JP4762272B2 - 製材品の外形検査方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製材品の寸法・外形の品質を検査するための製材品の外形検査方法及び装置に関する。
木材加工において、搬送される製材の表面を切削用回転カッターで連続して切削加工する自動鉋盤(モルダー機)が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−216701号公報
このようなモルダー機で加工された製材品の表面には、欠け、割れ、抜け節などの欠陥部が存在している場合がある。この欠陥部の検査は、作業者による目視検査に頼っているのが現状である。このため、目視検査は作業者の技能によって、ばらつきが生じ品質が一定とならず、しかも、検査時間は、近年高速化が進められているモルダー機の処理速度とは比較にならないほど遅いため、これらを改善する検査技術の開発が望まれている。
本発明の課題は、表面が加工された加工製材の欠陥部をセンサーによって検出して自動化を図り、生産効率を高めるようにした製材品の外形検査方法及び装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の製材品の外形検査方法は、板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査方法であって、前記製材品を長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定する二次元データ測定工程と、その二次元データによる前記製材品の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積を演算する体積演算工程と、その演算した体積と予め設定された体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成とすることにより、切削加工された製材品は、その搬送中に体積比較による合否判定が行われるので、作業者による目視検査の検査時間に比べ早く処理でき、高速化されるモルダー機と、連動させて自動化することが可能となり、生産効率を向上させることができる。
また、本発明の製材品の外形検査方法の前記二次元データ測定工程は、前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定することを含み、前記体積演算工程は、前記二次元データによる前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記欠陥部の体積を演算することを含み、前記体積判定工程は、その演算した前記欠陥部の体積と予め設定された欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定することを含むことを特徴とすることができる。
上記構成とすることにより、局所的な欠陥部が存在すれば、その有無を確実に検査できる。また、欠陥部を寸法測定しているため、欠陥部の大きさによる合否判定に、その計測寸法が使用できるとともに、目視検査のような検査ばらつきは生じなく、検査品質が安定する。また、体積で欠陥部を確認できるため、欠陥部の種類、例えば欠け、割れ、抜け節に区別することも可能となり、合否判定を細分化できるので、製材品の使用目的に合致させた検査が行え、検査後の製材品の使用自由度が広げられ、使用不可として除外されることが少なくなり、製材品の有効利用を図ることができる外形検査装置を提供できる。
また、本発明の製材品の外形検査方法は、前記体積判定工程において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定されることを特徴とすることができることにより、体積の小さい製材品を不良品として排除できる。
また、本発明の製材品の外形検査方法は、前記体積判定工程において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定することを特徴とすることができることにより、その許容範囲数の設定によって、材質や形状寸法のことなる各種製材品の検査に対応することができる。
また、本発明の製材品の外形検査方法は、体積合格品とされた前記製材品における前記二次元データにおける幅寸法と高さ寸法の少なくとも一方のデータが予め設定した前記許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品とする付加判定工程を含むことを特徴とすることができることにより、体積による合否判断に加え、外形寸法(幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法)による検査をしているため、検査品質を高精度化することができる。
また、本発明の製材品の外形検査方法は、体積不合格品又は不合格品と判定された前記製材品に対して、前記搬送ラインに不合格信号を出力し、所定の不合格処理を行うか、体積合格品又は合格品とされた前記製材品に対して、前記搬送ラインへ合格信号を出力し、所定の合格処理を行う後処理工程を含むことを特徴とすることができることにより、例えば、合否表示を付与できる装置による後処理工程とすれば、良品か不良品かを特定できるため、これらが誤って混在しても分別して使用することが可能となる。
また、本発明の製材品の外形検査装置は、板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査装置であって、製材品を長手方向に移動させる搬送ラインと、その搬送ラインに設けられ、その搬送ラインで前記製材品を前記長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定する幅寸法センサ及び高さ寸法センサを含む二次元データ測定装置と、前記搬送ラインにおける前記製材品の移動距離又は移動時間を測定する搬送状況測定装置と、前記二次元データによる前記製材品の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積を演算する体積演算手段と、その演算した体積と予め設定された体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成とすることにより、切削加工された製材品は、その搬送中に体積比較による合否判定が行われるので、作業者による目視検査の検査時間に比べ早く処理でき、高速化されるモルダー機と、連動させて自動化することが可能となり、生産効率を向上させることができる。
また、本発明の製材品の外形検査装置の前記二次元データ測定装置は、前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定することを含み、前記体積演算手段は、二次元データによる前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記欠陥部の体積を演算することを含み、前記体積判定手段は、その演算した前記欠陥部の体積と予め設定された欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定することを含むことを特徴とすることができる。
上記構成とすることにより、局所的な欠陥部が存在すれば、その有無を確実に検査できる。また、欠陥部を寸法測定しているため、欠陥部の大きさによる合否判定に、その計測寸法が使用できるとともに、目視検査のような検査ばらつきは生じなく、検査品質が安定する。また、体積で欠陥部を確認できるため、欠陥部の種類、例えば欠け、割れ、抜け節に区別することも可能となり、合否判定を細分化できるので、製材品の使用目的に合致させた検査が行え、検査後の製材品の使用自由度が広げられ、使用不可として除外されることが少なくなり、製材品の有効利用を図ることができる外形検査装置を提供できる。
また、本発明の製材品の外形検査装置は、前記体積判定手段において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定されるようにすることができることにより、体積の小さい製材品を不良品として排除できる。
また、本発明の製材品の外形検査装置は、前記体積判定手段において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定することができることにより、その許容範囲数の設定によって、材質や形状寸法のことなる各種製材品の検査に対応することができる。
また、本発明の製材品の外形検査装置は、体積合格品とされた前記製材品における前記二次元データにおける幅寸法と高さ寸法の少なくとも一方のデータが予め設定した許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品とする付加判定手段とを含むことを特徴とすることができることにより、体積による合否判断に加え、外形寸法(幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法)による検査をしているため、検査品質を高精度化することができる。
また、本発明の製材品の外形検査装置は、体積不合格品又は不合格品と判定された前記製材品に対して、前記搬送ラインに不合格信号を出力し、所定の不合格処理を行うか、体積合格品又は合格品とされた前記製材品に対して、前記搬送ラインへ合格信号を出力し、所定の合格処理を行わせる信号出力手段を含むことができることにより、例えば、合否表示を付与できる装置による後処理工程とすれば、良品か不良品かを特定できるため、これらが誤って混在しても分別して使用することが可能となる。
また、本発明の製材品の外形検査装置の前記搬送ラインには、搬送される前記製材品の先端が通過したこと、及びその後端が通過したことを検知するワーク検知センサが設置され、このワーク検知センサの信号により、検査されるべき前記製材品の移動距離又は移動時間が求められるようにできることにより、高さが異なる製材品であっても、ワーク検知センサの検査位置を調整することなく使用できるため多様な種類の製材品に対応可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。図1は本発明の製材品としての加工製材Wの外形検査装置を備える製造ラインを示す概念図である。図1において、加工製材Wは、例えば集成材に使用されるラミナー用の板材であり、断面形状を矩形状となして、その矩形断面が長手方向Nに一様に連続する長尺板状に形成される。なお、加工製材Wは板材に限定されず、柱などに使用する角材であってもよい。
この加工製材Wは、背景技術で示したようなモルダー機1によって、矩形断面が長手方向Nに一様に連続し、この矩形断面における幅寸法L1、高さ寸法L2が一定でないラフ製材W1における四面の表面W1aを切削加工して、幅寸法L1、高さ寸法L2を一定にしている。本例の場合には、図2に示すように、加工製材Wの上面Wa、下面Wb、左側面Wc、右側面Wdの四面がモルダー機1によって切削加工された切削加工面となしている。
図1に戻り、モルダー機1には、外形検査装置2が連設されて一連の搬送ラインを構成している。この外形検査装置2は、モルダー機1から搬出される切削加工済みの加工製材Wの切削加工面に存在する品質不良の要因である欠け、割れ、抜け節などの欠陥部Weの有無も検査可能である。この外形検査装置2は、加工製材Wの寸法・外形が適正であるかどうかを検査する二次元データ測定装置として機能する検査部3と、搬送される加工製材Wの搬送方向Aにおける位置を検出して搬送状況測定装置として機能する位置検知部4とを備えている。
検査部3は、図2に示すように、加工製材Wの切削加工面としての上面Wa、下面Wb、左側面Wc、右側面Wdに、それぞれ対向させるように、複数の二次元変位センサのセンサヘッド3a(例えば、株式会社キーエンス製、LJ−Gシリーズ)を、搬送ラインにおける搬送経路中の所定位置に配置している。そして、上面Wa、下面Wbに対向配置するセンサヘッド3aを幅寸法センサ、また、左側面Wc、右側面Wdに対向配置するセンサヘッド3aを高さ寸法センサとなしている。これらセンサヘッド3aによって加工製材Wの幅寸法L1、高さ寸法L2を、搬送過程における長手方向Nにおいて継続的に測定するようにしている。
この二次元変位センサは、図3に示すように、三角測量を利用した方式であり、センサヘッド3aの投光部3a1から加工製材Wの長手方向Nと交差するように扇状に広げたレーザー光R1が加工製材Wの切削加工面に投射される。この切削加工面における投射個所R2では、レーザー光R1が拡散反射されると、反射光R3が受光部3a2に入射されて結像され、投射個所R2における位置・形状(欠陥部Weを含む)の変化を検出することで、加工製材Wにおける断面の形状の寸法(幅寸法L1、高さ寸法L2)を測定するようにしている。また、二次元変位センサにおける測定のサンプリング周期は、加工製材Wの移動速度にもよるが、高速であることが測定の分解能を向上させるうえで有利となる。
センサヘッド3aの投光部3a1は、図4に示すように、レーザー駆動回路3a3と、該レーザー駆動回路3a3によって駆動(投射)制御される半導体レーザー3a4と、該半導体レーザー3a4から投射されるレーザー光R1を扇状に投射させる投光レンズ3a5とを備えている。また、センサヘッド3aの受光部3a2は、反射光R3を受光する受光レンズ3a6と、該受光レンズ3a6によって集光された反射光R3を受光して表面の変位を変位検出素子3a7(エリアイメージセンサや二次元イメージセンサ)上に結像させ、該変位検出素子3a7によって電気的信号に変換して信号増幅回路3a8を介して外部に出力させている。要するに、レーザー光R1の投射線R2上の加工製材Wのレーザー光投射方向(図4の例では加工製材Wの幅寸法L1方向、高さ寸法L2方向)における局所的な凹状の欠陥部Weを含む寸法を、図5に示すように、投射個所R2の投射線R4の幅寸法L1方向の凹状幅寸法L3をX軸、高さ寸法L2方向の凹状高さ寸法L4をY軸とする二次元軸の座標などを含む二次元データとして電気的出力するものである。
また、加工製材Wの上面Wa、下面Wbに対向して配置されるセンサヘッド3aは、各面に対して2箇所に設けられているも、この配置数は何ら限定されず、レーザー光R1の投射幅が加工製材Wの幅寸法L1よりも広ければ、各面に対して単一のセンサヘッド3aで対応可能である(図3参照)。
このように、加工製材Wの切削加工面としての上面Wa、下面Wb、左側面Wc、右側面Wdに、それぞれ対向配置される複数の二次元変位センサによって、レーザー光R1が投射される個所における加工製材Wの断面形状が測定される。
位置検出部4はワーク検知センサとして機能するように、搬送ラインにおける加工製材Wの搬送経路中の前後側に設けられ、この位置検出部4は発光部4aと受光部4bからなり、発光部4aからの光を受光部4bで受光しており、この光が加工製材Wで遮られた状態で加工製材Wの有無や、搬送中での位置を検出可能となしている。一例としてあげれば、加工製材Wの先端が通過したこと、及びその後端が通過したことを検知するように設置され、このワーク検知センサの信号により、検査されるべき加工製材Wの移動距離又は移動時間が求められるようにすることもできる。
図6に示すように、外形検査装置2は加工製材Wを、その長手方向Nに搬送させる搬送ラインの一部を構成する搬送部5を備えている。この搬送部5は、モーターなどの駆動装置5aに連繋されて、回転駆動制御される搬送ローラ5bを加工製材Wの表面に接触させた状態で、搬送方向Aに対して所定間隔で複数配置されている。また、搬送ローラ5bの回転から加工製材Wの搬送方向Aに対する移動距離又は移動時間を検出するためのエンコーダ5cを備えている。
また、図7に示すように、搬送方向Aの下流側には、合否表示としての文字、図形、記号、ロゴなどを加工製材Wに付与するための後処理工程に使用するマーキング装置6が設けられる。このマーキング装置6は、インクを飛ばして対象物に印字するインクジェット方式や、レーザービームの力で対象物に熱をかけて印字するレーザーマーカ方式のものが挙げられる。
図8は外形検査装置2における上記各構成の電気的接続関係を示す電気ブロック図である。図8において、センサヘッド3aはアンプ7を介してコントローラ8に接続されている。なお、アンプ内蔵のセンサヘッド3aであれば、外部のアンプ7は不要である。また、コントローラ8は制御装置9に接続されている。この制御装置9は位置検出部4、搬送部5、マーキング装置6などとも接続され、各装置類を制御している。
このコントローラ8は、マイコンなどの演算機能部を備えている。コントローラにおけるマイコンの構成は周知であるため詳しい説明は省略するが、I/Oポートと、CPU、ROM及びRAMを備えて、これらがバスで接続されたものである。記憶部として機能するROM及びRAMのうち、ROMには演算等に必要な制御のための公知の各種プログラムが格納されている。
このように構成されるコントローラ8は、センサヘッド3aからの欠陥部Weを含む切削加工面の形状の変位の測定データとして入力される二次元データを演算して欠陥部Weの凹状を含む、測定寸法値(切削加工面の表面位置や、欠陥部Weの凹状幅寸法L3、凹状高さ寸法L4)を制御装置9に入力させる機能を有している。
また、制御装置9は、図9に示すように、CPU9aを中心として構成しており、このCPU9aには、内部バス9bを介してROM9cが接続される。このROM9cに記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。また、CPU9aには内部バス9bを介してRAM9dが接続されている。このRAM9dは、CPU9aが各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。また、CPU9aは、内部バス9bを介して接続される入出力インタフェイス9eに、コントローラ8、位置検出部4、搬送部5、マーキング装置6なども接続され、各装置類を制御している。
このように構成される制御装置9は体積演算手段として機能する。一例として、加工製材Wの幅寸法L1及び高さ寸法L2を長手方向Nにおいて継続的に測定する幅寸法センサ(センサヘッド3a)及び高さ寸法センサ(センサヘッド3a)を含む二次元データ測定装置(検査部3)からの二次元データ(幅寸法L1及び高さ寸法L2)に基づいて演算した加工製材Wの断面積と、搬送状況測定装置(位置検知部4やエンコーダ5c)からの加工製材Wの移動距離又は移動時間との積分に基づき、加工製材Wの全体の体積を演算する機能を備えている。
この体積演算機能は、加工製材Wに欠陥部Weが存在する場合には、欠陥部Weの凹状幅寸法L3、凹状高さ寸法L4に基づく欠陥部Weの体積を減算させた演算値を加工製材Wの全体の体積としたり、または、欠陥部Weが存在する場合でも、その欠陥部Weの体積を減算させない演算値を加工製材Wの全体の体積としたり、また、欠陥部Weの凹状幅寸法L3、凹状高さ寸法L4に基づく欠陥部Weのみの体積を演算したりすることを可能にしている。
また、制御装置9は体積判定手段としても機能する。一例として、体積演算手段によって演算した加工製材Wの全体の体積と予め設定されてRAM9dに記憶された加工製材Wの全体の体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば当該加工製材Wは体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する機能を備えている。
また、他の例として、体積演算手段によって演算した欠陥部Weのみの体積と予め設定されてRAM9dに記憶された欠陥部Weのみの体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば当該加工製材Wは体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する機能を備えている。
この体積判定手段において、加工製材Wを体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定されるようにしている。
また、制御装置9は付加判定手段としても機能する。一例として、体積判定手段によって体積合格品とされた加工製材Wにおける二次元データにおける幅寸法L1と高さ寸法L2の少なくとも一方のデータが予め設定した許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品と判定する機能を備えている。
この付加判定手段の他の例としては、加工製材Wの切削加工面における局所的な凹状の欠陥部Weの大きさ(凹状幅寸法L3と凹状高さ寸法L4)を演算した体積と予め設定された欠陥部Weの体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば加工製材Wは合格品とし、他方、許容範囲外であれば不合格品と判定する機能を備えるようにもできる。
この付加判定手段において、加工製材Wを不合格品と判定するためには、演算された欠陥部Weの凹形状の体積値が許容範囲を越えるかどうかで決定されるようにしている。また、加工製材Wを不合格品と判定するためには、欠陥部Weの凹状幅寸法L3及び凹状高さ寸法L4の少なくとも一方のデータが、その加工製材Wの長手方向Nにおいて許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該加工製材Wを不合格品と判定するようにしている。
また、体積判定手段及び付加判定手段で体積不合格品又は不合格品と判定された加工製材Wに対して、搬送ラインに不合格信号を出力し、所定の不合格処理を行うか、体積合格品又は合格品とされた製材品に対して、搬送ラインへ合格信号を出力し、所定の合格処理を行う後処理工程を実行する機構を制御装置9に備えさせることができる。
次に、本発明の製材品の外形検査装置における検査方法を、図10に基づいて説明する。モルダー機1によって加工された加工製材Wが外形検査装置2に搬送されてくると、該外形検査装置2内に配置される位置検知部4によって加工製材Wが検知される(ステップS1)。続いて、検知された搬送状態の加工製材Wの切削加工面の上面Wa、下面Wb、左側面Wc、右側面Wdの欠け、割れ、抜け節などの欠陥部Weを含む四面の寸法・形状をセンサーヘッド3aで継続的に測定(二次元データ測定工程)する。その後、コントローラ8では、センサーヘッド3aからの欠陥部Weを含む四面の寸法・形状の測定データとして入力される二次元データを演算して欠陥部Weの凹状の測定寸法値(凹状幅寸法L3及び凹状高さ寸法L4)を含むデータとして制御装置9に入力させる(ステップS2)。
さらに、制御装置9によって体積演算工程が行われる。この体積演算工程は、各コントローラ8から入力される欠陥部Weの凹状の測定寸法値(凹状幅寸法L3及び凹状高さ寸法L4)を含む四面の寸法・形状のデータと、搬送状況測定装置として、ワーク検知センサとして機能する位置検出部4や、搬送部5のエンコーダ5cから入力される加工製材Wの搬送方向Aにおける移動距離又は移動時間との積分によって、欠陥部Weを含む四面で囲まれる体積データを演算する(ステップS3)。
続いて、制御装置9によって体積判定工程が行われる。この体積判定工程は、二次元変位センサの二次元データに基づいて演算された体積データを、予め記憶された合否判定基準となる体積の許容範囲と比較して、加工製材Wの断面積に基づいた合否判定が行われる(ステップS4)。この合否判定においては、演算された体積値が許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定されるようにしている。また、加工製材Wを体積不合格品と判定するためには、幅寸法L1及び高さ寸法L2の少なくとも一方のデータが、その加工製材Wの長手方向Nにおいて許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該加工製材Wを体積不合格品と判定するようにしている。
続いて、制御装置9によって付加判定工程が行われる。この付加判定工程は、体積合格品とされた製材品における二次元データにおける幅L1寸法と高さL2寸法の少なくとも一方のデータが予め設定した許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品とするようにしている(ステップS5)。また、この幅寸法L1及び高さ寸法L2に代えて、凹状幅寸法L3及び凹状高さ寸法L4として欠陥部Weのみの場合としてもよく、そして、不合格品と判定するためには、幅寸法L1及び高さ寸法L2(もしくは、凹状幅寸法L3及び凹状高さ寸法L4)の少なくとも一方のデータが、その加工製材Wの長手方向Nにおいて許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該加工製材Wを不合格品と判定するようにしている。
その後、制御装置9によって後処理工程が行われる。この後処理工程は、合否判定結果に基づいて、合否表示である文字、図形、記号、ロゴなどを加工製材Wの所定位置に印字させる(図7参照)。また、本例のステップ6では、欠陥部Weの凹状の体積が基準体積データを超えた場合(不合格)に、マーキングを行い(ステップ7Yes)、体積が基準体積データを超えない場合(合格)には、マーキングを行わない(ステップ7No)ようにしている。また、例えば、合格時には、合格表示を、不合格時には、不合格表示をマーキングしてもよい。
このように、断面形状測定することにより、加工製材Wに局所的な欠陥部Weが存在すれば、その有無を確実に検査できる。また、欠陥部Weを寸法測定しているため、欠陥部Weの大きさによる合否判定に、その計測寸法が使用できるとともに、目視検査のような検査ばらつきは生じなく、検査品質が安定する。また、欠陥部Weの有無を搬送しながら連続検査できるため、作業者による目視検査の検査時間に比べ早く処理でき、高速化されるモルダー機1と、連動させて自動化することが可能となり、生産効率を向上させることができる。また、体積で欠陥部Weを確認できるため、欠陥部Weの種類、例えば欠け、割れ、抜け節に区別することも可能となり、合否判定を細分化できるので、加工製材Wの使用目的に合致させた検査が行え、検査後の加工製材Wの使用自由度が広げられ、使用不可として除外されることが少なくなり、加工製材Wの有効利用を図ることができる外形検査装置2を提供できる。また、加工製材Wの合否判定に人為的要素が加わらないため、検査品質を高精度化することができる。また、モルダー機1による切削加工から表面検査までの高速化や自動化が可能になる。また、合否表示によって良品か不良品かを特定できるため、これらが誤って混在しても分別して使用することが可能となる。
また、体積演算工程での加工製材Wの全体の体積に対する欠陥部Weの体積の比率を演算して合否判定に利用したり、付加判定のみを合否判定に利用したりするように、各種工程の一部のみを用いたり、これらを組み合わせたり、その工程順を変更、例えば欠陥部Weのみの合否判定をした後、加工製材Wの全体としての合否判定をすることも可能である。
本発明の製材品の外形検査装置を備える製材品の製造ラインの概念図。 外形検査装置の検査部における二次元変位センサの配置関係の概念図。 二次元変位センサによる加工製材の欠陥部の測定状態の概念図。 二次元変位センサの構成の概要図。 加工製材の欠陥部の二次元データを示す図。 外形検査装置における搬送部などの概念図。 マーキング装置による加工製材への合否表示の付与状態を示す図。 外形検査装置の電気ブロック図。 制御装置の概略構成図。 外形検査措置の検査フロー図。
符号の説明
2 外形検査装置
3a センサーヘッド(二次元変位センサ)
5 搬送部
6 マーキング装置
9 制御装置
W 加工製材(製材品)
We 欠陥部
L1 幅寸法(製材品)
L2 高さ寸法(製材品)
L3 凹状幅寸法(欠陥部)
L4 凹状高さ寸法(欠陥部)
N 長手方向

Claims (18)

  1. 板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査方法であって、
    前記製材品を長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定する二次元データ測定工程と、
    その二次元データによる前記製材品の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積を演算する体積演算工程と、
    その演算した体積と予め設定された体積の許容範囲とを比較し、演算した体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定工程と、
    を含むことを特徴とする製材品の外形検査方法。
  2. 前記二次元データ測定工程は、前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定することを含み、
    前記体積演算工程は、前記二次元データによる前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記欠陥部の体積を演算することを含み、
    前記体積判定工程は、その演算した前記欠陥部の体積と予め設定された欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の製材品の外形検査方法。
  3. 前記体積判定工程において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定される請求項1に記載の製材品の外形検査方法。
  4. 前記体積判定工程において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定するものである請求項1又は2に記載の製材品の外形検査方法。
  5. 板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査方法であって、
    前記製材品を長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定する二次元データ測定工程と、
    その二次元データによる前記製材品の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積値を演算する体積演算工程と、
    その演算した体積と予め設定された体積の許容範囲とを比較し、演算した体積値が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定工程と、
    体積合格品とされた前記製材品における前記二次元データにおける幅寸法と高さ寸法の少なくとも一方のデータが予め設定した前記許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品とする付加判定工程と、
    を含むことを特徴とする製材品の外形検査方法。
  6. 前記二次元データ測定工程は、前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定することを含み、
    前記体積演算工程は、二次元データによる前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記欠陥部の体積を演算することを含み、
    前記体積判定工程は、その演算した前記欠陥部の体積と予め設定された欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定することを含むことを特徴とする請求項5に記載の製材品の外形検査方法。
  7. 前記体積判定工程において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定される請求項5に記載の製材品の外形検査方法。
  8. 前記体積判定工程において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定するものである請求項5又は6に記載の製材品の外形検査方法。
  9. 体積不合格品又は不合格品と判定された前記製材品に対して、前記搬送ラインに不合格信号を出力し、所定の不合格処理を行うか、体積合格品又は合格品とされた前記製材品に対して、前記搬送ラインへ合格信号を出力し、所定の合格処理を行う後処理工程を含む請求項1ないし8のいずれか1項に記載の製材品の外形検査方法。
  10. 板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査装置であって、
    製材品を長手方向に移動させる搬送ラインと、
    その搬送ラインに設けられ、その搬送ラインで前記製材品を前記長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法と前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法とを前記長手方向において継続的に測定する幅寸法センサ及び高さ寸法センサを含む二次元データ測定装置と、
    前記搬送ラインにおける前記製材品の移動距離又は移動時間を測定する搬送状況測定装置と、
    前記二次元データによる前記製材品の断面積及び前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積と前記欠陥部の体積を演算する体積演算手段と、
    その演算した前記製材品の体積、前記欠陥部の体積と予め設定された前記製材品の体積、前記欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記製材品の体積と前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定手段と、を含むことを特徴とする製材品の外形検査装置。
  11. 前記体積判定手段において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された製材品の体積が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定される請求項10に記載の製材品の外形検査装置。
  12. 前記体積判定手段において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定するものである請求項10に記載の製材品の外形検査装置。
  13. 板材又は角材として切削加工された後の製材品の寸法・外形が適正であるかどうかを検査する製材品の外形検査装置であって、
    製材品を長手方向に移動させる搬送ラインと、
    その搬送ラインに設けられ、その搬送ラインで前記製材品を前記長手方向に移動させつつ、その製材品の幅寸法及び高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定する幅寸法センサ及び高さ寸法センサを含む二次元データ測定装置と、
    前記搬送ラインにおける前記製材品の移動距離又は移動時間を測定する搬送状況測定装置と、
    前記二次元データによる前記製材品の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記製材品の体積値を演算する体積演算手段と、
    その演算した体積と予め設定された体積の許容範囲とを比較し、演算した体積値が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定する体積判定手段と、
    体積合格品とされた前記製材品における前記二次元データにおける幅寸法と高さ寸法の少なくとも一方のデータが予め設定した許容範囲にあるかどうかを判定し、許容範囲にあれば合格品、許容範囲になければ不合格品とする付加判定手段と、
    を含むことを特徴とする製材品の外形検査装置。
  14. 前記二次元データ測定装置は、前記製材品の切削加工された切削加工面に存在する凹状の欠陥部の凹状幅寸法及び凹状高さ寸法を前記長手方向において継続的に測定することを含み、
    前記体積演算手段は、二次元データによる前記欠陥部の断面積と前記製材品の移動距離又は移動時間との積分に基づき、前記欠陥部の体積を演算することを含み、
    前記体積判定手段は、その演算した前記欠陥部の体積と予め設定された欠陥部の体積の許容範囲とを比較し、演算した前記欠陥部の体積が許容範囲にあれば当該製材品は体積合格品とし、他方、許容範囲外であれば体積不合格品と判定することを含むことを特徴とする請求項13に記載の製材品の外形検査装置。
  15. 前記体積判定手段において、前記製材品を体積合格品又は体積不合格品と判定するためには、演算された体積値が前記許容範囲の下限値を下回るかどうかで決定される請求項13に記載の製材品の外形検査装置。
  16. 前記体積判定手段において、前記二次元データにおける幅寸法及び高さ寸法、若しくは凹状幅寸法及び凹状高さ寸法の少なくとも一方のデータが、その製材品の長手方向において許容範囲を何回連続して外れたかを検索し、その回数が許容範囲を超えた場合に当該製材品を体積不合格品と判定するものである請求項14に記載の製材品の外形検査装置。
  17. 体積不合格品又は不合格品と判定された前記製材品に対して、前記搬送ラインに不合格信号を出力し、所定の不合格処理を行うか、体積合格品又は合格品とされた前記製材品に対して、前記搬送ラインへ合格信号を出力し、所定の合格処理を行わせる信号出力手段を含む請求項10ないし16のいずれか1項に記載の製材品の外形検査装置。
  18. 前記搬送ラインには、搬送される前記製材品の先端が通過したこと、及びその後端が通過したことを検知するワーク検知センサが設置され、このワーク検知センサの信号により、検査されるべき前記製材品の移動距離又は移動時間が求められるようにすることができる請求項10ないし17のいずれか1項に記載の製材品の外形検査装置。
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