押圧ローラ4
についての挙動を図46中のhoと比較し、整合をと
り、より正確に押圧ローラ4の押圧力が正常か否かを判
断することができる。
【0087】なお、本発明の第十実施形態乃至第十三実
施形態である積層合板の欠陥検出方法についての一連の
流れを示すと表6のようになる。
【0088】
【表6】
【0089】図48(a)(b)(c)は、本発明の第
十四実施形態である積層合板の欠陥検出装置の断面図で
ある。図48(a)は積層合板1が押圧ローラ4の手前
に位置する状態を示す。図48(b)は積層合板1が押
圧ローラ4に接触を開始した状態を示す。図48(c)
は、積層合板1が押圧ローラ4により押圧されている状
態を示す。なお、図48(a)(b)(c)中の左端と
右端のローラは駆動ローラである。
【0090】図48(a)(b)(c)は図14に示さ
れる欠陥検出装置に積層合板1を押さえるための反り矯
正ローラ34を押圧ローラ4とは別個に設けたものであ
り、これ以外の構成は図14に示される欠陥検出装置と
同様である。この反り矯正ローラ34により、積層合板
1の長手方向の反りを矯正し、積層合板1の欠陥21を
安定した挙動を検出するものである。なお、矯正ローラ
34は一個であっても、複数個であってもよい。
【0091】図49は、本発明の第十五実施形態である
積層合板の欠陥検出装置の断面図である。この欠陥検出
装置は、図48の欠陥検出装置と類似しているが、矯正
ローラ34と押圧ローラ4にローラベルト35を取り付
けて搬送用ベルトとなし、ローラベルト35により積層
合板1を面でおさえて搬送する点が異なる。この場合ノ
イズ的な振動が発生しにくいため、積層合板1の反りを
さらに確実に矯正しながら積層合板1の欠陥21を安定
して検出できる。
【0092】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の積層合板の欠陥
検出方法は、製造ライン上で連続且つ安定して積層合板
の表層材裏面の欠陥を検出することができる。
【0093】本発明の請求項2記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、塗装ローラにより積層合板の表面に塗装を
施す場合と同一の条件で積層合板の表層材裏面の欠陥を
検出することができる。
【0094】本発明の請求項3記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、小さな欠陥を検出できる。また塗装ローラ
よりも小さな押圧力で積層合板の表層材裏面の欠陥を検
出することができる。
【0095】本発明の請求項4記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、より局所的な欠陥をも検出することができ
る。
【0096】本発明の請求項5記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、積層合板の表層材裏面の欠陥の検出の信頼
性を上げることができる。
【0097】本発明の請求項6記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項1記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、押圧ローラと積層合板の接触時に発生する
ショックを緩和し、欠陥検出不能領域を極少化すること
ができる。
【0098】本発明の請求項7記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項6記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、検出ヘッドの振動を抑えることにより、押
圧ローラと積層合板の接触時に発生するショックを緩和
し、欠陥検出不能領域を極少化することができる。
【0099】本発明の請求項8記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項2記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、積層合板の表層材裏面の欠陥を検出を定量
的に行うことができる。
【0100】本発明の請求項9記載の積層合板の欠陥検
出方法は、請求項8記載の積層合板の欠陥検出方法の効
果に加えて、欠陥候補の波形をパターン化することによ
り、簡易に積層合板の表層材裏面の欠陥を検出すること
ができる。
【0101】本発明の請求項10記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項9記載の積層合板の欠陥検出方法の
効果に加えて、幅方向の複数の押圧ローラにより、より
正確に積層合板の表層材裏面の欠陥を検出することがで
きる。
【0102】本発明の請求項11記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項10記載の積層合板の欠陥検出方法
の効果に加えて、不具合のある押圧ローラの判定結果を
排除して積層合板の表層材裏面の欠陥を検出することが
できる。
【0103】本発明の請求項12記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項8記載の積層合板の欠陥検出方法の
効果に加えて、押圧ローラの押圧力が正常か否かを判断
することができる。
【0104】本発明の請求項13記載の積層合板の欠陥
検出方法は、請求項12記載の積層合板の欠陥検出方法
の効果に加えて、幅方向の複数の押圧ローラにより、よ
り正確に押圧ローラの押圧力が正常か否かを判断するこ
とができる。
【0105】本発明の請求項14記載の積層合板の欠陥
検出装置は、製造ライン上で連続且つ安定して積層合板
の表層材裏面の欠陥を検出することができ、欠陥のない
良品のみを無駄なく塗装することができる。
【0106】本発明の請求項15記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、押圧ローラの挙動が発生するとこれを
増幅して検出する。したがって小さな欠陥をも検出する
ことができる。
【0107】本発明の請求項16記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、空圧機器を用いて押圧力を発生させる
ことにより、押圧力の調整や変更を容易に行うことがで
き、欠陥検出不能領域を極少化することができる。
【0108】本発明の請求項17記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、磁力機器を用いて押圧力を発生させる
ことにより、押圧力の調整や変更を更に容易に行うこと
ができ、欠陥検出不能領域を更に極少化することができ
る。
【0109】本発明の請求項18記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、積層合板の搬送により、敷板をスライ
ドさせ、押圧ローラを敷板から積層合板に乗り移らせる
ことにより、欠陥検出不能領域が発生することを防止す
ることができる。
【0110】本発明の請求項19記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項18記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、積層合板の搬送を上面基準で行うこと
により、押圧ローラを敷板から積層合板に乗り移らせる
際の段差をなくし、スムーズに乗り移らせるにより、欠
陥検出不能領域が発生することを防止することができ
る。
【0111】本発明の請求項20記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、積層合板の反りを矯正しながら欠陥を
検出することができる。
【0112】本発明の請求項21記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、積層合板の反りを矯正しながら欠陥を
検出することができる。
【0113】本発明の請求項22記載の積層合板の欠陥
検出装置は、請求項21記載の積層合板の欠陥検出装置
の効果に加えて、ローラベルトにより積層合板の反りを
さらに確実に矯正しながら欠陥を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である積層合板の欠陥検
出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図2】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される積層
合板の断面図である。
【図3】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される欠陥
検出装置の要部拡大図である。
【図4】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される欠陥
検出装置の要部拡大図である。
【図5】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される押圧
ローラの拡大図である。
【図6】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される別の
押圧ローラの拡大図である。
【図7】同上積層合板の欠陥検出方法に使用される押圧
ローラの幅方向拡大図である。
【図8】本発明の第二実施形態である積層合板の欠陥検
出方法に使用される押圧ローラの幅方向拡大図である。
【図9】本発明の第三実施形態である積層合板の欠陥検
出方法に使用される積層合板の欠陥検出装置の正面図で
ある。
【図10】本発明の第四実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される積層合板の欠陥検出装置の正面図
である。
【図11】偏位センサーと検出ヘッドとの距離と、押圧
ローラの押圧力との関係を示すグラフである。
【図12】偏位センサーと検出ヘッドとの距離と、積層
合板の位置との関係を示すグラフである。
【図13】偏位センサーと検出ヘッドとの距離の差と積
層合板の位置との関係を示すグラフである。
【図14】本発明の第一実施形態である積層合板の欠陥
検出装置の構成図である。
【図15】本発明の第一実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図16】偏位センサーで検出される偏位センサーと検
出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示すグラフで
ある。
【図17】積層合板の欠陥検出不能領域を示す構成図で
ある。
【図18】本発明の第五実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図19】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図20】偏位センサーで検出される偏位センサーと検
出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示すグラフで
ある。
【図21】本発明の第六実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図22】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図23】本発明の第七実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図24】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図25】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図26】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図27】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図28】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図29】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図30】偏位センサーで検出される偏位センサーと検
出ヘッドとの距離と、検出時間との関係を示すグラフで
ある。
【図31】本発明の第八実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図32】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図33】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図34】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図35】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図36】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図37】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の構成図である。
【図38】本発明の第九実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される欠陥検出装置の正面図である。
【図39】同上実施形態である積層合板の欠陥検出方法
に使用される欠陥検出装置の側面図である。
【図40】押圧ローラの変位と、検出時間との関係を示
すグラフ(反りを矯正しない場合)である。
【図41】押圧ローラの変位と、検出時間との関係を示
すグラフ(反りを矯正する場合)である。
【図42】本発明の第九実施形態である積層合板の欠陥
検出方法に使用される押圧ローラの挙動をサンプリング
した波形である。
【図43】欠陥のパターンを示すグラフである。
【図44】テーブル(評価判定指数算出用)である。
【図45】本発明の第十一実施形態である積層合板の欠
陥検出方法に使用される押圧ローラの断面図である。
【図46】本発明の第十二実施形態である積層合板の欠
陥検出方法に使用される押圧ローラの挙動をサンプリン
グした波形である。
【図47】本発明の第十三実施形態である積層合板の欠
陥検出方法の概念図である。
【図48】本発明の第十四実施形態である積層合板の欠
陥検出装置の断面図である。
【図49】本発明の第十五実施形態である積層合板の欠
陥検出装置の断面図である。
【符号の説明】
1 積層合板 1a 表層材 2 押圧ローラ取り付けベース 3 検出ヘッド取り付けベース 4 押圧ローラ 5 検出ヘッド 6 偏位センサー 10 搬送コンベア 12 塗装ローラ 21 欠陥 22 空圧機器 23 磁力機器 24 敷板 34 反り矯正ローラ 35 ローラベルト

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層合板の表面を押圧ローラで押圧し、
    前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、
    押圧方向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前
    記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出することを特徴と
    する積層合板の欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 欠陥部分を含まない積層合板の表面を塗
    装ローラで塗装して成る積層合板の欠陥検出方法であっ
    て、前記押圧ローラのローラ径を前記塗装ローラのロー
    ラ径と同一とし、前記押圧ローラの押圧力を前記塗装ロ
    ーラの押圧力と同一としたことを特徴とする請求項1記
    載の積層合板の欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】 押圧ローラのローラ径を塗装ローラのロ
    ーラ径より小さくしたことを特徴とする請求項2記載の
    積層合板の欠陥検出方法。
  4. 【請求項4】 押圧ローラを幅方向に複数に分割したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の積層合板の
    欠陥検出方法。
  5. 【請求項5】 押圧力の異なる二つの押圧ローラにより
    積層合板表面の同一部位を押圧し、押圧方向に発生する
    前記二つの押圧ローラの挙動を検出し、前記二つの押圧
    ローラ間の挙動の差により欠陥部分を検出することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の積層合板の欠陥検
    出方法。
  6. 【請求項6】 移動する積層合板が所定の位置に搬送さ
    れたことを検出して、前記積層合板表面に押圧ローラを
    移動させて、接触させて、前記押圧ローラの押圧方向に
    発生する挙動を検出し、前記積層合板の表層材裏面の欠
    陥を検出することを特徴とする請求項1記載の積層合板
    の欠陥検出方法。
  7. 【請求項7】 積層合板表面への押圧ローラの移動を、
    前記押圧ローラが、前記積層合板へ接触するまでは、ス
    ロースピードで行なわせ、前記積層合板へ接触した瞬間
    に強い押圧力を発生させて、前記押圧ローラと前記積層
    合板の接触をスムーズに行わせることを特徴とする請求
    項6記載の積層合板の欠陥検出方法。
  8. 【請求項8】 積層合板表面を押圧ローラで押圧すると
    ともに、前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動
    させながら、前記押圧ローラの押圧方向に発生する挙動
    を偏位としてサンプリングし、前記偏位の時間あたりの
    差分処理を行い欠陥の内容を分類し、欠陥の程度を数値
    化し、評価判定指数とし、前記積層合板の表層材裏面の
    欠陥を検出することを特徴とする請求項2記載の積層合
    板の欠陥検出方法。
  9. 【請求項9】 積層合板の表層材裏面の欠陥を3つのパ
    ターンに分類し、押圧ローラの挙動の偏位信号から、欠
    陥候補の波形が、3つのどのパターンに属するかを判定
    することにより、前記積層合板の表層材裏面の欠陥を検
    出することを特徴とする請求項8記載の積層合板の欠陥
    検出方法。
  10. 【請求項10】 押圧ローラを幅方向に複数個分布さ
    せ、各々の押圧ローラの挙動の偏位信号から、欠陥候補
    の波形が、3つのどのパターンに属するかを判定し、各
    々の押圧ローラについての判定結果の整合をとり総合判
    定することを特徴とする請求項9記載の積層合板の欠陥
    検出方法。
  11. 【請求項11】 複数の押圧ローラの一つの欠陥候補の
    波形が、3つのパターンのいずれかに属すると判定して
    いる場合においても、当該押圧ローラが連続して評価判
    定指数ゼロを示した場合には、当該押圧ローラの偏位セ
    ンサーに不具合が発生したと診断して、その後の判定
    は、当該押圧ローラのついての判定結果を排除し、前記
    診断内容を通知することを特徴とする請求項10記載の
    積層合板の欠陥検出方法。
  12. 【請求項12】 積層合板と押圧ローラの相対的移動方
    向で押圧ローラと積層合板との接触開始時及び接触終了
    時の挙動を観測し、正常状態とのマッチングにより、押
    圧ローラの押圧力が正常が否かを判断することを特徴と
    する請求項8記載の積層合板の欠陥検出方法。
  13. 【請求項13】 押圧ローラを幅方向に複数個分布さ
    せ、積層合板と押圧ローラの相対的移動方向で各々の押
    圧ローラと積層合板との接触開始時及び接触終了時の挙
    動を観測し、各々の押圧ローラについての挙動の整合を
    とり、押圧ローラの押圧力が正常か否かを判断すること
    を特徴とする請求項12記載の積層合板の欠陥検出方
    法。
  14. 【請求項14】 積層合板を一定速度で搬送せしめる搬
    送手段と、前記搬送手段上の前記積層合板を一定の押圧
    力で押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラの押圧方向
    に発生する挙動を検出する検出手段と、前記検出手段で
    得られた押圧ローラの押圧方向の挙動から前記積層合板
    の表層材裏面の欠陥を検出する検出装置と、前記検出装
    置の検出結果から前記積層合板を欠陥のない良品と欠陥
    材に選別し次工程に搬送を行う制御装置から成ることを
    特徴とする積層合板の欠陥検出装置。
  15. 【請求項15】 検出手段が検出ヘッドと検出ヘッド取
    り付けベースと押圧ローラ取り付けベースと押圧ローラ
    と偏位センサとを備え、前記押圧ローラ取り付けベース
    の一端がこれに押圧方向に設けられる検出ヘッド取り付
    けベースに揺動自在に枢止され、他端に検出ヘッドが形
    成され、その中間下部に押圧ローラが回転自在に設置さ
    れ、前記押圧ローラの挙動を前記検出ヘッドで検出する
    ことを特徴とする請求項14記載の積層合板の欠陥検出
    装置。
  16. 【請求項16】 積層合板表面を押圧ローラで押圧し、
    前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、
    押圧方向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前
    記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠
    陥検出において、押圧力の発生を空圧機器を使用して行
    い、搬送されてくる前記積層合板に同期させて、前記押
    圧ローラの前記積層合板への押圧、隔離を自在に行い、
    前記押圧ローラと前記積層合板との接触時に発生する前
    記押圧ローラの振動による欠陥検出不能領域を極少化し
    たことを特徴とする請求項14記載の積層合板の欠陥検
    出装置。
  17. 【請求項17】 積層合板表面を押圧ローラで押圧し、
    前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、
    押圧方向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前
    記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠
    陥検出において、押圧力の発生を磁力機器を使用して行
    い、搬送されてくる前記積層合板に同期させて、前記押
    圧ローラの前記積層合板への押圧、隔離を自在に行い、
    前記押圧ローラと前記積層合板との接触時に発生する前
    記押圧ローラの振動による欠陥検出不能領域を極少化し
    たことを特徴とする請求項14記載の積層合板の欠陥検
    出装置。
  18. 【請求項18】 積層合板表面を押圧ローラで押圧し、
    前記積層合板と前記押圧ローラを相対的に移動させて、
    押圧方向に発生する前記押圧ローラの挙動を検出し、前
    記積層合板の表層材裏面の欠陥を検出する積層合板の欠
    陥検出において、前記積層合板の搬送により、敷板を上
    下スライドさせると共に上下動自在な構成とし、前記押
    圧ローラと前記積層合板の接触をスムーズに行わせ、前
    記押圧ローラと前記積層合板の接触時に発生する前記押
    圧ローラの振動による欠陥検出不能領域の発生を防止し
    たことを特徴とする請求項14記載の積層合板の欠陥検
    出装置。
  19. 【請求項19】 積層合板の搬送を上面基準で行い、前
    記積層合板の板厚の影響を受けずに、前記押圧ローラと
    前記積層合板の接触時に発生する前記押圧ローラの振動
    による欠陥検出不能領域の発生を防止したことを特徴と
    する請求項18記載の積層合板の欠陥検出装置。
  20. 【請求項20】 押圧ローラに幅方向にローラを並列に
    取り付け積層合板の幅方向の反りを矯正し、安定した挙
    動を検出することを特徴とする請求項14記載の積層合
    板の欠陥検出装置。
  21. 【請求項21】 積層合板を押さえるための反り矯正ロ
    ーラを押圧ローラとは別個に設け、積層合板の長手方向
    の反りを矯正し、安定した挙動を検出することを特徴と
    する請求項14記載の積層合板の欠陥検出装置。
  22. 【請求項22】 積層合板を押さえるための反り矯正ロ
    ーラと押圧ローラにローラベルトを取り付け搬送用ベル
    トとなし、積層合板の欠陥を安定して検出することを特
    徴とする請求項21記載の積層合板の欠陥検出装置。
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JP2008132546A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Kyodo Printing Co Ltd 断裁不良検知装置とその断裁不良検知方法及び積層装置

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