JPH0780639A - 鋼板切断装置及び鋼板切断方法 - Google Patents

鋼板切断装置及び鋼板切断方法

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JPH0780639A
JPH0780639A JP24603793A JP24603793A JPH0780639A JP H0780639 A JPH0780639 A JP H0780639A JP 24603793 A JP24603793 A JP 24603793A JP 24603793 A JP24603793 A JP 24603793A JP H0780639 A JPH0780639 A JP H0780639A
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JP
Japan
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cutting
data
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product
steel plate
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JP24603793A
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Masanao Yamamoto
政尚 山本
Takamitsu Kobayashi
隆光 小林
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Mishima Kosan Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mishima Kosan Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NCを採用した鋼板切断における作業効率及
び切断品質の向上が図れるようにする鋼板切断装置を提
供する。 【構成】 鋼板切断装置20は、素材に関する各種のデ
ータを保存するホストコンピュータ10に接続されてい
る。そして、鋼板切断装置20は、ホストコンピュータ
10から与えられるデータを用いて切断作業指示のため
のデータを作成するデータ作成用計算機21、このデー
タ作成用計算機21からのデータに基づいてNCを行う
ためのデータを作成するNCデータ変換装置22、この
NCデータ変換装置22から与えられるデータに基づい
て切断のためのケガキを行うケガキ装置23、このケガ
キ装置23及びNCデータ変換装置22からのデータに
より切断処理のための各種の条件データを貯えるデータ
サーバ24、及びデータサーバ24から与えられるデー
タに基づいて素材に対する実際の切断を実行する切断機
25の各々を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延された厚板鋼
板をガス切断する鋼板切断装置に係り、特に、切断作業
を自動化し、省力化、品質向上並びに作業環境の改善を
図るのに好適な鋼板切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄所においては、熱間圧延された厚板
鋼板は、切断機を用いて所定の製品寸法に切断される。
この切断の方式には大別して、ダブルサイドシャー、エ
ンドシャー等の機械的な切断方式と、ガス、プラズマ、
レーザ等を用いた溶断方式とがある。機械的な切断方式
は高能率切断が可能であるが、切断厚さに制限がある。
(現状では厚さが約50mm以上の鋼板の切断は行えな
い。)また、1枚の素材から複雑な形の板取りを行う時
や、素材の形状に横曲がり(キャンバー)が大きい場合
には適用できない。
【0003】そこで、このような場合には溶断方式が用
いられる。したがって、一般には、機械的な切断機及び
溶断方式の切断機の両方が厚板圧延工場に設置されてい
る。なお、溶断方式の切断(以下、総称してガス切断と
言う)は、機械的な切断方式に比べて多大の工数を必要
とし、生産性が低く、加えて作業環境が悪いため、近
年、省力化及び自動化の推進が求められている。
【0004】ところで、上記したガス切断は門型構造の
ガス切断機をレール上に走らせ、定盤(テーブル)上に
配材された被切断鋼板(サイドに耳がつき、先尾端部に
クロップがついている圧延のままの鋼板、以下、「素
材」という)を所定の製品寸法に切断する構成がとられ
ている。
【0005】そして、この切断作業は、素材をクレーン
(または他の搬送手段)によって、配材後、以下の手順
で仕上げていくものである。
【0006】 まず、作業者は、各素材毎に切り代を
考慮して切断製品寸法、所要試験片寸法線(ケガキ線)
を鋼板表面に記入する このケガキ線を狙って切断機を移行させながら切断
作業を実施する 切断後、断面の検査(特に、湯玉やドロス残り、断
面の粗さ、火口疵、寸法精度等)や手入れを行う 打刻、表示作業を行う 製品をクレーンまたは他の搬送手段によって払い出
す。
【0007】なお、鋼板の切断に関する技術には、例え
ば、特開平1−95872号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術にあっては、素材の平面形状及び所定の基準線から
の載置状態を形状認識装置によって認識し、切断予定線
を決定した後、その場(素材をクレーン等によって他の
場所に移動させない)で切断対象材を1枚ずつ、前記
〜までの一連の作業をシリーズに行うものである。
【0009】圧延されたままの素材には、その端部には
巻き込みがあり、極部的な反りが発生しているケースが
あり、必ずしも素材の平面形状からだけで、製品取りを
決定することはできない。特に最近の高歩留り設計で切
り捨て代が少なくなった状況下では問題になる。また、
素材の厚さが比較的厚いガス切り素材の場合には巻き込
み量が大きくなる傾向があるため、その判断は目視かあ
るいは別の検出器を用いた手段を必要とする。(この問
題に対する本発明での解決策は後述のティーチング方法
の所で詳述する。)また、数値制御(以下NC)を用い
て自動切断をする場合には、数値入力が不可欠である
が、1枚の素材から複数の製品やテストピース(TP)
取りの切断パターンは多種多様である。
【0010】従って、その都度NCに対して数値入力を
行うことは極めて煩わしい。このため、切断完了までに
多大な時間を要すほか、作業ミスも生じやすい。この結
果、作業能率及び生産性の低下を招いていた。
【0011】もし、コンピュータを用い、製品やTP取
り設計、NCによるケガキ線記入、切断機種の自動選定
(切断可能板厚限界、能率比較から決定)、NC切断条
件指示(使用切断トーチナンバーの選択、各トーチの移
行順序並びに切断速度指示等)が自動的にスケジューリ
ングされれば、作業能率も自由度も飛躍的に向上させる
ことが可能である。
【0012】さらに、従来例のように、切断作業の各機
能(ケガキ、切断、打刻表示)を同一場所で連続して処
理すれば、複数の鋼板に対する並列的な処理を行うこと
ができないので、作業能率が悪いという欠点がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、NCを採用した
鋼板切断における作業能率、及び切断品質の向上、省力
化が図れるようにする鋼板切断装置及びその方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、数値制御により切断対象の素材上に請
求項1において、圧延後の素材から要求された製品をガ
ス切断その他により溶断する作業に際して、製品取りが
可能な前記素材の有効範囲を認識する機能と、前記素材
表面上にケガキを行う機能を有した数値制御ケガキ装置
と、前記素材の有効範囲内から製品取り計画をたてると
同時に、切断トーチ選択、トーチ運行ルート設定、速度
設定等よりなる諸切断条件を自動的に決定する計算機
と、前記素材に対し数値制御切断を行う複数の切断機と
を設置し、前記ケガキ装置及び前記切断機を制御する制
御手段とを備え、前記素材に対する自動ケガキ及び自動
切断を行う装置を有するものであり、また、請求項2に
おいて上記装置を用いて前記素材に対し、ホスト計算機
からの素材についての製品データを基に、ケガキから製
品切断までの段取り設計をリアルタイムに行い、これら
の情報に基づいて、前記ケガキ装置及び前記切断機を制
御して、自動ケガキ及び自動切断を行うようにしてい
る。
【0015】
【作用】上記した手段によれば、ケガキ専用機と異種の
複数の切断機を夫々設置し、これらに対してコンピュー
タ側で被切断素材に関するデータに基づいて製品の板取
りを実施し、これに基づいて素材上にケガキ線を自動的
に入れ、同時に切断条件を自動設定し、この条件に基づ
いて自動切断が行われる。その上、ケガキ、切断、打刻
表示の各機能を大きく3分割し、複数の素材処理を同時
並行作業化が図れるので、切断効率の向上、省力化、マ
スプロ化、作業環境の改善等を図ることが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0017】図1は本発明による鋼板切断装置の一実施
例を示すブロック図であり、図2は本発明による鋼板切
断装置が適用される鋼板切断ラインの模式的構成を示す
平面図である。さらに、図3は図1の鋼板切断装置の処
理を示すフローチャートである。
【0018】図1に示すように、鋼板切断装置20は、
素材に関する各種のデータ(素材ナンバー、製品製造ナ
ンバー、予定製品サイズ、製品枚取り、寸法公差、テス
トピースナンバー、サイズ、枚数等)を保存するホスト
コンピュータ10に接続されている。
【0019】そして、鋼板切断装置20は、ホストコン
ピュータ10から与えられるデータを用いて切断作業指
示のためのデータを作成するデータ作成用計算機21、
このデータ作成用計算機21からのデータに基づいてN
C(数値制御)を行うためのデータを作成するNCデー
タ変換装置22、このNCデータ変換装置22から与え
られるデータに基づいて切断のためのケガキを行うケガ
キ装置23、このケガキ装置23及びNCデータ変換装
置22からのデータにより切断処理のための各種の条件
データを貯えるデータサーバ24、及びデータサーバ2
4から与えられるデータに基づいて素材に対する実際の
切断を実行する切断機25の各々を備えて構成される。
なお、このデータ作成用計算機21はホストコンピュー
タ10から素材、製品データを受信し、また、ケガキ装
置を使ったティーチング結果をもとに、ネスティングす
る。さらに、自動ケガキ並びに自動切断条件を設定し、
また切断実績をホストコンピュータ10へ送信する等の
機能を有している。
【0020】図2に示すように、切断機25は複数台
(ここでは25aと25bの2台を示す)からなり、こ
れら切断機25a,25bは、搬送テーブル31の後段
に配設されたケガキ装置23に隣接して順次配設されて
いる。また、ケガキ装置23及び切断機25a,25b
に隣接させて、ケガキの完了したケガキ完了材32及び
切断の完了した切断完了材33を仮に置くための仮置き
場34が設けられている。さらに仮置き場34に隣接さ
せて搬送テーブル35が配設され、この搬送テーブル3
5の後段の上部には打刻機36及びマーキング装置37
が設置されている。
【0021】また、ケガキ装置23、切断機25a,2
5b、仮置き場34及び搬送テーブル35の各々の上部
へ移動可能な天井クレーン38が、建屋の天井部に走行
可能にして配置されている。なお、切断機25bには、
ここではNCによるガス切断機を用いており、切断機2
5aにはプラズマ&ガス切断兼用機を用いている。そし
て、切断機25a,25bの各々は、切断定盤を備えて
いる。
【0022】ここで、製品の流れについて説明すると、
搬送テーブル31によってケガキ装置23に搬入された
素材に対し、ケガキが自動的に行われ、ケガキの完了し
たケガキ完了材32は仮置き場34へ搬入される。ここ
で対象とする素材は、サイドに耳及び端部にクロップを
有し、複数のテストピース(TP)も付いている。ま
た、キャンバーが大きく、複数の製品を分割切断するケ
ースや、素材によっては増板(長さが予定以上に長い)
処置、板減(切替え)処置をとるケースがある。更に、
平坦度の悪い板も存在する。すなわち、アズロール素材
を被切断対象材としているため、アズ長さに応じ、増し
板、板減があり得る。従って、リアルタイムに製品寸法
修正を行う機能を必要とする。
【0023】ケガキ完了材32は、指令に従って仮置き
場34から切断機25a,25bまたは未切断のまま搬
送テーブル35へ天井クレーン38により移送される。
ここで、未切断のまま搬送テーブル35に移送させるケ
ースとは、もし、後工程に手動ガス切断(ポータブル切
断)や、他の自動ガス切断工程を有す場合に有効であ
る。即ち、すでにケガキ線が記入されている素材で、し
かも切断前に複数製品の打刻、表示が実施されていれ
ば、他のガス切断工程の作業能率も向上させる意味があ
る、また、切断機25aまたは切断機25bによって切
断を完了した切断完了材33は、再び仮置き場34へ搬
入され、ついで天井クレーン38によって搬送テーブル
35上へ移され、打刻機36及びマーキング装置37に
搬入される。
【0024】ケガキ装置23におけるケガキ作業は、
(1)素材供給→(2)バーコードを素材の表面に貼付
(この意味は後述する)→(3)ケガキ装置に搭載して
いるバーコード読取り器を用いバーコードナンバーを読
込む→(4)ティーチング→(5)ネスティング→
(6)NCケガキ、切断条件自動設定→(7)NCデー
タに変換→(8)NCデータをデータサーバに転送(バ
ッファリング)→(9)自動ケガキ(素材の表面に所定
の製品、TP取りのケガキ線を記入、また、製品、TP
ナンバーを自動記入)→(10)ケガキ済の素材の払い
出し、以上の各過程を経て行われる。
【0025】このように、ケガキ作業の段階では、複数
の素材をまとめて処理すると同時に、全ての切断段取り
を終える。そして、NC切断に必要な諸データは、素材
ナンバー(バーコードナンバーと一致)をキーにして、
データサーバに貯える。
【0026】ここで、バーコードを使った意味を補足説
明する。前記のケガキを完了した素材は、仮置き場34
に複数枚仮置きすることになるが、切断機25aまたは
25bに素材が供給された時点では必ず、素材ナンバー
を切断機25a又は25bに認識させる必要があり、こ
れをハンド入力すると、その煩わしさと同時に入力ミス
を起こす危険性があるため機械的に素材ナンバーをマッ
チングさせる目的でバーコードを使った。
【0027】次に、仮置き場34から切断機の定盤に素
材が供給された後、切断機25aまたは25bにおける
切断作業は、次の手順で実行される。
【0028】(1)切断機に搭載されているバーコード
読取り器を用い素材の表面上に貼付されているバーコー
ドのナンバーを読み取る→(2)バーコードのナンバー
に該当する条件の素材の切断条件をデータサーバに対し
自動的に要求、切断機のNCコントローラにそのデータ
を転送→(3)ケガキ線を利用し素材の定盤上での傾き
読取り→(4)その傾き角を基本にして、ケガキ線に沿
って、製品並びにテストピースのNC切断→(5)製品
検査、手入れ→(6)払い出し。
【0029】なお、前記ケガキ線は次の理由から必要で
ある。
【0030】I.素材をティーチング→ネスティングし
た場所と切断場所は異なるため、切断機で切り込みを開
始する時点では、機械操作上、切り込み開始点を示す目
印が必要となる。
【0031】従って、素材上にケガキ線が記入されてい
ると切り込み開始点が明確になると同時に作業ミスを防
止できる。
【0032】II.前記(3)の素材の定盤上での傾き
角を読み取る時、少なくとも、矩形状のケガキ線の内、
一本は必要である。残りの切断予定線(ケガキ線)はデ
ータサーバ内には記憶されており、機械の動作上は問題
なく全ての切断予定ルート(線が素材上記入されていな
くともよい)上をNC切断はできる。従って、最低1本
の素材の傾き角が読み取れる長さ(4〜5m程度)のケ
ガキ線があれば、これに沿って切断前に切断機を移送
し、素材の傾き角を切断機のNCコントローラに認識さ
せることによって自動切断は可能である。
【0033】III.素材の平面形状は不定形であるた
め、矩形状のケガキ線が素材の表面に記入されていれ
ば、切断予定線がオペレータに判るため、オペレータと
しては、安心して作業ができる利点がある。
【0034】次に、図1の構成による鋼板切断装置の切
断(溶断)処理について、図3を参照して説明する。な
お、図3における“S”はステップを意味している。
【0035】まず、図2に示したように、素材がケガキ
装置23へ搬入され(S101)、このケガキ装置によ
って、ティーチングが行われる(S102)。
【0036】ティーチング処理とは、ケガキ装置に搭載
されているCCDカメラを利用し、ケガキ装置と共にカ
メラの位置を素材の外縁に沿って移動させながら、オペ
レータの目視と遠隔操作によって、素材の外周点を最低
4点から20点程度までの各座標点をデータ作成用計算
機21に記憶させる。つまり、平面形状が不定形な素材
の健全部から所定の製品を切断するために、その素材の
健全範囲を認知することである。もし、この時に、鋼板
端部の巻き込みや局部的な板反りがある場合には、予
め、素材の表面にチョーク等で、その不健全部に印を付
けておき、CCDカメラを通して素材の外縁と合わせて
見えるようにしておけば、その部分を排除した形で健全
範囲を認知することが可能である。また、ティーチング
処理前に、前記バーコードをホストコンピュータ10か
らの情報に基づき発行し、素材の表面に貼付、更には、
このバーコードを、これもケガキ装置に搭載されている
バーコード読取り器で読取り、先のティーチングデータ
と共に、データ作成用計算機21に記憶させる。この
間、素材のティーチング座標点を記憶するためには、素
材は定盤(またはテーブル)上に静止させておく。
【0037】次にデータ作成用計算機21はネスティン
グ(製品並びにTP取り設計)を行う(S103)。
【0038】ネスティングとは、先のティーチングによ
って認知された素材の健全範囲のほぼ中央部から、ホス
トコンピュータ10からの情報に基づき、製品並びにT
P取りの切り出し位置を決定するものである。この処理
を自動的に行うことで、最短時間で、正確に、製品並び
にTP取り設計が可能になる。
【0039】次に、NCデータ変換装置22によりデー
タ作成用計算機21からのデータをNC切断を行うため
に必要なNCデータ、すなわち、NCケガキ条件(トー
チ移行順設定並びに、所要の製造ナンバー等の記入位置
(座標)の設定)及びNC切断条件(切断機選定、切断
パスルート設定並びに、トーチ以降順序、トーチ速度、
加減速、トーチ先端と鋼板との間隔設定等)に変換する
(S104)。このケガキ条件データに基づいてケガキ
装置23は、自動的にケガキ処理を行う(S105)。
ケガキ内容は、前述の如く、鋼板上へのケガキ線の自動
記入、鋼板上に製造ナンバー及びテストピースナンバー
を自動記入するものである。ケガキを完了した素材は、
天井クレーン38によって仮置き場34へ搬送される。
【0040】このケガキ実績は、データサーバ24に蓄
積され、前記のNC切断条件とともに切断時に読み出さ
れ、指定された切断機25a,25bの自動切断制御デ
ータとして使われる(S106)。尚、切断の前に、仮
置き場34から切断対象の素材が天井クレーン38を用
いて(その操作は手動による)切断機25の定盤へ搬入
される。
【0041】この自動切断の際、切断機25a,25b
に搭載されているバーコード読取り器でバーコードを読
み込んでトラッキングが行われ、前述のように、データ
サーバからの切断条件に基づいて自動切断が開始され
る。切断した製品は次の工程へ搬送され(S107)、
付属していたテストピース(TP)は試験片加工センタ
へ送られる。また、その切断製品に対する切断実績は、
ホストコンピュータ10に取り込まれる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明は、請求
項1において、圧延後の素材から要求された製品をガス
切断その他により溶断する作業に際して、製品取りが可
能な前記素材の有効範囲を認識する機能と、前記素材表
面上にケガキを行う機能を有した数値制御ケガキ装置
と、前記素材の有効範囲内から製品取り計画をたてると
同時に、切断トーチ選択、トーチ運行ルート設定、速度
設定等よりなる諸切断条件を自動的に決定する計算機
と、前記素材に対し数値制御切断を行う複数の切断機と
を設置し、前記ケガキ装置及び前記切断機を制御する制
御手段とを備え、前記素材に対する自動ケガキ及び自動
切断を行う装置を設け、また、請求項2において、前記
素材に対し、ホスト計算機からの素材についての製品デ
ータを基に、ケガキから製品切断までの段取り設計をリ
アルタイムに行い、これらの情報に基づいて、前記ケガ
キ装置及び前記切断機を制御して、自動ケガキ及び自動
切断を行うようにしたので、切断効率の向上、省力化、
作業環境の改善等を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鋼板切断装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明による鋼板切断装置が適用される鋼板切
断ラインの模式的構成を示す平面図である。
【図3】図1の鋼板切断装置の処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 20 鋼板切断装置 21 データ作成用計算機 22 NCデータ変換装置 23 ケガキ装置 24 データサーバ 25 切断機 25a,25b 切断機 31 搬送テーブル 32 ケガキ完了材 33 切断完了材 34 仮置き場 35 搬送テーブル 36 打刻機 37 マーキング装置 38 天井クレーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延後の素材から要求された製品をガス
    切断その他により溶断する作業に際して、製品取りが可
    能な前記素材の有効範囲を認識する機能と、前記素材表
    面上にケガキを行う機能を有した数値制御ケガキ装置
    と、前記素材の有効範囲内から製品取り計画をたてると
    同時に、切断トーチ選択、トーチ運行ルート設定、速度
    設定等よりなる諸切断条件を自動的に決定する計算機
    と、前記素材に対し数値制御切断を行う複数の切断機と
    を設置し、前記ケガキ装置及び前記切断機を制御する制
    御手段とを備え、前記素材に対する自動ケガキ及び自動
    切断を行うことを特徴とする鋼板切断装置。
  2. 【請求項2】 圧延後の素材から要求された製品をガス
    切断その他により溶断する作業に際して、数値制御ケガ
    キ装置により製品取りが可能な素材の有効範囲を認識
    し、前記表面上にケガキを行い、計算機により前記素材
    の有効範囲内から製品取り計画をたてると同時に、切断
    トーチ選択、トーチ運行ルート設定、速度設定等により
    諸切断条件を自動的に決定し、数値制御切断を行う複数
    の切断機を設置して、前記素材に対し、ホスト計算機か
    らの素材についての製品データを基に、ケガキから製品
    切断までの段取り設計をリアルタイムに行い、これらの
    情報に基づいて、前記ケガキ装置及び前記切断機を制御
    して、自動ケガキ及び自動切断を行うことを特徴とする
    鋼板切断方法。
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