JP2021175603A - 木材加工装置、木材加工の良否判定方法、及び、木材加工の良否判定プログラム - Google Patents

木材加工装置、木材加工の良否判定方法、及び、木材加工の良否判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】木材の加工において、搬送される木材の移動量を、より正確に検出する。【解決手段】板厚センサ10と、その上流側に設けられ、木材を搬送する第1搬送装置(3,7)と、板厚センサ10の上流側に設けられた切削装置(4,5,6)と、板厚センサ10の上流側に設けられ、搬送方向への木材の移動量を検出する第1センサ8と、板厚センサ10の下流側に設けられ、木材を搬送する第2搬送装置(12,14)と、板厚センサ10の下流側に設けられ、木材の移動量を検出する第2センサ11と、木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部20と、を備え、制御部20は、木材の、搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては第1センサ8に基づいて移動量を算出し、それ以降の部位に対しては第2センサ11に基づいて移動量を算出する木材加工装置である。【選択図】図1

Description

本開示は、木材加工装置、木材加工の良否判定方法、及び、木材加工の良否判定プログラムに関する。
木材を搬送しながら一定の厚さに切削加工し、かつ、厚さを所望の基準に収めるべく検査する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−103306号公報
木材の搬送速度は、本来は概ね一定速度であるが、切削加工中の木材と、切削加工から解放されて搬送されるだけの木材とでは、事実上の搬送速度が異なり、前者は相対的に遅くなり、後者は相対的に速くなる。板厚の良否判定には、局所的、かつ、偶発的に、不良な厚さがあるか否かではなく、その状態がどれだけの長さ存在するか、という指標が良否判定の条件となる。しかしながら、搬送速度が一定ではない場合は、長さの検出値の信頼性が低くなる。
かかる課題に鑑み、本発明は、木材の加工において、搬送される木材の移動量を、より正確に検出することを目的とする。
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は特許請求の範囲によって定められるものである。
(木材加工装置)
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置であって、
前記木材の搬送路の途中に設けられ、前記板厚を検出する板厚センサと、
前記板厚センサに対して搬送方向の上流側に設けられ、前記木材を搬送する第1搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記木材に切削加工を施す切削装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第1センサと、
前記板厚センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、前記木材を搬送する第2搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記下流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第2センサと、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以降の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工装置である。
(木材加工の良否判定方法)
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定方法であって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出し、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定し、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工の良否判定方法である。
(木材加工の良否判定プログラム)
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定プログラムであって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出する機能と、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する機能と、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する機能と、
をコンピュータに実現させるための木材加工の良否判定プログラムである。
本開示によれば、木材の加工において、搬送される木材の移動量を、より正確に検出することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る木材加工装置の主要部分を側面から見た図である。 図2は、図1の板厚センサの近傍を拡大した図であり、先行するワークの後端を検出するときの状態を表している。 図3は、図1の板厚センサの近傍を拡大した図であり、後続のワークの前端を検出するときの状態を表している。 図4は、図1の板厚センサの近傍を拡大した図であり、移動量を検出するセンサが上流側の第1センサから下流側の第2センサに変わる状態を示す図である。 図5は、制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
《木材加工装置の構成》
図1は、本開示の一実施形態に係る木材加工装置の主要部分を側面から見た図である。図中のX−Y−Zにより示すように、搬送方向はX方向、装置の高さ方向はY方向、装置の幅方向はZ方向、である。図1において、所定長の平板状に粗加工された木材1,2(以下、ワーク1,2という。)は、図の右側から左側へ搬送される。装置全体を木材加工装置300とすると、搬送方向の上流側は、木材切削加工機100であり、残りの下流側は板厚検査装置200である。
木材切削加工機100は、上流側から順に、ワーク1を上下から挟んでワーク1を引き込む搬入ローラ3と、ワーク1の下面を切削する下面切削ローラ4と、ワーク1を上から見た場合の左右両側面を切削する側面切削ローラ5と、ワーク1の上面を切削する上面切削ローラ6と、ワーク1を上下から挟んで下流へ搬送する搬送ローラ7と、を備えている。搬入ローラ3及び搬送ローラ7は、木材切削加工機100における第1搬送装置を構成している。
板厚検査装置200は、第1センサ8と、端部センサ9と、板厚センサ10と、第2センサ11と、ワーク2を上下から挟んでワーク2を搬出する搬出ローラ12と、ワーク通過を検出する通過センサ13と、搬出コンベア14と、不良品のマークを施すためのマーキングガン15,16とを備えている。
第1センサ8及び第2センサ11は、例えばロータリエンコーダであり、ワーク1,2の移動量に応じたパルス数を出力する。端部センサ9は、例えば投受光型の光センサであり、ワークの前端及び後端を検出する。通過センサ13は、ワーク1又は2が通過した瞬間を検出する。
板厚センサ10は、ワーク1,2に対して上下に対称に配置されている。上下一対の板厚センサ10は、例えばレーザ距離センサであり、Y方向の距離を検出する。上の板厚センサ10は、自身から、ワーク1,2の上面までの距離d1を検出し、下の板厚センサ10は、自身から、ワーク1,2の裏面までの距離d2を検出する。上下の板厚センサ10の間の距離D(固定値)から、D−(d1+d2)を求めれば、板厚を測定することができる。板厚センサ10は幅方向(Z方向)に連続して(または離散的に)拡がっていて、ワーク1,2の幅も検出することができる。
マーキングガン15は、木口(ワークの前後の末端近傍)の不良に対して塗料を噴射する。マーキングガン16は、木口以外の部位についての、不良に対して塗料を噴射する。搬出ローラ12及び搬出コンベア14は、板厚検査装置200における第2搬送装置を構成している。
第1センサ8、端部センサ9、板厚センサ10、第2センサ11、通過センサ13のそれぞれの出力信号は、制御部20に送られる。マーキングガン15,16の動作は、制御部20により制御される。制御部20は、例えばコンピュータを含み、コンピュータがソフトウェア(コンピュータプログラム)を実行することで、必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、制御部20の記憶部20mに格納される。コンピュータプログラムは、半導体メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光ディスク、USBメモリ等の各種の記憶媒体に記憶させることができる。操作部21は、例えばタッチパネルであり、操作者は、操作部21から制御部20に対して必要な指示を与えることができる。
上流から搬送されて来たワーク1は、下面切削ローラ4、側面切削ローラ5,6及び上面切削ローラ6により、一定の厚さ及び幅に切削加工される。ここで、特に厚さに関しては、木材本来の特徴によって部分的な凹みがある場合もある。そこで、板厚が欠損している状態が、全長に対してどれくらいあるか、を検査する。
板厚検査装置200は、板厚センサ10により板厚不良(所望する値の許容範囲外)が検出された場合、例えば、その状態が、ワーク1枚の全長に対して合計どれだけの長さ存在するか、あるいは、ワーク1枚に連続して存在する箇所が何カ所あるか、という指標を検出する。そして、それぞれの指標のいずれか一方でも閾値を超えると、不良品と判定する。
《2つのセンサによる移動量の測定》
次に、移動量の測定に用いる第1センサ8及び第2センサ11の意義について説明する。図2〜図4は、図1の板厚センサ10の近傍を拡大した図である。まず、図2の状態になるまでの搬送状態では、制御部20は、第2センサ11がワーク2の移動量に応じて発生するパルスに基づいてワーク2の後部の木口近傍の移動量を計測している。従って、制御部20は、切削加工から解放されているワーク2の後部の移動量を第2センサの出力に基づいて正確に計測している。図2の状態になったとき、とは、端部センサ9が、ワーク2の後端を検出したときである。
図3は、ワーク1,2の搬送が図2より少し進んだ状態を表している。この状態では、端部センサ9は、上流側からワーク1の前端が到来したことを検出している。この状態のワーク1は、まだ切削加工中である。このとき、制御部20は、移動量を計測するセンサを、第2センサ11から第1センサ8に変更する。
図4は、図3の状態からさらにワーク1の搬送が、移動量Lの分だけ進んだ状態を示す図である。図4における移動量Lは、制御部20が定める。移動量Lは、ワーク1が、下面切削ローラ4(図1)、側面切削ローラ5(図1)、及び、上面切削ローラ6(図1)による切削加工から解放された瞬間以後となるよう、設定される。操作者は、操作部21(図1)から制御部20(図1)に対して任意に移動量Lの数値設定を行うことができる。前端検出からの移動量がLに満たないときは、制御部20は、第1センサ8がワークの移動量に応じて発生するパルスに基づいて移動量を計測する。移動量がLに達したときは、制御部20は、第1センサ8に代えて、第2センサ11がワークの移動量に応じて発生するパルスに基づいて移動量を計測する。
《フローチャート》
図5は、制御部20により行われる処理の一例を示すフローチャートである。最初の切削加工済みのワークに対して、制御部20は、第1センサ8に基づいてワーク前部の移動量を測定する(ステップS1)。端部センサ9が、ワークの先端の到来を検出すると(ステップS2)、板厚センサ10に基づいて厚さを測定する(ステップS3)。また、板厚センサ10は、ワークの幅も測定する(ステップS4)。
次に、第1センサ8に基づいて求めた移動量がLに達すると、移動量の検出元を、第1センサ8から第2センサ11に切り替える。このときのワークは、切削加工から解放されている。そして、板厚が許容範囲でなかった場合は、第2センサ11に基づいてワーク後部の移動量を測定する(ステップS5)。ここで、制御部20は、板厚が、求める厚さの許容範囲でない場合には、その長さ(連続した長さ、又は、断続的に現れた場合はそれらの合計の長さ等)を求める。端部センサ9がワーク後端を検出(ステップS6)した後、制御部20は、加工されたワークが良品か不良品かを判定し(ステップS7)、記憶する。
次に、通過センサ13がワークの通過を検出すると(ステップS8,S10)、もし不良品であれば制御部20は、マーキングガン15又は16によるマーキングを行う(ステップS9)。木口不良の場合は、マーキングガン15によるマーキングが行われ、木口以外の不良についてはマーキングガン16によるマーキングが行われる。マーキングの形態は、不良原因によって異なるマーキングが行われ、不良となった理由が視覚的に確認できるようになっている。
一方、良品と判定された場合、制御部20は、マーキングを行わず、ワークをそのまま通過させる。以後、同様の処理が繰り返される。
《開示のまとめ》
上記開示は、以下のように一般化して表現することができる。
木材加工装置300は、木材を搬送しながら板厚を揃える加工を施し、かつ、板厚の良否を判定するものである。そして、木材加工装置300は、木材の搬送路の途中に設けられ、板厚を検出する板厚センサ10、板厚センサ10に対して搬送方向の上流側に設けられ、木材を搬送する第1搬送装置(3,7)と、板厚センサ10に対して上流側に設けられ、木材に切削加工を施す切削装置(4,5,6)と、板厚センサ10に対して上流側に設けられ、搬送方向への木材の移動量を検出する第1センサ8と、板厚センサ10に対して搬送方向の下流側に設けられ、木材を搬送する第2搬送装置(12,14)と、板厚センサ10に対して下流側に設けられ、搬送方向への木材の移動量を検出する第2センサ11と、木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部20と、を備えている。
制御部20は、木材の、搬送方向における前端から所定の長さ(L)の部位に対しては第1センサ8に基づいて移動量を算出し、それ以降の部位に対しては第2センサ11に基づいて移動量を算出する。
このような木材加工装置では、第1搬送装置(3,7)及び第2搬送装置(12,14)の搬送速度が本来は同じであっても、木材が切削加工中であるか切削加工から解放された状態であるかによって、事実上の搬送速度が異なる。そこで、切削加工から解放されていると推定される状態の木材に対しては第2搬送装置(12,14)と同様に下流側にある第2センサ11により移動量を測定し、切削加工中であると推定される状態の木材に対しては第1搬送装置(3,7)と同様に上流側にある第1センサ8により移動量を測定する。これにより、現実の搬送速度に応じて、より正確な移動量を測定できるセンサを適切に選択することができる。その結果、板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。とりわけ、木材の端部近傍(木口)の板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。
上記所定の長さ(L)は、制御部20に対して任意に設定可能であることが望ましい。
この場合、木材が切削加工から解放されるタイミングを、実際の状態に合わせて適切に設定することができる。
また、板厚センサ10と第1センサ8との間に、木材の後端及び前端を検出可能な端部センサが設けられていてもよい。
この場合、端部センサは、板厚センサよりも早く、次に搬送されて来る木材の前端を検出することができるので、第2センサから第1センサへの切り替えを遅滞なく行うことができる。
方法としての観点からは、これは、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置300による木材加工の良否判定方法である。そして、(i)板厚センサ10により木材の板厚を検出するとともに、板厚センサ10に対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ8及び第2センサ11に基づいて移動量を検出し、(ii)木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定し、(iii)木材の、搬送方向における前端から所定の長さ(L)の部位に対しては第1センサ8に基づいて移動量を算出し、それ以外の部位に対しては第2センサ11に基づいて移動量を算出する。
木材加工装置では、搬送の上流で切削加工が行われ、下流で板厚検査が行われることになるが、木材が切削加工中であるか切削加工から解放された状態であるかによって、事実上の搬送速度が異なる。そこで、切削加工から解放されていると推定される状態の木材に対しては下流側にある第2センサ11により移動量を測定し、切削加工中であると推定される状態の木材に対しては上流側にある第1センサ8により移動量を測定する。これにより、現実の搬送速度に応じて、より正確な移動量を測定できるセンサを適切に選択することができる。その結果、板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。とりわけ、木材の端部近傍(木口)の板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。
本開示は、プログラムとしても表現できる。すなわち、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置300による木材加工の良否判定プログラムであって、(a)板厚センサ10により木材の板厚を検出するとともに、板厚センサ10に対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ8及び第2センサ11に基づいて移動量を検出する機能と、(b)木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する機能と、(c)木材の、搬送方向における前端から所定の長さ(L)の部位に対しては第1センサ8に基づいて移動量を算出し、それ以外の部位に対しては第2センサ11に基づいて移動量を算出する機能とを、コンピュータ(制御部20)に実現させるための木材加工の良否判定プログラムである。
木材加工装置では、搬送の上流で切削加工が行われ、下流で板厚検査が行われることになるが、木材が切削加工中であるか切削加工から解放された状態であるかによって、事実上の搬送速度が異なる。そこで、切削加工から解放されていると推定される状態の木材に対しては下流側にある第2センサ11により移動量を測定し、切削加工中であると推定される状態の木材に対しては上流側にある第1センサ8により移動量を測定する。これにより、現実の搬送速度に応じて、より正確な移動量を測定できるセンサを適切に選択することができる。その結果、板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。とりわけ、木材の端部近傍(木口)の板厚の良否判定を、より正確に行うことができる。
上記プログラムは、これを記憶した記憶(記録)媒体という形で、存在するものであってもよい。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,2 木材(ワーク)
3 搬入ローラ
4 下面切削ローラ
5 側面切削ローラ
6 上面切削ローラ
7 搬送ローラ
8 第1センサ
9 端部センサ
10 板厚センサ
11 第2センサ
12 搬出ローラ
13 通過センサ
14 搬出コンベア
15,16 マーキングガン
20 制御部
20m 記憶部
21 操作部
100 木材切削加工機
200 板厚検査装置
300 木材加工装置

Claims (5)

  1. 木材を搬送しながら板厚を揃える加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置であって、
    前記木材の搬送路の途中に設けられ、前記板厚を検出する板厚センサと、
    前記板厚センサに対して搬送方向の上流側に設けられ、前記木材を搬送する第1搬送装置と、
    前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記木材に切削加工を施す切削装置と、
    前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第1センサと、
    前記板厚センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、前記木材を搬送する第2搬送装置と、
    前記板厚センサに対して前記下流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第2センサと、
    前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以降の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
    木材加工装置。
  2. 前記所定の長さは、前記制御部に対して任意に設定可能である請求項1に記載の木材加工装置。
  3. 前記板厚センサと前記第1センサとの間に、前記木材の後端及び前端を検出可能な端部センサが設けられている請求項1又は請求項2に記載の木材加工装置。
  4. 木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定方法であって、
    板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出し、
    前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定し、
    前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
    木材加工の良否判定方法。
  5. 木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定プログラムであって、
    板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出する機能と、
    前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する機能と、
    前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する機能と、
    をコンピュータに実現させるための木材加工の良否判定プログラム。
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