JPH08334500A - 板材検査装置 - Google Patents
板材検査装置Info
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- JPH08334500A JPH08334500A JP16808095A JP16808095A JPH08334500A JP H08334500 A JPH08334500 A JP H08334500A JP 16808095 A JP16808095 A JP 16808095A JP 16808095 A JP16808095 A JP 16808095A JP H08334500 A JPH08334500 A JP H08334500A
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- JP
- Japan
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- plate material
- acoustic emission
- plates
- pressure roller
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合板,集成材,金属板やボード板等を積層し
た積層板等の板材中において接着不良等の欠陥があるか
を検査するにあたり、これらの板材を破壊することなく
上記のような欠陥箇所の位置を正確に検知できるように
すると共に、接着不良等の欠陥箇所と板材における節等
との相違も明確に検知できるようにする。 【構成】 この板材検査装置においては、板材1を加圧
する加圧ローラ10の内部にその軸方向に適当な間隔を
介して複数のアコースティックエミッションセンサー1
1を設けると共に、各アコースティックエミッションセ
ンサーにそれぞれ増幅器12を設けるようにし、また必
要に応じて、上記加圧ローラにその加圧部分における板
材の内部応力を測定する応力測定装置20を設けたり、
板材を搬送する搬送路に上記の加圧ローラを板材の上面
側と下面側の双方に設けるようにした。
た積層板等の板材中において接着不良等の欠陥があるか
を検査するにあたり、これらの板材を破壊することなく
上記のような欠陥箇所の位置を正確に検知できるように
すると共に、接着不良等の欠陥箇所と板材における節等
との相違も明確に検知できるようにする。 【構成】 この板材検査装置においては、板材1を加圧
する加圧ローラ10の内部にその軸方向に適当な間隔を
介して複数のアコースティックエミッションセンサー1
1を設けると共に、各アコースティックエミッションセ
ンサーにそれぞれ増幅器12を設けるようにし、また必
要に応じて、上記加圧ローラにその加圧部分における板
材の内部応力を測定する応力測定装置20を設けたり、
板材を搬送する搬送路に上記の加圧ローラを板材の上面
側と下面側の双方に設けるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合板,集成材,金属
板やボード板等を積層した積層板等の板材中において接
着不良等の欠陥があるかを検査するのに使用する板材検
査装置に係り、特に、広幅や厚い板材においても、上記
のような欠陥がある部分を的確に検査できるようにした
板材検査装置に関するものである。
板やボード板等を積層した積層板等の板材中において接
着不良等の欠陥があるかを検査するのに使用する板材検
査装置に係り、特に、広幅や厚い板材においても、上記
のような欠陥がある部分を的確に検査できるようにした
板材検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合板,集成材,金属板やボード板等を積
層した積層板等の板材中において接着不良等の欠陥があ
るかを検査するにあたり、従来においては、一般に板材
における接着力試験等を行なうようにしていた。
層した積層板等の板材中において接着不良等の欠陥があ
るかを検査するにあたり、従来においては、一般に板材
における接着力試験等を行なうようにしていた。
【0003】しかし、このような接着力試験は板材が破
壊されるまで試験を行なうため、製造された板材全てに
ついてこのような試験を行なうことができず、製造され
た板材全てに対して接着不良等の欠陥があるかを十分に
検査することができないという問題があった。
壊されるまで試験を行なうため、製造された板材全てに
ついてこのような試験を行なうことができず、製造され
た板材全てに対して接着不良等の欠陥があるかを十分に
検査することができないという問題があった。
【0004】そこで、近年においては、板材を破壊しな
いで板材中における接着不良等の欠陥を検査するために
様々な研究が行なわれ、例えば、板材に超音波を当てて
接着不良等の欠陥を検査する超音波深傷法や、板材中に
おける接着不良等の欠陥箇所において発生するアコース
ティックエミッションを検知して接着不良等の欠陥を検
知するアコースティックエミッション法等が開発され
た。
いで板材中における接着不良等の欠陥を検査するために
様々な研究が行なわれ、例えば、板材に超音波を当てて
接着不良等の欠陥を検査する超音波深傷法や、板材中に
おける接着不良等の欠陥箇所において発生するアコース
ティックエミッションを検知して接着不良等の欠陥を検
知するアコースティックエミッション法等が開発され
た。
【0005】ここで、上記の超音波深傷法は、超音波の
パルスを発射し、その反射によって欠陥の有無を検査す
るため、完全に剥離した接着不良は検知できるが、完全
に剥離していない接着不良、例えば一般に弱体接着又は
乾燥接着といわれる接着不良は検知することができず、
また一度に検査できる範囲が狭く、板材全体を確実に検
査することが困難であり、このため、近年においては、
上記のアコースティックエミッション法によって板材に
おける接着不良等の欠陥を検査することが試みられるよ
うになった。
パルスを発射し、その反射によって欠陥の有無を検査す
るため、完全に剥離した接着不良は検知できるが、完全
に剥離していない接着不良、例えば一般に弱体接着又は
乾燥接着といわれる接着不良は検知することができず、
また一度に検査できる範囲が狭く、板材全体を確実に検
査することが困難であり、このため、近年においては、
上記のアコースティックエミッション法によって板材に
おける接着不良等の欠陥を検査することが試みられるよ
うになった。
【0006】ここで、アコースティックエミッション法
によって板材中における接着不良等を検査するにあた
り、従来においては、図1の(A),(B)に示すよう
に、送りローラ2によって板材1を搬送させる途中にお
いて、この搬送される板材1の上,下に加圧ローラ3を
設けると共に、この加圧ローラ3と近接させてアコース
ティックエミッションセンサーを内蔵させたセンサーロ
ール4を板材1の幅方向に所要間隔を介して複数設け、
上記の加圧ローラ3により板材1を加圧して板材1に曲
げ応力等を発生させ、板材1中における接着不良等の欠
陥箇所において発生するアコースティックエミッション
を上記の各センサーロール4によって検知するようにし
ていた。
によって板材中における接着不良等を検査するにあた
り、従来においては、図1の(A),(B)に示すよう
に、送りローラ2によって板材1を搬送させる途中にお
いて、この搬送される板材1の上,下に加圧ローラ3を
設けると共に、この加圧ローラ3と近接させてアコース
ティックエミッションセンサーを内蔵させたセンサーロ
ール4を板材1の幅方向に所要間隔を介して複数設け、
上記の加圧ローラ3により板材1を加圧して板材1に曲
げ応力等を発生させ、板材1中における接着不良等の欠
陥箇所において発生するアコースティックエミッション
を上記の各センサーロール4によって検知するようにし
ていた。
【0007】しかし、このように板材1中の欠陥箇所で
発生するアコースティックエミッションを加圧ローラ3
とは別に設けられたセンサーロール4によって検知する
ようにした場合、欠陥箇所で発生したアコースティック
エミッションがセンサーロール4に到達するまでに減衰
して、接着不良等の欠陥を正確に検知することができな
くなるおそれがあり、また板材1中において発生したア
コースティックエミッションを確実に検知するために
は、センサーロール4を数多く設けなければならず、コ
ストが高く付く等の問題があった。
発生するアコースティックエミッションを加圧ローラ3
とは別に設けられたセンサーロール4によって検知する
ようにした場合、欠陥箇所で発生したアコースティック
エミッションがセンサーロール4に到達するまでに減衰
して、接着不良等の欠陥を正確に検知することができな
くなるおそれがあり、また板材1中において発生したア
コースティックエミッションを確実に検知するために
は、センサーロール4を数多く設けなければならず、コ
ストが高く付く等の問題があった。
【0008】また、近年においては、特開平2−269
963号公報に示されるように、板材を加圧する加圧ロ
ーラ自体にアコースティックエミッションセンサーを取
り付けるようにしたものが考え出された。
963号公報に示されるように、板材を加圧する加圧ロ
ーラ自体にアコースティックエミッションセンサーを取
り付けるようにしたものが考え出された。
【0009】しかし、同公報に示される検査装置におい
ては、加圧ローラに一つのアコースティックエミッショ
ンセンサーを取り付けているだけであるため、例えば、
広幅の板材の場合に、接着不良等の欠陥箇所を十分に検
知することができなかったり、また接着不良等の欠陥箇
所が板材のどの部分に存在するか等を正確に検知するこ
とができないという問題があった。
ては、加圧ローラに一つのアコースティックエミッショ
ンセンサーを取り付けているだけであるため、例えば、
広幅の板材の場合に、接着不良等の欠陥箇所を十分に検
知することができなかったり、また接着不良等の欠陥箇
所が板材のどの部分に存在するか等を正確に検知するこ
とができないという問題があった。
【0010】そして、このように板材における欠陥箇所
の位置を正確に検知できないため、この板材の端の一部
にだけ接着不良等があって、接着が十分に行なわれてい
る部分が幅広く存在している場合であっても、板材全体
が接着不良等の欠陥がある不良品として判断され、この
ように不良品と判断された板材は有効に利用されず、例
えば畳の下に引く板材等として利用されるだけで、板材
における無駄が多くなるという問題もあった。
の位置を正確に検知できないため、この板材の端の一部
にだけ接着不良等があって、接着が十分に行なわれてい
る部分が幅広く存在している場合であっても、板材全体
が接着不良等の欠陥がある不良品として判断され、この
ように不良品と判断された板材は有効に利用されず、例
えば畳の下に引く板材等として利用されるだけで、板材
における無駄が多くなるという問題もあった。
【0011】さらに、従来一般に用いられているアコー
スティックエミッションセンサーだけで板材における接
着不良等の欠陥箇所の検査する場合、この板材における
節等がある場合であっても、これがアコースティックエ
ミッションセンサーによって検知され、接着不良等の欠
陥箇所がないにもかかわらず、この板材が接着不良等の
欠陥箇所のある不良品として扱われることもあり、板材
の無駄がさらに多くなる等の問題があった。
スティックエミッションセンサーだけで板材における接
着不良等の欠陥箇所の検査する場合、この板材における
節等がある場合であっても、これがアコースティックエ
ミッションセンサーによって検知され、接着不良等の欠
陥箇所がないにもかかわらず、この板材が接着不良等の
欠陥箇所のある不良品として扱われることもあり、板材
の無駄がさらに多くなる等の問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、合板,集
成材,金属板やボード板等を積層した積層板等の板材中
において接着不良等の欠陥があるかを検査する場合にお
ける上記のような様々な問題を解決することを課題とす
るものである。
成材,金属板やボード板等を積層した積層板等の板材中
において接着不良等の欠陥があるかを検査する場合にお
ける上記のような様々な問題を解決することを課題とす
るものである。
【0013】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな板材中に接着不良等の欠陥があるかを検査するにあ
たり、板材を破壊することなく上記のような欠陥箇所の
位置を正確に検知できるようにすると共に、接着不良等
の欠陥箇所と板材における節等との相違も明確に検知で
きるようにすることを課題とするものである。
うな板材中に接着不良等の欠陥があるかを検査するにあ
たり、板材を破壊することなく上記のような欠陥箇所の
位置を正確に検知できるようにすると共に、接着不良等
の欠陥箇所と板材における節等との相違も明確に検知で
きるようにすることを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明における板材検
査装置においては、上記のような課題を解決するため
に、板材1を加圧する加圧ローラ10の内部にその軸方
向に適当な間隔を介して複数のアコースティックエミッ
ションセンサー11を設けると共に、各アコースティッ
クエミッションセンサー11にそれぞれ増幅器12を設
けるようにしたのである。
査装置においては、上記のような課題を解決するため
に、板材1を加圧する加圧ローラ10の内部にその軸方
向に適当な間隔を介して複数のアコースティックエミッ
ションセンサー11を設けると共に、各アコースティッ
クエミッションセンサー11にそれぞれ増幅器12を設
けるようにしたのである。
【0015】ここで、上記のように複数のアコースティ
ックエミッションセンサー11を設ける加圧ローラ10
としては、アコースティックエミッションの伝達性に優
れた金属製のものを用いるようにすることが好ましい。
ックエミッションセンサー11を設ける加圧ローラ10
としては、アコースティックエミッションの伝達性に優
れた金属製のものを用いるようにすることが好ましい。
【0016】また、板材1中において積層された単板に
おける接着不良と単板における節等とを区別するため
に、上記の加圧ローラ10によって加圧された部分にお
ける板材1の内部応力を測定する応力測定装置20をこ
の加圧ローラ10に設けることが好ましい。
おける接着不良と単板における節等とを区別するため
に、上記の加圧ローラ10によって加圧された部分にお
ける板材1の内部応力を測定する応力測定装置20をこ
の加圧ローラ10に設けることが好ましい。
【0017】さらに、上記板材1が厚い場合において
も、積層された単板における接着不良等の欠陥箇所を十
分に検知できるようにするため、板材1を搬送する搬送
路において、上記の加圧ローラ10を板材1の上面側と
下面側との双方に設けることが好ましい。
も、積層された単板における接着不良等の欠陥箇所を十
分に検知できるようにするため、板材1を搬送する搬送
路において、上記の加圧ローラ10を板材1の上面側と
下面側との双方に設けることが好ましい。
【0018】
【作用】この発明における板材検査装置においては、上
記の加圧ローラ10によって板材1を加圧し、この板材
1における接着不良等の欠陥箇所から発生するアコース
ティックエミッションを、この加圧ローラ10の内部に
おいてその軸方向に適当な間隔を介して設けられた各ア
コースティックエミッションセンサー11により検知
し、これを増幅器12によって増幅させるようにしたた
め、板材1における接着不良等の欠陥箇所を適切に検知
できると共に、どの位置のアコースティックエミッショ
ンセンサー11によって強く検知されたかに基づいて、
板材1における欠陥箇所の位置等を適切に検知できるよ
うになる。
記の加圧ローラ10によって板材1を加圧し、この板材
1における接着不良等の欠陥箇所から発生するアコース
ティックエミッションを、この加圧ローラ10の内部に
おいてその軸方向に適当な間隔を介して設けられた各ア
コースティックエミッションセンサー11により検知
し、これを増幅器12によって増幅させるようにしたた
め、板材1における接着不良等の欠陥箇所を適切に検知
できると共に、どの位置のアコースティックエミッショ
ンセンサー11によって強く検知されたかに基づいて、
板材1における欠陥箇所の位置等を適切に検知できるよ
うになる。
【0019】また、上記の加圧ローラ10に応力測定装
置20を設け、この加圧ローラ10によって加圧された
部分における板材1の内部応力を応力測定装置20によ
って測定すると、板材1における接着不良等の欠陥箇所
と板材1における節等の部分とでは、加圧時における板
材1中の内部応力が異なるため、上記のように各アコー
スティックエミッションセンサー11によって検知され
たアコースティックエミッションが接着不良等の欠陥箇
所によるものか、板材1における節等によるものかを明
確に区別できるようになり、接着不良等の欠陥箇所がな
い板材1を不良品として判断するということもなくな
る。
置20を設け、この加圧ローラ10によって加圧された
部分における板材1の内部応力を応力測定装置20によ
って測定すると、板材1における接着不良等の欠陥箇所
と板材1における節等の部分とでは、加圧時における板
材1中の内部応力が異なるため、上記のように各アコー
スティックエミッションセンサー11によって検知され
たアコースティックエミッションが接着不良等の欠陥箇
所によるものか、板材1における節等によるものかを明
確に区別できるようになり、接着不良等の欠陥箇所がな
い板材1を不良品として判断するということもなくな
る。
【0020】さらに、板材1を搬送させる搬送路におい
て、上記の加圧ローラ10を板材1の上面側と下面側と
の双方に設けるると、厚い板材1であってもその接着不
良等の欠陥箇所をより確実に検知できるようになる。
て、上記の加圧ローラ10を板材1の上面側と下面側と
の双方に設けるると、厚い板材1であってもその接着不
良等の欠陥箇所をより確実に検知できるようになる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る板材検査装置
を添付図面に基づいて具体的に説明する。
を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0022】この実施例においては、板材1を加圧して
板材1における接着不良等の欠陥箇所を検知する加圧ロ
ーラ10として、図2に示すように、金属製のローラ1
0内部に、その軸方向に所要間隔を介してアコースティ
ックエミッションの伝達性がよい材料で構成された取付
材13を複数設け、各取付材13にそれぞれアコーステ
ィックエミッションセンサー11を取り付けると共に、
各アコースティックエミッションセンサー11にそれぞ
れ検知されたアコースティックエミッションを増幅させ
る増幅器12を設けたものを用いるようにした。
板材1における接着不良等の欠陥箇所を検知する加圧ロ
ーラ10として、図2に示すように、金属製のローラ1
0内部に、その軸方向に所要間隔を介してアコースティ
ックエミッションの伝達性がよい材料で構成された取付
材13を複数設け、各取付材13にそれぞれアコーステ
ィックエミッションセンサー11を取り付けると共に、
各アコースティックエミッションセンサー11にそれぞ
れ検知されたアコースティックエミッションを増幅させ
る増幅器12を設けたものを用いるようにした。
【0023】そして、この実施例においては、ベルトコ
ンベヤ等の第1〜第3の各搬送手段31,32,33を
それぞれ所要間隔を介して設け、各搬送手段31,3
2,33によって検査する板材1を搬送させるようにし
た。
ンベヤ等の第1〜第3の各搬送手段31,32,33を
それぞれ所要間隔を介して設け、各搬送手段31,3
2,33によって検査する板材1を搬送させるようにし
た。
【0024】ここで、第1搬送手段31と第2搬送手段
32との間においては、搬送される板材1の下面側に所
要間隔を介して一対の受けローラ34を設けると共に、
この一対の受けローラ34の中間位置において、搬送さ
れる板材1の上面側に上記のように内部に複数のアコー
スティックエミッションセンサー11が設けられた加圧
ローラ10を配し、この加圧ローラ10をシリンダ等の
押圧手段21により板材1の上面に押圧させるようにす
ると共に、この加圧ローラ10によって加圧された部分
における板材1の内部応力を測定する応力測定装置20
を上記の押圧手段21に設けるようにした。
32との間においては、搬送される板材1の下面側に所
要間隔を介して一対の受けローラ34を設けると共に、
この一対の受けローラ34の中間位置において、搬送さ
れる板材1の上面側に上記のように内部に複数のアコー
スティックエミッションセンサー11が設けられた加圧
ローラ10を配し、この加圧ローラ10をシリンダ等の
押圧手段21により板材1の上面に押圧させるようにす
ると共に、この加圧ローラ10によって加圧された部分
における板材1の内部応力を測定する応力測定装置20
を上記の押圧手段21に設けるようにした。
【0025】また、上記の第2搬送手段32と第3搬送
手段33との間においては、搬送される板材1の上面側
に一対の受けローラ34を所要間隔を介して配すると共
に、この一対の受けローラ34の中間位置において搬送
される板材1の下面側に、上記の加圧ローラ10を配
し、この加圧ローラ10を上記のようにシリンダ等の押
圧手段21によって板材1の下面に押圧させるようにす
ると共に、この加圧ローラ10によって加圧された部分
における板材1の内部応力を測定する応力測定装置20
を上記の押圧手段21に設けるようにした。
手段33との間においては、搬送される板材1の上面側
に一対の受けローラ34を所要間隔を介して配すると共
に、この一対の受けローラ34の中間位置において搬送
される板材1の下面側に、上記の加圧ローラ10を配
し、この加圧ローラ10を上記のようにシリンダ等の押
圧手段21によって板材1の下面に押圧させるようにす
ると共に、この加圧ローラ10によって加圧された部分
における板材1の内部応力を測定する応力測定装置20
を上記の押圧手段21に設けるようにした。
【0026】そして、この板材検査装置によって板材1
を検査するにあたっては、上記の第1搬送手段31によ
ってこの第1搬送手段31と第2搬送手段32との間に
搬送されてきた板材1の上面に、上記の押圧手段21に
よって加圧ローラ10を押し付け、この加圧ローラ10
と上記一対の受けローラ34との間で板材1内に応力を
作用させながら第2搬送手段32に導くようにした。
を検査するにあたっては、上記の第1搬送手段31によ
ってこの第1搬送手段31と第2搬送手段32との間に
搬送されてきた板材1の上面に、上記の押圧手段21に
よって加圧ローラ10を押し付け、この加圧ローラ10
と上記一対の受けローラ34との間で板材1内に応力を
作用させながら第2搬送手段32に導くようにした。
【0027】ここで、上記のように加圧ローラ10と一
対の受けローラ34との間で板材1内に応力を作用させ
た結果、この板材1内においてアコースティックエミッ
ションが発生すると、上記の加圧ローラ10の内部に設
けられた各アコースティックエミッションセンサー11
によってこれを検知し、さらにこれを上記の増幅器12
によって増幅し、このように増幅した信号を図示してい
ないがパソコン等におけるCPUに与えるようにした。
なお、上記のように板材1内において発生したアコース
ティックエミッションを加圧ローラ10の内部に設けら
れた各アコースティックエミッションセンサー11によ
って検知する場合に、雑音がアコースティックエミッシ
ョンセンサー11に伝わらないようにするため、例え
ば、上記の加圧ローラ10の軸10aを回転可能に支持
するベアリング等の軸受部分を音響ダンパ(図示せ
ず。)を必要に応じて設けるようにした。
対の受けローラ34との間で板材1内に応力を作用させ
た結果、この板材1内においてアコースティックエミッ
ションが発生すると、上記の加圧ローラ10の内部に設
けられた各アコースティックエミッションセンサー11
によってこれを検知し、さらにこれを上記の増幅器12
によって増幅し、このように増幅した信号を図示してい
ないがパソコン等におけるCPUに与えるようにした。
なお、上記のように板材1内において発生したアコース
ティックエミッションを加圧ローラ10の内部に設けら
れた各アコースティックエミッションセンサー11によ
って検知する場合に、雑音がアコースティックエミッシ
ョンセンサー11に伝わらないようにするため、例え
ば、上記の加圧ローラ10の軸10aを回転可能に支持
するベアリング等の軸受部分を音響ダンパ(図示せ
ず。)を必要に応じて設けるようにした。
【0028】また、上記の押圧手段21に設けられた応
力測定装置20により、加圧ローラ10によって加圧さ
れた部分における板材1の内部応力を測定し、その結果
も同様に上記のCPUに与えるようにした。
力測定装置20により、加圧ローラ10によって加圧さ
れた部分における板材1の内部応力を測定し、その結果
も同様に上記のCPUに与えるようにした。
【0029】そして、この各アコースティックエミッシ
ョンセンサー11から増幅器12により増幅された信号
及び応力測定装置20によって測定された板材1の内部
応力に基づいて、上記のCPUにより、板材1内におい
て発生したアコースティックエミッションが接着不良等
の欠陥箇所によるものか、板材1中における節等による
ものかを判断すると共に、各アコースティックエミッシ
ョンセンサー11によって検知されたアコースティック
エミッションの強さや板材1の搬送速度からアコーステ
ィックエミッションが発生した位置を算出するようにし
た。
ョンセンサー11から増幅器12により増幅された信号
及び応力測定装置20によって測定された板材1の内部
応力に基づいて、上記のCPUにより、板材1内におい
て発生したアコースティックエミッションが接着不良等
の欠陥箇所によるものか、板材1中における節等による
ものかを判断すると共に、各アコースティックエミッシ
ョンセンサー11によって検知されたアコースティック
エミッションの強さや板材1の搬送速度からアコーステ
ィックエミッションが発生した位置を算出するようにし
た。
【0030】また、このようにして第2搬送手段32に
導かれた板材1がさらに搬送されてこの第2搬送手段3
2と第3搬送手段33との間に導かれると、搬送される
板材1の下面に、上記の加圧ローラ10を押圧手段21
によって押し付け、この加圧ローラ10と一対の受けロ
ーラ34との間で板材1内に応力を作用させ、上記の場
合と同様にして、板材1内において発生したアコーステ
ィックエミッションを検知すると共に、この加圧ローラ
10によって加圧された部分における板材1の内部応力
を測定し、これらを上記のCPUに与え、板材1内にお
いて発生したアコースティックエミッションが接着不良
等の欠陥箇所によるものか、板材1における節等による
ものかを判断すると共に、アコースティックエミッショ
ンが発生した位置を算出するようにした。
導かれた板材1がさらに搬送されてこの第2搬送手段3
2と第3搬送手段33との間に導かれると、搬送される
板材1の下面に、上記の加圧ローラ10を押圧手段21
によって押し付け、この加圧ローラ10と一対の受けロ
ーラ34との間で板材1内に応力を作用させ、上記の場
合と同様にして、板材1内において発生したアコーステ
ィックエミッションを検知すると共に、この加圧ローラ
10によって加圧された部分における板材1の内部応力
を測定し、これらを上記のCPUに与え、板材1内にお
いて発生したアコースティックエミッションが接着不良
等の欠陥箇所によるものか、板材1における節等による
ものかを判断すると共に、アコースティックエミッショ
ンが発生した位置を算出するようにした。
【0031】ここで、上記のように検査する板材1の上
面及び下面側から板材1内において発生したアコーステ
ィックエミッションの検知を行なうと、この板材1の厚
みが厚くても、その接着不良等の欠陥箇所を正確に検知
することができた。
面及び下面側から板材1内において発生したアコーステ
ィックエミッションの検知を行なうと、この板材1の厚
みが厚くても、その接着不良等の欠陥箇所を正確に検知
することができた。
【0032】そして、上記のようにCPUにより板材1
内において発生したアコースティックエミッションが接
着不良等の欠陥箇所によるものか、板材1における節等
によるものかを判断した結果、このアコースティックエ
ミッションが接着不良等の欠陥箇所によるものである場
合には、上記のように算出したアコースティックエミッ
ションの発生位置にマーク等を付与して、接着不良等の
欠陥箇所を明示させるようにした。
内において発生したアコースティックエミッションが接
着不良等の欠陥箇所によるものか、板材1における節等
によるものかを判断した結果、このアコースティックエ
ミッションが接着不良等の欠陥箇所によるものである場
合には、上記のように算出したアコースティックエミッ
ションの発生位置にマーク等を付与して、接着不良等の
欠陥箇所を明示させるようにした。
【0033】ここで、上記のようにして発見されてマー
クされた接着不良等の欠陥箇所が板材1の端の部分に位
置するような場合には、この板材1を切断してその欠陥
箇所を取り除き、欠陥箇所のない板材1として用いるよ
うにした。
クされた接着不良等の欠陥箇所が板材1の端の部分に位
置するような場合には、この板材1を切断してその欠陥
箇所を取り除き、欠陥箇所のない板材1として用いるよ
うにした。
【0034】このようにすると、接着不良等の欠陥箇所
がある板材1全体を不良品として取り扱う場合より、板
材1がより有効に利用されるようになり、板材1の無駄
が少なくなった。
がある板材1全体を不良品として取り扱う場合より、板
材1がより有効に利用されるようになり、板材1の無駄
が少なくなった。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る板
材検査装置においては、加圧ローラによって板材を加圧
し、この板材における接着不良等の欠陥箇所から発生す
るアコースティックエミッションを、この加圧ローラの
内部に設けた各アコースティックエミッションセンサー
により検知し、これを増幅器によって増幅させるように
したため、板材における接着不良等の欠陥箇所を適切に
検知できると共に、どの位置のアコースティックエミッ
ションセンサーによって強く検知されたかに基づいて、
板材における欠陥箇所の位置を適切に検知できるように
なった。
材検査装置においては、加圧ローラによって板材を加圧
し、この板材における接着不良等の欠陥箇所から発生す
るアコースティックエミッションを、この加圧ローラの
内部に設けた各アコースティックエミッションセンサー
により検知し、これを増幅器によって増幅させるように
したため、板材における接着不良等の欠陥箇所を適切に
検知できると共に、どの位置のアコースティックエミッ
ションセンサーによって強く検知されたかに基づいて、
板材における欠陥箇所の位置を適切に検知できるように
なった。
【0036】この結果、接着不良等の欠陥箇所が板材の
端の部分にある場合には、この板材を切断しその欠陥箇
所を取り除くことにより、欠陥箇所のない板材として利
用できるようになり、板材の無駄が少なくなった。
端の部分にある場合には、この板材を切断しその欠陥箇
所を取り除くことにより、欠陥箇所のない板材として利
用できるようになり、板材の無駄が少なくなった。
【0037】また、上記の加圧ローラに、その加圧部分
における板材の内部応力を測定する応力測定装置を設け
ると、上記のアコースティックエミッションセンサーに
よって検知されたアコースティックエミッションが接着
不良等の欠陥箇所によるものか、板材中における節等に
よるものかを明確に判断することができ、接着不良等の
欠陥箇所がない板材を不良品として判断するということ
もなくなった。
における板材の内部応力を測定する応力測定装置を設け
ると、上記のアコースティックエミッションセンサーに
よって検知されたアコースティックエミッションが接着
不良等の欠陥箇所によるものか、板材中における節等に
よるものかを明確に判断することができ、接着不良等の
欠陥箇所がない板材を不良品として判断するということ
もなくなった。
【0038】さらに、上記の加圧ローラを板材の上面側
と下面側との双方に設けて検査を行なうと、厚い板材で
あってもその接着不良等の欠陥箇所をより確実に検知で
きるようになった。
と下面側との双方に設けて検査を行なうと、厚い板材で
あってもその接着不良等の欠陥箇所をより確実に検知で
きるようになった。
【図1】従来の板材検査装置によって板材を検査する状
態を示した側面図及び平面図である。
態を示した側面図及び平面図である。
【図2】この発明の一実施例における板材検査装置に使
用した加圧ローラの概略断面図である。
用した加圧ローラの概略断面図である。
【図3】この発明の一実施例における板材検査装置によ
って板材を検査する状態を示した概略図である。
って板材を検査する状態を示した概略図である。
1 板材 10 加圧ローラ 11 アコースティックエミッションセンサー 12 増幅器 20 応力測定装置 31,32,33 搬送手段
Claims (3)
- 【請求項1】 板材1を加圧する加圧ローラ10の内部
にその軸方向に適当な間隔を介して複数のアコースティ
ックエミッションセンサー11を設けると共に、各アコ
ースティックエミッションセンサー11にそれぞれ増幅
器12を設けたことを特徴とする板材検査装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の板材検査装置におい
て、板材1を加圧する上記の加圧ローラ10に、その加
圧部分における板材1の内部応力を測定する応力測定装
置20を設けたことを特徴とする板材検査装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の板材検査装置に
おいて、板材1を搬送する搬送路に、上記の加圧ローラ
10を搬送される板材1の上面側と下面側との双方に設
けたことを特徴とする板材検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16808095A JPH08334500A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 板材検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16808095A JPH08334500A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 板材検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334500A true JPH08334500A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15861481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16808095A Pending JPH08334500A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 板材検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334500A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002029359A1 (fr) * | 2000-10-02 | 2002-04-11 | Meiken Lamwood Corporation | Appareil d'inspection de l'épaisseur de plaques |
CN102721488A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-10-10 | 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 | 一种压力传感颗粒 |
KR20210010134A (ko) * | 2019-07-19 | 2021-01-27 | 이재혁 | 강판 용접부 식별 장치 |
WO2021015494A1 (ko) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 이재혁 | 강판 결함 탐상 장치 및 그것을 이용한 탐상 장치 셋 |
CN114951035A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-08-30 | 常州金戎华机械有限公司 | 降噪板消音检测用输送系统及其工作方法 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16808095A patent/JPH08334500A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002029359A1 (fr) * | 2000-10-02 | 2002-04-11 | Meiken Lamwood Corporation | Appareil d'inspection de l'épaisseur de plaques |
US6619137B2 (en) | 2000-10-02 | 2003-09-16 | Meiken Lamwood Corporation | Plate thickness inspecting apparatus |
CN102721488A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-10-10 | 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 | 一种压力传感颗粒 |
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WO2021015494A1 (ko) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 이재혁 | 강판 결함 탐상 장치 및 그것을 이용한 탐상 장치 셋 |
CN114951035A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-08-30 | 常州金戎华机械有限公司 | 降噪板消音检测用输送系统及其工作方法 |
CN114951035B (zh) * | 2022-07-29 | 2022-11-15 | 常州金戎华机械有限公司 | 降噪板消音检测用输送系统及其工作方法 |
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