JP3436842B2 - 剪断ライン自動制御装置 - Google Patents

剪断ライン自動制御装置

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JP3436842B2 JP10264196A JP10264196A JP3436842B2 JP 3436842 B2 JP3436842 B2 JP 3436842B2 JP 10264196 A JP10264196 A JP 10264196A JP 10264196 A JP10264196 A JP 10264196A JP 3436842 B2 JP3436842 B2 JP 3436842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厚板剪断ラインの全
体を自動制御する剪断ライン自動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の厚板剪断ラインは、分割、耳切/
縦切、仕上の各剪断機に運転要員を配置した有人操業
(目視確認、手動運転)を行っていた。冷却床から剪断
ラインに払い出された鋼板は、分割剪断機前面で以後の
剪断作業性を考慮し、基準側(一般的には耳切剪断機固
定刃側)へシフトされる。鋼板にキャンバー(曲がり)
が発生している場合や鋼板が斜行している場合には、分
割剪断機運転者による前面シフト操作の介入がなされて
いた。更に搬送途中の鋼板先端突っかけを防ぐため、鋼
板先端の下反り状況を前記運転者が確認し、必要時は下
反り矯正機運転介入を行っていた。また、鋼板クロップ
剪断も、前記運転者の剪断位置確認のための動介入が
必要であった。形状不良(異常)鋼板への対応も、前記
運転者が形状を目視確認し、剪断可否を判断、必要時は
ライン卸しや搬送速度の低速化介入を行っていた。耳切
/縦切剪断機前面でも、所定寸法への剪断位置合わせ
(アライニング)を耳切/縦切剪断機運転者が手動運転
していた。仕上剪断機前面のシフトでも、分割剪断機前
シフトと同様の対応を余なくされていた。また、
各剪断機の駆動(起動)指令も鋼板状態や剪断機設定状
態を各運転者が確認した後に、各運転者により実行指示
されるなど、剪断作業の実行に運転者の判断が不可欠な
状況となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記厚板の剪断ライン
の制御では、オペレータの判断、手動運転(介入を含
む)が必要であるため、剪断ラインの生産性を阻害して
いるばかりでなく、労働生産性を落としているという問
題がある。したがって、本発明は、上記問題点に鑑み、
オペレータの操作を必要とせず、自動的に厚板の剪断ラ
インを自動制御する剪断ライン自動制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、圧延された鋼板の反り矯正、形状異常
のライン卸し、分割剪断、耳切/縦切剪断、仕上剪断を
制御する電気制御装置を有し、圧延された鋼板を所定の
寸法に剪断する剪断ライン制御装置に、予定採寸情報及
び鋼板形状情報を入力して鋼板の自動採寸計画を作成
し、さらに、圧延された鋼板の平坦度情報及び鋼板形状
情報を入力して形状異常の鋼板を卸し、形状の異常程度
が所定範囲の場合には剪断ラインの搬送速度を高速から
低速に切り換える判定処理を行う厚板オンラインコンピ
ュータと、圧延された鋼板のプロフィールを求め、鋼板
先端部の反りの判定を行って反り矯正制御を行う鋼板形
状計コンピュータと、前記厚板オンラインコンピュータ
から鋼板の自動採寸情報と前記鋼板形状計コンピュータ
から鋼板プロフィールを入力して前記電気制御装置を自
動制御する剪断プロセスコンピュータとが設けられる。
さらに、前記剪断プロセスコンピュータには、厚板オン
ラインコンピュータからの自動採寸情報と鋼板形状計コ
ンピュータからの鋼板のプロフィールとを基に、剪断ラ
インの前面でシフトする量を決定し、分割剪断位置を決
定し、クロップ剪断位置を決定する分割剪断位置決め処
理手段と、鋼板分割実績、前記自動採寸情報を基に耳切
/縦切剪断の位置を決定し、剪断位置に対するアライニ
ングの目標値と測定値のずれを修正し、鋼板の平行度を
修正し、目標値との合わせ込みを行って剪断を行わせる
耳切/縦切剪断位置決め処理手段と、耳切/縦切剪断実
績、前記自動採寸情報を基に、鋼板の長さ、直角度等に
ついての仕上がり調整を行うために前面シフト量を決定
し、鋼板の剪断位置を決定する仕上剪断位置決め処理手
段と、前記厚板オンラインコンピュータ、分割剪断位置
決め処理手段、耳切/縦切剪断位置決め処理手段、仕上
剪断位置決め処理手段の処理タイミング、処理結果につ
いて電気制御装置の制御タイミングの処理を行うタイミ
ング処理手段とが設けられる。この手段によれば、厚板
オンラインコンピュータにより自動採寸、形状異常につ
いて鋼板の自動卸し、剪断ラインの低速への自動切換が
可能になる。さらに、剪断プロセスコンピュータにより
剪断鋼板の自動搬送、自動下反り矯正、トップクロップ
の自動切断、分割後の鋼板の自動アライニングや各剪断
板の自動駆動等が可能になり、従来のようなオペレータ
の手動介入が不要になる。
【0005】前記問題点を解決するために、前記鋼板形
状計コンピュータはクロップの形状及び反り量により反
り矯正の要否、反り矯正位置を求める。この手段によ
り、下反り量が基準オーバーの場合には、クロップの形
状をフラット・ベロ状、片角状、両角状に分類し、それ
ぞれでのベロ長さや角の長さを基に下反り矯正位置を決
定する。
【0006】前記問題点を解決するために、前記厚板オ
ンラインコンピュータは、平坦度計及び鋼板形状計より
鋼板の波高さを入力し、この波高さを基に鋼板の形状異
常を判断する。この手段により、例えば平坦度計の鋼板
の波高さが100mm以上の場合には、鋼板を剪断ライ
ンから卸す判定を行い、これ以下でも30mm以上なら
ば、剪断ラインのテーブル速度を高速(2m/s)から
低速(1m/s)に切り換え、また30mm以下の場合
には、剪断ラインのテーブル速度を高速のままとする判
定を行う。
【0007】前記問題点を解決するために、前記分割剪
断位置決め処理手段は、自動位置制御により、決定され
たクロップ剪断位置及び分割剪断位置へ鋼板を移動す
る。この手段により、鋼板先端検出後並びに分割剪断後
のメジャーリングロールの回転数をパルスジェネレータ
により計測して決定位置での鋼板の停止、剪断板の駆動
が自動的行われる。なお、計測は非接触方式を採用する
ことも可能であることは言うまでもない。
【0008】前記問題点を解決するために、前記耳切/
縦切剪断位置決め処理手段は、鋼板の長さに応じて、ア
ライニングに使用するテーブル、リニアセンサ、マグネ
クトシフタ、アイドルビームを指定する。この手段によ
り、種々の鋼板長さに応じて自動的にアライニングを行
うことができる。また、仕上せん断位置決め処理手段
は、自動位置制御により、決定された仕上げせん断位置
へ鋼鈑を移動する。この手段により仕上げ処理も上記と
同様に可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は厚板の剪断ラインの構
成を説明する図である。厚板の圧延ライン1から鋼板が
搬送され、圧延ライン1の終端で平坦度計2により鋼板
の形状が検出される。圧延ライン1からの鋼板は冷却床
3で冷却される。
【0010】剪断ライン4には、冷却床3から鋼板が払
いだされ、鋼板形状計5により払いだされた鋼板のプロ
フィールが測定される。鋼板のプロフィールを基に反り
矯正機6により鋼板の先端の下反りが矯正される。形状
異常の鋼板はクレーン7により剪断ライン4外に卸され
る。形状の異常程度が所定範囲の場合には剪断ライン4
の搬送速度が高速(2m/s)から低速(1m/s)に
切り換えられる。分割剪断システム8(DS)では鋼板
が分割剪断される。
【0011】分割剪断システム8には、剪断ライン4の
片側に基準ガイド81が設けられ、基準ガイド81に鋼
板をシフトさせる前面シフタ82が設けられ、鋼板のク
ロップ剪断、分割剪断を行う剪断装置83と、剪断ライ
ン4における鋼板の位置をトラッキングする複数のトラ
ッキングセンサ85が設けれ、クロップ剪断のための
自動位置制御(APC)を行うためのメジャーリングロ
ール(MR)86、パルスジェネレータ(PLG)87
と、鋼板の先端を検出する鋼板先端検出器88とが設け
られる。
【0012】クロップ剪断、分割剪断された鋼板は、耳
切(DSS)/縦切(RSS)剪断システム9により、
鋼板の耳切り、切り剪断が行われる。耳切/縦切剪断
装置92、93は、分割剪断された鋼板のアライニング
を行うアライニング装置91と、鋼板の耳切り剪断を行
う耳切剪断装置92と、鋼板の縦切剪断を行う切剪
断装置93と、剪断ライン4に鋼板の端部を検出する複
数のリニアセンサ94とが設けられる。耳切り、縦切り
剪断された鋼板は、仕上剪断システム(FS)10によ
り、注文の板の寸法に仕上剪断される。仕上剪断システ
ム10には、鋼板をシフトする仕上シフタ101と、仕
剪断を行う仕上剪断装置102が設けられる。
【0013】鋼板形状計コンピュータ401は、鋼板形
状計5の信号を処理し、この処理情報を基に、電気制御
装置401、402、403、404、405、406
は、後述する厚板オンラインコンピュータ200、剪断
プロセスコンピュータ(以下剪断プロコンという)30
0により、反り矯正機6、クレーン7、分割剪断システ
ム8、耳切/縦切剪断システム9、仕上剪断システム1
0を制御する。なお、鋼板形状計コンピュータ401に
使用される鋼板形状計5にはCCD(ChargeCoupled De
vice)カメラを使用してもよい。
【0014】図2は図1のアライニング装置91を説明
する図である。本図に示すように、アライニング装置9
1は鋼板500をシフトする複数のマグネット95、各
マグネットを駆動するモータ96と、マグネット95に
よる鋼板500のシフトを支援するエア駆動の複数のア
イドルビーム97からなる。なお、リニアセンサ94に
はCCDカメラを使用してもよい。
【0015】図3は厚板の剪断ランイの自動制御を行う
剪断ライン自動制御装置を説明する図である。本図に示
す厚板オンラインコンピュータ200は、外部から予定
採寸情報と、平坦度計2から鋼板の形状情報、剪断プロ
セスコンピュータ300からの実績鋼板プロフィール情
報を入力して、 鋼板自動採寸計画作成 剪断ライン卸し板の判定 を行う。
【0016】上記鋼板自動採寸計画作成では、予定採寸
情報、実績鋼板プロフィール情報を基に、分割剪断シス
テム8、耳切/縦切剪断システム9、仕上剪断装置10
への設定値、剪断長、剪断幅(各シフタ、アライニング
の設定値を含む)を算出する。上記剪断ライン卸し板の
判定では、平坦度計2の鋼板の波高さ及び実績鋼板プロ
フィールの四周部波高さにより、例えば波高さが100
mm以上の場合には、鋼板を剪断ラインから卸す判定を
行い、これ以下でも30mm以上ならば、剪断ラインの
テーブル速度を高速(2m/s)から低速(1m/s)
に切り換える判定を行う。そして、厚板オンラインコン
ピュータ200は直接にクレーン等電気制御装置に情報
を伝達する。
【0017】図4は鋼板形状計コンピュータ401によ
り得られる鋼板プロフィールを示す図である。本図に示
すように、鋼板形状計コンピュータ401による鋼板プ
ロフィールを基に、端部の不良な形状のクロップ長を含
む全長、クロップ長を除く有効長、板幅、鋼板のキャン
バ、四周部波高さが求められる。鋼板形状計コンピュー
タ401では、予めクロップの形状を基に下反り矯正の
要否の判定、下反り矯正位置の決定を行う。つまり、ク
ロップの形状をフラット・ベロ状、片角状、両角状に分
類し、それぞれでのベロ長さや角の長さを基に下反り矯
正位置を決定する。
【0018】図3に戻り、剪断プロコン300は、各電
気制御装置に厚板オンラインコンピュータ200からの
設定値と共に鋼板形状計コンピュータ401からの鋼板
のプロフィールを基に、分割剪断システム電気制御装置
404に剪断位置を設定するための分割剪断位置決め処
理手段301と、耳切・縦切剪断システム電気制御装置
405に剪断位置を設定するための耳切/縦切剪断位置
決め処理手段302と、仕上剪断システム電気制御装置
406に剪断位置を設定するための仕上位置決め処理手
段303と、各電気制御装置の制御タイミングを調整す
るタイミング処理手段304とが設けられる。
【0019】分割剪断位置決め処理手段301は、分割
剪断前面シフタの位置決めの自動化、分割剪断位置決め
自動化、トップクロップ剪断位置決めの自動化を行う。
まず、分割剪断位置決め処理手段301は、分割剪断前
面シフタの位置決めの自動化のために、鋼板形状計コン
ピュータ401の結果を基に鋼板のキャンバ、斜行を、
以下のように、各シフタに反映して過剰シフトの解消を
行う。各シフタのヘッド毎のシフトストローク完了点P
iは、鋼板の幅Wi、キャンバ量CBi、斜行量INi
として次の関数系で求める。
【0020】Pi=f(Wi+CBi+INi) 図5は分割剪断位置決め処理手段301の剪断位置決め
自動化を説明する図であり、図6は図5の手順を示すフ
ローチャートである。図6のステップS1において、板
厚オンラインコンピュータの採寸計画を基に分割板姿を
判定する。すなわち、分割長毎に、成品幅+切断代を満
たす投影ポジション、、、を決定する(図5参
照)。
【0021】ステップS2において、切断可能の場合に
は分割連結全長ΣLを計算する。ステップS3におい
て、切断代不足の場合には切断不可として未切り判定を
行う。ステップS4において、余長αの判定を、以下の
ように、行う。 α=S−(ΣL+ΔL1+ΔL2) ステップS5において、 α≧0 ならば、ステップS6にて、成品の先端切断位置を決定
するために、トップクロップ剪断長を ΔL1+α*x とし、ボトムクロップ長を ΔL2+α*(1−x) とする。ここでxはトップクロップ部への余長αの按分
率を示す。
【0022】ステップS5において、 α<0 ならば、ステップS7において、トップクロップ剪断長
を ΔL1 ボトムクロップ長を ΔL2 とする。さらに、この場合では、ステップS8において
一部分割予定長を L1=L1−|α| に修正し、不足長による分割予定位置の修正を実行す
る。
【0023】なお、ここでは詳細に述べないが、ステッ
プS9において、トップクロップ剪断長に対し剪断機設
備条件を加味し、複数回のクロップ剪断に分けることが
行われている。このようにして、分割及びクロップの剪
断位置決めを自動化することが可能になる。
【0024】図7は分割剪断位置決め処理手段301の
トップクロップ剪断の位置決めの自動化を説明する図で
あり、図8は図7の手順を示すフローチャートである。
図8のステップS11において、鋼板先端検出器88に
より鋼板の先端が検出される。ステップS12におい
て、メジャーリングロール86の回転とパルスジェネレ
ータ87とによりメジャーリングロール86の回転数の
カウントを開始する。
【0025】ステップS13において、メジャーリング
ロール86の回転数のカウントを基にトップクロップの
切断予定位置に到着したか否かを判断する。以上ように
して自動位置制御(APC)を行う。到着したとの判断
で次のステップに進む。ステップS14において、トッ
プクロップの切断を行う。ステップS15において、予
定のカットが全て完了したかを判断する。完了の場合に
はステップS17に進み切断処理を完了として終了処理
を行う。未完了の場合にはステップS16に進む。
【0026】ステップS16において、送り予定距離を
セットしてステップS13に戻る。このようにして従来
のように切断部分への手動による罫書が不要となる。図
9は耳切/縦切剪断位置決め処理手段302の切断位置
決めの自動化を説明する図である。鋼板形状計コンピュ
ータ401からのデータ、分割剪断実績から、耳切/縦
切剪断位置を計算する。すなわち、切断実績位置に鋼板
500の先端を合わせて、鋼板エッジと切断位置の距離
を、xy座標で、鋼板の長手方向に分割計算する。
【0027】図10は耳切/縦切剪断位置決め処理手段
302による最小の耳切代の判定を説明する図である。
本図に示す鋼板プロフィールと剪断予定サイズから両サ
イドの耳切代x2 、y1 、y2 が所定量あるか否かを判
断する。耳切代が所定量無いならば未切り通板とする。
図11は耳切/縦切剪断位置決め処理手段302のアラ
イニングを説明する図である。本図に示すように、耳切
/縦切剪断位置決め処理手段302は、鋼板500を予
定の停止点で停止させた場合にリニアセンサ94の位置
でカッティングラインに対して設定するアライニング目
標値xLa、xLbを計算する。
【0028】図12は図11で設定したアライニング量
を計算するフローチャートである。ステップS21にお
いて、鋼板プロフィール及び剪断予定サイズから左右の
最小耳切代が均等となる条件(Lx 、x2 )を算出す
る。ステップS22において、板の停止位置や使用する
リニアセンサー条件からリニアセンサ94の検出位置を
決定する。
【0029】ステップS23において、リニアセンサー
側の鋼板プロフィールからリニアセンサー直下の制御値
xLa、xLbを算出しアライニング目標値とする。図13
は耳切/縦切剪断位置決め処理手段302のアライニン
グの一次制御を説明する図である。上記のような目標位
置の決定後に、本図に示すように、耳切/縦切剪断位置
決め処理手段302は鋼板500が剪断ライン4の双方
のカッティングラインラインに対して平行になるよう
に、鋼板の角とカッティングラインとの距離x1 、x3
、y1 、y2 が、 x1 =x3 y1 =y2 となるように平行修正処理を行う。
【0030】図14は耳切/縦切剪断位置決め処理手段
302のアライニングの位置制御を説明する図である。
上記の一次制御後に、本図に示すように、耳切/縦切剪
断位置決め処理手段302は、リニアセンサ94の位置
でのアライニング目標値xLa、xLbとなるように位置制
御を行う。なお、鋼板の長さに応じて、アライニングに
使用するリニアセンサ、マグネクトシフタ、アイドルビ
ームを指定する。
【0031】このようにして、耳切/縦切剪断位置決め
の自動化が可能になる。アライニング完了した分割片は
刃元へ自動搬送、自動剪断が行われる。仕上剪断システ
ムでは鋼板の直角度を出すための前面シフト、注文に応
じて鋼板の長さ調整及び切断を行うが、仕上位置決め処
理手段303は、分割剪断位置決め処理手段301及び
耳切/切剪断位置決め処理手段302とほぼ同様な処
理を行うことにより実現できるので、その説明は重複の
ため省略する。
【0032】次に、剪断プロコン300におけるタイミ
ング処理部304を下表に説明する。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】このようにして、厚板オンラインコンピュ
ータ200、剪断プロコン300、により各電気制御装
置402、403、404、405、406のタイミン
グ制御を行うので、剪断ラインの自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】厚板の剪断ラインの構成を説明する図である。
【図2】図1のアライニング装置91を説明する図であ
る。
【図3】厚板の剪断ランイの自動制御を行う剪断ライン
自動制御装置を説明する図である。
【図4】鋼板形状計コンピュータ401により得られる
鋼板プロフィールを示す図である。
【図5】分割剪断位置決め処理手段301の剪断位置決
め自動化を説明する図である。
【図6】図5の手順を示すフローチャートである。
【図7】分割剪断位置決め処理手段301のトップクロ
ップ剪断の位置決めの自動化を説明する図である。
【図8】図7の手順を示すフローチャートである。
【図9】耳切/縦切剪断位置決め処理手段302の切断
位置決めの自動化を説明する図である。
【図10】耳切/縦切剪断位置決め処理手段302によ
る最小の耳切代の判定を説明する図である。
【図11】耳切/縦切剪断位置決め処理手段302のア
ライニングを説明する図である。
【図12】図11で設定したアライニング量を計算する
フローチャートである。
【図13】耳切/縦切剪断位置決め処理手段302のア
ライニングの一次制御を説明する図である。
【図14】耳切/縦切剪断位置決め処理手段302のア
ライニングの位置制御を説明する図である。
【符号の説明】
200…厚板オンラインコンピュータ 401…鋼板形状計コンピュータ 300…剪断プロセスコンピュータ 301…分断剪断位置決め処理手段 302…耳切/縦切剪断位置決め処理手段 303…仕上位置決め処理手段 304…タイミング処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 36/00 501

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延された鋼板の反り矯正、形状異常材
    のライン卸し、分割剪断、耳切/縦切剪断、仕上剪断を
    制御する電気制御装置を有し、圧延された鋼板を所定の
    寸法に剪断する剪断ライン制御装置において、 予定採寸情報及び鋼板形状情報を入力して鋼板の自動採
    寸計画を作成し、さらに、圧延された鋼板の平坦度情報
    及び鋼板形状情報を入力して鋼板形状の異常を判断し、
    形状の異常程度が所定範囲より大きい場合には該鋼板を
    剪断ラインより卸し、形状の異常程度が所定範囲の場合
    には剪断ラインでの搬送速度を高速から低速に切り換
    え、形状の異常程度が所定範囲より小さい場合には該搬
    送速度を高速とする判定処理を行う厚板オンラインコン
    ピュータ(200)と、 圧延された鋼板のプロフィールを求め、鋼板先端部の反
    りの判定を行って反り矯正制御を行う鋼板形状計コンピ
    ュータ(401)と、 前記厚板オンラインコンピュータ(200)から鋼板の
    自動採寸計画情報と前記鋼板形状計コンピュータ(40
    1)から鋼板プロフィールを入力して前記電気制御装置
    を自動制御する剪断プロセスコンピュータ(300)と
    を有し、 前記剪断プロセスコンピュータ(300)は、 厚板オンラインコンピュータ(200)からの自動採寸
    計画情報と鋼板形状計コンピュータ(401)からの鋼
    板プロフィールを基に剪断ラインの前面でシフトする
    量、分割剪断位置、クロップ剪断位置を決定して、位置
    決めを行う分割剪断位置決め処理手段(301)と、 前記分割剪断機で分割剪断した鋼板の鋼板分割実績、前
    記自動採寸計画情報を基に耳切/縦切剪断の位置
    剪断位置に対するアライニングの目標値を決定して、
    この決定値を基に鋼板の平行度を修正し、目標値との合
    わせ込みを行って剪断を行わせる耳切/縦切剪断位置決
    め処理手段(302)と、 前耳切/縦切断機で剪断した鋼板の耳切/縦切剪断
    実績、前記自動採寸計画情報を基に、該鋼板の前面シフ
    ト量を決定し、鋼板の剪断位置を決定して位置決めを行
    う仕上剪断位置決め処理手段(303)と、 前記厚板オンラインコンピュータ(200)、分割剪断
    位置決め処理手段(301)、耳切/縦切剪断位置決め
    処理手段(302)、仕上剪断位置決め処理手段(30
    3)の処理タイミング、処理結果について電気制御装置
    の制御タイミングの処理を行うタイミング処理手段(3
    04)とを備えることを特徴とする剪断ライン自動制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記鋼板形状計コンピュータ(401)
    はクロップの形状及び反り量により反り矯正の要否、反
    り矯正位置を求めることを特徴とする、請求項1に記載
    の剪断ライン自動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記厚板オンラインコンピュータ(20
    0)は、平坦度計及び鋼板形状計より鋼板の波高さを入
    力し、この波高さを基に鋼板の形状異常を判断すること
    を特徴とする、請求項1に記載の剪断ライン自動制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記分割剪断位置決め処理手段(30
    1)は、自動位置制御により、決定されたクロップ剪断
    位置及び分割剪断位置へ鋼板を移動することを特徴とす
    る、請求項1に記載の剪断ライン自動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記耳切/縦切断位置決め処理手段
    (302)は、鋼長さに応じて、アライニングテーブ
    ルやアライニングに使用するリニアセンサー、マグネッ
    トシフタ、アイドルビームを指定することを特徴とす
    、請求項1に記載の断ライン自動制御装置。
  6. 【請求項6】 仕上断位置決め処理手段(303)
    は、自動位置制御により、決定された仕上断位置へ鋼
    を移動することを特徴とする、請求項1に記載の
    ライン自動制御装置。
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