JPH04116013A - 自動外観検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はＣＣＤラインセンサ等を利用し、薄板部材の被
検査体の外観検査を連続して行う自動外観検査装置に係
り、特に薄板部材の搬送機構に関する。

（従来の技術） 形状の規格化がなされていない、例えばＩＣリードフレ
ームなどの薄板部材の製品を搬送する方法として、従来
率コンベア上に薄板部材を搭載し、薄板部材の幅方向に
は位置決めガイドを設けて搬送するなどの手段が取られ
ている。

この薄板部材の被検査体の外観検査を画像処理を応用し
たＣＣＤラインセンサで行う場合に検査対象としては、
形状不良の他に表面に存在する傷があげられる。

一般に傷を抽出する方法として、被検査体の検査面に照
明光を与え検査表面からの反射光成分をＣＣＤカメラ等
で撮り込み、正常な部分と傷のある部分の照度差や回折
パターンの異差に着目し不良部を抽出する方法がとられ
る。

ところで上記手法が可能な理由は、不良とみなされる部
分の断面形状に勾配があるためで、勾配を有する傾斜面
からの光の反射方向が正常な面（平面）の反射方向と異
なることによる。

よって検査対象となる検査面はできる限り平面であるこ
とが自動検査上の誤認識を減らし、本来の不良を検出す
るために必要である。

（発明が解決しようとする課題） 先に述べた搬送方法によりラインセンサのスキャンタイ
ミングと搬送速度との同期をとった連続外観検査を実現
する場合、以下のような問題点がある。

平コンベアによる被検査体の搬送では、ＩＣリードフレ
ームのような薄板部材の部位ごとで検査基準が異なる検
査において、幅方向の精密な位置決めと長手方向の速度
変動誤差の少ない搬送が画像処理による外観検査を行う
上で高く要求される。

前述の幅方向位置決めの一般的手段として長手方向に平
行な一対の位置決めガイドを設け、被検査体幅に対する
ガイド間隔の余裕を極力小さくすることで実現している
が、搬送面の微妙な振れのため、位置決めガイドへの被
検査体の衝突が負荷となり、被検査体自体の速度変動を
発生させる問題点がある。

また、薄板製品用の素材の多くきドラムに巻かれたロー
ル材をプレス加工したものであるため、製品化された段
階でも残留応力をとりきれず、歪み、反りのある場合が
ある。

傷がなければ反り、歪みのある薄板部材でも良品である
ので、目視検査上は、殆んど良品扱いされるが、反りに
よる傾斜のために、自動検査上、不良部との区別がつか
ず誤検出の要因となる問題がある。

そこで本発明の目的は、被検査体である薄板部材を矯正
して平面化し、被検査体を一定の搬送速度で搬送するこ
とのできる搬送機構を有する自動外観検査装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は以上の目的を達成するために、薄板部材からな
る被検査体の検査面側とその反対の面側より、それぞれ
の面側の両端部分を押圧して検査面を平面化する矯正搬
送面を有する複数の搬送コンベアと、この複数の搬送コ
ンベアの搬送速度を同期させて駆動する搬送コンベア駆
動手段と、搬送コンベアの搬送路の途中に設けられて搬
送される被検査体の検査面の外観検査を行う外観検査部
とを備えたことを特徴としている。

（作用） 本発明においては、被検査体の検査面側とその反対の面
側よりそれぞれの面の両端部分を搬送コンベアの矯正搬
送面で押圧することで、被検査体の検査面を平面化する
。

さらに、搬送コンベア駆動手段によりそれぞれの搬送コ
ンベアの搬送速度を同期させて駆動させることで被検査
体は一定の速度で搬送される。外観検査部により一定の
速度で搬送されている被検査体の外観検査を行う。

（実施例） 以下、本発明による実施例を図面を参照して説明する。

第１図（ａ）および（ｂ）において、コンベア１は原点
側板２と薄板部材である被検査体３の幅により位置可変
な可動側板４を介して構成されており、ここで可動側板
４はボールねじにより位置決めされる。

この原点側板２と可動側板４の間にはローダ部コンベア
５と検査部コンベアとして上部コンベア６と下部コンベ
ア７及びアンローダ部コンベア８を設置し、各々のコン
ベアの回転軸と、側板間を貫くスプライン軸とをタイミ
ングプーリ及びタイミングベルト等で連結した構成とな
っているため同一の駆動源を用いて同期運転ができる。

また被検査体３の搬送用の各々のコンベア５゜６．７．
８の搬送ベルトとしてタイミングベルトの平面部を使用
することで、平ベルトや■ベルト等で発生するプーリと
ベルトのすベリを無くし、クリープ歪みも最小に抑える
。

更に各々のコンベアの搬送ベルトをベルト受９゜１０、
１１．１２により垂直方向及び水平方向にガイドさせ、
ベルトのふらつきを低減させる。

また検査部コンベアを上部コンベア６と下部コンベア７
で構成し、被検査体３を上記二つの上部コンベア６と下
部コンベア７の間に挟み込むことで被検査体３の歪み反
りを矯正、平面化し、適正な検査を行うものである。

尚、上部コンベア６のベルト受１２はクツション機構１
３と連結し、被検査体３に対して搬送に適正な圧力をも
たらす構成となっている。

次に検査部コンベアの詳細を第２図により説明する。

被検査体３は断面形状がＬ型の一対の下部コンベア７の
凹字状すきまにはまった状態で上部コンベア６のクツシ
ョン１４に押えられ、歪み反りを矯正されつつ搬送され
る。このとき、クツション１４は被検査体の厚み変化に
追従する変位量の変形が可能な材質で構成されている。

上記構成によれば被検査体に対する搬送方向の外部負荷
は存在しないため、搬送精度は駆動モータの分解能にの
み依存することになり、フィードバック制御の簡易化が
なされる。

〔発明の効果〕

このように本発明によれば、被検査体を搬送コンベアの
矯正搬送面で押圧して被検査体の検査面を平面化するこ
とで、被検査体の歪み反りにより外観検査部が誤検査す
ることがない、すべての搬送コンベアの搬送速度が同期
しているので、被検査体を一定の速度で搬送することに
より、被検査体の搬送速度変動による外観検査部の誤検
査が発生することがない。このように外観検査精度の高
い信頼性のある自動外観検査装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明による自動外観検査装置の平面図
、第１図（ｂ）は第１図（ａ）の正面透視図、第２図は
第１図（ａ）のＩ−Ｉ線に沿って切断し矢印方向にみた
断面図である。 １・・・主コンベア、　　　２・・・原点側板、３・・
・被検査体、　　　　４・・・可動側板。 ５°”ローダ部コンベア、６・・・上部コンベア、７・
・・下部コンベア、 ８・・・アンローダ部コンベア。 ９・・・ローダ部ベルト受、 １０−・・下部コンベアベルト受、 １１・・・アンローダ部ベルト受、 １２・・・上部コンベアベルト受、 １３・・・クツション機構、　１４・・・クツション。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 噸−一刊シ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 薄板部材からなる被検査体の検査面側とその反対の面側
   より、それぞれの面側の両端部分を押圧して検査面を平
   面化する矯正搬送面を有する複数の搬送コンベアと、 この複数の搬送コンベアの搬送速度を同期させて駆動す
   る搬送コンベア駆動手段と、 搬送コンベアの搬送路の途中に設けられて搬送される被
   検査体の検査面の外観検査を行う外観検査部と を有する自動外観検査装置。