JP7090505B2 - 長尺物の加工方法及び加工装置 - Google Patents
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Description
以上の事情から加工物wにウネリが有っても規定値を満足する製品が得られるような加工を行う加工方法及び加工装置が求められていた。
長尺物の被加工物の加工方法であって、
前記被加工物の端面を2個以上設けた基準ブロックに突き当てる工程(1)と、
前記工程(1)の後に、前記被加工物の端面位置を測定する工程(2)と、
前記工程(2)により得られた前記被加工物の複数個所の端面位置データから、端面位置に対する加工位置の補正データを演算手段にて演算処理する工程(3)と、
前記工程(3)で演算処理された加工位置の前記補正データに基づき所定の加工を行う工程(4)と
を含む。
加工する長尺物の被加工物の端面を2個以上の基準ブロックに突き当てし、位置決めする。その後に加工装置に設けられた端面位置を測定する測定装置により被加工物の端面位置を測定する。これにより被加工物の端面の形状を測定することができる。この複数個の端面位置の測定データを演算手段で演算処理し、その測定結果に基づきその加工位置を補正し穴開加工等を行う。被加工物の端面にウネリがあっても穴開加工した被加工物及びその後の加工が施された製品を規定値におさめることができる。
長尺物の被加工物の加工装置であって、
前記被加工物の長尺側の端面に突き当てる2個以上の基準ブロックと、
前記基準ブロックに突き当てした前記被加工物の端面位置を測定する測定装置と、
前記測定装置にて測定し得られた複数個所の前記被加工物の端面位置データに基づき端面位置に対する加工位置の補正データを演算処理する演算手段と
を備え、
前記演算手段で演算処理された加工位置の前記補正データに基づき所定の加工を行う。
前記測定装置は、1個とし前記被加工物の長尺側に沿って移動させ被加工物の複数個所の端面位置データを測定する。
前記測定装置は、2個以上複数個設け前記被加工物の端面位置を同時に測定する。
前記測定装置で測定された前記端面位置データの最大値と最小値の差をウネリ量とし、そのウネリ量に閾値を設け、ウネリ量が閾値よりも大きい場合には、当該被加工物は加工前に不合格品と判断する機能を有している。
図1は本発明の加工方法及び加工装置にて加工する製品の一例の説明図、図2は本発明の加工装置の概略図、図3は本発明の加工装置に使用される端面位置測定装置の説明図、図4は本発明の加工装置にセットした被加工物の端面の測定方法の説明図、図5は被加工物への加工位置の補正データの作成方法及び加工方法の説明図、図6は従来の加工方法の説明図である。
本発明の加工方法及び加工装置にて加工する被加工物Wは図1(a)に示した長尺物の鋼板を例に説明する。被加工物Wには反り等のウネリが有るが、図1(a)ではウネリが無い状態で被加工物Wの形状を描いている。長尺側の長さは約10mから15m程度であり、幅は1m程度である。この長尺物の被加工物Wは、長尺側の端面Tから所定寸法L1の位置に穴Hが複数個所加工されたものである。製品は、例えば、この穴開けを行った被加工物Wを端面位置からL2の位置(図1(a)の破線Cの位置)で曲げ加工を行い図1(b)のように断面がコの字状を呈する部材である。但し被加工物Wの端面にはウネリ量Uが有るので、穴Hの端面Tからの位置もl2からL2の幅でバラバラとなってしまう。この被加工物Wの端面のウネリ量Uは、被加工物Wの長尺側の寸法10mから15m程度に対して数mm程度であるが、5mmを超えると穴開加工そのもの及び後工程(曲げ加工等)に悪影響を与え、L1寸法やL2寸法が規定値外となり製品は不良品となる。図1(b)では、被加工物の端面のウネリが存在するので、加工後の形状を誇張して山形になるように描いている。以降の本発明の加工方法及び加工装置の説明は、図1(a)の状態の被加工物を対象にして行う。尚本発明の加工方法及び加工装置は、図1(a)に示した板状の長尺物の被加工物に限定されるのもではなく、長尺物のH鋼や角パイプ等にも適用可能である。
本発明の加工方法を使用した加工装置の構成を図2により説明する。図2において、10は本発明の加工装置である。加工装置10は、加工部(穴開部)100、投入部200、払出部300及び演算手段400から構成されている。加工部100は、被加工物Wに穴H等の加工を行う部位であり、プレス装置でもある。投入部200には、被加工物Wの位置決め、端面位置の測定、及び被加工物Wのクランプ及び位置決め移動を行う部位である。払出部300は、加工部100にて加工完了した被加工物Wを後工程に払出す機能を有している。
図3により、本発明の加工装置に使われる被加工物Wの端面位置測定装置について説明する。図3は、端面位置測定装置が上昇し被加工物Wの端面Tと接触した状態を示している。本装置220は、投入部200のベース上に8個設けている。上昇下降するアクチュエーター221をベース上に固定する。アクチュエーター221の上部に前進後退するアクチュエーター222とリニアスケール等の位置検出器223が配置されている。アクチュエーター222には、同時に前進後退するピン224が設けられている。アクチュエーター221が上昇した状態で、アクチュエーター222が前進するとピン224が被加工物Wの端面Tに接触する。その時に位置検出器223からパルス等が出力され端面位置データとして出力される。複数個(本図では8個)設けた端面位置測定装置から複数個の端面位置データが表示装置等に出力され、それらを演算手段にて演算処理する。
被加工物の端面位置は、以下の様に測定する。図4に示すように、投入部200に被加工物Wが投入されると、図示しないプッシャー装置により被加工物Wの長尺側の端面は基準ブロック210に押し付けられる。この状態の被加工物Wの端面を端面位置測定装置220が作動し測定する。ピン224が端面Tに接触し被加工物Wの端面位置が測定される。測定値は、基準ブロック210に対する被加工物Wの出入量として測定される。図5に示すようにe1からe8として測定され表示装置等に出力される。その測定値は、演算手段400にて演算処理される。演算手段400では、例えばピン224が基準ブロックを通過して被加工物Wの端面に接触した場合に正の値、基準ブロックに対して手前位置で接触した場合は負の値として演算処理される。被加工物Wの端面位置の測定値e1からe8の中で最大値と最小値の差をウネリ量Uと定義する。
図5に示すように被加工物Wの端面位置を測定した値からウネリ量Uを求める。演算手段400等に、そのウネリ量Uの閾値Kを設定する。被加工物Wの端面形状を測定しウネリ量Uが閾値Kを超えた場合には、その被加工物Wは不良品と判定し加工部100で加工せず払出部300から装置外に搬出する。閾値Kは、最終製品の要求精度にもよるが目安として被加工物Wの長尺側の長さ10mに対して約5mmであるが、これに限定されるものではない。本発明の加工装置は、このように加工前に被加工物Wの良否を判定する機能も有している。
100 加工部
200 投入部
210 基準ブロック
220 端面位置測定装置
230 走行レール
240 キャリッジ
250 クランプ装置
300 払出部
310 ローラコンベア
400 演算手段
Claims (5)
- 長尺物の被加工物の加工方法であって、
前記被加工物の端面を2個以上設けた基準ブロックに突き当てる工程(1)と、
前記工程(1)の後に、前記被加工物の端面位置を測定する工程(2)と、
前記工程(2)により得られた前記被加工物の複数個所の端面位置データから、端面位置に対する加工位置の補正データを演算手段で演算処理する工程(3)と、
前記工程(3)で演算処理された加工位置の前記補正データに基づき所定の加工を行う工程(4)と
を含むことを特徴とする被加工物の加工方法。 - 長尺物の被加工物の加工装置であって、
前記被加工物の長尺側の端面に突き当てる2個以上の基準ブロックと、
前記基準ブロックに突き当てした前記被加工物の端面位置を測定する測定装置と、
前記測定装置にて測定し得られた複数個所の前記被加工物の端面位置データに基づき端面位置に対する加工位置の補正データを演算処理する演算手段と
を備え、
前記演算手段で演算処理された加工位置の前記補正データに基づき所定の加工を行うことを特徴とする加工装置。 - 前記測定装置は、1個とし前記被加工物の長尺側に沿って移動させ被加工物の複数個所の端面位置データを測定することを特徴とする請求項2に記載の加工装置。
- 前記測定装置は、2個以上複数個設け前記被加工物の端面位置データを同時に測定することを特徴とする請求項2に記載の加工装置。
- 前記測定装置で測定された前記端面位置データの最大値と最小値の差をウネリ量とし、そのウネリ量に閾値を設け、ウネリ量が閾値よりも大きい場合には、当該被加工物は加工前に不合格品と判断する機能を有していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の加工装置。
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JP2018151664A JP7090505B2 (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 長尺物の加工方法及び加工装置 |
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JP7090505B2 true JP7090505B2 (ja) | 2022-06-24 |
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Family Applications (1)
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