JPH0911161A - 単軸ロボット - Google Patents
単軸ロボットInfo
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- JPH0911161A JPH0911161A JP15453695A JP15453695A JPH0911161A JP H0911161 A JPH0911161 A JP H0911161A JP 15453695 A JP15453695 A JP 15453695A JP 15453695 A JP15453695 A JP 15453695A JP H0911161 A JPH0911161 A JP H0911161A
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- Japan
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- pulley
- movable part
- movable
- portion side
- axis robot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単軸ロボット自体を従来に比して大型化及び
複雑化することなく、高加速度化、高最高速度化を達成
することを可能にする。 【構成】 装置本体の搬送区間の両端部に設けられる一
対の搬送プーリ20,29と、この一対の搬送プーリ2
0,29に掛け渡される搬送ベルト31と、この搬送ベ
ルト31と同方向に延びる固定レール2と、この固定レ
ール2に沿って移動可能とされるとともに、上記搬送ベ
ルト31の移動に伴い移動する可動部3と、上記搬送プ
ーリ20に連結されるサーボモータ24とを備えた単軸
ロボットにおいて、上記可動部3に、サーボモータ46
とこのサーボモータ46により駆動される搬送プーリ4
4とを備え、この搬送プーリ44に上記搬送ベルト31
を掛け渡し、上記サーボモータ46を駆動させることに
よって、上記移動する搬送ベルト31に対して、さらに
上記可動部3を移動可能にした。
複雑化することなく、高加速度化、高最高速度化を達成
することを可能にする。 【構成】 装置本体の搬送区間の両端部に設けられる一
対の搬送プーリ20,29と、この一対の搬送プーリ2
0,29に掛け渡される搬送ベルト31と、この搬送ベ
ルト31と同方向に延びる固定レール2と、この固定レ
ール2に沿って移動可能とされるとともに、上記搬送ベ
ルト31の移動に伴い移動する可動部3と、上記搬送プ
ーリ20に連結されるサーボモータ24とを備えた単軸
ロボットにおいて、上記可動部3に、サーボモータ46
とこのサーボモータ46により駆動される搬送プーリ4
4とを備え、この搬送プーリ44に上記搬送ベルト31
を掛け渡し、上記サーボモータ46を駆動させることに
よって、上記移動する搬送ベルト31に対して、さらに
上記可動部3を移動可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端巻掛け部材の移動
に伴い、可動部がガイド部材に沿って移動するように構
成された単軸ロボットの改良に関するものである。
に伴い、可動部がガイド部材に沿って移動するように構
成された単軸ロボットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、機械や電気部品等の加工、組
立等の分野においては、ドリル等の作業部材を所定の位
置に移動させる手段として、直線方向に作業部材を搬送
する単軸ロボットやこれを組み合わせた直交型ロボット
を用いて、加工又は組立作業を自動化することにより、
作業効率の向上を図っている。
立等の分野においては、ドリル等の作業部材を所定の位
置に移動させる手段として、直線方向に作業部材を搬送
する単軸ロボットやこれを組み合わせた直交型ロボット
を用いて、加工又は組立作業を自動化することにより、
作業効率の向上を図っている。
【0003】上記単軸ロボットの一種として、無端巻掛
け部材を用いた搬送装置が知られており、この搬送装置
は図7に示すような概略構成である。同図に示す装置
は、装置本体のケーシングaの長手方向(図7では左右
方向)の両端部にプーリ(巻掛け輪)b、cを設け、こ
のプーリb、cにタイミングベルト(無端巻掛け部材)
dを掛け渡し、一方のプーリbにサーボモータeを連結
している。そして、上記タイミングベルトdに可動部f
を取り付け、さらに上記ケーシングaにはこの可動部f
をガイドするガイド部材gを設けている。
け部材を用いた搬送装置が知られており、この搬送装置
は図7に示すような概略構成である。同図に示す装置
は、装置本体のケーシングaの長手方向(図7では左右
方向)の両端部にプーリ(巻掛け輪)b、cを設け、こ
のプーリb、cにタイミングベルト(無端巻掛け部材)
dを掛け渡し、一方のプーリbにサーボモータeを連結
している。そして、上記タイミングベルトdに可動部f
を取り付け、さらに上記ケーシングaにはこの可動部f
をガイドするガイド部材gを設けている。
【0004】そして上記サーボモータeを駆動させて、
上記プーリbに回転駆動力を与えることにより、上記タ
イミングベルトdを移動させ、このタイミングベルトd
に取り付けた可動部fをガイド部材gに沿って移動させ
るようにしている。
上記プーリbに回転駆動力を与えることにより、上記タ
イミングベルトdを移動させ、このタイミングベルトd
に取り付けた可動部fをガイド部材gに沿って移動させ
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
単軸ロボットにおいて、作業部材すなわち可動部の移動
性能を選択する際は、タイミングベルトを駆動するサー
ボモータに取り付けられているプーリの減速比を決めて
いた。このときは、加速度を優先させた減速比か、高速
度を優先させた減速比か、あるいは加速度と高速度との
中間の移動性能を持たせた減速比かのいずれか一つを選
択することになり、例えば最高速度を優先させる減速比
を選択すれば、サーボモータの性能上、加速度を犠牲に
しなければならなかった。したがって、高加速度と高最
高速度とを同時に発揮させることができなかった。また
高加速度又は高最高速度の限界は、サーボモータの性能
限界から決まっていた。
単軸ロボットにおいて、作業部材すなわち可動部の移動
性能を選択する際は、タイミングベルトを駆動するサー
ボモータに取り付けられているプーリの減速比を決めて
いた。このときは、加速度を優先させた減速比か、高速
度を優先させた減速比か、あるいは加速度と高速度との
中間の移動性能を持たせた減速比かのいずれか一つを選
択することになり、例えば最高速度を優先させる減速比
を選択すれば、サーボモータの性能上、加速度を犠牲に
しなければならなかった。したがって、高加速度と高最
高速度とを同時に発揮させることができなかった。また
高加速度又は高最高速度の限界は、サーボモータの性能
限界から決まっていた。
【0006】そこで、この高加速度と高最高速度とを同
時に発揮可能にさせるため、また加速度若しくは最高速
度を向上させるために、上記単軸ロボットの可動部に別
の単軸ロボットを設置して両ロボットの可動部を同一移
動方向とし、こうして2台のロボットを1軸方向に組み
合わせることにより、どちらか一方のロボットに加速度
を優先させ、他方のロボットに最高速度を優先させて、
両方の性能を発揮させたり、両ロボットに加速度、最高
回転数が同程度のものを用いることで加速度や最高速度
を倍増させたりして、可動部の移動性能向上を図ること
が考えられる。
時に発揮可能にさせるため、また加速度若しくは最高速
度を向上させるために、上記単軸ロボットの可動部に別
の単軸ロボットを設置して両ロボットの可動部を同一移
動方向とし、こうして2台のロボットを1軸方向に組み
合わせることにより、どちらか一方のロボットに加速度
を優先させ、他方のロボットに最高速度を優先させて、
両方の性能を発揮させたり、両ロボットに加速度、最高
回転数が同程度のものを用いることで加速度や最高速度
を倍増させたりして、可動部の移動性能向上を図ること
が考えられる。
【0007】しかし、単軸ロボットを1軸方向に2台組
み合わせて用いると装置の大型化及び複雑化を招き、装
置の設置スペースが増大するとともに、保守点検が複雑
化するという問題が生じる。
み合わせて用いると装置の大型化及び複雑化を招き、装
置の設置スペースが増大するとともに、保守点検が複雑
化するという問題が生じる。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、単軸ロボット自体を従来に比して大型
化及び複雑化することなく、高加速度、高最高速度、又
は加速度と最高速度とを同時に発揮することが可能であ
る単軸ロボットを提供することを目的とする。
れたものであり、単軸ロボット自体を従来に比して大型
化及び複雑化することなく、高加速度、高最高速度、又
は加速度と最高速度とを同時に発揮することが可能であ
る単軸ロボットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
装置本体の搬送区間の両端部に設けられる一対の固定部
側巻掛け輪と、この一対の固定部側巻掛け輪に掛け渡さ
れる無端巻掛け部材と、この無端巻掛け部材と同方向に
延びるガイド部材と、このガイド部材に沿って移動可能
とされるとともに、上記無端巻掛け部材の移動に伴い移
動する可動部と、上記固定部側巻掛け輪の少なくとも一
方に連結される固定部側モータとを備えた単軸ロボット
において、上記可動部に、可動部側モータとこの可動部
側モータにより駆動される可動部側巻掛け輪とを備え、
この可動部側巻掛け輪に上記無端巻掛け部材を掛け渡し
て構成したものである。
装置本体の搬送区間の両端部に設けられる一対の固定部
側巻掛け輪と、この一対の固定部側巻掛け輪に掛け渡さ
れる無端巻掛け部材と、この無端巻掛け部材と同方向に
延びるガイド部材と、このガイド部材に沿って移動可能
とされるとともに、上記無端巻掛け部材の移動に伴い移
動する可動部と、上記固定部側巻掛け輪の少なくとも一
方に連結される固定部側モータとを備えた単軸ロボット
において、上記可動部に、可動部側モータとこの可動部
側モータにより駆動される可動部側巻掛け輪とを備え、
この可動部側巻掛け輪に上記無端巻掛け部材を掛け渡し
て構成したものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の単
軸ロボットにおいて、上記無端巻掛け部材をタイミング
ベルトで構成するとともに、上記固定部側巻掛け輪及び
上記可動部側巻掛け輪をプーリで構成したものである。
軸ロボットにおいて、上記無端巻掛け部材をタイミング
ベルトで構成するとともに、上記固定部側巻掛け輪及び
上記可動部側巻掛け輪をプーリで構成したものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の単軸ロボットにおいて、上記固定部側モータと上記
固定部側巻掛け輪との間、及び上記可動部側モータと上
記可動部側巻掛け輪との間に、それぞれモータの回転を
変速して巻掛け輪に伝える伝動機構を設けたものであ
る。
載の単軸ロボットにおいて、上記固定部側モータと上記
固定部側巻掛け輪との間、及び上記可動部側モータと上
記可動部側巻掛け輪との間に、それぞれモータの回転を
変速して巻掛け輪に伝える伝動機構を設けたものであ
る。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、上記固定部
側モータの駆動により無端巻掛け部材が移動することに
加え、可動部側モータで駆動される可動部側巻掛け輪の
転動により無端巻掛け部材に対してさらに上記可動部が
移動し、加速度や最高速度が高められる。
側モータの駆動により無端巻掛け部材が移動することに
加え、可動部側モータで駆動される可動部側巻掛け輪の
転動により無端巻掛け部材に対してさらに上記可動部が
移動し、加速度や最高速度が高められる。
【0013】上記請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明による作用に加え、無端巻掛け部材にタイ
ミングベルトを用いることにより、固定部側モータの駆
動に応じた無端巻掛け部材の移動、及び可動部側モータ
の駆動に応じた無端巻掛け部材に対する可動部の移動が
精度よく行われる。
1記載の発明による作用に加え、無端巻掛け部材にタイ
ミングベルトを用いることにより、固定部側モータの駆
動に応じた無端巻掛け部材の移動、及び可動部側モータ
の駆動に応じた無端巻掛け部材に対する可動部の移動が
精度よく行われる。
【0014】上記請求項3記載の発明によれば、請求項
2又は3記載の作用に加え、上記各伝動機構の変速比の
設定によって加速度、最高速度を調節する自由度が高め
られる。
2又は3記載の作用に加え、上記各伝動機構の変速比の
設定によって加速度、最高速度を調節する自由度が高め
られる。
【0015】
【実施例】本発明に係る単軸ロボットの一実施例を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明に係る単軸ロボットの概略構
成を示したものであり、ケーシング1及び固定レール
(ガイド部材)2等を備える装置本体と、この固定レー
ル2に移動可能に支持される可動部3と、この可動部3
を移動させるための機構部4とから構成されている。こ
の機構部4は、ケーシング1の所定搬送区間の両端部に
配設された一対の搬送プーリ(固定部側巻掛け輪)2
0,29と、この両搬送プーリ20,29に掛け渡され
たタイミングベルトからなる搬送ベルト(無端巻掛け部
材)31と、一方の上記搬送プーリ20に接続されるサ
ーボモータ(固定部側モータ)24とを備え、このサー
ボモータ24を駆動させることによって上記搬送ベルト
31をケーシング1に対して移動させ、この搬送ベルト
31に取り付けた可動部3を、固定レール2に沿って移
動させるように構成している。
成を示したものであり、ケーシング1及び固定レール
(ガイド部材)2等を備える装置本体と、この固定レー
ル2に移動可能に支持される可動部3と、この可動部3
を移動させるための機構部4とから構成されている。こ
の機構部4は、ケーシング1の所定搬送区間の両端部に
配設された一対の搬送プーリ(固定部側巻掛け輪)2
0,29と、この両搬送プーリ20,29に掛け渡され
たタイミングベルトからなる搬送ベルト(無端巻掛け部
材)31と、一方の上記搬送プーリ20に接続されるサ
ーボモータ(固定部側モータ)24とを備え、このサー
ボモータ24を駆動させることによって上記搬送ベルト
31をケーシング1に対して移動させ、この搬送ベルト
31に取り付けた可動部3を、固定レール2に沿って移
動させるように構成している。
【0017】さらに、上記可動部3にはサーボモータ
(可動部側モータ)46が取り付けられ、このサーボモ
ータ46の軸端部には搬送プーリ(可動部側巻掛け輪)
44が連結されている。この搬送プーリ44には上記搬
送ベルト31が掛け渡され、上記サーボモータ46を駆
動させることによって上記搬送プーリ44を転動させ、
上記可動部3を搬送ベルト31に対して移動させるよう
に構成している。
(可動部側モータ)46が取り付けられ、このサーボモ
ータ46の軸端部には搬送プーリ(可動部側巻掛け輪)
44が連結されている。この搬送プーリ44には上記搬
送ベルト31が掛け渡され、上記サーボモータ46を駆
動させることによって上記搬送プーリ44を転動させ、
上記可動部3を搬送ベルト31に対して移動させるよう
に構成している。
【0018】図1では上記ケーシング1、機構部4等を
簡略化して示しているが、具体的構造を詳細図に基づい
て以下に説明する。
簡略化して示しているが、具体的構造を詳細図に基づい
て以下に説明する。
【0019】図2は単軸ロボットの平面図、図3は同断
面正面図、図4は同断面側面図である。これらの図にお
いて、上記ケーシング1は底部1aの幅方向両端部(図
4では左右方向両端部)に側壁1bを設けた断面が略コ
字形で、長手方向(図2及び図3では左右方向)に一様
な構造である。このケーシング1の底部1aの幅方向両
側の上面には、長手方向に延びる一対の固定レール2が
取り付けられている。またケーシング1の上部には平板
からなる一対のカバー1cが設けられ、このカバー1c
は、ケーシング1の長手方向の両端部に設けられた図示
しない支持部材に固定されており、上記一対のカバー1
c間に開口部が存在する。
面正面図、図4は同断面側面図である。これらの図にお
いて、上記ケーシング1は底部1aの幅方向両端部(図
4では左右方向両端部)に側壁1bを設けた断面が略コ
字形で、長手方向(図2及び図3では左右方向)に一様
な構造である。このケーシング1の底部1aの幅方向両
側の上面には、長手方向に延びる一対の固定レール2が
取り付けられている。またケーシング1の上部には平板
からなる一対のカバー1cが設けられ、このカバー1c
は、ケーシング1の長手方向の両端部に設けられた図示
しない支持部材に固定されており、上記一対のカバー1
c間に開口部が存在する。
【0020】上記機構部4には上記ケーシング1の長手
方向両端部に、概略構成図でも示した一対の搬送プーリ
20,29が配設されている。具体的に説明すると、上
記ケーシング1の長手方向の左端部にはブラケット21
が取り付けられ、このブラケット21に、ケーシング1
の幅方向に延びる軸22が取り付けられ、この軸22に
上記搬送プーリ20が回転自在に保持されている。さら
にこの軸22に上記搬送プーリ20と一体回転する伝動
プーリ23が保持されている。また、上記ブラケット2
1の左端部にサーボモータ24が取り付けられ、その軸
端部に伝動プーリ25が設けられ、この伝動プーリ25
と上記伝動プーリ23とにはタイミングベルトからなる
伝動ベルト26が掛け渡されており、これら伝動プーリ
23,25及び伝動ベルト26からなる伝動機構を介し
て、搬送プーリ20にサーボモータ24の駆動力が伝え
られるように構成されている。
方向両端部に、概略構成図でも示した一対の搬送プーリ
20,29が配設されている。具体的に説明すると、上
記ケーシング1の長手方向の左端部にはブラケット21
が取り付けられ、このブラケット21に、ケーシング1
の幅方向に延びる軸22が取り付けられ、この軸22に
上記搬送プーリ20が回転自在に保持されている。さら
にこの軸22に上記搬送プーリ20と一体回転する伝動
プーリ23が保持されている。また、上記ブラケット2
1の左端部にサーボモータ24が取り付けられ、その軸
端部に伝動プーリ25が設けられ、この伝動プーリ25
と上記伝動プーリ23とにはタイミングベルトからなる
伝動ベルト26が掛け渡されており、これら伝動プーリ
23,25及び伝動ベルト26からなる伝動機構を介し
て、搬送プーリ20にサーボモータ24の駆動力が伝え
られるように構成されている。
【0021】一方、上記ケーシング1の長手方向の右端
部にはブラケット27が取り付けられている。このブラ
ケット27には、上記軸22と平行に軸28が取り付け
られ、この軸28に搬送プーリ29が回転自在に保持さ
れている。また上記ブラケット27の下面に設けられて
いる突起部には、ケーシング1の長手方向にねじ30が
螺合されている。これは、このねじ30を螺進させてケ
ーシング1の側面にあて、上記ブラケット27を長手方
向に移動させることにより、上記搬送プーリ20と搬送
プーリ29との距離を調整するためのものである。
部にはブラケット27が取り付けられている。このブラ
ケット27には、上記軸22と平行に軸28が取り付け
られ、この軸28に搬送プーリ29が回転自在に保持さ
れている。また上記ブラケット27の下面に設けられて
いる突起部には、ケーシング1の長手方向にねじ30が
螺合されている。これは、このねじ30を螺進させてケ
ーシング1の側面にあて、上記ブラケット27を長手方
向に移動させることにより、上記搬送プーリ20と搬送
プーリ29との距離を調整するためのものである。
【0022】そして、前述のように上記搬送プーリ20
と搬送プーリ29とに渡って搬送ベルト31が掛け渡さ
れている。
と搬送プーリ29とに渡って搬送ベルト31が掛け渡さ
れている。
【0023】また、可動部3は、作業用部材を装備する
ためのテーブル40を有し、このテーブル40の下面に
設けられた被ガイド部41が上記固定レール2に係合さ
れることにより、固定レール2にスライド可能に支持さ
れている。
ためのテーブル40を有し、このテーブル40の下面に
設けられた被ガイド部41が上記固定レール2に係合さ
れることにより、固定レール2にスライド可能に支持さ
れている。
【0024】このテーブル40の側端部にはブラケット
42が取り付けられ、このブラケット42の下部には、
図5及び図6に示すように、幅方向(図5では左右方
向、図6では上下方向)に延びる軸43が取り付けら
れ、この軸43に上記搬送プーリ44が回転自在に保持
されている。さらにこの軸43に上記搬送プーリ44と
一体回転する伝動プーリ45が保持されている。上記ブ
ラケット42の上部にはサーボモータ46が取り付けら
れ、その軸端部に伝動プーリ47が設けられ、この伝動
プーリ47と上記伝動プーリ45とには、タイミングベ
ルトからなる伝動ベルト48が掛け渡されており、これ
ら伝動プーリ45,47及び伝動ベルト48からなる伝
動機構を介して搬送プーリ44にサーボモータ46の駆
動力が伝えられるように構成されている。
42が取り付けられ、このブラケット42の下部には、
図5及び図6に示すように、幅方向(図5では左右方
向、図6では上下方向)に延びる軸43が取り付けら
れ、この軸43に上記搬送プーリ44が回転自在に保持
されている。さらにこの軸43に上記搬送プーリ44と
一体回転する伝動プーリ45が保持されている。上記ブ
ラケット42の上部にはサーボモータ46が取り付けら
れ、その軸端部に伝動プーリ47が設けられ、この伝動
プーリ47と上記伝動プーリ45とには、タイミングベ
ルトからなる伝動ベルト48が掛け渡されており、これ
ら伝動プーリ45,47及び伝動ベルト48からなる伝
動機構を介して搬送プーリ44にサーボモータ46の駆
動力が伝えられるように構成されている。
【0025】また、上記搬送プーリ44の両側には、軸
49を介してブラケット42に回転自在に支持されたテ
ンションプーリ50が配設されている。そして、上記搬
送プーリ44に上記搬送ベルト31が掛け渡されるとと
もに、上記テンションプーリ50により、搬送ベルト3
1が上記搬送プーリ44に確実に噛み合う状態に張設さ
れている。
49を介してブラケット42に回転自在に支持されたテ
ンションプーリ50が配設されている。そして、上記搬
送プーリ44に上記搬送ベルト31が掛け渡されるとと
もに、上記テンションプーリ50により、搬送ベルト3
1が上記搬送プーリ44に確実に噛み合う状態に張設さ
れている。
【0026】次にこの装置の作用を説明する。まずサー
ボモータ24が駆動されると、伝動プーリ25、伝動ベ
ルト26及び伝動プーリ23を介して伝達される駆動力
により搬送プーリ20が回転し、この搬送プーリ20に
掛け渡された搬送ベルト31が移動する。さらに、可動
部3に設けられたサーボモータ46が駆動されると、伝
動プーリ47、伝動ベルト48及び伝動プーリ45を介
して伝達される駆動力により、搬送プーリ44が搬送ベ
ルト31に対して転動し、これによって上記搬送ベルト
31に対して可動部3が移動する。つまりこの単軸ロボ
ットは、移動する搬送ベルト31に対して、さらに可動
部3を移動させることが可能であり、搬送ベルト31の
移動速度をV1、搬送ベルト5に対する可動部3の移動
速度をV2とすると、装置本体に対する可動部3の移動
速度はV1+V2となって、加速度や最高速度が高めら
れる。
ボモータ24が駆動されると、伝動プーリ25、伝動ベ
ルト26及び伝動プーリ23を介して伝達される駆動力
により搬送プーリ20が回転し、この搬送プーリ20に
掛け渡された搬送ベルト31が移動する。さらに、可動
部3に設けられたサーボモータ46が駆動されると、伝
動プーリ47、伝動ベルト48及び伝動プーリ45を介
して伝達される駆動力により、搬送プーリ44が搬送ベ
ルト31に対して転動し、これによって上記搬送ベルト
31に対して可動部3が移動する。つまりこの単軸ロボ
ットは、移動する搬送ベルト31に対して、さらに可動
部3を移動させることが可能であり、搬送ベルト31の
移動速度をV1、搬送ベルト5に対する可動部3の移動
速度をV2とすると、装置本体に対する可動部3の移動
速度はV1+V2となって、加速度や最高速度が高めら
れる。
【0027】また、固定部側の伝動プーリ23,25に
よる減速比及び可動部側の伝動プーリ45,47による
減速比を変更することにより、加速度を優先させた可動
部3の移動性能、又は高速度を優先させた可動部3の移
動性能を固定部側及び可動部側でそれぞれ選択すること
ができる。
よる減速比及び可動部側の伝動プーリ45,47による
減速比を変更することにより、加速度を優先させた可動
部3の移動性能、又は高速度を優先させた可動部3の移
動性能を固定部側及び可動部側でそれぞれ選択すること
ができる。
【0028】したがって、例えば、固定部側及び可動部
側の伝動プーリの減速比を、どちらか一方に高速度を優
先させた減速比、そして他方に加速度を優先させた減速
比を選択することにより、加速度と高速度とを同時に発
揮させて可動部3を移動させることが可能である。さら
に、固定部側及び可動部側の伝動プーリの減速比を共
に、高速度を優先させた減速比、又は加速度を優先させ
た減速比とすることにより、高最高速度又は高加速度で
可動部3を移動させることも可能である。
側の伝動プーリの減速比を、どちらか一方に高速度を優
先させた減速比、そして他方に加速度を優先させた減速
比を選択することにより、加速度と高速度とを同時に発
揮させて可動部3を移動させることが可能である。さら
に、固定部側及び可動部側の伝動プーリの減速比を共
に、高速度を優先させた減速比、又は加速度を優先させ
た減速比とすることにより、高最高速度又は高加速度で
可動部3を移動させることも可能である。
【0029】このように、従来の単軸ロボットと同様に
固定部側モータ24で搬送ベルト31を移動させる機構
に加えて、可動部側モータ46とこれにより駆動される
搬送プーリ44とを可動部3に設けることにより、単軸
ロボット自体を大型化及び複雑化することなく、高加速
度、高最高速度、又は加速度と最高速度とを同時に発揮
させて可動部3を移動させることが可能である。
固定部側モータ24で搬送ベルト31を移動させる機構
に加えて、可動部側モータ46とこれにより駆動される
搬送プーリ44とを可動部3に設けることにより、単軸
ロボット自体を大型化及び複雑化することなく、高加速
度、高最高速度、又は加速度と最高速度とを同時に発揮
させて可動部3を移動させることが可能である。
【0030】なお、上記固定部側のサーボモータ24を
正逆回転させることにより、搬送ベルト31を往復移動
させることが可能であり、また上記サーボモータ24と
同様に、上記可動部側のサーボモータ46を正逆回転さ
せることにより、可動部3を搬送ベルト31に対して往
復移動させることが可能である。
正逆回転させることにより、搬送ベルト31を往復移動
させることが可能であり、また上記サーボモータ24と
同様に、上記可動部側のサーボモータ46を正逆回転さ
せることにより、可動部3を搬送ベルト31に対して往
復移動させることが可能である。
【0031】また、搬送ベルト31はタイミングベルト
からなり、これに固定部側の搬送プーリ20,29及び
可動部側の搬送プーリ44が確実に噛み合う状態に張設
されていることにより、搬送ベルト31及び可動部3の
移動が精度よく行われる。
からなり、これに固定部側の搬送プーリ20,29及び
可動部側の搬送プーリ44が確実に噛み合う状態に張設
されていることにより、搬送ベルト31及び可動部3の
移動が精度よく行われる。
【0032】もっとも、無端巻掛け部材及び巻掛け輪と
しては、上記実施例に示すタイミングベルト及びプーリ
の代りにチェーン及びスプロケットを用いても差し支え
ない。
しては、上記実施例に示すタイミングベルト及びプーリ
の代りにチェーン及びスプロケットを用いても差し支え
ない。
【0033】また、上記単軸ロボットの可動部に、上記
のものと同様の単軸ロボットを直交状態に設置して2軸
方向に移動自在にした直交型ロボットを構成することも
できる。
のものと同様の単軸ロボットを直交状態に設置して2軸
方向に移動自在にした直交型ロボットを構成することも
できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、固定部
側モータと無端巻掛け部材とを備えた単軸ロボットにお
いて、無端巻掛け部材の移動に伴い移動する可動部に、
可動部側モータとこの可動部側モータにより駆動される
可動部側巻掛け輪とを設け、この可動部側巻掛け輪に上
記無端巻掛け部材を掛け渡したので、これにより、上記
移動する無端巻掛け部材に対して、さらにこの可動部を
移動させることができる。したがって、単軸ロボット自
体を大型化及び複雑化することなく、加速度や最高速度
を高めることができる。
側モータと無端巻掛け部材とを備えた単軸ロボットにお
いて、無端巻掛け部材の移動に伴い移動する可動部に、
可動部側モータとこの可動部側モータにより駆動される
可動部側巻掛け輪とを設け、この可動部側巻掛け輪に上
記無端巻掛け部材を掛け渡したので、これにより、上記
移動する無端巻掛け部材に対して、さらにこの可動部を
移動させることができる。したがって、単軸ロボット自
体を大型化及び複雑化することなく、加速度や最高速度
を高めることができる。
【0035】
【図1】本発明に係る単軸ロボットの概略構成図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る単軸ロボットの一例を示す平面図
である。
である。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI断面図である。
【図7】従来の単軸ロボットの概略構成図である。
1 ケーシング 2 固定レール 3 可動部 4 機構部 20,29,44 搬送プーリ 31 タイミングベルト 24,46 サーボモータ 23,25,45,47 伝動プーリ 50 テンションプーリ
Claims (3)
- 【請求項1】 装置本体の搬送区間の両端部に設けられ
る一対の固定部側巻掛け輪と、この一対の固定部側巻掛
け輪に掛け渡される無端巻掛け部材と、この無端巻掛け
部材と同方向に延びるガイド部材と、このガイド部材に
沿って移動可能とされるとともに、上記無端巻掛け部材
の移動に伴い移動する可動部と、上記固定部側巻掛け輪
の少なくとも一方に連結される固定部側モータとを備え
た単軸ロボットにおいて、上記可動部に、可動部側モー
タとこの可動部側モータにより駆動される可動部側巻掛
け輪とを備え、この可動部側巻掛け輪に上記無端巻掛け
部材を掛け渡したことを特徴とする単軸ロボット。 - 【請求項2】 上記無端巻掛け部材をタイミングベルト
で構成するとともに、上記固定部側巻掛け輪及び上記可
動部側巻掛け輪をプーリで構成したことを特徴とする請
求項1記載の単軸ロボット。 - 【請求項3】 上記固定部側モータと上記固定部側巻掛
け輪との間、及び上記可動部側モータと上記可動部側巻
掛け輪との間に、それぞれモータの回転を変速して巻掛
け輪に伝える伝動機構を設けたことを特徴とする請求項
1又は2記載の単軸ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453695A JPH0911161A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 単軸ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453695A JPH0911161A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 単軸ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911161A true JPH0911161A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15586410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15453695A Pending JPH0911161A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 単軸ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0911161A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002104586A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 容器液体定量充填用リフタ |
KR100892564B1 (ko) * | 2007-05-07 | 2009-04-09 | 주식회사 티에스엠텍 | 열교환기의 튜브시트의 천공작업기의 드릴링 작업대 |
WO2010041562A1 (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-15 | 川崎重工業株式会社 | 基板搬送ロボットおよびシステム |
JP2010089203A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 基板搬送ロボット |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15453695A patent/JPH0911161A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002104586A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 容器液体定量充填用リフタ |
JP4576689B2 (ja) * | 2000-09-28 | 2010-11-10 | 四国化工機株式会社 | 容器液体定量充填用リフタ |
KR100892564B1 (ko) * | 2007-05-07 | 2009-04-09 | 주식회사 티에스엠텍 | 열교환기의 튜브시트의 천공작업기의 드릴링 작업대 |
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JP2010089203A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 基板搬送ロボット |
EP2353797A1 (en) * | 2008-10-07 | 2011-08-10 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Substrate transfer robot and system |
CN102177003A (zh) * | 2008-10-07 | 2011-09-07 | 川崎重工业株式会社 | 基板输送机器人及系统 |
EP2353797A4 (en) * | 2008-10-07 | 2012-04-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ROBOT AND SUBSTRATE TRANSFER SYSTEM |
US8882431B2 (en) | 2008-10-07 | 2014-11-11 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Substrate transfer robot and substrate transfer system |
KR101488649B1 (ko) * | 2008-10-07 | 2015-02-04 | 가와사키 쥬코교 가부시키가이샤 | 기판 반송 로봇 및 시스템 |
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