JP2021175603A - 木材加工装置、木材加工の良否判定方法、及び、木材加工の良否判定プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置であって、
前記木材の搬送路の途中に設けられ、前記板厚を検出する板厚センサと、
前記板厚センサに対して搬送方向の上流側に設けられ、前記木材を搬送する第1搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記木材に切削加工を施す切削装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第1センサと、
前記板厚センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、前記木材を搬送する第2搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記下流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第2センサと、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以降の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工装置である。
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定方法であって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出し、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定し、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工の良否判定方法である。
本開示は、木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定プログラムであって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出する機能と、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する機能と、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する機能と、
をコンピュータに実現させるための木材加工の良否判定プログラムである。
図1は、本開示の一実施形態に係る木材加工装置の主要部分を側面から見た図である。図中のX−Y−Zにより示すように、搬送方向はX方向、装置の高さ方向はY方向、装置の幅方向はZ方向、である。図1において、所定長の平板状に粗加工された木材1,2(以下、ワーク1,2という。)は、図の右側から左側へ搬送される。装置全体を木材加工装置300とすると、搬送方向の上流側は、木材切削加工機100であり、残りの下流側は板厚検査装置200である。
次に、移動量の測定に用いる第1センサ8及び第2センサ11の意義について説明する。図2〜図4は、図1の板厚センサ10の近傍を拡大した図である。まず、図2の状態になるまでの搬送状態では、制御部20は、第2センサ11がワーク2の移動量に応じて発生するパルスに基づいてワーク2の後部の木口近傍の移動量を計測している。従って、制御部20は、切削加工から解放されているワーク2の後部の移動量を第2センサの出力に基づいて正確に計測している。図2の状態になったとき、とは、端部センサ9が、ワーク2の後端を検出したときである。
図5は、制御部20により行われる処理の一例を示すフローチャートである。最初の切削加工済みのワークに対して、制御部20は、第1センサ8に基づいてワーク前部の移動量を測定する(ステップS1)。端部センサ9が、ワークの先端の到来を検出すると(ステップS2)、板厚センサ10に基づいて厚さを測定する(ステップS3)。また、板厚センサ10は、ワークの幅も測定する(ステップS4)。
上記開示は、以下のように一般化して表現することができる。
この場合、木材が切削加工から解放されるタイミングを、実際の状態に合わせて適切に設定することができる。
この場合、端部センサは、板厚センサよりも早く、次に搬送されて来る木材の前端を検出することができるので、第2センサから第1センサへの切り替えを遅滞なく行うことができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
3 搬入ローラ
4 下面切削ローラ
5 側面切削ローラ
6 上面切削ローラ
7 搬送ローラ
8 第1センサ
9 端部センサ
10 板厚センサ
11 第2センサ
12 搬出ローラ
13 通過センサ
14 搬出コンベア
15,16 マーキングガン
20 制御部
20m 記憶部
21 操作部
100 木材切削加工機
200 板厚検査装置
300 木材加工装置
Claims (5)
- 木材を搬送しながら板厚を揃える加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置であって、
前記木材の搬送路の途中に設けられ、前記板厚を検出する板厚センサと、
前記板厚センサに対して搬送方向の上流側に設けられ、前記木材を搬送する第1搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記木材に切削加工を施す切削装置と、
前記板厚センサに対して前記上流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第1センサと、
前記板厚センサに対して前記搬送方向の下流側に設けられ、前記木材を搬送する第2搬送装置と、
前記板厚センサに対して前記下流側に設けられ、前記搬送方向への前記木材の移動量を検出する第2センサと、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以降の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工装置。 - 前記所定の長さは、前記制御部に対して任意に設定可能である請求項1に記載の木材加工装置。
- 前記板厚センサと前記第1センサとの間に、前記木材の後端及び前端を検出可能な端部センサが設けられている請求項1又は請求項2に記載の木材加工装置。
- 木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定方法であって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出し、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定し、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する、
木材加工の良否判定方法。 - 木材を搬送しながら板厚を揃える切削加工を施し、かつ、板厚の良否を判定する木材加工装置による木材加工の良否判定プログラムであって、
板厚センサにより木材の板厚を検出するとともに、前記板厚センサに対して搬送方向における上流側及び下流側で、それぞれ、第1センサ及び第2センサに基づいて移動量を検出する機能と、
前記木材の板厚が許容範囲を逸脱する状態、及び、当該状態が前記搬送方向に存在する長さに基づいて、板厚の良否を判定する機能と、
前記木材の、前記搬送方向における前端から所定の長さの部位に対しては前記第1センサに基づいて前記移動量を算出し、それ以外の部位に対しては前記第2センサに基づいて前記移動量を算出する機能と、
をコンピュータに実現させるための木材加工の良否判定プログラム。
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JP2020081615A JP7044401B2 (ja) | 2020-05-02 | 2020-05-02 | 木材加工装置、木材加工の良否判定方法、及び、木材加工の良否判定プログラム |
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JP2002103306A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-09 | Meiken Kogyo Kk | 板厚検査装置 |
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2020
- 2020-05-02 JP JP2020081615A patent/JP7044401B2/ja active Active
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